JP6407707B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤ、とりわけ重荷重用空気入りタイヤにおいては、ビード部の耐久性を向上することが求められる。ビード部の耐久性を向上するためには、ビード部の変形を抑制することにより、カーカスプライの巻き上げ端での歪みを低減させることが有効である。そのため、特許文献1には、カーカスプライの巻き上げ部に沿って、チェーファと呼ばれる補強層を設けた空気入りタイヤが開示されている。
特許文献1には、このような補強層として金属コードを含む金属補強層をカーカスプライの巻き上げ部に設けるとともに、カーカスプライの巻き上げ端部を挟み込むようにしてビードフィラーよりもゴム硬度の高いゴムパッド層を設けた空気入りタイヤが開示されているが、更なるビード部の耐久性向上が望まれている。
そこで、特許文献2及び3には、カーカスプライの巻き上げ部に沿って金属コードを含む金属補強層に加えて金属補強層の外側に沿って有機繊維を含む繊維補強層を設けた空気入りタイヤが開示されている。しかしながら、特許文献2及び3のように金属補強層に加えて繊維補強層をカーカスプライの巻き上げ部に沿って設けると、カーカスプライの巻き上げ端の近傍に複数の補強層の端部が近接しやすいため、端部が近接する位置にひずみ応力が集中してセパレーションが発生しやすくビード部の耐久性が低下する問題がある。
特開2013−1223号公報 特開2008−290662号公報 特開2006−1433号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ビード部の耐久性に優れた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーと、前記ビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられたプライコードを含むカーカスプライと、前記カーカスプライの外側においてタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられた金属コードを含む金属補強層と、前記ビードフィラーのタイヤ軸方向外側に設けられ前記カーカスプライ及び前記金属補強層のタイヤ径方向外側端部が埋設された第1ゴム層と、前記第1ゴム層のタイヤ軸方向外側に設けられ前記第1ゴム層より100%伸長時モジュラスが低いゴムからなる第2ゴム層と、前記第1ゴム層と前記第2ゴム層との界面に設けられた有機繊維コードを含む繊維補強層とを備え、前記第1ゴム層が、前記カーカスプライの巻き上げ部と前記ビードフィラ−との間に前記ビードフィラーと接触させて設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、カーカスプライの外側に金属コードを含む金属補強層とともに有機繊維コードを含む繊維補強層を設けても、カーカスプライの巻き上げ端の近傍に歪み応力が集中しにくくビード部の耐久性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの半断面図である。 図1の空気入りタイヤのビード部を示す断面図である。 比較例1の空気入りタイヤのビード部を示す断面図である。 比較例2の空気入りタイヤのビード部を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に示すタイヤ10は、本発明に係る空気入りタイヤ(以下、「タイヤ」という)の一例であり、規定リム1に装着した状態におけるタイヤ子午線断面が示されている。規定リム1装着時は、タイヤサイズに対応してJATMAで定められた標準となるリムに装着し、同じくタイヤサイズに対応してJATMAで定められる単輪最大負荷能力に対応する最高空気圧をかけた時の状態をさす。図2は、そのタイヤ10のビード部12を拡大して示す断面図である。
なお、本明細書において、タイヤ軸方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であって、タイヤ幅方向と同義であり、図において符号Yで示し、タイヤ軸方向内側及び外側をそれぞれ符号Y1及びY2で示す。また、タイヤ径方向(ラジアル方向)とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図において符号Zで示し、タイヤ径方向内側及び外側をそれぞれ符号Z1及びZ2で示す。
本実施形態に係るタイヤ10は、左右一対のビード部12と、ビード部12からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール部14と、左右のサイドウォール部14の径方向外方端部同士を連結するように両サイドウォール部14間に設けられたトレッド部16とを備える。
タイヤ10の内部には、一対のビード部12間にまたがって延びるカーカスプライ18が埋設されている。カーカスプライ18は、トレッド部16からサイドウォール部14を通って延在し、ビード部12において両端部が係止されている。トレッド部16におけるカーカスプライ18の外周側にはベルト20が設けられており、カーカスプライ18の外周でトレッド部16を補強する。カーカスプライ18は、タイヤ周方向に対して略直交する方向に配列したプライコードをトッピングゴムで被覆してなる。プライコードとしては、スチールコードや有機繊維コードが用いられる。
カーカスプライ18の内側には、タイヤ10の内周面を構成する耐空気透過ゴム層としてのインナーライナー22が設けられている。また、サイドウォール部14では、カーカスプライ18の外側に、タイヤ10の外壁面を構成するサイドウォールゴム24が設けられている。
図2に拡大して示すように、ビード部12には、ゴム被覆したビードワイヤを積層巻回した収束体よりなる環状のビードコア26と、該ビードコア26のタイヤ径方向外側Z2に配置されたゴム製のビードフィラー28とが埋設されている。
ビードフィラー28は、ビードコア26を包囲する断面丸形の下部フィラー28Aと、下部フィラー28Aのタイヤ径方向外側Z2に配置された上部フィラー28Bとを備える。上部フィラー28Bは、下部フィラー28Aよりも100%伸長時モジュラスが低いゴムから構成されている。上部フィラー28Bは、タイヤ径方向外側Z2に向けて細くなる先細形状をなしている。
カーカスプライ18は、ビードコア26の周りにタイヤ軸方向内側Y1から外側Y2に巻き上げられている。詳細には、カーカスプライ18は、サイドウォール部14から延びる本体部18Aがビードコア26及びビードフィラー28のタイヤ軸方向内側面に沿って配され、ビードコア26のタイヤ径方向内側(図1及び2の下側)Z1を通ってタイヤ軸方向外側Y2に巻き上げられている。つまり、カーカスプライ18は、ビードコア26のタイヤ径方向内側Z1において折り返され、ビードコア26のタイヤ軸方向外側Y2が巻き上げ部18Bをなしている。
カーカスプライ18の巻き上げ部18Bは、ビードコア26及びビードフィラー28の下部フィラー28Aのタイヤ軸方向外側面に沿って配され、下部フィラー28Aのタイヤ径方向外側において、第1ゴム層40を介在させて上部フィラー28Bのタイヤ軸方向外側Y2に沿って配されており、その先端(即ち、巻き上げ部18Bのタイヤ径方向外側端)が巻き上げ端18Eとなる。
ビード部12におけるカーカスプライ18の周りには、金属コードを含む金属補強層32と、有機繊維コードを含む繊維補強層34とが設けられている。
金属補強層32は、スチールコードなどの金属コードにトッピングゴムを被覆することで形成されたスチールチェーファであり、カーカスプライ18の外側をタイヤ軸方向内側Y1から外側Y2に巻き上げられている。すなわち、金属補強層32は、ビード部12においてカーカスプライ18を包むようにその外表面に重ね設けられ、ビードコア26のタイヤ軸方向内側Y1においてカーカスプライ18の本体部18Aに隣接して設けられ、ビードコア26のタイヤ軸方向外側Y2において巻き上げ部18Bに隣接して設けられている。
金属補強層32は、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2に位置するタイヤ径方向外側端(巻き上げ端)32Eoutが、ビードコア26の中心26Cよりタイヤ径方向外方Z2であって、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりタイヤ径方向内方Z1に位置しており、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eと重なり合わない位置に配置されている。金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutは、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eとともに第1ゴム層40に埋設されている。
第1ゴム層40は、上部フィラー28Bより100%伸長時モジュラスが高いゴム材料からなり、カーカスプライ18の巻き上げ部18B及び金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutを挟み込むようにビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2に設けられている。
第1ゴム層40は、下部フィラー28Aからタイヤ径方向外方Z2に向けて上部フィラー28Bのタイヤ軸方向外側Y2に沿って延び、上部フィラー28Bのタイヤ径方向外側端28BEよりもタイヤ径方向内方Z1で終端している。
第1ゴム層40のタイヤ軸方向外側Y2には、第1ゴム層40より100%伸長時モジュラスが低いゴムからなる第2ゴム層42が設けられている。第2ゴム層42は、下部フィラー28A及び上部フィラー28Bとともに第1ゴム層40を挟み込んでいる。なお、第2ゴム層42は、図1に示すように上部フィラー28Bのタイヤ径方向外側端28BEよりタイヤ径方向外方Z2まで設けてもよく、また、上部フィラー28Bのタイヤ径方向外側端28BEよりタイヤ径方向内方Z1で終端してもよい。
ここで、第1ゴム層40及び第2ゴム層42を構成するゴムの100%伸長時モジュラスの一例を挙げると、上部フィラー28Bを構成するゴムの100%伸長時モジュラスが、1.8〜3.8MPaの場合に、第1ゴム層40を構成するゴムの100%伸長時モジュラスは、例えば、第2ゴム層40を構成するゴムの100%伸長時モジュラスの1.05〜2.0倍に設定することができ、第1ゴム層40の100%伸長時モジュラスを4.0〜6.0MPaに、第2ゴム層42の100%伸長時モジュラスを2.0〜3.8MPaに、それぞれ設定することができる。
繊維補強層34は、ナイロン繊維コードなどの有機繊維コードにトッピングゴムを被覆することで形成された1層又は複数層(この例では1層)からなる補強層であり、金属補強層32の外側においてタイヤ軸方向内側Y1から外側Y2に巻き上げられており、金属補強層32を包むようにその外表面に設けられている。
この例では、繊維補強層34は、ビードフィラー28のタイヤ径方向内側Z1及びタイヤ軸方向内側Y1において金属補強層32の外側に重ねて設けられ、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2において第1ゴム層40の外側に設けられ第1ゴム層40と第2ゴム層42との界面に沿ってタイヤ径方向外方Z2に延びている。
つまり、この例では、繊維補強層34は、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2において、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりタイヤ径方向外方Z2の位置から第1ゴム層40と第2ゴム層42との界面に沿ってタイヤ径方向内方Z1に向かって設けられ、ビードコア26のタイヤ径方向内側Z1を通ってタイヤ軸方向内側Y1に巻き上げられている。
以上のような本実施形態の空気入りタイヤでは、カーカスプライ18の外側に金属コードを含む金属補強層32に加えて、有機繊維コードを含む繊維補強層34が設けられているため、ビード部12の剛性を高めることができる。
しかも、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2において、カーカスプライ18の巻き上げ端部18B及び金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutが、100%伸長時モジュラスの高いゴムからなる高剛性の第1ゴム層40に埋設されているため、セパレーションを抑制することができるとともに、第1ゴム層40のタイヤ軸方向外側Y2に、第1ゴム層40より100%伸長時モジュラスが低いゴムからなる第2ゴム層42が設けられているため、カーカスプライ18の巻き上げ端部18B及び金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eout近傍における剛性を段階的に変化させて歪み応力の集中を緩和することができ、ビード部12の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤでは、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2において、金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutが、ビードコア26の中心26Cよりタイヤ径方向外方Z2に位置し、繊維補強層34が、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりタイヤ径方向外方Z2の位置から第1ゴム層40と第2ゴム層42との界面に沿ってタイヤ径方向内方Z1に向かって設けられ、ビードコア26のタイヤ径方向内側(図1及び2の下側)Z1を通ってタイヤ軸方向内側Y1に巻き上げられている。このように繊維補強層34を配置することにより、第1ゴム層40に埋設されたカーカスプライ18の巻き上げ端18Eと金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutとを外側から覆うように繊維補強層34が配置され、カーカスプライ18の巻き上げ端18E及び金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eout近傍を効果的に補強することができるとともに、繊維補強層34がビードコア26の中心26Cよりタイヤ径方向内方Z1まで配置され規定リム1と接触する部分の耐久性も向上させることができる。
また、本実施形態では、第1ゴム層40に埋設されたカーカスプライ18の巻き上げ端18Eと金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutとが、タイヤ径方向Zに異なる位置に配置されているため、第1ゴム層40において歪み応力を分散させることができ、ビード部12の耐久性を向上させることができる。
なお、上記した実施形態では、繊維補強層34が金属補強層32の外側においてタイヤ軸方向外側Y2から内側Y1に巻き上げられ、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2及び内側Y1に設けられる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。繊維補強層34は、第1ゴム層40に埋設されたカーカスプライ18の巻き上げ端18Eと金属補強層32のタイヤ径方向外側端32Eoutとを外側から覆うように配置されることが好ましく、例えば、ビードコア26のタイヤ径方向内側Z1を通ってビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2から内側Y1に巻き上げられることなく、カーカスプライ18の巻き上げ端18Eよりタイヤ径方向外方Z2の位置からビードコア26の中心26Cよりタイヤ径方向内方Z1の位置で終端してもよい。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1及び比較例1〜2の空気入りタイヤ(タイヤサイズ:11R22.5)を試作した。これらの各試作タイヤは、基本的なタイヤ内部構造及びトレッドパターンを同一とし、ビード部の構成を変更して作製したものである。
具体的には、実施例1は、図1及び図2に示すビード部構成を持つ例であり、カーカスプライ18の外側においてタイヤ軸方向内側から外側に金属補強層32及び繊維補強層34が巻き上げられ、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2に第1ゴム層40及び第2ゴム層42が設けられ、第1ゴム層40及び第2ゴム層42の界面に繊維補強層34が設けられた例である。
比較例1は、図3に示すビード部構成を持つ例であり、カーカスプライ18の外側においてタイヤ軸方向内側から外側に金属補強層32が巻き上げられ、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2に第1ゴム層40及び第2ゴム層42が設けられているが、繊維補強層34が設けられていない例である。
比較例2は、図4に示すビード部構成を持つ例であり、カーカスプライ18の外側においてタイヤ軸方向内側から外側に金属補強層32及び繊維補強層34が巻き上げられているが、ビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2に第1ゴム層40及び第2ゴム層42が設けられていない例である。
なお、実施例1及び比較例1〜2の空気入りタイヤにおける、第1ゴム層40、第2ゴム層42、及び上部フィラー28Bの100%伸長時モジュラスは、下記表に示すとおりである。比較例2においてビードフィラー28のタイヤ軸方向外側Y2に設けられたゴムは、100%伸長時モジュラスが比較例1や実施例1の第2ゴム層42を構成するゴムと同一のゴムで構成されている。
実施例1及び比較例1〜2の各空気入りタイヤについてビード部耐久性評価を行った。評価方法は以下のとおりである。
(ビード部耐久性)
実施例1及び比較例1〜2の各空気入りタイヤをJATMA記載の標準リムに組み付け、内圧1250KPaまでエアを充填し、JATMA基準荷重の200%の荷重条件にて速度25Km/hで走行し、ビード部においてセパレーション等の故障が確認されるまでの走行距離を測定した。評価は、ビード部に故障が確認されるまでの走行距離を、比較例1を100として指数化した。数値が大きいほど高速耐久性が良好であることを示す
Figure 0006407707
結果は、表1に示すとおりであり、実施例1では、比較例1及び2に比べて、ビード部の耐久性を向上することができた。
10…タイヤ
12…ビード部
14…サイドウォール部
16…トレッド部
18…カーカスプライ
18A…本体部
18B…巻き上げ部
18E…巻き上げ端
20…ベルト
22…インナーライナー
24…サイドウォールゴム
26…ビードコア
26C…ビードコアの中心
28…ビードフィラー
28A…下部フィラー
28B…上部フィラー
32…金属補強層
34…繊維補強層
40…第1ゴム層
42…第2ゴム層
Y…タイヤ軸方向
Z…タイヤ径方向

Claims (4)

  1. ビード部に埋設されたビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーと、前記ビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられたプライコードを含むカーカスプライと、前記カーカスプライの外側においてタイヤ軸方向内側から外側に巻き上げられた金属コードを含む金属補強層と、前記ビードフィラーのタイヤ軸方向外側に設けられ前記カーカスプライ及び前記金属補強層のタイヤ径方向外側端部が埋設された第1ゴム層と、前記第1ゴム層のタイヤ軸方向外側に設けられ前記第1ゴム層より100%伸長時モジュラスが低いゴムからなる第2ゴム層と、前記第1ゴム層と前記第2ゴム層との界面に設けられた有機繊維コードを含む繊維補強層とを備え
    前記第1ゴム層が、前記カーカスプライの巻き上げ部と前記ビードフィラーとの間に前記ビードフィラーと接触させて設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ビードフィラーのタイヤ軸方向外側において、前記金属補強層のタイヤ径方向外側端が、前記ビードコアの中心よりタイヤ径方向外方に位置し、前記繊維補強層が、前記カーカスプライのタイヤ径方向外側端よりタイヤ径方向外方の位置から前記ビードコアの中心よりタイヤ径方向内方の位置まで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記繊維補強層は、前記金属補強層の外側においてタイヤ軸方向外側から内側に巻き上げられ、
    前記ビードフィラーのタイヤ軸方向内側において、前記繊維補強層のタイヤ径方向外側端が、前記金属補強層のタイヤ径方向外側端よりタイヤ径方向内方で終端することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ビードフィラーのタイヤ軸方向外側において、前記カーカスプライのタイヤ径方向外側端と、前記金属補強層のタイヤ径方向外側端とが、タイヤ径方向に異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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