JP2022045620A - ランフラットタイヤ - Google Patents

ランフラットタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2022045620A
JP2022045620A JP2020151305A JP2020151305A JP2022045620A JP 2022045620 A JP2022045620 A JP 2022045620A JP 2020151305 A JP2020151305 A JP 2020151305A JP 2020151305 A JP2020151305 A JP 2020151305A JP 2022045620 A JP2022045620 A JP 2022045620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
tire
high modulus
width direction
run
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020151305A
Other languages
English (en)
Inventor
健輔 柴山
Kensuke Shibayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire Corp filed Critical Toyo Tire Corp
Priority to JP2020151305A priority Critical patent/JP2022045620A/ja
Priority to EP21195003.5A priority patent/EP3967519A1/en
Publication of JP2022045620A publication Critical patent/JP2022045620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C17/0009Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor comprising sidewall rubber inserts, e.g. crescent shaped inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
    • B60C11/0058Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers with different cap rubber layers in the axial direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C2017/0081Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor comprising special reinforcing means in the crown area

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】ゼロ内圧で走行するランフラット走行時のタイヤ摩耗を抑制して耐久性を向上させることができるランフラットタイヤを提供する。【解決手段】一対のビード11と、ビード11の各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール12と、サイドウォール12の間に配置されたトレッド13と、ビード11の間に架け渡されたカーカスプライ23と、を備え、サイドウォール12は、サイドウォールゴム40と、補強ゴム層41と、を有し、トレッド13は、キャップゴム51と、キャップゴム51のタイヤ幅方向外側に配置された、キャップゴム51よりもモジュラスの高い高モジュラスゴム52と、を含むトレッドゴム50を有し、通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ径方向内側端52cは、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aよりも、タイヤ径方向内側に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、サイドウォールに補強ゴム層が配置されたサイド補強タイプのランフラットタイヤに関する。
従来、サイドウォールに補強ゴム層を配置したサイド補強タイプのランフラットタイヤが知られている。この補強ゴム層は、タイヤの内圧が低下した場合であっても、タイヤが完全に偏平化することを妨げる機能を有する。よって、ランフラットタイヤは、この補強ゴム層を備えることにより、ある程度の距離のランフラット走行(タイヤの内圧が低下した状態での走行)を行うことが可能である。
例えば、特許文献1には、上記のような補強ゴム層を備えたランフラットタイヤにおいて、バンドコードを螺旋巻きしたバンド層と、高硬度かつ低発熱性のゴムを用いたトレッド補強層とを、トレッド部の内部においてカーカスの外側に積層して、ランフラット走行時に生じるトレッドリフトの抑制を図ったランフラットタイヤが開示されている。
特許第4456338号公報
ランフラット走行時においては、通常内圧時では路面に接地しないトレッドからサイドウォールへの移行部(ショルダー部)が接地する場合がある。特許文献1に開示されるタイヤにおいては、その移行部はトレッドのゴム層からサイドウォールのゴム層に移行しているため、サイドウォールが接地する可能性がある。サイドウォールのゴム層は、乗り心地を保持する上で比較的硬度が低い。このため、耐摩耗性に劣ることから、早期に摩耗が生じ、この点で耐久性を十分に確保できない可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゼロ内圧で走行するランフラット走行時のタイヤ摩耗を抑制して耐久性を向上させることができるランフラットタイヤを提供することにある。
(1)本発明のランフラットタイヤ(例えば、タイヤ1)は、一対のビード(例えば、ビード11)と、前記一対のビードの各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール(例えば、サイドウォール12)と、前記一対のサイドウォールの間に配置されたトレッド(例えば、トレッド13)と、前記一対のビードの間に架け渡されたカーカスプライ(例えば、カーカスプライ23)と、を備える、ゼロ内圧時にランフラット走行可能なランフラットタイヤであって、前記サイドウォールは、前記カーカスプライのタイヤ幅方向外側に配置されたサイドウォールゴム(例えば、サイドウォールゴム40)と、前記カーカスプライのタイヤ内腔側に配置された補強ゴム層(例えば、補強ゴム層41)と、を有し、前記トレッドは、前記カーカスプライのタイヤ径方向外側に配置されたキャップゴム(例えば、キャップゴム51)と、前記キャップゴムのタイヤ幅方向外側に配置された、前記キャップゴムよりもモジュラスの高い高モジュラスゴム(例えば、高モジュラスゴム52)と、を含むトレッドゴム(例えば、トレッドゴム50)を有し、通常内圧時において、前記高モジュラスゴムのタイヤ径方向内側端(例えば、タイヤ径方向内側端52c)は、前記補強ゴム層のタイヤ径方向外側端(例えば、タイヤ径方向外側端41a)よりも、タイヤ径方向内側に位置している。
(2)(1)において、前記サイドウォールゴムは、前記トレッドのタイヤ幅方向外側領域まで延出し、前記トレッドのタイヤ幅方向外側領域において、前記高モジュラスゴムのタイヤ幅方向外側に、前記サイドウォールゴムが積層されている。
(3)(2)において、前記高モジュラスゴムは、前記サイドウォールゴムのタイヤ幅方向内側に接触して配置されている。
(4)(1)において、前記トレッドゴムは、前記サイドウォールのタイヤ径方向外側領域まで延出し、前記サイドウォールのタイヤ径方向外側領域において、前記サイドウォールゴムのタイヤ幅方向外側に、前記高モジュラスゴムが積層されている。
(5)(4)において、前記高モジュラスゴムは、前記サイドウォールゴムのタイヤ幅方向外側に接触して配置されている。
(6)(1)~(5)のいずれかにおいて、通常内圧時において、前記高モジュラスゴムのタイヤ径方向内側端は、前記サイドウォールゴムのタイヤ径方向外側端(例えば、タイヤ径方向外側端40a)よりも、タイヤ径方向内側に位置している。
(7)(1)~(6)のいずれかにおいて、前記高モジュラスゴムは、通常内圧時には路面に接触せず、ゼロ内圧時には路面に接触する。
(8)(1)~(7)のいずれかにおいて、前記高モジュラスゴムは、ゼロ内圧時に路面に接触する接地部(例えば、接地部52e)を有し、前記接地部の厚みは、1mm以上の部分を含む。
(9)(1)~(8)のいずれかにおいて、通常内圧時において、前記高モジュラスゴムのタイヤ幅方向内側端(例えば、タイヤ幅方向内側端52d)の位置は、前記補強ゴム層のタイヤ径方向外側端の位置よりも、タイヤ幅方向外側に位置している。
本発明によれば、ゼロ内圧で走行するランフラット走行時のタイヤ摩耗を抑制して耐久性を向上させることができるランフラットタイヤを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るランフラットタイヤの、通常内圧時におけるタイヤ幅方向の半断面を示す図である。 図1の部分拡大断面図である。 第1実施形態に係るランフラットタイヤの、ゼロ内圧時での接地状態におけるタイヤ幅方向の一部断面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るランフラットタイヤの、通常内圧時におけるタイヤ幅方向の半断面を示す図である。 図4の部分拡大断面図である。 第2実施形態に係るランフラットタイヤの、ゼロ内圧時での接地状態におけるタイヤ幅方向の一部断面を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るランフラットタイヤであるタイヤ1のタイヤ幅方向の半断面を示す図である。タイヤ1の構造は、タイヤ幅方向の断面において左右対称となっているため、ここでは、右半分の断面を示す。図中、符号S1は、タイヤ赤道面である。タイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸(タイヤ子午線)に直交する面で、かつタイヤ幅方向中心に位置する面である。
ここで、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であり、図1の断面図における紙面左右方向である。図1においては、タイヤ幅方向Xとして図示されている。
そして、タイヤ幅方向内側とは、タイヤ赤道面S1に近づく方向であり、図1においては、紙面左側である。タイヤ幅方向外側とは、タイヤ赤道面S1から離れる方向であり、図1においては、紙面右側である。
また、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図1における紙面上下方向である。図1においては、タイヤ径方向Yとして図示されている。
そして、タイヤ径方向外側とは、タイヤ回転軸から離れる方向であり、図1においては、紙面下側である。タイヤ径方向内側とは、タイヤ回転軸に近づく方向であり、図1においては、紙面上側である。
なお、図1の断面図は、タイヤ1を不図示の規定リムに装着して規定内圧を充填した通常内圧時において路面Rに接地する状態のタイヤ幅方向断面図(タイヤ子午線断面図)である。なお、規定リムとは、タイヤサイズに対応してJATMAに定められた標準となるリムを指す。また、規定内圧とは、例えばタイヤが乗用車用である場合には180kPaである。
なお、後述する図2、図4、図5についても同様である。
タイヤ1は、例えば乗用車用のランフラットタイヤである。図1に示されるように、タイヤ1は、タイヤ幅方向両側に設けられた一対のビード11と、一対のビード11の各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール12と、一対のサイドウォール12間に配置されたトレッド13と、を備える。
ビード11は、ビードコア21と、ビードコア21のタイヤ径方向外側に延出するビードフィラー22と、を備える。
ビードコア21は、ゴムが被覆された金属製のビードワイヤを複数回巻いて形成した環状の部材である。ビードコア21は、空気が充填されたタイヤ1を、ホイールのリム(不図示)に固定する役目を果たす部材である。
ビードフィラー22は、ビードコア21のタイヤ径方向外側に延出する、先端先細り形状のゴム部材である。ビードフィラー22は、ビード周辺部の剛性を高め、高い操縦性および安定性を確保するために設けられている部材である。ビードフィラー22は、例えば周囲のゴム部材よりも硬度の高いゴムにより構成される。
タイヤ1の内部には、一対のビード11間を架け渡されたカーカスプライ23が埋設されている。カーカスプライ23は、タイヤ1の骨格となるプライを構成しており、一対のビード11間を、一対のサイドウォール12およびトレッド13を通過する態様で、タイヤ1内に埋設されている。
カーカスプライ23は、一方のビードコア21から他方のビードコア21に延び、トレッド13とビード11との間を延在するプライ本体24と、ビードコア21の周りで屈曲部25Aを経て折り返されているプライ折り返し部25と、を備える。本実施形態においては、プライ折り返し部25は、プライ本体24に重ね合わされている。屈曲部25Aは、カーカスプライ23においてタイヤ径方向の最も内側の部分を構成している。
カーカスプライ23は、タイヤ幅方向に延びる複数のプライコードにより構成されている。複数のプライコードは、タイヤ周方向に並んで配列されている。このプライコードは、金属製のスチールコード、あるいはポリエステルやポリアミド等の絶縁性の有機繊維コード等により構成されており、トッピングゴムにより被覆されている。
なお、本実施形態のカーカスプライ23は、第1カーカスプライ231および第2カーカスプライ232が重ねられた2層のカーカスプライによって構成されているが、カーカスプライ23は1層であってもよいし、3層以上であってもよい。
本実施形態のように、ビードフィラー22と後述する補強ゴム層41との間には、少なくとも2層以上のプライにより構成されるカーカスプライ23が挟まれていることが好ましい。これにより、リム装着部付近で局所的な変形が生じることをより効果的に抑制し、ランフラット耐久性をさらに向上させることができる。
ビード11は、チェーハー31と、チェーハー31のタイヤ幅方向外側に配置されたリムストリップゴム32と、をさらに備える。
チェーハー31は、屈曲部25Aを含むカーカスプライ23のタイヤ径方向内側の端部を取り囲むように設けられている。すなわち、チェーハー31は、タイヤ1のタイヤ径方向内側の端部において、カーカスプライ23のタイヤ幅方向内側の外面から、屈曲部25Aのタイヤ径方向内側の外面を覆い、さらにカーカスプライ23のプライ折り返し部25のタイヤ幅方向外側の外面を覆っている。
リムストリップゴム32は、チェーハー31およびカーカスプライ23のプライ折り返し部25のタイヤ幅方向外側に配置されている。リムストリップゴム32は、リム装着時に、そのリムと接触する部材である。リムストリップゴム32のプライ折り返し部25の一部を覆う部分は、タイヤ径方向外側に向かうにしたがって先細り形状となっており、その先端部分は、後述するサイドウォールゴム40で覆われている。
サイドウォール12は、カーカスプライ23のタイヤ幅方向外側に配置されたサイドウォールゴム40と、カーカスプライ23のタイヤ幅方向内側に配置された補強ゴム層41と、を備える。
サイドウォールゴム40は、タイヤ1の外壁面を構成するゴム部材である。このサイドウォールゴム40は、タイヤ1がクッション作用をする際に最もたわむ部分であり、通常、耐疲労性を有する柔軟なゴムが採用される。
補強ゴム層41は、タイヤ幅方向断面視(タイヤ子午線断面視)において略三日月形状のサイド補強ゴムである。この補強ゴム層41は、タイヤ1の内圧が低下した場合であっても、タイヤ1が完全に偏平化することを妨げる機能を有する。補強ゴム層41は、そのタイヤ径方向の外側の端部および内側の端部のいずれもが、先端に向かうにしたがい先細るような形状となっている。補強ゴム層41の、タイヤ径方向外側の端部は、トレッド13の領域まで延出している。一方、補強ゴム層41タイヤ径方向内側の端部は、ビード11の領域まで延出している。
トレッド13は、カーカスプライ23のタイヤ径方向外側に配置されたスチールベルト26と、スチールベルト26のタイヤ径方向外側に配置されたキャッププライ27と、キャッププライ27のタイヤ径方向外側に配置されたトレッドゴム50と、を備える。
スチールベルト26は、ゴムで被覆された複数のスチールコードにより構成されている。スチールベルト26を設けることにより、タイヤ1の剛性が確保され、トレッド13と路面Rの接地状態が良くなる。本実施形態においては、2層構造のスチールベルト(内側のスチールベルト261と外側のスチールベルト262)が設けられているが、積層されるスチールベルト26の枚数はこれに限らない。
キャッププライ27は、スチールベルト26のタイヤ径方向外側に配置された部材であり、ベルト補強層としての機能を有する。キャッププライ27は、ポリアミド繊維等の絶縁性の有機繊維層により構成されており、トッピングゴムにより被覆されている。キャッププライ27を設けることにより、耐久性の向上、走行時のロードノイズの低減を図ることができる。本実施形態においては、キャッププライ27のタイヤ幅方向外側端27Aは、スチールベルト26のタイヤ幅方向外側端26Aよりもタイヤ幅方向外側に延出している。
トレッドゴム50は、キャッププライ27のタイヤ径方向外側に配置されたキャップゴム51と、キャップゴム51のタイヤ幅方向外側に配置された高モジュラスゴム52と、を備える。キャップゴム51は、トレッド13の主体を構成するゴム部材であって、通常走行時の踏面(路面Rとの接地面)13Cを有する。キャップゴム51の踏面13Cには、複数の溝で構成されるトレッドパターン13Dが設けられている。高モジュラスゴム52は、比較的厚さの薄い帯状のゴム部材であって、キャップゴム51よりもモジュラスが高いゴムで構成されている。ゴムの弾性率(引張り応力)を表すモジュラスについては、後述する。
図1に示されるように、ビード11、サイドウォール12、トレッド13において、カーカスプライ23および補強ゴム層41のタイヤ内腔側には、タイヤ1の内壁面を構成するゴム層としてのインナーライナー29が設けられている。インナーライナー29は、トレッド13においては、主にカーカスプライ23の内面を覆い、サイドウォール12およびビード11においては、主に補強ゴム層41およびチェーハー31の内面を覆っている。インナーライナー29は、耐空気透過性ゴムにより構成されており、タイヤ内腔内の空気が外部に漏れるのを防ぐ。
図1に示されるように、ビード11からサイドウォール12への移行領域付近においては、カーカスプライ23のタイヤ外表面側に、リムストリップゴム32とサイドウォールゴム40とが、順に積層された状態となっている。また、この移行領域付近には、タイヤ幅方向外側に突出する頂部33Aを有してタイヤ周方向に環状に連続して延びるリムプロテクタ33が設けられている。本実施形態においては、リムストリップゴム32にリムプロテクタ33の頂部33Aが設けられている。リムプロテクタ33は、外傷からリムを保護する機能を有する。
また、ビード11においては、カーカスプライ23のタイヤ内腔側に、補強ゴム層41およびチェーハー31が積層され、さらに、補強ゴム層41およびチェーハー31の内面に、インナーライナー29が積層されている。
図2に示されるように、本実施形態のタイヤ1において、サイドウォール12のサイドウォールゴム40は、トレッド13のタイヤ幅方向外側の領域、およびタイヤ径方向外側の領域まで延出している。本実施形態では、サイドウォール12からトレッド13への移行領域であるショルダー部45におけるカーカスプライ23のタイヤ外表面側に、トレッドゴム50のタイヤ幅方向端部が積層している。
より詳しくは、トレッドゴム50の主体をなすキャップゴム51のタイヤ幅方向外側の端部は、キャッププライ27のタイヤ幅方向外側端27Aよりもタイヤ幅方向外側、かつタイヤ径方向内側に延在し、カーカスプライ23の外表面の一部に接触して積層している。高モジュラスゴム52は、キャップゴム51におけるタイヤ幅方向外側の端面51aを覆って設けられている。その端面51aは、サイドウォール12に略沿って湾曲した面に形成され、高モジュラスゴム52は、その端面51aに沿って湾曲している。
高モジュラスゴム52の、タイヤ径方向内側の端部52aは、カーカスプライ23の一部に接触して積層している。また、高モジュラスゴム52の、タイヤ径方向外側の端部52bは露出しており、タイヤ外表面の一部を構成している。そして、サイドウォールゴム40のタイヤ径方向外側の端部は先細り形状となっており、その先端部のタイヤ幅方向内側に、高モジュラスゴム52の外表面が接触して配置されている。すなわち、タイヤ1のショルダー部45においては、トレッドゴム50のキャップゴム51とサイドウォールゴム40との間に、トレッドゴム50の高モジュラスゴム52が挟まれており、高モジュラスゴム52のタイヤ幅方向外側に、サイドウォールゴム40が積層されている。高モジュラスゴム52は、カーカスプライ23に接触するタイヤ径方向内側の端部52aから、タイヤ幅方向内側に向かって湾曲するように延在し、そのタイヤ径方向外側の端部52bが、タイヤ外表面を構成するように露出している。
図2に示されるように、タイヤ1が通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ径方向内側端52cは、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aよりも、距離L1をおいてタイヤ径方向内側に位置している。換言すると、タイヤ幅方向視において、高モジュラスゴム52と補強ゴム層41とは、互いに重なる部分を有している。
また、タイヤ1が通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ径方向内側端52cは、サイドウォールゴム40のタイヤ径方向外側端40aよりも、距離L2をおいてタイヤ径方向内側に位置している。換言すると、タイヤ幅方向視において、高モジュラスゴム52とサイドウォールゴム40とは、互いに重なる部分を有している。
さらに、タイヤ1が通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ幅方向内側端52dの位置は、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aの位置よりも、距離L3をおいてタイヤ幅方向外側に位置している。
図3は、内圧がゼロとなったゼロ内圧時におけるタイヤ1の幅方向断面を示している。ゼロ内圧の状態で走行するランフラット走行時において、タイヤ1は図3のように変形する。
ここで、ゼロ内圧時とは、タイヤの内圧がゼロで、ロードインデックスに対応する荷重の65%の負荷をかけた状態を指す。
本実施形態の高モジュラスゴム52は、図1および図2に示されるように、通常内圧時には路面Rに接触しない。一方、図3に示されるように、ゼロ内圧時において高モジュラスゴム52は、路面Rに接触する接地部52eを有する。上述した高モジュラスゴム52のタイヤ径方向外側の端部52bは、接地部52eを含んでいる。この接地部52eが路面Rに接地する状態での最大の厚みは、1mm以上となるように設定される。すなわち、この接地部52eは、厚みが1mm以上の部分を含んでいる。
上述したビードフィラー22、リムストリップゴム32、サイドウォールゴム40、補強ゴム層41、トレッドゴム50のキャップゴム51および高モジュラスゴム52は、次のようなモジュラスを有するゴムを用いることが好ましい。なお、本実施形態におけるモジュラスは、JIS K6251に準拠し、ダンベル状3号形の試験片を用いて引張試験を実施した時の300%伸張時のモジュラス(M300(MPa))の測定値をいう。
すなわち、ビードフィラー22のモジュラスは、6.0以上15.0以下の範囲が好ましく、リムストリップゴム32のモジュラスは、2.5以上4.5以下の範囲が好ましい。また、サイドウォールゴム40のモジュラスは、5.0以上6.5以下の範囲が好ましく、補強ゴム層41のモジュラスは、8.0以上9.5以下の範囲が好ましい。また、トレッドゴム50のキャップゴム51のモジュラスは、7.5以上14.0以下の範囲が好ましく、高モジュラスゴム52のモジュラスは、14.5程度が好ましい。
また、モジュラスの比較において、トレッドゴム50を構成するキャップゴム51と高モジュラスゴム52とは、高モジュラスゴム52の方がキャップゴム51よりもモジュラスが高いことが好ましい。また、高モジュラスゴム52は、サイドウォール12の補強ゴム層41よりもモジュラスが高いことが好ましい。さらに、サイドウォール12のサイドウォールゴム40との比較において、キャップゴム51、高モジュラスゴム52および補強ゴム層41のいずれもが、サイドウォールゴム40よりもモジュラスが高いことが好ましい。
このようなモジュラスを有する各ゴム部材を用いることで、タイヤとしての柔軟性とビード11付近の剛性のバランスを保ち、かつランフラット耐久性を確保することができる。
上述した第1実施形態に係るタイヤ1によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1実施形態に係るタイヤ1は、一対のビード11と、一対のビード11の各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール12と、一対のサイドウォール12の間に配置されたトレッド13と、一対のビード11の間に架け渡されたカーカスプライ23と、を備える、ゼロ内圧時にランフラット走行可能なランフラットタイヤであって、サイドウォール12は、カーカスプライ23のタイヤ幅方向外側に配置されたサイドウォールゴム40と、カーカスプライ23のタイヤ内腔側に配置された補強ゴム層41と、を有し、トレッド13は、カーカスプライ23のタイヤ径方向外側に配置されたキャップゴム51と、キャップゴム51のタイヤ幅方向外側に配置された、キャップゴム51よりもモジュラスの高い高モジュラスゴム52と、を含むトレッドゴム50を有し、通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ径方向内側端52cは、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aよりも、タイヤ径方向内側に位置している。
すなわち、タイヤ幅方向視において、高モジュラスゴム52と補強ゴム層41とは、互いに重なる部分を有している。これにより、タイヤ1が、図3に示されるようなゼロ内圧となってランフラット走行する場合、路面Rに接地する高モジュラスゴム52の上方に補強ゴム層41が重畳する。これら高モジュラスゴム52および補強ゴム層41はモジュラスが高いため、ランフラット走行時の負荷に抗する力が強く、その結果、ランフラット耐久性を向上させることができる。また、耐摩耗性の高い高モジュラスゴム52が路面Rに接触する状態を得られるため、タイヤ1を構成する各ゴム部材の摩耗を抑制し、この点からも、ランフラット耐久性を向上させることができる。
(2)第1実施形態に係るタイヤ1において、サイドウォールゴム40は、トレッド13のタイヤ幅方向外側領域まで延出し、トレッド13のタイヤ幅方向外側領域において、高モジュラスゴム52のタイヤ幅方向外側に、サイドウォールゴム40が積層されている。
これにより、柔軟なサイドウォールゴム40がトレッド13のタイヤ幅方向外側領域まで延出しているため、乗り心地を確保しつつ、通常走行時やランフラット走行時のタイヤの耐久性を向上させることができる。
(3)第1実施形態に係るタイヤ1において、高モジュラスゴム52は、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向内側に接触して配置されている。
これにより、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向内側に隣接して耐摩耗性の高い高モジュラスゴム52が配置されているため、ランフラット耐久性を向上させることができる。
(6)第1実施形態に係るタイヤ1は、通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ径方向内側端52cは、サイドウォールゴム40のタイヤ径方向外側端40aよりも、タイヤ径方向内側に位置している。
すなわち、タイヤ幅方向視において、高モジュラスゴム52とサイドウォールゴム40とは、互いに重なる部分を有している。これにより、タイヤ径方向に沿って高モジュラスゴム52からサイドウォールゴム40への移行領域が存在し、タイヤが撓んだ時において急峻に変形する部分の発生を抑制することができる。
(7)第1実施形態に係るタイヤ1において、高モジュラスゴム52は、通常内圧時には路面Rに接触せず、ゼロ内圧時には路面Rに接触する。
これにより、通常内圧の走行時において高モジュラスゴム52に摩耗が生じず、ランフラット走行時においてのみ高モジュラスゴム52が接地するので、高モジュラスゴム52の無駄な摩耗が抑制され、ランフラット走行時における高モジュラスゴム52の寿命を効果的に長期化させることができる。
(8)第1実施形態に係るタイヤ1において、高モジュラスゴム52は、ゼロ内圧時に路面Rに接触する接地部52eを有し、その接地部52eの厚みは、1mm以上の部分を含む。
これにより、ゼロ内圧の状態でのランフラット走行時において、ある程度の長距離(例えば、数10km以上)を走行可能な耐久性が見込める。
(9)第1実施形態に係るタイヤ1は、通常内圧時において、高モジュラスゴム52のタイヤ幅方向内側端52dの位置は、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aの位置よりも、タイヤ幅方向外側に位置している。
これにより、補強ゴム層41のタイヤ幅方向内側に高モジュラスゴム52が配置されないため、補強ゴム層41よりもタイヤ幅方向内側の剛性が極端に高まることはない。その結果、補強ゴム層でランフラット走行を可能とするタイプのランフラットタイヤにおいても、通常走行時における良好な乗り心地を維持することができる。
(第2実施形態)
次いで、図4~図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、本発明に係るトレッドゴムの形態が、上記第1実施形態のトレッドゴム50と相違しており、他の構成は同一または近似している。したがって、以下の説明においては、上記第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略または簡略にし、主に相違点について説明する。
図4に示されるように、第2実施形態に係るタイヤ1のトレッドゴム60は、トレッド13の主体をなすキャップゴム61と、キャップゴム61のタイヤ幅方向外側に配置された高モジュラスゴム62と、を備える。
図5に示されるように、第2実施形態のサイドウォールゴム40のタイヤ径方向外側の端部は、キャッププライ27のタイヤ幅方向外側端27Aに向かって収斂するように湾曲し、かつ先細り形状となっている。
第2実施形態においては、トレッド13を構成するトレッドゴム60は、サイドウォール12のタイヤ径方向外側の領域まで延出している。
より詳しくは、キャップゴム61のタイヤ幅方向外側の端部は、キャッププライ27のタイヤ幅方向外側端27Aよりもタイヤ幅方向外側、かつタイヤ径方向内側に延在し、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向外側の面40bの一部に接触して積層している。高モジュラスゴム62は、キャップゴム61におけるタイヤ幅方向外側の端面61aを覆って設けられている。その端面61aは、サイドウォール12に略沿って湾曲した面に形成され、高モジュラスゴム62は、その端面61aに沿って湾曲している。
高モジュラスゴム62の、タイヤ径方向内側の端部62aは、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向外側の面40bの一部に接触して積層している。また、高モジュラスゴム62の、タイヤ径方向外側の外表面62bは露出しており、タイヤ外表面の一部を構成している。高モジュラスゴム62は、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向外側の面40bに接触するタイヤ径方向内側の端部62aから、タイヤ幅方向内側に向かって湾曲するように延在し、その外表面62bの全面が、タイヤ外表面を構成するように露出している。
図5に示されるように、タイヤ1が通常内圧時において、高モジュラスゴム62のタイヤ径方向内側端62cは、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aよりも、距離L4をおいてタイヤ径方向内側に位置している。換言すると、タイヤ幅方向視において、高モジュラスゴム62と補強ゴム層41とは、互いに重なる部分を有している。
また、タイヤ1が通常内圧時において、高モジュラスゴム62のタイヤ径方向内側端62cは、サイドウォールゴム40のタイヤ径方向外側端40aよりも、距離L5をおいてタイヤ径方向内側に位置している。換言すると、タイヤ幅方向視において、高モジュラスゴム62とサイドウォールゴム40とは、互いに重なる部分を有している。
さらに、タイヤ1が通常内圧時において、高モジュラスゴム62のタイヤ幅方向内側端62dの位置は、補強ゴム層41のタイヤ径方向外側端41aの位置よりも、距離L6をおいてタイヤ幅方向外側に位置している。
図6は、内圧がゼロとなったゼロ内圧時におけるタイヤ1の幅方向断面を示している。ランフラット走行時において、タイヤ1は図6のように変形する。第2実施形態の高モジュラスゴム62は、図4および図5に示されるように、通常内圧時には路面Rに接触しない。一方、図6に示されるように、ゼロ内圧時において高モジュラスゴム62は、路面Rに接触する接地部62eを有する。すなわち、高モジュラスゴム62の外表面62bは、接地部62eを含んでいる。この接地部62eが路面Rに接地する状態での最大の厚みは、1mm以上となるように設定される。すなわち、この接地部62eは、厚みが1mm以上の部分を含んでいる。
第2実施形態のキャップゴム61および高モジュラスゴム62は、上記第1実施形態のキャップゴム51および高モジュラスゴム52と同様のモジュラスの値を有している。
上述した第2実施形態に係るタイヤ1によれば、第1実施形態で述べた(1)および(6)~(9)と同様の効果が奏される。すなわち、第2実施形態のキャップゴム61と高モジュラスゴム62とを含むトレッドゴム60は、第1実施形態のキャップゴム51と高モジュラスゴム52とを含むトレッドゴム50に相当する。また、第2実施形態の高モジュラスゴム62のタイヤ径方向内側端62cおよびタイヤ幅方向内側端62dのそれぞれは、第1実施形態の高モジュラスゴム52のタイヤ径方向内側端52cおよびタイヤ幅方向内側端52dに相当する。さらに、第2実施形態の高モジュラスゴム62の接地部62eは、第1実施形態の接地部52eに相当する。
また、第2実施形態に係るタイヤ1によれば、さらに以下の効果が奏される。
(4)第2実施形態に係るタイヤ1において、トレッドゴム60は、サイドウォール12のタイヤ径方向外側領域まで延出し、サイドウォール12のタイヤ径方向外側領域において、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向外側に、高モジュラスゴム62が積層されている。
これにより、耐摩耗性の高い高モジュラスゴム62の外表面露出領域を増やすことができ、ランフラット耐久性を向上させることができる。
(5)第2実施形態に係るタイヤ1において、高モジュラスゴム62は、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向外側に接触して配置されている。
これにより、サイドウォールゴム40のタイヤ幅方向外側に隣接して耐摩耗性の高い高モジュラスゴム62が配置されているため、ランフラット耐久性を向上させることができる。
以上の実施形態で説明した本発明に係るランフラットタイヤは、乗用車、ライトトラック、トラック、バス等のタイヤとして採用することができるが、特に乗用車用のタイヤとして好適である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に含まれる。
例えば、通常内圧時において、高モジュラスゴムのタイヤ径方向内側端が、補強ゴム層のタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側に位置する態様であれば、高モジュラスゴムの形状や厚みは制限されず、また、その高モジュラスゴムと、周囲のキャップゴムおよびサイドウォールゴム等との配置関係は、任意である。
1 タイヤ(ランフラットタイヤ)
11 ビード
12 サイドウォール
13 トレッド
23 カーカスプライ
40 サイドウォールゴム
40a サイドウォールゴムのタイヤ径方向外側端
41 補強ゴム層
41a 補強ゴム層のタイヤ径方向外側端
50、60 トレッドゴム
51、61 キャップゴム
52、62 高モジュラスゴム
52c、62c 高モジュラスゴムのタイヤ径方向内側端
52d、62d 高モジュラスゴムのタイヤ幅方向内側端
52e、62e 接地部

Claims (9)

  1. 一対のビードと、
    前記一対のビードの各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォールと、
    前記一対のサイドウォールの間に配置されたトレッドと、
    前記一対のビードの間に架け渡されたカーカスプライと、を備える、ゼロ内圧時にランフラット走行可能なランフラットタイヤであって、
    前記サイドウォールは、前記カーカスプライのタイヤ幅方向外側に配置されたサイドウォールゴムと、前記カーカスプライのタイヤ内腔側に配置された補強ゴム層と、を有し、
    前記トレッドは、前記カーカスプライのタイヤ径方向外側に配置されたキャップゴムと、前記キャップゴムのタイヤ幅方向外側に配置された、前記キャップゴムよりもモジュラスの高い高モジュラスゴムと、を含むトレッドゴムを有し、
    通常内圧時において、前記高モジュラスゴムのタイヤ径方向内側端は、前記補強ゴム層のタイヤ径方向外側端よりも、タイヤ径方向内側に位置している、ランフラットタイヤ。
  2. 前記サイドウォールゴムは、前記トレッドのタイヤ幅方向外側領域まで延出し、
    前記トレッドのタイヤ幅方向外側領域において、前記高モジュラスゴムのタイヤ幅方向外側に、前記サイドウォールゴムが積層されている、請求項1に記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記高モジュラスゴムは、前記サイドウォールゴムのタイヤ幅方向内側に接触して配置されている、請求項2に記載のランフラットタイヤ。
  4. 前記トレッドゴムは、前記サイドウォールのタイヤ径方向外側領域まで延出し、
    前記サイドウォールのタイヤ径方向外側領域において、前記サイドウォールゴムのタイヤ幅方向外側に、前記高モジュラスゴムが積層されている、請求項1に記載のランフラットタイヤ。
  5. 前記高モジュラスゴムは、前記サイドウォールゴムのタイヤ幅方向外側に接触して配置されている、請求項4に記載のランフラットタイヤ。
  6. 通常内圧時において、前記高モジュラスゴムのタイヤ径方向内側端は、前記サイドウォールゴムのタイヤ径方向外側端よりも、タイヤ径方向内側に位置している、請求項1~5のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
  7. 前記高モジュラスゴムは、通常内圧時には路面に接触せず、ゼロ内圧時には路面に接触する、請求項1~6のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
  8. 前記高モジュラスゴムは、ゼロ内圧時に路面に接触する接地部を有し、前記接地部の厚みは、1mm以上の部分を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
  9. 通常内圧時において、前記高モジュラスゴムのタイヤ幅方向内側端の位置は、前記補強ゴム層のタイヤ径方向外側端の位置よりも、タイヤ幅方向外側に位置している、請求項1~8のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
JP2020151305A 2020-09-09 2020-09-09 ランフラットタイヤ Pending JP2022045620A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020151305A JP2022045620A (ja) 2020-09-09 2020-09-09 ランフラットタイヤ
EP21195003.5A EP3967519A1 (en) 2020-09-09 2021-09-06 Run-flat tire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020151305A JP2022045620A (ja) 2020-09-09 2020-09-09 ランフラットタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022045620A true JP2022045620A (ja) 2022-03-22

Family

ID=77640561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020151305A Pending JP2022045620A (ja) 2020-09-09 2020-09-09 ランフラットタイヤ

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3967519A1 (ja)
JP (1) JP2022045620A (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4456338B2 (ja) 2003-05-15 2010-04-28 住友ゴム工業株式会社 ランフラットタイヤ
JP4720359B2 (ja) * 2005-08-17 2011-07-13 横浜ゴム株式会社 氷雪路用空気入りタイヤ
JP2007091167A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2007253816A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Bridgestone Corp 空気入りラジアルタイヤ
JP5139757B2 (ja) * 2007-09-06 2013-02-06 住友ゴム工業株式会社 ランフラットタイヤ
JP2014136562A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Bridgestone Corp タイヤ
JP6712146B2 (ja) * 2016-02-15 2020-06-17 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
EP3967519A1 (en) 2022-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7712498B2 (en) Run flat tire
US8905101B2 (en) Run flat tire
JP6028359B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2015072322A1 (ja) 空気入りタイヤ
JPH11115421A (ja) ランフラットタイヤ
JP2009029277A (ja) 空気入りタイヤ
JP5251178B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2002103914A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2005262922A (ja) ランフラットタイヤ
JP2022045620A (ja) ランフラットタイヤ
JP2021091294A (ja) ランフラットタイヤ
JP7419047B2 (ja) タイヤ
JP5321104B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7324133B2 (ja) タイヤ
JP2009083522A (ja) ランフラットタイヤ
JP2022074547A (ja) ランフラットタイヤ
JP2022074546A (ja) ランフラットタイヤ
JP2023088363A (ja) 空気入りタイヤ
JP2023069500A (ja) 空気入りタイヤ
JP2017124752A (ja) 空気入りタイヤ
CN110239287B (zh) 泄气保用轮胎
JP7238231B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2022088821A (ja) ランフラットタイヤ
JP2022045740A (ja) タイヤ
JP4515124B2 (ja) 空気入りタイヤ