JPH08230408A - オーバルコース用レーシングタイヤ - Google Patents

オーバルコース用レーシングタイヤ

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JPH08230408A
JPH08230408A JP7331368A JP33136895A JPH08230408A JP H08230408 A JPH08230408 A JP H08230408A JP 7331368 A JP7331368 A JP 7331368A JP 33136895 A JP33136895 A JP 33136895A JP H08230408 A JPH08230408 A JP H08230408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
course
tread
area
oval
Prior art date
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Pending
Application number
JP7331368A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Oshima
正行 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP7331368A priority Critical patent/JPH08230408A/ja
Publication of JPH08230408A publication Critical patent/JPH08230408A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバルコース用レーシングタイヤにおい
て、タイヤトレッドのコース外側寄りのベルトエッジの
剥離故障や、トレッド面のコース外側領域に発生するブ
ローや著しい摩耗を抑制し、タイヤ寿命を長く保つこと
にある。 【解決手段】 車両装着時にトレッド部1のコース外側
領域Oとコース内側領域Iとのトレッドプロファイルを
左右非対称に構成し、コース外側領域Oのタイヤ外径と
肉厚とをそれぞれそれに対応するコース内側領域のそれ
らよりも大きくし、かつタイヤセンターラインCLから
タイヤ幅方向両側にそれぞれタイヤ最大幅Wの45%の
位置における両タイヤ外径dpo,dPiの差を、タイヤセ
ンターラインCLにおけるタイヤ外径d1 の0.5〜
5.0%の大きさにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバルコースに
用いられるレーシングタイヤに関し、更に詳しくは、過
酷なオーバルコースにおけるレースにおいて、タイヤ寿
命を長く保つことが可能なオーバルコース用レーシング
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】オーバルコースにおけるレースは、コー
ナーにバンクを付設した楕円状のシンプルなコースを車
両が高速で周回するため、タイヤにとって非常に過酷な
条件下での走行となる。特に、コーナーのバンクを走行
する際に、タイヤトレッドのコース外側における負担が
著しく増大するため、タイヤトレッドのコース外側寄り
のベルトエッジの剥離故障や、コース外側領域のトレッ
ド面にブローや著しい摩耗の発生を招き、タイヤ寿命を
短くする原因となっている。
【0003】そこで、上記対策として、車両に対するタ
イヤセッティングの変更や、車両のコース外側に配置さ
れるタイヤに、コース内側に配置されるタイヤよりも外
径を大きくしたタイヤを使用したり、或いは耐摩耗性に
優れたゴム材料を使用したタイヤを車両のコース外側に
配置するようにしている。しかし、タイヤセッティング
の変更や、車両のコース外側に配置されるタイヤ仕様を
変更しても、各タイヤトレッドのコース外側領域に対す
る負担は、依然として大きいままであり、有効な解決策
にはなっていない。
【0004】また、車両のコース外側に配置するタイヤ
とコース内側に配置するタイヤとで異なるものを使用し
たり、更に、前後でも仕様の違うタイヤを用いたりする
と、多種類のタイヤを取付位置に合わせてそれぞれ揃え
る必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ヤトレッドのコース外側寄りのベルトエッジの剥離故障
や、トレッド面のコース外側領域に発生するブローや著
しい摩耗を抑制し、タイヤ寿命を長く保つことができる
オーバルコース用レーシングタイヤを提供することにあ
る。
【0006】本発明の他の目的は、オーバルコースにお
けるストレート走路での走行性を悪化することなくタイ
ヤ寿命の改善を図ることができるオーバルコース用レー
シングタイヤを提供することにある。本発明の更に他の
目的は、車両の前後左右に装着される各タイヤの仕様を
共通にしながら、タイヤ寿命を改善するオーバルコース
用レーシングタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、カーカス層の両端部をそれぞれ左右両側のビード
部のビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返
し、該ビードコアの外周にサイドウォール部に延在する
ビードフィラーを配置した、オーバルコースを走行する
レーシング車両に装着されるタイヤにおいて、車両装着
時にトレッド部のタイヤセンターラインよりもコース外
側となるコース外側領域と、該タイヤセンターラインよ
りもコース内側となるコース内側領域とのトレッドプロ
ファイルを左右非対称に構成し、前記コース外側領域の
タイヤ外径と肉厚とをそれぞれそれに対応するコース内
側領域のそれらよりも大きくし、かつタイヤセンターラ
インからタイヤ幅方向両側にそれぞれタイヤ最大幅の4
5%の位置における両タイヤ外径の差を、タイヤセンタ
ーラインにおけるタイヤ外径の0.5〜5.0%の大き
さにしたことを特徴とする。
【0008】このようにコース外側領域のタイヤ外径を
それに対応するコース内側領域よりも大きくし、かつそ
の肉厚をコース内側領域よりも厚くした左右非対称のト
レッドプロファイルを形成することにより、オーバルコ
ースのコーナーバンク走行時の接地反力に対するトレッ
ド部のコース外側領域の剛性を効果的に高めることがで
きる。そのため、トレッド部のコース外側領域に大きな
接地反力が作用しても、従来のようにトレッド部のコー
ス外側領域が大きく撓むことがないため、その撓みによ
る発熱を抑えて、コース外側領域に位置するベルトエッ
ジが剥離するのを抑えることができる一方、コース外側
領域のトレッド面に発生するブローや著しい摩耗の抑制
が可能となる。従って、トレッド部のコース外側領域に
おける耐久性が向上し、タイヤ寿命を長くすることがで
きる。
【0009】また、タイヤセンターラインからタイヤ幅
方向両側にそれぞれタイヤ最大幅の45%の位置におけ
る両タイヤ外径の差を上記のように設定することによ
り、オーバルコースにおけるストレート走路での走行性
を損なうことなく、タイヤ寿命の改善ができる。また、
車両の前後左右に装着されるタイヤに同じ仕様のタイヤ
を用いることができ、従来のような異なる仕様のタイヤ
を使う必要がないため、タイヤの準備作業を容易にする
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について図に
示す実施形態を参照して具体的に説明する。図1におい
て、1はトレッド部、2はビード部、3はサイドウォー
ル部である。左右のビード部2に連接してタイヤ径方向
外側に左右のサイドウォール部3が延設され、この左右
のサイドウォール部3間にタイヤ周方向に延在するトレ
ッド部1が設けられている。
【0011】カーカス層4が1層タイヤの内側に配設さ
れ、そのカーカス層4はその両端部4aがそれぞれ左右
のビード部2に配置された環状のビードコア5の周り
に、タイヤ内側から外側へ折り返されている。各ビード
コア5の外周には、サイドウォール部3に延在するビー
ドフィラー6が配置され、カーカス層両端部4aは、ビ
ードフィラー6を包み込むようにして、その外周端6a
を越えてタイヤ外径側に延びている。
【0012】トレッド部1におけるカーカス層4の外周
側には、スチールコードをタイヤ周方向に傾斜して配列
した複数のベルト層7が設けられている。8は一方向に
配列した補強コードを有する補強層であり、ビードフィ
ラー6のタイヤ外側となる位置に、ビード部2からサイ
ドウォール部3にかけてそれぞれ1層延設されている。
【0013】本発明では、上述したような構成のオーバ
ルコース用レーシングタイヤにおいて、車両装着時にタ
イヤセンターラインCLよりもコース外側となるトレッ
ド部1のコース外側領域Oと、コース内側となるトレッ
ド部1のコース内側領域Iとのトレッドプロファイルを
左右非対称にしいてる。図には、その断面形状が示され
ているが、そのトレッド部1はコース外側領域Oのトレ
ッド面1Aのタイヤ外径が、コース内側領域Iのトレッ
ド面1Bのタイヤ外径よりも、タイヤセンターラインC
Lを中心に左右の各対応する位置において大きくなって
いる。また、トレッド部1のコース外側領域Oにおける
肉厚が、コース内側領域Iの肉厚よりも、左右の各対応
する位置において厚くなっている。トレッド部1のタイ
ヤ内面1C側のプロファイルは左右対称である。
【0014】また、タイヤセンターラインCLからタイ
ヤ幅方向両側にそれぞれタイヤ最大幅Wの45%となる
トレッド面1A,1B上の位置Po(コース外側領域)
と位置Pi(コース内側領域)の両タイヤ外径dPo,d
Piの差d(dPo−dPi)が、タイヤセンターラインCL
におけるタイヤ外径d1 の0.5〜5.0%の大きさに
設定されている。
【0015】このように本発明では、トレッド部1のコ
ース外側領域Oのタイヤ外径と肉厚をそれぞれそれに対
応するコース内側領域Iのそれらよりも大きくした左右
非対称のトレッドプロファイルとしたので、オーバルコ
ースのコーナーバンク走行時に作用する接地反力に対す
るコース外側領域Oのトレッド剛性を効果的に高めるこ
とができ、それによって、オーバルコースのコーナーバ
ンク走行時に大きな接地反力が作用した際に、従来、大
きく撓みがちであったトレッド部のコース外側領域Oの
撓みを低減することができる。そのため、撓みによるト
レッド部におけるコース外側領域Oの発熱を抑えて、コ
ース外側領域Oに位置するベルトエッジの剥離を抑制す
ることができると共に、コース外側領域Oのトレッド面
1Aにブローや著しい摩耗が発生するのを抑制すること
ができる。その結果、トレッド部1のコース外側領域O
における耐久性が向上し、タイヤ寿命の改善ができる。
コース内側領域Iと略同等レベルに近い寿命をコース外
側領域Oに付与することも可能であるため、タイヤ寿命
を長く保つことができる。
【0016】また、コース外側領域Oの位置Poとコー
ス内側領域Iの位置Piの両タイヤ外径dPo, Piの差
dを上記のように設定することにより、オーバルコース
におけるストレート走路での走行性を損なうことなく、
タイヤ寿命を長くすることが可能となる。また、同じ仕
様のタイヤを車両の前後左右に装着されるタイヤとして
共用することが可能であり、従来のように、異なる仕様
のタイヤを使う必要がないため、煩雑なタイヤの準備作
業を容易にすることができる。
【0017】上記両タイヤ外径の差dが、0.5%より
小さいと、トレッド部1のコース外側領域Oにおける剛
性を十分に高めることができず、タイヤ寿命を改善する
ことが困難となる。差dが、5.0%を越えると、オー
バルコースにおけるストレート走路でのマイナス要因が
大きく、ラップタイムの低下を招く。好ましくは、両タ
イヤ外径の差dをタイヤ外径d1 の3.0〜5.0%の
大きさにするのが、よりタイヤ寿命を改善する上でよ
い。本発明では、上述した実施形態において、タイヤ寿
命を一層長くするため、トレッド部1のコース外側領域
Oに連接されるサイドウォール部3Oのタイヤ径方向の
剛性を、トレッド部1のコース内側領域Iに連接される
サイドウォール部3Iのタイヤ径方向の剛性(従来のサ
イドウォール部3Oの縦剛性)よりも高い構造にするこ
とが好ましい。
【0018】この手法としては、例えば、サイドウォー
ル部3Oに延在するビードフィラー6Oの硬度を、サイ
ドウォール部3Iに延在するビードフィラー6Iの硬度
よりも高くした構成にすることができる。また、上記実
施形態では、補強層8がそれぞれ1層配置されている
が、サイドウォール部3O側の補強層8Oの数をサイド
ウォール部3I側の補強層8Iの数よりも多くして、タ
イヤのコース外側の縦剛性を高めることができる。補強
層8の補強コードとしては、スチールコードやアラミド
繊維コード等を好ましく使用することができる。
【0019】また、トレッド部1のコース外側領域Oと
コース内側領域Iとの識別を容易にするため、サイドウ
ォール部3等にタイヤの装着する向きを示す識別用マー
クを設けるのが、タイヤの装着を容易にする上で好まし
い。サイドウォール部3にそのマークを設ける場合は、
サイドウォール部3の少なくとも一方に設ければよい。
【0020】図では、トレッド面がドライ路面用として
スリック状に形成されたものを示しているが、ウェット
時に用いられる排水用の溝を設けたタイヤにも、本発明
は好適に用いることができる。また、上記実施形態で
は、カーカス層4を1層設けた例を示したが、それに限
定されず、カーカス層4を複数層設けたものであっても
よいことは言うまでもない。本発明は、特に、偏平率を
30〜50にしたオーバルコース用レーシングタイヤに
好適である。
【0021】
【実施例】タイヤサイズを240/580R13で共通
にし、図1に示す構成の左右非対称なトレッドプロファ
イルを有するタイヤにおいて、両タイヤ外径の差dを表
1のように変えた本発明タイヤ1〜4と比較タイヤ1,
2、及び図1に示す構成においてトレッドプロファイル
を左右対称にした従来タイヤとをそれぞれ製作した。各
試験タイヤ共に偏平率は45である。
【0022】これら各試験タイヤをリムサイズ13×1
0JJのリムに装着し、空気圧130kPa にして、下記
に示す測定条件により、ベルトエッジの剥離故障、耐ブ
ロー性、耐摩耗性、及びラップタイムの評価試験を行っ
たところ、表1に示す結果を得た。 ベルトエッジの剥離故障 各試験タイヤを室内ドラム耐久試験機に装着し、キャン
バー角度を3°、スリップ角度を1°に設定した上で、
速度を325km/hで一定とし、荷重を250kgf から
2.5分毎に50kgf ずつ増加させ、ベルトエッジの剥
離故障が発生するまでの走行時間を測定し、従来タイヤ
を100とする指数値で評価した。この数値が大きい程
ベルトエッジの耐久性が優れている。
【0023】耐ブロー性 各試験タイヤを2000ccのレーシング車両に装着し、
1周4.0kmのオーバルコースを走行させ、トレッド部
のコース外側領域に部分的に穴空きが生じるまでの走行
距離を測定し、その結果を従来タイヤを100とする指
数値で評価した。この数値が大きい程ブロー発生距離が
長く、耐ブロー性が優れている。 耐摩耗性 各試験タイヤを上記と同様の車両に装着し、1周4.0
kmのオーバルコースを20周走行した際のコース外側タ
イヤの最大摩耗箇所において、その摩耗残量を測定し、
その結果を従来タイヤを100とする指数値で評価し
た。この数値が大きい程耐摩耗性に優れている。 ラップタイム 各試験タイヤを上記と同様の車両に装着し、1周4.0
kmのオーバルコースを4周走行した際の1周のベストタ
イムで評価し、その結果を従来タイヤを100とする指
数値で示した。この数値が大きい程ラップタイムが優れ
ている。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、本発明タイヤ
は、ラップタイム、即ち、ストレート走路での走行性が
損なわれることなく、タイヤトレッドのコース外側寄り
に位置するベルトエッジの剥離故障や、トレッド面のコ
ース外側領域に発生するブローや著しい摩耗が抑制さ
れ、タイヤ寿命を長く保つことができるのが判る。本発
明タイヤ4では、ラップタイムが1%が低下している
が、これは実用許容範囲内であり、実質的に問題がな
い。
【0026】また、両タイヤ外径の差dを3.0〜5.
0%にすることにより、タイヤトレッドのコース外側寄
りのベルトエッジの剥離故障や、トレッド面のコース外
側領域に発生するブローや摩耗をより改善することがで
きるのが判る。
【0027】
【発明の効果】上述したように本発明は、トレッド部の
コース外側領域のタイヤ外径をそれに対応するコース内
側領域のそれよりも大きくし、かつその肉厚をコース内
側領域よりも厚くした左右非対称のトレッドプロファイ
ルとするため、オーバルコースのコーナーバンク走行時
の接地反力に対するコース外側領域のトレッド剛性を効
果的に大きくすることができ、それによって、コーナリ
ング時にトレッド部のコース外側領域に大きな接地反力
が作用しても、従来のような大きな撓みがトレッド部の
コース外側領域に生じるのを回避することができる。そ
の結果、その撓みによるトレッド部のコース外側領域の
発熱を抑制することができるため、コース外側領域のベ
ルトエッジが剥離するのを抑えることができる一方、コ
ース外側領域のトレッド面に発生するブローや著しい摩
耗を抑制することができる。従って、トレッド部のコー
ス外側領域における耐久性が向上し、タイヤの寿命を長
く保つことが可能になる。
【0028】また、タイヤセンターラインからタイヤ幅
方向両側にそれぞれタイヤ最大幅の45%となるトレッ
ド面上の位置における両タイヤ外径の差を上記のように
設定することにより、オーバルコースにおけるストレー
ト走路での走行性を損なうことなく、タイヤ寿命の改善
を図ることができる。また更に、従来のような車両の前
後左右に装着されるタイヤに異なる仕様のタイヤを使わ
ずに、同じ仕様のタイヤで対応することができるため、
装着するタイヤを間違えることなく容易に揃えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーバルコース用レーシングタイヤの
一例を示すタイヤ子午線断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2,2I,2O
ビード部 3,3I,3O サイドウォール部 4 カーカス層 4a カーカス層端部 5 ビードコア 6,6I,6O ビードフィラー 8,8I,8O
補強層 CL タイヤセンターライン I タイヤ内側領
域 O タイヤ外側領域 W タイヤ最大幅 Pi ,Po タイヤ最大幅の45%の位置 d1 ,dPi,dPo タイヤ外径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーカス層の両端部をそれぞれ左右両側
    のビード部のビードコアの周りにタイヤ内側から外側に
    折り返し、該ビードコアの外周にサイドウォール部に延
    在するビードフィラーを配置した、オーバルコースを走
    行するレーシング車両に装着されるタイヤにおいて、 車両装着時にトレッド部のタイヤセンターラインよりも
    コース外側となるコース外側領域と、該タイヤセンター
    ラインよりもコース内側となるコース内側領域とのトレ
    ッドプロファイルを左右非対称に構成し、前記コース外
    側領域のタイヤ外径と肉厚とをそれぞれそれに対応する
    コース内側領域のそれらよりも大きくし、かつタイヤセ
    ンターラインからタイヤ幅方向両側にそれぞれタイヤ最
    大幅の45%の位置における両タイヤ外径の差を、タイ
    ヤセンターラインにおけるタイヤ外径の0.5〜5.0
    %の大きさにしたオーバルコース用レーシングタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記トレッド部のコース外側領域に連接
    されるサイドウォール部のタイヤ径方向の剛性を、前記
    トレッド部のコース内側領域に連接されるサイドウォー
    ル部のそれよりも高くした請求項1記載のオーバルコー
    ス用レーシングタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記ビードフィラーのタイヤ外側にサイ
    ドウォール部に延在する少なくとも1層の補強層を配置
    し、前記トレッド部のコース外側領域に連接されたサイ
    ドウォール部側の補強層の数を、前記トレッド部のコー
    ス内側領域に連接されるサイドウォール部側の補強層の
    数よりも多くした請求項2記載のオーバルコース用レー
    シングタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記トレッド部のコース外側領域に連接
    されたサイドウォール部に延在するビードフィラーの硬
    度を、前記トレッド部のコース内側領域に連接されるサ
    イドウォール部に延在するビードフィラーの硬度よりも
    高くした請求項2記載のオーバルコース用レーシングタ
    イヤ。
JP7331368A 1994-12-28 1995-12-20 オーバルコース用レーシングタイヤ Pending JPH08230408A (ja)

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JP7331368A JPH08230408A (ja) 1994-12-28 1995-12-20 オーバルコース用レーシングタイヤ

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JP32836194 1994-12-28
JP6-328361 1994-12-28
JP7331368A JPH08230408A (ja) 1994-12-28 1995-12-20 オーバルコース用レーシングタイヤ

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JP (1) JPH08230408A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100498018B1 (ko) * 1999-06-04 2005-07-01 한국타이어 주식회사 내마모성을 향상시킨 승용차용 래디알 타이어
JP2007290407A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd ランフラットタイヤ
JP2009220703A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2012240564A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ

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