JP2007176439A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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    • B60C5/12Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim
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    • B60C5/142Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre provided partially, i.e. not covering the whole inner wall

Abstract

【課題】必要な内圧保持性を確保しながら、低コスト化、軽量化を達成する。
【解決手段】インナーライナ11は、ベルト層外端7eをタイヤ軸方向内方に超える上端Poと、ビードエーペックスゴム外端8eを半径方向内方に超える下端Piとを有するインナーライナ片12,12からなる。各インナーライナ片12は、前記上端Poとベルト外端7eとの間の軸方向距離Laを2.0〜30mm、かつ前記下端Piとビードエーペックスゴム8の外端8eとの間の半径方向距離Lbを2.0〜30mmとする。タイヤ外面からカーカスの内面までのタイヤ厚さTは、以下の(1)、(2)の関係を充足する。式中、Toは前記上端Poにおけるタイヤ厚さ、Tiは前記下端Piにおけるタイヤ厚さ、Tmin はサイド領域における最小のタイヤ厚さである。
1.5≦(To/Tmin )≦4.0 −−−(1)
1.0≦(Ti/Tmin )≦1.5 −−−(2)
【選択図】図1

Description

本発明は、内圧保持性を損ねることなくタイヤの軽量化を達成した空気入りタイヤに関する。
チューブレスの空気入りタイヤでは、内圧空気を気密に保持するため、タイヤの骨格をなすカーカスの内側に、ブチル系ゴム等の空気不透過性ゴムからなるインナーライナが配される。
しかしこの空気不透過性ゴムは、例えばNR、SBR、BR等のタイヤ汎用ゴムに比して高価であり、しかもインナーライナは、タイヤ内腔面の略全面に亘って形成されているため、タイヤの低コスト化、及び軽量化の大きな妨げとなっている。そこで従来では、このインナーライナの厚さを全面に亘って減じているが、斯かる手段では、低コスト化、軽量化が不充分であり、又エアーリークの危険性を招く。
本発明は、インナーライナを、ベルト層とビードエーペックスゴムとの間をのびる左右一対のインナーライナ片で形成し、かつ該インナーライナ片の上端、下端におけるタイヤ厚さを規制することを基本として、必要な内圧保持性を確保しながら、大幅なタイヤの低コスト化、軽量化および操縦安定性と乗心地性の両立を達成しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
特開平7−186608号公報
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層と、前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびるビードエーペックスゴムとを具えた空気入りタイヤであって、
前記カーカスの内側に、空気不透過性ゴムからなりかつタイヤ内腔面をなすインナーライナを配するとともに、
前記インナーライナは、前記ベルト層のタイヤ軸方向外端をタイヤ軸方向内方に超えて終端する上端と、前記ビードエーペックスゴムの半径方向外端を半径方向内方に超えて終端する下端との間をのびる左右一対のインナーライナ片からなり、
しかも該インナーライナ片は、前記上端と前記ベルト層のタイヤ軸方向外端との間のタイヤ軸方向距離Laを2.0〜30mm、かつ前記下端と前記ビードエーペックスゴムの半径方向外端との間の半径方向距離Lbを2.0〜30mmとするとともに、
タイヤ外面からカーカスの内面までのタイヤ厚さTは、以下の(1)、(2)の関係を充足することを特徴としている。
1.5≦(To/Tmin )≦4.0 −−−(1)
1.0≦(Ti/Tmin )≦1.5 −−−(2)
(式中、タイヤ厚さToはインナーライナ片の上端におけるタイヤ厚さ、タイヤ厚さTiはインナーライナ片の下端におけるタイヤ厚さ、タイヤ厚さTmin は前記ベルト層のタイヤ軸方向外端と前記ビードエーペックスゴムの半径方向外端との間のサイド領域における最小のタイヤ厚さである。)
又請求項2の発明では、前記タイヤ厚さTmin は、1.5〜4.0mmの範囲であることを特徴としている。
する請求項1記載の空気入りタイヤ。
又請求項3の発明では、前記インナーライナ片は、ブチル系ゴムからなりかつ前記タイヤ内腔面をなす外側層、及び非ブチル系ゴムからなりかつ前記外側層とカーカスとの間に配される内側層からなることを特徴としている。
なお本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、タイヤを正規リムにリム組しかつ50kPaの内圧を付加した50kPa内圧状態で特定される値とする。又前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。
本発明は叙上の如く、インナーライナを、左右一対のインナーライナ片によって形成し、タイヤ厚さが充分大なトレッド部及びビード部においてインナーライナを排除している。そのため、必要な内圧保持性を確保しながら、大幅なタイヤの低コスト化、軽量化および操縦安定性と乗心地性の両立を達成することが可能となる。
しかし、前記インナーライナ片の上端とベルト層のタイヤ軸方向外端との間のタイヤ軸方向距離La(重複巾)、及びインナーライナ片の下端とビードエーペックスゴムのタイヤ半径方向外端との間のタイヤ半径方向距離Lb(重複巾)が2.0mm未満の場合、並びにインナーライナ片の前記上端、下端におけるタイヤ厚さTo,Tiが、前記サイド領域における最小のタイヤ厚さTmin の1.5倍未満、及び1.0倍未満の場合には、インナーライナ片の前記上端、下端の位置において、空気不透過性が不充分となってエアーリークの恐れが生じる。従って、内圧保持性の確保を確実なものとするためには、前記距離La,Lb、及びタイヤ厚さTo,Tiを上記した値以上に設定することが重要である。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明の空気入りタイヤが乗用車用タイヤである場合の50kPa内圧状態を示す断面図、図2、3はその主要部を拡大して示す断面図である。 図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内部かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7と、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびるビードエーペックスゴム8とを少なくとも具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75°〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。カーカスコードとして、本例ではポリエステルコードを採用しているが、これ以外にもナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維コードや必要によりスチールコードも用いうる。又前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るトロイド状のプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。
そしてこのプライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5から半径方向外方にのびる硬質ゴムからなる断面三角形状のビードエーペックスゴム8が設けられ、ビード部4からサイドウォール部3にかけて補強している。該ビードエーペックスゴム8の半径方向外端のビードベースラインBLからの半径方向高さH1は、本願では特に規制しないが、操縦安定性と乗り心地性とのバランスの観点からタイヤ断面高さH0の10〜70%の範囲に設定するのが好ましい。
次に前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10°〜35゜で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。このベルト層7は、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強する。ベルトコードとして、本例ではスチールコードを採用しているが、これ以外にもポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、芳香族ポリアミド等の高モジュラスの有機繊維コードも必要に応じて用いうる。
なお前記ベルト層7の半径方向外側には、高速耐久性を高める目的で、例えばナイロン等の有機繊維のバンドコードを周方向に対して5度以下の角度で螺旋状に巻回させたバンド層10を設けることができる。このバンド層10としては、前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端部のみを被覆する左右一対のエッジバンドプライ、及びベルト層7の略全巾を覆うフルバンドプライが適宜使用でき、本例では、バンド層10がエッジバンドプライからなるものを例示している。
次に、前記カーカスの内側には、空気不透過性ゴムからなりかつタイヤ内腔面をなすインナーライナ11を形成している。この前記インナーライナ11は、前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端7eをタイヤ軸方向内方に超えて終端する上端Poと、前記ビードエーペックスゴム8の半径方向外端8eを半径方向内方に超えて終端する下端Piとの間を略均一なゴム厚さを有してのびる左右一対のインナーライナ片12、12から形成される。なおベルト層7が複数枚のプライで形成されている場合、ベルト層7の前記外端7eは、最も幅広のベルトプライの外端で定義する。
又前記インナーライナ片12は、図2、3に拡大して示すように、ブチル系ゴムからなりかつ前記タイヤ内腔面をなす外側層12a、及び非ブチル系ゴムからなりかつ前記外側層12aとカーカス6との間に配される内側層12bとの2層構造を具える。前記インナーライナ片12の厚さは0.5〜3.0mmの範囲であり、このうち前記外側層12aの厚さは、耐エアーリーク性の観点から1.0〜2.0mmの範囲が好ましい。
ここで前記「ブチル系ゴム」とは、ゴム基材100質量部中にブチルゴム又はその誘導体を50質量部以上含有する空気不透過性ゴムであり、耐エアーリーク性の観点からブチルゴム又はその誘導体を60質量部、さらには70質量部以上含有するのが好ましい。ブチルゴムの誘導体としては、例えばブチルゴムに塩素、臭素等を反応させてなるハロゲン化ブチルゴムが用いられる。前記ブチル系ゴムでは、前記ゴム基材の残部として、例えば天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のジエン系ゴムの1種又は2種以上を混用して用いることができる。
これに対して、前記「非ブチル系ゴム」とは、前記ジエン系ゴムのみからなり、ゴム基材100質量部中にブチルゴム又はその誘導体を含まない接着性重視のゴムであり、特に接着性に優れる天然ゴム(NR)のみで構成することが好ましいが、この天然ゴム(NR)と他のジエン系ゴムとのブレンドゴムも使用でき、かかる場合には、天然ゴムを50質量部以上、さらには60質量部以上配合するのが好ましい。なお前記ブチル系ゴム及び非ブチル系ゴムには、通常のタイヤゴムと同様、カーボンブラック等の補強剤、加硫剤、加硫促進剤、軟化剤などの充填剤を、前記ゴム基材に添加させることができる。
又前記インナーライナ片12は、前記ベルト層7とは半径方向の内外に重複し、その重複部Yoの巾であるインナーライナ片12の前記上端Poとベルト層7の前記タイヤ軸方向外端7eとの間のタイヤ軸方向距離Laは2.0〜30mmに設定される。又同様にインナーライナ片12は、前記ビードエーペックスゴム8とはタイヤ軸方向の内外に重複し、その重複部Yiの巾であるインナーライナ片12の前記下端Piとビードエーペックスゴム8の前記タイヤ半径方向外端8eとの間のタイヤ半径方向距離Lbは2.0〜30mmに設定される。
これは、前記外端7e、8e間のサイド領域は、荷重負荷時のタイヤ変形量が最も大きい領域であり、タイヤ厚さが薄いだけでなく、前記大きなタイヤ変形の繰り返しによってエアーリークが発生しやすいからである。従って、前記重複部Yo、Yiを有してサイド領域を完全に覆うことにより、このサイド領域からのエアーリークを防止しうる。なお前記距離La、Lbが2.0mm未満では、インナーライナ片12の前記上端Po、下端Piを回り込むエアーが前記重複部Yo、Yiを横切ってサイド領域から漏れる傾向を招く。又前記距離La、Lbが30mmを超えると、本願の目的であるタイヤの低コスト化、軽量化に不利となる。
又エアーリークを確実に防止するためには、タイヤ外面からカーカスの内面までのタイヤ厚さTを規制することも重要である。これは、前記タイヤ厚さTのうち、インナーライナ片12の前記上端Poにおけるタイヤ厚さTo、及び前記下端Piにおけるタイヤ厚さTiが過小であると、前記上端Po、下端Piを回り込んだエアーがトレッド部2、ビード部4を通ってエアーリークを起こす傾向となるからである。そのために、前記上端Poにおけるタイヤ厚さToを、前記サイド領域におけるタイヤ厚さTの最小値Tmin の1.5倍以上、又前記下端Piにおけるタイヤ厚さToを、前記タイヤ厚さTmin の1.0倍以上とすることが必要である。なおタイヤ厚さToをタイヤ厚さTiより大とするのは、ビード部側では、硬質ゴムのビードエーペックスゴム8が配されることによりエアーリークがし難く、逆にトレッド部側では、トレッド溝20が形成されており、しかも走行時のトレッドショルダーにおける溝底での変形量が大きく、この溝底からのエアーリークを考慮する必要があるからである。
しかし、前記タイヤ厚さToが前記タイヤ厚さTmin の4.0倍を超えて過大となると、トレッドショルダーにおける走行時の発熱が大となり、ベルト端剥離を誘発するなど耐久性の低下を招くとともに、転がり抵抗の増大傾向となる。又前記タイヤ厚さTiが前記タイヤ厚さTmin の1.5倍を超えて過大であると、タイヤ質量の不必要な増加を招くなど軽量化に不利であり、又乗り心地性を悪化させる。従って、以下の(1)、(2)の関係を充足することが必要である。
1.5≦(To/Tmin )≦4.0 −−−(1)
1.0≦(Ti/Tmin )≦1.5 −−−(2)
なお、上記観点から、比To/Tmin では、その下限値を2.0以上、上限値を3.0以下とするのが好ましい。又比Ti/Tmin では、その下限値を1.1以上、上限値を1.4以下とするのが好ましい。又前記タイヤ厚さTmin は、乗用車用タイヤの場合、1.0〜10mmの範囲が一般的である。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズが195/65R15のタイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤにおける、インナーライナのコスト、インナーライナの質量、タイヤ総質量、転がり抵抗、耐エアーリーク性、耐久性を夫々比較した。
各インナーライナはいずれも、ゴム基材が、ハロゲン化ブチルゴム70質量部と天然ゴム30質量部とからなるブチル系ゴムの外側層(厚さ1.0mm)と、ゴム基材が、天然ゴム70質量部とスチレンブタジエンゴム30質量部とからなる非ブチル系ゴムの内側層(厚さ1.0mm)との2層構造としている。又ビードエーペックスゴムの高さH1はいずれも、タイヤ断面高さH0の30%である。
なお比較例1では、図4(A)の如く、インナーライナをタイヤ内腔面の全面に形成し、比較例2では、図4(B)の如く、インナーライナの両端をカーカスの折返し部の外端部で終端し、比較例3では、図4(C)の如く、インナーライナを一対のインナーライナ片で形成するとともに各インナーライナ片をベルト層の外端からカーカスの折返し部の外端まで形成し、比較例4では、図4(D)の如く、インナーライナを一対のインナーライナ片で形成するとともに各インナーライナ片をベルト層の外端からビードトウ端まで形成している。
(1)タイヤ重量:
タイヤ1本当たりのタイヤ質量を測定して20本のタイヤの質量の平均値を求め、それを、比較例1を100とする指数で表示している。指数の小なほど軽い。
(2)転がり抵抗:
転がり抵抗試験機を用い、各タイヤを、リム(15×6JJ)、内圧(200kPa)、荷重(4.35kN)、速度(80km/h)の条件にて走行したときの転がり抵抗を測定し、比較例1を100とする指数で表示している。指数が小さい方が転がり抵抗が低く良好である。
(3)耐エアーリーク性;
各タイヤを、15×6JJのリムに装着し、かつ200kPaの内圧を充填した状態で60日間、室内にて自然放置するとともに、放置後の空気圧を測定し、比較例1を100とする指数で表示している。指数が小さい方がエアーリークが多く、内圧保持性が悪い。
(4)耐久性
ドラム試験機を用い、リム(15×6JJ)、内圧(200kPa)、荷重(4.35kN)、速度(80km/h)の条件にて走行させ、タイヤに損傷が生じるまでの走行時間を測定した。完走は5万kmである。
(5)操縦安定性、及び乗り心地性
リム(15×6JJ)、内圧(200kPa)の条件にて、車両(2500cc、FF車)の4輪に装着し、ドライアスファルトのタイヤテストコースを走行し、操縦安定性、及び乗り心地性をドライバーの官能評価により10点法で表示している。点数の大きい方が良好である。
Figure 2007176439
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 インナーライナ片の上端側を拡大して示す断面図である。 インナーライナ片の下端側を拡大して示す断面図である。 (A)〜(D)は、比較例1〜4におけるインナーライナの形成状態を示す略図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
8 ビードエーペックスゴム
11 インナーライナ
12 インナーライナ片
12o 外側層
12i 内側層

Claims (3)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層と、前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびるビードエーペックスゴムとを具えた空気入りタイヤであって、
    前記カーカスの内側に、空気不透過性ゴムからなりかつタイヤ内腔面をなすインナーライナを配するとともに、
    前記インナーライナは、前記ベルト層のタイヤ軸方向外端をタイヤ軸方向内方に超えて終端する上端と、前記ビードエーペックスゴムの半径方向外端を半径方向内方に超えて終端する下端との間をのびる左右一対のインナーライナ片からなり、
    しかも該インナーライナ片は、前記上端と前記ベルト層のタイヤ軸方向外端との間のタイヤ軸方向距離Laを2.0〜30mm、かつ前記下端と前記ビードエーペックスゴムの半径方向外端との間の半径方向距離Lbを2.0〜30mmとするとともに、
    タイヤ外面からカーカスの内面までのタイヤ厚さTは、以下の(1)、(2)の関係を充足することを特徴とする空気入りタイヤ。
    1.5≦(To/Tmin )≦4.0 −−−(1)
    1.0≦(Ti/Tmin )≦1.5 −−−(2)
    (式中、タイヤ厚さToはインナーライナ片の上端におけるタイヤ厚さ、タイヤ厚さTiはインナーライナ片の下端におけるタイヤ厚さ、タイヤ厚さTmin は前記ベルト層のタイヤ軸方向外端と前記ビードエーペックスゴムの半径方向外端との間のサイド領域における最小のタイヤ厚さである。)
  2. 前記タイヤ厚さTmin は、1.5〜4.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記インナーライナ片は、ブチル系ゴムからなりかつ前記タイヤ内腔面をなす外側層、及び非ブチル系ゴムからなりかつ前記外側層とカーカスとの間に配される内側層からなることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
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