JP2019188853A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2019188853A
JP2019188853A JP2018080168A JP2018080168A JP2019188853A JP 2019188853 A JP2019188853 A JP 2019188853A JP 2018080168 A JP2018080168 A JP 2018080168A JP 2018080168 A JP2018080168 A JP 2018080168A JP 2019188853 A JP2019188853 A JP 2019188853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoulder
land portion
tire
tan
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018080168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7115011B2 (ja
Inventor
田中 大介
Daisuke Tanaka
大介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2018080168A priority Critical patent/JP7115011B2/ja
Publication of JP2019188853A publication Critical patent/JP2019188853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7115011B2 publication Critical patent/JP7115011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】乾燥路面での制動性能を損なうことなく静粛性能を向上する。【解決手段】トレッド部2にタイヤ周方向に沿って延在する少なくとも2本の主溝22により区画された少なくとも3つの陸部23を有し、タイヤ幅方向最外側のショルダー主溝22Bのタイヤ幅方向外側のショルダー陸部23Bをショルダー領域とし、タイヤ幅方向最外側のショルダー主溝22Bのタイヤ幅方向内側にてショルダー主溝22Bおよび内側主溝22Aで区画されたセンター陸部23Aをセンター領域とした場合、センター領域のセンター陸部23Aの接地面積比GCeがショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比GShよりも大きく形成され、かつショルダー領域のショルダー陸部23Bのショルダーキャップゴム24Bのtanδ(20℃)TShがセンター領域のセンター陸部23Aのセンターキャップゴム24Aのtanδ(20℃)TCeよりも大きく形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤは、種々の性能向上の要求を満たすために様々な工夫が施されている。
例えば、特許文献1では、トレッドゴムはタイヤ赤道面を挟む中央領域ゴムとそれに連なる両側領域ゴムとを有し、両側領域ゴムは外方ゴム層と内方ゴム層とを有し、中央領域ゴムは動的貯蔵弾性率が外方ゴム層より大きな値を有し、内方ゴム層はtanδが0.1以下の物性を有することで、転がり抵抗性能、車内音(R/N)性能および直進操縦安定性能の向上を図っている。
特許文献2では、トレッドを60℃でのtanδが0.13〜0.30のゴム組成物(A)から構成すると共に、トレッドのショルダー部に60℃でのtanδがゴム組成物(A)の損失正接tanδよりも0.07以上大きいゴム組成物(B)を配置することで、転動抵抗を低減しながらスキール音の発生の抑制を図っている。
特許文献3では、トレッド部の幅方向に複数種類の異なるゴム組成物を配置すると共に、これら異なるゴム組成物の境界面をタイヤ周方向に延びる主溝の壁面に露出させ、境界面が露出する主溝の壁面に、境界面の露出部に交差し、かつ主溝の延長方向に所定の間隔を隔てて配列する多数の細溝を形成することで、境界面からのクラックの抑制を図っている。
特許文献4では、キャップゴムをタイヤ赤道線に跨るセンター部とその両側に位置するショルダー部とに区分し、センター部に0℃のtanδが0.4以上で、かつ60℃のtanδが0.1〜0.35であるコンパウンドを配置し、両ショルダー部に0℃のtanδが0.3〜0.6で、かつ60℃のtanδが0.2以下であるコンパウンドを配置すると共に、両ショルダー部における最外側主溝のショルダー側にそれぞれ周方向細溝を形成することで、偏摩耗の発生を抑制しながら、転がり抵抗性とウエットグリップ性との両立を図っている。
特許文献5では、トレッド部をセンター部のA層とショルダー部内側のB層とショルダー部外表面を断面三日月状に覆うC層との少なくとも3種のゴム材で構成し、A層のゴム材はJIS−A硬度が65〜80であり、B層のゴム材はtanδがA層のtanδの5〜60%で、かつトレッド部に占める断面積比率が10〜40%であり、C層のゴム材はJIS−A硬度が65〜80、ランボーン摩耗量が前記A層の2〜5倍で、かつトレッド部に占める断面積比率が1〜10%であることで、操縦安定性を低下させることなく高速耐久性の向上を図っている。
特開2001−206013号公報 特開平11−059123号公報 特開2010−018112号公報 国際公開2013/140999号公報 特開2005−271654号公報
トレッドゴムのtanδを高くし、接地面積を大きくすると、乾燥路面での制動性能の向上が図られる。しかし、tanδおよび接地面積の増大は、乾燥路面での制動性能の向上と背反して、接地面で巻き上げた砂がタイヤハウス内で跳ねる際の砂跳ね音により車内騒音を悪化させ静粛性能に影響を及ぼす。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、乾燥路面での制動性能を損なうことなく静粛性能を向上することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る空気入りタイヤは、トレッド部にタイヤ周方向に沿って延在する少なくとも2本の主溝により区画された少なくとも3つの陸部を有し、タイヤ幅方向最外側の前記主溝のタイヤ幅方向外側の前記陸部をショルダー領域とし、タイヤ幅方向最外側の前記主溝のタイヤ幅方向内側にて前記主溝で区画された前記陸部をセンター領域とした場合、前記センター領域の前記陸部の接地面積比GCeが前記ショルダー領域の前記陸部の接地面積比GShよりも大きく形成され、かつ前記ショルダー領域の前記陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TShが前記センター領域の前記陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TCeよりも大きく形成されている。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記センター領域の前記陸部の接地面積比率GCe’と前記ショルダー領域の前記陸部の接地面積比率GSh’との差が、10%≦GCe’−GSh’≦50%の範囲を満たすことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記ショルダー領域の前記陸部のtanδ(20℃)TShと前記センター領域の前記陸部のtanδ(20℃)TCeとの比が、1.11≦TSh/TCe≦1.40の範囲を満たすことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記センター領域の前記陸部の接地面積比GCeおよびtanδ(20℃)TCeの積と前記ショルダー領域の前記陸部の接地面積比GShおよびtanδ(20℃)TShの積との比が、0.90≦(GCe×TCe)/(GSh×TSh)≦1.10の範囲を満たすことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記センター領域の前記陸部の実接地面積ACeおよびtanδ(20℃)TCeの積と、前記ショルダー領域の前記陸部の
実接地面積AShおよびtanδ(20℃)TShの積とが、20以上60以下の範囲を満たすことが好ましい。
本発明によれば、乾燥路面での制動性能の向上に寄与が大きいショルダー領域において、陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TShをセンター領域の陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TCeよりも大きく形成したことで、乾燥路面での制動性能を確保することができる。その一方で、ショルダー領域において、陸部の接地面積比GShをセンター領域の陸部の接地面積比GCeよりも小さく形成したことで、接地面への砂の吸着量を少なくし、静粛性能を向上することができる。しかも、ショルダー領域において、陸部の接地面積比GShをセンター領域の陸部の接地面積比GCeよりも小さく形成したことで、ショルダー領域の陸部の偏摩耗を抑制することができる。そして、センター領域においては、陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TCeをショルダー領域の陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TShよりも小さく形成したことで、接地面への砂の吸着量を少なくし、静粛性能を向上することができる。その一方で、センター領域において、陸部の接地面積比GCeをショルダー領域の陸部の接地面積比GShよりも大きく形成したことで、乾燥路面での制動性能を確保することができる。この結果、乾燥路面での制動性能を損なうことなく静粛性能を向上することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの平面図である。 図3は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
本実施形態に係る空気入りタイヤについて説明する。図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤの平面図である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから最も離れている部分間の距離である。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。本実施形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「CL」を付す。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、図1および図2に示すようにトレッド部2と、その両側のショルダー部3と、各ショルダー部3から順次連続するサイドウォール部4およびビード部5とを有している。また、この空気入りタイヤ1は、カーカス層6と、ベルト層7と、を備えている。
トレッド部2は、ゴム材(トレッドゴム)からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。トレッド部2の外周表面、つまり、走行時に路面と接触する踏面には、トレッド面21が形成されている。トレッド面21は、タイヤ周方向に沿って延在し、タイヤ幅方向に複数(本実施形態では3本)並ぶ主溝22が設けられている。そして、トレッド面21は、これら複数の主溝22により、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線CLと平行なリブ状の陸部23が複数(本実施形態では4本)形成されている。なお、主溝22は、溝幅が3mm以上で、溝深さが5mm以上であって、JATMAに規定されるウェアインジケータの表示義務を有する溝である。
ショルダー部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向両外側の部位である。また、サイドウォール部4は、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の最も外側に露出したものである。また、ビード部5は、ビードコア51とビードフィラー52とを有する。ビードコア51は、スチールワイヤであるビードワイヤをリング状に巻くことにより形成されている。ビードフィラー52は、カーカス層6のタイヤ幅方向端部がビードコア51の位置で折り返されることにより形成された空間に配置されるゴム材である。
カーカス層6は、各タイヤ幅方向端部が、一対のビードコア51でタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものである。このカーカス層6は、タイヤ周方向に対する角度がタイヤ子午線方向に沿いつつタイヤ周方向にある角度を持って複数並設されたカーカスコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。カーカスコードは、有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。このカーカス層6は、少なくとも1層で設けられている。
ベルト層7は、少なくとも2層のベルト7A,7Bを積層した多層構造をなし、トレッド部2においてカーカス層6の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、カーカス層6をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト7A,7Bは、タイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、20度〜30度)で複数並設されたコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。また、重なり合うベルト7A,7Bは、互いのコードが交差するように配置されている。
なお、図には明示しないが、ベルト層7の外周であるタイヤ径方向外側には、ベルト補強層が設けられていてもよい。ベルト補強層は、ベルト層7をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト補強層は、タイヤ周方向に略平行(±5度)でタイヤ幅方向に複数並設されたコード(図示せず)がコートゴムで被覆されている。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。ベルト補強層は、帯状(例えば幅10[mm])のストリップ材をタイヤ周方向に巻き付けて設けられている。このベルト補強層は、例えば、ベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されていたり、ベルト層7全体を覆うように配置されていたり、2層の補強層を有してタイヤ径方向内側の補強層がベルト層7よりもタイヤ幅方向で大きく形成されてベルト層7全体を覆うように配置されタイヤ径方向外側の補強層がベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されていたり、2層の補強層を有して各補強層がベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されていたりする。
本実施形態の空気入りタイヤ1では、図1および図2に示すように、トレッド部2において、タイヤ幅方向最外側の主溝22をショルダー主溝22Bといい、ショルダー主溝22B以外の主溝22を内側主溝22Aという。さらに、内側主溝22Aおよびショルダー主溝22Bにより挟まれる陸部23をセンター領域の陸部(センター陸部)23Aといい、ショルダー主溝22Bのタイヤ幅方向外側の陸部23をショルダー領域の陸部(ショルダー陸部)23Bという。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図1に示すように、トレッド部2のトレッドゴムは、トレッド面21において路面に接地する接地面をなすキャップゴム24を有している。トレッド部2のトレッドゴムは、キャップゴム24のタイヤ径方向内側にベースゴム25を有している。そして、キャップゴム24は、タイヤ幅方向最外側のショルダー主溝22Bの溝底を境にして、当該ショルダー主溝22Bのタイヤ幅方向内側のセンターキャップゴム24Aと、ショルダー主溝22Bのタイヤ幅方向外側のショルダーキャップゴム24Bとで構成されている。即ち、センター陸部23Aは、センターキャップゴム24Aで形成され、ショルダー陸部23Bは、ショルダーキャップゴム24Bで形成されている。センターキャップゴム24Aは、tanδ(20℃)が0.2以上0.48以下の範囲内であり、ショルダーキャップゴム24Bは、tanδ(20℃)が0.5以上0.7以下の範囲内で、相互の粘弾性が異なっている。なお、tanδ(20℃)は、JIS K6394:2007に準じて、粘弾性スペクトロメーター(例えば、東洋精機製作所社製)を用い、伸張変形歪率10%±2%、振動数20Hz、温度20℃の条件で測定したときの値をいう。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、センター陸部23Aとショルダー陸部23Bとで接地面積比が設定されている。接地面積比は、各陸部23において、タイヤ周方向全体において、主溝22を除き、接地面積/(溝面積+接地面積)により算出される。溝面積は、主溝22を除く全ての溝(例えば、タイヤ周方向に交差するラグ溝や主溝22よりも溝幅の細い細溝やサイプ)の開口面積である。接地面積および溝面積は、センター陸部23Aでは、内側主溝22Aやショルダー主溝22Bの開口端がタイヤ幅方向端となり、ショルダー陸部23Bでは、ショルダー主溝22Bのタイヤ幅方向外側の開口端と接地端Tがタイヤ幅方向端となる。そして、センター陸部23Aは、接地面積比が0.8以上1.0以下の範囲内であり、ショルダー陸部23Bは、接地面積比が0.5以上0.7以下の範囲内で、相互の接地面積比が異なっている。
ここで、接地端Tは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、この空気入りタイヤ1のトレッド部2のトレッド面21が路面(水平面)と接地する領域において、タイヤ幅方向の両最外端をいい、タイヤ周方向に連続する。また、接地面積および溝面積も同様に、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、この空気入りタイヤ1のトレッド部2のトレッド面21が路面(水平面)と接地する主溝22を除く領域から得られる。正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
そして、本実施形態の空気入りタイヤ1は、センター領域のセンター陸部23Aの接地面積比GCeがショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比GShよりも大きく形成され、かつショルダー領域のショルダー陸部23Bのショルダーキャップゴム24Bのtanδ(20℃)TShがセンター領域のセンター陸部23Aのセンターキャップゴム24Aのtanδ(20℃)TCeよりも大きく形成されている。
tanδ(20℃)が大きいほど乾燥路面での制動性能を向上することができるが、接地面への砂の吸着量が多くなり砂跳ね音が大きくなる。そこで、tanδ(20℃)について、接地面積比が相対的に大きい陸部で比較的小さくする一方で、接地面積比が相対的に小さい陸部では比較的大きくすることで、トレッド部2の全体における接地面への砂の吸着量を均一化し、砂跳ね音による騒音を分散する。
具体的に、本実施形態の空気入りタイヤ1によれば、乾燥路面での制動性能の向上に寄与が大きいショルダー領域において、ショルダー陸部23Bのショルダーキャップゴム24Bのtanδ(20℃)TShをセンター領域のセンター陸部23Aのセンターキャップゴム24Aのtanδ(20℃)TCeよりも大きく形成したことで、乾燥路面での制動性能を確保することができる。その一方で、ショルダー領域において、ショルダー陸部23Bの接地面積比GShをセンター領域のセンター陸部23Aの接地面積比GCeよりも小さく形成したことで、接地面への砂の吸着量を少なくし、静粛性能を向上することができる。しかも、ショルダー領域において、ショルダー陸部23Bの接地面積比GShをセンター領域のセンター陸部23Aの接地面積比GCeよりも小さく形成したことで、ショルダー陸部23Bの偏摩耗を抑制することができる。そして、センター領域においては、センター陸部23Aのセンターキャップゴム24Aのtanδ(20℃)TCeをショルダー領域のショルダー陸部23Bのショルダーキャップゴム24Bのtanδ(20℃)TShよりも小さく形成したことで、接地面への砂の吸着量を少なくし、静粛性能を向上することができる。その一方で、センター領域において、センター陸部23Aの接地面積比GCeをショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比GShよりも大きく形成したことで、乾燥路面での制動性能を確保することができる。この結果、乾燥路面での制動性能を損なうことなく静粛性能を向上することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、センター領域のセンター陸部23Aの接地面積比率GCe’とショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比率GSh’との差が、10%≦GCe’−GSh’≦50%の範囲を満たすことが好ましい。接地面積比率は、各陸部23において、タイヤ周方向全体において、主溝22を除き、接地面積/(溝面積+接地面積)の百分率により算出される。
この空気入りタイヤ1によれば、センター領域のセンター陸部23Aの接地面積比率GCe’とショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比率GSh’との差を10%以上とすることで、ショルダー領域において接地面への砂の吸着量を少なくすることができ、センター領域において乾燥路面での制動性能を確保することができる。一方、センター領域のセンター陸部23Aの接地面積比率GCe’とショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比率GSh’との差を50%以下とすることで、ショルダー領域において乾燥路面での制動性能を確保することができ、センター領域において接地面への砂の吸着量を少なくすることができる。この結果、乾燥路面での制動性能を損なうことなく静粛性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、ショルダー領域のショルダー陸部23Bのtanδ(20℃)TShとセンター領域のセンター陸部23Aのtanδ(20℃)TCeとの比が、1.11≦TSh/TCe≦1.40の範囲を満たすことが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、ショルダー領域のショルダー陸部23Bのtanδ(20℃)TShとセンター領域のセンター陸部23Aのtanδ(20℃)TCeとの比を1.11以上とすることで、ショルダー領域において乾燥路面での制動性能を確保することができ、センター領域において接地面への砂の吸着量を少なくすることができる。一方、ショルダー領域のショルダー陸部23Bのtanδ(20℃)TShとセンター領域のセンター陸部23Aのtanδ(20℃)TCeとの比を1.40以下とすることで、ショルダー領域において接地面への砂の吸着量を少なくすることができ、センター領域において乾燥路面での制動性能を確保することができる。この結果、乾燥路面での制動性能を損なうことなく静粛性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、センター領域のセンター陸部23Aの接地面積比GCeおよびtanδ(20℃)TCeの積とショルダー領域のショルダー陸部23Bの接地面積比GShおよびtanδ(20℃)TShの積との比が、0.90≦(GCe×TCe)/(GSh×TSh)≦1.10の範囲を満たすことが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、センター領域とショルダー領域とにおいて、接地面積比およびtanδ(20℃)の積の比が0.90以上1.10以下の範囲で均一化されることから、乾燥路面での制動性能を確保する効果と、静粛性能を向上する効果をより両立することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、センター領域のセンター陸部23Aの実接地面積ACeおよびtanδ(20℃)TCeの積と、ショルダー領域のショルダー陸部23Bの実接地面積AShおよびtanδ(20℃)TShの積とが、20以上60以下の範囲を満たすことが好ましい。
ここで、実接地面積は、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、図2に二点鎖線で囲むように、トレッド部2のトレッド面21が路面(水平面)と接地する領域において、主溝22を含む全ての溝の溝面積を除くものである。
この空気入りタイヤ1によれば、センター領域のセンター陸部23Aの実接地面積ACeおよびtanδ(20℃)TCeの積と、ショルダー領域のショルダー陸部23Bの実接地面積AShおよびtanδ(20℃)TShの積とが、20以上であれば、センター領域において接地面積比を大きくし、かつショルダー領域においてtanδ(20℃)を大きくできるため、センター領域およびショルダー領域において乾燥路面での制動性能を確保することができる。一方、センター領域のセンター陸部23Aの実接地面積ACeおよびtanδ(20℃)TCeの積と、ショルダー領域のショルダー陸部23Bの実接地面積AShおよびtanδ(20℃)TShの積とが、60以下であれば、センター領域においてtanδ(20℃)を抑え、かつショルダー領域において接地面積比を抑えるため、センター領域およびショルダー領域において接地面への砂の吸着量を少なくして静粛性能を向上することができる。
また、この効果をより顕著に得るうえで、センター領域のセンター陸部23Aの実接地面積ACeおよびtanδ(20℃)TCeの積と、ショルダー領域のショルダー陸部23Bの実接地面積AShおよびtanδ(20℃)TShの積とが、30以上50以下の範囲を満たすことが好ましい。
なお、上述した本実施形態の各作用効果を顕著に得るにあたり、ショルダー領域の各ショルダー陸部23Bは、図2に示す個々の接地面のタイヤ幅方向寸法(ショルダー陸部幅)WShが、各接地端T間の接地幅TWに対して30%以上50%以下の範囲にあることが好ましい。また、センター領域のセンター陸部23Aの図2に示す個々の接地面のタイヤ幅方向寸法(センター陸部幅)WCeの合計が、接地幅TWに対して50%以上70%以下の範囲にあることが好ましい。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、静粛性能(耐砂はね音)および乾燥路面での制動性能に関する性能試験が行われた(図3参照)。
性能評価試験では、タイヤサイズ215/45R18の空気入りタイヤ(試験タイヤ)を、18×7.0Jの正規リムに組み付け、250kPaの正規内圧を充填し、排気量1500ccクラスの車両(試験車両)に装着した。
静粛性能の性能試験では、上記試験車両にて、乾燥路面において新品時から100kmの慣らし走行を実施した後、延長50mで幅3mの乾燥路面にエアブローを実施した後に砂を撒きほうきにてまんべんなくならした試験路を走行し、パネラーにより車内騒音の官能評価を行う。官能評価は、周回テストコースを2周した後、さらに周回テストコースを1周した後、さらに周回テストコースを1周した後にそれぞれ行い、3回の平均とする。この評価は、従来例を基準(100)とした指数評価により行われ、その数値が大きいほど砂跳ね音が小さく静粛性能が優れていることを示している。
乾燥路面の制動性能の評価方法は、上記試験車両にて乾燥路面を走行し、走行速度100km/hからの0km/hまでの制動距離が測定される。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、数値が大きいほど制動距離が短く制動性能が優れていることを示している。
図3において、従来例、比較例1〜比較例3、実施例1〜実施例4の空気入りタイヤは、図1および図2に示すように、トレッド部に3本の主溝により4本の陸部が区画形成されている。tanδ(20℃)は、従来例のセンター領域の陸部を基準(100)とした指数で示している。また、接地面積比は、従来例のセンター領域の陸部を基準(100)とした指数で示している。従来例、比較例1〜比較例3の空気入りタイヤは、接地面積比GCeと接地面積比GShとの関係、およびtanδ(20℃)TShとtanδ(20℃)TCeとの関係が規定外である。一方、実施例1〜実施例4の空気入りタイヤは、接地面積比GCeと接地面積比GShとの関係、およびtanδ(20℃)TShとtanδ(20℃)TCeとの関係が規定範囲である。
図6の試験結果に示すように、実施例1〜実施例4の空気入りタイヤは、静粛性能が改善され、かつ乾燥路面での制動性能が確保されていることが分かる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
21 トレッド面
22 主溝
22A 内側主溝
22B ショルダー主溝
23 陸部
23A センター陸部
23B ショルダー陸部
24 キャップゴム
24A センターキャップゴム
24B ショルダーキャップゴム
ACe 実接地面積
ASh 実接地面積
CL タイヤ赤道面
GCe,GSh 接地面積比
GCe’,GSh’ 接地面積比率
TCe,TSh tanδ

Claims (5)

  1. トレッド部にタイヤ周方向に沿って延在する少なくとも2本の主溝により区画された少なくとも3つの陸部を有し、
    タイヤ幅方向最外側の前記主溝のタイヤ幅方向外側の前記陸部をショルダー領域とし、タイヤ幅方向最外側の前記主溝のタイヤ幅方向内側にて前記主溝で区画された前記陸部をセンター領域とした場合、
    前記センター領域の前記陸部の接地面積比GCeが前記ショルダー領域の前記陸部の接地面積比GShよりも大きく形成され、かつ前記ショルダー領域の前記陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TShが前記センター領域の前記陸部のキャップゴムのtanδ(20℃)TCeよりも大きく形成されている空気入りタイヤ。
  2. 前記センター領域の前記陸部の接地面積比率GCe’と前記ショルダー領域の前記陸部の接地面積比率GSh’との差が、10%≦GCe’−GSh’≦50%の範囲を満たす請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ショルダー領域の前記陸部のtanδ(20℃)TShと前記センター領域の前記陸部のtanδ(20℃)TCeとの比が、1.11≦TSh/TCe≦1.40の範囲を満たす請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記センター領域の前記陸部の接地面積比GCeおよびtanδ(20℃)TCeの積と前記ショルダー領域の前記陸部の接地面積比GShおよびtanδ(20℃)TShの積との比が、0.90≦(GCe×TCe)/(GSh×TSh)≦1.10の範囲を満たす請求項1〜3のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記センター領域の前記陸部の実接地面積ACeおよびtanδ(20℃)TCeの積と、前記ショルダー領域の前記陸部の実接地面積AShおよびtanδ(20℃)TShの積とが、20以上60以下の範囲を満たす請求項1〜4のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
JP2018080168A 2018-04-18 2018-04-18 空気入りタイヤ Active JP7115011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080168A JP7115011B2 (ja) 2018-04-18 2018-04-18 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080168A JP7115011B2 (ja) 2018-04-18 2018-04-18 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019188853A true JP2019188853A (ja) 2019-10-31
JP7115011B2 JP7115011B2 (ja) 2022-08-09

Family

ID=68388817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018080168A Active JP7115011B2 (ja) 2018-04-18 2018-04-18 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7115011B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022107487A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 株式会社ブリヂストン タイヤ
KR20220102290A (ko) * 2021-01-13 2022-07-20 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 트레드 부위별 접지 면적 제어를 통한 편마모 개선 타이어

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09300914A (ja) * 1996-05-14 1997-11-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2005199922A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2006315515A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Bridgestone Corp 空気入りラジアルタイヤ
JP2009255856A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2013079014A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2014184808A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09300914A (ja) * 1996-05-14 1997-11-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2005199922A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2006315515A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Bridgestone Corp 空気入りラジアルタイヤ
JP2009255856A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2013079014A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2014184808A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022107487A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 株式会社ブリヂストン タイヤ
KR20220102290A (ko) * 2021-01-13 2022-07-20 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 트레드 부위별 접지 면적 제어를 통한 편마모 개선 타이어
KR102510825B1 (ko) 2021-01-13 2023-03-17 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 트레드 부위별 접지 면적 제어를 통한 편마모 개선 타이어

Also Published As

Publication number Publication date
JP7115011B2 (ja) 2022-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5803087B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5897254B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013112062A (ja) 制音体付空気入りタイヤ
JP2012091736A (ja) 空気入りタイヤ
JP6724314B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2020121606A (ja) 空気入りタイヤ
JP2013063738A (ja) 空気入りタイヤ
JP5895576B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4710938B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2018167753A (ja) 空気入りタイヤ
JP2018065429A (ja) 空気入りタイヤ
JP5707860B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2020008709A1 (ja) 空気入りタイヤおよび空気入りタイヤの製造方法
JP6007551B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2012131459A (ja) 空気入りタイヤ
JP2019188853A (ja) 空気入りタイヤ
JP2015157547A (ja) 空気入りタイヤ
WO2020196903A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013184552A (ja) 空気入りタイヤ
JP2019137334A (ja) 空気入りタイヤ
JP7131337B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2018052318A (ja) 空気入りタイヤ
JP2020032881A (ja) 空気入りタイヤ
JP2020001660A (ja) 空気入りタイヤ
JP2019059264A (ja) 乗用車用空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7115011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350