JP4361178B2 - コンクリートを用いない簡易法枠工法およびこれに用いるジオテキスタイルネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、山腹や河川の堤防の法面や、道路建設や土地造成などに伴って形成される法面などを緑化するための工法およびこれに用いるジオテキスタイルネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
前記法面緑化工法の一つに、ネットの一方の面にスフ綿を貼着し、このスフ綿の表面に植生種子を水溶性糊剤を用いて固着してなる張芝体(人工芝ともいう)を、植生種子が法面に近づけた状態で、法面に敷設する簡易な工法がある。この工法によれば、ネットによって、降雨や風食などによるエロージョン(浸食)が防止されるとともに、張芝体に固着された植生種子が発芽生育して数年のうちに法面を緑化保護することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記張芝体におけるネットは、幅1m当たりの強度が50〜300kgというように弱く、冬季の施工において凍上などが発生すると、落下土砂がネットに溜まって腹が出たり(膨出したり)、固定用のアンカーが抜け出てネットが落下するなどの問題が生じている。また、ネット強度が弱いため、小さな崩落を抑制する効果もそれほど期待できない。
【0004】
これに対して、雪国など寒冷地においては、金網が採用されているが、この場合は錆による効力低下が懸念され、必ずしも有効な策ではない。
【0005】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、法面を長期にわたって安定に保護することができるコンクリートを用いない簡易法枠工法およびこれに用いるジオテキスタイルネットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明のコンクリートを用いない簡易法枠工法は、法面上にジオテキスタイルネットを敷設した後、前記ジオテキスタイルネットを固定部材を用いて固定するコンクリートを用いない簡易法枠工法であって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせてこの重ね合わせた部分に前記固定部材を打設することにより固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてある(請求項1)。
また、この発明のコンクリートを用いない簡易法枠工法が、法面上に張芝体を敷設し、その上面にジオテキスタイルネットを敷設した後、前記張芝体およびジオテキスタイルネットを固定部材を用いて固定するコンクリートを用いない簡易法枠工法であって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせてこの重ね合わせた部分に前記固定部材を打設することにより固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてあってもよい(請求項2)。
【0007】
上記ジオテキスタイルネットは、ポリエチレンやポリエステルなどの合成高分子材料を素材とするものであり、強度が1t/m〜8t/m程度であるとともに、重量が200g/m2 〜300g/m2 であり、軽量であるにもかかわらず強靱であるといった特性を有する。したがって、上記簡易法枠工法によれば、冬季の施工において凍上などが発生しても、落下土砂がネットに溜まって腹が出るといったことがなくなったり、固定部材が抜け出てネットが落下するといったことがないとともに、小さな崩落を確実に抑制することができ、長期にわたって法面を安定に保護することができる。
【0008】
上記簡易法枠工法を施工する場合、ジオテキスタイルネットの上面に保水性および遮光性を有するネットを敷設するようにしてもよく、このようにした場合、ジオテキスタイルネットが太陽光など光によって劣化するのを抑制することができ、ジオテキスタイルネットによる法面の安定的な保護を長期にわたって持続させることができる。
【0009】
また、法面上にジオテキスタイルネットを敷設し、その上方から植生種子および肥料基材を含んだ植生材料を吹き付けるようにしてもよい(請求項3)。
そして、上記簡易法枠工法を施工する場合、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に形成した帯部に間隔をおいて孔を開設してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの当該帯部を互いに重ね合わせて固定するに際して、前記孔に固定部材を打設してもよい(請求項4)。
【0010】
さらに、この発明のコンクリートを用いない簡易法枠工法に用いるジオテキスタイルネットは、請求項1〜4のいずれかに記載の簡易法枠工法に使用するジオテキスタイルネットであって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせて固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてある(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、この発明の第1の実施の形態を示すもので、まず、図1において、1は施工対象である法面、2はこの法面1に敷設される張芝体、3は張芝体2の上面に敷設されるジオテキスタイルネット、4,5は固定部材、6は受圧板である。
【0012】
前記張芝体2は、図2に示すように、可撓性および適宜の強度を有するネット7と、このネット7の一方の面に水溶性糊剤を用いて貼着された可溶性素材8と、この可溶性素材8の表面の全体に均一になるように水溶性糊剤を用いて貼着された植生種子9から構成されている。
【0013】
前記ネット7は、経糸および緯糸よりなり、例えばポリノジックレーヨンよりなるモノフィラメントを用いてラッセル織機によって所定の形状に編織されており、適宜の間隔をおいて緯糸方向に肥料袋10を収容する袋収容部11が形成されている。そして、肥料袋10には、適宜の肥料、保水剤、土壌改良剤など植物の生育に直接的または間接的に必要な肥料基材12が収容されている。
【0014】
前記可溶性素材8は、植生種子9の発芽・生育の妨げとならないスフ綿、スフ系不織布、パルプ系不織布、可溶性紙などがある。また、水溶性糊剤としては、ポリビニルアルコール(PVA)がある。
【0015】
前記植生種子9としては、牧草種子、野草種子、花の種子をそれぞれ単独で用いてもよいが、これらを適宜混合して用いることもできる。
【0016】
前記ジオテキスタイルネット3は、例えば、ポリエチレンやポリエステルなどの合成高分子材料を素材とするものであり、強度が1t/m〜8t/m程度、重量が200g/m2 〜300g/m2 程度で、その目合いが例えば15mm〜30mmのものがよい。そして、このジオテキスタイルネット3は、図3に示すように、そのネット部13の長さ方向Lと平行な両端に前記ネット部13を構成する素材を稠密に編み込んで形成した幅10cm程度の帯部14が上下方向に形成されている。また、帯部14には、適宜の間隔をおいて孔が開設されている。
【0017】
前記固定部材4,5としては、例えば自穿孔アンカーや鉄筋挿入工用アンカーが用いられ、そのうちの符号4で示すアンカーは、長さが1.5〜3m程度である。また、受圧板6は、例えば、その一辺が20〜30cmの正方形の鉄板よりなり、その中央にはアンカー5を挿通させる孔が開設されている。
【0018】
次に、この実施の形態における法面緑化工法について説明する。
まず、法面1を適宜整形した後、ネット7が上側で、植生種子9を設けた可溶性素材8が下側(法面1側)になるようにして張芝体2を法面1上に敷設する。この場合、張芝体2の袋収容部11に予め肥料袋10を収容しておいてもよいが、施工現場において、肥料袋10を袋収容部11に収容してもよい。
【0019】
次いで、前記張芝体2の上面に、図3に示すように、ジオテキスタイルネット3を、その帯部14が高さ方向と平行になるようにして敷設する。ジオテキスタイルネット3は、図中に示すように、巻き上げられた状態になっているので、これを巻き戻すようにして法面1の上方から敷設すればよい。そして、この場合、ジオテキスタイルネット3は、図3に示すように、隣り合うジオテキスタイルネット3の帯部14を互いに重ね合わせて、張芝体2の上面を覆い、かつ法面1に密着するようにして敷設する。そして、前記帯部14の孔部分にアンカー5を打設して受圧板6を載置した後、アンカー5の頭部にねじなどを用いて碇固し、ジオテキスタイルネット3を固定する。なお、ジオテキスタイルネット3の法面1の最上部における固定は、対応する法面1を適宜削った後、アンカー4を打ち込み、その後、埋め戻しておくか、あるいは、上部の法肩や法面1の頂部に巻き込み、アンカー4を打設して固定する。
【0020】
なお、法面1の表面の凹凸が大きい場合は、直径9mm、長さ160mmの補助アンカーを適宜箇所に打設し、この補助アンカーでジオテキスタイルネット3を法面1に密着させるようにしてもよい。
【0021】
上記ジオテキスタイルネット3の法面1への固定により、張芝体2も法面1に固定される。
【0022】
上述したように、この発明の法面緑化工法は、法面1上に肥料袋10を付設した張芝体2を敷設し、その上面にジオテキスタイルネット3を敷設した後、アンカー4,5によってジオテキスタイルネットを固定するだけであるので、施工が非常に簡単である。特に、張芝体2とジオテキスタイルネット3との組み合わせにより、コンクリートを用いない軽量な簡易法枠工法が行える。
【0023】
そして、冬季の施工において凍上などが発生しても、落下土砂がネットに溜まって腹が出るといったことがなくなるとともに、アンカー4,5が抜け出てネットが落下するといったことがなくなる。また、ジオテキスタイルネット3とアンカー4,5との組み合わせによって局所的な小崩落や落石を確実に抑制することができ、長期にわたって法面を安定に保護することができる。
【0024】
そして、張芝体2に付設された植生種子9が発芽し、生育したとき、その根や茎が強靱なジオテキスタイルネット3に絡むことにより、植物が安定して伸長するとともに、法面1の保護がジオテキスタイルネット3と植物の根などによってより強固に保護される。したがって、エロージョンなどが生ずることもない。
【0025】
また、ジオテキスタイルネット3をアンカー4によって固定する際、受圧板6を設けているので、法面1のアンカー打設部分における基盤が強固となる。
【0026】
ところで、この発明の法面緑化工法が施工される法面1は、必ずしも水分や養分に富んでいるとは限られず、むしろ、硬質土壌や軟岩地などのように植物の生育環境が劣悪である場合が多い。このような場合、図4および図5に示すようにしてもよい。すなわち、これらの図は、この発明の第2の実施の形態を示すもので、この実施の形態においては、法面1上に敷設された張芝体2の上面に敷設されるジオテキスタイルネット3の上面に保水性および遮光性を有するネット15を敷設している。このネット15としては、例えば椰子繊維ネットがある。
【0027】
前記椰子繊維ネット15は、次のようにして用いられる。すなわち、法面1上に張芝体2を敷設し、その上面にジオテキスタイルネット3を敷設した後、アンカー4,5によって張芝体2およびジオテキスタイルネット3を固定した後に、椰子繊維ネット15がジオテキスタイルネット3の上面を覆うようにして敷設され、図4に示すように、適宜の固定部材16によって固定される。
【0028】
この第2の実施の形態における法面緑化工法においては、前記第1の実施の形態の作用効果に加えて、次のような効果を奏する。すなわち、椰子繊維ネット15は、保水性および遮光性を有するので、これをジオテキスタイルネット3の上面から被覆することにより、張芝体2において生育した植物の乾燥や水分の蒸発が効果的に防止されるとともに、太陽光などの光によってジオテキスタイルネット3が劣化するのが効果的に防止される。したがって、ジオテキスタイルネット3による法面1の安定的な保護が長期にわたって持続される。
【0029】
なお、この第2の実施の形態の法面緑化工法は、植物の生育環境が劣悪であるような法面1のみを対象とするものではなく、必要に応じて、植物の生育環境が比較的良好な法面1に対して施工してもよいことはいうまでもない。
【0030】
前記各実施の形態においては、ジオテキスタイルネット3を敷設する際、帯部14が法面1の高さ方向と平行になるようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば図6に示すように、帯部14が法面1の高さ方向と直交する方向(等高線方向と平行)になるように配置してもよい。
【0031】
また、ジオテキスタイルネット3に、図7に示すように、長さ方向と平行な両側のみならず、幅方向と平行に帯部14Aを適宜の間隔をおいて設けてあってもよい。
【0032】
上述の実施の形態における張芝体2には、肥料袋10を収容する袋収容部11が形成され、肥料袋10を付設した張芝体2を法面に敷設していたが、張芝体2に肥料袋10を必ずしも付設する必要はなく、張芝体2として、可溶性素材8に植生種子9を付着させる場合、適宜の肥料や保水材なども併せて付着した構成のものを用いてもよい。
【0033】
上述の実施の形態においては、張芝体2とジオテキスタイルネット3とを組み合わせたものであったが、図8に示す実施の形態のようにしてもよい。すなわち、この実施の形態においては、張芝体2を法面1に敷設しないで、ジオテキスタイルネット3を法面1に密着するようにして敷設し、その上方から植生種子および肥料基材を含んだ植生材料17をノズル18によって吹き付けて、法面1に吹付け層19を形成するようにしている。つまり、この実施の形態においては、ジオテキスタイルネット3と厚層客土吹付け法とを組み合わせ、ジオテキスタイルネット3によって法面1を保護並びに補強するようにしている。
【0034】
【発明の効果】
この発明は、以上のような形態で実施され、以下のような効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、ジオテキスタイルネットにより、コンクリートを用いない軽量な簡易法枠工法を行うことができる。そして、冬季の施工において凍上などが発生しても、落下土砂がネットに溜まって腹が出るといったことがなくなるとともに、アンカーなどの固定部材が抜け出てネットが落下するといったことがなくなる。また、ジオテキスタイルネットとアンカーとの組み合わせによって局所的な小崩落や落石を確実に抑制することができ、長期にわたって法面を安定に保護することができる。
【0035】
そして、請求項2に記載の発明によれば、張芝体に付設された植生種子が発芽し、生育したとき、その根や茎が強靱なジオテキスタイルネットに絡むことにより、植物が安定して伸長するとともに、法面の保護がジオテキスタイルネットと植物の根などによってより強固に保護される。したがって、エロージョンなどが生ずることもない。
【0036】
また、ジオテキスタイルネットの上面に保水性および遮光性を有するネットを設けた場合には、張芝体において生育した植物の乾燥や水分の蒸発が効果的に防止されるとともに、太陽光などの光によってジオテキスタイルネットが劣化するのが効果的に防止されるといった効果を奏する。
【0037】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、張芝体を用いることなく法面の緑化工法を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態に係る法面緑化工法を示す縦断面図である。
【図2】 前記工法の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】 前記工法の要部を拡大して示す斜視図である。
【図4】 この発明の第2の実施の形態に係る法面緑化工法を示す分解斜視図である。
【図5】 前記工法の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図6】 ジオテキスタイルネットの法面への敷設の他の実施態様を示す斜視図である。
【図7】 ジオテキスタイルネットの他の実施態様を示す斜視図である。
【図8】 この発明の第3の実施の形態に係る法面緑化工法を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…法面、2…張芝体、3…ジオテキスタイルネット、4,5…固定部材、10…肥料袋、11…袋収容部、15…保水性および遮光性を有するネット、17…植生材料。

Claims (5)

  1. 法面上にジオテキスタイルネットを敷設した後、前記ジオテキスタイルネットを固定部材を用いて固定するコンクリートを用いない簡易法枠工法であって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせてこの重ね合わせた部分に前記固定部材を打設することにより固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてあることを特徴とするコンクリートを用いない簡易法枠工法。
  2. 法面上に張芝体を敷設し、その上面にジオテキスタイルネットを敷設した後、前記張芝体およびジオテキスタイルネットを固定部材を用いて固定するコンクリートを用いない簡易法枠工法であって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせてこの重ね合わせた部分に前記固定部材を打設することにより固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてあることを特徴とするコンクリートを用いない簡易法枠工法。
  3. 法面上にジオテキスタイルネットを敷設し、その上方から植生種子および肥料基材を含んだ植生材料を吹き付けるコンクリートを用いない簡易法枠工法であって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせてこの重ね合わせた部分を固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてあることを特徴とするコンクリートを用いない簡易法枠工法。
  4. 前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に形成した帯部に間隔をおいて孔を開設してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの当該帯部を互いに重ね合わせて固定するに際して、前記孔に固定部材を打設する請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリートを用いない簡易法枠工法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の簡易法枠工法に使用するジオテキスタイルネットであって、前記ジオテキスタイルネットにおいてその長さ方向と平行な両側に構成素材を稠密に編み込んで形成した帯部を形成してあり、隣り合うジオテキスタイルネットの帯部を互いに重ね合わせて固定し、また、前記ジオテキスタイルネットにおいてその幅方向と平行に前記帯部を間隔をおいて設けてあるコンクリートを用いない簡易法枠工法に用いるジオテキスタイルネット。
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