JP4904075B2 - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Description
前記サイド補強ゴム層は、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす補強基部のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を具え、
かつ該サイド補強ゴム層は、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側となる外のサイド補強ゴム層とを含むとともに、
前記内、外のサイド補強ゴム層は、タイヤ軸を含む子午断面において実質的に断面同形とし、
しかも前記内、外のサイド補強ゴム層の間で、前記凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えることにより、
前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviより小とし、
かつ、タイヤの車両装着状態において車両外側に位置する外のサイドウォール部の縦剛性を、車両内側に位置する内サイドウォール部の縦剛性よりも大としたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部かつ前記カーカスのタイヤ内腔側に配されタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、前記サイド補強ゴム層は、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす補強基部のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を具え、かつ該サイド補強ゴム層は、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側となる外のサイド補強ゴム層とを含むとともに、前記内、外のサイド補強ゴム層は、タイヤ軸を含む子午断面において実質的に断面同形とし、しかも前記内、外のサイド補強ゴム層の間で、前記凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えつつ、前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviと等しくし、かつ、タイヤの車両装着状態において車両外側に位置する外のサイドウォール部の縦剛性を、車両内側に位置する内サイドウォール部の縦剛性よりも大としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記形成数noを、前記形成数niより小とする。
又請求項5の発明では、前記内外のサイド補強ゴム層の凹み部は、前記補強基部の内面からの前記深さの最大深さDmaxを0.5〜4.0mm、前記巾中心線と直角方向の巾を5.0〜15mm、前記巾中心線方向の長さを10.0〜50.0mmとしたことを特徴としている。
又請求項6の発明では、正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸を含む子午断面において、
タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
の関係を満足することを特徴としている。
(1)vo=vi、かつ no<ni:
(2)vo<vi、かつ no=ni:
(3)vo>vi、かつ no<ni:
とするのがランフラット性能を維持しながら乗心地性を向上させるという点で望ましい。
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
ここで、Y60、Y75、Y90及びY100 は、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向にタイヤ最大断面巾の半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%のタイヤ軸方向距離をそれぞれ隔てるタイヤ外面上の各点P60、P75、P90及びP100 と、前記タイヤ赤道点CPとのタイヤ半径方向の各距離である。
RY75=Y75/SH
RY90=Y90/SH
RY100 =Y100 /SH
として前記関係を満足する範囲RYiを図5に例示する。図4、5のように前記関係を満足するタイヤ外面のプロファイルは非常に丸くなる。このため、接地形状が、接地巾が小さくかつ接地長さが大きくなる。これは、騒音性能及びハイドロプレーニング性能の向上に役立つ。また、このようなプロファイルは、サイドウォール部3の領域が短くなるという特徴を有する。このため、該プロファイルをランフラットタイヤに採用することにより、本来撓みにくいタイヤを提供しうる他、サイド補強ゴム層10のゴムボリュームをより低減でき、ランフラットタイヤにおける質量低下と乗り心地性の向上とが達成される点で特に好ましい。
各供試タイヤを、リム(20×9.0JJ)、内圧(220kPa)にて車両(排気量4800ccの欧州製の4WD車)の4輪に装着するとともに、ドライバー1名乗車にてドライアスファルト路面のテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
各供試タイヤをバルブコアを取り去ったリム(20×9.0JJ)にリム組し、デフレート状態でドラム試験機上を速度(80km/h)、縦荷重(正規荷重の65%)、室温(38±2℃)の条件にて、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。結果は比較例1を100とする指数により表示しており、数値が大きいほど良好である。なお完走は100kmである。
タイヤ1本当たりの質量を測定し、比較例1を100とする指数で表示した。数値が小なほど軽量であることを示す。
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
10、10i、10o サイド補強ゴム層
20 補強基部
21 凹み部
Claims (6)
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部かつ前記カーカスのタイヤ内腔側に配されタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
前記サイド補強ゴム層は、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす補強基部のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を具え、
かつ該サイド補強ゴム層は、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側となる外のサイド補強ゴム層とを含むとともに、
前記内、外のサイド補強ゴム層は、タイヤ軸を含む子午断面において実質的に断面同形とし、
しかも前記内、外のサイド補強ゴム層の間で、前記凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えることにより、
前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviより小とし、
かつ、タイヤの車両装着状態において車両外側に位置する外のサイドウォール部の縦剛性を、車両内側に位置する内サイドウォール部の縦剛性よりも大としたことを特徴とするランフラットタイヤ。 - 前記形成数noを、前記形成数ni以下としたことを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部かつ前記カーカスのタイヤ内腔側に配されタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
前記サイド補強ゴム層は、最大厚さを有する中央部分からタイヤ半径方向内外に厚さを減じてのびる断面略三日月状をなす補強基部のタイヤ内腔側の内面に、タイヤ半径方向内外にのびかつタイヤ周方向に隔たる複数の凹溝状の凹み部を具え、
かつ該サイド補強ゴム層は、タイヤの車両装着状態において車両内側に位置する内のサイド補強ゴム層と、車両外側となる外のサイド補強ゴム層とを含むとともに、
前記内、外のサイド補強ゴム層は、タイヤ軸を含む子午断面において実質的に断面同形とし、
しかも前記内、外のサイド補強ゴム層の間で、前記凹み部の長さ、深さ、巾を含む周方向乃至半径方向の断面形状、半径方向線に対する角度、又は凹み部の巾中心線間の周方向ピッチである諸元の内の少なくとも1つの要素を違えつつ、
前記外のサイド補強ゴム層は、前記凹み部の凹み容積voと形成数noとの積(vo×no)である総凹み容積Σvoを、前記内のサイド補強ゴム層の凹み部の凹み容積viと形成数niとの積(vi×ni)である総凹み容積Σviと等しくし、
かつ、タイヤの車両装着状態において車両外側に位置する外のサイドウォール部の縦剛性を、車両内側に位置する内サイドウォール部の縦剛性よりも大としたことを特徴とするランフラットタイヤ。 - 前記形成数noを、前記形成数niより小としたことを特徴とする請求項3記載のランフラットタイヤ。
- 前記内外のサイド補強ゴム層の凹み部は、前記補強基部の内面からの前記深さの最大深さDmaxを0.5〜4.0mm、前記巾中心線と直角方向の巾を5.0〜15mm、前記巾中心線方向の長さを10.0〜50.0mmとしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のランフラットタイヤ。
- 正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸を含む子午断面において、
タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
の関係を満足することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のランフラットタイヤ。
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JP2006116972A Expired - Fee Related JP4904075B2 (ja) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | ランフラットタイヤ |
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