JP4796387B2 - ランフラットタイヤ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
0.05< Y60 /H ≦0.1
0.1< Y75 /H ≦0.2
0.2< Y90 /H ≦0.4
0.4< Y100 /H ≦0.7
(ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、タイヤ赤道(C)からタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点(CP)とのタイヤ半径方向の各距離、Hはタイヤ断面高さである。)
図1は、本実施形態のランフラットタイヤ1の正規状態における断面図、図2はその要部拡大図、図3は内圧を零かつ正規荷重を負荷したランフラット状態の断面図がそれぞれ示される。なお特に言及が無い場合、タイヤ各部の寸法などは、前記正規状態でのものとする。
略円筒状をなす成型ドラムDには、慣例に従い、予めシート状のインナーライナーゴム10が巻き付けられている。本実施形態では、これらを被巻付体として、複合ストリップ20(又は21であり、以下同じ。)が所定の位置に巻き付けられる。例えば、複合ストリップ20の一端が、インナーライナーゴム10の外側に止着されるとともに、成型ドラムDはその中心線(これは、後のタイヤ回転軸と同軸である。)の周りで回転させられる。これにより、複合ストリップ20は、インナーライナーゴム10の周りを螺旋状に巻き付けられる。この際、成型ドラムDに対する複合ストリップ20のタイヤ軸方向への送りピッチが適宜調節され、所定の断面形状のストリップ積層体9Mが形成される。
0.05< Y60 /H ≦0.1
0.1< Y75 /H ≦0.2
0.2< Y90 /H ≦0.4
0.4< Y100 /H ≦0.7
ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、前記交点CPからタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点CPとのタイヤ半径方向の各距離、Hはタイヤ断面高さである。
RY75=Y75/H
RY90=Y90/H
RY100 =Y100 /H
とすると、前記関係を満足する範囲は図15にグラフとして示される。図14及び図15から明らかなように、前記関係を満足するタイヤ外面のプロファイルは非常に丸くなる。このため、そのようなプロファイルを有するタイヤの接地形状は、接地幅が小さく、また接地長さが大きくなる。これは、騒音性能及びハイドロプレーニング性能の向上に役立つ。
テストの方法は、次の通りである。
各供試タイヤを正規リム(18×8.5JJ)にリム組みしかつ内圧を230kPa又は0kPaとするとともに、荷重5kNを負荷して平面に接地させてタイヤの縦たわみ量が測定された。そして、前記荷重5kNを縦たわみ量で除すことにより、近似的に各内圧での縦バネ定数を得た。結果は、比較例1を100とする指数で表示した。数値が小さいほど縦バネが小さいことを示す。
排気量4300cm3 の国産FR車に各供試タイヤを4輪装着するとともに、内圧230kPaを充填してドライアスファルト路面の段差路、ベルジャン路(石畳の路面)、ビッツマン路(小石を敷き詰めた路面)等において、ゴツゴツ感、突き上げ、ダンピングに関して官能評価を行い、10点法で評価した。数値が大きいほど良好である。
各供試タイヤを下記リムにリム組み後、内圧230kPaを充填し、温度38℃で34時間放置した後、リムのバルブコアを抜き取ってタイヤ内腔と大気とを自由に連通させた。そして、この状態で、半径1.7mのドラムを有するドラム試験機上を下記条件で走行させ、タイヤが破壊するまでの走行距離が測定された。数値が大きいほど良好である。
リム:18×8.5JJ
速度:80km/h
縦荷重:4.14kN
各供試タイヤの1本当たりの質量が測定された。結果は、比較例1を100とする指数で示す。数値が小さいほど軽量であることを示す。
テストの結果などを表1に示す。
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
9 サイド補強ゴム層
11 第1のゴムストリップ
12 第2のゴムストリップ
14 第1の部分
15 第2の部分
16 第3の部分
20、21 複合ストリップ
E 第1のゴムストリップと第2のゴムストリップとの境界線
Claims (7)
- トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るトロイド状のカーカスと、前記カーカスの内側に配された断面略三日月状をなすサイド補強ゴムとを具えたランフラットタイヤであって、
前記サイド補強ゴムは、ゴムストリップをタイヤ回転軸の周りに巻き重ねたストリップ積層体から形成され、しかも
前記ゴムストリップは、複素弾性率が異なりかつタイヤ半径方向に交互に配された第1のゴムストリップ及び第2のゴムストリップを少なくとも含み、
正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填されしかも無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、
前記サイド補強ゴムは、前記第1のゴムストリップと第2のゴムストリップとの境界線がほぼタイヤ半径方向に沿ってのびる第1の部分と、
前記第1の部分よりもサイド補強ゴムの外端側で前記境界線がタイヤ半径方向外側に向かって実質的にタイヤ軸方向内側に傾いてのびる第2の部分と、
前記第1の部分よりもサイド補強ゴムの内端側で前記境界線がタイヤ半径方向外側に向かって実質的にタイヤ軸方向外側に傾いてのびる第3の部分とを含み、
しかも前記境界線は、前記第2の部分から前記第3の部分までその傾きが徐々に変化することを特徴とするランフラットタイヤ。 - 前記第2のゴムストリップの複素弾性率E*bは10MPa以下であり、かつ前記第1のゴムストリップの複素弾性率E*aとの比(E*a/E*b)が1.2〜10.0である請求項1記載のランフラットタイヤ。
- 前記第2の部分は、前記境界線の接線がタイヤ半径方向線に対して80度以下で傾くとともに、前記第3の部分は、前記境界線の接線がタイヤ半径方向線に対して30度以下で傾く請求項1記載のランフラットタイヤ。
- 正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填されしかも無負荷である正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、
タイヤ外面のプロファイルは、該プロファイルとタイヤ赤道(C)との交点(CP)からタイヤ最大幅(SW)の45%の距離(SP)を隔てるタイヤ外面上の点を(P)とするとき、前記交点(CP)から前記点(P)までの区間においてタイヤ外面の曲率半径(RC)は徐々に減少するとともに、
次の関係を満足する請求項1乃至3のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
0.05< Y60 /H ≦0.1
0.1< Y75 /H ≦0.2
0.2< Y90 /H ≦0.4
0.4< Y100 /H ≦0.7
(ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、前記交点(CP)からタイヤ軸方向にタイヤ最大幅の半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記交点(CP)とのタイヤ半径方向の各距離、Hはタイヤ断面高さである。) - トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るトロイド状のカーカスと、前記カーカスの内側に配された断面略三日月状をなすサイド補強ゴムとを具えたランフラットタイヤを製造するランフラットタイヤの製造方法であって、
円筒状の被巻付体に、複素弾性率が異なる第1のゴムストリップ及び第2のゴムストリップの少なくとも一部を重ねて螺旋状に巻き付けることにより前記サイド補強ゴムを形成する工程を含むとともに、
前記複合ストリップは、実質的に同一の幅を有する前記第1及び第2のゴムストリップの幅中心線をずらせて重ねられていることを特徴とするランフラットタイヤの製造方法。 - 前記巻き付けに先立ち、前記第1のゴムストリップと前記第2のゴムストリップとを予め一つに重ねて複合ストリップを形成する工程をさらに含む請求項5記載のランフラットタイヤの製造方法。
- 第1及び第2のゴムストリップを、前記被巻付体の軸方向の一方側に向かって巻き付けるとともに、任意の位置で折返し前記被巻付体の軸方向の他方側に向かって巻き付ける段階を含む請求項5又は6に記載のランフラットタイヤの製造方法。
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