JP4363944B2 - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ビード部の耐久性を向上しうる重荷重用空気入りタイヤに関する。
トラック、バスなどに使用される重荷重用空気入りタイヤは、スチールコードからなる1枚のカーカスプライを具えている。該カーカスプライは、通常、一対のビードコア間をトロイド状に跨る本体部と、この本体部に連なりかつビードコアの回りをタイヤ軸方向内側から外側に向かって折り返された折返し部とを含んでいる。重荷重用空気入りタイヤは、高内圧、高荷重といった過酷な状況下で使用されるため、ビード部に大きな歪が発生しやすい。このような歪を受けながら継続走行すると、ビード部の内部温度が上昇し、ひいてはゴムとの接着力が低い前記折返し部の端部において剥離等の損傷が生じやすい。
従来、このようなビード部の損傷を防止するために、図4に示すように、スチールコード又はナイロンコードからなる補強プライaをカーカスプライbの外側に配する方法(下記特許文献1参照)、ビード部のゴムボリューム、とりわけ本体部と折返し部との間に配されるビードエーペックスcのゴムボリュームを増す方法、さらにはこれらのゴムの物性値を規制する方法(下記特許文献2参照)などが知られている。
特開2001−10312号公報 特開2002−178724号公報
カーカスプライbの折返し部b1での剥離を防止することについては、前記方法によりある程度の効果が得られる。しかしながら、種々の実験の結果、補強プライaを設けると、該補強プライaのタイヤ軸方向内側部分である内プライ部a1の外端a1eが新たな損傷起点となり易いことが判明した。このような損傷を防止するために、前記外端a1eに隣接した内側ゴム部分eの厚さを増加させることにより、前記外端a1eに作用するせん断力の緩和、吸収と曲げ剛性の増加を図ることが考えられる。
しかしながら、むやみに前記内側ゴム部分eのゴム厚さを増加させると、タイヤ重量の増加と製造コストの増大を招くため好ましくない。特にタイヤ重量の増大は、燃料消費の大きいトラック等において、さらなる燃費の悪化を招くため好ましくない。また、意外にも前記内側ゴム部分eの厚さを単に増加させるだけでは、前記外端a1eの剥離は効果的に防止し得ないことが判明した。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、カーカスプライの折返し部の高さや補強プライの内プライ部、外プライ部の各外端の高さなどを関連づけて規定するとともに、カーカスプライの本体部と折返し部との間のゴム厚さ等を規定することを基本として、折返し部や、補強プライにおける内プライ部、外プライ部の各外端における剥離を長期に亘って抑制し、ビード部の耐久性を向上しうる重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、一対のビードコア間をトロイド状に跨る本体部と、この本体部に連なりビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部とを具えた1枚のカーカスプライからなるカーカス、
前記ビードコアの外面からタイヤ半径方向外側にのびるビードエーペックス
及びビード部における前記本体部のタイヤ軸方向内側に配された内プライ部と、前記折返し部のタイヤ軸方向外側に配された外プライ部と、前記内プライ部と外プライ部とを継ぐ継ぎ部とを有する断面略U字状の1枚の補強プライを具えるとともに、
前記ビードエーペックスは、複素弾性率が10〜70MPaかつ損失正接tanδが0.120〜0.220であり、かつ
タイヤ半径方向の内端側が前記ビードエーペックスに接続されかつ外端が前記カーカスプライの本体部に沿ってタイヤ半径方向外側に先細状でのびるパッキングゴムが配されるとともに該パッキンゴムの複素弾性率が2.8〜4.8MPaかつ損失正接tanδが0.050〜0.120であり、
しかも前記パッキングゴムと折返し部との間に小厚さのサイドパッキングゴムが配されるととともに前記本体部と内プライ部との間にはインスレーションゴムが配され、
前記サイドパッキンゴム及びインスレーションゴムの複素弾性率が8.0〜14.0MPaかつ損失正接tanδが0.085〜0.150であり、
しかも以下のa)〜g)の要件を満たすことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
a) 補強プライの内プライ部の外端高さZはタイヤ断面高さHの18.4〜29.5%
b) カーカスプライの折返し部の外端高さWと補強プライの外プライ部の外端高さYとの差(W−Y)は正かつ該外プライ部の外端高さYの7.0〜86.0%
c) カーカスプライの折返し部の外端高さWは補強プライの内プライ部の外端高さZの56〜86%
d) ビードコアのタイヤ軸方向外側の最大幅位置とカーカスプライの折返し部の外端とを結ぶ直線の中間位置において、本体部と折返し部との間のゴム厚さAがビードコアの最大幅Xの63〜100%
e) カーカスプライの折返し部の外端における本体部と折返し部との間のゴム厚さBは、ゴム厚さAの60〜100%
f) 内プライ部の外端からタイヤ内腔面までのゴム厚さCはゴム厚さAの22〜40%
g) 内プライ部とカーカスプライの本体部との間のゴム厚さは、ビードベースラインからの高さhが内プライ部の外端高さZの69%以上の範囲において、69%未満の範囲の厚さよりも大
前記複素弾性率、損失正接tanδは、いずれも4mm巾×30mm長さ×1.5mm厚さの短冊状試料を、岩本製作所(株)製の粘弾性スペクトロメーターを用い、温度70℃、初期歪10%、周波数10Hz、動歪2%の条件で測定した値である。
また請求項記載の発明は、前記カーカスは、スチールコードからなりかつ15゜深底リムに装着されるチューブレスタイプの請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また請求項記載の発明は、前記タイヤ内腔面は、少なくとも一部に、ゴムポリマー100重量部のうちハロゲン化ブチルゴムを60〜100重量部、ジエン系ゴムを0〜40重量部を含むゴム組成物が配されてなる請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、カーカスプライの折返し部の高さや補強プライの内プライ部、外プライ部の各外端の高さなどを関連づけて規定するとともに、カーカスプライの本体部と折返し部との間のゴム厚さなどを規定したことにより、折返し部や、補強プライにおける内プライ部、外プライ部の各外端における剥離を長期に亘って抑制でき、ビード部の耐久性を向上しうる。
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1はトラック(小型トラックを含む)、バスなどの重車両に使用される重荷重用空気入りタイヤ1の基準状態におけるタイヤ子午線断面図、図2はそのビード部4の部分拡大図をそれぞれ示しており、本例では15度深底リムに装着されるチューブレスタイプのものが例示される。
前記基準状態とは、タイヤを正規リムJにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の状態として定義される。また「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであって、JATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"とする。また「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
図において、重荷重用空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、該トレッド部2の両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3の内端部に設けられたビード部4とを具えている。また本実施形態の重荷重用空気入りタイヤ1は、カーカス6、ベルト層7、ビードエーペックス8及び補強プライ9により補強されたものを示す。
前記カーカス6は、一対のビードコア5、5間をトロイド状に跨る本体部6aと、この本体部6aに連なりビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを具えた1枚のカーカスプライ6Aにより構成される。カーカスプライ6Aは、カーカスコードをトッピングゴムで被覆したプライにより形成される。カーカスコードは、例えばタイヤ赤道Cに対して80〜90°(この例では90゜)の角度で傾けて配列されたラジアル構造が採用される。カーカスコードには、高荷重を支持するためにスチールコードが好適である。
前記ベルト層7は、本例ではスチールからなるベルトコードを具えた4枚のベルトプライ4A、4B、4C及び4Dを重ねて構成されたものが例示される。一例として、タイヤ半径方向で最も内側に配された内のベルトプライ7Aは、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば60±10°程度の角度で傾けて配置される。また、ベルトプライ7B、7C及び7Dは、タイヤ赤道Cに対してベルトコードを15〜30°の小角度で傾けかつその中の少なくとも2枚のプライは、互いにベルトコードが交差する向きに配置される。なお各ベルトプライは、それぞれタイヤ軸方向の幅を違えている。このようなベルト層7の構成は例示であり、必要に応じて適宜変更することができる。
前記補強プライ9は、スチールコードをトッピングゴムで被覆して構成された1枚のプライで構成される。また補強プライ9は、ビード部4におけるカーカスプライ6Aの本体部6aに沿いかつそのタイヤ軸方向内側に配された内プライ部9iと、折返し部6bに沿いかつそのタイヤ軸方向外側に配された外プライ部9oと、内プライ部9iと外プライ部9oとをビードコアに沿って滑らかに継ぐ円弧状の継ぎ部9cとを有する。これにより、補強プライ9はタイヤ子午線断面において略U字状をなす。
補強プライ9のスチールコードは、例えばカーカスコードに対して45〜80度、より好ましくは55〜70度の角度θで傾けて配されるのが望ましい。前記角度θが45度未満であると、補強プライ9のスチールコードが放射状のカーカスコードと平行に近づくためビード部の屈曲性が著しく損なわれ、乗り心地が悪化する傾向がある。逆に前記角度θが80度を超えると、ビード部4の曲げ剛性を補強する効果が低下しやすくなる。
またカーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間には、ビードコア5の外面からタイヤ半径方向外側に先細状でのびる前記ビードエーペックス8が配されている。該ビードエーペックス8は、好ましくは複素弾性率が10〜70MPa、より好ましくは15〜60MPa、かつ損失正接tanδが0.120〜0.220、より好ましくは0.135〜0.200のゴム組成物で形成されるのが望ましい。ビードエーペックス8の複素弾性率が10MPa未満であると、高荷重に耐え得る十分な曲げ剛性等をビード部4に与えることが困難となるばかりか、転がり抵抗も悪化する傾向がある。逆に70MPaを超えると、ビード部4の剛性を過度に高め、サイドウォール部3などとの間で剛性段差が生じやすくなる他、乗り心地を著しく悪化させる傾向がある。またビードエーペックス8の損失正接tanδが0.120未満であると、低発熱性という面では優れるが、耐引裂抵抗性などが低下しやすい傾向があるため好ましくなく、逆に0.200を超えると、ビードエーペックス8の発熱性が高まり耐久性の低下を招きやすくなる。
またビードエーペックス8は、ビードベースラインBLからの高さHaがタイヤ断面高さHの10.0〜35.0%、好ましくは12.3〜28.6%、より好ましくは15.0〜25.0%であるのが望ましい。該高さHaがタイヤ断面高さHの10.0%未満になると、ビード部4の曲げ剛性などを確保するのが難くなる傾向があり、逆に35.0%を超えると、ビード部4の曲げ剛性を過度に高めてしまい乗り心地などを悪化させる傾向がある。
また本実施形態の重荷重用空気入りタイヤ1は、図2に示すように、ビードエーペックス8のタイヤ半径方向の外側に、パッキングゴム12を具えるものが例示される。該パッキンゴム12は、タイヤ半径方向の内端が、本体部6aと折返し部6bとの間でビードエーペックス8に接続され、かつ外端がカーカスプライ6Aの本体部6aに沿ってタイヤ半径方向外側に先細状でのびるものが例示される。このようなパッキングゴム12は、ビードエーペックス8と協働してビード部4の曲げ剛性を高める一方、サイドウォール部3に適度な柔軟性を与えるため、その複素弾性率は、好ましくは2.8〜4.8MPa、より好ましくは3.2〜4.4MPaとし、かつ損失正接tanδは好ましくは0.050〜0.120、より好ましくは0.060〜0.110とするのが望ましい。また本実施形態のパッキンゴム12は、折返し部6bの外端をタイヤ半径方向外側に超えてのびており、その高さHpをタイヤ断面高さHの23.6〜45.6%、より好ましくは26.0〜42.0%とすることが望ましい。
また本実施形態の重荷重用空気入りタイヤ1は、以下のa)〜g)の要件を満たす。以下、順に説明する。
a)補強プライ9において、内プライ部9iの外端高さZはタイヤ断面高さHの18.4〜29.5%である。該内プライ部9iの外端高さZは、前記基準状態において、ビードベースラインBLから内プライ部9iの外端9ieまでのタイヤ半径方向の高さとする。特に断りがない場合、各部の高さは、これに準じて測定される。前記外端高さZがタイヤ断面高さHの18.4%未満であると、カーカスプライ6Aの本体部6aを効果的に補強し得ず、逆に29.5%を超えると、内プライ部9iの外端9ieが屈曲の激しいサイドウォール部3やバットレス部に接近するため早期に剥離等が生じやすくなる。特に好ましくは、前記外端高さZをタイヤ断面高さHの19.0〜25.0%、より好ましくは20.0〜24.0%とするのが望ましい。
b) カーカスプライ6Aの折返し部6bの外端高さWと補強プライ9の外プライ部9oの外端高さYとの差(W−Y)は、正かつ該外プライ部9oの外端高さYの7.0〜86.0%である。前記差(W−Y)を正とすることにより、外プライ部9oの外端9oeを、折返し部6bの外端6beよりタイヤ半径方向内側に位置させることができる。折返し部6bの外端6beと外プライ部9oとが重なる場合、重なり部は、接着力が不足し易いため、損傷の起点となり易いが、本発明ではこのような部分が形成されるのを効果的に防止しうる。
また前記差(W−Y)が外端高さYの7.0%未満であると、折返し部6bの外端6beと、外プライ部9oの外端9oeとが近接するため、大きな剛性段差が生じ応力集中によって損傷が生じやすくなり、逆に86.0%を超えると、外プライ部9oの外端9oeが折返し部6bの外端6beから大きく離間してしまい、該折返し部6bを補強する効果が十分に得られず、ビード耐久性が低下する傾向がある。特に好ましくは、前記差(W−Y)を外プライ部9oの外端高さYの10.0〜50.0%、より好ましくは20.0〜50.0%とするのが望ましい。
c) カーカスプライ6Aの折返し部6bの外端高さWは、補強プライ9の内プライ部9iの外端高さZの56〜86%である。折返し部6bの外端高さWが、内プライ部9iの外端高さZの56%未満であると、走行時の内プライ部9iの外端9ioの動きが大きくなり、カーカスプライ6Aの本体部6aと前記外端9ioとの間での応力集中によって剥離が生じ易くなり、また86%を超えると、ホイールリムから受ける応力を折返し部6bで受け、補強する効果が十分に得られないため、いずれもビード耐久性の向上を期待できない。特に好ましくは、折返し部6bの外端高さWを内プライ部9iの外端高さZの59〜81%、より好ましくは63〜77%とするのが望ましい。
空気入りタイヤは、内圧の充填により寸法が大きくなる。その際、カーカスプライ6Aは、ビードコア5を支点に引っ張られる。一方、タイヤは、負荷時では、ホイールリムを支点に倒れ込みの力を受ける。この倒れ込みを抑制するためには、カーカスプライ6Aの本体部側に位置する補強プライ9の内プライ部9iの高さZをリムフランジ及び折返し部6bの外端6beよりも大にするのが有効である。つまり高さZは、高さWに関連付けて規制するのが良い。しかしながら、高さW及びZは、過度に大きいと、コスト上昇を招き好ましくなく、これらを考慮して前記範囲に定めるのが良い。
d) ビードコア5のタイヤ軸方向外側の最大幅位置5aとカーカスプライ6Aの折返し部6bの外端6beとを結ぶ直線Kの中間位置KCにおいて、本体部6aと折返し部6bとの間のゴム厚さAは、ビードコア5の最大幅Xの63〜100%である。ビードコア5の最大幅位置は、最大幅Xの両端の位置5a、5bを指す。またビードコア5の最大幅Xは、ビードコア5を形成している本例ではスチールワイヤ部分のみを対象として測定し、それを包んでいるいわゆるラッピングゴムなどは含めない。このビードコアの最大幅Xは、特に限定はされないが、好ましくは20mm以上、より好ましくは22mm以上とするのが望ましい。
また前記ゴム厚さAは、本体部6aのカーカスコードと、折返し部6bのカーカスコードとの間のゴム厚さとする(後述する「ゴム厚さB」についても同様に測定する。)。前記ゴム厚さAが、ビードコア5の最大幅Xの63%未満であると、カーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間のゴムボリュームが不足し、前記本体部6aと折返し部6bとの間に作用するせん断力を効果的に緩和、吸収することができず、逆に100%を超えると、ゴムボリュームが大幅に増し、タイヤ重量の増加や製造コストの上昇を招きやすくなるばかりか、ビード部内部で発熱しやすく耐久面でも不利となる。特に好ましくは、前記中間位置KCでのゴム厚さAを、ビードコア5の最大幅Xの70〜100%、より好ましくは75〜95%とするのが望ましい。
e) カーカスプライ6Aの折返し部6bの外端6beにおける本体部6aと折返し部6bとの間のゴム厚さBは、ゴム厚さAの60〜100%である。前記ゴム厚さBが、ゴム厚さAの60%未満であると、カーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間に作用するせん断力を効果的に緩和、吸収することができず、逆に100%を超えると、タイヤ重量の増加や製造コストの上昇を招きやすくなる。特に好ましくは、前記ゴム厚さBは、ゴム厚さAの65〜100%、より好ましくは85〜95%であるのが望ましい。
f) 内プライ部9iの外端9ieからタイヤ内腔面10までのゴム厚さCは前記ゴム厚さAの22〜40%である。該ゴム厚さCは、内プライ部9iの外端9ieにおけるスチールコードとタイヤ内腔面10との間の最短距離をなすゴム厚さである。該ゴム厚さCが前記ゴム厚さAの22%未満であると、内プライ部9iの外端9ieに作用するせん断力等の緩和を十分になし得ず、逆に40%を超えると、ゴム厚さが過大となってタイヤ重量の増加や製造コストの増大を招きやすくなるため好ましくない。特に好ましくは、前記ゴム厚さCは、ゴム厚さAの25〜36%、より好ましくは30〜36%であるのが望ましい。
なお本実施形態では、上述のゴム厚さCで耐久性を確保する為に、タイヤ内腔面10に、ゴムポリマー100重量部のうちハロゲン化ブチルゴムを60〜100重量部、ジエン系ゴムを0〜40重量部を含むゴム組成物からなるインナーライナ14が配されたものが例示される。このようなゴム組成物は、上述の如く耐久性を維持しつつタイヤ内腔の空気圧を保持するのに役立つ。
g) 内プライ部9iとカーカスプライ6Aの本体部6aとの間のゴム厚さtは、ビードベースラインからの高さhが内プライ部9iの外端高さZの69%以上の範囲S(69〜100%)において、69%未満の範囲の厚さよりも大である。このようなゴム厚さtの分布により、内プライ部9iの外端9ieの歪を緩和する能力を高め、ルース等を防いで耐久性をさらに高める。図2のD−D断面である図3に示すように、本実施形態では、内プライ部9iと本体部6aとの間には、小厚さのインスレーションゴム11が配されている。従って前記ゴム厚さtは、各プライのトッピングゴムとインスレーションゴム11との厚さの和である。また、ゴム厚さtは、大きすぎるとタイヤ重量の増加を招き、小さすぎてもゴム剥離が生じやすいため、好ましくは0.5〜3.0mm、より好ましくは1.0〜2.0mmとするのが望ましい。
また内プライ部9iとカーカスプライ6Aの本体部6aとの間のゴム厚さは、前記範囲Sのタイヤ半径方向外側では、前記ゴム厚さtの1.0倍よりも大かつ1.5倍以下のゴム厚さに設定される。本実施形態では、前記範囲Sのタイヤ半径方向外側の領域では、ゴム厚さが徐々に漸増するものが示されている。これにより、内プライ部9iの外端9ieに生じる曲げ、せん断応力を緩和、吸収でき、該外端9ieでの損傷を効果的に防止することができる。
また本実施形態の重荷重用空気入りタイヤ1は、補強プライ9の内プライ部9iの外端9ieと、外プライ部9oの外端9oeとは、それぞれプライエッジカバーゴム15によって覆われている。さらに、パッキングゴム12とカーカスプライ6Aの折返し部6bとの間には、少なくとも一部に小厚さのサイドパッキングゴム16が配される。また、このサイドパッキングゴム16と、リムと接触する硬質のクリンチゴム17との間には、インナーサイドウォールゴム18、19が配されている。これにより、折返し部6bの外端6beと外プライ部9oの外端9oeとは、クリンチゴム17と直接接触することが防止される。
前記インスレーションゴム11、プライエッジカバーゴム15、サイドパッキングゴム16及びインナーサイドウォールゴム18、19は、いずれも接着性の低いプライ端などと隣接して設けられるため、接着性に優れたゴム材から構成するのが良い。具体的には、天然ゴムないし天然ゴムを主成分として、例えばカーボンブラック、シリカ、加硫助剤、コバルト塩等の接着剤、硫黄、加硫促進剤等の加硫剤などを配合したゴム材が好適に使用され、いずれも複素弾性率が8.0〜14.0MPa、より好ましくは9.0〜12.0、かつ損失正接tanδが0.085〜0.150、より好ましくは0.100〜0.140のゴム組成物により形成されるのが望ましい。
図1の基本構造をなし、かつタイヤサイズが315/80R22.5の5リブパターンの重荷重用空気入りラジアルタイヤを試作し、ビード耐久テスト、タイヤ重量、製造コストなどを比較した(実施例、比較例)。いずれのタイヤも、ビード部以外は、同じ構造、同じゴム配合としている。また共通仕様として、カーカスプライ、補強プライは、いずれもスチールコードを採用し、ビードコアは、スチールワイヤを75回巻回して断面横長の六角形状に形成した。テストの要領は、次の通りである。
<ビード耐久テスト>
供試タイヤをJATMA規格に準拠したリム(サイズ9.00×22.5)にリム組し正規内圧を充填するとともに正規荷重の260%を充填し速度20km/hでドラム耐久テストを行った。評価は、タイヤが破壊するまでの走行時間を測定した。数値が大きいほど良好である。
<タイヤ重量>
タイヤ重量は、タイヤ1本当たりの重量を測定し、実施例1を100とした指数で表示した。数値が小さいほど軽量であることを示す。
<タイヤ製造コスト>
タイヤ1本当たりに要するコストを実施例1を100とした指数で表示した。数値が小さいほど低コストであることを示す。
テストの結果などを表1に示す。
Figure 0004363944
Figure 0004363944
テストの結果、実施例のものは、比較例に比べると、ビード耐久性を向上していることが確認できる。またタイヤ重量、コストなどの増加は実質的に生じていないことも確認しうる。
本発明の実施形態を示す基準状態の断面図である。 そのビード部の拡大断面図である。 図2のD−D断面図である。 従来の重荷重用空気入りタイヤのビード部の拡大断面図である。
符号の説明
1 重荷重用空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a カーカスプライの本体部
6b カーカスプライの折返し部
7 ベルト層
8 ビードエーペックス
9 補強プライ
10 タイヤ内腔面
11 インスレーションゴム
12 パッキングゴム
13 サイドパッキングゴム
14 インナーライナ

Claims (3)

  1. 一対のビードコア間をトロイド状に跨る本体部と、この本体部に連なりビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部とを具えた1枚のカーカスプライからなるカーカス、
    前記ビードコアの外面からタイヤ半径方向外側にのびるビードエーペックス
    及びビード部における前記本体部のタイヤ軸方向内側に配された内プライ部と、前記折返し部のタイヤ軸方向外側に配された外プライ部と、前記内プライ部と外プライ部とを継ぐ継ぎ部とを有する断面略U字状の1枚の補強プライを具えるとともに、
    前記ビードエーペックスは、複素弾性率が10〜70MPaかつ損失正接tanδが0.120〜0.220であり、かつ
    タイヤ半径方向の内端側が前記ビードエーペックスに接続されかつ外端が前記カーカスプライの本体部に沿ってタイヤ半径方向外側に先細状でのびるパッキングゴムが配されるとともに該パッキンゴムの複素弾性率が2.8〜4.8MPaかつ損失正接tanδが0.050〜0.120であり、
    しかも前記パッキングゴムと折返し部との間に小厚さのサイドパッキングゴムが配されるととともに前記本体部と内プライ部との間にはインスレーションゴムが配され、
    前記サイドパッキンゴム及びインスレーションゴムの複素弾性率が8.0〜14.0MPaかつ損失正接tanδが0.085〜0.150であり、
    しかも以下のa)〜g)の要件を満たすことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
    a) 補強プライの内プライ部の外端高さZはタイヤ断面高さHの18.4〜29.5%
    b) カーカスプライの折返し部の外端高さWと補強プライの外プライ部の外端高さYとの差(W−Y)は正かつ該外プライ部の外端高さYの7.0〜86.0%
    c) カーカスプライの折返し部の外端高さWは補強プライの内プライ部の外端高さZの56〜86%
    d) ビードコアのタイヤ軸方向外側の最大幅位置とカーカスプライの折返し部の外端とを結ぶ直線の中間位置において、本体部と折返し部との間のゴム厚さAがビードコアの最大幅Xの63〜100%
    e) カーカスプライの折返し部の外端における本体部と折返し部との間のゴム厚さBは、ゴム厚さAの60〜100%
    f) 内プライ部の外端からタイヤ内腔面までのゴム厚さCはゴム厚さAの22〜40%
    g) 内プライ部とカーカスプライの本体部との間のゴム厚さは、ビードベースラインからの高さhが内プライ部の外端高さZの69%以上の範囲において、69%未満の範囲の厚さよりも大
  2. 前記カーカスは、スチールコードからなりかつ15゜深底リムに装着されるチューブレスタイプの請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 前記タイヤ内腔面は、少なくとも一部に、ゴムポリマー100重量部のうちハロゲン化ブチルゴムを60〜100重量部、ジエン系ゴムを0〜40重量部を含むゴム組成物が配されてなる請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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