JP6852568B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、四輪自動車用の空気入りタイヤに関する。
サーキットを旋回走行する四輪自動車では、コーナー外側のタイヤのトレッドの、車輌幅方向外側の部分が、グリップに大きく影響する。このことが考慮されて、トレッドに2種のゴム組成物が用いられたタイヤが提案されている。特開昭64−67404号公報には、車輌幅方向外側においてトレッドのモジュラスが小さく、車輌幅方向内側においてトレッドのモジュラスが大きなタイヤが開示されている。
特開昭64−67404号公報
特開昭64−67404号公報に開示されたタイヤは旋回性能に優れる。しかしドライバーは、旋回性能のさらなる向上を望んでいる。
一般的なタイヤにおいて、グリップと耐摩耗性とは相反する傾向にある。ドライバーは、旋回性能と共に、耐摩耗性の向上も望んでいる。
本発明の目的は、旋回性能及び耐摩耗性に優れた空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、トレッドを有する。このタイヤは、
(1)このタイヤが装着される車輌の幅方向においてタイヤの赤道よりも内側に位置し、かつ周方向に延びる第一主溝、
及び
(2)車輌の幅方向において第一主溝よりも内側に位置し、かつ周方向に延びる第二主溝を有する。トレッドは、
(i)第一主溝及び第二主溝を含む中間部、
(ii)車輌の幅方向において中間部よりも外側に位置するアウトサイド部、
及び
(iii)車輌の幅方向において中間部よりも内側に位置するインサイド部
を有する。中間部のモジュラスMmは、アウトサイド部のモジュラスMoよりも大きい。中間部のモジュラスMmは、インサイド部のモジュラスMiよりも大きい。
好ましくは、アウトサイド部と中間部との境界である第一境界面は、タイヤの半径方向内側に向かって車輌の幅方向外向きに傾斜する。好ましくは、中間部とインサイド部との境界である第二境界面は、タイヤの半径方向内側に向かって車輌の幅方向内向きに傾斜する。好ましくは、第一境界面の、タイヤの軸方向に対する角度は、30°以上90°以下である。好ましくは、第二境界面の、タイヤの軸方向に対する角度は、30°以上90°以下である。
好ましくは、中間部のモジュラスMmの、アウトサイド部のモジュラスMoに対する比(Mm/Mo)は、1.1以上1.6以下である。好ましくは、中間部のモジュラスMmの、インサイド部のモジュラスMiに対する比(Mm/Mi)は、1.1以上1.6以下である。
好ましくは、赤道と第二主溝との軸方向距離の、トレッドの半幅に対する比率は、40%以上80%以下である。
好ましくは、中間部の幅の、トレッドの半幅に対する比率は、30%以上70%以下である。
好ましくは、アウトサイド部は、主溝を有さない。好ましくは、インサイド部は、主溝を有さない。
好ましくは、車輌の幅方向において赤道よりも外側のトレッドのランド率Loは、車輌の幅方向において赤道よりも内側のトレッドのランド率Liよりも大きい。好ましくは、両者の差(Lo−Li)は、15%以上30%以下である。
中間部が、周方向に対して交差する方向に延在する横溝を有してもよい。好ましくは、この横溝の深さの第一主溝の深さに対する比率は50%以下であり、この横溝の深さの第二主溝の深さに対する比率は50%以下である。
他の観点によれば、本発明に係る四輪自動車は、車輌と、この車輌に装着された空気入りタイヤとを有する。この空気入りタイヤは、トレッドを有する。このタイヤは、車輌の幅方向においてタイヤの赤道よりも内側に位置しかつ周方向に延びる第一主溝と、車輌の幅方向において第一主溝よりも内側に位置しかつ周方向に延びる第二主溝とを有する。トレッドは、第一主溝及び第二主溝を含む中間部と、車輌の幅方向において中間部よりも外側に位置するアウトサイド部と、車輌の幅方向において中間部よりも内側に位置するインサイド部とを有する。中間部のモジュラスMmは、アウトサイド部のモジュラスMoよりも大きい。中間部のモジュラスMmは、インサイド部のモジュラスMiよりも大きい。
本発明に係る空気入りタイヤでは、アウトサイド部及びインサイド部によって優れた旋回性能が発揮される。このタイヤでは、中間部によって優れた耐摩耗性が発揮される。このタイヤでは、旋回性能と耐摩耗性とが両立される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤが示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのトレッドが示された展開図である。 図3は、図1のタイヤのトレッドが示された断面図である。 図4は、図3のトレッドの一部が示された拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2の断面の一部が示されている。詳細には、この図1には、このタイヤ2の回転軸を含む平面に沿った、このタイヤ2の断面の一部が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道を表わす。図1において符号Vで示されているのは、このタイヤ2が装着される車輌である。図1の左右方向は、この車輌Vの幅方向でもある。図1において、左側は車輌Vの幅方向外側であり、右側は車輌Vの幅方向内側である。
本発明では、特に言及がない限り、タイヤ2及びその部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。このタイヤ2が乗用車用である場合、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のクリンチ8、一対のビード10、カーカス12、ベルト14、バンド16、インナーライナー18、一対のチェーファー20、アンダートレッド22及び一対のウイング24を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、四輪自動車に装着される。換言すれば、このタイヤ2は四輪自動車用である。この四輪自動車として、例えば、サーキットでのスポーツ走行のためのものが挙げられる。
トレッド4は、架橋ゴムからなる。トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。このタイヤ2は、このトレッド4の外面(トレッド面26)において路面と接する。このトレッド4の構成は、後に詳説される。
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端の部分から半径方向略内向きに延びている。サイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。
それぞれのクリンチ8は、サイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ8は、軸方向において、ビード10及びカーカス12よりも外側に位置している。クリンチ8は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ8は、タイヤ2が装着されるリムのフランジ(図示されず)と当接する。
それぞれのビード10は、クリンチ8の軸方向内側に位置している。ビード10は、コア28と、このコア28から半径方向外向きに延びるエイペックス30とを備えている。コア28はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス30は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス30は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス12は、カーカスプライ32を備えている。このタイヤ2では、カーカス12は1枚のカーカスプライ32からなる。このカーカス12が2枚以上のカーカスプライ32で構成されてもよい。
カーカスプライ32は、両側のビード10の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。カーカスプライ32は、コア28の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。図示されていないが、カーカスプライ32は並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト14は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト14は、カーカス12と積層されている。ベルト14は、内側層34及び外側層36からなる。ベルト14が、3以上の層を備えてもよい。図示されていないが、内側層34及び外側層36のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、赤道に対して傾斜している。通常、内側層34のコードの赤道に対する傾斜方向は、外側層36のコードの赤道に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト14の軸方向幅は、タイヤ2の最大幅の0.7倍以上が好ましい。
バンド16は、ベルト14の半径方向外側に位置している。バンド16は、ベルト14に積層されている。軸方向において、バンド16の幅はベルト14の幅よりも大きい。図示されていないが、このバンド16は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド16は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。このコードによりベルト14が拘束されるので、ベルト14のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー18は、カーカス12の内側に位置している。インナーライナー18は、カーカス12の内面に接合されている。インナーライナー18は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナー18の典型的な基材ゴムとして、ブチルゴム及びハロゲン化ブチルゴムが例示される。インナーライナー18は、タイヤ2の内圧を保持する。
それぞれのチェーファー20は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ2がリム(図示されず)に組み込まれると、このチェーファー20がリムと当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。このチェーファー20は、布とこの布に含浸したゴムとからなる。
アンダートレッド22は、トレッド4の半径方向内側に位置している。アンダートレッド22は、バンド16を覆っている。このアンダートレッド22に、トレッド4は積層されている。アンダートレッド22は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。本発明では、アンダートレッド22は必要に応じて設けられる。タイヤ2がアンダートレッド22を有さない場合は、トレッド4が直接にバンド16を覆う。
それぞれのウイング24は、トレッド4の端と接合されている。このウイング24は、アンダートレッド22の端とも接合されている。さらにこのウイング24は、サイドウォール6とも接合されている。このウイング24は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。本発明では、ウイング24は必要に応じて設けられる。タイヤ2がウイング24を有さない場合、トレッド4及びアンダートレッド22の一方又は両方が、直接にサイドウォール6と接合される。
図2には、図1のタイヤ2のトレッド4が示されている。図2の左右方向は、タイヤ2の軸方向であり、車輌Vの幅方向でもある。図2において、左側は車輌Vの幅方向外側であり、右側は車輌Vの幅方向内側である。図2における上下方向は、タイヤ2の周方向である。図2は、トレッド面26の展開図である。トレッド面26は、多数の溝とランド37とからなる。これらの溝には、1つの第一主溝38、1つの第二主溝40、1つの副溝42、多数の第一横溝44、多数の第二横溝46及び多数の第三横溝48が含まれている。トレッド面26が、サイプを有してもよい。
第一主溝38は、車輌Vの幅方向において、赤道CLよりも内側に位置している。この第一主溝38は、周方向に延びている。第二主溝40は、車輌Vの幅方向において、第一主溝38よりも内側に位置している。この第二主溝40は、周方向に延びている。副溝42は、車輌Vの幅方向において、赤道CLよりも外側に位置している。この副溝42は、周方向に延びている。
第一横溝44は、車輌Vの幅方向において、副溝42よりも外側に位置している。この第一横溝44は、軸方向に延びている。第一横溝44が、軸方向に対して傾斜してもよい。第一横溝44の延在方向は、周方向に対して交差する方向であればよい。
第二横溝46は、車輌Vの幅方向において、副溝42よりも内側に位置している。第二横溝46は、車輌Vの幅方向において、赤道CLよりも外側に位置している。この第二横溝46は、軸方向に延びている。第二横溝46が、軸方向に対して傾斜してもよい。第二横溝46の延在方向は、周方向に対して交差する方向であればよい。
第三横溝48は、車輌Vの幅方向において、第二主溝40よりも内側に位置している。この第三横溝48は、軸方向に延びている。第三横溝48が、軸方向に対して傾斜してもよい。第三横溝48の延在方向は、周方向に対して交差する方向であればよい。
このタイヤ2では、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも外側には、主溝は存在しない。
図3は、図1のタイヤ2のトレッド4が示された断面図である。このトレッド4は、中間部50、アウトサイド部52及びインサイド部54を有している。図2及び図3を併せて参照すれば明らかな通り、中間部50、アウトサイド部52及びインサイド部54のそれぞれは、周方向に延在しており、リブ状である。
中間部50は、ゴム組成物が架橋されることで形成されている。アウトサイド部52は、中間部50のゴム組成物とは異なるゴム組成物が架橋されることで形成されている。インサイド部54は、中間部50のゴム組成物とは異なるゴム組成物が架橋されることで形成されている。本実施形態では、アウトサイド部52のゴム組成物は、インサイド部54のゴム組成物と同じである。アウトサイド部52のゴム組成物が、インサイド部54のゴム組成物と異なってもよい。トレッド4が、中間部50、アウトサイド部52及びインサイド部54以外の部位を有してもよい。
中間部50には、第一主溝38及び第二主溝40が含まれている。中間部50には、第一主溝38と第二主溝40とに挟まれた部分も含まれている。第一主溝38は、中間部50の架橋ゴムで囲まれている。第二主溝40は、中間部50の架橋ゴムで囲まれている。第一主溝38及び第二主溝40が車輌Vの幅方向において赤道CLよりも内側に位置しているので、中間部50も、概して、赤道CLよりも内側に位置している。本実施形態では、中間部50の全てが、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも内側に位置している。中間部50の一部が、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも外側に位置してもよい。中間部50が、3以上の主溝を有してもよい。
アウトサイド部52は、車輌Vの幅方向において、中間部50よりも外側に位置している。本実施形態では、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも外側には、アウトサイド部52のみが存在している。本実施形態では、アウトサイド部52は、赤道をまたいでいる。従って、アウトサイド部52の一部は、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも内側に存在している。トレッド4は、第一境界面56を有している。本実施形態では、この第一境界面56を挟んで、中間部50とアウトサイド部52とが隣接している。
インサイド部54は、車輌Vの幅方向において、中間部50よりも内側に位置している。トレッド4は、第二境界面58を有している。本実施形態では、この第二境界面58を挟んで、中間部50とインサイド部54とが隣接している。
中間部50のモジュラスMmは、アウトサイド部52のモジュラスMoよりも大きい。さらに、中間部50のモジュラスMmは、インサイド部54のモジュラスMiよりも大きい。本実施形態では、アウトサイド部52のモジュラスMoとインサイド部54のモジュラスMiとは、同じである。アウトサイド部52のモジュラスMoがインサイド部54のモジュラスMiと異なってもよい。
四輪自動車がサーキットのコーナーを旋回するとき、コーナー外側に装着されたタイヤ2のアウトサイド部52に荷重がかかる。路面がドライ状態であるときのタイヤ2の旋回性能は、このアウトサイド部52のグリップ性能の影響を強く受ける。本発明に係るタイヤ2では、アウトサイド部52のモジュラスMoが小さい。かつ、このアウトサイド部52には、主溝が存在していない。このアウトサイド部52は、グリップ性能に優れる。従ってこのタイヤ2は、旋回性能に優れる。
このタイヤ2を有する四輪自動車がウエット状態である路面を走行することもあり得るので、トレッド4が主溝を有することが必要である。前述の通り、旋回性能の観点から、アウトサイド部52には主溝は設けられていない。第一主溝38及び第二主溝40は、中間部50に集中している。タイヤ2に横Gがかかったとき、第一主溝38の周辺及び第二主溝40の周辺では、応力集中が生じる。この応力集中は、偏摩耗の一因である。中間部50のモジュラスMmが大きいので、応力集中によっても摩耗が生じにくい。このタイヤ2は、耐摩耗性に優れる。
通常、タイヤ2はネガティブキャンバー状態で車輌Vに装着される。従って、接地面の中心は、車輌V幅方向において、赤道よりもやや内側である。赤道の内側にモジュラスの大きな中間部50が存在することで、直進走行時のトレッド4のヨレが抑制される。このタイヤ2は、操縦安定性にも優れる。
四輪自動車がサーキットのコーナーを旋回するとき、コーナー内側に装着されたタイヤ2のインサイド部54は、横Gによってスリップを起こす。このスリップは、旋回性能を阻害する。本発明に係るタイヤ2では、インサイド部54のモジュラスMiが小さい。かつ、このインサイド部54には、主溝が存在していない。このインサイド部54は、グリップ性能に優れる。このインサイド部54では、スリップが抑制される。従ってこのタイヤ2は、旋回性能に優れる。
中間部50のモジュラスMmの、アウトサイド部52のモジュラスMoに対する比(Mm/Mo)は、1.1以上1.6以下が好ましい。比(Mm/Mo)がこの範囲内であるタイヤ2は、旋回性能及び耐摩耗性の両方に優れる。この観点から、比(Mm/Mo)は1.2以上1.5以下が特に好ましい。
中間部50のモジュラスMmの、インサイド部54のモジュラスMiに対する比(Mm/Mi)は、1.1以上1.6以下が好ましい。比(Mm/Mi)がこの範囲内であるタイヤ2は、旋回性能及び耐摩耗性の両方に優れる。この観点から、比(Mm/Mi)は1.2以上1.5以下が特に好ましい。
中間部50のモジュラスMmは、2.75Pa以上8MPa以下が好ましい。アウトサイド部52のモジュラスMo及びインサイド部54のモジュラスMiは、2.5MPa以上5MPa以下が好ましい。
モジュラスは、「JIS K 6251」の規定に準拠した引張試験にて測定される。試験に供される試験片は、中間部50、アウトサイド部52及びインサイド部54のそれぞれのゴム組成物と同じゴム組成物から得られた加硫ゴムシートから打ち抜かれる。測定条件は、以下の通りである。
試験片の形状:3号ダンベル
温度:23℃
伸長率:100%
中間部50のモジュラスMmをアウトサイド部52のモジュラスMo及びインサイド部54のモジュラスMiよりも大きくする手段として、
(1)中間部50に分子量の大きな基材ゴムを用いる。
(2)中間部50に多量の硫黄を配合する。
(3)中間部50に多量の加硫促進剤を配合する。
(4)中間部50に多量の補強材(カーボンブラック、シリカ等)を配合する。
及び
(5)中間部50の軟化剤の量を少なくする。
が例示される。
図3において、矢印Wで示されているのはトレッド4の幅であり、矢印Wmで示されているのは中間部50の幅であり、矢印Woで示されているのはアウトサイド部52の幅であり、矢印Wiで示されているのはインサイド部54の幅である。幅W、Wm、Wo及びWiは、軸方向に沿って測定される。
中間部50の幅Wmの、トレッド4の半幅(W/2)に対する比率は、30%以上70%以下が好ましい。この比率が30%以上であるタイヤ2は、耐摩耗性及び操縦安定性に優れる。この観点から、この比率は35%以上がより好ましく、40%以上が特に好ましい。この比率が70%以下であるタイヤ2は、旋回性能に優れる。この観点から、この比率は65%以下がより好ましく、60%以下が特に好ましい。
アウトサイド部52の幅Woの、トレッド4の半幅(W/2)に対する比率は、80%以上120%以下が好ましい。この比率が80%以上であるタイヤ2は、旋回性能に優れる。この観点から、この比率は85%以上がより好ましく、90%以上が特に好ましい。この比率が120%以下であるタイヤ2は、耐摩耗性に優れる。この観点から、この比率は115%以下がより好ましく、110%以下が特に好ましい。
インサイド部54の幅Wiの、トレッド4の半幅(W/2)に対する比率は、15%以上45%以下が好ましい。この比率が15%以上であるタイヤ2は、旋回性能に優れる。この観点から、この比率は20%以上がより好ましく、25%以上が特に好ましい。この比率が45%以下であるタイヤ2は、耐摩耗性に優れる。この観点から、この比率は40%以下がより好ましく、35%以下が特に好ましい。
溝が全く存在しないと仮定されたときのトレッド面26の面積に対する、トレッド面26のうち中間部50の架橋ゴムが露出しているゾーンの面積の比率は、25%以上65%以下が好ましい。比率が上記範囲内であるタイヤ2は、旋回性能及び耐摩耗性に優れる。この観点から、この比率は30%以上60%以下が特に好ましい。
図3において矢印L1で示されているのは、赤道CLと第一境界面56との距離である。距離L1は、第一境界面56とトレッド面26との交点までの、赤道CLからの軸方向距離である。旋回性能と耐摩耗性との両立の観点から、距離L1は−10mm以上30mm以下が好ましく、0mm以上20mm以下が特に好ましい。
図3において矢印L2で示されているのは、赤道CLと第一主溝38との軸方向距離である。旋回性能と耐摩耗性との両立の観点から、距離L2の、トレッド4の半幅(W/2)に対する比率は、5%以上40%以下が好ましく、10%以上35%以下が特に好ましい。
図3において矢印L3で示されているのは、赤道CLと第二主溝40との軸方向距離である。旋回性能と耐摩耗性との両立の観点から、距離L3の、トレッド4の半幅(W/2)に対する比率は、40%以上80%以下が好ましく、45%以上75%以下が特に好ましい。
図4は、図3のトレッド4の一部が示された拡大断面図である。図4において、矢印W1で示されているのは第一主溝38の幅であり、矢印W2で示されているのは第二主溝40の幅である。幅W1及び幅W2は、トレッド面26において、軸方向に沿って測定される。本実施形態では、幅W1は、幅W2と同じである。幅W1が、幅W2と異なってもよい。
幅W1及びW2は、3.0mm以上である。本発明では、幅が3.0mm以上であり、かつ周方向に延びる溝は、「主溝」と称される。幅が3.0mm未満であり、かつ周方向に延びる溝は、「副溝」と称される。
排水性の観点から、幅W1及び幅W2は3.5mm以上がより好ましく、4.0mm以上が特に好ましい。中間部50の剛性の観点から、幅W1及び幅W2は20mm以下が好ましく、15mm以下がより好ましく、10mm以下が特に好ましい。
図4において、矢印D1で示されているのは第一主溝38の深さであり、矢印D2で示されているのは第二主溝40の深さである。深さD1及び深さD2は、タイヤ2の半径方向に沿って測定される。本実施形態では、深さD1は、深さD2と同じである。深さD1が、深さD2と異なってもよい。
排水性の観点から、深さD1及び深さD2は3.0mm以上がより好ましく、4.0mm以上が特に好ましい。中間部50の剛性の観点から、深さD1及び深さD2は15mm以下が好ましく、10mm以下が特に好ましい。
図4に示されるように、第一境界面56は、タイヤ2の半径方向内側に向かって車輌Vの幅方向外向きに傾斜している。図4においてθ1で示されているのは、軸方向に対する第一境界面56の角度である。角度θ1は、30°(degree)以上90°以下が好ましい。角度θ1が30°以上であるタイヤ2では、アウトサイド部52が旋回性能に十分に寄与する。この観点から、角度θ1は40°以上が特に好ましい。角度θ1が90°以下であるタイヤ2では、旋回時の横力に起因した、第一境界面56の近傍における架橋ゴムの引きちぎれが抑制されうる。この観点から、角度θ1は80°以下が特に好ましい。
図4に示されるように、第二境界面58は、タイヤ2の半径方向内側に向かって車輌Vの幅方向内向きに傾斜している。図4においてθ2で示されているのは、軸方向に対する第二境界面58の角度である。角度θ2は、30°以上90°以下が好ましい。角度θ2が30°以上であるタイヤ2では、インサイド部54が旋回性能に十分に寄与する。この観点から、角度θ2は40°以上が特に好ましい。角度θ2が90°以下であるタイヤ2では、旋回時の横力に起因した、第二境界面58の近傍における架橋ゴムの引きちぎれが抑制されうる。この観点から、角度θ2は80°以下が特に好ましい。
図4において矢印L4で示されているのは、第一境界面56と第一主溝38との軸方向距離である。偏摩耗抑制の観点から、距離L4は1.0mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましく、2.0mm以上が特に好ましい。距離L4は、30mm以下が好ましい。
図4において矢印L5で示されているのは、第二境界面58と第二主溝40との軸方向距離である。偏摩耗抑制の観点から、距離L5は1.0mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましく、2.0mm以上が特に好ましい。距離L5は、30mm以下が好ましい。
本発明では、所定の部位のランド率Lは、下記の数式によって算出される。
L = (AL / (AL + AG)) * 100
この数式においてALは、トレッド面26の展開図におけるランド37の合計面積を表し、AGはトレッド面26の展開図における溝の合計面積を表す。
図2において矢印L6で示されているのは、第一主溝38と第二主溝40との間の距離である。距離L6は10mm以上60mm以下が好ましく、15mm以上50mm以下が好ましい。
本実施形態では、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも外側のランド率Loは、車輌Vの幅方向において赤道CLよりも内側のランド率Liよりも大きい。このトレッド4では、赤道CLよりも外側の部分が旋回性能に寄与し、赤道CLよりも内側の部分が排水性に寄与する。旋回性能と排水性との両立の観点から、差(Lo−Li)は15%以上30%以下が好ましい。外側のランド率Loは、70%以上が好ましく、90%以上が特に好ましい。
図2から明らかなように、中間部50は横溝を有していない。中間部50が、横溝を有してもよい。この場合、中間部50の剛性の観点から、横溝の深さの、第一主溝38の深さに対する比率は、50%以下が好ましい。さらに、横溝の深さの、第二主溝40の深さに対する比率は、50%以下が好ましい。
このタイヤ2の製造では、未架橋トレッド等の未架橋ゴム部材がアッセンブリーされて、ローカバー(未架橋タイヤ)が形成される。このローカバーがモールド内で加圧及び加熱されることで、タイヤ2が得られる。中間部50用、アウトサイド部52用、そしてインサイド部54用の3種のゴム組成物が押し出されて接合されることにより、未架橋トレッドが得られうる。いわゆるストリップワインド法により、未架橋トレッドが得られてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1−4に示されたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、205/55R16である。このタイヤのトレッドでは、中間部を高モジュラスな架橋ゴムで形成し、アウトサイド部及びインサイド部を低モジュラスな架橋ゴムで形成した。比(Mm/Mo)は1.2であり、比(Mm/Mi)は1.2であった。中間部の幅Wmの、トレッドの半幅(W/2)に対する比率は、50%であった。
[実施例2−5及び比較例1−3]
実施例1のタイヤとは、中間部、アウトサイド部又はインサイド部を異なる架橋ゴムで形成した他は実施例1と同様にして、実施例2−5及び比較例1−3のタイヤを得た。比較例2のタイヤでは、中間部、アウトサイド部及びインサイド部に、同じゴム組成物(高モジュラスゴム)が用いられた。比較例3のタイヤでは、中間部、アウトサイド部及びインサイド部に、同じゴム組成物(低モジュラスゴム)が用いられた。
[実施例6及び7]
中間部の幅Wmを変更した他は実施例3と同様にして、実施例6及び7のタイヤを得た。
[旋回性能]
タイヤをリム(サイズ:16×7JJ)に組み込み、このタイヤに内圧が200kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が2000ccであり、フロントエンジン後輪駆動タイプである乗用車に装着した。レーシングサーキットにてこの乗用車を走行させ、ラップタイムを測定した。この結果が、指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいタイヤは、旋回性能に優れている。
[操縦安定性]
上記旋回性能の評価のときに乗用車を運転したドライバーに、操縦安定性を評価させた。この結果が、指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいタイヤは、操縦安定性に優れている。
[耐摩耗性]
タイヤをリム(サイズ:16×7JJ)に組み込み、このタイヤに内圧が200kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が2000ccであり、フロントエンジン後輪駆動タイプである乗用車に装着した。レーシングサーキットにてこの乗用車を所定回数、周回走行させた。走行前後の主溝の深さを測定し、深さの減少率に基づいて耐摩耗性を評価した。この結果が、指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいタイヤは、耐摩耗性に優れている。
Figure 0006852568
Figure 0006852568
表1−2に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたトレッドは、種々のタイプのタイヤに採用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・ビード
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・バンド
22・・・アンダートレッド
26・・・トレッド面
32・・・カーカスプライ
37・・・ランド
38・・・第一主溝
40・・・第二主溝
42・・・副溝
50・・・中間部
52・・・アウトサイド部
54・・・インサイド部
56・・・第一境界面
58・・・第二境界面

Claims (12)

  1. トレッドを備えた空気入りタイヤであって、
    上記タイヤが装着される車輌の幅方向において上記タイヤの赤道よりも内側に位置し、かつ周方向に延びる第一主溝と、
    上記車輌の幅方向において上記第一主溝よりも内側に位置し、かつ周方向に延びる第二主溝と
    を有しており、
    上記トレッドが、
    上記第一主溝及び第二主溝を含む中間部と、
    上記車輌の幅方向において上記中間部よりも外側に位置するアウトサイド部と、
    上記車輌の幅方向において上記中間部よりも内側に位置するインサイド部と
    を有しており、
    上記中間部のモジュラスMmが、上記アウトサイド部のモジュラスMoよりも大きく、
    上記中間部のモジュラスMmが、上記インサイド部のモジュラスMiよりも大きい空気入りタイヤ。
  2. 上記アウトサイド部と上記中間部との境界である第一境界面が、上記タイヤの半径方向内側に向かって上記車輌の幅方向外向きに傾斜しており、
    上記中間部と上記インサイド部との境界である第二境界面が、上記タイヤの半径方向内側に向かって上記車輌の幅方向内向きに傾斜している請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記第一境界面の、上記タイヤの軸方向に対する角度が、30°以上90°以下であり、
    上記第二境界面の、上記タイヤの軸方向に対する角度が、30°以上90°以下である請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記中間部のモジュラスMmの、上記アウトサイド部のモジュラスMoに対する比(Mm/Mo)が、1.1以上1.6以下である請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 上記中間部のモジュラスMmの、上記インサイド部のモジュラスMiに対する比(Mm/Mi)が、1.1以上1.6以下である請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 上記赤道と上記第二主溝との軸方向距離の、上記トレッドの半幅に対する比率が、40%以上80%以下である請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 上記中間部の幅の、上記トレッドの半幅に対する比率が、30%以上70%以下である請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 上記アウトサイド部が主溝を有していない請求項1から7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 上記インサイド部が主溝を有していない請求項1から8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 上記車輌の幅方向において上記赤道よりも外側のトレッドのランド率Loが、上記車輌の幅方向において上記赤道よりも内側のトレッドのランド率Liよりも大きく、
    両者の差(Lo−Li)が15%以上30%以下である請求項1から9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  11. 上記中間部が、周方向に対して交差する方向に延在する横溝を有しており、
    上記横溝の深さの、上記第一主溝の深さに対する比率が50%以下であり、
    上記横溝の深さの、上記第二主溝の深さに対する比率が50%以下である請求項1から10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  12. 車輌と、この車輌に装着された空気入りタイヤとを備えており、
    上記空気入りタイヤが、トレッドを有しており、
    上記タイヤが、上記車輌の幅方向において上記タイヤの赤道よりも内側に位置しかつ周方向に延びる第一主溝と、上記車輌の幅方向において上記第一主溝よりも内側に位置しかつ周方向に延びる第二主溝とを有しており、
    上記トレッドが、上記第一主溝及び第二主溝を含む中間部と、上記車輌の幅方向において上記中間部よりも外側に位置するアウトサイド部と、上記車輌の幅方向において上記中間部よりも内側に位置するインサイド部とを有しており、
    上記中間部のモジュラスMmが、上記アウトサイド部のモジュラスMoよりも大きく、
    上記中間部のモジュラスMmが、上記インサイド部のモジュラスMiよりも大きい四輪自動車。
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