JP5180562B2 - ランフラットタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、パンク等によりタイヤ内の空気が抜けたデフレート状態においても比較的長距離を走行しうるランフラットタイヤに関する。
このようなランフラットタイヤとして、タイヤの骨格をなすカーカスの内側(内腔側)かつサイドウォール部に、断面三日月状のサイド補強ゴム層を設け、デフレート状態におけるタイヤの負荷荷重をこのサイド補強ゴム層で支えることによりランフラット走行を可能とした所謂サイド補強タイプのものが知られている。
このタイプのタイヤでは、ランフラット走行時のタイヤ温度が、インフレート状態での通常走行時に比して著しく高くなることから、ランフラット耐久性の確保の観点から、カーカスコードとして耐熱性に優れるレーヨン繊維コードが使用されている。一方、ランフラット走行距離は、サイド補強ゴム層に大きく依存しているため、ランフラット走行性能や耐久性を向上させるためには、サイド補強ゴム層に大きなゴムボリューム(長さや厚さ)が必要となり、タイヤ重量増加によって燃費性を悪化させるとともに、タイヤ縦バネ定数の増加に伴って、通常走行において乗り心地性を損ねるという傾向がある。
そして、近年の車両の高性能化や高速化に伴い、タイヤにおける軽量化及び乗り心地性の向上が強く望まれている。
このような状況に鑑み、本発明者は、前記レーヨン繊維コードに代えて、より耐熱性に優れるアラミド繊維コードをカーカスコードとして用いることを提案した。このアラミド繊維コードは、弾性率も高く荷重支持能力を向上しうるため、その向上代の一部をサイド補強ゴム層のゴムボリューム減に充てることができ、ランフラット耐久性を維持或いは向上させながら軽量化と乗り心地性の向上とを図ることが可能である。しかしながら、それだけでは軽量化と乗り心地性の向上は不充分であり、しかもアラミド繊維は耐疲労性に劣るため、カーカスコードに使用した場合、逆にランフラット耐久性を低下させる恐れを招くことが判明した。
そこで本発明は、カーカスコードに、撚り係数Tを特定したアラミド繊維コードを採用するとともに、サイド補強ゴム層を複数のゴム部から形成することを基本として、ランフラット耐久性を向上しながら、大巾な軽量化と乗り心地性の向上とを図りうるランフラットタイヤを提供することを目的としている。
特開2002−301911号公報 特許第2994989号公報
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部に配されかつ最大厚さを有する中央部分から半径方向内外に厚さを減じてのびる断面三日月状のサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸心を含むタイヤ子午断面において、タイヤ外面のプロファイルは、曲率半径が異なる複数の円弧からなる曲面によって形成され、
かつ前記カーカスは、タイヤ周方向に対して45〜90°の角度で配列したアラミド繊維コードをトッピングゴムで被覆したカーカスプライからなるとともに、
前記アラミド繊維コードは、次式(1)で示す撚り係数Tを0.5〜0.7の範囲とし、
しかも前記サイド補強ゴム層は、最もトレッド部側に配される第1のゴム部と、該第1のゴム部に接続されてビード部側にのびる第2のゴム部とを少なくとも含み、
前記第2のゴム部の複素弾性率E*2は、前記第1のゴム部の複素弾性率E*1よりも小さいことを特徴としている。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
(ただし、Nは上撚り数(回/10cm)、Dはトータル表示デシテックス(繊度)、ρはコード材料の比重である。)
又請求項2の発明では、前記カーカスプライの前記トッピングゴムは、複素弾性率(E*)が5〜13Mpaであることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記第2のゴム部の複素弾性率E*2と、前記第1のゴム部の複素弾性率E*1との比E*2/E*1が、0.55以上1未満であることを特徴としている。
なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。また前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。なお「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
又本発明において、前記複素弾性率(E*)は、JIS−K6394の規定に準じて、次に示される条件で(株)岩本製作所製の「粘弾性スペクトロメータを用いて測定した値である。
・初期期歪み(10%)、
・振幅(±1%)、
・周波数(10Hz)、
・変形モード(引張)、
・測定温度(70℃)。
本発明は、カーカスコードとして、特に耐熱性に優れるアラミド繊維コードを採用している。従って、ランフラット走行時の温度上昇によるコード損傷を抑制できる。又アラミド繊維コードは高弾性であり、荷重支持能力を高めうるため、前述の耐熱性の向上と相俟って、ランフラット耐久性を向上させることができ、その向上代の一部を、サイド補強ゴム層のボリューム減に充てることが可能となる。
又サイド補強ゴム層を、例えば複素弾性率を違えた複数のゴム部から形成している。従って、ランフラット耐久性への貢献度の高い部位により高弾性のゴムを配置し、かつ貢献度の低い部位により低弾性のゴムを配置しうるなど、サイド補強ゴム層を効率よく機能させることが可能となる。その結果、前記アラミド繊維コードの採用との相乗効果により、ランフラット耐久性を向上しながら、大巾な軽量化と乗り心地性の向上とを図ることができる。しかし、アラミド繊維は耐疲労性に劣るため、カーカスコードに使用した場合には、逆にランフラット耐久性を低下させる恐れを招く。そこで本発明では、コード撚り係数Tを0.5〜0.7の範囲に規制することで、前記効果を発揮させながら耐疲労性を克服している。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明のランフラットタイヤ1を示す正規内圧状態におけるタイヤ子午断面図である。
図1において、本実施形態のランフラットタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、前記サイドウォール部3に配されかつランフラット機能を確保するための断面三日月状のサイド補強ゴム層9とを具える。
前記カーカス6は、タイヤ周方向に対して45〜90°の角度で配列されるカーカスコード20(図4(A)、(B)に示す)をトッピングゴム25により被覆した1枚以上のカーカスプライ6Aから形成される。本例では、カーカスコードを80〜90°の角度で配列した1枚のカーカスプライ6Aからなる場合が示されている。前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。
前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、例えばゴム硬度が65〜98度の硬質のゴムからなり、前記ビードコア5から半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。本明細書においては、「ゴム硬度」は、温度23℃で測定したデュロメータータイプAによる硬さを意味する。このビードエーペックスゴム8のビードベースラインBLからのタイヤ半径方向の高さhaは、特に限定はされないが、小さすぎるとランフラット耐久性が不充分となり、逆に大きすぎるとタイヤ質量の過度の増加や乗り心地の悪化を招くなど、本発明に不利となる。このような観点より、ビードエーペックスゴム8の前記高さhaは、タイヤ断面高さSHの10〜60%、より好ましくは20〜50%が望ましい。
本例では、前記カーカス6のプライ折返し部6bが、前記ビードエーペックスゴム8を半径方向外側に超えて巻き上がり、その外端部6beが、プライ本体部6aと前記ベルト層7との間に挟まれて終端する所謂超ハイターンアップの折り返し構造を具える。これにより、1枚のカーカスプライ6Aを用いて、サイドウォール部3を効果的に補強しうる。また前記プライ折返し部6bの外端部6beが、ランフラット走行時に大きく撓むサイドウォール部3から離れるため、該外端部6beを起点とした損傷を好適に抑制しうる。前記プライ折返し部6bとベルト層7との重なり部のタイヤ軸方向巾EWは、5mm以上、さらには10mm以上が好ましく、その上限は、軽量化の観点から40mm以下、さらには30mm以下が好ましい。なお前記カーカス6が複数枚のカーカスプライから形成される場合には、少なくとも1枚のカーカスプライがこの態様をなすのが好ましい。
又前記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部には、トレッド補強用のベルト層7が配される。このベルト層7は、タイヤ周方向に対して例えば10〜35゜の角度で配列されたスチール製のベルトコードをトッピングゴムで被覆した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。このベルト層7は、ベルトコードがプライ間で互いに交差することによりベルト剛性が高められる。なお前記ベルト層7の幅(本例では幅の広い内のベルトプライ7Aの幅)BWは、タイヤ最大幅SWの0.70〜0.95倍が好ましく、これにより、トレッド部2のほぼ全域に亘ってタガ効果を付与し、後述するタイヤ外面の特殊プロファイルを保持する。前記タイヤ最大幅SWは、前述の正規内圧状態において、タイヤ最大幅位置M、M間のタイヤ軸方向距離である。またタイヤ最大幅位置Mは、正規内圧状態において、サイドウォール部3に設けられた文字、模様及びリムプロテクタ12などを除外したタイヤ断面輪郭形状(以下基準輪郭線jという場合がある)から定められ、具体的にはカーカス6の最大幅の位置mと実質的に同じ高さにある。
なお前記ベルト層7の外側には、高速走行性能の向上を主目的としてバンド層(図示しない)を設けることができる。このバンド層は、タイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回されるバンドコードをトッピングゴムにて被覆した1枚以上のバンドプライからなる。バンドプライとしては、ベルト層7のタイヤ軸方向外端部のみを被覆する左右一対のエッジバンド、及びベルト層7の略全巾を覆うフルバンドがあり、これらを単独で或いは組み合わせて使用される。
又本例では、前記ビード部4には、リムプロテクタ12が凸設される場合が例示される。このリムプロテクタ12は、図2に示すように、リムフランジJFを覆うように基準輪郭線jから突出するリブ体であり、前記リムフランジJFの先端を越えてタイヤ軸方向外側に最も突出する突出面部12cと、この突出面部12cからビード外側面に滑らかに連なる半径方向内側の斜面部12iと、前記突出面部12cからタイヤ最大幅位置Mの近傍位置で前記基準輪郭線jに滑らかに連なる半径方向外側の斜面部12oとで囲まれる断面台形状をなす。前記内側の斜面部12iは、リムフランジJFの円弧部よりも大きい曲率半径rを有する凹円弧面で形成され、通常走行時においては、縁石等からリムフランジJFを保護する。又ランフラット走行時には、内側の斜面部12iがリムフランジJFの円弧部に寄りかかって接触するため、ビード変形量を軽減でき、ランフラット時の操縦安定性及びランフラット耐久性の向上に役立つ。
そして本発明では、前記カーカスコード20に、アラミド繊維コード21を採用している。
アラミド繊維は、100〜150℃の高温下においても弾性率の低下が、他の有機繊維コード材料に比べて小さく、耐熱性に優れるという特性を有する。従って、ランフラット走行時のタイヤ温度上昇によっても、カーカスコードが強度低下して損傷を招いたり、又弾性率の低下によるタイヤ変形量の増加や、それに伴うさらなるタイヤ温度上昇を招くことを防止できる。さらに、アラミド繊維コードは高弾性であるため、カーカス6に用いることにより荷重支持能力を高めうる。従って、ランフラット時のタイヤ変形を低減でき、前述の耐熱性の向上と相俟って、ランフラット耐久性をさらに向上させることができる。又前記荷重支持能力の上昇代の分だけ、サイド補強ゴム層9における荷重支持能力の負担を減じることができるため、サイド補強ゴム層9の最大厚さtを従来に比して減じ、タイヤ質量の低減、及び乗り心地性の向上を図ることが可能となる。
しかしながらアラミド繊維は、弾性率が高い分、耐疲労性に劣るため、ランフラット走行時の大なるタイヤ変形によって、アラミド繊維コードが疲労破断を起こすという問題がある。そのため本発明では、アラミド繊維コード21を、従来よりも高い0.5〜0.7の範囲の撚り係数Tにて形成している。本例では、図4(B)に略示するように、アラミド繊維コード21として、下撚りしたアラミド繊維フィラメント束22(即ちストランド22)の2本を、上撚りにて互いに撚り合わせた2本撚り構造を採用している。
ここで前記「撚り係数T」は、周知の如く、コードの上撚り数をN(単位:回/10cm)、コード1本のトータル表示デシテックス(繊度)をD(単位:dtex)、コード材料の比重をρとしたとき、次式(1)で示される。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
そして、この撚り係数Tを0.5〜0.7の範囲まで高めることにより、ランフラット走行時のコードの疲労破断を克服しながら高い荷重支持能力を発揮し、前述の優れたランフラット耐久性を奏することができる。前記撚り係数Tが0.5を下回ると、耐疲労性の改善効果が不充分であり、ランフラット走行時の疲労破断を抑制しえず、逆にランフラット耐久性を損ねる結果を招く。前記撚り係数Tが0.7を上回ると、コードの撚り加工が難しくなり生産性に不利となる他、アラミド繊維の重要な特性である高弾性が充分に活かされず、コードの弾性率が減じて荷重支持能力が小となるなど、ランフラット耐久性の向上効果に不利となる。このような観点から、撚り係数Tの下限は、特に0.6以上が好ましい。
又カーカスコード20では、アラミド繊維の高弾性を活かして優れた荷重支持能力を発揮させるために、2本撚り構造が採用されている。そのとき、下撚り数と、上撚り数とが等しい所謂バランス撚りが好ましいが、撚り数の比(下撚り数/上撚り数)が0.2〜2.0の範囲内、好ましくは0.5〜1.5の範囲内で、下撚り数と上撚り数とを相違させても良い。
又前記トータル表示デシテックスD(繊度)は、特に限定されるものではないが、ランフラットタイヤの場合、1500〜5000dtexの範囲が好ましい。又カーカスプライ6Aにおけるコードエンド数n(本/5cm)と前記トータル表示デシテックスDとの積(n×D)は、70000〜150000の範囲が好ましく、70000未満では、アラミド繊維コード21とはいえプライ強度が不充分となり、逆に150000を越えると、カーカス剛性が過大となって乗り心地性に不利を招くとともに、質量や材料コストの不必要な増加を招く。このような観点から前記積(D×n)の下限は100000以上がさらに好ましく、上限は120000以下がさらに好ましい。
又カーカスコード20の疲労破断は、タイヤ変形時に圧縮歪みを受ける部位、即ち図2に示すように、プライ折返し部6bのうちのビード側部分6b1にて発生しやすい。しかしながら本例では、前述の如くビード部4にリムプロテクタ12を凸設しているいため、ランフラット走行時におけるビード変形が軽減され、カーカスコード20に圧縮歪みが作用しにくくなる。その結果、アラミド繊維を採用した場合のカーカスコード20の疲労破断をさらに抑えることができ、ランフラット耐久性のいっそうの向上が図れる。言い換えると、アラミド繊維をカーカスコード20に用いたタイヤでは、リムプロテクタ12を用いることが、コードの疲労破断抑制の観点から好ましい。
又本例では、前記カーカスプライ6Aのトッピングゴム25として、複素弾性率(E*)が、5MPa以上と、従来のカーカストッピングゴムに比して高弾性のゴムを採用している。なお従来のカーカストッピングゴムの複素弾性率(E*)は3.8MPa程度である。このように高弾性のゴムをトッピングゴムに採用することで、タイヤ変形時にカーカスコード20に掛かる歪みを低減でき、カーカスコード20の疲労破断をさらに抑制し、ランフラット耐久性のいっそうの向上を達成しうる。なお複素弾性率(E*)が5MPaを下回ると前記効果が期待できず、逆に13MPaを上回ると、ゴムが硬くなり過ぎて、乗り心地性が一気に悪化してしまう。このような観点から、複素弾性率(E*)の下限値は、5.5MPa以上、6MPa以上、7MPa以上、さらには8MPa以上が好ましく、又上限値は12MPa以下が好ましい。
次に、前記サイド補強ゴム層9は、最大厚さtを有する中央部分からタイヤ半径方向の内端9i及び外端9oに向かってそれぞれ厚さが徐々に減じられた断面略三日月状で形成される。
このサイド補強ゴム層9の内端9iは、ビードエーペックスゴム8の外端8Tよりもタイヤ半径方向内側かつビードコア5よりもタイヤ半径方向外側に位置するのが望ましい。これにより、サイド補強ゴム層9とビードエーペックスゴム8との間で剛性の低い箇所を無くすことができ、サイドウォール部3からビード部4にかけての曲げ剛性をバランス良く向上させ得る。とりわけ、サイド補強ゴム層9とビードエーペックスゴム8との重なり部のタイヤ半径方向の長さWiは、5〜50mmの範囲が好ましい。
前記サイド補強ゴム層9の外端9oは、トレッド部2の内側に至ってのびており、具体的にはベルト層7の外端7eよりもタイヤ軸方向内側の位置で終端する。これにより、バットレス部等において剛性の著しく低い箇所を無くすことができる。サイド補強ゴム層9とベルト層7との重なり部のタイヤ軸方向の長さWoは、5〜50mmの範囲が好ましい。
前記サイド補強ゴム層9の内端9i及び外端9o間のタイヤ半径方向の長さLは、特に限定はされないが、小さすぎるとサイドウォール部3の補強効果が低下しやすく、逆に大きすぎると、通常走行時での乗り心地やリム組み性を悪化させる傾向がある。このような観点より、前記長さLは、タイヤ断面高さHの35〜70%、さらには40〜65%の範囲に設定されるのが好ましい。
前記サイド補強ゴム層9の最大厚さtは、負荷される荷重やタイヤサイズに応じて適宜定めることができるが、小さすぎると、サイドウォール部3を補強する効果が得られ難く、逆に大きすぎると、タイヤ質量の増加及び過度の発熱を招くおそれがある。このような観点より、前記最大厚さtは、好ましくは5mm以上、より好ましくは8mm以上が望ましく、上限については、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下が望ましい。
そして本発明では、サイド補強ゴム層9は、タイヤ子午断面において複数のゴム部10から形成されるとともに、隣り合うゴム部10、10は、複素弾性率を互いに相違させている。
具体的には、前記サイド補強ゴム層9は、本例では、最もトレッド部2側に配される第1のゴム部10aと、該第1のゴム部10aに接続されてビード部4側にのびる第2のゴム部10bとを少なくとも含む。
前記第1のゴム部10aは、前記外端9oからカーカス6に沿ってタイヤ半径方向内側にのびており、本例では、断面略三角形状をなす。これにより、第1のゴム部10aは、トレッド部2に入力される振動ないし衝撃を、その内側で直接吸収し、乗り心地を向上させる。また、ランフラット走行時では、ゴムの変形の逃げ場所となり、歪を緩和して耐久性を向上させるのにも役立つ。
前記第1のゴム部10aの複素弾性率E*1の値は特に限定はされるものではないが、大きすぎると、前述の乗り心地の向上が十分に期待できず、逆に小さすぎると、ランフラット耐久性能を悪化させるおそれがある。このような観点より、第1のゴム部10aの複素弾性率E*1は、好ましくは1MPa以上、より好ましくは2MPa以上、さらに好ましくは4MPa以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは20MPa以下、より好ましくは10MPa以下が望ましい。
また、第1のゴム部10aのサイド補強ゴム層9の厚さの中心線9Cに沿った長さSaは、特に限定されないが、小さすぎると乗り心地の向上が十分に期待できないおそれがあり、逆に大きすぎると、ランフラット耐久性能を悪化させるおそれがある。このような観点より、第1のゴム部10aの前記長さSaは、サイド補強ゴム層9の前記中心線9Cに沿った全長さSの25%以上、より好ましくは30%以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは50%以下、より好ましくは45%以下が望ましい。
1のゴム部10aのビード部4側に、第2のゴム部10bを接続することによって、ランフラット走行時においてタイヤの縦撓みが抑制され、タイヤの発熱や損傷を長期に亘って遅らせ得る。従って、ランフラット耐久性能の低下が防止される。
ここで、第2のゴム部10bの複素弾性率E*2が大きすぎると、第1のゴム部10aとの界面e1において著しい剛性段差が生じ、そこに応力が集中して損傷が発しやすくなる。
第2のゴム部10bは、サイド補強ゴム層9の内端9iまでのびるものでも良い。この場合、サイド補強ゴム層9は、複素弾性率が異なる2種類のゴムによって形成される。しかし、ランフラット耐久性能をさらに向上させるためには、サイド補強ゴム層9を3種類以上、より好ましくは4種類のゴムで形成することが望ましい。
本実施形態のサイド補強ゴム層9は、複素弾性率が異なる4種類のゴムから構成されており、具体的には第2のゴム部10bのビード部4側に接続されてビード部4側にのびる第3のゴム部10cと、この第3のゴム部10cに接続されるとともにサイド補強ゴム層9の内端9iまでのびる第4のゴム部10dとをさらに含む。
前記第3のゴム部10cは、その複素弾性率E*3が、第2のゴム部10bの複素弾性率E*2よりも大きいゴムによって形成される。第3のゴム部10cは、カーカス6の最大幅位置mの高さを含んでタイヤ半径方向内外にのびている。ランフラット走行時にタイヤの縦撓みをより効果的に抑制するためには、このカーカス6の最大幅位置m近傍を補強することが有効になる。このような観点より、第3のゴム部10cの複素弾性率E*3は、好ましくは第2のゴム部10bの複素弾性率E*2の1.05倍以上、より好ましくは1.1倍以上、さらに好ましくは1.2倍以上であるのが望ましい。
他方、第3のゴム部10cの複素弾性率E*3が大きすぎると、通常走行時のタイヤの縦バネが著しく大きくなり、乗り心地が悪化するおそれがある。このような観点より、第3のゴム部10cの複素弾性率E*3は、好ましくは第2のゴム部10bの複素弾性率E*2の10倍以下、より好ましくは8倍以下、さらに好ましくは5倍以下が望ましい。
また、第4のゴム部10dは、その複素弾性率E*4が、第3のゴム部10cの複素弾性率E*3よりも大きいゴムによって形成される。第3のゴム部10cと同様、ランフラット走行時にタイヤの縦撓みを十分に抑制するためには、第4のゴム部10dの複素弾性率E*4は、好ましくは第3のゴム部10cの複素弾性率E*3の1.05倍以上、より好ましくは1.1倍以上、さらに好ましくは1.2倍以上が望ましい。
他方、第4のゴム部10dの複素弾性率E*4が大きすぎても、通常走行時のタイヤの縦バネが著しく大きくなり、乗り心地が悪化するおそれがある。このような観点より、第4のゴム部10dの複素弾性率E*4は、好ましくは第3のゴム部10cの複素弾性率E*3の10倍以下、より好ましくは8倍以下、さらに好ましくは5倍以下が望ましい。
また、第2、第3及び第4のゴム部10b、10c及び10dのサイド補強ゴム層9の厚さの中心線9Cに沿った各長さSb、Sc及びSdは、特に限定されないが、好ましくは、
Sb>Sc>Sd
であるのが望ましい。本実施形態では、第2、第3及び第4のゴム部10b、10c及び10dの複素弾性率E*2、E*3、及びE*4が、
E*2<E*3<E*4
の関係を満たすため、乗り心地の向上のために、複素弾性率が大きいゴム部ほど小さい長さで形成されるのが望ましい。これによって、通常走行時の乗り心地及びランフラット耐久性能とがより一層高い次元で両立される。
また、図1及び図2から明らかなように、前記正規内圧状態において、サイド補強ゴム層9は、第1のゴム部10aと第2のゴム部10bとの界面e1は、サイド補強ゴム層9の厚さ中心線9Cに対して実質的に直交する向きにのびている。同様に、第2のゴム部10bと第3のゴム部10cとの界面e2や、第3のゴム部10cと第4のゴム部10dとの界面e3も、前記厚さ中心線9Cに対して実質的に直交する向きにのびている。とりわけ界面e2、e3は、図3に示されるランフラット状態において、タイヤ軸方向に対して45°よりも小さい角度でのびるように維持される。これにより、縦荷重が界面e2、e3にほぼ垂直に作用するので、界面e2、e3での剥離が効果的に抑制される。
なお図中の符号13は、インナーライナーゴムであって、タイヤ内圧を保持するために、前記サイド補強ゴム層9の内側を含み、ほぼビード部4、4間を跨るようにトロイド状に配されている。該インナーライナーゴム13は、ガスバリア性を有する例えばブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及び/又は臭素化ブチルゴムなどを含む低空気透過性ゴムから形成される。
次に、前記正規内圧状態のタイヤ子午断面において、タイヤ外面2Aのプロファイルは、曲率半径が異なる複数の円弧からなる曲面によって形成されている。特に、ランフラットタイヤの場合、前記タイヤ外面2Aとタイヤ赤道面Cとの交点であるタイヤ赤道点CPから、接地端側に向かって曲率半径Rが漸減する複数の円弧からなる曲面によって、前記プロファイルを形成することが好ましい。これにより、前記サイド補強ゴム層9のゴムボリュームをさらに低く抑え、タイヤの軽量化、及び乗り心地性の向上をさらに図ることができる。特に、特許第2994989号公報で提案する如き特殊プロファイルを採用することで、前述の効果をさらに高く発揮させることができる。
詳しく説明すると、先ず図5に示すように、タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大幅SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面2A上の点をPとするとき、タイヤ外面2Aの曲率半径RCは、前記タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するように設定される。
又前記タイヤ赤道面Cからタイヤ最大幅SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てる各タイヤ外面2A上の点をP60、P75、P90及びP100 とする。又この各タイヤ外面2A上の点P60、P75、P90及びP100 と、前記タイヤ赤道点CPとの間の半径方向の距離をY60、Y75、Y90及びY100 とする。
そして、前記正規内圧状態においてビードベースラインBLから前記タイヤ赤道点CPまでの半径方向高さであるタイヤ断面高さをSHとするとき、前記半径方向距離Y60、Y75、Y90及びY100 は、それぞれ以下の関係を満足することを特徴としている。
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
ここで、RY60=Y60/SH
RY75=Y75/SH
RY90=Y90/SH
RY100 =Y100 /SH
として前記関係を満足する範囲RYiを図6に例示する。図5、6のように、前記関係を満足するプロファイルは、トレッドが非常に丸くなるため、フットプリントが、接地巾が小かつ接地長さを大とした形状となり、騒音性能及びハイドロプレーニング性能の向上に役立つ。
このような特殊プロファイルでは、サイドウォール部3の領域が短いという特徴を有するため、ランフラットタイヤ1に採用することにより、サイド補強ゴム層9のゴムボリュームを低減でき、ランフラットタイヤにおける質量低下と乗り心地性の向上とをさらに達成しうる。しかし、ゴムボリューウムが大なトレッド部2では、変形量が通常プロファイルのタイヤに比して大きく発熱が大となる。そのため耐熱性を高めたアラミド繊維のカーカスコードは、この特殊プロファイルのタイヤにとって、耐熱性の観点からもより有利となりうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズ245/40R18のランフラットタイヤを表1の仕様で試作するとともに、各試供タイヤの、質量および縦バネ定数を測定するとともに、乗り心地性、操縦安定性、ランフラット耐久性についてテストし、その結果を表1に記載した。表1に記載以外は、実質的に同仕様である。
・カーカスは、プライ枚数(1枚)、コード角度(90°)、コードコード打ち込み数(53本/5cm)、トッピングゴムの複素弾性率E*(5.7Mpa):
・ベルト層は、プライ枚数(2枚)、コード角度(+26°/−26°)、スチールコード(2+7/0.22)、コード打ち込み数(24本/5cm)、
としている。
表1中、撚り係数Tは次式(1)で表される。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
又レーヨン繊維コードの比重ρは1.51,アラミド繊維コードの比重ρは1.44である。
又トレッドのプロファイルとして、通常プロファイルでは、RY60=0.06、RY75=0.08、RY90=0.19、RY100=0.57とし、特殊プロファイルでは、RY60=0.09、RY75=0.14、RY90=0.37、RY100=0.57とした。
又サイド補強ゴム層として、ベルト層との重なり長さWo=15mm、ビードエーペックスゴムとの重なり長さWi=10mm、タイヤ半径方向の長さL=30mm、厚さ中心線に沿った全長さS=35mm、最大厚さt=7mmとした。
テストの方法は、次の通りである。
<タイヤ質量>
タイヤ1本当たりの質量を測定し、比較例1を100とする指数で表示した。数値が小さいほど軽量である。
<縦バネ定数>
タイヤをリム(18×8.5J)、内圧(230kPa)、キャンバ角(0°)の状態にて、縦荷重(5.0kN)を作用させたときの縦撓みを計測し、前記縦荷重をこの縦撓みで除すことにより縦バネ定数を得た。結果は、比較例1を100とする指数で表示し、数値が小さいほど縦バネ定数が小さい。
<乗り心地性、及び操縦安定性>
タイヤを、リム(18×8.5J)、内圧(230kPa)にて車両(排気量4300ccの国産FR車)の4輪に装着するとともに、ドライバーのみの1名乗車にてドライアスファルト路面のテストコースを走行した時の乗り心地性、及び操縦安定性を、ドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示し、数値が大きい方が良好である。
<ランフラット耐久性>
タイヤをバルブコアを取り去ったリム(18×8.5J)に装着し、デフレート状態にてドラム試験機上を速度(80km/h)、縦荷重(正規荷重の65%の荷重)、室温(38°±2°)の条件にて走行させ、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定し、比較例1を100とする指数で表示し、数値が大きい方がランフラット耐久性に優れている。
Figure 0005180562
本発明のランフラットタイヤの一実施例を示す断面図である。 その要部拡大図である。 そのランフラット状態を示すタイヤの断面図である。 (A)はカーカスプライを示す断面図、(B)はカーカスコードを示す斜視図である。 タイヤ外面のプロファイルを示す線図である。 タイヤ外面の各位置におけるRYiの範囲を示す線図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
9 サイド補強ゴム層
10 ゴム部
20 カーカスコード
21 アラミド繊維コード
25 トッピングゴム

Claims (3)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記サイドウォール部に配されかつ最大厚さを有する中央部分から半径方向内外に厚さを減じてのびる断面三日月状のサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
    正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸心を含むタイヤ子午断面において、タイヤ外面のプロファイルは、曲率半径が異なる複数の円弧からなる曲面によって形成され、
    かつ前記カーカスは、タイヤ周方向に対して45〜90°の角度で配列したアラミド繊維コードをトッピングゴムで被覆したカーカスプライからなるとともに、
    前記アラミド繊維コードは、次式(1)で示す撚り係数Tを0.5〜0.7の範囲とし、
    しかも前記サイド補強ゴム層は、最もトレッド部側に配される第1のゴム部と、該第1のゴム部に接続されてビード部側にのびる第2のゴム部とを少なくとも含み、
    前記第2のゴム部の複素弾性率E*2は、前記第1のゴム部の複素弾性率E*1よりも小さいことを特徴とするランフラットタイヤ。
    T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
    (ただし、Nは上撚り数(回/10cm)、Dはトータル表示デシテックス(繊度)、ρはコード材料の比重である。)
  2. 前記カーカスプライの前記トッピングゴムは、複素弾性率(E*)が5〜13MPaであることを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記第2のゴム部の複素弾性率E*2と、前記第1のゴム部の複素弾性率E*1との比E*2/E*1が、0.55以上1未満である請求項1又は2記載のランフラットタイヤ。
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