JP2007290407A - ランフラットタイヤ - Google Patents

ランフラットタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2007290407A
JP2007290407A JP2006116972A JP2006116972A JP2007290407A JP 2007290407 A JP2007290407 A JP 2007290407A JP 2006116972 A JP2006116972 A JP 2006116972A JP 2006116972 A JP2006116972 A JP 2006116972A JP 2007290407 A JP2007290407 A JP 2007290407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
reinforcing rubber
rubber layer
run
side reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006116972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4904075B2 (ja
Inventor
Kensaku Tsuji
賢作 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2006116972A priority Critical patent/JP4904075B2/ja
Publication of JP2007290407A publication Critical patent/JP2007290407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4904075B2 publication Critical patent/JP4904075B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】パンク等によりタイヤ内の空気が抜けたデフレート状態においても比較的長距離を走行しうるランフラットタイヤを提供する。
【解決手段】サイドウォール部3かつカーカス6のタイヤ内腔側に、断面略三日月状をなす補強基部20のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部21を設けたサイド補強ゴム層10を具える。車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層10iと、車両外側となる外のサイド補強ゴム層10oとは、実質的に断面同形とし、しかも前記内、外のサイド補強ゴム層10i、10oの間で、前記凹み部21の長さL、深さD、巾Wを含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度θ、又は凹み部21の巾中心線間の周方向ピッチPである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えることにより、外のサイドウォール部3oの縦剛性を、内サイドウォール部3iの縦剛性よりも大とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンク等によりタイヤ内の空気が抜けたデフレート状態においても比較的長距離を走行しうるランフラットタイヤに関する。
前記ランフラットタイヤとして、タイヤの骨格をなすカーカスのタイヤ内腔側かつサイドウォール部に、断面三日月状のサイド補強ゴム層を設け、デフレート状態におけるタイヤの負荷荷重を、前記サイド補強ゴム層で支えることによりランフラット走行を可能とした所謂サイド補強タイプのものが知られている。
そして近年、下記の特許文献1において、前記サイド補強ゴム層のタイヤ内腔側内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を設けることが提案されている。この構造では、前記凹み部の形成により、サイド補強ゴム層全体としてのゴム量が低減されるため、ランフラット性能を維持しながらタイヤの軽量化を図ることができ、しかも縦バネ定数の軽減によってインフレート状態での通常走行における乗り心地性をも向上しうるという利点が有る。
特開2005−67315号公報
しかし、近年の車両の高性能化や高速化に伴い、タイヤにおけるいっそうの軽量化及び乗り心地性の向上が強く望まれている。
そこで本発明は、車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側に位置する外のサイド補強ゴム層とで、前記凹み部の形成状態を相違せしめ、外のサイドウォール部の縦剛性を内サイドウォール部の縦剛性よりも大に設定することを基本として、ランフラット性能と、通常走行における操縦安定性能とを高く確保しながら、さらなる軽量化と乗り心地性の向上とを達成しうるランフラットタイヤを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部かつ前記カーカスのタイヤ内腔側に配されタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
前記サイド補強ゴム層は、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす補強基部のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を具え、
かつ該サイド補強ゴム層は、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側となる外のサイド補強ゴム層とを含むとともに、
前記内、外のサイド補強ゴム層は、タイヤ軸を含む子午断面において実質的に断面同形とし、
しかも前記内、外のサイド補強ゴム層の間で、前記凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えることにより、タイヤの車両装着状態において車両外側に位置する外のサイドウォール部の縦剛性を、車両内側に位置する内サイドウォール部の縦剛性よりも大としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviより小としたことを特徴としている。このとき前記形成数noを、前記形成数ni以下とするのが好ましい。
又請求項4の発明では、前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviと等しいことを特徴としている。このとき前記形成数noを、前記形成数niより小とするのが好ましい。
又請求項6の発明では、前記内外のサイド補強ゴム層の凹み部は、前記補強基部の内面からの前記深さの最大深さDmaxを0.5〜4.0mm、前記巾中心線と直角方向の巾を5.0〜15mm、前記巾中心線方向の長さを10.0〜50.0mmとしたことを特徴としている。
又請求項7の発明では、正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸を含む子午断面において、
タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
の関係を満足することを特徴としている。
前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。又本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、前記正規内圧状態において特定される値とする。
本発明は叙上の如く、凹み部の形成状態、例えば凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を、内外のサイド補強ゴム層間において相違せしめ、外のサイドウォール部の縦剛性を、内のサイドウォール部の縦剛性よりも大に設定している。
ここで、通常走行におけるタイヤの接地は、直進時にはキャンバー効果によって車両内側が主体的となる。従って、直進時には、前記内のサイドウォール部の縦剛性が減じることによる効果が大きく作用し、乗り心地性を向上させることができる。他方、旋回時には、遠心力に伴い、タイヤの接地は車両外側が主体的となる。そのため、前記外のサイドウォール部の縦剛性が大となることによる効果が大きく作用し、旋回時の剛性感が確保されるなど操縦安定性能とランフラット性能とを高く確保することが可能となる。
このとき、前記内、外のサイド補強ゴム層では、前記凹み部のない位置での子午断面形状が実質的に同形であることが必要である。これにより、ランフラット走行におけるサイド補強ゴム層の屈曲位置を、車両内外で同位置に近づけることができ、屈曲位置のアンバランスに起因するランフラット耐久性等の低下を抑制することができる。又これと同時に、カーカス輪郭形状を、車両内外で実質的に同形状とすることができ、カーカス輪郭形状のアンバランスに起因する通常走行におけるタイヤ特性の低下を抑制することができる。又凹み部の形成状態のみで車両内外の縦剛性を相違しうるため、タイヤ設計の自由度を損ねることがなく、しかも車両内外での縦剛性の差を、自在にかつ大きく設定することができる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明のランフラットタイヤが乗用車用のランフラットタイヤである場合の正規内圧状態を示す子午断面図である。
図1において、ランフラットタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、前記サイドウォール部3かつ前記カーカス6のタイヤ内腔側に配されるとともにタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つサイド補強ゴム層10とを具える。又前記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部には、強靱なベルト層7が配される。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bからなり、前記ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、タガ効果を有してトレッド部2を強固に補強する。このベルト層7は、半径方向内側のベルトプライ7Aが最も幅広であり、このベルトプライ7Aのタイヤ軸方向のプライ巾BWを、タイヤ最大断面巾SWの0.70〜0.95の範囲とすることにより、トレッド部2のほぼ全域に亘ってタガ効果を付与し、後述するタイヤ外面の特殊プロファイルを保持する。このベルト層7の半径方向外側には、主に高速耐久性を高める目的で、例えばナイロン等の有機繊維のバンドコードを周方向に対して5度以下の角度で配列させたバンド層9を設けることができる。このバンド層9として、前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端部のみを被覆する左右一対のエッジバンドプライ、及びベルト層7の略全巾を覆うフルバンドプライが適宜使用でき、本例では、1枚のフルバンドプライにてバンド層9を形成した場合を例示している。
ここで、前記「タイヤ最大断面巾SW」とは、タイヤ外面の基準輪郭線jにおける最大巾であり、この基準輪郭線jは、タイヤ外面に局部的に形成される例えば文字、図形、記号等を示す装飾用、情報用等の微細なリブや溝、リム外れ防止用のリムプロテクトリブ、カット傷防止用のサイドプロテクトリブなどの局部的凹凸部を除外した滑らかな輪郭線を意味する。
本例では、前記ビード部4には、リムプロテクトリブ11が凸設される場合が例示される。このリムプロテクトリブ11は、図2に拡大して示すように、リムフランジJFを覆うように基準輪郭線jから突出するリブ体であり、タイヤ軸方向外側に最も突出する突出面部11cと、この突出面部11cからビード外側面に滑らかに連なる半径方向内側の斜面部11iと、前記突出面部11cからタイヤ最大巾点M近傍位置で前記基準輪郭線jに滑らかに連なる半径方向外側の斜面部11oとで囲まれる断面台形状をなす。なお前記内側の斜面部11iは、リムフランジJFの円弧部よりも大きい曲率半径rで形成された凹円弧面で形成され、通常走行時においては、縁石等からリムフランジJFを保護する。又ランフラット走行時には、内側の斜面部11iがリムフランジJFの円弧部に寄りかかって接触するため、タイヤの縦たわみ量を軽減でき、ランフラット性能及びランフラット耐久性の向上に役立つ。
又前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミドなどの有機繊維コードが好適に使用される。又前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。
そして前記プライ本体部6aのタイヤ内腔側の内面には、例えばブチル系ゴム等の耐空気透過性ゴムからなるインナーライナゴム層12が添設され、タイヤ内腔内の空気の漏れを防止する。又前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ゴム硬度が65〜95の範囲の硬質のゴムからなり、前記ビードコア5から半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。このビードエーペックスゴム8の半径方向外端のビードベースラインBLからのタイヤ半径方向高さhaは、特に限定はされないが、小さすぎるとランフラット耐久性が低下しやすく、逆に大きすぎてもタイヤ質量の過度の増加や乗り心地性の悪化を招くおそれがある。このような観点より、ビードエーペックスゴム8の前記高さhaは、タイヤ断面高さSHの10〜60%、さらには20〜40%の範囲が好ましい。
なお本明細書において、「ゴム硬度」は、JIS−K6253に基づきデュロメータータイプAにより測定したデュロメータA硬さを意味する。
又本例では、前記カーカス6のプライ折返し部6bが、前記ビードエーペックスゴム8を半径方向外側に超えて巻き上がり、その外端部6beが、プライ本体部6aと前記ベルト層7との間に挟まれて終端する超ハイターンアップのカーカス構造を具える。これにより、1枚のカーカスプライ6Aを用いて、サイドウォール部3を効果的に補強しうる。また前記プライ折返し部6bの外端部6beが、ランフラット走行時に大きく撓むサイドウォール部3から離れるため、該外端部6beを起点とした損傷を好適に抑制しうる。なおプライ折返し部6bとベルト層7との重なり部のタイヤ軸方向巾EWは、5mm以上、さらには10mm以上が好ましく、その上限は、軽量化の観点から25mm以下が好ましい。なおカーカス6が複数枚のカーカスプライから形成される場合には、少なくとも1枚のカーカスプライがこの態様をなすのが好ましい。
次に、前記サイド補強ゴム層10は、図2の如く、前記インナーライナゴム層12のタイヤ内腔側の内面に添設されてタイヤ半径方向内外にのびる断面略三日月状の補強基部20と、この補強基部20のタイヤ内腔側の内面に凹設される複数の凹溝状の凹み部21とから形成される。
前記補強基部20は、具体的には、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす。この補強基部20の半径方向外端は、前記ベルト層7とタイヤ半径方向内外に重なる重なり部Juを有して終端するとともに、その半径方向内端は、前記ビードエーペックスゴム8とタイヤ軸方向内外に重なる重なり部Jlを有して終端する。このとき、補強基部20の内外端での剛性段差を緩和し曲げ剛性をバランス良く向上させるために、前記重なり部Juの重なり巾Wuは0より大かつ50mm以下が好ましく、又重なり部Jlの重なり巾Wlは5〜50mmの範囲が好ましい。
このサイド補強ゴム層10は、カーカス6のタイヤ内腔側に配されるため、サイドウォール部3の曲げ変形時には、サイド補強ゴム層10には主として圧縮荷重が、またコード材を有するカーカスプライ6Aには主として引張荷重が作用する。ゴムは圧縮荷重に強く、かつコード材は引張荷重に強いため、上記のようなサイド補強ゴム層10の配設構造は、サイドウォール部3の曲げ剛性を効率良く高め、ランフラット走行時のタイヤの縦撓みを効果的に低減しうる。なおサイド補強ゴム層10のゴム硬度は、60以上、さらには65以上であるのが好ましい。前記ゴム硬度が60未満であると、ランフラット走行時の圧縮歪が大きくなって、ランフラット性能が不充分となる。逆にゴム硬度が高すぎても、乗り心地性に不利となるととともに、耐疲労性や低発熱性に劣るため耐久性を低下する傾向となる。このような観点より、前記サイド補強ゴム層10のゴム硬度の上限は80以下、さらには75以下が好ましい。
又サイド補強ゴム層10の最大厚さt0は、タイヤサイズや、タイヤのカテゴリ等によって適宜設定されるが、乗用車用タイヤの場合5〜15mmが一般的である。又サイド補強ゴム層10の半径方向長さL0は、タイヤ断面高さSHの20%以上、さらには30%以上が好ましく、またその上限は70%以下、さらには60%以下が好ましい。
次に、前記凹み部21は、図3に略示する如く、カーカス最大巾位置Pmを越えてタイヤ半径方向内外にのびる凹溝状をなし、タイヤ周方向に等間隔を有して隔設される。なお前記「カーカス最大巾位置Pm」とは、図1の如く、最もタイヤ内腔側に配されるプライ本体部6aが、タイヤ軸方向外側に最も張出す位置を意味する。
このように構成したサイド補強ゴム層10では、前記凹み部21の形成によって大巾な軽量化を達成する一方、前記凹み部21、21間でリブ状となる補強基部20のリブ状部分20Aによって曲げ剛性を高め、タイヤ半径方向の荷重支持能力を確保することが可能となる。即ち、サイド補強ゴム層10を効率よく機能せしめ、ゴム質量に対する荷重支持能力を大巾に向上させる。その結果、凹み部21のない従来的な補強ゴム層よりも質量を軽減しつつ、荷重支持能力を維持又は増加させることができ、ランフラット性能と軽量化との両立を達成することが可能となる。しかも、前記凹み部21が、タイヤの撓みの大きい前記カーカス最大巾位置Pmを通るため、乗り心地性も向上しうる。
そして本発明では、前記軽量化および乗り心地性向上の効果をより高く発揮させるため、両側のサイド補強ゴム層10のうちで、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層10iと、車両外側となる外のサイド補強ゴム層10oとの間で、前記凹み部21の形成状態を相違せしめ、外のサイドウォール部3oの縦剛性Koを、内のサイドウォール部3iの縦剛性Kiよりも大に設定している。
詳しくは、本実施形態では、前記内外のサイド補強ゴム層10i、10oは、前記凹み部21が形成されていない位置、即ち前記リブ状部分20Aの位置における子午断面において、実質的に断面同形としている。「実質的に断面同形」とは、部品バラツキ、及び加硫工程を含むタイヤ成形工程による工程バラツキを許容するものであり、厳密には、サイド補強ゴム層10の最大厚さt0、半径方向長さL0、及び前記子午断面での断面積において、内外のサイド補強ゴム層10i、10o間の差がそれぞれ5%以内の場合、実質的に断面同形と定義する。
これにより、内外のサイド補強ゴム層10i、10oの屈曲位置を、同位置に近づけることができ、屈曲位置のアンバランスに起因するランフラット耐久性等の低下を抑制することができる。又これと同時に、カーカス輪郭形状を、車両内外で実質的に同形状、即ちタイヤ赤道Cを中心とした対称形とすることができ、カーカス輪郭形状のアンバランスに起因する通常走行におけるタイヤ特性の低下を抑制することができる。
又前記「凹み部21の形成状態を相違させる」とは、具体的には、前記凹み部21の長さL、深さD、巾Wを含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度θ、又は凹み部21の巾中心線間の周方向ピッチPである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えることを意味する。図3は、タイヤ内腔側から見た内外のサイド補強ゴム層10i、10oの側面図の半分を左右に分けて例示している。同図に示すように、前記凹み部21の前記長さLは、巾中心線に沿った長さであり、前記巾Wは、巾中心線と直角方向の巾を意味する。又前記角度θは、巾中心線の半径方向線に対する角度であり、前記深さD(図2に示す)は、前記補強基部20の内面からの深さを意味する。又前記周方向ピッチPは、タイヤ内腔面に沿ったカーカス最大巾位置Pmでの周方向長さである。そして、この要素のうちの少なくとも1つを違えることにより、前記外のサイドウォール部3oの縦剛性Koを、内のサイドウォール部3iの縦剛性Kiよりも大に設定するのである。
ここで、通常走行におけるタイヤの接地は、直進時にはキャンバー効果によって車両内側が主体的となる。従って、直進時には、前記内のサイドウォール部3iの縦剛性Kiが減じることによる効果が大きく作用し、乗り心地性のいっそうの向上を図ることが可能となる。他方、旋回時には、遠心力に伴い、タイヤの接地は車両外側が主体的となる。そのため、前記外のサイドウォール部3oの縦剛性Koが大となることによる効果が大きく作用し、旋回時の剛性感が高く確保されるなど操縦安定性能とランフラット性能とのいっそうの向上を図ることが可能となる。
次に、前記凹み部21の形成状態の相違により、Ko>Kiと設定する場合、前記外のサイド補強ゴム層10oにおける凹み部21oの凹み容積voとその形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層10iにおける凹み部21iの凹み容積viとその形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σvi以下、即ち Σvo≦Σviとするのが好ましい。これは、もしΣvo>Σviである場合、外のサイド補強ゴム層10oのゴムの基準体積当たりに作用する応力が、内のサイド補強ゴム層10iのゴムの基準体積当たりに作用する応力に比して過大となり、ランフラット耐久性に悪影響を及ぼす傾向となるからである。なお前記凹み部21の形成数nは、カーカス最大巾位置Pmにおけるタイヤ内腔面の一周長さを、前記周方向ピッチPで除した値と等しい。
タイヤの質量バランスの観点からは、Σvo=Σviであることが好ましく、このとき vo>vi、かつ no<ni として、縦剛性を Ko>Kiとするのが特に旋回中の操縦安定性と乗心地性との両立の点で望ましい。又形成数niが大な方が周方向バランスが均一になり、特に高速直進時の振動を少なくしながら操縦安定性と乗心地性とを向上しうる点でも望ましい。
又縦剛性Ko、Kiの差をより大きく設定するためには、 Σvo<Σviとするのが好ましく、このとき
(1)vo=vi、かつ no<ni:
(2)vo<vi、かつ no=ni:
(3)vo>vi、かつ no<ni:
とするのがランフラット性能を維持しながら乗心地性を向上させるという点で望ましい。
なお前記図3には、車両内側の凹み部21iの長さLi、深さDi、巾Wi、角度θiが、車両外側の凹み部21oの長さLo、深さDo、巾Wo、角度θoと同一であり、周方向ピッチPi、Poのみ、即ち前記形成数ni、noのみ互いに相違させたものを例示している。この場合には、特に縦剛性Ko、Kiの差を容易に設定しうる点で好ましい。又凹み容積vi、voを相違させる場合には、凹み部21の前記巾Wを違えるのが、縦剛性Ko、Kiの差を容易に設定しうる点で好ましい。なお、前記角度θを違えることにより、縦剛性Ko、Kiに差を設けることもできる。
ここで、前記角度θは0〜60°の範囲であって、60°を越えると、リブ状部分20Aによる補強効率が充分発揮されないなど、ゴム質量に対する荷重支持能力が低減し、ランフラット性能と軽量化との両立が達成できなくなる。従って、前記角度θは、好ましくは45度以下、さらには30度以下、さらには15度以下、さらには0度とするのが好ましい。又内外のサイド補強ゴム層10i、10oにおいて、凹み部21の前記深さDの最大深さDmaxは0.5〜4.0mm、前記巾Wを5.0〜15mm、前記長さLを10.0〜50.0mmとするのが好ましい。
前記最大深さDmaxが0.5mm未満では、軽量化の効果が期待できず、又4.0mmを越えると、凹み部21の溝底から損傷を招く恐れが生じる。このような観点から最大深さDmaxは、補強基部20の前記最大厚さt0の60%以下、さらには40%以下が好ましい。なお凹み部21では、その深さDを、前記最大深さDmaxの位置から半径方向内外に向かって徐々に減じ、これによって、応力集中による耐久性低下を抑制している。又前記巾Wが5.0mm未満、及び長さLが10mm未満では、同様に軽量化の効果が期待できず、逆に巾Wが15mmより大、及び長さLが50mmより大では、凹み部21が過大となって剛性が周方向で不均一となり、ユニフォミティーに不利を招く。
次に、好ましい実施形態として、トレッド部2を含め路面と接地する可能性があるタイヤ外面2Aのプロファイル(輪郭線)について述べる。図4には、前記正規内圧状態でのタイヤ子午断面におけるタイヤ外面2AのプロファイルTLが描かれている。該プロファイルTLはトレッドの溝を埋めて特定されるものとする。前記正規内圧状態において、タイヤ赤道CとプロファイルTLとが交わるタイヤ赤道点CPからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、前記タイヤ赤道点CPから前記点Pまでの区間においてタイヤ外面の曲率半径RCを徐々に減少させるとともに、次の関係を満足させる。
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向にタイヤ最大断面巾の半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記タイヤ赤道点CPとのタイヤ半径方向の各距離である。
また、RY60=Y60/SH
RY75=Y75/SH
RY90=Y90/SH
RY100 =Y100 /SH
として前記関係を満足する範囲RYiを図5に例示する。図4、5のように前記関係を満足するタイヤ外面のプロファイルは非常に丸くなる。このため、接地形状が、接地巾が小さくかつ接地長さが大きくなる。これは、騒音性能及びハイドロプレーニング性能の向上に役立つ。また、このようなプロファイルは、サイドウォール部3の領域が短くなるという特徴を有する。このため、該プロファイルをランフラットタイヤに採用することにより、本来撓みにくいタイヤを提供しうる他、サイド補強ゴム層10のゴムボリュームをより低減でき、ランフラットタイヤにおける質量低下と乗り心地性の向上とが達成される点で特に好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズ275/40R20の乗用車用タイヤを表1の仕様で試作するとともに、各試供タイヤの、操縦安定性、乗り心地性、ランフラット耐久性、タイヤ質量をテストし、その結果を表1に記載した。表1に記載以外は同仕様である。なお表1のタイヤに用いたタイヤプロファイルの詳細は表2に示す。
なおカーカスは、プライ数(1枚)、コード(ポリエステル;1500dtex/2)、コード角度(90°)とした。又ベルト層は、プライ数(2枚)、コード(スチールコード;1×4/0.27)、コード角(+24°/−24°)とした。
<操縦安定性、及び乗り心地性>
各供試タイヤを、リム(20×9.0JJ)、内圧(220kPa)にて車両(排気量4800ccの欧州製の4WD車)の4輪に装着するとともに、ドライバー1名乗車にてドライアスファルト路面のテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
<ランフラット耐久性>
各供試タイヤをバルブコアを取り去ったリム(20×9.0JJ)にリム組し、デフレート状態でドラム試験機上を速度(80km/h)、縦荷重(正規荷重の65%)、室温(38±2℃)の条件にて、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。結果は比較例1を100とする指数により表示しており、数値が大きいほど良好である。なお完走は100kmである。
<タイヤ質量>
タイヤ1本当たりの質量を測定し、比較例1を100とする指数で表示した。数値が小なほど軽量であることを示す。
Figure 2007290407
Figure 2007290407
表の如く実施例のタイヤは、優れたランフラット耐久性を発揮しうる。又通常走行においては、操縦安定性能を高く維持しながら乗り心地性を大幅に向上でき、しかも軽量化を達成しうる
本発明のランフラットタイヤの一実施例を示す断面図である。 そのサイド補強ゴムを拡大して示す断面図である。 内外のサイド補強ゴム層における凹み部の形成状態を略示する側面図である。 タイヤ外面のプロファイルを示す線図である。 タイヤ外面の各位置におけるRYiの範囲を示す線図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
10、10i、10o サイド補強ゴム層
20 補強基部
21 凹み部

Claims (7)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部かつ前記カーカスのタイヤ内腔側に配されタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
    前記サイド補強ゴム層は、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす補強基部のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を具え、
    かつ該サイド補強ゴム層は、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側となる外のサイド補強ゴム層とを含むとともに、
    前記内、外のサイド補強ゴム層は、タイヤ軸を含む子午断面において実質的に断面同形とし、
    しかも前記内、外のサイド補強ゴム層の間で、前記凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えることにより、タイヤの車両装着状態において車両外側に位置する外のサイドウォール部の縦剛性を、車両内側に位置する内サイドウォール部の縦剛性よりも大としたことを特徴とするランフラットタイヤ。
  2. 前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviより小としたことを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記形成数noを、前記形成数ni以下としたことを特徴とする請求項2記載のランフラットタイヤ。
  4. 前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviと等しいことを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
  5. 前記形成数noを、前記形成数niより小としたことを特徴とする請求項4記載のランフラットタイヤ。
  6. 前記内外のサイド補強ゴム層の凹み部は、前記補強基部の内面からの前記深さの最大深さDmaxを0.5〜4.0mm、前記巾中心線と直角方向の巾を5.0〜15mm、前記巾中心線方向の長さを10.0〜50.0mmとしたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のランフラットタイヤ。
  7. 正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸を含む子午断面において、
    タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
    タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
    前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
    0.05< Y60 /SH ≦0.1
    0.1< Y75 /SH ≦0.2
    0.2< Y90 /SH ≦0.4
    0.4< Y100 /SH ≦0.7
    の関係を満足することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のランフラットタイヤ。
JP2006116972A 2006-04-20 2006-04-20 ランフラットタイヤ Expired - Fee Related JP4904075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116972A JP4904075B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 ランフラットタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116972A JP4904075B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 ランフラットタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007290407A true JP2007290407A (ja) 2007-11-08
JP4904075B2 JP4904075B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=38761484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006116972A Expired - Fee Related JP4904075B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 ランフラットタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4904075B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100997848B1 (ko) 2008-06-30 2010-12-01 금호타이어 주식회사 격벽구조체를 구비한 런플랫 타이어
JP2012116382A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd ランフラットタイヤ
JP2014083994A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
US10046606B2 (en) 2013-03-15 2018-08-14 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Run-flat tire
US20190184768A1 (en) * 2016-08-15 2019-06-20 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic Tire

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078003A (ja) * 1973-11-13 1975-06-25
JPH08230408A (ja) * 1994-12-28 1996-09-10 Yokohama Rubber Co Ltd:The オーバルコース用レーシングタイヤ
JP2000108618A (ja) * 1998-08-04 2000-04-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd ランフラットタイヤ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078003A (ja) * 1973-11-13 1975-06-25
JPH08230408A (ja) * 1994-12-28 1996-09-10 Yokohama Rubber Co Ltd:The オーバルコース用レーシングタイヤ
JP2000108618A (ja) * 1998-08-04 2000-04-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd ランフラットタイヤ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100997848B1 (ko) 2008-06-30 2010-12-01 금호타이어 주식회사 격벽구조체를 구비한 런플랫 타이어
JP2012116382A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd ランフラットタイヤ
JP2014083994A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
US9809064B2 (en) 2012-10-24 2017-11-07 Bridgestone Corporation Pneumatic tire
US10046606B2 (en) 2013-03-15 2018-08-14 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Run-flat tire
DE112014001367B4 (de) 2013-03-15 2024-02-08 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Notlaufreifen
US20190184768A1 (en) * 2016-08-15 2019-06-20 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic Tire

Also Published As

Publication number Publication date
JP4904075B2 (ja) 2012-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5038624B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP4971700B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6312543B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6412764B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP2007161067A (ja) ランフラットタイヤ
JP5249945B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP2009126410A (ja) ランフラットタイヤ
JP4904075B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6408333B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6480699B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP4971680B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2009126347A (ja) ランフラットタイヤ
JP4971671B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5237529B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5226268B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5185599B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5139762B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP2004306742A (ja) 空気入りタイヤ
JP4995560B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP2009090776A (ja) ランフラットタイヤ
JP5221945B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5001609B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP5139757B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6718264B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP2016041549A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees