JP6153858B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りラジアルタイヤに関する。
空気入りラジアルタイヤ、とりわけ重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいては、ビード部の耐久性を向上することが求められる。ビード部の耐久性を向上するためには、ビード部の変形を抑制することにより、カーカスプライの巻き上げ端での歪みを低減させることが有効である。そのため、カーカスプライの巻き上げ部に沿って、チェーファと呼ばれる補強層を設けることが行われている(特許文献1参照)。
特許文献2には、このような補強層として、スチールコードを含むスチールコード補強層と、有機繊維を含む繊維コード補強層を設けるとともに、スチールコード補強層の上端をカーカスプライの巻き上げ端よりも低く、かつ繊維コード補強層の上端を該巻き上げ端よりも高く形成した上で、繊維コード補強層の内側にゴムストックを設けることが開示されている。特許文献3にも、ビード部の補強層として、スチールコードを含むコード補強層と、繊維コードを含む追加コード層を設けることが開示されている。
特開2013−1223号公報 特開昭63−110006号公報 特開平8−324214号公報
上記のように、カーカスプライの巻き上げ部の周りにスチールコードを含む金属補強層と有機繊維コードを含む繊維補強層を設けて補強することにより、カーカスプライの巻き上げ端の歪みを分散させることができ、ビード部の耐久性を向上することができる。しかしながら、このように複数の補強層を設けると、各部材端の間隔が小さくなる。そのため、タイヤ製造工程において空気を巻き込みやすく、加硫成形されたタイヤに空気溜まりが生じやすくなる。一方、各部材端の間隔を大きくすることにより空気溜まりの発生を抑制することはできるが、各部材端の間隔を大きくすることは、ビード部の厚み増加につながりやすく、タイヤが重くなる要因となる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、タイヤ質量の増加を抑えかつ空気溜まりの発生を抑制しつつ、ビード部の耐久性を向上することができる空気入りラジアルタイヤを提供することを目的とする。
本実施形態に係る空気入りタイヤは、ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーと、前記ビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられたカーカスプライと、前記カーカスプライの巻き上げ部の外側に設けられた有機繊維コードを含む少なくとも一層の繊維補強層と、前記巻きあげ部と前記繊維補強層の間に設けられた金属コードを含む金属補強層と、前記カーカスプライの巻き上げ端をタイヤ軸方向外側から覆うとともに前記ビードフィラーと前記繊維補強層の間に介在するゴムパッドとを備えるものである。前記ビードコアのタイヤ軸方向外側において、前記金属補強層の上端が前記巻き上げ端よりもタイヤ径方向内側に位置し、前記繊維補強層の上端が前記巻き上げ端よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記ゴムパッドの上端が前記繊維補強層の上端よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記ゴムパッドの下端が前記巻き上げ部と前記金属補強層の間に介在している。そして、前記ゴムパッドの下端から前記金属補強層の上端までのタイヤ径方向距離をH0、前記金属補強層の上端から前記巻き上げ端までのタイヤ径方向距離をH1、前記巻き上げ端からタイヤ径方向において最も近い上端を持つ繊維補強層の当該上端までのタイヤ径方向距離をH2、前記ゴムパッドの上端からタイヤ径方向において最も近い上端を持つ繊維補強層の当該上端までのタイヤ径方向距離をH4として、H1/H0が0.80〜1.0であり、H2/H4が0.60〜0.90であり、かつ、H0及びH1がともにH2及びH4のいずれよりも大きく設定されている。
本実施形態によれば、タイヤ質量の増加を抑えかつ空気溜まりの発生を抑制しつつ、ビード部の耐久性を向上することができる。
第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの半断面図である。 第1実施形態に係るタイヤのビード部の断面図である。 同ビード部の一部を拡大した断面図である。 第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤのビード部の断面図である。 第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤのビード部の断面図である。 比較例に係る空気入りラジアルタイヤのビード部の断面図である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤ10を示したものであり、規定リム1に装着した状態での半断面を示している。規定リム装着時とは、タイヤサイズに対応してJATMAで定められた標準となるリムに装着し、同じくタイヤサイズに対応してJATMAで定められる単輪最大負荷能力に対応する最高空気圧をかけたときの状態である。図2〜6ではリムを図示していないが、本実施形態における寸法設定は、かかる規定リム装着時における形状によるものである。
本明細書において、タイヤ軸方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であって、タイヤ幅方向と同義であり、図において符号Yで示す。また、タイヤ径方向(ラジアル方向)とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図において符号Zで示す。
実施形態に係るタイヤ10は、左右一対のビード部12と、ビード部12からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール部14と、左右のサイドウォール部14の径方向外方端部同士を連結するように両サイドウォール部14間に設けられたトレッド部16とを備える。
タイヤ10の内部には、一対のビード部12間にまたがって延びるカーカスプライ18が埋設されている。カーカスプライ18は、トレッド部16からサイドウォール部14を通って延在し、ビード部12において両端部が係止されている。トレッド部16におけるカーカスプライ18の外周側にはベルト20が設けられており、カーカスプライ18の外周でトレッド部16を補強する。カーカスプライ18は、タイヤ周方向に対して略直交する方向に配列したプライコードを、トッピングゴムで被覆してなる。プライコードとしては、スチールコードや有機繊維コードが用いられる。
カーカスプライ18の内側には、タイヤ10の内周面を構成する耐空気透過ゴム層としてのインナーライナー22が設けられている。また、サイドウォール部14では、カーカスプライ18の外側に、タイヤ10の外壁面を構成するサイドウォールゴム24が設けられている。
図2に拡大して示すように、ビード部12には、ゴム被覆したビードワイヤを積層巻回した収束体よりなる環状のビードコア26と、該ビードコア26のタイヤ径方向外側に配置されたゴム製のビードフィラー28とが埋設されている。
カーカスプライ18は、ビードコア26の周りにタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられている。詳細には、カーカスプライ18は、サイドウォール部14から延びる本体部18Aがビードコア26及びビードフィラー28のタイヤ軸方向内側面に沿って配され、ビードコア26の下側を通って外側に巻き上げられている(即ち、折り返されている)。そして、その巻き上げ部18Bがビードコア26及びビードフィラー28のタイヤ軸方向外側面に沿って配されており、その先端(即ち、巻き上げ部18Bの上端)が巻き上げ端18Eとなる。なお、符号30は、該巻き上げ端18Eを包むエッジテープである。
ビード部12におけるカーカスプライ18の周りには、有機繊維コードを含む繊維補強層32と、金属コードを含む金属補強層34が設けられている。詳細には、カーカスプライ18の巻き上げ部18Bの外側(即ち、タイヤ軸方向外側)に繊維補強層32が設けられ、また、巻き上げ部18Bと繊維補強層32の間に金属補強層34が設けられている。
金属補強層34は、本実施形態では金属コードとしてスチールコードを用いたスチールチェーファであり、タイヤ周方向に対して例えば20°〜50°の傾斜角度で傾斜して配列されたスチールコードに、トッピングゴムを被覆することで形成されている。金属補強層34は、カーカスプライ18の巻き上げ部18Bを外側から補強するように巻き上げ部18Bの外側面に沿って設けられている。この例では、金属補強層34は、ビード部12において、カーカスプライ18を包むようにその外表面に重ね設けられている。すなわち、金属補強層34は、カーカスプライ18の周りをタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられており、ビードコア26のタイヤ軸方向内側ではカーカスプライ18の本体部18Aに隣接してその内側面に沿って設けられ、ビードコア26のタイヤ軸方向外側では巻き上げ部18Bに隣接してその外側面に沿って設けられている。
なお、金属補強層34は、図2に示すような、カーカスプライ18を包むように内側から外側に巻き上げたものには限定されず、ビードコア26のタイヤ径方向内側の位置から巻き上げても構わない。図2において、符号36は、金属補強層34の両端にそれぞれ取り付けられたエッジテープである。
繊維補強層32は、有機繊維コードとして例えばナイロン繊維コードを用いた補強層であり、タイヤ周方向に対して例えば20°〜50°の傾斜角度で傾斜して配列した有機繊維コードに、トッピングゴムを被覆することで形成されている。繊維補強層32は、ビードコア26のタイヤ軸方向外側において、金属補強層34の外側面に重ねて設けられている。この例では、繊維補強層32は、タイヤ軸方向内側の第1繊維補強層32Aと、外側の第2繊維補強層32Bとの二層が設けられている。
第1繊維補強層32Aは、ビードコア26のタイヤ軸方向外側において、金属補強層34の上端(即ち、タイヤ径方向外側端)34Eを外側から覆うように設けられている。第1繊維補強層32Aは、金属補強層34の上端34Eを越えてタイヤ径方向外方に延在している。第1繊維補強層32Aは、この例では、ビードコア26のタイヤ軸方向外側のみに配置されており、ビードコア26の内側には巻き込まれていない。
第2繊維補強層32Bは、第1繊維補強層32Aの外側面に重ね設けられており、金属補強層34の上端34Eを越えてタイヤ径方向外方に延在している。第2繊維補強層32Bは、この例では、第1繊維補強層32Aの下端を越えてタイヤ軸方向内側に巻き込まれており、この内側への巻き込み部では、金属補強層34に重ねて設けられている。
ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側には、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eをタイヤ軸方向外側から覆うゴムパッド38が設けられている。ゴムパッド38は、ビードフィラー28と繊維補強層32との間に介在するゴム部材であり、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりもタイヤ径方向内側では、巻き上げ部18Bと繊維補強層32との間に介在し、更に、図3に拡大して示すように巻き上げ部18Bと金属補強層34の間に介在して終端している。
ゴムパッド38とビードフィラー28との界面29は、図2に示すように、断面形状が湾曲や屈曲などせず略直線状をなしており、すなわち、ゴムパッド38はビードフィラー28に対して滑らかに沿うように配置されている。また、ゴムパッド38は、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりもタイヤ径方向外側の部分38Pが、径方向外側ほど厚みが漸次薄く形成されている。このようにカーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりも外側において、厚みが徐々に薄くなるように形成したことにより、巻き上げ端18E付近でのゴムパッド38の厚みを確保しつつ、繊維補強層32の上端やゴムパッド38の上端での段差を小さくして、空気溜まりの発生を抑制することができる。
ビードコア26のタイヤ軸方向外側において、上記各部材の端末位置は次のように設定されている。金属補強層34の上端34Eは、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりもタイヤ径方向内側に位置している。繊維補強層32の上端は、巻き上げ端18Eよりもタイヤ径方向外側に位置している。詳細には、第1繊維補強層32Aの上端32AEと、第2繊維補強層32Bの上端32BEは、ともに巻き上げ端18Eよりもタイヤ径方向外側に位置しており、第1繊維補強層32Aの上端32AEが第2繊維補強層32Bの上端32BEよりもタイヤ径方向外側に位置している。ゴムパッド38の上端38Aは、繊維補強層32の上端(詳細には、第1繊維補強層32Aの上端32AE)よりもタイヤ径方向外側に位置している。また、ゴムパッド38の下端38Bは、上記のように巻き上げ部18Bと金属補強層34の間に介在するため、金属補強層34の上端34Eよりもタイヤ径方向内側に位置している。
ここで、図2に示すように、ゴムパッド38の下端38Bから金属補強層34の上端34Eまでのタイヤ径方向距離(即ち、タイヤ径方向における間隔)をH0とし、金属補強層34の上端34Eから巻き上げ端18Eまでのタイヤ径方向距離をH1とする。このとき、H0とH1を略同等に設定する。詳細には、H1/H0を0.80〜1.0の範囲内に設定する(0.80≦H1/H0≦1.0)。
また、巻き上げ端18Eから次の段差部となる第2繊維補強層32Bの上端32BEまでのタイヤ径方向距離をH2とし、第2繊維補強層32Bの上端32BEから次の段差部となる第1繊維補強層32Aの上端32AEまでのタイヤ径方向距離をH3とし、第1繊維補強層32Aの上端32AEから次の段差部となるゴムパッド38の上端38Aまでのタイヤ径方向距離をH4とする。このとき、H2とH3とH4を略同等に設定する。詳細には、H2/H4を0.60〜0.90の範囲内に設定し(0.60≦H2/H4≦0.9)、かつ、H3/H4を0.80〜1.0の範囲内に設定する(0.80≦H3/H4≦1.0)。H2/H4及びH3/H4は、より好ましくは0.80〜0.90の範囲内である。
更に、H0及びH1は、ともに、H2、H3及びH4のいずれよりも大きく設定されている。すなわち、H0>H2、H0>H3、H0>H4、H1>H2、H1>H3、及び、H1>H4である。好ましくは、1.3≦H1/H2≦1.8である。
このように、金属補強層34の上端34Eの両側における部材端間隔H0,H1を、繊維補強層32の上端32AE,32BEの両側における部材端間隔H2,H3,H4よりも大きく設定した上で、それぞれの部材端間隔であるH0及びH1を略同等に設定し、かつH2,H3及びH4を略同等に設定することにより、タイヤ質量の増加を抑えかつ空気溜まりの発生を抑制しつつ、ビード部12の耐久性を向上することができる。詳細には、タイヤ質量の増加を抑えつつ空気溜まりを抑制するためには、各部材端間隔を均等に設定することが有効である。しかし、金属補強層34の上端34Eは、繊維補強層32の上端32AE,32BEよりも歪みが集中しやすく、また段差が大きく空気溜まりの要因となりやすい。そのため、H0及びH1をともにH2、H3及びH4のいずれよりも大きく設定することで、ビード部12の限られた高さ寸法において部材端間隔を適切に分配することができ、タイヤ質量の増加を抑えつつ空気溜まりの発生を抑制し、耐久性を向上することができる。
ビードコア26のタイヤ軸方向内側における金属補強層34と第2繊維補強層32Bの端末位置は、特に限定されないが、本実施形態では、第2繊維補強層32Bの端末32BFが、金属補強層34の端末34Fよりもタイヤ径方向外側に位置し、当該端末34Fを覆うように設けられている。
本実施形態において、ビードフィラー28は、ビードコア26を包囲する断面丸型の下側フィラー40と、下側フィラー40のタイヤ径方向外側に配置されて下側フィラー40よりもゴム硬度が低い上側フィラー42とからなる。下側フィラー40と上側フィラー42との界面44は、タイヤ径方向外側に凸となる湾曲面に形成されている。上側フィラー42は、タイヤ径方向外側に向けて先細りとなる形状を有し、その先端はゴムパッド38の上端38Aよりもタイヤ径方向外側に配置されている。
上記ゴムパッド38のゴム硬度(H1)は、下側フィラー40のゴム硬度(H3)よりも低く、かつ上側フィラー42のゴム硬度(H2)と同一又はより高く設定されている。すなわち、H2≦H1<H3に設定されており、より好ましくはH2<H1<H3である。これにより、周辺部材との接着性を確保しつつ、ビードコア26の動きを抑えることができる。また、比較的硬度の高いゴムパッド38を設けたことで、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eの動きを抑えることができる。特に限定するものではないが、それぞれの硬度は、JIS K6253に準拠したショアA(°)で、下側フィラー40のゴム硬度が80〜95(より好ましくは85〜90)であり、上側フィラー42のゴム硬度が55〜70(より好ましくは56〜65)であり、ゴムパッド38のゴム硬度が65〜80(より好ましくは70〜78)であることが好ましい。なお、符号45はビードコア26を包み込むビードカバーである。
本実施形態では、また、図2,3に示すように、ゴムパッド38の下端38Bは、下側フィラー40と上側フィラー42との界面44のタイヤ軸方向外側端44Aよりも、タイヤ径方向内側に位置している。これにより、高剛性の下側フィラー40の外側に位置するカーカスプライ18と金属補強層34との間にゴムパッド38が介在することになるので、高剛性の下側フィラー40と金属補強層34との間でカーカスプライ18のコードが破断するのを抑制して、耐久性を向上することができる。
なお、本実施形態では、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側にパッド46が配置されている。パッド46は、上側フィラー42とともにゴムパッド38を挟み込んでいる。カーカスプライ18の巻き上げ端18Eに作用する歪みを低減する観点から、パッド46には上側フィラー42と同等又はそれ以上の硬度を有するゴム材料を用いることが好ましい。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る空気入りラジアルタイヤのビード部12Aの断面図である。第2実施形態は、繊維補強層32の構成が第1実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、第2繊維補強層32Bだけでなく、第1繊維補強層32Aも、ビードコア26の周りで内側に巻き込まれている。また、ビードコア26のタイヤ軸方向外側において、第2繊維補強層32Bの上端32BEが第1繊維補強層32Aの上端32AEよりもタイヤ径方向外側に位置しており、すなわち、第2繊維補強層32Bは、第1繊維補強層32Aの上端32AEを外側から覆うように設けられている。また、ビードコア26のタイヤ軸方向内側では、第1繊維補強層32Aの端末32AFが、第2繊維補強層32Bの端末32BF及び金属補強層34の端末34Fよりもタイヤ径方向外側に位置しており、金属補強層34の端末34Fを内側から覆うように設けられている。
このように繊維補強層32を二層32A,32Bで構成する場合、ビードコア26のタイヤ軸方向外側において、それぞれの上端32AE,32BEの位置関係は、どちらが径方向外側に位置してもよく、特に限定されない。また、ビードコア26のタイヤ軸方向内側については、二層とも内側に巻き込むようにしてもよく、その際の当該内側における端末32AF,32BFの位置関係は、いずれがタイヤ径方向外側に位置してもよい。第2実施形態について、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る空気入りラジアルタイヤのビード部12Bの断面図である。第2実施形態は、繊維補強層32を一層で構成した点が第1実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、単一の繊維補強層32Cを備え、該繊維補強層32Cは、ビードコア26のタイヤ軸方向外側において、その上端32CEが、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりもタイヤ径方向外側に位置し、かつゴムパッド38の上端38Aよりもタイヤ径方向内側に位置している。
そして、第1実施形態と同様、H1/H0が0.80〜1.0の範囲内に設定された上で、巻き上げ端18Eから繊維補強層32Cの上端32CEまでのタイヤ径方向距離をH2とし、繊維補強層32Cの上端32CEから次の段差部となるゴムパッド38の上端38Aまでのタイヤ径方向距離をH4として、H2とH4が略同等に設定されている。詳細には、H2/H4が0.60〜0.90の範囲内に設定され(0.60≦H2/H4≦0.9)、より好ましくは0.80〜0.90の範囲内に設定されている。また、H0及びH1が、ともに、H2及びH4のいずれよりも大きく設定されており、すなわち、H0>H2、H0>H4、H1>H2、及び、H1>H4に設定されている。好ましくは、1.3≦H1/H2≦1.8である。
このように、繊維補強層32を一層で構成した場合にも、上記のように各部材端間隔を設定することにより、タイヤ質量の増加を抑えかつ空気溜まりの発生を抑制しつつ、ビード部12の耐久性を向上することができる。第3実施形態について、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
(他の実施形態)
繊維補強層32は、三層以上で設けることもできる。その場合、カーカスプライの巻き上げ端からタイヤ径方向外側において径方向距離が最も小さい上端を持つ繊維補強層を選定し、当該繊維補強層の上端と巻き上げ端とのタイヤ径方向距離を求めて、これをH2とする。また、複数の繊維補強層の上端同士のタイヤ径方向距離をH3とする。更に、ゴムパッドの上端からタイヤ径方向内側において径方向距離が最も小さい上端を持つ繊維補強層を選定し、当該繊維補強層の上端とゴムパッドの上端とのタイヤ径方向距離を求めて、これをH4とする。そして、これらH2,H3及びH4について、第1実施形態と同様に各部材端間隔を設定すればよい。
本実施形態に係る空気入りラジアルタイヤは、ビード部の耐久性に優れるため、トラックやバス、産業車両、建設車両などの車両質量が重い車両に使用される重荷重用空気入りタイヤとして好適である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
上記実施形態の構成と効果を具体的に示すために、重荷重用空気入りラジアルタイヤ(サイズ:11R22.5 16PR、リム:22.5×7.50)を試作し、性能評価を行った、評価方法は以下のとおりである。
(1)空気溜まりの有無
タイヤを加硫成型した後、気泡検出器で半径5mm以上の空気溜まりの有無を調べて、空気溜まりが無いものを「○」、空気溜まりが有るものを「×」で表示した。
(2)ビード部耐久性
リム組みしたタイヤに900kPaの内圧を充填し、半径1.7mの表面が平滑なスチールドラム上にJATMA基準荷重の210%で圧着し、40km/hで168時間走行させた。168時間毎に負荷荷重を10%ずつ増やし、ビード部が破壊するまで走行させた。室温は40℃に設定した。破壊するまでの時間について、比較例1を100とした指数で表示した。数値が大きいほど、耐久性が良好である。
(3)タイヤ質量
タイヤの質量を測定し、比較例1に対して質量増加が3%以内のものを「○」、質量増加が3%を超えるものを「×」で表示した。
実施例1〜5及び比較例1〜4に係るタイヤの構成を表1に示す。実施例1〜3は、上記第1実施形態に係る図2に示すビード部構成を持つ例であり、実施例4は、上記第3実施形態に係る図5に示すビード部構成を持つ例であり、実施例5は、上記第2実施形態に係る図4に示すビード部構成を持つ例である。比較例1は、図6に示すように繊維補強層を設けていない例であり、図6では、第1実施形態で説明した部材に相当する部材には同一の符号を付している。比較例2〜4は、実施例1〜3と同様に図2に示すビード部構成をベースとするものであるが、各部材端間隔の設定が外れるものである。実施例1〜5は、いずれも、ゴムパッド38の下端38Bがフィラー界面44のタイヤ軸方向外側端44Aよりもタイヤ径方向内側に位置していた。
実施例及び比較例において、金属補強層34を構成する金属コードとしては、撚り構造が3+8×0.22HTであるスチールコードをタイヤ周方向に対して30°傾斜配列させて用いた。繊維補強層32を構成する有機繊維コードとしては、2991dtexのナイロン繊維コードをタイヤ周方向に対して40°傾斜配列させて用いた。
Figure 0006153858
表1に示すように、コントロールである比較例1に対し、本実施形態に係る実施例1〜5であると、タイヤ質量の増加を抑えつつ、かつ空気溜まりの発生を防止しながら、ビード部の耐久性を向上することができた。特に二層の繊維補強層を適切に配設した実施例1〜3及び5では、ビード部の耐久性向上が顕著であった。これに対し、比較例2では、繊維補強層を追加したものの、カーカスプライの巻き上げ端と金属補強層の上端との距離が小さく、また繊維補強層間の距離も小さいため、空気溜まりが発生し、ビード部の耐久性にも劣っていた。比較例3では、各部材端間隔が広すぎたため、タイヤ質量の増加が大きいものであった。比較例4では、金属補強層の上端付近での部材端間隔H1が繊維補強層間の部材端間隔H2に対して同等以下であったため、ビード部の耐久性に劣るものであった。
10…空気入りラジアルタイヤ、12,12A,12B…ビード部、
18…カーカスプライ、18B…巻き上げ部、18E…巻き上げ端、
26…ビードコア、28…ビードフィラー、32…繊維補強層、
32A…第1繊維補強層、32AE…上端、32B…第2繊維補強層、32BE…上端、
32C…繊維補強層、34…金属補強層、34E…上端、38…ゴムパッド、
38A…上端、38B…下端、40…下側フィラー、42…上側フィラー、
44…界面、44A…タイヤ軸方向外側端

Claims (5)

  1. ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーと、前記ビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられたカーカスプライと、前記カーカスプライの巻き上げ部の外側に設けられた有機繊維コードを含む少なくとも一層の繊維補強層と、前記巻き上げ部と前記繊維補強層の間に設けられた金属コードを含む金属補強層と、前記カーカスプライの巻き上げ端をタイヤ軸方向外側から覆うとともに前記ビードフィラーと前記繊維補強層の間に介在するゴムパッドとを備え、
    前記ビードコアのタイヤ軸方向外側において、前記金属補強層の上端が前記巻き上げ端よりもタイヤ径方向内側に位置し、前記繊維補強層の上端が前記巻き上げ端よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記ゴムパッドの上端が前記繊維補強層の上端よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記ゴムパッドの下端が前記巻き上げ部と前記金属補強層の間に介在しており、
    前記ゴムパッドの下端から前記金属補強層の上端までのタイヤ径方向距離をH0、前記金属補強層の上端から前記巻き上げ端までのタイヤ径方向距離をH1、前記巻き上げ端からタイヤ径方向において最も近い上端を持つ繊維補強層の当該上端までのタイヤ径方向距離をH2、前記ゴムパッドの上端からタイヤ径方向において最も近い上端を持つ繊維補強層の当該上端までのタイヤ径方向距離をH4として、H1/H0が0.80〜1.0であり、H2/H4が0.60〜0.90であり、かつ、H0及びH1がともにH2及びH4のいずれよりも大きい
    ことを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 少なくとも二層の前記繊維補強層を備え、前記少なくとも二層の繊維補強層の上端同士のタイヤ径方向距離をH3として、H1/H0が0.80〜1.0であり、H2/H4が0.60〜0.90であり、H3/H4が0.80〜1.0であり、かつ、H0及びH1がともにH2、H3及びH4のいずれよりも大きいことを特徴とする請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記ゴムパッドは、前記巻き上げ端よりもタイヤ径方向外側の部分が、当該径方向外側ほど厚みが漸次薄く形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ビードフィラーが、前記ビードコアを包囲する下側フィラーと、前記下側フィラーのタイヤ径方向外側に配置されて前記下側フィラーよりもゴム硬度が低い上側フィラーとを含み、前記ゴムパッドのゴム硬度が、前記下側フィラーのゴム硬度よりも低く、かつ前記上側フィラーのゴム硬度と同一又はより高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記ゴムパッドの下端が、前記下側フィラーと前記上側フィラーとの界面のタイヤ軸方向外側端よりも、タイヤ径方向内側に位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
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