JP7324133B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、サイドウォールに補強ゴム層が配置されたサイド補強タイプのランフラットタイヤに関する。
従来、サイドウォールに補強ゴム層を配置されたサイド補強タイプのランフラットタイヤが知られている。この補強ゴム層は、タイヤの内圧が低下した場合であっても、タイヤが完全に偏平化することを妨げる機能を有する。よって、ランフラットタイヤは、この補強ゴム層を備えることにより、ある程度の距離のランフラット走行(タイヤの内圧が低下した状態での走行)を行うことが可能である。
例えば特許文献1には、通常走行時の乗り心地性能と、負荷率が高い条件下でのランフラット性能とを両立させるために、サイドウォール部のトータルゲージに占めるサイド補強層(補強ゴム層)のゲージの割合を所定の割合に設定したランフラットタイヤが開示されている。
また、特許文献2には、ランフラット走行時の耐久性(ランフラット耐久性)を損なうことなく通常内圧走行時の乗り心地を向上するために、補強ゴム層のタイヤ径方向内端とビードフィラーのタイヤ径方向外端との間の距離を10mm以上としたランフラットタイヤが開示されている。
特開2015-16765号公報 特開2012-192853号公報
特許文献1に示されるランフラットタイヤの場合、ビードフィラーとサイド補強層との関係が規定されていないため、ランフラット走行時に、特にビードフィラー付近において局所的な変形が発生し、ランフラット耐性を十分確保できなくなる可能性がある。
また、特許文献2に示されるランフラットタイヤの場合、例えば補強ゴム層のタイヤ径方向内端とビードフィラーのタイヤ径方向外端との間の距離を10mm程度とすると、ランフラット走行時に局所的な変形が発生し、ランフラット耐久性を十分確保できなくなる可能性がある。これらの構成の場合、特に、SUV用のタイヤのように、タイヤ断面高さが大きいランフラットタイヤ等の場合において、ランフラット走行時に局所的な変形が発生しやすい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ランフラット走行時においても局所的な変形を抑制し、ランフラット耐久性を向上することができるランフラットタイヤを提供することにある。
(1)本発明のランフラットタイヤ(例えば、タイヤ1)は、一対のビード(例えば、ビード11)と、前記一対のビードの各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール(例えば、サイドウォール12)と、前記一対のサイドウォール間に配置されたトレッド(例えば、トレッド13)と、前記サイドウォールに配置された補強ゴム層(例えば、補強ゴム層50)と、を備えるランフラットタイヤであって、前記ビードは、ビードコア(例えば、ビードコア21)と、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に延出するビードフィラー(例えば、ビードフィラー22)と、を備え、前記補強ゴム層の一部は、前記ビードフィラーのタイヤ幅方向内側に配置されており、タイヤ幅方向断面視において、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端(例えば、タイヤ径方向外側端22A)から前記補強ゴム層のタイヤ径方向内側端(例えば、タイヤ径方向内側端50B)までのタイヤ径方向距離(例えば、タイヤ径方向距離Hb)は、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端からタイヤ径方向内側端(例えば、タイヤ径方向内側端22B)までのタイヤ径方向距離(例えば、タイヤ径方向距離Ha)の70%以上であり、かつ、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端から前記補強ゴム層のタイヤ径方向内側端の範囲内における、前記ビードフィラーの厚みと前記補強ゴム層の厚みを総合した総合厚みの変化幅は、10%以内である。
(2)(1)のランフラットタイヤにおいて、リムベースライン(例えば、リムベースラインBL)から前記トレッドの踏面までのタイヤ径方向の距離が、前記リムベースラインから前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端までのタイヤ径方向距離の3倍以上であってもよい。
(3)(1)または(2)のランフラットタイヤにおいて、前記一対のビード間に架け渡されたカーカスプライ(例えば、カーカスプライ23)を備え、前記ビードおよび前記サイドウォールにおける前記カーカスプライのタイヤ幅方向外側には、リムストリップゴム(例えば、リムストリップゴム32)と、前記リムストリップゴムのタイヤ径方向外側に配置されたサイドウォールゴム(例えば、サイドウォールゴム30)が配置され、前記リムストリップゴムのタイヤ径方向外側端(例えば、タイヤ径方向外側端32A)は、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端よりも、タイヤ径方向外側に配置されている。
本発明によれば、ランフラット走行時においても局所的な変形を抑制し、ランフラット耐久性を向上することができるランフラットタイヤを提供することができる。
本発明の第1実施形態のランフラットタイヤのタイヤ幅方向の半断面を示す図である。 上記実施形態のランフラットタイヤの部分拡大断面図である。 上記実施形態のランフラットタイヤのゼロ内圧時のタイヤ幅方向の部分断面を模式的に示す図である。 比較例のランフラットタイヤのゼロ内圧時のタイヤ幅方向の部分断面を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るランフラットタイヤであるタイヤ1のタイヤ幅方向の半断面を示す図である。タイヤ1の基本的な構造は、タイヤ幅方向の断面において左右対称となっているため、ここでは、右半分の断面図を示す。図中、符号S1は、タイヤ赤道面である。タイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸(タイヤ子午線)に直交する面で、かつタイヤ幅方向中心に位置する面である。
ここで、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であり、図1の断面図における紙面左右方向である。図1においては、タイヤ幅方向Xとして図示されている。
そして、タイヤ幅方向内側とは、タイヤ赤道面S1に近づく方向であり、図1においては、紙面左側である。タイヤ幅方向外側とは、タイヤ赤道面S1から離れる方向であり、図1においては、紙面右側である。
また、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図1における紙面上下方向である。図1においては、タイヤ径方向Yとして図示されている。
そして、タイヤ径方向外側とは、タイヤ回転軸から離れる方向であり、図1においては、紙面上側である。タイヤ径方向内側とは、タイヤ回転軸に近づく方向であり、図1においては、紙面下側である。
なお、図1の断面図は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態のタイヤ幅方向断面図(タイヤ子午線断面図)である。なお、規定リムとは、タイヤサイズに対応してJATMAに定められた標準となるリムを指す。また、規定内圧とは、例えばタイヤが乗用車用である場合には180kPaである。
なお、後述する図2についても同様である。
タイヤ1は、例えば乗用車用のランフラットタイヤであり、タイヤ幅方向両側に設けられた一対のビード11と、ビード11の各々からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール12と、サイドウォール12の各々のタイヤ径方向外側に連なって踏面(路面との接地面)13Cを構成するトレッド13と、を備える。
ビード11は、ビードコア21と、ビードコア21のタイヤ径方向外側に延出するビードフィラー22とを備える。
ビードコア21は、ゴムが被覆された金属製のビードワイヤを複数回巻いて形成した環状の部材であり、空気が充填されたタイヤ1を、ホイールのリム(不図示)に固定する役目を果たす部材である。
ビードフィラー22は、ビードコア21のタイヤ径方向外側に延出する、先端先細り形状のゴム部材である。ビードフィラー22は、ビード周辺部の剛性を高め、高い操縦性および安定性を確保するために設けられている部材である。ビードフィラー22は、例えば周囲のゴム部材よりも硬度の高いゴムにより構成される。
タイヤ1の内部には、一対のビード11間を架け渡されたカーカスプライ23が埋設されている。カーカスプライ23は、タイヤ1の骨格となるプライを構成しており、一対のビード11間を、一対のサイドウォール12およびトレッド13を通過する態様で、タイヤ1内に埋設されている。
カーカスプライ23は、一方のビードコア21から他方のビードコア21に延び、トレッド13とビード11との間を延在するプライ本体24と、ビードコア21の周りで折り返されているプライ折り返し部25とを備える。本実施形態においては、プライ折り返し部25は、プライ本体24に重ね合わされている。
カーカスプライ23は、タイヤ幅方向に延びる複数のプライコードにより構成されている。また、複数のプライコードは、タイヤ周方向に並んで配列されている。このプライコードは、ポリエステルやポリアミド等の絶縁性の有機繊維コード等により構成されており、トッピングゴムにより被覆されている。
なお、本実施形態のカーカスプライ23は、第1カーカスプライ231および第2カーカスプライ232が重ねられた2層のカーカスプライによって構成されているが、カーカスプライ23は1層であってもよいし、3層以上であってもよい。
ビード11は、チェーハー31と、チェーハー31のタイヤ幅方向外側に配置されたリムストリップゴム32と、をさらに備える。
チェーハー31は、ビードコア21周りに設けられたカーカスプライ23のタイヤ径方向内側に設けられている。チェーハー31は、カーカスプライ23のプライ折り返し部25のタイヤ幅方向外側にも延在している。
リムストリップゴム32は、チェーハー31およびカーカスプライ23のタイヤ幅方向外側に配置されており、リム装着時に、リム(不図示)と接触する部材である。
サイドウォール12は、カーカスプライ23のタイヤ幅方向内側に配置された補強ゴム層50と、カーカスプライ23の幅方向外側に配置されたサイドウォールゴム30とを備える。
補強ゴム層50は、タイヤ幅方向断面視(タイヤ子午線断面視)において略三日月形状のサイド補強ゴムである。この補強ゴム層50は、タイヤ1の内圧が低下した場合であっても、タイヤ1が完全に偏平化することを妨げる機能を有する。
サイドウォールゴム30は、タイヤ1の外壁面を構成するゴム部材である。このサイドウォールゴム30は、タイヤ1がクッション作用をする際に最もたわむ部分であり、通常、耐疲労性を有する柔軟なゴムが採用される。
トレッド13は、カーカスプライ23のタイヤ径方向外側に配置されたスチールベルト26と、スチールベルト26のタイヤ径方向外側に配置されたキャッププライ27と、キャッププライ27のタイヤ径方向外側に配置されたトレッドゴム28と、を備える。
スチールベルト26は、ゴムで被覆された複数のスチールコードにより構成されている。スチールベルト26を設けることにより、タイヤ1の剛性が確保され、トレッド13と路面の接地状態が良くなる。本実施形態においては、2層構造のスチールベルト(内側のスチールベルト261と外側のスチールベルト262)が設けられているが、積層されるスチールベルト26の枚数はこれに限らない。
キャッププライ27は、スチールベルト26のタイヤ径方向外側に配置された部材であり、ベルト補強層としての機能を有する。キャッププライ27は、ポリアミド繊維等の絶縁性の有機繊維層により構成されており、トッピングゴムにより被覆されている。キャッププライ27を設けることにより、耐久性の向上、走行時のロードノイズの低減を図ることができる。本実施形態においては、キャッププライ27のタイヤ幅方向外側端27Aは、スチールベルト26のタイヤ幅方向外側端26Aよりもタイヤ幅方向外側に延出している。
本実施形態の2層構造のスチールベルト26は、内側のスチールベルト261が外側のスチールベルト262よりも幅広であり、したがってスチールベルト26のタイヤ幅方向外側端26Aは、内側のスチールベルト261のタイヤ幅方向外側端で構成される。
トレッドゴム28は、通常走行時の踏面(路面との接地面)13Cを構成する部材である。トレッドゴム28の踏面13Cには、複数の溝で構成されるトレッドパターン13Dが設けられている。
ビード11、サイドウォール12、トレッド13において、カーカスプライ23および補強ゴム層50のタイヤ内腔側には、タイヤ1の内壁面を構成するゴム層としてのインナーライナー29が設けられている。インナーライナー29は、トレッド13においては、主にカーカスプライ23の内面を覆い、サイドウォール12およびビード11においては、主に補強ゴム層50の内面を覆っている。インナーライナー29は、耐空気透過性ゴムにより構成されており、タイヤ内腔内の空気が外部に漏れるのを防ぐ。
ここで、図1に示されるように、サイドウォール12のサイドウォールゴム30は、トレッド13に向かって延出している。一方、トレッド13のトレッドゴム28は、サイドウォール12に向かって延出している。その結果、カーカスプライ23の一部領域のタイヤ外表面側において、トレッドゴム28と、サイドウォールゴム30とが積層された状態となっている。より詳細には、サイドウォールゴム30とトレッドゴム28とが共に存在する領域、すなわちサイドウォール12とトレッド13の移行領域において、カーカスプライ23のタイヤ外表面側に、サイドウォールゴム30と、トレッドゴム28とが、順に積層された状態となっている。
また、ビード11とサイドウォール12の移行領域付近においては、カーカスプライ23のタイヤ外表面側に、リムストリップゴム32とサイドウォールゴム30とが、順に積層された状態となっている。また、この移行領域付近には、タイヤ幅方向外側に突出する頂部33Aを有してタイヤ周方向に環状に連続して延びるリムプロテクタ33が設けられている。本実施形態においては、リムストリップゴム32にリムプロテクタ33の頂部33Aが設けられている。リムプロテクタ33は、外傷からリム(不図示)を保護する機能を有する。
また、ビード11においては、カーカスプライ23のタイヤ内腔側に、補強ゴム層50とチェーハー31とが、順に積層された状態となっている。インナーライナー29は、さらにこれらのゴム部材のタイヤ内腔側を覆っている。
このように、本実施形態のタイヤ1は、一対のビード11と、一対のビード11の各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール12と、一対のサイドウォール12間に配置されたトレッド13と、を備える。
そして、本実施形態のタイヤ1は、サイドウォール12に配置された補強ゴム層50と、ビード11に設けられたビードフィラー22との関係が、以下で説明するような関係で設定されていることにより、ランフラット走行時においても局所的な変形が抑制され、優れたランフラット耐久性が実現されている。
図2は、図1のタイヤ1における、ビード11および補強ゴム層50のタイヤ径方向内側領域周辺の拡大断面図である。
図2に示すように、補強ゴム層50のタイヤ径方向内側領域の一部は、ビードフィラー22のタイヤ幅方向内側に配置されている。
そして、図2に示すタイヤ幅方向断面視(タイヤ子午線断面視)において、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまでのタイヤ径方向距離Hb(オーバーラップ距離Hb)は、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aからタイヤ径方向内側端22Bまでのタイヤ径方向距離Ha(ビードフィラー高さHa)の70%以上となっている。
ビードフィラー22および補強ゴム層50は、少なくともサイドウォールゴム30およびインナーライナー29よりも高い硬度のゴム部材により構成されている。好ましくは、ビードフィラー22および補強ゴム層50は、リムストリップゴム32よりも高い硬度のゴム部材により構成されている。すなわち、ビードフィラー22および補強ゴム層50は、周囲のゴム部材よりも高い硬度のゴム部材により構成されている。そして、オーバーラップ距離Hbをビードフィラー高さHaの70%以上とすることにより、ランフラット走行時においても、リム装着部付近等のビードフィラー近傍で局所的な変形が生じることを抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまで範囲内(オーバーラップ距離Hbの範囲内)における、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みの変化幅は、10%以内となっている。
ここでいう厚みとは、タイヤ幅方向断面視において、補強ゴム層50のタイヤ幅方向内側面(タイヤ内腔側面)に対して直交する方向の部材貫通距離をいう。
そして、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みとは、補強ゴム層50の厚み(補強ゴム層50のタイヤ幅方向内側面からタイヤ幅方向外側面までの距離)と、ビードフィラー22の厚み(ビードフィラー22のタイヤ幅方向内側面からタイヤ幅方向外側面までの距離)を加算(合計)したものである。換言すると、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みとは、補強ゴム層50のタイヤ幅方向内側面からビードフィラー22のタイヤ幅方向外側面までの距離から、ビードフィラー22と補強ゴム層50の間に挟まれる他の部材、本実施形態においてはカーカスプライ23の厚み分を減算した距離である。
例えば、図2を用いて具体的に説明すると、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22A付近における総合厚みは、おおむね補強ゴム層50の厚みTaである。ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aと補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bの中間領域付近における総合厚みは、補強ゴム層50の厚みTb1とビードフィラー22の厚みTb2を加算した厚みTb1+Tb2である。補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50B付近における総合厚みは、概ねビードフィラー22の厚みTcである。そして、これらの3か所の総合厚みを比較しても、その変化幅は小さく、10%以内となっている。
そして、これらの3か所に限らず、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまで範囲内(オーバーラップ距離Hbの範囲内)における、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みの変化幅は、10%以内となっている。
なお、ビードフィラー22と補強ゴム層50との間に、一定の枚数のプライが挟まっている場合は、挟まっているプライの厚み(本実施形態においては、第1カーカスプライ231および第2カーカスプライ232の厚み)を含めた厚みを、実質的な前述のビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みとして取り扱い、このときのオーバーラップ距離Hbの範囲内における総合厚みの変化幅を、10%以内としてもよい。
このように、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みを、オーバーラップ距離Hbの範囲内において一定とすることで、具体的には総合厚みの変化幅を10%以内とすることで、ランフラット走行時においても、リム装着部付近等のビードフィラー近傍で局所的な変形が生じることを抑制することができる。
なお、オーバーラップ距離Hbを、ビードフィラー高さHaの70%以上とすることにより、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを合計した総合厚みをある程度の厚みとなるように確保しつつ、オーバーラップ距離Hbの範囲内において、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みの変化幅を10%以内に設定することが簡便となる。例えばオーバーラップ距離Hbが、ビードフィラー高さHaの例えば50%である場合は、ビードフィラー22が先端先細り形状であることから、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みをある程度の厚みとなるように確保しつつ、その変化幅を10%以内とすることが困難となる。
以上のように、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまでのタイヤ径方向距離Hbを、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aからタイヤ径方向内側端22Bまでのタイヤ径方向距離Haの70%以上とし、かつビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bの範囲内における、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを合計した総合厚みの変化幅を10%以内とすることにより、リム装着部付近で局所的な変形が生じることを抑制して、ランフラット耐久性を向上させることができる。
本実施形態においては、さらに、リムストリップゴム32のタイヤ径方向外側端32Aが、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aよりもタイヤ径方向外側に配置されている。
すなわち、本実施形態においては、ビード11およびサイドウォール12におけるカーカスプライ23のタイヤ幅方向外側には、リムストリップゴム32と、リムストリップゴム32のタイヤ径方向外側に配置されたサイドウォールゴム30が配置されているが、このリムストリップゴム32のタイヤ径方向外側端は、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端よりも、タイヤ径方向外側に配置されている。
これにより、リム装着部付近で局所的な変形が生じることをより効果的に抑制し、ランフラット耐久性をさらに向上させることができる。
なお、ビードフィラー22と補強ゴム層50との間には、少なくとも2層以上のプライにより構成されるカーカスプライ23が挟まれていることが好ましい。これにより、リム装着部付近で局所的な変形が生じることをより効果的に抑制し、ランフラット耐久性をさらに向上させることができる。
ここで、ビードフィラー22および補強ゴム層50に採用するゴムとしては、少なくともサイドウォールゴム30およびインナーライナー29よりも硬度が高いゴムを用いる。
ゴムの硬度は、JIS K6253に準拠して、23℃雰囲気において、タイプAデュロメータで測定される値(デュロメータ硬さ)である。
例えば、サイドウォールゴム30の硬度を基準としたとき、ビードフィラー22の硬度は、サイドウォールゴム30の硬度の1.2倍~2.3倍程度、より好ましくは1.5倍~2倍程度の硬度のゴムを用いる。また、補強ゴム層50の硬度は、サイドウォールゴム30の硬度の1.1倍~1.9倍程度、より好ましくは1.4倍~1.7倍程度の硬度のゴムを用いる。
さらに、リムストリップゴム32の硬度は、サイドウォールゴム30の硬度の1倍~1.6倍程度、より好ましくは1.3倍~1.4倍程度の硬度のゴムを用いる。
そして、ビードフィラー22の硬度と、補強ゴム層50の硬度は、できるだけ近い値であることが好ましく、例えば、ビードフィラー22の硬度は、補強ゴム層50の硬度を基準として、±20%の範囲内、より好ましくは、±15%の範囲内の硬度とする。
より具体的には、ビードフィラー22および補強ゴム層50の硬度は、共にサイドウォールゴム30の硬度よりも高く、サイドウォールゴム30の硬度は、デュロメータ硬さで45~60の範囲内であるのに対して、補強ゴム層50の硬度は、デュロメータ硬さで70~85の範囲内であり、かつ、ビードフィラー22の硬度は、補強ゴム層50の硬度を基準として、±20%の範囲内の硬度であることが好ましい。
なお、補強ゴム層50のデュロメータ硬さが70未満であると、ランフラット耐久性や耐ビード外れ性能を確保するのが難しくなる。一方、デュロメータ硬さが85以上であると、乗り心地性能の向上を図るのが難しくなる。
このような硬度とすることで、タイヤとしての柔軟性とビード11付近の剛性のバランスを保ち、かつランフラット耐久性を確保することができる。
図3Aは、本実施形態のランフラットタイヤとしてのタイヤ1がゼロ内圧時に路面Hに接地している際のタイヤ幅方向の部分断面を模式的に示す図である。図3Bは、比較例のサイド補強タイプのランフラットタイヤ2がゼロ内圧時に路面Hに接地している際のタイヤ幅方向の部分断面を模式的に示す図である。なお、図3Aにおいては、路面H側、すなわち紙面下側が、タイヤ径方向外側である。ゼロ内圧時のタイヤは、規定内圧を充填した状態の図1にタイヤに比べてつぶれた状態となる。
ここで、ゼロ内圧時とは、タイヤの内圧がゼロで、ロードインデックスに対応する荷重の65%の負荷をかけた状態を指す。
図3Bに示す比較例においては、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまでのタイヤ径方向距離Hb(オーバーラップ距離Hb)が、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aからタイヤ径方向内側端22Bまでのタイヤ径方向距離Haの50%程度であり、十分な距離が確保できていない。この場合、ゼロ内圧時における、ビード11およびビード11とサイドウォール12の境界領域付近において応力集中が発生するため、図3Bに示すように、この部分で大きく変形する。
一方、図3Aに示す本実施形態のタイヤ1は、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまでのタイヤ径方向距離Hb(オーバーラップ距離Hb)が、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aからタイヤ径方向内側端22Bまでのタイヤ径方向距離Haの70%以上となっており、かつ、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bの範囲内における、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みの変化幅は、10%以内となっている。よって、本実施形態のタイヤ1においては、ゼロ内圧時における、ビード11およびビード11とサイドウォール12の境界領域付近において応力集中が発生し難く、図3Aに示すように、この部分での変形が小さい。
このように、本実施形態の構成によれば、ランフラット走行時においても局所的な変形を抑制し、ランフラット耐久性を向上することができる。
なお、本実施形態の構成は、SUV用のタイヤのように、タイヤ断面高さH1が大きいランフラットタイヤにおいて、特に好適である。通常、タイヤ断面高さH1が大きい場合、タイヤのリム装着部付近に強い応力がかかり、局所的な変形が生じやすい。このような場合であっても、本実施形態の構成であれば、リム装着部付近で局所的な変形が生じることを抑制することが可能であり、ランフラット耐久性を向上させることができる。
また、リムベースラインBLからビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aまでのタイヤ径方向距離H2に対してタイヤ断面高さH1が相対的に大きいランフラットタイヤは、リム装着部付近で局所的な変形が生じやすいが、本実施形態の構成は、このようなランフラットタイヤにおいても特に好適に採用できる。例えば、リムベースラインBLからトレッド13の踏面13Cまでのタイヤ径方向距離H1(タイヤ断面高さH1)が、リムベースラインBLからビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aまでのタイヤ径方向距離H2の3倍以上であるようなタイヤであっても、本実施形態の構成を採用すれば、リム装着部付近で局所的な変形が生じることを抑制し、ランフラット耐久性を向上させることができる。ここで、タイヤ断面高さH1とは、リムベースラインBLからトレッド13の踏面13Cまでのタイヤ径方向の距離であり、換言すると、タイヤの外径とリム径の差の1/2である。
また、本実施形態の構成は、補強ゴム層50のタイヤ径方向外側端50Aがトレッド13の領域まで延在している場合において、特に好適である。具体的には、スチールベルトのタイヤ幅方向外側端26Aのタイヤ径方向内側にも断面三日月形状の補強ゴム層50のタイヤ径方向外側領域が配置されている場合に、特に好適である。このような場合、トレッド13とサイドウォール12の境界領域であるショルダー付近の剛性が高い。したがって、その分タイヤのリム装着部付近に強い応力がかかり、局所的な変形が生じやすい。このような場合であっても、本実施形態の構成であれば、リム装着部付近で局所的な変形が生じることを抑制することが可能であり、ランフラット耐久性を向上させることができる。
本実施形態のタイヤ1によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態に係るタイヤ1は、一対のビード11と、一対のビード11の各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール12と、一対のサイドウォール12間に配置されたトレッド13と、サイドウォール12に配置された補強ゴム層50と、を備えるランフラットタイヤであって、ビード11は、ビードコア21と、ビードコア21のタイヤ径方向外側に延出するビードフィラー22と、を備え、補強ゴム層50の一部は、ビードフィラー22のタイヤ幅方向内側に配置されており、タイヤ幅方向断面視において、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bまでのタイヤ径方向距離Hbは、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aからタイヤ径方向内側端22Bまでのタイヤ径方向距離Haの70%以上であり、かつ、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aから補強ゴム層50のタイヤ径方向内側端50Bの範囲内における、ビードフィラー22の厚みと補強ゴム層50の厚みを総合した総合厚みの変化幅は、10%以内である。
これにより、ランフラット走行時においても局所的な変形を抑制し、ランフラット耐久性を向上することができる。
ある厚みに対して一部が薄い場合は、その部分が大きく変形し、破壊しやすくなる。また、一部が厚い場合でも厚い部分は変形しにくくなるため別の部分が相対的に変形しやすくなる。すなわち、厚みが一定でない場合は、相対的に薄い部分が破壊しやすくなる。一方、本実施形態のタイヤ1のように、厚み差を小さくすることで局所的な変形を防ぎ、耐久性の向上を図ることができる。
(2)本実施形態に係るタイヤ1は、リムベースラインBLからトレッド13の踏面13Cまでのタイヤ径方向距離H1が、リムベースラインBLからビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aまでのタイヤ径方向距離H2の3倍以上である。
このように、リムベースラインBLからビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aまでのタイヤ径方向距離H2に対して、相対的にタイヤ断面高さH1が大きいタイヤであっても、本実施形態の構成を採用すれば、リム装着部付近で局所的な変形が生じることを抑制し、ランフラット耐久性を向上させることができる。
(3)本実施形態に係るタイヤ1は、一対のビード11間に架け渡されたカーカスプライ23を備え、ビード11およびサイドウォール12におけるカーカスプライ23のタイヤ幅方向外側には、リムストリップゴム32と、リムストリップゴム32のタイヤ径方向外側に配置されたサイドウォールゴム30が配置され、リムストリップゴム32のタイヤ径方向外側端32Aは、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aよりも、タイヤ径方向外側に配置されている。
これにより、リム装着部付近で局所的な変形が生じることをより効果的に抑制し、ランフラット耐久性をさらに向上させることができる。
なお、本発明のタイヤは、乗用車、ライトトラック、トラック、バス等の各種タイヤとして採用することができるが、特に乗用車用のタイヤとして好適である。その中でも、タイヤ断面高さが大きいSUV用のランフラットタイヤにおいて最も高い効果が得られる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に含まれる。
1 タイヤ
11 ビード
12 サイドウォール
13 トレッド
21 ビードコア
22 ビードフィラー
22A タイヤ径方向外側端
22B タイヤ径方向内側端
23 カーカスプライ
231 第1カーカスプライ
232 第2カーカスプライ
24 プライ本体
25 プライ折り返し部
26 スチールベルト
26A タイヤ幅方向外側端
27 キャッププライ
28 トレッドゴム
29 インナーライナー
30 サイドウォールゴム
31 チェーハー
32 リムストリップゴム
32A タイヤ径方向外側端
33 リムプロテクタ
33A 頂部
50 補強ゴム層
50A タイヤ径方向外側端
50B タイヤ径方向内側端

Claims (3)

  1. 一対のビードと、
    前記一対のビードの各々からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォールと、
    前記一対のサイドウォール間に配置されたトレッドと、
    前記サイドウォールに配置された補強ゴム層と、
    を備えるランフラットタイヤであって、
    前記ビードは、ビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に延出するビードフィラーと、を備え、
    前記補強ゴム層の一部は、前記ビードフィラーのタイヤ幅方向内側に配置されており、
    タイヤ幅方向断面視において、
    前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端から前記補強ゴム層のタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向距離は、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端からタイヤ径方向内側端までのタイヤ径方向距離の70%以上であり、かつ、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端から前記補強ゴム層のタイヤ径方向内側端の範囲内における、前記ビードフィラーの厚みと前記補強ゴム層の厚みを総合した総合厚みの変化幅は、10%以内である、ランフラットタイヤ。
  2. リムベースラインから前記トレッドの踏面までのタイヤ径方向の距離が、前記リムベースラインから前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端までのタイヤ径方向距離の3倍以上である、請求項1に記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記一対のビード間に架け渡されたカーカスプライを備え、
    前記ビードおよび前記サイドウォールにおける前記カーカスプライのタイヤ幅方向外側には、リムストリップゴムと、前記リムストリップゴムのタイヤ径方向外側に配置されたサイドウォールゴムが配置され、
    前記リムストリップゴムのタイヤ径方向外側端は、前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端よりも、タイヤ径方向外側に配置されている、請求項1または請求項2に記載のランフラットタイヤ。
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