JP2012116382A - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ2は、トレッド4、ウイング6、サイドウォール8、クリンチ部10、ビード12、カーカス14、支持層16、ベルト18、バンド20、インナーライナー22及びチェーファー24を備えている。車輌に装着されたときにこの車輌の幅方向内側となるサイドウォール8には、ディンプル62が形成されている。車輌に装着されたときにこの車輌の幅方向外側となるサイドウォール8には、ディンプル62が形成されていない。ビード12の半径方向外側端52のベースラインBLからの高さHaの、最大幅位置P100のベースラインからの高さHbに対する比率は、80%以上110%以下である。ディンプル62が形成されたゾーンの半径方向の幅Wの、高さHaに対する比率は、60%以上120%以下である。
【選択図】図1
Description
(1)その外面がトレッド面をなすトレッド、
(2)それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
(3)それぞれがこのサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
(4)上記トレッド及びサイドウォールに沿っており、両ビードの間に架け渡されたカーカス、
(5)半径方向において、トレッドの内側でかつカーカスの外側に位置する補強層、
及び
(6)それぞれがサイドウォールの軸方向内側に位置する一対の荷重支持層
を備える。このタイヤは、その一対のサイド面のうち、車輌に装着されたときにこの車輌の幅方向内側となるサイド面に、多数の凹みを有する。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
この数式(1)から(4)において、Hはタイヤの高さを表し、Y60、Y75、Y90及びY100はそれぞれ中心点TCと点P60、点P75、点P90及び点P100との半径方向距離を表す。点P60、点P75、点P90及び点P100は、それぞれ中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の60%、75%、90%及び100%であるプロファイル上の点である。
S = (Di / 2)2 * π
Y = (S1 / S2) * 100
この数式において、S1は基準領域に含まれるディンプル62の面積であり、S2はディンプル62がないと仮定されたときの基準領域の表面積である。基準領域は、サイド面のうち、ベースラインBLからの高さがタイヤ2高さHの20%以上80%以下である領域である。占有率Yは、10%以上85%以下が好ましい。占有率Yが10%以上であるタイヤ2では、十分な放熱がなされる。この観点から、占有率Yは30%以上がより好ましく、40%以上が特に好ましい。占有率Yが85%以下であるタイヤ2では、ランド64が十分な耐摩耗性を有する。この観点から、占有率Yは80%以下がより好ましく、75%以下が特に好ましい。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
このCTTプロファイルは、タイヤ2の諸性能に寄与する。このプロファイルでは、タイヤ2に正規荷重の80%が付加されたときの接地幅は、タイヤ2の最大幅Wの0.50倍以上0.65倍以下である。
図1から7に示されたランフラットタイヤを製作した。このタイヤの仕様は、以下の通りである。
サイズ:235/55R18 99H
ビードの半径方向外側端の高さHa:62mm
最大幅Wの位置P100の高さHb:62mm
ディンプルが形成されたゾーンの幅W:62mm
このタイヤは、表側サイド面にディンプルを備えておらず、裏側サイド面にディンプルを備えている。ディンプルの仕様は、下記の通りである。
直径Di:8mm
深さDe:1.0mm
角度α:45°
ディンプルの総数:100
このタイヤは、CTTプロファイルを備えている。このプロファイルの仕様は、下記の通りである。
Y60/H:0.06
Y75/H:0.12
Y90/H:0.22
Y100/H:0.41
プロファイルをノーマルタイプとした他は実施例1と同様にして、実施例2のタイヤを得た。このプロファイルの仕様は、下記の通りである。
Y60/H:0.03
Y75/H:0.09
Y90/H:0.24
Y100/H:0.47
ディンプルを形成しなかった他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。ディンプルを形成しなかった他は実施例2と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
表側サイド面にディンプルを形成し、裏側サイド面にディンプルを形成しなかった他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。表側サイド面及び裏側サイド面にディンプルを形成した他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。ディンプルに代えてフィンを形成した他は実施例1と同様にして、比較例5のタイヤを得た。表側サイド面にフィンを形成し、裏側サイド面にディンプルを形成しなかった他は実施例1と同様にして、比較例6のタイヤを得た。表側サイド面及び裏側サイド面にフィンを形成した他は実施例1と同様にして、比較例7のタイヤを得た。
幅Wを下記表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例3から6のタイヤを得た。
高さHaを下記表4に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7から10のタイヤを得た。
タイヤの質量を測定した。この結果が、指数にて、下記表1−4に示されている。数値が小さいほど好ましい。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに内圧が220kPaとなるように空気を充填した。このタイヤに、JATMA規格に規定された最大負荷荷重の80%の荷重を負荷し、縦バネ定数を測定した。この結果が、指数にて、下記表1−4に示されている。数値が小さいほど好ましい。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに内圧が220kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が4300ccであり、フロントエンジン−リアドライブの乗用車の左後のホイールに装着した。このタイヤのバルブコアを抜き取り、タイヤの内部を大気と連通させた。この乗用車の、左前、右前及び右後のホイールには、内圧が220kPaであるタイヤを装着した。ドライバーに、この乗用車を、テストコースで80km/hの速度で運転させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。この結果が、指数にて、下記の表1−4に示されている。数値が大きいほど好ましい。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに内圧が220kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が4300ccであり、フロントエンジン−リアドライブの乗用車に装着した。ドライバーに、この乗用車を、テストコースで80km/hの速度で運転させ、風切り音を評価させた。この結果が、指数にて、下記の表1−4に示されている。数値が小さいほど好ましい。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに内圧が220kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が4300ccであり、フロントエンジン−リアドライブの乗用車に装着した。この乗用車を惰行試験に供し、減速度を計測した。この結果が、指数にて、下記の表1−4に示されている。数値が小さいほど好ましい。
表側サイド面のデザインの自由度につき、下記の基準に従って格付けした。
A:自由度が高い
B:自由度がやや低い
C:自由度が低い
この結果が、下記の表1−4に示されている。
4・・・トレッド
8・・・サイドウォール
10・・・クリンチ部
12・・・ビード
14・・・カーカス
16・・・支持層
18・・・ベルト
20・・・バンド
62、72、74・・・ディンプル
64・・・ランド
66・・・スロープ面
68・・・底面
76・・・第一曲面
78・・・第二曲面
Claims (6)
- その外面がトレッド面をなすトレッド、
それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
それぞれがこのサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
上記トレッド及びサイドウォールに沿っており、両ビードの間に架け渡されたカーカス、
半径方向において、トレッドの内側でかつカーカスの外側に位置する補強層、
及び
それぞれがサイドウォールの軸方向内側に位置する一対の荷重支持層
を備えており、
その一対のサイド面のうち、車輌に装着されたときにこの車輌の幅方向内側となるサイド面に、多数の凹みを有するランフラットタイヤ。 - 上記凹みが、その平面形状が円であるディンプルである請求項1に記載のタイヤ。
- 上記ビードの半径方向外側端のベースラインからの高さHaの、最大幅位置のベースラインからの高さHbに対する比率が、80%以上110%以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 上記凹みが形成されたゾーンの半径方向の幅Wの、ビードの半径方向外側端のベースラインからの高さHaに対する比率が60%以上120%以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記トレッド面の中心点TCから、この中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の90%である点P90までのプロファイルが、複数の円弧によって形成されており、
それぞれの円弧が、これに隣接する円弧と接しており、
それぞれの円弧の曲率半径が、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さく、 このプロファイルが、下記数式(1)から(4)を満たす請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
(この数式(1)から(4)において、Hはタイヤの高さを表し、Y60、Y75、Y90及びY100はそれぞれ中心点TCと点P60、点P75、点P90及び点P100との半径方向距離を表す。点P60、点P75、点P90及び点P100は、それぞれ中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅60%、75%、90%及び100%であるプロファイル上の点である。) - 車輌と、この車輌に装着されたランフラットタイヤとからなり、
このタイヤが、車輌の幅方向において、外側に位置する表側サイド面と内側に位置する裏側サイド面とを備えており、
この裏側サイド面が多数の凹みを有する自動車。
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