JP5038624B2 - ランフラットタイヤ - Google Patents

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    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0083Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts characterised by the curvature of the tyre tread

Description

本発明は、パンク等によりタイヤ内の空気が抜けたデフレート状態においても比較的長距離を走行しうるランフラットタイヤに関する。
このようなランフラットタイヤとして、タイヤの骨格をなすカーカスの内側(内腔側)かつサイドウォール部に、断面三日月状のサイド補強ゴム層を設け、デフレート状態におけるタイヤの負荷荷重をこのサイド補強ゴム層で支えることによりランフラット走行を可能とした所謂サイド補強タイプのものが知られている(例えば特許文献1など参照)。
このタイプでは、ランフラット走行距離は、概ねサイド補強ゴム層の強度に依存しているため、ランフラット走行性能を向上させるためには、サイド補強ゴム層に大きなゴムボリューム(長さや厚さ)が必要となり、タイヤ重量が増して燃費性を悪化させるとともに、タイヤ縦バネ定数の増加に伴って乗り心地性を損ねるという問題がある。
他方、本出願人は、通過騒音を低減しながらハイドロプレーニング性能を向上したタイヤとして、図8に略示するように、タイヤ赤道面Cから、タイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点Pに至るまでの間で、タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pまで徐々に減少するとともに、前記タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、 0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
の関係を満足させた特殊プロファイルのタイヤを提案している(特許文献2参照)。この特殊プロファイルのタイヤでは、トレッドが非常に丸くなるため、フットプリントが、接地巾が小かつ接地長さを大とした縦長楕円形状となり、騒音性能とハイドロプレーニング性能とを向上しうるという効果が発揮できる。
そして本発明者の研究の結果、前記特殊プロファイルは、トレッドが非常に丸くサイドウォール部の領域が短いため、この特殊プロファイルをサイド補強タイプのランフラットタイヤに採用した場合には、サイド補強ゴム層のゴムボリュームを低減でき、タイヤ重量の増加や乗り心地性の低下を低く抑えうることを見出し得た。
特開平2000−351307号公報 特許第2994989号公報
しかし、前記特殊プロファイルは、トレッドが非常に丸くなるため、ランフラット走行時のトレッド変形量が、通常プロファイルのタイヤに比して大きくなる。そのため、ランフラット走行において必要な操縦安定性を確保するためには、ベルト剛性を従来より高めてタイヤ全体の剛性を適正化することが必要であることが判明した。又このベルト剛性この増加により荷重支持能力が高まりランフラット耐久性の向上にも役立つことが判明した。
そこで本発明は、前記特殊プロファイルを採用したサイド補強タイプのランフラットタイヤにおいて、ベルトプライの枚数を増加させることを基本として、タイヤ重量の増加や乗り心地性の低下を低く抑えながら、ランフラット走行における必要な操縦安定性を確保でき、しかもランフラット耐久性の向上にも役立つランフラットタイヤを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスプライからなる1枚のカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層と、サイドウォール部かつ前記カーカスの内側に配され最大厚さを有する中央部分から半径方向内外に厚さを減じてのびる断面三日月状のサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ子午断面において、
タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
の関係を満足する一方、
前記ベルト層は、スチールコードがトッピングゴム中に配列されかつ半径方向内側から外側に順次重ね置きされる第1、第2、第3のベルトプライからなり、
前記カーカスプライは、前記ビードコア間を跨るプライ本体部の両側に、前記ビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部を一連に具え、
前記プライ折返し部の外端部及び前記サイド補強ゴム層の外端は、前記第1、第2、第3のベルトプライの外端よりもタイヤ軸方向内側に位置し、
前記プライ折返し部の外端部及び前記サイド補強ゴム層の外端は、タイヤ軸方向に位置ずれして配置されるとともに、前記プライ折返し部の外端部は、前記サイド補強ゴム層の外端よりもタイヤ軸方向内側に位置することを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記第1のベルトプライのスチールコードは、タイヤ周方向に対して45〜65°の角度で傾斜するとともに、第2、第3のベルトプライのスチールコードは、タイヤ周方向に対して5〜30°の角度で傾斜しかつ傾斜の向きが互いに相違することを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記ベルトプライの前記トッピングゴムは、損失正接(tan δ)が0.10〜0.30、かつ複素弾性率(E*)が4〜15Mpaであることを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記ベルトプライの前記トッピングゴムは、ゴム硬度が65〜75°であり、かつベルトプライの厚さを0.80〜1.00mmとしたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記ベルト層は、最も幅広のベルトプライのタイヤ軸方向のプライ巾BWが、前記タイヤ最大断面巾(SW)の0.70〜0.95倍であることを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記正規内圧状態のタイヤに正規荷重の80%の荷重を負荷した状態において、前記タイヤ外面が接地するタイヤ軸方向最外端間のタイヤ軸方向距離である接地巾CWは、前記タイヤ最大断面巾SWの50%〜65%であることを特徴としている。
なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。また前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。
又前記「損失正接(tan δ)」、「複素弾性率(E*)は、粘弾性スペクトロメータを用いて70℃、初期歪み10%、振幅2.0%の周波数10Hz条件で測定した値であり、「ゴム硬度」は、温度28℃で測定したデュロメータータイプAによる硬さである。
本発明は叙上の如く、前記特殊プロファイルを、サイド補強タイプのランフラットタイヤに採用しているため、トレッドが非常に丸い輪郭形状となる。そのため、サイドウォール部の領域が短くなるなどサイド補強ゴム層のゴムボリュームを低減でき、ランフラット性能を確保しながらタイヤ重量の増加や乗り心地性の低下を低く抑えることができる。
しかし前記特殊プロファイルは、トレッドが丸いため、サイド補強タイプのランフラットタイヤに採用した場合には、ランフラット走行時のトレッド変形量が大となり、ランフラット走行時の操縦安定性に劣る傾向がある。そこで本発明では、前記ベルト層のプライ枚数を2枚から3枚に増設してベルト剛性を従来より高め、タイヤ全体の剛性を適正化することにより、ランフラット走行時の操縦安定性を確保している。又このベルト剛性の増加により荷重支持能力が高まり、ランフラット耐久性の向上をも図ることができる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明のランフラットタイヤの正規内圧状態を示す子午断面図である。
図1において、本実施形態のランフラットタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7と、サイドウォール部3かつ前記カーカス6の内側に配されるサイド補強ゴム層10とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミドなどの有機繊維コードが好適に使用される。又前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。
そしてこのプライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ゴム硬度が65〜95°の硬質のゴムからなり、前記ビードコア5から半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。このビードエーペックスゴム8のビードベースラインBLからのタイヤ半径方向の高さhaは、特に限定はされないが、小さすぎるとランフラット耐久性が低下しやすく、逆に大きすぎてもタイヤ重量の過度の増加や乗り心地の悪化を招くおそれがある。このような観点より、ビードエーペックスゴム8の前記高さhaは、タイヤ断面高さSHの10〜60%、より好ましくは20〜40%程度が望ましい。
また本例では、前記カーカス6のプライ折返し部6bが、前記ビードエーペックスゴム8を半径方向外側に超えて巻き上がり、その外端部6beが、プライ本体部6aと前記ベルト層7との間に挟まれて終端する超ハイターンアップのカーカス構造を具える。これにより、1枚のカーカスプライ6Aを用いて、サイドウォール部3を効果的に補強しうる。また前記プライ折返し部6bの外端部6beが、ランフラット走行時に大きく撓むサイドウォール部3から離れるため、該外端部6beを起点とした損傷を好適に抑制しうる。なおプライ折返し部6bとベルト層7との重なり部のタイヤ軸方向巾EWは、5mm以上、さらには10mm以上が好ましく、その上限は、軽量化の観点から25mm以下が好ましい。なおカーカス6が複数枚のカーカスプライから形成される場合には、少なくとも1枚のカーカスプライがこの態様をなすのが好ましい。
次に、前記サイド補強ゴム層10は、最大厚さを有する中央部分10aから、タイヤ半径方向内端10i及び外端10oに向かってそれぞれ厚さを徐々に減じてのびる断面三日月状をなす。前記内端10iは、ビードエーペックスゴム8の外端よりもタイヤ半径方向内側に位置し、前記外端10oは、ベルト層7の外端7eよりもタイヤ軸方向内側に位置する。このときサイド補強ゴム層10とビードエーペックスゴム8とのタイヤ半径方向の重なり巾Wiを5〜50mm、かつサイド補強ゴム層10とベルト層7とのタイヤ軸方向の重なり巾Woを0〜50mmとするのが好ましく、これにより前記外端10o及び内端10iでの剛性段差の発生を抑える。なお、前記プライ折返し部6bの外端部6be及び前記サイド補強ゴム層10の外端10oは、タイヤ軸方向に位置ずれして配置されるとともに、前記プライ折返し部の外端部6beは、前記サイド補強ゴム層の外端10oよりもタイヤ軸方向内側に位置する。
このサイド補強ゴム層10は、カーカス6のプライ本体部6aのタイヤ軸方向内側(タイヤ内腔側)に配されるため、サイドウォール部3の曲げ変形時には、サイド補強ゴム層10には主として圧縮荷重が、またコード材を有するカーカスプライ6Aには主として引張荷重が作用する。ゴムは圧縮荷重に強く、かつコード材は引張荷重に強いため、上記のようなサイド補強ゴム層10の配設構造は、サイドウォール部3の曲げ剛性を効率良く高め、ランフラット走行時のタイヤの縦撓みを効果的に低減しうる。なおサイド補強ゴム層10のゴム硬度は、60゜以上、さらには65°以上であるのが好ましい。前記ゴム硬度が60゜未満であると、ランフラット走行時の圧縮歪が大きくなって、ランフラット性能が不充分となる。逆にゴム硬度が高すぎても、タイヤの縦バネ定数が過度に上昇し、本発明によっても乗り心地性を改善し得なくなる。このような観点より、前記サイド補強ゴム層10のゴム硬度の上限は80゜以下、さらには75゜以下が好ましい。又サイド補強ゴム層10の最大厚さtは、タイヤサイズや、タイヤのカテゴリ等によって適宜設定されるが、乗用車用タイヤの場合5〜20mmが一般的である。
そして本発明では、ランフラット性能を維持しながら、前記サイド補強ゴム層10のゴムボリュームを最小限に抑え、タイヤの軽量化、及び乗り心地性の向上を図るために、タイヤ外面2Aを、特許第2994989号公報で提案する如き特殊プロファイルで形成している。
詳しくは、タイヤ1を正規リムに装着しかつ正規内圧を充填した正規内圧状態でのタイヤ子午断面におけるタイヤ外面2Aを以下のように定める。
先ず図5に示すように、タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面2A上の点をPとし、タイヤ赤道面Cとタイヤ外面2Aとが交わる点をタイヤ赤道点CPとするとき、タイヤ外面2Aの曲率半径RCは、前記タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するように設定される。なお前記「タイヤ最大断面巾SW」とは、タイヤ外面2Aの基準輪郭線jにおける最大巾であり、この基準輪郭線jは、タイヤ外面2Aに局部的に形成される例えば文字、図形、記号等を示す装飾用、情報用等の微細なリブや溝、リム外れ防止用のリムプロテクトリブ、カット傷防止用のサイドプロテクトリブなどの局部的凹凸部を除外した滑らかな輪郭線を意味する。
又前記タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てる各タイヤ外面2A上の点をP60、P75、P90及びP100 とする。又この各タイヤ外面2A上の点P60、P75、P90及びP100 と、前記タイヤ赤道点CPとの間の半径方向の距離をY60、Y75、Y90及びY100 とする。
そして、前記正規内圧状態においてビードベースラインBLから前記タイヤ赤道点CPまでの半径方向高さであるタイヤ断面高さをSHとするとき、前記半径方向距離Y60、Y75、Y90及びY100 は、それぞれ以下の関係を満足することを特徴としている。
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
ここで、RY60=Y60/SH
RY75=Y75/SH
RY90=Y90/SH
RY100 =Y100 /SH
として前記関係を満足する範囲RYiを図6に例示する。図5、6のように前記関係を満足するプロファイルは、トレッドが非常に丸くなるため、フットプリントが、接地巾が小かつ接地長さを大とした縦長楕円形状となり、騒音性能とハイドロプレーニング性能とを向上しうることが、前記特許第2994989号公報で報告されている。なお前記RY60、RY75、RY90及びRY100 の値が、各下限値を下回ると、トレッド部2を中心としてタイヤ外面2Aが平坦化するため、従来タイヤとのプロファイルの差が少なくなる。逆に各上限値を上回ると、トレッド部2を中心としてタイヤ外面2Aが著しく凸状をなすため、接地巾が過小となり、通常走行において必要な走行性能を確保することができなくなる。
なおタイヤでは、予めタイヤサイズを定めることにより、JATMA、ETRTOなどのタイヤの規格から、タイヤ偏平率、タイヤ最大断面巾、タイヤ最大高さなどを概ね定め得るため、前記RY60、RY75、RY90及びRY100 の範囲を容易に算出できる。従って、前記タイヤ外面2Aは、前記各位置におけるRY60、RY75、RY90及びRY100 の範囲を満たすように、かつ曲率半径RCが徐々に減少するように、前記タイヤ赤道点CPから前記点Pまで滑らかな曲線で描くことにより適宜定めうる。
又前記タイヤは、前記正規内圧状態のタイヤに正規荷重の80%の荷重を負荷した状態において、前記タイヤ外面2Aが接地するタイヤ軸方向最外端間のタイヤ軸方向距離である接地巾CWを、前記タイヤ最大断面巾SWの50%〜65%の範囲とするのが好ましい。これは、前記接地巾CWが、前記タイヤ最大断面巾SWの50%未満の場合、通常走行において轍でふらつきやすくなるなどワンダリング性能が低下し、かつ接地圧の不均一化により偏摩耗しやすくなる。逆に、接地巾CWが、タイヤ最大断面巾SWの65%を超える場合には、接地巾が過大となって前述の通過騒音とハイドロプレーニング性能との両立が難しくなる。
しかし本発明では、前記特殊プロファイルによる前述の作用効果以外に、該特殊プロファイが有する「サイドウォール部の領域が短い」という他の特徴に着目して達成された。即ち前記「サイドウォール部の領域が短い」という特徴を活かし、該特殊プロファイルをランフラットタイヤに採用することにより、サイド補強ゴム層10のゴムボリュームを低減でき、ランフラットタイヤにおける重量低下と乗り心地性の向上とを達成している。
しかし、この特殊プロファイルをランフラットタイヤに採用した場合には、ランフラット走行時のトレッド変形量が、通常プロファイルのタイヤに比して大きくなり、ランフラット走行時の操縦安定性に劣る傾向がある。
そこで本発明では、図2に示すように、前記ベルト層7を、半径方向内側から外側に順次重ね置きされる第1、第2、第3のベルトプライ7A、7B、7Cの3枚で形成している。各ベルトプライ7A〜7Cは、スチールコードをトッピングゴム中に配列したスチールコードプライであり、図3に示すように、第1のベルトプライ7Aのスチールコードは、タイヤ周方向に対して45〜65°の角度θ1で傾斜するとともに、第2、第3のベルトプライ7B、7Cのスチールコードは、タイヤ周方向に対して5〜30°の角度θ2、θ3で傾斜しかつその傾斜の向きを互いに相違している。
従って、ベルトプライ7A〜7Cの各スチールコードは、互いに交差するトライアングル構造を形成して、ベルト剛性を大幅に高めうる。その結果、トレッド部2の前記特殊プロファイルを保持するとともに、ランフラット走行時のトレッド変形を低く抑え、ランフラット走行における良好な操縦安定性を確保できる。又このベルト剛性の増加により荷重支持能力が高まるため、その分のサイド補強ゴム層10のゴムボリュームをさらに低減することが可能となり、軽量化及び乗り心地性の向上にも寄与しうる。
そのためには、前記ベルト層7は、最も幅広のベルトプライのタイヤ軸方向のプライ巾BWを、前記タイヤ最大断面巾SWの0.85〜1.0倍の範囲とすることが好ましい。なお本例では第2のベルトプライ7Bが最も幅広をなし、かつ第1、第3のベルトプライ7A、7Bは、ほぼ同巾かつ前記接地巾CWよりも広巾に形成されている。
ここで前記ベルトプライ7A〜7Cのトッピングゴムは、損失正接(tan δ)を0.10〜0.30の範囲、複素弾性率(E*)を4〜15Mpaの範囲とするのが好ましい。前記損失正接(tan δ)が0.10を下回ると、エネルギーロスが小さく衝撃吸収力に劣るなど乗心地性に不利となる。逆に0.30を上回ると、エネルギーロスが大きく、特にランフラット走行時に発熱が大となってタイヤの熱による構造破壊を招きがちとなる。又複素弾性率(E*)が4Mpaを下回ると、ベルト剛性が不足傾向となって、ランフラット走行時の操縦安定性が充分改善されず、逆に15Mpaを上回ると、衝撃吸収力に劣り乗り心地性に不利となるとともに、ベルトプライ間の剪断力の緩和効果に劣り、プライ間剥離の傾向を招く。又同理由により、トッピングゴムのゴム硬度は65〜75°の範囲が好ましく、65°未満では、ベルト剛性が不足傾向となり、75°を超えると、乗り心地性に不利かつプライ間剥離の傾向を招く。
なおベルト層7の従来的なトッピングゴムは、おおよそ損失正接(tan δ)0.15、複素弾性率(E*)5.0Mpa、ゴム硬度70°である。
又ベルトプライ7A〜7Cの厚さは、0.80〜1.00mmの範囲が好ましく、0.80mmを下回ると、衝撃吸収効果が不足し、逆に1.00mmを越えるとベルト層7のタガ効果が減少ししかもタイヤ重量の不必要な増加を招く。
なお本例では、前記ビード部4には、リムプロテクトリブ11が凸設される場合が例示される。このリムプロテクトリブ11は、図4に示すように、リムフランジJFを覆うように前記基準輪郭線jから突出するリブ体であり、タイヤ軸方向外側に最も突出する突出面部11cと、この突出面部11cからビード外側面に滑らかに連なる半径方向内側の斜面部11iと、前記突出面部11cから前記基準輪郭線jに滑らかに連なる半径方向外側の斜面部11oとで囲まれる断面台形状をなす。なお前記内側の斜面部11iは、リムフランジJFの円弧部よりも大きい曲率半径rで形成された凹円弧面で形成され、通常走行時においては、縁石等からリムフランジJFを保護する。又ランフラット走行時には、内側の斜面部11iがリムフランジJFの円弧部に寄りかかって接触するため、タイヤの縦たわみ量を軽減でき、ランフラット性能及びランフラット耐久性の向上に役立つ。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズ265/70R17のライトトラック用タイヤを表1の仕様で試作するとともに、各試供タイヤの、タイヤ重量、乗り心地性、ランフラット操縦安定性、ランフラット耐久性をテストし、その結果を表1に記載した。表1に記載以外は同仕様である。
なおカーカスは、プライ数(1枚)、コード(ポリエステル;1500dtex/2)、コード角度(90°)とした。
<タイヤ重量>
タイヤ1本当たりの重量を測定し、その逆数を比較例2を100とする指数で表示した。数値が大きいほど軽量であることを示す。
<乗り心地>
各供試タイヤを、リム(17×8JJ)、内圧(210kPa)にて車両(排気量3400ccの4輪駆動車)の4輪に装着するとともに、ドライバーを含む2名乗車にてドライアスファルト路面のテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により比較例2を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
<ランフラット操縦安定性>、
前記車両において、4輪のうちの1輪(右前輪)のバルブコアを取り去ってデフレート状態とし、ドライアスファルト路面のテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により比較例2を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
<ランフラット耐久性>
各供試タイヤをバルブコアを取り去ったリム(17×8JJ)にリム組し、デフレート状態でドラム試験機上を速度(80km/h)、縦荷重(正規荷重の65%)、室温(38±2℃)の条件にて、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。結果は比較例2を100とする指数により表示しており、数値が大きいほど良好である。
Figure 0005038624
表の如く実施例のタイヤは、タイヤ重量の増加や乗り心地性の低下を低く抑えながら、ランフラット走行における良好な操縦安定性が確保でき、しかもランフラット耐久性を向上しうるのが確認できる。
本発明のランフラットタイヤの一実施例を示す断面図である。 そのトレッド部を拡大して示す断面図である。 ベルト層のコード配列を説明する平面図である。 ビード部を拡大して示す断面図である。 タイヤ外面のプロファイルを示す線図である。 タイヤ外面の各位置におけるRYiの範囲を示す線図である。 表1の比較例1、2,4のタイヤプロファイルを示す線図である。 従来のタイヤプロファイルの一例を示す線図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
7 ベルト層
7A 第1のベルトプライ
7B 第2のベルトプライ
7C 第3のベルトプライ
10 サイド補強ゴム層

Claims (6)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至る1枚のカーカスプライからなるカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層と、サイドウォール部かつ前記カーカスの内側に配され最大厚さを有する中央部分から半径方向内外に厚さを減じてのびる断面三日月状のサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
    正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ子午断面において、
    タイヤ赤道面Cからタイヤ最大断面巾SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
    タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
    前記タイヤ赤道面Cから前記タイヤ最大断面巾SWの半巾(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
    0.05< Y60 /SH ≦0.1
    0.1< Y75 /SH ≦0.2
    0.2< Y90 /SH ≦0.4
    0.4< Y100 /SH ≦0.7
    の関係を満足する一方、
    前記ベルト層は、スチールコードがトッピングゴム中に配列されかつ半径方向内側から外側に順次重ね置きされる第1、第2、第3のベルトプライからなり、
    前記カーカスプライは、前記ビードコア間を跨るプライ本体部の両側に、前記ビードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部を一連に具え、
    前記プライ折返し部の外端部及び前記サイド補強ゴム層の外端は、前記第1、第2、第3のベルトプライの外端よりもタイヤ軸方向内側に位置し、
    前記プライ折返し部の外端部及び前記サイド補強ゴム層の外端は、タイヤ軸方向に位置ずれして配置されるとともに、前記プライ折返し部の外端部は、前記サイド補強ゴム層の外端よりもタイヤ軸方向内側に位置することを特徴とするランフラットタイヤ。
  2. 前記第1のベルトプライのスチールコードは、タイヤ周方向に対して45〜65°の角度で傾斜するとともに、第2、第3のベルトプライのスチールコードは、タイヤ周方向に対して5〜30°の角度で傾斜しかつ傾斜の向きが互いに相違することを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記ベルトプライの前記トッピングゴムは、損失正接(tan δ)が0.10〜0.30、かつ複素弾性率(E*)が4〜15Mpaであることを特徴とする請求項1又は2記載のランフラットタイヤ。
  4. 前記ベルトプライの前記トッピングゴムは、ゴム硬度が65〜75°であり、かつベルトプライの厚さを0.80〜1.00mmとしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のランフラットタイヤ。
  5. 前記ベルト層は、最も幅広のベルトプライのタイヤ軸方向のプライ巾BWが、前記タイヤ最大断面巾SWの0.70〜0.95倍であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のランフラットタイヤ。
  6. 前記正規内圧状態のタイヤに正規荷重の80%の荷重を負荷した状態において、前記タイヤ外面が接地するタイヤ軸方向最外端間のタイヤ軸方向距離である接地巾CWは、前記タイヤ最大断面巾SWの50%〜65%であることを特徴とする請求項請求項1〜5の何れかに記載のランフラットタイヤ。
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