JP5139757B2 - ランフラットタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、パンクした状態でもある程度の距離を走行しうるランフラットタイヤに関する。
タイヤのプロファイル(凹凸がないと仮定されたときのトレッドからサイドウォールまでの表面形状)は、操縦安定性、乗り心地等のタイヤの基本性能を左右する。タイヤのコンセプトに応じ、適正なプロファイルが決定される必要がある。特開平8−337101号公報には、関数が用いられたプロファイルの決定方法が開示されている。この方法によって決定されたプロファイルでは、赤道面から軸方向外側に向かって、その曲率半径が徐々に減少する。このプロファイルは、CTTプロファイルと称されている。CTTプロファイルの採用により、タイヤの諸性能が高められうる。
近年、サイドウォールの内側に支持層を備えたランフラットタイヤが開発され、普及しつつある。この支持層には、高硬度な架橋ゴムが用いられている。このランフラットタイヤは、サイド補強型ランフラットタイヤと称されている。サイド補強型ランフラットタイヤでは、パンクによって内圧が低下すると、支持層によって荷重が支えられる。この支持層は、パンク状態でのタイヤの撓みを抑制する。パンク状態で走行が継続されても、高硬度な架橋ゴムが、支持層での発熱を抑制する。このランフラットタイヤでは、パンク状態でも、ある程度の距離の走行が可能である。このランフラットタイヤが装着された自動車には、スペアタイヤの常備は不要である。このランフラットタイヤの採用により、不便な場所でのタイヤ交換が避けられうる。インボリュート関数によって決定されたプロファイルを有するサイド補強型ランフラットタイヤが、特開2001−80320公報に開示されている。
特開平8−337101号公報 特開2001−80320公報
タイヤの内部には、空気が充填される。適量な空気の充填により、タイヤの内圧は設定値に達する。タイヤは、設定内圧にて使用されたときに、優れた性能を発揮する。しかし、車輌の所有者の看過等の理由により、空気が多少抜けた状態でタイヤが使用されることがある。この状態では、タイヤの内圧は設定値よりも低い。空気圧警報装置を備えた車輌では、例えば、内圧が設定値の75%以下のときに警報が発せられる。この警報を受けた運転者は、空気を補充する。しかし、内圧が設定値よりも低く、かつ設定値の75%以上の状態では、警報装置は作動しない。
通常のタイヤでは、低内圧状態(すなわち、内圧が設定値よりも低いが、設定値の75%以上である状態)で使用されたとき、サイドウォールが撓む。この撓みは、内圧の不足を補う。通常のタイヤでは、空気が多少抜けた状態であっても、走行において格別の問題は生じない。
サイド補強型ランフラットタイヤは、前述の通り、支持層を備えている。この支持層の剛性は、高い。この支持層がサイドウォールの近くに位置しているので、ランフラットタイヤでは、低内圧状態において、サイドウォールがあまり撓まない。これに起因して、ランフラットタイヤでは、トレッドが大きく撓む。トレッドのセンター領域は、半径方向内側へ湾曲する。従って、このセンター領域の接地圧は小さい。一方、トレッドのショルダー領域は支持層からの力を受けるので、このショルダー領域の接地圧は大きい。低内圧状態にあるランフラットタイヤでは、トレッドの接地圧に分布が生じやすい。この分布に起因して、トレッドは、局部的に路面とスリップする。このスリップは、偏摩耗を招来する。低内圧状態にあるランフラットタイヤでは、ショルダー領域において摩耗エネルギーが大きく、従ってこのショルダー領域が摩耗しやすい。
CTTプロファイルは、タイヤの諸性能に寄与しうる。しかし、このCTTプロファイルがサイド補強型ランフラットタイヤに採用され、かつ低内圧状態での走行がなされると、プロファイルが接地圧分布を助長する。CTTプロファイルを備えたサイド補強型ランフラットタイヤでは、偏摩耗が生じやすい。
サイド補強型ランフラットタイヤに高硬度なトレッドが採用されれば、低内圧状態であっても、トレッドの局部的なスリップは生じにくい。このトレッドの採用により、偏摩耗は抑制されうる。しかし、このトレッドは、内圧が設定値であるときの乗り心地を阻害する。さらに、このトレッドを備えたタイヤでは、内圧が設定値であるときの転がり抵抗が大きい。
本発明の目的は、諸性能に優れたサイド補強型ランフラットタイヤの提供にある。
本発明に係るランフラットタイヤは、
(1)その表面がトレッド面をなすトレッド、
(2)このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
(3)このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
(4)上記トレッド及びサイドウォールに沿っており両ビードの間に架け渡されたカーカス
並びに
(5)上記サイドウォールの軸方向内側に位置する支持層
を備える。このタイヤは、トレッド面の中心点TCから軸方向外側に向かってその曲率半径が変化するプロファイルを有する。トレッドは、センター領域と、このセンター領域よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー領域とを含む。センター領域の材質は、ショルダー領域の材質とは異なる。カーカスは、並列された多数のカーカスコードとトッピングゴムとを有する。カーカスコードは、複数のヤーンが上撚りされた構造を有する。それぞれのヤーンは、アラミド繊維が下撚りされてなる。このカーカスコードの撚り係数Tは、0.5以上0.7以下である。撚り係数Tは、下記数式(I)によって算出される。
T = N * ((0.125 * D / 2) / ρ)1/2 * 10−3 (I)
この数式(I)において、Nはコード10cm当たりの上撚り数を表し、Dはトータル繊度(dtex)を表し、ρはコード材料の比重(g/cm)を表す。
好ましくは、トレッドの半分の幅Wtに対するセンター領域の半分の幅Wcの比(Wc/Wt)は、0.4以上0.8以下である。好ましくは、トレッドの半分の幅Wtに対するショルダー領域の幅Wsの比(Ws/Wt)は、0.2以上0.6以下である。
好ましくは、ショルダー領域の硬度Hsは、センター領域の硬度Hcよりも大きい。好ましくは、硬度Hsと硬度Hcとの差(Hs−Hc)は、2以上である。好ましくは、硬度Hsは70以上80以下であり、硬度Hcは65以上78以下である。
好ましくは、プロファイルは、トレッド面の中心点TCから軸方向外側に向かってその曲率半径が徐々に減少する部位を有する。好ましくは、この部位は複数の円弧によって形成される。それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接する。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい。
本発明に係るランフラットタイヤでは、センター領域及びショルダー領域のそれぞれに、適切な材質が採用されうる。このタイヤでは、偏摩耗が抑制されうる。このタイヤでは、高弾性であるカーカスコードが、トレッドの撓みを抑制する。このカーカスコードによっても、偏摩耗が抑制される。このカーカスコードは、パンク状態でのタイヤの性能に寄与する。このカーカスコードは、パンク状態でのタイヤの耐久性にも寄与する。このタイヤでは、センター領域により、優れた乗り心地と低い転がり抵抗とが達成されうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るランフラットタイヤ2の一部が示された断面図である。この図1において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。この図1において両矢印Hで示されているのは、ベースラインBLからのタイヤ2の高さである。
このタイヤ2は、トレッド4、ベース層6、ウイング8、サイドウォール10、クリンチ部12、ビード14、カーカス16、支持層18、ベルト20、バンド22、インナーライナー24及びチェーファー26を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプの空気入りタイヤである。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面28を形成する。トレッド面28には、溝30が刻まれている。この溝30により、トレッドパターンが形成されている。
ベース層6は、トレッド4とバンド22との間に位置している。ベース層6は、架橋ゴムからなる。トレッド4は、このベース層6に積層されている。トレッド4とベース層6とにより、いわゆる「キャップ/ベース構造」が構成されている。
サイドウォール10は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール10は、架橋ゴムからなる。サイドウォール10は、カーカス16の外傷を防止する。サイドウォール10は、リブ31を備えている。リブ31は、軸方向外側に向かって突出している。パンク状態での走行のとき、このリブ31がリムフランジと当接する。この当接により、ビード14の変形が抑制されうる。この抑制により、パンク状態でのタイヤ2の耐久性が達成されうる。
ビード14は、サイドウォール10の半径方向内側に位置している。ビード14は、コア32と、このコア32から半径方向外向きに延びるエイペックス34とを備えている。コア32はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス34は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス34は、高硬度な架橋ゴムからなる。
図1において矢印Haで示されているのは、ベースラインBLからのエイペックス34の高さである。タイヤ2の高さHに対するエイペックス34の高さHaの比(Ha/H)は、0.1以上0.6以下が好ましい。比(Ha/H)が0.1以上であるエイペックス34は、パンク状態において車重を支持しうる。このエイペックス34により、パンク状態でのタイヤ2の耐久性が達成される。この観点から、比(Ha/H)は0.2以上がより好ましい。比(Ha/H)が0.6以下であるタイヤ2は、乗り心地に優れる。この観点から、比(Ha/H)は0.5以下がより好ましい。
カーカス16は、カーカスプライ36からなる。カーカスプライ36は、両側のビード14の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール10に沿っている。カーカスプライ36は、コア32の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ36には、主部38と折り返し部40とが形成されている。折り返し部40の端42は、ベルト20の直下にまで至っている。換言すれば、折り返し部40はベルト20とオーバーラップしている。このカーカス16は、いわゆる「超ハイターンアップ構造」を有する。超ハイターンアップ構造を有するカーカス16では、折り返し部40が、サイドウォール10を十分に補強する。
後述されるように、カーカスプライ36は、並列された多数のカーカスコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、45°から90°、さらには75°から90°である。換言すれば、このカーカス16はラジアル構造を有する。
支持層18は、サイドウォール10の軸方向内側に位置している。支持層18は、カーカス16とインナーライナー24とに挟まれてる。支持層18は、半径方向において、内向きに先細りで外向きにも先細りである。この支持層18は、三日月に類似の形状である。支持層18は、高硬度な架橋ゴムからなる。タイヤ2がパンクした場合、この支持層18が車重を支える。この支持層18により、パンク状態であっても、タイヤ2はある程度の距離を走行しうる。このタイヤ2は、「サイド補強型ランフラットタイヤ」である。タイヤ2が、図1に示された支持層18の形状とは異なる形状を備えた支持層を備えてもよい。
カーカス16のうち、支持層18とオーバーラップしている部分は、インナーライナー24と離れている。換言すれば、支持層18の存在により、カーカス16は湾曲されられている。パンク状態のとき、支持層18には圧縮荷重がかかり、カーカス16のうち支持層18と近接している領域には引張り荷重がかかる。支持層18はゴム塊なので、圧縮荷重に十分に耐えうる。カーカスコードは、引張り荷重に十分に耐えうる。支持層18とカーカスコードとにより、パンク状態でのタイヤ2の縦撓みが抑制される。縦撓みの抑制により、パンク状態での優れた操縦安定性が達成される。
パンク状態での縦歪みの抑制の観点から、支持層18の硬度は60以上が好ましく、65以上がより好ましい。通常の走行時の乗り心地の観点から、硬度は90以下が好ましく、80以下がより好ましい。硬度は、JIS−K6253の規定に準じ、タイプAのデュロメータによって測定される。図1に示された断面にこのデュロメータが押し付けられ、硬度が測定される。測定は、23℃の温度下でなされる。
支持層18の下端44は、エイペックス34の上端46よりも、半径方向において内側に位置している。換言すれば、支持層18はエイペックス34とオーバーラップしている。図1において矢印L1で示されているのは、支持層18の下端44とエイペックス34の上端46との半径方向距離である。距離L1は、5mm以上50mm以下が好ましい。距離L1がこの範囲であるタイヤ2では、均一な剛性が達成されうる。距離L1は10mm以上がより好ましい。距離L1は40mm以下がより好ましい。
支持層18の上端48の近傍は、ベルト20の端50よりも軸方向において内側に位置している。換言すれば、支持層18はベルト20とオーバーラップしている。図1において矢印L2で示されているのは、支持層18の上端48とベルト20の端50との軸方向距離である。距離L2は、2mm以上50mm以下が好ましい。距離L2がこの範囲であるタイヤ2では、均一な剛性が達成されうる。距離L2は5mm以上がより好ましい。距離L1は40mm以下がより好ましい。
パンク状態での縦歪みの抑制の観点から、支持層18の最大厚みは4mm以上が好ましく、7mm以上がより好ましく、9mm以上が特に好ましい。最大厚みは、15mm以下が好ましい。
ベルト20は、カーカス16の半径方向外側に位置している。ベルト20は、カーカス16と積層されている。ベルト20は、カーカス16を補強する。ベルト20は、内側プライ52及び外側プライ54からなる。図1から明らかなように、内側プライ52の幅は、外側プライ54の幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側プライ52及び外側プライ54のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側プライ52のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側プライ54のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト20の軸方向幅は、タイヤ2の最大幅W(後に詳説)の0.85倍以上1.0倍以下が好ましい。ベルト20が、3枚以上のプライを備えてもよい。
バンド22は、ベルト20を覆っている。図示されていないが、このバンド22は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。バンド22は、いわゆるジョイントレス構造を有する。このコードによりベルト20が拘束されるので、ベルト20のリフティングが抑制される。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
タイヤ2が、バンド22に代えて、ベルト20の端50の近傍のみを覆うエッジバンドを備えてもよい。タイヤ2が、バンド22と共にエッジバンドを備えてもよい。
図1に示されるように、トレッド4は、1つのセンター領域56及び一対のショルダー領域58からなる。センター領域56は、赤道面CLを跨いでいる。ショルダー領域58は、軸方向においてセンター領域56の外側に位置している。センター領域56及びショルダー領域58は、それぞれ架橋されたゴム組成物からなる。センター領域56の材質は、ショルダー領域58の材質とは異なっている。トレッド4が、センター領域56とショルダー領域58との間に、他の領域を備えてもよい。
好ましくは、ショルダー領域58のゴム組成物の硬度Hsは大きく、センター領域56のゴム組成物の硬度Hcは小さい。このタイヤ2が低内圧状態で使用されても、ショルダー領域58の硬度が大きいので、このショルダー領域58によってトレッド4の撓みが抑制される。このタイヤ2では、低内圧状態における、ショルダー領域58の接地圧とセンター領域56の接地圧との差が少ない。換言すれば、ショルダー領域58の摩擦エネルギーとセンター領域56の摩擦エネルギーとの差が少ない。このタイヤ2が低内圧状態で使用されても、トレッド4において、路面との局所的なスリップは生じにくい。しかも、高硬度なショルダー領域58は、耐摩耗性に優れている。このタイヤ2では、偏摩耗が生じにくい。さらに、このショルダー領域58は、パンク状態でのタイヤ2の操縦安定性にも寄与しうる。
このタイヤ2ではセンター領域56の硬度が小さいので、内圧が設定値である状態で使用されたとき、このセンター領域56により、優れた乗り心地が達成される。さらに、このセンター領域56を備えたタイヤ2の転がり抵抗は、過大ではない。
耐偏摩耗性、乗り心地及び低転がり抵抗の観点から、硬度Hsと硬度Hcとの差(Hs−Hc)は2以上が好ましく、4以上がより好ましく、7以上が特に好ましい。差(Hs−Hc)は12以下が好ましく、10以下がより好ましい。
ショルダー領域58に、センター領域56の基材ゴムとは異なる基材ゴムが用いられることで、大きな硬度Hsが達成されうる。ショルダー領域58に、センター領域56における補強剤の配合量よりも多い量の補強剤が配合されることで、大きな硬度Hsが達成されうる。ショルダー領域58に、センター領域56における架橋剤の配合量よりも多い量の架橋剤が配合されることで、大きな硬度Hsが達成されうる。ショルダー領域58に、センター領域56における軟化剤の配合量よりも少ない量の軟化剤が配合されることで、大きな硬度Hsが達成されうる。
耐偏摩耗性の観点から、ショルダー領域58の硬度Hsは70以上が好ましく、76以上がより好ましい。硬度は、80以下が好ましい。乗り心地及び低転がり抵抗の観点から、センター領域56の硬度Hcは78以下が好ましく、72以下がより好ましい。硬度Hcは、65以上が好ましい。硬度Hc及びHsは、JIS−K6253の規定に準じ、タイプAのデュロメータによって測定される。トレッド4の表面にデュロメータが押し付けられることによって、硬度Hc及びHsが測定される。測定は、23℃の温度下でなされる。
図1において矢印Wtで示されているのは、トレッド4の半分の幅である。幅Wtは、赤道面CLからトレッド4の端までの距離である。矢印Wcで示されているのは、センター領域56の半分の幅である。幅Wcは、赤道面CLからセンター領域56の端までの距離である。矢印Wsで示されているのは、ショルダー領域58の幅である。幅Wsは、ショルダー領域58の一端から他端までの距離である。幅Wt、Wc及びWsは、軸を含む平面に沿ってタイヤ2が切断されて得られるサンプルにおいて、測定される。
乗り心地及び低転がり抵抗の観点から、比(Wc/Wt)は0.4以上が好ましく、0.5以上がより好ましい。耐偏摩耗性の観点から、比(Wc/Wt)は0.8以下が好ましく、0.7以下がより好ましい。
耐偏摩耗性の観点から、比(Ws/Wt)は0.2以上が好ましく、0.3以上がより好ましい。乗り心地及び低転がり抵抗の観点から、比(Ws/Wt)は0.6以下が好ましく、0.5以下がより好ましい。
図2は、図1のタイヤ2の一部が示された断面図である。図2には、トレッド4、ベース層6、ウイング8及びサイドウォール10が示されている。トレッド4からウイング8を経てサイドウォール10に至る表面の形状は、プロファイルと称される。図2において矢印W/2で示されているのは、タイヤ2の幅Wの半分である。幅Wは、リブ31(図1参照)を除いて、軸方向で最も外側にある点P100が基準とされて決定される。プロファイルは、中心点TCから点P100に至っている。図2において、点P60、点P75及び点P90は、それぞれ、点TCからの軸方向距離がタイヤ2の半分の幅(W/2)の60%、75%及び90%であるプロファイル上の点を表す。
このタイヤ2は、CTTプロファイルを有している。このCTTプロファイルでは、中心点TCから点P90の間において、その曲率半径が徐々に減少している。CTTプロファイルは、典型的には、インボリュート曲線に基づいて決定される。CTTプロファイルが、インボリュート曲線に近似された多数の円弧から構成される部位を備えてもよい。図2に示されたタイヤ2では、中心点TCから点P90の間において、プロファイルが、インボリュート曲線に近似された多数の円弧から構成されている。円弧の数は3以上が好ましく、5以上がより好ましい。他の関数曲線に依拠して、CTTプロファイルが決定されてもよい。
CTTプロファイルが、インボリュート曲線に近似された多数の円弧を備える場合、それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接する。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側にある円弧の曲率半径よりも小さい。
図2において、Y60は点TCと点P60との半径方向距離を表し、Y75は点TCと点P75との半径方向距離を表し、Y90は点TCと点P90との半径方向距離を表し、Y100は点TCと点P100との半径方向距離を表す。このCTTプロファイルは、下記数式(1)から(4)を満たす。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
このCTTプロファイルは、タイヤ2の諸性能に寄与する。このプロファイルでは、タイヤ2に正規荷重の80%が付加されたときの接地幅は、タイヤ2の最大幅Wの0.50倍以上0.65倍以下である。
CTTプロファイルを備えたタイヤ2では、ショルダー領域58の接地圧は、内圧の変化に敏感である。CTTプロファイルが採用された一般的なランフラットタイヤ2が低内圧状態で使用されたとき、このプロファイルが接地圧分布を助長する。本発明に係るランフラットタイヤ2では、ショルダー領域58が高硬度なので、低内圧状態でも適正な接地圧が得られる。このタイヤ2は、諸性能に優れる。
図3は、図1のタイヤ2のカーカスプライ36の一部が示された断面斜視図である。このカーカスプライ36は、並列された多数のカーカスコード60と、トッピングゴム62とからなる。
図4は、図3のカーカスプライ36のカーカスコード60の一部が示された分解図である。このカーカスコード60は、2本のヤーン64が上撚りされた構造を有する。それぞれのヤーン64は、アラミド繊維が下撚りされてなる。このカーカスコード60は、いわゆる「ハイツイスト構造」を有する。アラミド繊維は、高弾性である。このカーカスコード60では、アラミド繊維とハイツイスト構造との相乗効果により、極めて高い強度が達成されている。
このタイヤ2が低内圧状態で使用されても、カーカスコード60が高弾性なので、トレッド4の撓みが抑制される。このタイヤ2では、低内圧状態における、ショルダー領域58の接地圧とセンター領域56の接地圧との差が少ない。換言すれば、ショルダー領域58の摩擦エネルギーとセンター領域56の摩擦エネルギーとの差が少ない。このタイヤ2が低内圧状態で使用されても、トレッド4において、路面との局所的なスリップは生じにくい。カーカスコード60が高弾性であることと、ショルダー領域58が高硬度であることとの相乗効果により、このタイヤ2では、偏摩耗が抑制される。
高弾性であるカーカスコード60は、パンク状態におけるタイヤ2の縦歪みを抑制する。このカーカスコード60により、パンク状態でのタイヤ2の操縦安定性及び耐久性が達成される。パンク状態での走行により、タイヤ2は昇温する。アラミド繊維の弾性率の温度依存性は小さいので、パンク状態での走行においても、カーカスコード60がカーカス16の破損を抑制する。
カーカスコード60の撚り係数Tは、0.5以上が好ましい。撚り係数Tが0.5以上であるカーカスコード60により、偏摩耗が抑制される。この観点から、撚り係数Tは0.6以上がより好ましい。カーカスコード60の製作容易の観点から、撚り係数Tは0.7以下が好ましい。撚り係数Tは、下記数式(I)によって算出される。
T = N * ((0.125 * D / 2) / ρ)1/2 * 10−3 (I)
この数式(I)において、Nはコード10cm当たりの上撚り数を表し、Dはトータル繊度(dtex)を表し、ρはコード材料の比重(g/cm)を表す。
強度の観点から、カーカスコード60の上撚り数Nは、40以上が好ましく、50以上がより好ましい。上撚り数Nは、100以下が好ましい。
強度の観点から、カーカスコード60の、下撚り数N1と上撚り数Nとの比(N1/N)は、0.2以上2.0以下が好ましく、0.5以上1.5以下が好ましい。比(N1/N)は、理想的には1.0である。
カーカスコード60のトータル繊度Dは、1500dtex以上5000dtex以下が好ましい。それぞれのヤーン64の繊度は、700dtex以上3000dtex以下が好ましい。カーカスコード60の密度Deは、30本/5cm以上60本/5cm以下が好ましい。カーカスプライ36におけるトータル繊度Dと密度Deとの積(D*De)は、70000以上150000以下が好ましく、100000以上120000以下がより好ましい。
トッピングゴム62の複素弾性率Eは、5MPa以上である。このトッピングゴム62は、高弾性である。このトッピングゴム62により、パンク状態でのタイヤ2の操縦安定性及び耐久性が達成される。この観点から、複素弾性率Eは6MPa以上がより好ましい。複素弾性率Eは、13MPa以下が好ましい。複素弾性率Eは、「JIS−K 6394」の規定に準拠して、下記に示される条件で、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所社の「VESF−3」)によって測定される。
初期歪み:10%
振幅:±2%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:70℃
タイヤ2の各部位の寸法及び角度は、特に言及のない限り、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1及び2に示された構造を備えたランフラットタイヤを得た。このタイヤは、最大厚みが9mmであり硬度が78である支持層を備えている。このタイヤのカーカスコードは、アラミド繊維からなる。このカーカスコードは、いわゆる「ハイツイスト構造」を有する。このカーカスコードの撚り係数Tは、0.66である。このカーカスコードのトータル繊度Dは、2200dtexである。このカーカスコードの10cm当たりの上撚り数Nは、68である。カーカスコードの密度は、50本/5cmである。このタイヤのトレッドは、硬度Hcが72であるセンター領域と、硬度Hsが79である一対のショルダー領域とからなる。比(Wc/Wt)は0.4であり、比(Ws/Wt)は0.6である。このタイヤは、CTTプロファイルを有している。このプロファイルは、インボリュート曲線に近似された多数の円弧からなる。中心点TCから点P90の間の円弧の数は、5である。このプロファイルでは、(Y60/H)は0.09であり、(Y75/H)は0.14であり、(Y90/H)は0.37であり、(Y100/H)は0.57である。このタイヤのサイズは、「245/40R18」である。
[実施例2及び3]
ショルダー領域の硬度Hsを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2及び3のタイヤを得た。
[実施例4から6]
比(Wc/Wt)及び比(Ws/Wt)を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例4から6のタイヤを得た。
[比較例1及び2]
トレッドを単一構造とし、その硬度を72とした他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。トレッドを単一構造とし、その硬度を79とした他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
[比較例3]
材質がアラミド繊維であり、ハイツイスト構造を有しないカーカスコードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。このカーカスコードの繊度は、1100dtex/2である。このカーカスコードの撚り係数Tは、0.43である。
[比較例4]
材質がレーヨン繊維であるカーカスコードを用いた他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。このカーカスコードの繊度は、1840dtex/2である。このカーカスコードの撚り係数Tは、0.59である。
[比較例5]
CTTプロファイルではない通常のプロファイルを形成した他は実施例1と同様にして、比較例5のタイヤを得た。このタイヤでは、(Y60/H)は0.06であり、(Y75/H)は0.08であり、(Y90/H)は0.19であり、(Y100/H)は0.57である。
[比較例6]
トレッドを単一構造とし、その硬度を72とし、材質がレーヨン繊維であるカーカスコードを用い、さらに比較例5と同様のプロファイルを形成した他は実施例1と同様にして、比較例6のタイヤを得た。このカーカスコードの繊度は、1840dtex/2である。このカーカスコードの撚り係数Tは、0.59である。
[パンク時の耐久性]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを、38℃±3℃の温度下に34時間保持した。リムのバルブコアを抜き取って、タイヤの内部を大気と連通させた。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、4.14kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を、測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。
[質量]
タイヤの質量を測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。
[縦バネ定数]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを接地させて、5kNの荷重を負荷した。負荷によるタイヤの縦方向撓み量を測定し、上記荷重を上記撓み量で除して、縦バネ定数を測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が小さいほど好ましい。
[官能評価]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを、前側エンジン後輪駆動タイプであり、排気量が4300ccである乗用車に装着した。アスファルト舗装されかつ段差を有する路面、ベルジャン路面及びビッツマン路面にてこの乗用車を走行させ、ドライバーに乗り心地と操縦安定性とを評価させた。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[摩擦エネルギー比の内圧感度]
下記数式に基づき、摩擦エネルギー比の内圧感度Xを算出した。
X = (E1s / E1c) / (E0s / E0c)
この式において、E0sは内圧が正規値であるときのショルダー近傍における摩擦エネルギーを表し、E0cは内圧が正規値であるときの赤道近傍における摩擦エネルギーを表し、E1sは内圧が正規値の75%であるときのショルダー近傍における摩擦エネルギーを表し、E1cは内圧が正規値の75%であるときの赤道近傍における摩擦エネルギーを表す。この結果が、比較例6が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど好ましい。
Figure 0005139757
Figure 0005139757
表1及び2に示されるように、各実施例のタイヤは、全ての項目において優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るランフラットタイヤは、種々の車両に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るランフラットタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された断面図である。 図3は、図1のタイヤのカーカスプライの一部が示された断面斜視図である。 図4は、図3のカーカスプライのカーカスコードの一部が示された分解図である。
符号の説明
2・・・ランフラットタイヤ
4・・・トレッド
6・・・ベース層
10・・・サイドウォール
14・・・ビード
16・・・カーカス
18・・・支持層
20・・・ベルト
22・・・バンド
34・・・エイペックス
36・・・カーカスプライ
40・・・折り返し部
56・・・センター領域
58・・・ショルダー領域
60・・・カーカスコード
64・・・ヤーン

Claims (7)

  1. その表面がトレッド面をなすトレッド、
    このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
    このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
    上記トレッド及びサイドウォールに沿っており両ビードの間に架け渡されたカーカス
    並びに
    上記サイドウォールの軸方向内側に位置する支持層
    を備えており、
    上記トレッド面の中心点TCから軸方向外側に向かって、その曲率半径が変化するプロファイルを有しており、
    上記トレッドが、センター領域と、このセンター領域よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー領域とを含んでおり、
    このセンター領域の材質がショルダー領域の材質とは異なっており、
    上記ショルダー領域の硬度Hsがセンター領域の硬度Hcよりも大きく、
    上記カーカスが、並列された多数のカーカスコードとトッピングゴムとを有しており、
    このカーカスコードが、アラミド繊維が下撚りされてなる複数のヤーンが上撚りされた構造を有しており、
    このカーカスコードの、下記数式(I)によって算出される撚り係数Tが、0.5以上0.7以下であるランフラットタイヤ。
    T = N * ((0.125 * D / 2) / ρ)1/2 * 10−3 (I)
    (この数式(I)において、Nはコード10cm当たりの上撚り数を表し、Dはトータル繊度(dtex)を表し、ρはコード材料の比重(g/cm)を表す。)
  2. 上記トレッドの半分の幅Wtに対するセンター領域の半分の幅Wcの比(Wc/Wt)が0.4以上0.8以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記トレッドの半分の幅Wtに対するショルダー領域の幅Wsの比(Ws/Wt)が0.2以上0.6以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記硬度Hsと硬度Hcとの差(Hs−Hc)が2以上である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 上記硬度Hsが70以上80以下であり、硬度Hcが65以上78以下である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 上記プロファイルが、トレッド面の中心点TCから軸方向外側に向かってその曲率半径が徐々に減少する部位を有する請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 上記部位が、複数の円弧によって形成されており、
    それぞれの円弧が、これに隣接する円弧と接しており、
    それぞれの円弧の曲率半径が、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい請求項に記載のタイヤ。
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