JP4005405B2 - 重荷重用タイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴム劣化に起因してバットレス表面に生じるクラックの発生を抑制した重荷重用タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
空気入りタイヤにおいては、例えば図4に例示する如く、サイドウォールゴムg1をバットレス部aまで延在せしめ、これによってサイドウォールゴムg1に、トレッドゴムg2の外端部を覆う被覆部cを形成した所謂SOT(サイドウォール・オーバー・トレッド)構造を採用する場合がある。
【0003】
ここで、サイドウォールゴムg1には、通常、耐候性および耐オゾンクラック性などを高めるべく老化防止剤の含有量の高いゴム組成物が使用されている。従って前記SOT構造では、バットレス部aは、このサイドウォールゴムg1の被覆部cで覆われることにより、その表面のゴム劣化が抑えられている。
【0004】
しかしバットレス部aでは、サイドウォールゴムg1の前記被覆部cが、老化防止剤の含有量が低くかつゴムボリュウムが大なトレッドゴムと隣接しているため、タイヤの使用期間の経過とともに、この被覆部cの老化防止剤がトレッドゴムg2側に次第に移行(散失)してその含有量が低減し、その結果、バットレス表面においてクラックが発生しやすくなるという問題がある。
【0005】
特に近年、重荷重用タイヤにおいては、タイヤ更正を含めたタイヤ寿命の向上が図られており、このバットレス部aにおける耐クラック性の改善が強く望まれている。
【0006】
そのために、サイドウォールゴムg1の老化防止剤の含有量をさらに高めることが提案されるが、係る場合には、このサイドウォールゴムg1における耐外傷成長性能などの他のゴム性能が悪化する恐れがあり、しかも老化防止剤のサイドウォール表面へのしみ出し量が増してタイヤを変色させるなど外観性能を損ねる結果を招く。
【0007】
そこで本発明は、トレッドゴムに、ベルト層の少なくともタイヤ軸方向外端部を被覆するベースゴムとサイドウォールゴムとの間を通って延在するとともに老化防止剤の含有量を1.5〜5.0phrの範囲に高めたクラック防止ゴム部を設けることを基本として、サイドウォールゴムからトレッドゴムへの老化防止剤の移行を抑制でき、サイドウォールゴムのゴム性能の悪化、およびタイヤの外観性能の低下を招くことなく、バットレス部における耐クラック性を長期に亘って高く確保しうる重荷重用タイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの外側に配されるベルト層とを具え、かつ前記サイドウォール部のサイドウォールゴムが、サイドウォール基準曲面と異なる曲面からなるバットレス部にのび、かつこのバットレス部において、前記トレッド部のトレッドゴムを覆う被覆部を有する重荷重用タイヤであって、
前記トレッドゴムは、前記ベルト層の少なくともタイヤ軸方向外端部を被覆するベースゴムと、トレッド表面をなすキャップゴムと、前記サイドウォールゴムと前記ベースゴムとの間を通りかつ1.5〜5.0phrの老化防止剤を含むクラック防止ゴム部とからなり、
かつクラック防止ゴム部の老化防止剤の含有量をサイドウォールゴムの老化防止剤の含有量よりも大としたことを特徴としている。
【0009】
又請求項2の発明では、前記クラック防止ゴム部は、そのタイヤ軸方向内端のタイヤ赤道からの距離Lを、トレッド接地半巾TWの0.5倍以上としたことを特徴としている。
【0010】
又請求項3の発明では、前記クラック防止ゴム部は、前記サイドウォールゴムと、前記ベースゴムとに接することを特徴としている。
【0011】
又請求項4の発明では、前記クラック防止ゴム部は、サイドウォールゴム、前記ベースゴムのいずれか一方にのみ接して延在することを特徴としている。
【0012】
なお本明細書において、「トレッド接地半巾TW」とは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した正規内圧状態のタイヤに正規荷重を負荷した時に接地するトレッド接地面のタイヤ軸方向外端(トレッド接地端)と、タイヤ赤道との間の距離を意味する。
【0013】
又前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。また前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" であるが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。また前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明の重荷重用タイヤを示す子午断面図、図2はそのバットレス部を拡大して示す断面図である。
【0015】
図1において、重荷重用タイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の外側に配されるベルト層7とを具える。
【0016】
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90度の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aからなる。カーカスコードとして、スチール等の金属コードが好適であるが、要求により、ナイロン、レーヨン、ポリエステルなどの有機繊維コードも採用しうる。
【0017】
又カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りを内から外に折り返して係止される折返し部6bを有し、このプライ本体部6aと折返し部6bとの間には、ビードコア5から半径方向外方にのびるビードエーペックスゴム8が配置され、ビード部4からサイドウォール部3にかけて補強している。
【0018】
又前記ベルト層7は、ベルトコードとしてスチール等の金属コードを用いた複数枚(通常3〜4枚)のベルトプライから形成される。本例では、スチールコードをタイヤ周方向に対して例えば60±15°の角度で配列してなりかつ半径方向最内に配される第1のベルトプライ7Aと、タイヤ周方向に対して例えば10〜35°の小角度で配列する第2〜4のベルトプライ7B、7C、7Dとの4枚構造の場合を例示している。
【0019】
このベルト層7では、第1のベルトプライ7Aのタイヤ軸方向のプライ巾は、第2のベルトプライ7Bのプライ巾に比して小かつ第3のベルトプライ7Cのプライ巾と略同一としており、最大巾となる第2のベルトプライ7Bのプライ巾WBをトレッド接地巾(2×TW)の0.80〜0.95倍とすることにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して補強している。なお最も巾狭となる第4のベルトプライ7Dは、第1〜3のベルトプライ7A〜7D及びカーカス6を外傷より保護するブレーカとして機能している。
【0020】
又ベルト層7は、トレッド表面2Sと略平行に延在することにより、そのタイヤ軸方向外端部7Eは前記カーカス6から除々に離間し、この離間部分には、前記外端部7Eでの応力集中を緩和しベルト端剥離を抑制する、断面三角形状の軟質のクッションゴム9が配される。
【0021】
次に、本実施形態の重荷重用タイヤ1は、図2に拡大して示す如く、前記サイドウォール部3のサイドウォールゴム3Gが、バットレス部10まで延在する所謂SOT構造をなし、従ってサイドウォールゴム3Gは、このバットレス部10において、トレッドゴム2Gの外端部を覆う被覆部3Gaを形成している。
【0022】
ここで前記バットレス部10とは、サイドウォール部3にその半径方向外側で連なる領域であって、サイドウォール部3の輪郭形状をなすサイドウォール基準曲面21とは異なる曲面22の輪郭形状を有して形成される。
【0023】
詳しくは、前記サイドウォール基準曲面21は、タイヤ子午断面において、タイヤ最大巾点Mから半径方向内外にのびる凸円弧状の曲線からなり、サイドウォール表面には、文字、図形などの標章、リッジ等の装飾模様、プロテクトリブ、および条溝などの小さな種々の凹凸部23が、前記サイドウォール基準曲面21から小高さ又は小深さを有して部分的に形成される。即ち、前記サイドウォール基準曲面21は、前記標章等の凹凸部23を含めずに特定されるサイドウォール部3の輪郭形状を意味する。
【0024】
又バットレス部10をなす前記曲面22は、前記サイドウォール基準曲面21とは異なる曲面であって、通常、タイヤ子午断面において、凹円弧状曲線あるいは直線で形成される。本例では、前記曲面22が凹円弧状曲線をなす場合を例示している。
【0025】
そして本実施形態では、前記トレッドゴム2Gを、前記ベルト層7の少なくともタイヤ軸方向外端部7Eを被覆するベースゴムGaと、トレッド表面2SをなすキャップゴムGbと、前記サイドウォールゴム3Gと前記ベースゴムGaとの間を通るクラック防止ゴム部Gcとで形成している。
【0026】
ここで前記キャップゴムGbは、トレッド表面2Sをなして路面と接地するため耐摩耗性に優れることが必要であり、そのために、本例では、ゴム硬度(デュロメーターA硬さ)を60゜以上とした硬質のゴムを使用している。なおゴムは、架橋度が大きくなるほど、又カーボン等の補強剤(充填剤)が多くなるほど硬くなり、裂き強度や耐摩耗性を向上できるが、その反面、エネルギーロスが大きく発熱量は大となる。
【0027】
従って、前記ベースゴムGaとして、損失正接(tan δ)を0.1以下とした低発熱性に優れるゴムを使用し、ベルト層7外端部7Eでの発熱を抑え、前記クッションゴム9とともにベルト端剥離を抑制している。なお、前記損失正接tan δの値は、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて70℃、周波数10Hz、動歪率2%で測定した値である。
【0028】
次に、前記クラック防止ゴム部Gcは、老化防止剤の含有量δ1を1.5〜5.0phrの範囲に高めたゴム組成物からなり、本例では、前記サイドウォールゴム3Gと前記ベースゴムGaとの双方に接して配されるとともに、その半径方向外縁Ceがトレッド表面2Sと略平行にのびる場合を例示している。
【0029】
このような前記クラック防止ゴム部Gcは、老化防止剤を前記範囲で含有しているため、サイドウォールゴム3Gの被覆部3Gaから老化防止剤が移行(散失)するのを抑制することができ、バットレス部10における耐クラック性を長期に亘って高く確保することが可能となる。
【0030】
なお前記含有量δ1が5.0phrを越えても、前記耐クラック性のさらなる向上効果が期待できず、逆に老化防止剤がバットレス表面10Sにしみ出すなど外観性能を損ねるとともにコストの不必要な上昇を招く。又含有量δ1が1.5phr未満では、耐クラック性の向上効果が有効に発揮されない。
【0031】
又耐クラック性の向上のためには、さらに、前記含有量δ1を、サイドウォールゴム3Gにおける老化防止剤の含有量δ2以上(δ1≧δ2)とすることが好ましく、特に、含有量δ1を含有量δ2より大(δ1>δ2)としたときには、クラック防止ゴム部Gcから被覆部3Gaへの老化防止剤の移行(補給)が期待できるためより望ましく、本発明においては係る構成を採用している。なおそのために、前記含有量δ1を前記含有量δ2の1.2倍以上、さらには1.4倍以上とするのが好ましい。
【0032】
又前記クラック防止ゴム部Gcは、本例の如く、前記被覆部3Gaと接触させることが好ましく、これにより被覆部3Gaからの老化防止剤の移行(散失)をより効果的に抑制できる。又前記クラック防止ゴム部GcをベースゴムGaと接触させることも好ましく、これによりクラック防止ゴム部Gc中の老化防止剤が、キャップゴムGb側に移行してキャップゴムGbのゴム物性を阻害するのを抑制できる。又双方に接触する場合には、さらにクラック防止ゴム部Gcの断面容積が増すなど老化防止剤の絶対量が充分に確保されるため、より望ましい態様となる。
【0033】
又クラック防止ゴム部Gcでは、そのタイヤ軸方向内端のタイヤ赤道Cからの距離Lが、前記トレッド接地半巾TWの0.5倍以上、さらには0.75倍以上であるのが好ましい。これは、前記距離Lが0.5×TW未満となって前記内端がタイヤ赤道C側に近づいても、バットレス部10から離れているため、耐クラック性向上への効果が期待できないからである。
【0034】
なおサイドウォールゴム3Gにおける老化防止剤の含有量は、従来的なタイヤと同様、1.5〜2.5phrの範囲が好適であり、又キャップゴムGb、ベースゴムGa、及びクッションゴム9における老化防止剤の含有量は、夫々従来的なタイヤと同様、0.5〜1.0phrの範囲が好適である。
【0035】
次に、図3(A)〜(C)に、クラック防止ゴム部Gcの他の実施例を例示する。図3(A)において、クラック防止ゴム部Gcは、断面略三日月状をなし、被覆部3GaとベースゴムGaとの間を、被覆部3Gaのみに接しながら半径方向外方に延在している。
【0036】
又図3(B)において、クラック防止ゴム部Gcは、断面略三日月状をなし、被覆部3GaとベースゴムGaとの間を、ベースゴムGaのみに接しながら半径方向外方に延在している。係る場合にも、クラック防止ゴム部Gcは、被覆部3Gaに近接して配されるため、耐クラック性の向上効果を有効に発揮することができる。なお何れの場合にも、クラック防止ゴム部Gcの半径方向外縁Ceは、タイヤ表面(トレッド表面2Sおよびバットレス表面10Sを含む)に露出することなく、トレッド内部で終端している。
【0037】
又図3(C)において、クラック防止ゴム部Gcは、被覆部3GaとベースゴムGaとの間を、被覆部3Gaに接しながら半径方向外方に延在しており、その半径方向外縁Ceが、タイヤ表面で露出している。係る場合には、前記クラック防止ゴム部Gcのタイヤ表面に沿う露出巾W1を10mm以下とすることが、トレッド部2におけるグリップ性能、摩耗性能などを維持する上で必要である。
【0038】
なお老化防止剤としては、JIS K6211に規定されたゴム用老化防止剤に規定される種類のもの、例えばDNPD、IPPD、TMDQ、ETMDQ、AANP、PAN等が適宜採用できる。
【0039】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0040】
【実施例】
図1に示す構造をなすタイヤサイズ11R22.5の重荷重用タイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤのロードテストを行い、バットレス表面におけるクラックの発生状況を比較し、その結果を表1に記載した。
【0041】
(1)ロードテスト;
試供タイヤをリム(7.50×22.5)、内圧(700kPa)の条件にて、2−D・4車両(10トン積みトラック)に装着し、一般ユーザをモニターとして北米にて1年間使用し(走行距離約16万km)、使用後のバットレス表面でのクラックの発生状況を調査しかつ評価するとともに、その評価を従来品を100とした指数で表示した。指数の小さい方が、クラックの発生本数、及びクラックの大きさが小であり良好である。
【0042】
【表1】
【0043】
表の如く、実施例品は、バットレス表面における耐クラック性を向上しうるのが確認できる。
【0044】
【発明の効果】
叙上の如く本発明は、トレッドゴムに、ベースゴムとサイドウォールゴムとの間を通って延在しかつ老化防止剤の含有量を1.5〜5.0phrの範囲に高めたクラック防止ゴム部を設けているため、サイドウォールゴムからトレッドゴムへの老化防止剤の移行を抑制でき、サイドウォールゴムのゴム性能の悪化、およびタイヤの外観性能の低下を招くことなく、バットレス部における耐クラック性を長期に亘って維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重荷重用タイヤの一実施例を示す断面図である。
【図2】そのバットレス部を拡大して示す断面図である。
【図3】(A)〜(C)は、クラック防止ゴム部の他の例を示す断面図である。
【図4】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部
2G トレッドゴム
3 サイドウォール部
3G サイドウォールゴム
3Ga 被覆部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
10 バットレス部
20 サイドウォール基準曲面
21 曲面
Ga ベースゴム
Gb キャップゴム
Gc クラック防止ゴム部
Claims (4)
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの外側に配されるベルト層とを具え、かつ前記サイドウォール部のサイドウォールゴムが、サイドウォール基準曲面と異なる曲面からなるバットレス部にのび、かつこのバットレス部において、前記トレッド部のトレッドゴムを覆う被覆部を有する重荷重用タイヤであって、
前記トレッドゴムは、前記ベルト層の少なくともタイヤ軸方向外端部を被覆するベースゴムと、トレッド表面をなすキャップゴムと、前記サイドウォールゴムと前記ベースゴムとの間を通りかつ1.5〜5.0phrの老化防止剤を含むクラック防止ゴム部とからなり、
かつクラック防止ゴム部の老化防止剤の含有量をサイドウォールゴムの老化防止剤の含有量よりも大としたことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。 - 前記クラック防止ゴム部は、そのタイヤ軸方向内端のタイヤ赤道からの距離Lを、トレッド接地半巾TWの0.5倍以上としたことを特徴とする請求項1記載の重荷重用タイヤ。
- 前記クラック防止ゴム部は、前記サイドウォールゴムと、前記ベースゴムとに接することを特徴とする請求項1又は2記載の重荷重用タイヤ。
- 前記クラック防止ゴム部は、サイドウォールゴム、前記ベースゴムのいずれか一方にのみ接して延在することを特徴とする請求項1又は2記載の重荷重用タイヤ。
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