JP4971680B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、パンク時でも比較的長い距離を継続走行しうるランフラットタイヤに関し、詳しくはランフラット耐久性を向上しうる技術に関する。
従来、図8に示されるように、パンク等によってタイヤの空気が抜けた場合でも、比較的高速度で一定の距離を継続走行(以下、このような走行を「ランフラット走行」と言う。)しうるランフラットタイヤbが知られている(下記特許文献1ないし2参照)。このようなランフラットタイヤbは、サイドウォール部に断面略三日月状の補強ゴム層cが設けられ、この補強ゴム層cによって剛性を高められたサイドウォール部が、空気圧に代わってタイヤに作用する荷重を実質的に支持する。これにより、タイヤの縦撓みが最小限に抑えられ、ひいてはランフラット走行が可能となる。
ところで、ランフラット走行中、トレッド部dは、両側のサイドウォール部の撓みに伴い幅方向の大きな圧縮力を受け、そのクラウン部d1がタイヤ半径方向内側へ大きく撓む。このようなクラウン部d1の大きな撓みが長時間繰り返されると、トレッド部においてゴムとコードの剥離が誘発されやすい。
また上記の撓み基づき、タイヤbは、クラウン部d1の両側であるショルダー部d2だけで接地することになる。このような走行は、ショルダー部d2の接地圧を高め、該ショルダー部d2での発熱や摩耗を促進する。そして、例えばベルト層eのエッジ等に亀裂が生じ、これが成長してタイヤの破壊等を招く場合がある。
このようなクラウン部d1の撓みを抑えるために、トレッドゴムの厚さTを大きくし耐圧縮剛性を高めることが考えられる。しかしながら、この方法では、通常走行時での接地面において、ベルト層eと路面との距離が大きくなり、ひいては旋回時の応答性を悪化させるなど操縦安定性が低下しやすい。
また、本件出願人は、前述のクラウン部d1の撓みを抑制するために、下記特許文献3を既に提案した。この提案は、トレッド部dにおいて、ベルト層とカーカスとの間に補強ゴム層を配することを教える。しかしながら、該補強ゴムは、全体が1種類のゴムで構成されているため、クラウン部d1とショルダー部d2とにそれぞれ異なった特性を与えることができず、耐久性の向上等に関してはさらなる改善の余地がある。
特開2002−301911号公報 特許第2994989号公報 特開2002−12004号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、カーカスとベルト層との間にインスレーションゴムを配置するとともに、このインスレーションゴムを、トレッド中央部に配されたクラウンゴム部と、そのタイヤ軸方向の両外側に配されかつ前記クラウンゴム部とは配合が異なる一対のショルダーゴム部とを含めて構成し、それらの物性を各々最適に規制することを基本として、クラウン部のタイヤ半径方向内方への撓み量を抑制しつつショルダー部での発熱をも減じることにより、ランフラット耐久性を向上しうるランフラットタイヤを提供することを主な目的としている。
本発明のうち請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るトロイド状のカーカスと、該カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層と、前記カーカスの内側に配されかつ断面略三日月状をなすサイド補強ゴムとを具えたランフラットタイヤであって、前記カーカスと前記ベルト層との間に、タイヤ軸方向に一定の厚さでのびるインスレーションゴムを有し、前記インスレーションゴムは、トレッド中央部に配されたクラウンゴム部と、そのタイヤ軸方向の両外側に配されかつ前記クラウンゴム部とは配合が異なる一対のショルダーゴム部とを少なくとも含み、前記クラウンゴム部のJIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さが70〜80度であり、かつ前記ショルダーゴム部の硬さ及び損失正接tanδは、前記クラウンゴム部の硬さ及び損失正接tanδよりも小さいことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記クラウンゴム部の損失正接tanは0.15〜0.25であり、かつ前記ショルダーゴム部の硬さは50度以上かつ70度未満しかも損失正接tanδは0.04〜0.12である請求項1記載のランフラットタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記ベルト層は、タイヤ半径方向に重ねられた複数のベルトプライから構成されるとともに、前記インスレーションゴムのタイヤ軸方向の幅は、タイヤ半径方向の最も外側に配されたベルトプライのタイヤ軸方向の幅の100〜110%である請求項1又は2記載のランフラットタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記ベルト層は、タイヤ半径方向に重ねられた複数のベルトプライから構成されるとともに、前記クラウンゴム部のタイヤ軸方向の幅は、タイヤ半径方向の最も外側に配されたベルトプライのタイヤ軸方向の幅の80〜90%である請求項1乃至3のいずれかに記載のランフラットタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記インスレーションゴムの厚さは2.0〜6.0mmである請求項1乃至4のいずれかに記載のランフラットタイヤである。
また請求項6記載の発明は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規無負荷状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、タイヤ外面のプロファイルは、前記タイヤ外面とタイヤ赤道(C)との交点(CP)からタイヤ最大幅(SW)の45%の距離(SP)を隔てるタイヤ外面上の点を(P)とするとき、前記交点(CP)から前記点(P)までの区間においてタイヤ外面の曲率半径(RC)は徐々に減少するとともに、次の関係を満足する請求項1乃至5のいずれかに記載のランフラットタイヤである。
0.05< Y60 /H ≦0.1
0.1< Y75 /H ≦0.2
0.2< Y90 /H ≦0.4
0.4< Y100 /H ≦0.7
(ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、前記交点(CP)からタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点(CP)とのタイヤ半径方向の各距離、Hはタイヤ断面高さである。)
本発明のランフラットタイヤは、カーカスとベルト層との間に、トレッド幅方向にのびるインスレーションゴムを有する。このインスレーションゴムにおいて、トレッド中央部に配されたクラウンゴム部は、圧縮応力に対して高い抵抗性を示す硬質のゴムから形成される一方、クラウンゴム部のタイヤ軸方向の両外側に配された一対のショルダーゴム部は、クラウンゴム部よりも低発熱性のゴムから形成される。このようなランフラットタイヤは、ランフラット走行時において、トレッド中央部の半径方向内方への撓みを抑制するとともに、トレッドショルダー部での発熱を軽減しうる。従って、優れたランフラット耐久性を示す。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態のランフラットタイヤ1の正規無負荷状態における断面図、図2はその要部拡大図、図3は正規無負荷状態から内圧を零としかつ正規荷重を負荷した前記タイヤ1のランフラット状態の断面図がそれぞれ示される。特に言及が無い場合、タイヤの各部寸法等は、前記正規無負荷状態での値とする。
ここで、前記「正規無負荷状態」とは、ランフラットタイヤ1が、正規リムJにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態とする。
また、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"とする。
さらに、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
さらに、前記「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"とする。
前記ランフラットタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配置されたベルト層7と、前記ビードコア5の外面からタイヤ半径方向外側にテーパ状でのびるビードエーペックス8と、前記カーカス6の内側かつサイドウォール部3の領域の少なくとも一部に配された断面略三日月状をなすサイド補強ゴム9と、本実施形態ではサイド補強ゴム9のタイヤ軸方向内側に配されたガスバリア性を有するゴムからなるインナーライナーゴム10と、カーカス6とベルト層7との間に配されたインスレーションゴム11とを含んで構成される。
前記カーカス6は、タイヤ赤道Cに対して例えば70〜90°の角度で配列されたカーカスコードを有する少なくとも1枚、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aで形成される。前記カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステル、レーヨン又は芳香族ポリアミドのような有機繊維コードが好ましい。また、カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨ってのびるトロイド状の本体部6aと、その両側に設けられかつ前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された一対の折返し部6bと含む。
前記カーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間には、前記ビードエーペックスゴム8が配される。該ビードエーペックスゴム8は、例えばゴム硬度が65〜95度以上、より好ましくは70〜90度の比較的硬質のゴムからなることにより、ビード部4の曲げ剛性を高め、ひいては操縦安定性を向上させるのに役立つ。
ビードベースラインBLからビードエーペックスゴム8の外端8tまでのタイヤ半径方向の高さhaは、特に限定はされないが、小さすぎるとランフラット状態での操縦安定性が低下しやすい。このような観点より、前記高さhaは、好ましくはタイヤ断面高さHの20%以上、より好ましくは25%以上が望ましい。他方、前記高さhaが大きすぎると乗り心地の悪化を招くおそれがあるので、前記高さhaは、好ましくはタイヤ断面高さHの50%以下、より好ましくは45%以下が望ましい。
本実施形態において、カーカスプライ6Aの折返し部6bは、ビードエーペックスゴム8の外端8tをタイヤ半径方向外側に超えてのびており、その外端部6beは、本体部6aとベルト層7との間に挟まれる位置にある。これにより、1枚のカーカスプライ6Aにより、サイドウォール部3が効果的に補強される。
前記ベルト層7は、タイヤ赤道Cに対して例えば10〜35゜の角度で配列されたベルトコード(本実施形態ではスチールコード)を有するベルトプライの複数枚をタイヤ半径方向に重ねて形成される。この実施形態において、ベルト層7は、幅中心を揃えて重ねられた2枚のベルトプライ7A、7Bで構成される。前記ベルト層7の幅(この例では幅の広い内のベルトプライ7Aの外端7e間の幅)BWiは、タイヤ最大幅SWの0.70〜0.95倍が好ましい。このようなベルト層7は、トレッド部2のほぼ全域に亘ってタガ効果を付与し、タイヤ外面のプロファイルを保持し得る。また、最もタイヤ半径方向の最も外側に配されたベルトプライ7Bは、プライの外端が重なることによる大きな剛性段差の発生を防止するために、そのタイヤ軸方向の幅BWo(図2に示される)は、前記幅BWiのほぼ90〜98%程度で形成されるのが望ましい。
ここで、前記タイヤ最大幅SWは、タイヤ最大幅点M、M間のタイヤ軸方向距離である。また、タイヤ最大幅点Mは、サイドウォール部3に設けられた文字、模様及びリムプロテクタなどを除外したタイヤ断面輪郭形状から定められ、具体的にはカーカス6の最大幅をなす点mと実質的に同じ高さにある。
前記サイド補強ゴム9は、その中央部9aからタイヤ半径方向の内端9i及び外端9oに向かってそれぞれ厚さが徐々に減じられかつサイドウォール部3に沿って滑らかに湾曲した断面略三日月状の輪郭を具える。
本実施形態において、サイド補強ゴム9の内端9iは、ビードエーペックス8の外端8tよりもタイヤ半径方向内側かつビードコア5よりもタイヤ半径方向外側に設けられる。これにより、サイドウォール部3からビード部4にかけての曲げ剛性がバランス良く向上される。とりわけ、サイド補強ゴム9とビードエーペックスゴム8との重なり部のタイヤ半径方向の長さWiは、好ましくは5〜50mmである。
また、サイド補強ゴム9の外端9oは、例えばトレッド部2の内側に至ってのびており、本実施形態において、ベルト層7の外端7eよりもタイヤ軸方向内側の位置に設けられる。これにより、バットレス部等の剛性が効果的に高められる。とりわけ、サイド補強ゴム9とベルト層7との重なり部のタイヤ軸方向の長さWoは、好ましくは0mmよりも大きくかつ50mm以下である。
サイド補強ゴム9の内端9i及び外端9o間のタイヤ半径方向の長さL(即ち、サイド補強ゴム9のタイヤ半径方向長さ)は、特に限定はされないが、小さすぎるとサイドウォール部3への補強効果が低下しやすく、逆に大きすぎても通常走行時での乗り心地やリム組み性を悪化させる傾向がある。このような観点より、前記長さLは、好ましくはタイヤ断面高さHの35〜70%、より好ましくは40〜65%程度が望ましい。
サイド補強ゴム9の最大厚さtcは、負荷される荷重やタイヤサイズに応じて適宜定めることができるが、小さすぎると、サイドウォール部3を補強する効果が得られ難い。このような観点より、前記最大厚さtcは、好ましくは5mm以上、より好ましくは8mm以上が望ましい。他方、前記厚さtcが大きすぎると、タイヤ質量の増加及び過度の発熱を招くおそれがあるので、該厚さtcは、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下が望ましい。
ランフラット走行時におけるタイヤの縦撓みを抑えるために、サイド補強ゴム9の硬さは、好ましくは30度以上、より好ましくは40度以上、さらに好ましくは60度以上が望ましい。他方、サイド補強ゴム9の硬さが大きすぎると、タイヤの縦バネが大きくなり、通常走行時の乗り心地を著しく悪化させる傾向があるので、好ましくは90度以下、より好ましくは85度以下が望ましい。
なお、本明細書において、ゴムの硬さは、JIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さとする。
前記インスレーションゴム11は、カーカス6とベルト層7との間の領域に配される。これにより、トレッド部2の耐圧縮剛性が高められ、図3に示されるように、タイヤ半径方向内方へのたわみ量Lfを従来(図8)に比して小さく抑え得る。また、これに伴い、トレッドショルダー部の接地幅TCWを増加させ接地圧を緩和しうる。なお、インスレーションゴム11をカーカス6とベルト層7との間の領域に配した理由は、この領域にゴム層を配しても操縦安定性への影響が比較的小さいためである。
また、前記インスレーションゴム11は、トレッド中央部に配されたクラウンゴム部12と、そのタイヤ軸方向の両外側に配されかつ前記クラウンゴム部12とは配合が異なる一対のショルダーゴム部13、13とから構成される。本実施形態のインスレーションゴム11は、クラウンゴム部12とショルダーゴム部13とが接続されることにより、一体のシート状で形成される。
前記クラウンゴム部12は、上述のトレッド中央部分の撓みを抑制するために、少なくとも硬さHdcが70度以上のゴムで構成される。前記硬さHdcが70度未満であると、トレッド中央部の耐圧縮剛性を十分に高めることができず、ひいてはタイヤ半径方向内方への撓みを抑制することができない。他方、クラウンゴム部12の硬さHdcが大きすぎると、通常走行時の乗り心地の悪化や、カーカスプライ及び/又はベルトプライのトッピングゴムとの著しい硬度差が生じ、それらの界面の接着性を低下させる等の不具合がある。このような観点より、クラウンゴム部の前記硬さHdcは80度以下である。
また、クラウンゴム部12の損失正接tanδは、特に限定されないが、大きすぎると発熱に伴う耐久性の悪化が生じやすくなる。このような観点より、前記損失正接tanδは、好ましくは0.25以下、より好ましくは0.20以下が望ましい。他方、この損失正接tanδの下限も特に限定されないが、小さくしすぎると、上記ゴム硬さを維持するのが困難な傾向がある。このような観点より、クラウンゴム部12の損失正接tanδは、好ましくは0.10以上、より好ましくは0.15以上が望ましい。
なお、本明細書において、ゴムの損失正接tanδは、4mm巾×30mm長さ×1.5mm厚さの短冊状試料と粘弾性スペクトロメーターとを用い、温度70℃、周波数10Hz、動歪±2%の条件で測定された値とする。
また、ランフラット走行時、路面との間で接地及び開放を繰り返すトレッドショルダー部は、トレッド中央部に比べると非常に大きな歪を受ける。このため、該トレッドショルダー部に配されるショルダーゴム部13には、クラウンゴム部12よりも低発熱性のゴム、即ち、クラウンゴム部12よりも損失正接tanδが小さいゴムが用いられる。
ショルダーゴム部13の損失正接tanδの具体的な値は特に限定されないが、好ましくは0.12以下、より好ましくは0.10以下、さらに好ましくは0.09以下が望ましい。このように、ショルダーゴム部13の損失正接tanδを具体的に限定した場合、ランフラット走行時におけるトレッドショルダー部の発熱をより確実に抑制して耐久性を向上しうる。他方、ショルダーゴム部13の損失正接tanδを小さくしすぎると、十分なゴム硬さが得られない傾向があるので、好ましくは0.04以上、より好ましくは0.06以上が望ましい。
また、ショルダーゴム部13の硬さHdsも特に限定されない。しかしながら、前記硬さHdsが小さすぎると、ベルト層7とカーカス7との間の歪が大きくなって操縦安定性が悪化するおそれがある。このような観点より、ショルダーゴム部13の硬さHdsは、好ましくは50度以上、より好ましくは55度以上が望ましい。他方、ショルダーゴム部13の硬さHdsが大きすぎると、それに付随して損失正接tanδが増加し易くなる他、通常走行時の乗り心地の悪化が生じやすい。このような観点より、前記硬さHdsは、好ましくは70度未満、より好ましくは65度以下が望ましい。
また、ランフラット耐久性及び乗り心地をさらにバランス良く高めるために、クラウンゴム部12の硬さHdcと、ショルダーゴム部13の硬さHdsとの差(Hdc−Hds)は、好ましくは10度以上、より好ましくは15度以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは25度以下、より好ましくは20度以下が望ましい。
また、図2に示されるように、インスレーションゴム11のタイヤ軸方向の幅RWは、タイヤ半径方向の最も外側に配されたベルトプライ7Bのタイヤ軸方向の幅BWoの90〜110%が望ましい。前記インスレーションゴム11の幅RWが、ベルトプライ7Bの幅BWoの90%未満の場合、トレッドショルダー部に広い範囲でショルダーゴム部13を配することができず、ひいては発熱抑制効果が十分に得られないおそれがある。逆に、インスレーションゴム11の幅RWが、ベルトプライ7Bの幅BWoの110%を超える場合、成形工程が困難になる割に効果が期待できない。なお、ベルト層の性能は、通常、ベルトプライ7A、7Bの重なっている部分の寄与が大きい。また、一般的なタイヤでは、タイヤ半径方向の最も外側に幅の小さいベルトプライが配置されるので、本実施形態では、インスレーションゴム11の幅RWは、前記外側のベルトプライ7Bの幅BWoと関連付けられている。
また、インスレーションゴム11において、クラウンゴム部12のタイヤ軸方向の幅CWは、前記ベルトプライ7Bの前記幅BWoの60%以上、より好ましくは65%以上が望ましい。クラウンゴム部12の幅CWがベルトプライ7Bの前記幅BWoの60%未満の場合、トレッド中央部の撓みを抑制する効果が低下する傾向がある。他方、クラウンゴム部12の幅CWが大きすぎても、ショルダーゴム部13の領域が小さくなり、トレッドショルダー部の発熱抑制効果が低下しやすくなる。このような観点より、クラウンゴム部12の幅CWは、ベルトプライ7Bの幅BWoの80%以下、より好ましくは75%以下が望ましい。なお、本実施形態において、クラウンゴム部12は、その幅中心をタイヤ赤道Cに実質的に揃えて配されている。また、ショルダーゴム部13もタイヤ赤道Cに関して左右対称に設けられている。
また、インスレーションゴム11の厚さtiは、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは2.5mm以上、さらに好ましくは3.0mm以上が望ましい。ここで、インスレーションゴム11の厚さは、便宜上、タイヤ赤道Cの位置において、カーカスプライ6Aと最も内側に配されたベルトプライ7Aとのコード間距離として測定される。
前記インスレーションゴム11の厚さtiが2.0mm未満の場合、特にトレッド中央部において十分な耐圧縮剛性を与えることができないおそれがある。他方、インスレーションゴム11の厚さtiが大きすぎると、発熱性や操縦安定性を悪化させるおそれがある。このような観点より、インスレーションゴム11の厚さtiは、好ましくは10.0mm以下、より好ましくは8.0mm以下、さらに好ましくは6.0mm以下が望ましい。
なお、インスレーションゴム11の厚さtiは一定である。本実施形態では、ベルト層7とカーカス7との間で実質的に一定の厚さtiでのびる態様が示される。
また、インスレーションゴム11は、図4に示されるように、例えばクラウンゴム部12などに短繊維fを配合することができる。本実施形態において、短繊維fは、その長手方向がインスレーションゴム11の幅方向に沿って配向されている。このようなクラウンゴム部11は、実質的な質量増加を伴うことなく、幅方向Yの耐圧縮剛性がより一層高められる点で好ましい。なお、前記短繊維fとしては、例えばナイロン、ポリエステル、アラミド、レーヨン、ビニロン、芳香族ポリアミド、コットン、セルロース樹脂又は結晶性ポリブタジエンなど有機繊維が好適である。また短繊維fは、ゴムとの接着性を向上させるために、例えば平均繊維径が1〜100μ、平均長さが0.1〜5mm程度のものが望ましい。
また、本実施形態のランフラットタイヤ1は、図5(正規無負荷状態)に示されるようなタイヤ外面のプロファイル(輪郭線)TLを有する。該プロファイルTLはトレッド部2の溝を埋めた状態で特定される。前記正規無負荷状態において、該プロファイルTLは、タイヤ外面とタイヤ赤道Cとの交点CPからタイヤ最大幅SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、前記交点CPから前記点Pまでの区間においてタイヤ外面の曲率半径RCをタイヤ軸方向外側に向かって徐々に減少させるとともに、次の関係を満足する。
0.05< Y60 /H ≦0.1
0.1< Y75 /H ≦0.2
0.2< Y90 /H ≦0.4
0.4< Y100 /H ≦0.7
ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点CPとのタイヤ半径方向の各距離である。また、前記”H”はタイヤ断面高さである。
また、RY60=Y60/H
RY75=Y75/H
RY90=Y90/H
RY100 =Y100 /H
とすると、上記関係を満足する範囲は図6にグラフとして示される。これらから明らかなように、前記関係を満足するタイヤ外面のプロファイルTLは非常に丸くなる。このため、本プロファイルTLを有するタイヤの接地形状は、接地幅が小さく、また接地長さが大きくなる。これは、走行中のタイヤノイズを減らし、かつ、ハイドロプレーニング性能を向上するのに役立つ。
また、本プロファイルTLは、トレッド部2において撓みやすい領域を増大させる反面、サイドウォール部3の領域を短くする。このため、該プロファイルを具えたランフラットタイヤ1は、タイヤを大幅に軽量化しうる。従って、慣例的なトレッドプロファイルを有するランフラットタイヤに比べ、インスレーションゴム11を設けた場合であってもとしても、実質的なタイヤ質量の増加が抑制される。なお、前記曲率半径RCは、好ましくは本実施形態のように連続的に減少するものが望ましいが、段階的に減少させることもできる。さらに、該プロファイルTLは、タイヤの縦バネを減少させるので、通常走行時の乗り心地に優れる。
図7には、インスレーションゴム11のさらに他の実施形態が示される。この実施形態では、インスレーションゴム11の厚さtiが、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向外側に向かって漸増する態様が示される。このようなインスレーションゴム11は、タイヤ断面におけるベルトプライ7Aとカーカスプライ6Aとの曲率差を好ましく吸収しうる。
本発明は、乗用車用のものとして特に好適であるが、図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施できるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、表2の仕様に基づきタイヤサイズ「245/40ZR18」の本発明に従うランフラットタイヤ(実施例)が複数種類試作され、下記の性能がテストされた。また、比較のために、インスレーションゴムを有しないランフラットタイヤ(比較例1及び2)、インスレーションゴムが1種のゴム配合からなるランフラットタイヤ(比較例3及び4)についても併せてテストが行われた。
さらに、タイヤ外面のプロファイルは、表2中に仕様が記載されるように、A、Bの2種類がテストされた。サイド補強ゴムの共通仕様は次の通りである。
<サイド補強ゴムの共通仕様>
ベルト層と重なるタイヤ軸方向長さWo:15mm
ビードエーペックスゴムと重なるタイヤ半径方向長さWi:10mm
タイヤ半径方向の長さL:30mm
最大厚さtc:7mm
また、表1には、クラウンゴム部及びショルダーゴム部に用いられた代表的な2種の配合を示す。
Figure 0004971680
さらに、テストの方法は、次の通りである。
<ランフラット耐久性>
各供試タイヤを下記リムにリム組み後、内圧230kPaを充填し、温度38±2℃で34時間放置した後、リムのバルブコアを抜き取ってタイヤ内腔と大気とを自由に連通させた。そして、この状態で、半径1.7mのドラムを有するドラム試験機上を下記条件で走行させ、タイヤが破壊するまでの走行距離が測定された。結果は、比較例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
リム:18×8.5JJ
速度:80km/h
縦荷重:4.14kN
<タイヤ質量>
各供試タイヤの1本当たりの質量が測定された。結果は、比較例1を100とする指数で示す。数値が大きいほど軽量であることを示す。
<乗り心地・操縦安定性>
排気量4300cm3 の国産FR車に各供試タイヤを4輪装着するとともに、上記リム及び内圧230kPaの条件でドライアスファルト路面での旋回時の応答性及びグリップ感などに関する操縦安定性をドライバーの官能により評価した。同様に、アスファルト段差路、ベルジャン路(石畳の路面)及びビッツマン路(小石を敷き詰めた路面)等において、ゴツゴツ感、突き上げ及びダンピングといった乗り心地に関する官能評価を行なった。いずれも比較例1を100点とする評点で評価した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果などを表2に示す。
Figure 0004971680
Figure 0004971680
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例に比べて、タイヤ質量の増加なしにランフラット耐久性を向上していることが確認できた。また、比較例と比べても操縦安定性において実質的な差異は見られなかった。
本発明の実施形態を示すランフラットタイヤの断面図である。 そのトレッド部を拡大した部分拡大図である。 図1のランフラット状態を示すタイヤの断面図である。 インスレーションゴムの他の実施形態を示す斜視図である。 タイヤ外面のプロファイルを示す線図である。 タイヤ外面の各位置におけるRYiの範囲を示す線図である。 インスレーションゴムの他の実施形態を示すトレッド部の部分拡大断面図である。 従来のランフラットタイヤのランフラット状態の断面図である。
符号の説明
1 ランフラットタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
7B 最も外側のベルトプライ
9 サイド補強体
11 インスレーションゴム
12 クラウンゴム部
13 ショルダーゴム部

Claims (6)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るトロイド状のカーカスと、該カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベルト層と、前記カーカスの内側に配されかつ断面略三日月状をなすサイド補強ゴムとを具えたランフラットタイヤであって、
    前記カーカスと前記ベルト層との間に、タイヤ軸方向に一定の厚さでのびるインスレーションゴムを有し、
    前記インスレーションゴムは、トレッド中央部に配されたクラウンゴム部と、そのタイヤ軸方向の両外側に配されかつ前記クラウンゴム部とは配合が異なる一対のショルダーゴム部とを少なくとも含み、
    前記クラウンゴム部のJIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さが70〜80度であり、かつ
    前記ショルダーゴム部の硬さ及び損失正接tanδは、前記クラウンゴム部の硬さ及び損失正接tanδよりも小さいことを特徴とするランフラットタイヤ。
  2. 前記クラウンゴム部の損失正接tanδは0.15〜0.25であり、かつ
    前記ショルダーゴム部の硬さは50度以上かつ70度未満しかも損失正接tanδは0.04〜0.12である請求項1記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記ベルト層は、タイヤ半径方向に重ねられた複数のベルトプライから構成されるとともに、
    前記インスレーションゴムのタイヤ軸方向の幅は、タイヤ半径方向の最も外側に配されたベルトプライのタイヤ軸方向の幅の100〜110%である請求項1又は2記載のランフラットタイヤ。
  4. 前記ベルト層は、タイヤ半径方向に重ねられた複数のベルトプライから構成されるとともに、
    前記クラウンゴム部のタイヤ軸方向の幅は、タイヤ半径方向の最も外側に配されたベルトプライのタイヤ軸方向の幅の80〜90%である請求項1乃至3のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
  5. 前記インスレーションゴムの厚さは2.0〜6.0mmである請求項1乃至4のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
  6. 正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規無負荷状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、
    タイヤ外面のプロファイルは、前記タイヤ外面とタイヤ赤道(C)との交点(CP)からタイヤ最大幅(SW)の45%の距離(SP)を隔てるタイヤ外面上の点を(P)とするとき、前記交点(CP)から前記点(P)までの区間においてタイヤ外面の曲率半径(RC)は徐々に減少するとともに、
    次の関係を満足する請求項1乃至5のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
    0.05< Y60 /H ≦0.1
    0.1< Y75 /H ≦0.2
    0.2< Y90 /H ≦0.4
    0.4< Y100 /H ≦0.7
    (ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、前記交点(CP)からタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点(CP)とのタイヤ半径方向の各距離、Hはタイヤ断面高さである。)
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