JP2009255856A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】グリップ性能及び剛性感を両立しつつ、高速耐久性に優れる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるトレッド部3とを有し、該トレッド部3のタイヤ幅方向中央部に位置するトレッドセンター部を構成するセンター部トレッドゴム7AのEA'の値が、該トレッドセンター部のタイヤ幅方向両外側に位置するトレッドショルダー部を構成するショルダー部トレッドゴム7BのEB'の値より低い空気入りタイヤにおいて、前記センター部トレッドゴム7Aのtanδ/EA'及びEA'の値をそれぞれ0.30〜0.38及び5.0〜8.0とし、前記ショルダー部トレッドゴム7Bのtanδ/EB'及びEB'の値をそれぞれ0.33〜0.42及び8.0〜13.0とする。
【選択図】図2
【解決手段】一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるトレッド部3とを有し、該トレッド部3のタイヤ幅方向中央部に位置するトレッドセンター部を構成するセンター部トレッドゴム7AのEA'の値が、該トレッドセンター部のタイヤ幅方向両外側に位置するトレッドショルダー部を構成するショルダー部トレッドゴム7BのEB'の値より低い空気入りタイヤにおいて、前記センター部トレッドゴム7Aのtanδ/EA'及びEA'の値をそれぞれ0.30〜0.38及び5.0〜8.0とし、前記ショルダー部トレッドゴム7Bのtanδ/EB'及びEB'の値をそれぞれ0.33〜0.42及び8.0〜13.0とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気入りタイヤ、特には、グリップ性能及び剛性感を両立させた空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤの運動性能に関し、特にグリップ性能を向上させるため、タイヤのトレッド部に特定の形状のトレッドパターンを採用したり、特定の物性を有するトレッドゴムを適用する等、様々な工夫がなされている。例えば、特開平9−15584号公報(特許文献1)には、高度なレベルのグリップ性能と剛性感(ハンドリング性能)とを実現する空気入りタイヤの製造方法として、加硫機の金型に収容した未加硫タイヤをその内側と外側の両側から異なる設定温度で加熱して加硫成形する手法が開示されており、この方法によって、トレッド部を構成するトレッドゴムに、その厚さ方向に向けモジュラス勾配を付した空気入りタイヤが製造される。
しかしながら、サーキット走行等のタイヤへの入力が厳しい走行モードでは、タイヤの路面に直接接するトレッド部において、トレッド部のタイヤ幅方向中央部に位置するトレッドセンター部と、該トレッドセンター部のタイヤ幅方向両外側に位置するトレッドショルダー部とで異なる性能が要求される。具体的には、トレッドセンター部でグリップ性能を十分に確保しながら、同時にコーナリング時(限界時)の剛性感をトレッドショルダー部に付与することが要求されている。また、この場合、高速耐久性を高度に維持する必要もある。
これに対し、特開平9−155884号公報に開示の製造方法により得られる空気入りタイヤは、通常走行時のグリップ性能と剛性感を向上できるものの、サーキット走行等のタイヤへの入力が厳しい走行モードに関しては、依然として改良の余地があった。
そこで、本発明の目的は、従来と異なる手法により、グリップ性能及び剛性感を両立しつつ、高速耐久性に優れる空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、センター部トレッドゴム及びショルダー部トレッドゴムの損失正接(tanδ)/貯蔵弾性率(E')及び貯蔵弾性率(E')の値をそれぞれ特定の範囲に調整し、さらにセンター部トレッドゴムの貯蔵弾性率(EA')の値をショルダー部トレッドゴムの貯蔵弾性率(EB')の値より小さくすることで、空気入りタイヤのグリップ性能及び剛性感を向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、一対のビード部及び一対のサイドウォール部と、両サイドウォール部に連なるトレッド部とを有し、該トレッド部のタイヤ幅方向中央部に位置するトレッドセンター部を構成するセンター部トレッドゴムのEA'の値が、該トレッドセンター部トレッドゴムのタイヤ幅方向両外側に位置するトレッドショルダー部を構成するショルダー部トレッドゴムのEB'の値より低い空気入りタイヤにおいて、
前記センター部トレッドゴムのtanδ/EA'及びEA'の値が、それぞれ0.30〜0.38及び5.0〜8.0であり、前記ショルダー部トレッドゴムのtanδ/EB'及びEB'の値が、それぞれ0.33〜0.42及び8.0〜13.0であることを特徴とする。
前記センター部トレッドゴムのtanδ/EA'及びEA'の値が、それぞれ0.30〜0.38及び5.0〜8.0であり、前記ショルダー部トレッドゴムのtanδ/EB'及びEB'の値が、それぞれ0.33〜0.42及び8.0〜13.0であることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤの好適例においては、前記センター部トレッドゴムのEA'の値が6.0〜7.0であり、前記ショルダー部トレッドゴムのEB'の値が10.0〜12.0である。
本発明によれば、センター部トレッドゴム及びショルダー部トレッドゴムのtanδ/E'及びE'の値がそれぞれ特定の範囲内にあり、さらにショルダー部トレッドゴムのEB'の値がセンター部トレッドゴムのEA'の値より大きいため、グリップ性能及び剛性感を両立させながら、優れた高速耐久性を有する空気入りタイヤを提供することができる。
以下に、図を参照しながら、本発明の空気入りタイヤを詳細に説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの一実施態様の断面図である。図1に示すタイヤは、左右一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるトレッド部3とを有し、前記一対のビード部1間にトロイド状に延在して、これら各部1,2,3を補強するカーカス4と、該カーカス4のクラウン部のタイヤ半径方向外側に配置されたベルト5とを具える。
図1に示すタイヤのカーカス4は、一枚のカーカスプライから構成されており、また、上記ビード部1内に夫々埋設した一対のビードコア6間にトロイド状に延在する本体部と、各ビードコア6の周りでタイヤ幅方向の内側から外側に向けて半径方向外方に巻上げた折り返し部とからなるが、本発明のタイヤにおいて、カーカス4のプライ数及び構造は、これに限られるものではない。
また、図1に示すタイヤのベルト5は、二枚のベルト層から構成されており、各ベルト層は、通常、タイヤ赤道面に対して傾斜して延びるコードのゴム引き層、好ましくは、スチールコードのゴム引き層からなり、更に、二枚のベルト層が、該ベルト層を構成するコードが互いにタイヤ赤道面を挟んで交差するように積層されてベルト5を構成している。なお、図中のベルト5は、二枚のベルト層からなるが、本発明のタイヤにおいて、ベルト5を構成するベルト層の枚数は、これに限られるものではない。
ここで、本発明のタイヤは、上記トレッド部3がタイヤ幅方向中央部に位置するトレッドセンター部3Aと、該トレッドセンター部3Aのタイヤ幅方向両外側に位置するトレッドショルダー部3Bとからなり、該トレッドセンター部3Aを構成するセンター部トレッドゴムのEA'の値がトレッドショルダー部3Bを構成するショルダー部トレッドゴムのEB'の値より低いことを特徴とする。なお、本発明において、トレッドセンター部3Aとは、トレッド部3のタイヤ幅方向中央部に位置し、タイヤ幅の中央60%の部分を指し、また、トレッドショルダー部3Bとは、トレッド部3の端部からタイヤ幅の20%の部分を指す。なお、トレッド部3の端部とは、タイヤを正規内圧とし正規荷重を掛けた際に、タイヤの路面に接する部分のタイヤ幅方向の端部を指す。
上記センター部トレッドゴムのEA'の値を上記ショルダー部トレッドゴムのEB'の値より小さくすることで、トレッドセンター部3Aでのグリップ性能を確保しながら、トレッドショルダー部3Bでの剛性感を向上させることができる。更に、同様の観点から、センター部トレッドゴムのtanδ/EA'の値をショルダー部トレッドゴムのtanδ/EB'の値より小さくすることが好ましい。そして、サーキット走行等のタイヤへの入力の厳しい走行モードにおいて、トレッドセンター部3Aで十分なグリップ性能を確保しつつ、トレッドショルダー部3Bに優れた剛性感を付与し、さらに優れた高速耐久性を得るためには、センター部トレッドゴム及びショルダー部トレッドゴムのtanδ/E'及びE'の最適化を行うことで、クリップ性能、剛性感及び高速耐久性を高度にバランスさせることが可能となる。
上記センター部トレッドゴムのtanδ/EA'の値は、0.30〜0.38であることを要する。一般に、tanδ/E'の値が高くなるにつれてグリップ性能が向上するため、tanδ/EA'の値が0.30〜0.38であれば、トレッドセンター部3Aに十分なグリップ性能を確保できる。また、センター部トレッドゴムのtanδ/EA'が0.30未満では、トレッドセンター部3Aに十分なグリップ性能が得られず、一方、0.38を超えると、トレッドセンター部3Aの発熱性が高まり、高速耐久性が低下する。更に、センター部トレッドゴムのEA'の値は、5.0〜8.0であることを要し、6.0〜7.0であることが好ましい。センター部トレッドゴムのEA'が5.0未満では、ゴムが柔らか過ぎてトレッドゴムとしての性能を十分に発揮できず、一方、8.0を超えると、ゴムが硬くなり過ぎてグリップ力が得られない。
上記ショルダー部トレッドゴムのtanδ/EB'の値は、0.33〜0.42であることを要する。ショルダー部トレッドゴムのtanδ/EB'が0.33未満では、十分なグリップ性能が得られず、操縦安定性が低下し、一方、0.42を超えると、耐熱性が低下する。また、ショルダー部トレッドのEB'の値は、8.0〜13.0であることを要し、10.0〜12.0であることが好ましい。一般に、E'の値は高い方が剛性感を付与できるため、EB'の値が8.0〜13.0であれば、コーナリング時(限界時)に十分な剛性感を得ることができ、コーナリング時での車輌安定性に優れることになる。また、ショルダー部トレッドゴムのEB'が8.0未満では、ゴムが柔らか過ぎて十分な剛性感が得られず、一方、13.0を超えると、ゴムが硬くなり過ぎてゴムの追従性が悪化し、剛性感が低下する。
上記センター部トレッドゴム及び上記ショルダー部トレッドゴムのtanδ/E'及びE'の値を上記した特定の範囲に制御しつつ、該センター部トレッドゴムのEA'の値を該ショルダー部トレッドゴムのEB'の値より小さくする方法としては、トレッド部3においてベルト5のタイヤ半径方向外側に配設されるトレッドゴム7を、図2に示すように、トレッドセンター部3Aに位置するセンター部トレッドゴム7Aと、トレッドショルダー部3Bに位置するショルダー部トレッドゴム7Bとに分割し、即ち、トレッド部3を分割トレッドとし、センター部トレッドゴム7Aとショルダー部トレッドゴム7Bとに異なる配合のゴム組成物を使用する手法が挙げられる。なお、各トレッドゴムに使用するゴム組成物の配合は、使用するゴム成分の種類及びブレンド比、使用する充填剤の種類及び量、他の配合剤の種類及び量等を適宜変更して調整すればよい。
なお、上記トレッドゴム7用ゴム組成物のゴム成分としては、天然ゴム(NR)の他、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、アクリロニリトル−ブタジエンゴム(NBR)等の合成ゴムが挙げられ、これらゴム成分は、一種単独で用いてもよいし、二種以上をブレンドして用いてもよい。
上記トレッドゴム7用ゴム組成物は、ゴム成分に、ゴム工業界で通常使用される配合剤、例えば、カーボンブラック及びシリカ等の充填剤、軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫剤等を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して配合し、混練り、熱入れ、押出等することにより製造することができる。また、これらゴム成分及び配合剤としては、市販品を利用することができる。
以上に説明した本発明の空気入りタイヤは、トレッド部3に適当なゴム組成物を適用して生タイヤを成形し、常法に従って生タイヤを加硫することで製造できる。なお、本発明の空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
<トレッド用ゴム組成物の調製及びtanδとE'の評価>
表1〜2に示す配合処方のトレッド用ゴム組成物を常法に従って調製し、以下の方法で該ゴム組成物の損失正接(tanδ)及び貯蔵弾性率(E')を測定した。なお、表1〜2には、tanδ/E'及びE'の値を示す。
表1〜2に示す配合処方のトレッド用ゴム組成物を常法に従って調製し、以下の方法で該ゴム組成物の損失正接(tanδ)及び貯蔵弾性率(E')を測定した。なお、表1〜2には、tanδ/E'及びE'の値を示す。
(1)損失正接(tanδ)及び貯蔵弾性率(E')
上記ゴム組成物を160℃、12分間の条件で加硫して得られた厚さ2mmのスブラシートから、幅5mm、長さ40mmのシートを切り出し、試料とした。この試料について、上島製作所(株)製スペクトロメーターを用い、チャック間距離10mm、初期歪み200μm、動的歪1%、周波数52Hz、測定温度25℃の条件で、損失正接(tanδ)及び貯蔵弾性率(E')(MPa)を測定した。
上記ゴム組成物を160℃、12分間の条件で加硫して得られた厚さ2mmのスブラシートから、幅5mm、長さ40mmのシートを切り出し、試料とした。この試料について、上島製作所(株)製スペクトロメーターを用い、チャック間距離10mm、初期歪み200μm、動的歪1%、周波数52Hz、測定温度25℃の条件で、損失正接(tanδ)及び貯蔵弾性率(E')(MPa)を測定した。
*1 SBR#1712,JSR社製.
*2 N234,昭和キャボット(株)製.
*3 A/O MIX,三共油化工業(株)製.
*4 ノクラック6C,大内新興化学工業(株)製.
*5 RD,大内新興化学工業(株)製.
*6 マイクロクリスタリンワックス,精工化学製,サンタイトA.
*7 ノクセラーNS(TBBS),大内新興化学工業(株)製.
*2 N234,昭和キャボット(株)製.
*3 A/O MIX,三共油化工業(株)製.
*4 ノクラック6C,大内新興化学工業(株)製.
*5 RD,大内新興化学工業(株)製.
*6 マイクロクリスタリンワックス,精工化学製,サンタイトA.
*7 ノクセラーNS(TBBS),大内新興化学工業(株)製.
(実施例1〜8及び比較例1〜4)
上記ゴム組成物をトレッドゴム7A及びトレッドゴム7Bに用いて、図2に示す構造を有し、サイズが195/65R15の空気入りタイヤを製造した。
上記ゴム組成物をトレッドゴム7A及びトレッドゴム7Bに用いて、図2に示す構造を有し、サイズが195/65R15の空気入りタイヤを製造した。
<評価>
上記のようにして作製したタイヤに対して、下記の方法で、グリップ性能、剛性感、耐熱性を評価した。結果を表3に示す。
上記のようにして作製したタイヤに対して、下記の方法で、グリップ性能、剛性感、耐熱性を評価した。結果を表3に示す。
(2)グリップ性能及びコーナリング時の剛性感
供試タイヤを実車に装着し、速度80〜150km/hで実車試験を行い、グリップ性能及びコーナリング時の剛性感について10点法で評価した。また、評価は専門のドライバーによって行われるが、各項目の評価において0.5以上の差があれば、一般の人でもその差が分かる。なお、表2中、グリップ性能及び剛性感はその評点が高い程良好である。
供試タイヤを実車に装着し、速度80〜150km/hで実車試験を行い、グリップ性能及びコーナリング時の剛性感について10点法で評価した。また、評価は専門のドライバーによって行われるが、各項目の評価において0.5以上の差があれば、一般の人でもその差が分かる。なお、表2中、グリップ性能及び剛性感はその評点が高い程良好である。
(3)耐熱性(チャンク性)
HSPドラムでのチャンクの有無を評価した。詳細には、最初のドラム速度を80km/hに設定し、30分毎にドラム速度を8km/h上げていき、ドラム速度が200km/hに達した際のチャンクの有無を確認した。なお、チャンクが発生しなかったものを「○」、チャンクが発生したものを「△」として、評価した。
HSPドラムでのチャンクの有無を評価した。詳細には、最初のドラム速度を80km/hに設定し、30分毎にドラム速度を8km/h上げていき、ドラム速度が200km/hに達した際のチャンクの有無を確認した。なお、チャンクが発生しなかったものを「○」、チャンクが発生したものを「△」として、評価した。
表3から、実施例のタイヤは、センター部トレッドゴム及びショルダー部トレッドゴムのtanδ/E'及びE'の値がそれぞれ特定の範囲内にあり、さらにセンター部トレッドゴムのEA'の値がショルダー部トレッドゴムのEB'の値より小さいため、グリップ性能及び剛性感を両立させながら、優れた高速耐久性を有することが分かる。
しかしながら、比較例1のタイヤは、tanδ/EA'の値が高すぎるため耐熱性が低く、高速耐久性を十分に確保できず、また、比較例2のタイヤは、EB'が高すぎるため追従性が悪化し、コーナリング時での剛性感を十分に確保できないことが分かる。一方、比較例3のタイヤは、tanδ/EA'の値が低すぎるためグリップ性能を十分に確保できず、また、比較例4のタイヤは、tanδ/EB'の値が低すぎるため、コーナリング時での剛性感を十分に確保できないことが分かる。
1 ビード部
2 サイドウォール部
3 トレッド部
3A トレッドセンター部
3B トレッドショルダー部
4 カーカス
5 ベルト
6 ビードコア
7 トレッドゴム
7A センター部トレッドゴム
7B ショルダー部トレッドゴム
2 サイドウォール部
3 トレッド部
3A トレッドセンター部
3B トレッドショルダー部
4 カーカス
5 ベルト
6 ビードコア
7 トレッドゴム
7A センター部トレッドゴム
7B ショルダー部トレッドゴム
Claims (2)
- 一対のビード部及び一対のサイドウォール部と、両サイドウォール部に連なるトレッド部とを有し、該トレッド部のタイヤ幅方向中央部に位置するトレッドセンター部を構成するセンター部トレッドゴムのEA'の値が、該トレッドセンター部のタイヤ幅方向両外側に位置するトレッドショルダー部を構成するショルダー部トレッドゴムのEB'の値より低い空気入りタイヤにおいて、
前記センター部トレッドゴムのtanδ/EA'及びEA'の値が、それぞれ0.30〜0.38及び5.0〜8.0であり、前記ショルダー部トレッドゴムのtanδ/EB'及びEB'の値が、それぞれ0.33〜0.42及び8.0〜13.0であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記センター部トレッドゴムのEA'の値が6.0〜7.0であり、前記ショルダー部トレッドゴムのEB'の値が10.0〜12.0であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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- 2008-04-21 JP JP2008109960A patent/JP2009255856A/ja active Pending
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