JP2019112005A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】局所的にタイヤ剛性が高くなること無く、ビード部の耐久性を向上することができる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤ10は、第1カーカスプライ20Aと、その外面側に配置された第2カーカスプライ20Bを備える。第1カーカスプライ20A及び第2カーカスプライ20Bは、巻き上げ部22A,22Bにプライコード23A,23Bを子午線方向MDに対して傾斜する方向に沿って配した傾斜領域Q1,Q2と、傾斜領域Q1,Q2のタイヤ径方向外方に前記プライコードを子午線方向に沿って配した子午線領域P1,P2を備え、側面視で第2プライコード23Bが第1プライコード23Aと交差するように第2傾斜領域Q2が第1傾斜領域Q1に重なる。第1傾斜領域Q1と第1子午線領域P1との境界S1及び第2傾斜領域Q2と第2子午線領域P2との境界S2が、ビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向内側Z1に位置する。【選択図】 図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りラジアルタイヤでは、ビード部の耐久性を向上するためにカーカスプライの巻き上げ部に沿ってナイロンコードやスチールコード等のコードを含むコード補強層を設けることがある。カーカスプライの巻き上げ部の周りにコード補強層を設けて補強することにより、カーカスプライの巻き上げ端の歪みを分散させることができるが、コード補強層の剛性がビード部の周りに配されたゴムに比べて極端に高いため、コード補強層の端部に応力歪みが集中してビード部の耐久性が低下しやすくなる。
そこで、下記特許文献1には、カーカスプライがビード部の位置で2層以上の積層プライ構造になる空気入りタイヤにおいて、積層プライ構造の位置でプライコードが互いに交差するようにカーカスプライを積層することが提案されている。
特開平11−310007号公報
特許文献1では、ビードフィラーのタイヤ幅方向外側においてプライコードが互いに交差するだけでなく、カーカスプライの巻き上げ部が、左右一対のビード部の間に設けられたカーカスプライの本体部と重なる位置においてもプライコードが交差している。カーカスプライの巻き上げ部が本体部と重なる位置では、他の位置に比べてカーカスプライの積層枚数が多いことに加えてプライコードも交差しているため、局所的にタイヤ剛性が高くなり乗り心地性が損なわれる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、局所的にタイヤ剛性が高くなることが無く、ビード部の耐久性を向上することができる空気入りタイヤを提供することにある。
本発明の空気入りタイヤは、ビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーとを有する一対のビード部と、一対の前記ビード部の間に設けられた本体部と、前記本体部から延びて前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返され前記ビードフィラーに沿ってタイヤ径方向外側へ巻き上げられた巻き上げ部とを有するカーカスプライとを備え、前記カーカスプライは、子午線方向に沿って配された第1プライコードを含む第1カーカスプライと、子午線方向に沿って配された第2プライコードを含み前記第1カーカスプライの外面側に配置された第2カーカスプライと、を備え、前記第1カーカスプライの前記巻き上げ部は、前記第1プライコードを子午線方向に対して傾斜する方向に沿って配した第1傾斜領域と、前記第1傾斜領域のタイヤ径方向外方において前記第1プライコードを子午線方向に沿って配した第1子午線領域を備え、前記第2カーカスプライの前記巻き上げ部は、前記第2プライコードを子午線方向に対して前記第1傾斜領域と逆向きに傾斜する方向に沿って配した第2傾斜領域と、前記第2傾斜領域のタイヤ径方向外方において前記第2プライコードを子午線方向に沿って配した第2子午線領域を備え、前記第1傾斜領域と前記第1子午線領域の境界及び第2傾斜領域と第2子午線領域との境界が、前記ビードフィラーの先端よりタイヤ径方向内側に位置する。
本発明の好ましい態様において、前記第1傾斜領域の前記第1プライコード及び前記第2傾斜領域の前記第2プライコードは、タイヤ径方向外方に行くほど子午線方向に対する傾斜角度が小さくてもよい。
本発明の他の好ましい態様において、小型トラック用のタイヤであってもよい。
本発明によれば、局所的にタイヤ剛性が高くなることが無く、ビード部の耐久性を向上することができる。
本実施形態の空気入りタイヤを示すタイヤ子午線半断面図。 図1の空気入りタイヤのビードコア、ビードフィラー、及びカーカスプライをタイヤ側面から見た図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の空気入りタイヤ(以下、「タイヤ」という)10の一例を示すタイヤ子午線断面図であり、規定リムのリムフランジ1に装着した状態での半断面を示している。
本明細書において、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であって、タイヤ軸方向と同義であり、図において符号Yで示し、タイヤ幅方向内側及び外側をそれぞれ符号Y1及びY2で示す。タイヤ径方向(ラジアル方向)とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図において符号Zで示し、タイヤ径方向内側及び外側をそれぞれ符号Z1及びZ2で示す。タイヤ子午線方向とは、タイヤ回転軸を含む面で切断したときのタイヤ断面プロファイルに沿う方向であり、図において符号MDに示す。タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心とする円周上の方向であり、図において符号Rで示す。
本実施形態のタイヤ10は、SUV車やピックアップトラックなどの小型トラック用タイヤであり、タイヤ幅方向Y両側に設けられた左右一対のビード部11と、ビード部11からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール部15と、左右のサイドウォール部15の径方向外側端部同士を連結するように両サイドウォール部15の間に設けられたトレッド部16とを備える。
ビード部11には、ゴム被覆したビードワイヤを積層巻回した収束体よりなる環状のビードコア12と、このビードコア12のタイヤ径方向外側Z2に配置されたゴム製のビードフィラー13とが一体化された環状のビード部材14が埋設されている。ビードフィラー13は、硬質ゴムからなり、タイヤ最大幅位置よりタイヤ径方向外方Z2まで延びる先端側ほど幅狭の断面三角形状をなしている。
タイヤ10の内部には、一対のビード部11間に架け渡されたトロイド状の2枚のカーカスプライ20A、20Bが設けられている。2枚のカーカスプライ20A、20Bは、タイヤ内面側の第1カーカスプライ20Aと、その外側に重ねて設けられた第2カーカスプライ20Bとの2枚で構成されている。2枚のカーカスプライ20A、20Bは、トレッド部16から両側のサイドウォール部15を経てビード部11に至り、ビード部11において、ビードコア12の周りに巻き上げられて係止されている。なお、この例では、2枚のカーカスプライ20A、20Bを設ける場合について説明するが、3枚以上のカーカスプライをタイヤ10の内部に設けてもよい。
トレッド部16における第2カーカスプライ20Bのタイヤ外面側にはベルト30が設けられている。ベルト30は、複数本のコード(例えば、スチールコード)がゴムで被覆されたもので、2枚のカーカスプライ20A、20Bの外周でトレッド部16を補強する。ベルト30よりタイヤ径方向外側には外表面が接地面となるトレッドゴム32が設けられている。
第1カーカスプライ20Aのタイヤ内面側には、タイヤ10の内周面を構成する耐空気透過ゴム層としてのインナーライナー34が設けられている。サイドウォール部15には、第1カーカスプライ20Aのタイヤ幅方向両側にタイヤ10の外壁面を構成するサイドウォールゴム33が設けられている。
ビード部11のタイヤ幅方向外側Y2には、リムストリップ40が設けられている。リムストリップ40の上部はサイドウォールゴム33の下部と接している。リムストリップ40の下部はビードコア12よりタイヤ径方向内側Z1へ入り込みインナーライナー34と接している。リムストリップ40は、ビード部11周辺においてタイヤ外表面を構成し、タイヤ10をリム組の際にリムフランジ1と接触する。
このような構成のタイヤ10において、2枚のカーカスプライ20A、20Bは、一対のビード部11の間に設けられタイヤの骨格を形成する本体部21A、21Bと、本体部21A、21Bから延びてビードコア12及びビードフィラー13を包み込むようにビード部11の周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返された巻き上げ部22A、22Bとを有する。
カーカスプライ20A、20Bの巻き上げ部22A、22Bは、ビードコア12及びビードフィラー13のタイヤ幅方向外側面に沿ってタイヤ径方向外側Z2へ延びている。巻き上げ部22A、22Bの先端(即ち、巻き上げ端22AE、22BE)は、ビードフィラー13の上端(即ち、タイヤ径方向外端)13Aを越えて、サイドウォール部15内で終端している。
第2カーカスプライ20Bの巻き上げ部22Bは、ビードフィラー13のタイヤ径方向外方Z2において本体部21Bに接触している。第1カーカスプライ20Aの巻き上げ部22Aは、第2カーカスプライ20Bの巻き上げ部22Bの外側を覆い、第2カーカスプライ20Bの巻き上げ部22Bより巻き上げ位置が高く(即ち、タイヤ径方向外方に)形成されている。第1カーカスプライ20Aの巻き上げ端22AE近傍は、第2カーカスプライ20Bの本体部21Bに接触している。
図2に示すように、第1カーカスプライ20Aは、タイヤ周方向Rに間隔をあけて設けられた複数の第1プライコード23Aと、複数の第1プライコード23Aを被覆する被覆ゴム24Aとを備える。また、第2カーカスプライ20Bも第1カーカスプライ20Aと同様、タイヤ周方向Rに間隔をあけて設けられた複数の第2プライコード23Bと、複数の第2プライコード23Bを被覆する被覆ゴム24Bとを備える。第1プライコード23A及び第2プライコード23Bとしては、スチールコード等の金属コードや、ポリエステルやナイロン等の有機繊維コード等が用いられる。
第1カーカスプライ20Aの第1プライコード23Aは、タイヤ周方向Rに間隔をあけて複数本配置されている。この第1プライコード23Aは、本体部21Aにおいて子午線方向(タイヤ周方向Rに対して実質的に直交する方向)MDに沿って延び、巻き上げ部22Aのタイヤ径方向内側端部から径方向外側へ向け、子午線方向MDに対して傾斜する方向に沿って延び、ビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向内側の位置で屈曲して、子午線方向MDに沿って延びている。
これにより、第1プライコード23Aの巻き上げ部22Aには、第1プライコード23Aを子午線方向MDに対して傾斜する方向に沿って配した第1傾斜領域Q1がタイヤ径方向内側に設けられ、第1傾斜領域Q1のタイヤ径方向外方Z2に第1プライコード23Aを子午線方向MDに沿って配した第1子午線領域P1が設けられている。第1傾斜領域Q1と第1子午線領域P1との境界S1はビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向内側Z1に配されている。
第2カーカスプライ20Bの第2プライコード23Bは、タイヤ周方向Rに間隔をあけて複数本配置されている。この第2プライコード23Bは、本体部21Bにおいて子午線方向MDに沿って延び、巻き上げ部22Bのタイヤ径方向内側端部から径方向外側へ向けて、子午線方向MDに対して第1傾斜領域Q1と逆向きに傾斜する方向に沿って延び、ビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向内側の位置で屈曲して、子午線方向MDに沿って延びている。
これにより、第2プライコード23Bの巻き上げ部22Bには、第2プライコード23Bを子午線方向MDに対して第1傾斜領域Q1と逆向きに傾斜する方向に沿って配した第2傾斜領域Q2がタイヤ径方向内側に設けられ、第2傾斜領域Q2のタイヤ径方向外方Z2に第2プライコード23Bを子午線方向MDに沿って配した第2子午線領域P2が設けられている。第2傾斜領域Q2と第2子午線領域P2との境界S2はビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向内側Z1に配されている。
そして、第1カーカスプライ20Aの巻き上げ部22Aに設けられた第1傾斜領域Q1と、第2カーカスプライ20Bの巻き上げ部22Bに設けられた第2傾斜領域Q2は、図2に示すようにタイヤ側面視においてプライコード23A及びプライコード23Bが互いに網目状に交差するように重ねられている。
本実施形態では、2枚のカーカスプライ20A、20Bの傾斜領域Q1、Q2がビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向内側Z1に配置され、ビードフィラー13の先端13Aよりタイヤ径方向外側Z2に子午線領域P1,P2が配置されている。そのため、ビードフィラー13のタイヤ幅方向外側Y2においてプライコード23A、23Bが、互いに網目状に交差するがビードフィラー13よりタイヤ径方向外側Z2において交差することがなく、カーカスプライ20A,20Bの巻き上げ部22A、22Bのうち本体部21A,21Bと接触する位置においてプライコード23A、23Bが互いに網目状に交差することなく略平行に配置されている。
第1カーカスプライ20A及び第2カーカスプライ20Bに設けられたプライコード23A、23Bの間隔や、第1傾斜領域Q1におけるプライコード23Aの傾斜角度、第2傾斜領域Q2におけるプライコード23Bの傾斜角度は特に限定しないが、例えば、プライコード23A、23Bの間隔は、タイヤ周方向Rに0.2〜1.2mmとすることができ、第1傾斜領域Q1における子午線方向MDに対する第1プライコード23Aの傾斜角度は15〜50°とすることができ、第2傾斜領域Q2における子午線方向MDに対する第2プライコード23Bの傾斜角度は15〜50°とすることができる。
第1傾斜領域Q1と第1子午線領域P1との境界S1や、第2傾斜領域Q2と第2子午線領域P2との境界S2は、ビードフィラー13の高さHの85%以下の高さ(タイヤ径方向位置)の範囲内にあることが好ましい。
なお、本明細書において、第1プライコード23A及び第2プライコード23Bの間隔や傾斜角度は空気入りタイヤをリムに組み付ける前のフリー状態で測定される値である。
本実施形態のタイヤ10では、タイヤ変形時に大きな歪みが集中しやすいビードフィラー13のタイヤ幅方向外側Y2において、第1プライコード23Aと第2プライコード23Bが網目構造を形成するため、第1カーカスプライ20Aと第2カーカスプライ20Bとを大幅に高剛性化することができ、ビード部11周りの耐久性を向上させることができる。
しかも、本実施形態では、ビードフィラー13よりタイヤ径方向外側Z2においてプライコード23A、23Bが交差することがなく、カーカスプライ20A,20Bの巻き上げ部22A、22Bのうち本体部21A,21Bと接触する位置においてプライコード23A、23Bが網目状に交差することなく略平行に配置されているため、サイドウォール部15においてタイヤ剛性が局所的に高くならず、乗り心地性を損ねることもない。
上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上記実施形態では、第1傾斜領域Q1及び第2傾斜領域Q2におけるプライコード23A,23Bの子午線方向MDの傾斜角度が、タイヤ径方向外方Z2に行くほど小さくなるように(つまり、子午線方向MDに近づくように)変化してもよい。
このように第1傾斜領域Q1及び第2傾斜領域Q2におけるプライコード23A,23Bの傾斜角度を変化させることで、ビードフィラー13のタイヤ幅方向外側Y2におけるタイヤ剛性をタイヤ径方向外方Z2に行くにしたがって徐々に減少させることができる。これにより、タイヤ変形時に生じる歪みを分散させることができ、ビード部11の周りの耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1傾斜領域Q1と第1子午線領域P1の境界S1と、第2傾斜領域Q2と第2子午線領域P2の境界S2とが、タイヤ径方向Zに同じ位置に配置されているが、タイヤ径方向Zにずらして配置してもよい。
このように境界S1及び境界S2をタイヤ径方向Zにずらして配置することで、ビードフィラー13のタイヤ幅方向外側Y2におけるタイヤ剛性をタイヤ径方向外方Z2へ段階的に減少させることができる。これにより、タイヤ変形時に生じる歪みを分散させることができ、ビード部11の周りの耐久性を向上させることができる。
なお、上記の実施形態では小型トラック用のタイヤについて説明したが、本発明は各種空気入りタイヤに用いることができ、好ましくはビード部において高い耐久性が求められるSUV車やピックアップトラックなどの小型トラック用タイヤや、トラックやバスなどの大型車用の重荷重用タイヤに適用することができる。
10…タイヤ、11…ビード部、12…ビードコア、13…ビードフィラー、14…ビード部材、15…サイドウォール部、16…トレッド部、20A…第1カーカスプライ、20B…第2カーカスプライ、21A…本体部、21B…本体部、22A…巻き上げ部、22AE…巻き上げ端、22B…巻き上げ部、22BE…巻き上げ端、23A…プライコード、23B…プライコード、24A…被覆ゴム、24B…被覆ゴム、P1…第1子午線領域、P2…第2子午線領域、Q1…第1傾斜領域、Q2…第2傾斜領域

Claims (3)

  1. ビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーとを有する一対のビード部と、
    一対の前記ビード部の間に設けられた本体部と、前記本体部から延びて前記ビードコアの周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返され前記ビードフィラーに沿ってタイヤ径方向外側へ巻き上げられた巻き上げ部とを有するカーカスプライとを備え、
    前記カーカスプライは、子午線方向に沿って配された第1プライコードを含む第1カーカスプライと、子午線方向に沿って配された第2プライコードを含み前記第1カーカスプライの外面側に配置された第2カーカスプライと、を備え、
    前記第1カーカスプライの前記巻き上げ部は、前記第1プライコードを子午線方向に対して傾斜する方向に沿って配した第1傾斜領域と、前記第1傾斜領域のタイヤ径方向外方において前記第1プライコードを子午線方向に沿って配した第1子午線領域を備え、
    前記第2カーカスプライの前記巻き上げ部は、前記第2プライコードを子午線方向に対して前記第1傾斜領域と逆向きに傾斜する方向に沿って配した第2傾斜領域と、前記第2傾斜領域のタイヤ径方向外方において前記第2プライコードを子午線方向に沿って配した第2子午線領域を備え、側面視で前記第2プライコードが前記第1プライコードと交差するように前記第2傾斜領域が前記第1傾斜領域に重なり、
    前記第1傾斜領域と前記第1子午線領域との境界及び前記第2傾斜領域と前記第2子午線領域との境界が、前記ビードフィラーの先端よりタイヤ径方向内側に位置する空気入りタイヤ。
  2. 前記第1傾斜領域の前記第1プライコード及び前記第2傾斜領域の前記第2プライコードは、タイヤ径方向外方に行くほど子午線方向に対する傾斜角度が小さい請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 小型トラック用のタイヤである請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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