JP4357551B2 - ワーク搬送装置のワーク搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ研削装置などの加工装置に対してワークを自動搬送するワーク搬送装置に関する。さらに詳しくは、小径のレンズ等のワークを載せたワーク搬送容器を加工装置のワーク受け渡し位置に搬送して加工装置に引き渡し、当該位置において加工装置の側から加工後のワークをワーク搬送容器で受け取り、所定の場所に排出するワーク搬送装置のワーク搬送方法に関する。
小径のレンズ等のワークを複数の加工工程や測定工程を経て連続加工するために、各工程を行う加工装置あるいは測定装置に対してワークを自動搬送するワーク搬送装置が用いられている。ワーク搬送装置としては、ワークを入れたワーク搬送容器をベルトコンベアを用いて各加工装置、測定装置に向けて自動搬送する形式のものが知られており、特許文献1にはこのような搬送装置が開示されている。
特許文献1に開示の搬送装置では、皿状の容器に入れたレンズを水平移動式のコンベア上に載せ、固定具で容器をコンベアに固定し、コンベアを駆動して、レンズを入れた容器を所定の受け渡し位置まで搬送している。また、容器が受け渡し位置まで搬送されたところでコンベアを停止させ、コンベア上の容器に向かって研磨用ホルダを下降させて容器内のレンズを吸着固定した後上昇させることにより、研磨皿にレンズを供給している。加工後のレンズは、水平移動式のコンベア上の容器で受け取った後に、固定側のコンベアに移し、しかる後に水平移動式のコンベアを水平方向に退避させるようにしている。
特許第2566658号公報
特許文献1に開示の搬送装置では、水平移動式のコンベアと固定側のコンベアの間で容器が移される際に、これらの間の位置で容器内のレンズが踊り、レンズに位置ズレが生ずるおそれがある。特に、10φ以下の小径レンズの場合には位置ズレが発生しやすい。すなわち、レンズを入れる容器はコンベアに固定されているものの、レンズ自体は容器に固定されていない。従って、小径のレンズを搬送すると、搬送中に容器内でレンズが踊って位置ズレを起こすことがある。
レンズが移動しないように容器に吸着機構などを搭載してレンズを吸着保持すればよいが、容器はコンベアに載って移動し、しかも、コンベア間で移送されるので、このような容器に真空吸引装置等を接続することは困難である。
また、コンベア上の容器と加工装置との間でレンズの受け渡しが行われる際に、研磨用ホルダの押圧力によってレンズが容器ごとベルトコンベアに押し付けられることがある。このような事態が発生すると、押圧力によってベルトコンベアの搬送面が変形し、レンズの位置ズレなどが発生するおそれがある。
本発明の課題は、上記の問題点に鑑みて、研削装置等の加工装置に対して小径のレンズ等のワークを位置ズレなく自動供給することができ、また、効率良くワークの受け渡し動作を行うことができるワーク搬送装置のワーク搬送方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、ワークに所定の加工を施すワーク加工装置のワーク受け渡し位置に対して、ワークの搬入および搬出を行うワーク搬送装置を用いたワーク搬送方法において、
前記ワーク搬送装置は、
少なくとも第1および第2ワーク搬送容器と、
これら第1、第2ワーク搬送容器を支持している容器搬送テーブルと、
この容器搬送テーブルを旋回可能な状態で支持しているテーブル支持アームと、
このテーブル支持アームを直線移動可能な状態で支持しているアーム支持台とを有し、
前記搬送容器テーブルは、前記第1、第2ワーク搬送容器から等距離の位置にある第1旋回中心線を中心に旋回して、当該第1、第2ワーク搬送容器を選択的にワーク受け渡し用旋回位置に位置決め可能であり、
前記テーブル支持アームは、前記第1旋回中心線に交差する平面上を直線移動して、前記搬送容器テーブルを前進位置および後退位置に位置決め可能であり、
前記アーム支持台は、前記第1旋回中心線と平行な第2旋回中心線を中心に旋回して、前記テーブル支持アームを第1旋回位置に位置決め可能であり、
前記第1、第2ワーク搬送容器は、前記搬送容器テーブルが前記前進位置にある場合に比べて前記後退位置にある場合の方が、前記第2旋回中心線に近い位置にあり、
前記テーブル支持アームを前記第1旋回位置に位置決めし、前記搬送容器テーブルを前記前進位置に位置決めし、前記第1あるいは第2ワーク搬送容器を前記ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めすると、このワーク受け渡し用旋回位置に位置決めされたワーク搬送容器が前記ワーク受け渡し位置に位置決めされるようになっており、
加工前のワークを受け取るためのワーク受け取り位置と、加工後のワークを引き渡すためのワーク引き渡し位置が規定されており、
前記第1ワーク搬送容器は加工前のワークを搬送するための供給側ワーク搬送容器であり、前記第2ワーク搬送容器は加工後のワークを搬送するための排出側ワーク搬送容器であり、
前記アーム支持台は、前記第2旋回中心線を中心として旋回して、前記テーブル支持アームを、前記第1旋回位置から一方向に所定角度だけ旋回した第2旋回位置と、逆方向に所定角度だけ旋回した第3旋回位置に位置決め可能であり、
前記テーブル支持アームを前記第2旋回位置に位置決めし、前記搬送容器テーブルを前記前進位置に位置決めし、前記供給側ワーク搬送容器を前記ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めすると、この供給側ワーク搬送容器が前記ワーク受け取り位置に位置決めされ、
前記テーブル支持アームを前記第3旋回位置に位置決めし、前記搬送容器テーブルを前記前進位置に位置決めし、前記排出側ワーク搬送容器を前記ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めすると、この排出側ワーク搬送容器が前記ワーク引渡し位置に位置決めされるようになっており、
前記アーム支持台を旋回させて、前記テーブル支持アームを前記第1ないし第3旋回位置のいずれか一つに位置決めする動作を、前記搬送容器テーブルが前記後退位置に位置決めされた状態で行うことを特徴としている。
本発明では、搬送容器テーブルの旋回、テーブル支持アームの直線移動およびアー支持台の旋回によって、第1、第2ワーク搬送容器を所定半径の平面内領域における任意の位置に位置決めできる。したがって、2台のコンベアを用いてワーク搬送容器を搬送する場合に比べて、小型でシンプルな構成とすることができる。
また、ワーク搬送容器は常に搬送容器テーブルに載っており、他の部材に移送する必要がないので、ワーク搬送容器に真空吸引機構を搭載して、ワークを吸着保持する構成を採用することが簡単である。
さらに、第1、第2ワーク搬送容器と第1旋回中心線の距離を小さくしておき、搬送容器テーブルが後退位置にある状態において各ワーク搬送容器を第2旋回中心線になるべく近い位置となるようにしておけば、第1および第2旋回中心線回りの旋回時に、各ワーク搬送容器によって搬送されるワークに作用する遠心力を小さくでき、移動距離も少なくできる。この結果、搬送中におけるワークの位置ズレを防止でき、また、ワーク受け渡しを短時間で行うことができる。
また、搬送容器テーブルの旋回、テーブル支持アームの直線移動、およびアーム支持台の旋回によって、供給側ワーク搬送容器を、加工前のワークを受け取るワーク受け取り位置から、当該ワークを加工装置の引き渡すワーク受け渡し位置に搬送できる。同時に、排出側ワーク搬送容器を、加工後のワークを加工装置から受け取るワーク受け渡し位置から、当該ワークを次段の加工工程などに引き渡すワーク引渡し位置に搬送することができる。よって、ワークの受け渡し動作を短時間で効率良く行うことができる。
また、ワーク搬送装置のワーク搬送方法では、搬送容器テーブルが第2旋回中心線に近い後退位置にあるときにアーム支持台を旋回させて、テーブル支持アームを第1〜第3旋回位置に旋回させるようにしている。従って、レンズ搬送容器の高速旋回を抑制することができ、搬送中の容器内におけるワークの位置ズレを抑制することができる。よって、確実に搬送を行うことができ、ワーク搬送装置及び研削装置の運転効率を向上させることができる。
次に、搬送中のワークの位置ズレを確実に防止するためには、各ワーク搬送容器に、搬送対象のワークを真空吸引により吸着保持するための吸着部を配置しておくことが望ましい。
また、ワーク受け渡し位置における受け渡し時に、加工装置の側からの押圧力によって、ワーク搬送容器に保持されているワークに位置ズレが生じ、あるいは、押圧箇所に破損などが発生することの無いようにするためには、前記搬送容器テーブルによって、各ワーク搬送容器を予め定めた方向、すなわち、加工装置からの押圧力を緩和する方向に退避可能な状態で支持しておくことが望ましい。
本発明のワーク搬送装置のワーク搬送方法では、複数台のワーク搬送容器を載せた搬送容器テーブルの旋回、搬送容器テーブルを支持しているテーブル支持アームの直線移動、および、テーブル支持アームを支持しているアーム支持台の旋回によって、アーム支持台の旋回中心線を中心として平面上の任意の位置に各搬送容器テーブルを位置決めできる。また、旋回時のワーク搬送容器の旋回半径を小さくしておくことにより、搬送中にワーク搬送容器によって搬送されるワークに位置ズレが発生することを防止あるいは抑制でき、旋回半径を小さくすることにより搬送時のワーク搬送容器の移動軌跡を短くできるので、短時間で効率良くワークの受け渡しを行うことができる。
また、ワーク搬送装置のワーク搬送方法では、搬送容器テーブルが第2旋回中心線に近い後退位置にあるときにアーム支持台を旋回させて、テーブル支持アームを第1〜第3旋回位置に旋回させるようにしている。従って、レンズ搬送容器の高速旋回を抑制することができ、搬送中の容器内におけるワークの位置ズレを抑制することができる。よって、確実に搬送を行うことができ、ワーク搬送装置及び研削装置の運転効率を向上させることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したワーク搬送装置の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したレンズ搬送装置を備えたワーク処理システムを示す斜視図である。ワーク処理システムAは、ワーク搬送装置1と、ワーク搬送装置1によってレンズの搬出、搬入(受け渡し)が行われる研削装置2と、研削装置2によって加工された後の加工済みワークをワーク搬送装置1から受け取って次工程へ受け渡す受け渡し装置3を有している。ワーク搬送装置1による搬送対象および加工対象のワークは、例えば、10φ以下の小径レンズ素材Wである。なお、図1では、研削装置2および受け渡し装置3についてはワーク搬送装置1に関連する主要部分のみを示してある。
(研削装置)
まず、ワーク処理システムAの研削装置2は、研削加工中のレンズ素材Wを保持するレンズホルダ21と、レンズホルダ21を作動軸線Lに沿って昇降させる昇降機構22と、レンズ素材Wを研削加工するための研削工具23等を備えている。レンズホルダ21は、レンズ保持具21aと、その背面に固定された直線状の軸部材21bとを有している。昇降機構22は、上部ホルダ22aと、上部ホルダ22aを軸支するアームベース22bと、上部ホルダ22a及びアームベース22bを直線往復移動させる送り機構22cとを有している。送り機構22cは、例えば、サーボモータ、送りねじ、ナット等により構成することができる。上部ホルダ22aにはレンズホルダ21の軸部材21bが組み付けられ、これにより、レンズ保持具21a、軸部材21b、上部ホルダ22a、アームベース22bが作動軸線Lを中心として同軸上に配置される。
レンズ保持具21aの先端面には、保持面21eが設けられている。保持面21eには吸引通路21f(図3参照)の一端が開口しており、吸引通路21fの他端側は不図示の真空発生器の吸引側に連通している。真空発生器を作動させて吸引通路21fを真空吸引することにより、保持面21eにレンズ素材Wが吸着保持される。以上のような構成により、レンズホルダ21は、その先端にレンズ素材Wを吸着保持することができ、また、昇降機構22の作動に基づいて作動軸線Lに沿って昇降可能となっている。
研削工具23は、その先端面に研削面が設けられた研削皿23aと、研削皿23aの背面中心に一体形成されたスピンドル23bと、スピンドル23bを駆動するための電動機23cと、スピンドル23bを回転自在に支持するカップ状の揺動体23dと、揺動体23dを揺動させるための不図示の揺動機構等を有している。研削工具23は、研削皿23aの中心及びスピンドル23bの中心軸線が作動軸線Lに一致するように配置されており、研削皿23aの研削面とレンズ保持具21aの保持面21eとが対向するようになっている。スピンドル23bは不図示のベアリングを介して軸支されており、電動機23cにより高速回転される。揺動体23dは、その揺動中心が作動軸線L上に位置するように配置されており、所定の揺動角で揺動可能となっている。以上の構成により、研削皿23aは、スピンドル23bの回転と揺動体23dの揺動に基づいて球芯揺動軌跡に沿って作動する。なお、上記のレンズホルダ21、昇降機構22、研削工具23の構成は一例であり、レンズ素材Wを保持して作動軸線L上で移動させるものであればよく、上記のような構成に限定されるものではない。
(ワーク搬送装置)
次に、ワーク搬送装置1は、研削装置2に隣接して配置されている。ワーク搬送装置1は、上述したレンズホルダ21の移動方向(作動軸線Lの方向)と交差する平面内でレンズ素材Wを搬送することにより、作動軸線L上を動くレンズホルダ21に対して、作動軸線Lから離れた位置からレンズ素材Wを供給する。作動軸線Lとレンズ素材Wが搬送される平面との交差位置が研削装置2に対してワークの受け渡しを行うワーク受け渡し位置P2である。作動軸線Lは例えば垂直軸線であり、ワーク搬送装置1は、例えば作動軸線Lに直交する水平方向にレンズ素材Wを搬送する。
ワーク搬送装置1は、アーム支持台11と、テーブル支持アーム12と、搬送容器テーブル13と、レンズ搬送容器14a、14bを備えている。アーム支持台11は円盤状の支持台であり、研削装置2に隣接する位置において装置フレーム1aによって、第2旋回中心線L2を中心として旋回可能に支持されており、不図示のエアシリンダ式旋回駆動機構によって旋回される。第2旋回中心線L2はレンズ保持具21aの作動軸線Lと平行な垂直軸線である。
アーム支持台11の上面は第2旋回中心線L2に対して直交する水平面であり、この上面には、一定長さのテーブル支持アーム12が支持されている。テーブル支持アーム12は、アーム支持台11と一体回転するように支持されていると共に、その先端部12a側が、例えば、不図示のエアシリンダ式の直動機構によって水平方向に往復直線移動可能に構成されている。テーブル支持アーム12は、その長手方向の中心軸線が第2旋回中心線L2上に位置するように配置されている。そして、その先端部12aが、当該第2旋回中心線L2を通る水平方向に向けて、第2旋回中心線L2上に位置する後退位置(図1において実線で示す位置)から、その後端部分が第2旋回中心線L2上に位置する前進位置(図1において想像線で示す位置)までの間を直線往復移動可能である。
テーブル支持アーム12の先端部分12aの上面には、扇形の搬送容器テーブル13が垂直シャフト13aを中心として旋回可能な状態で支持されている。垂直シャフト13aは第2旋回中心線L2と平行な第1旋回中心線L1に中心軸線が一致しており、搬送容器テーブル13は、その扇状の要部分を中心として第1旋回中心線L1周りに旋回可能な状態でテーブル支持アーム12に取り付けられている。搬送容器テーブル13は、例えば、図2に示すエアシリンダ式のラック・ギアからなる旋回機構によって旋回される。
搬送容器テーブル13上には、2台の円形皿状のレンズ搬送容器14a、14bが載っている。レンズ搬送容器14a、14bは、それらの中心が、第1旋回中心線L1から等距離の位置となるように配置されている。従って、搬送容器テーブル13を旋回させると、レンズ搬送容器14a、14bは同一の旋回軌跡上を移動するので、一方のワーク搬送容器を選択的に同一旋回角度位置、すなわち、ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めできる。
ここで、一方のレンズ搬送容器14aは加工前のレンズ素材W1(図4参照)を搬送する供給側ワーク搬送容器であり、他方のレンズ搬送容器14bは加工後のレンズ素材W2(図4参照)を搬送する排出側ワーク搬送容器として用いられる。
(ワーク搬送容器の吸着部および退避機構)
図3は、レンズ搬送容器14a(14b)と搬送容器テーブル13との連結部を示す断面図である。この図に示すように、レンズ搬送容器14a(14b)は、上方に開口している円形の浅い皿状のワークホルダ41と、搬送容器テーブル13を上下方向に貫通するように取り付けられ、その上端がワークホルダ41の底面に固定されたシャフト42と、ワークホルダ41の底面と搬送容器テーブル13の上面との間に装着されたスプリング43と、ワークホルダ41の底面に同軸状に取り付けたパッキン44と、シャフト42の一端にコネクタ45、エアホース46を介して連結された真空吸引装置47とを備えている。搬送容器テーブル13には、レンズ搬送容器14a(14b)の取り付け位置に貫通孔が形成され、この貫通孔に、シャフト42を挿通可能な挿通孔を備えたスリーブ13bが取り付けられている。
ワークホルダ41における上方に開口している浅い円形凹部の底面中央には、吸引孔41aが貫通している。吸引孔41aの周囲には支持部41bが突出形成されており、支持部41bの外周面には円環状のパッキン44が装着されている。シャフト42には、その中心軸に沿って吸引通路42aが形成されており、その両端はシャフト42の両端に開口している。吸引孔41aには、搬送容器テーブル13を貫通してテーブル13上に突出したシャフト42の先端部が挿入されている。これにより、シャフト42内の吸引通路42aと吸引孔41aが連通している。また、シャフト42の下端はスリーブ13bに挿通されてテーブル13の下方に突出しており、コネクタ45を介してエアホース46に連結されている。このエアホース46は、真空吸引装置47の真空発生器に連結されている。従って、真空吸引装置47を作動させることにより、エアホース46、コネクタ45、シャフト42を介して吸引孔41aから吸引を行うことができる。
ワークホルダ41に、円形のレンズ素材Wを同軸状態に載せると、パッキン44の上端にレンズ素材Wの表面が当接する。レンズ素材Wの重量あるいは上方からの押圧によってパッキン44の上端が撓んだ場合には、レンズ素材Wの表面が支持部41bの上端に当接して支持される。パッキン44によって吸引孔41aとレンズ素材Wの表面との隙間が塞がれているので、真空吸引装置47を作動させて吸引孔41a側から吸引することにより、ワークホルダ41にレンズ素材Wを吸着することができる。レンズ搬送容器14a、14bは搬送容器テーブル13に常に載っているので、真空吸引装置47等との接続が可能である。
また、シャフト42の先端部は階段状に縮径されており、この階段部分を吸引孔41aの下端部分に嵌め込むことにより、ワークホルダ41とシャフト42が一体に固定されている。一方、シャフト42は、スリーブ13bを介して搬送容器テーブル13に軸線方向にスライド可能に差し込まれている。スプリング43はシャフト42の外周側に取り付けられており、スプリング43の両端は、それぞれ、テーブル13の上面(スリーブ13bの上面)及びワークホルダ41の底面に固定されている。一方、シャフト42の下端部には外周側に張り出したフランジ部42bが設けられている。フランジ部42bとスリーブ13bの端面との当接により、シャフト42及びワークホルダ41の上方への移動が規制される。
スプリング43の弾性力によってワークホルダ41及びシャフト42がテーブル13の上方に向かって付勢されているので、ワークホルダ41に荷重や押圧力が加えられていない場合には、フランジ部42bがスリーブ13bの端面に当たる位置までワークホルダ41及びシャフト42が上昇する。従って、スプリング43の弾性力によってワークホルダ41がテーブル13上に弾性支持された状態となる。そして、ワークホルダ41に荷重や押圧力が加えられた場合には、ワークホルダ41をスプリング43の弾性変形によってテーブル13側へ退避させることができる。
(ワーク搬送装置の駆動系)
ワーク搬送装置1では、アーム支持台11、テーブル支持アーム12、搬送容器テーブル13をそれぞれ独立の駆動装置により動作させている。アーム支持台11と装置フレーム1aの間には不図示の旋回駆動装置が設けられている。この旋回駆動装置は、例えば、アーム支持台11に固定されアーム支持台11の旋回中心線L2上に配置されたピニオンと、このピニオンに両側から噛み合っている2本の平行なラックと、各ラックをそれぞれ直線移動させるための2本のエアシリンダと、各エアシリンダへの給排気を制御する電磁弁とを備えている。この旋回駆動装置では、電磁弁の開閉制御を適宜行うことにより各ラックが所定位置まで直線移動し、これに基づいてピニオン及びアーム支持台11が所定位置まで回転駆動される。
また、テーブル支持アーム12には、エアシリンダ式の直動機構が組み込まれており、エアシリンダの伸縮に基づいてテーブル支持アーム12の先端部12a側が往復直線移動する。
さらに、図2に示すように、搬送容器テーブル13とテーブル支持アーム12との間には、ギヤ13c、ラック13dおよびエアシリンダ13eを備えた旋回駆動装置が取り付けられている。ギヤ13cは搬送容器テーブル13の回転軸である垂直シャフト13aに装着されている。ラック13dがエアシリンダ装置13eの作動に基づいて前進または後退することにより、ギヤ13cおよび搬送容器テーブル13が所定位置まで回転駆動される。なお、このような駆動装置の構成は一例であり、種々改変が可能である。
アーム支持台11、テーブル支持アーム12、搬送容器テーブル13の各々を駆動する駆動機構は、不図示の制御装置によって駆動制御される。制御装置は、例えば、マイクロコンピュータを中心に構成することができ、予めプログラムされた制御信号を駆動機構に出力することにより、アーム支持台11、テーブル支持アーム12、および搬送容器テーブル13を駆動して、後述するような一連の動作を実現する。なお、制御装置は、上位計算機あるいは研削装置2等の加工装置を制御する制御装置等と接続されており、これにより、他の装置の動きに連動した搬送や、各種センサ等の出力に連動した搬送が可能になっている。
また、上述したレンズ搬送容器14a(14b)内におけるレンズ素材Wの吸引動作も、アーム支持台11、テーブル支持アーム12、および搬送容器テーブル13の動きと連動させて行っている。そのために、アーム支持台11、テーブル支持アーム12、および搬送容器テーブル13に対する制御信号に基づいて真空吸引装置47の作動状態を切り換えることができるようになっている。
(受け渡し装置)
次に、受け渡し装置3は作動軸線L4に沿って昇降可能なレンズホルダ31を有している。受け渡し装置3は、研削装置2に隣接して配置されており、研削装置2と次工程との間の所定の受け渡し位置(加工済みレンズ引渡し位置P3)に向かってレンズホルダ31を進退動させることができる。なお、受け渡し装置3として、ワーク搬送装置1から受け取ったレンズ素材Wの裏表を反転させ、反転した状態で次工程に受け渡すことが可能な反転機能を有するものを用いても良い。このようにすれば、研削装置2で表面の加工を行い、次工程で裏面の加工を行うことができる。
(ワーク搬送装置の各位置)
ここで、ワーク搬送装置1における各部の動作位置について説明する。図1を参照して説明すると、P1は未加工(加工前の)レンズの受け取り位置、P2はレンズ受け渡し位置、P3は加工済み(加工後の)レンズの引渡し位置を表す。ワーク搬送装置1は、これらP1〜P3の3位置にレンズ搬送容器14aおよび14bの一方を移動させて停止することにより、研削装置2との間のレンズ素材Wの受け渡しや、前工程及び次工程との間のレンズ素材Wの受け渡しを行う。P1〜P3の各位置にレンズ素材Wを搬送するために、アーム支持台11、テーブル支持アーム12、および搬送容器テーブル13は、次のように設定されている各位置に位置決め可能となっている。
アーム支持台11の旋回停止位置は3つ設定されており、テーブル支持アーム12が前工程側(P1側)を向く第2旋回位置12Aと、テーブル支持アーム12が研削装置2側(P2側)を向く第1旋回位置12Bと、テーブル支持アーム12が受け渡し装置3側(P3側)を向く第3旋回位置12Cである。これらの旋回停止位置は、アーム支持台11を90度ずつ回転させることにより切り換えることができる。
テーブル支持アーム12の停止位置は2つ設定されており、搬送容器テーブル13がアーム支持台11の中心(第2旋回中心線L2)の近傍に位置する後退位置13Aと、搬送容器テーブル13がアーム支持台11の中心(第2旋回中心線L2)から離れている前進位置13Bである。
搬送容器テーブル13の旋回停止位置は2つ設定されており、レンズ搬送容器14aがテーブル支持アーム12の直線移動経路上のワーク受け渡し用旋回位置14Aに位置決めされる位置(供給位置)と、レンズ搬送容器14bが当該ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めされる位置(排出位置)である。
(ワーク搬送装置の動作)
次に、図4(1)〜(12)を参照してワーク搬送装置1の動作を説明する。
(1)まず、図4(1)に示すように、テーブル支持アーム12が第1旋回位置12Bに位置決めされ、搬送容器テーブル13が後退位置13Aに位置決めされ、一方のレンズ搬送容器14aがワーク受け渡し用旋回位置14Aに位置決めされているものとする。
この状態において、レンズ搬送容器14a(供給側レンズ搬送容器)には加工前のレンズ素材W1がセットされ、他方のレンズ搬送容器14b(排出側レンズ搬送容器)には加工済みのレンズ素材W2がセットされているものとする。また、レンズ搬送容器14a、14bの真空吸引装置47によってレンズ素材W1、W2が吸着保持されているものとする。
(2)この状態において、まず、テーブル支持アーム12を前進させ、図4(2)に示すように、レンズ搬送容器14aをP2(レンズ受け渡し位置)に向けて移動させ、当該位置に位置決めする。移動中はレンズ素材W1、W2が吸引保持されているので、レンズ素材W1、W2が容器内で踊ったりすることがなく、位置ズレが防止あるいは抑制される。続いて、レンズ搬送容器14aの真空吸引を解除し、レンズ素材W1を受け渡し可能な状態にする。
それと同時に、研削装置2のレンズホルダ21を下降させ、レンズ保持具21aの保持面21eをレンズ素材W1の表面に当接させる。そして、レンズ保持具21a側の真空吸引を開始し、レンズ素材W1を吸着してレンズホルダ21を上昇させる。これにより、加工前のワークW1が研削装置2に引き渡される。
レンズ素材W1を吸着する際には、下降したレンズ保持具21aによってレンズ素材W1が押圧される。レンズ素材W1及びワークホルダ41は、スプリング43の収縮によって押圧方向(下方)に退避可能となっている。従って、レンズ搬送容器14aやテーブル13の変形や破損が抑制され、レンズ素材W1の位置ズレが抑制される。
(3)研削装置2へレンズ素材W1を引き渡した後は、研削装置2において研削加工を開始するために、図4(3)に示すように、テーブル支持アーム12を後退させ、搬送容器テーブル13を作動軸線L上から退避させ、当該搬送容器テーブル13を後退位置13Aに位置決めする。次に、搬送容器テーブル13を上方から見て時計回りに旋回させ、レンズ搬送容器14bを、テーブル支持アーム12の直線移動経路上のワーク受け渡し用旋回位置14Aに位置決めする。
アーム支持テーブル13及びテーブル支持アーム12が作動軸線L上から退避した後、研削装置2は、レンズ保持具21aを作動軸線Lに沿って下降させてレンズ素材W1を研削皿23aに当接させ、スピンドル23b及び揺動体23dを作動させて研削を開始する。ワーク搬送装置1は、研削加工中に、以下の(4)〜(5)の動作を行ってレンズ搬送容器14bにセットされている加工済みのレンズ素材W2の次工程へ引き渡し、さらに、(6)〜(8)の動作を行い、次に加工する未加工のレンズ素材W1を受け取る動作を行う。
(4)まず、図4(4)に示すように、搬送容器テーブル13が後退位置13Aにある状態でアーム支持台11を反時計回りに90度旋回させて停止する。これにより、テーブル支持アーム12が引渡し位置P3に向く第3旋回位置12Cに位置決めされる。
(5)次に、図4(5)に示すように、テーブル支持アーム12を前進させて、レンズ搬送容器14bをレンズ引渡し位置P3に向けて移動させ、そこに位置決めする。この後は、レンズ搬送容器14bの真空吸引を解除してレンズ素材W2を引き渡し可能な状態とし、受け渡し装置3を動作させてレンズホルダ31によってレンズ素材W2を吸着して取り出す。この結果、双方のレンズ搬送容器14a、14bが空の状態になる。
(6)次に、図4(6)に示すように、テーブル支持アーム12を再び後退させ、搬送容器テーブル13を後退位置に戻し、そこに位置決めする。この状態で、搬送容器テーブル13を上方から見て反時計回りに旋回させて、レンズ搬送容器14aをテーブル支持アーム12の直線移動経路上にあるワーク受け渡し用旋回位置14Aに位置決めする。
(7)続いて、図4(7)に示すように、搬送容器テーブル13が後退位置13Aにある状態で、アーム支持台11を時計回りに180度旋回させて停止する。これにより、テーブル支持アーム12が未加工レンズの受け取り位置P1に向いた第2旋回位置12Bに位置決めされる。
(8)次に、図4(8)に示すように、テーブル支持アーム12を前進させて、搬送容器テーブル13を前進位置13Bに位置決めする。この結果、レンズ搬送容器14aがP1(未加工レンズ受け取り位置)に位置決めされた状態になる。そして、不図示の受け渡し装置等により、前工程から未加工のレンズ素材W1がレンズ搬送容器14aに供給される。ここで、レンズ素材W1がレンズ搬送容器14a内に入るタイミングに合わせてレンズ搬送容器14aの真空吸引を開始する。
(9)続いて、研削装置2に供給されたレンズ素材W1の加工が終了するタイミングに合わせてワーク搬送装置1を動作させて、加工済みのレンズ素材W2およびレンズ素材W1の受け渡しを行う。
まず、図4(9)に示すように、テーブル支持アーム12を再び後退させて、搬送容器テーブル13を後退位置13Aに位置決めする。
(10)図4(10)に示すように、アーム支持台11を反時計回りに90度旋回させて停止する。これにより、テーブル支持アーム12は、図4(1)〜(3)と同様に、再び、研削装置側のレンズ受け渡し位置P2に向かう第1旋回位置12Bに位置決めされる。この後は、搬送容器テーブル13を上方から見て時計回りに回動させて停止する。これにより、レンズ搬送容器14bがテーブル支持アーム12の直線移動経路上にあるワーク受け渡し用旋回位置14A(排出位置)に位置決めされる。
(11)次に、テーブル支持アーム12を前進させ、搬送容器テーブル13を前進位置13Bに位置決めする。これにより、レンズ搬送容器14bがP2(研削装置側のレンズ受け渡し位置)に位置決めされる。
この後に、研削装置2のレンズ保持具21aをレンズ搬送容器14bの高さまで下降させ、加工済みのレンズ素材W2をレンズ搬送容器14bのワークホルダ41内に入れた後、レンズ保持具21a側の真空吸引を解除する。また、同じタイミングでレンズ搬送容器14bの真空吸引を開始し、レンズ搬送容器14b内にレンズ素材W2を吸着保持する。このとき、未加工のレンズ素材W1の供給を受けた時と同様に、レンズ保持具21aがレンズ素材W2を下方に向かって押圧することになるが、上述した退避機構によってレンズ搬送容器14bやテーブル13の変形や破損が抑制されており、また、レンズ素材W2の位置ズレが抑制されている。
(12)引き続き、図4(12)に示すように、搬送容器テーブル13を上方から見て反時計回りに旋回させて停止する。これにより、レンズ搬送容器14aがテーブル支持アーム12の直線移動経路上にある位置14Aに位置決めされる。この状態から、テーブル支持アーム12を後退させることにより、再び(2)で説明した動作を行うことができる。
ワーク搬送装置1は、図4(2)〜(12)で説明した動作を繰り返し行うことにより、(A)未加工のレンズ素材W1を研削装置2に引き渡す動作、(B)加工済みのレンズ素材W2を次工程(受け渡し装置3)に引き渡す動作、(C)前工程からの次の未加工レンズ素材W1を受け取る動作、(D)研削装置2から排出される加工済みのレンズ素材W2を受け取る動作を繰り返し行うことができる。
(ワーク搬送装置による作用効果)
このように、ワーク搬送装置1では、テーブル支持アーム12をアーム支持台11の第2旋回中心線L2を中心として所望の方向に移動させることができるので、様々な位置及び方向にレンズ搬送容器14a、14bを素早く移動させることができる。また、テーブル支持アーム12の先端に支持されている搬送容器テーブル13を第1旋回中心線L1回りに旋回させることにより、2台のレンズ搬送容器14a、14bを選択的にレンズ素材を受け渡すためのワーク受け渡し用旋回位置14Aに素早く位置決めできる。よって、多様な搬送を行うことができる。また、効率的かつ確実に搬送を行うことができ、ワーク搬送装置1及び研削装置2の運転効率を向上させることができる。
また、ワーク搬送装置1では、搬送容器テーブル13が第2旋回中心線L2に近い後退位置13Aにあるときにアーム支持台11を旋回させて、テーブル支持アーム12を第1〜第3旋回位置に旋回させるようにしている。従って、レンズ搬送容器14a、14bの高速旋回を抑制することができ、搬送中の容器内におけるレンズ素材W1、W2の位置ズレを抑制することができる。よって、確実に搬送を行うことができ、ワーク搬送装置1及び研削装置2の運転効率を向上させることができる。
さらに、レンズ搬送容器14a、14bが搬送容器テーブル13に載ったままの状態で移動するので、レンズ搬送容器14a、14bに真空吸引装置47を接続することができ、レンズ搬送容器14a、14b内を吸引することができる。よって、レンズ素材W1、W2の位置ズレを抑制して搬送ミスを抑制することができる。
この結果、従来は数分間隔で発生していた搬送ミスが、レンズ素材W1、W2を固定可能になったことにより数時間以上発生しなくなる。従って、自動研削装置の本来の性能をフルに発揮することができ、省力化を図ることができる。
これに加えて、レンズ搬送容器14a、14bはスプリング43を介して下方に退避可能な状態で搬送容器テーブル13に取り付けられている。したがって、レンズ素材W1、W2の受け渡し時に、ワーク搬送装置1を構成する部材の変形を抑制することができる。これにより、レンズ素材W1、W2の位置ズレを抑制することができ、搬送ミスを抑制することができる。よって、確実な搬送を行うことができ、ワーク搬送装置1及び研削装置2の運転効率を向上させることができる。また、ワーク搬送装置1の耐久性向上とメンテナンスの手間の削減を図ることができる。
なお、上記のワーク搬送装置1では、アーム支持台11の旋回停止位置は、アーム12がP1〜P3の方向を向く3位置に設定されており、アーム支持台11を90度ずつ旋回させることにより旋回停止位置を切り換えている。旋回停止位置の数、旋回角度、旋回方向は上記の例に限定されるものではない。例えば、P1方向からP2方向、あるいは、P2方向からP3方向へ向きを変えるときの旋回角度を、90度とは異なる角度に設定してもよい。このような構成であっても、一方向にレンズ素材Wを搬送することが可能である。また、搬送容器テーブル13に載せるレンズ搬送容器14を3台以上とし、その各々に対してレンズ素材Wを受け渡し可能になるように、搬送容器テーブル13の旋回停止位置を設定してもよい。
(多連式ワーク搬送システム)
次に、上記のワーク搬送装置1では、一方向にレンズ素材Wを搬送して1台の研削装置2に供給する順送り動作を行っている。このような動作の他に、加工ライン上に2台の研削装置2を配列し、一方向に搬送したレンズ素材Wを2台のワーク搬送装置1によって2台の研削装置2に同時に供給することも可能である。以下、図5を参照して、このような動作(並列送り動作)を行う多連式ワーク搬送システムの一例を説明する。
図5(1)〜(10)に示すように、ワーク搬送装置1A、1Bが、搬送方向に沿って2台設置されている。P2a、P2bは、それぞれ、2台の研削装置2に対する研削装置側レンズ受け渡し位置である。また、ワーク搬送装置1A、2Aの間にも受け渡し装置3が配置されており、P3a、P3bは、各受け渡し装置3との間の加工済みレンズ受け渡し位置である。運転開始時には、上記実施形態と同様に、ワーク搬送装置1A、1Bにそれぞれ未加工のレンズ素材W1と加工済みのレンズ素材W2が1つずつセットされた状態から動作を開始する。
ワーク搬送装置1A、1Bは、それぞれ、上記実施形態の(2)〜(5)で説明した動作を行う。これにより、P2a、P2bに未加工のレンズ素材W1の供給が行われる。その後、図5(1)に示すように、ワーク搬送装置1A、1Bは、それぞれ、加工済みのレンズ素材W2を下流側に受け渡すための姿勢となる。この後、図5(2)〜(10)の動作を行うことにより、上流側のワーク搬送装置1Aを経由して下流側のワーク搬送装置1Bに未加工のレンズ素材W1を供給すると共に、上流側のワーク搬送装置1Aのレンズ搬送容器14b内の加工済みレンズ素材W2を、下流側のワーク搬送装置1Bを経由して次工程に送る。
具体的には、図5(2)に示すように、ワーク搬送装置1A側の加工済みレンズ素材W2はP3bで受け渡し装置3に保持される。一方、ワーク搬送装置1B側の加工済みレンズ素材W2はP3aで受け渡し装置3から次工程に送られる。
そして、図5(3)、(4)の動作により、ワーク搬送装置1A、2Aのレンズ搬送容器14bをそれぞれP1、P3bに移動させ、ワーク搬送装置1Aには前工程から未加工のレンズ素材W1を供給し、ワーク搬送装置1Bにはワーク搬送装置1Aから排出された加工済みのレンズ素材W2を供給する。
続いて、図5(5)〜(8)の動作により、ワーク搬送装置1Bは、ワーク搬送装置1Aで排出された加工済みのレンズ素材W2をP3aで受け渡し装置3に受け渡し、次工程に送る。一方、ワーク搬送装置1Aは、P3bにおいて受け渡し装置3に未加工のレンズ素材W1を受け渡す。
最後に、図5(9)、(10)の動作により、ワーク搬送装置1Bは、P3bにおいて受け渡し装置3から未加工のレンズ素材W1の供給を受ける。一方、ワーク搬送装置1Aは、P1において前工程から未加工のレンズ素材W1の供給を受ける。
以上の動作により、2台のワーク搬送装置1A、1Bからそれぞれ加工済みのレンズ素材W2が次工程に排出され、未加工のレンズ素材W1が供給された状態となる。その後、ワーク搬送装置1A、1Bにおいて、それぞれ、上記実施形態の(9)〜(12)で説明した動作を行うことにより、研削装置2から加工済みのレンズ素材W2を受け取ることができ、再び、動作開始時と同様の状態となる。このように、上記各動作を連続して行うことにより、2台の研削装置2への搬送を連続して行うことができる。従って、2台の研削装置2で並行して研削加工を行うことができる。
本発明を適用したワーク搬送装置を備えたワーク処理システムを示す斜視図である。 搬送容器テーブルを旋回させる旋回駆動装置の説明図である。 図1のワーク搬送装置のレンズ搬送容器を示す断面図である。 図1のワーク搬送装置の動作を示す説明図である。 2台のワーク搬送装置によるワーク搬送動作を示す説明図である。
符号の説明
1、1A、1B ワーク搬送装置
1a 装置フレーム
2 研削装置
3 受け渡し装置
11 アーム支持台
12 テーブル支持アーム
12A 第2旋回位置
12B 第1旋回位置
12C 第3旋回位置
12a 先端部分
13 搬送容器テーブル
13A 後退位置
13B 前進位置
13a シャフト
13b スリーブ
13c ギヤ
13d ラック
13e エアシリンダ装置
14a、14b レンズ搬送容器
14A ワーク受け渡し用旋回位置
21 レンズホルダ
21a レンズ保持具
21b 軸部材
21e 保持面
21 吸引通路
22 昇降機構
22a 上部ホルダ
22b アームベース
22c 送り機構
23 研削工具
23a 研削皿
23b スピンドル
23c 電動機
23d 揺動体
31 レンズ保持部
41 ワークホルダ
41a 吸引孔
41b 支持部
42 シャフト
42b フランジ部
42a 吸引通路
43 スプリング
44 パッキン
45 コネクタ
46 エアホース
47 真空吸引装置
L 作動軸線
L1 第1旋回中心線
L2 第2旋回中心線
P1 未加工レンズの受け取り位置
P2、P2a、P2b 研削装置側のレンズ受け渡し位置
P3、P3a、P3b 加工済みレンズの引渡し位置
W、W1、W2 レンズ素材

Claims (3)

  1. ークに所定の加工を施すワーク加工装置のワーク受け渡し位置に対して、ワークの搬入および搬出を行うワーク搬送装置を用いたワーク搬送方法において、
    前記ワーク搬送装置は、
    少なくとも第1および第2ワーク搬送容器と、
    これら第1、第2ワーク搬送容器を支持している容器搬送テーブルと、
    この容器搬送テーブルを旋回可能な状態で支持しているテーブル支持アームと、
    このテーブル支持アームを直線移動可能な状態で支持しているアーム支持台とを有し、
    前記搬送容器テーブルは、前記第1、第2ワーク搬送容器から等距離の位置にある第1旋回中心線を中心に旋回して、当該第1、第2ワーク搬送容器を選択的にワーク受け渡し用旋回位置に位置決め可能であり、
    前記テーブル支持アームは、前記第1旋回中心線に交差する平面上を直線移動して、前記搬送容器テーブルを前進位置および後退位置に位置決め可能であり、
    前記アーム支持台は、前記第1旋回中心線と平行な第2旋回中心線を中心に旋回して、前記テーブル支持アームを第1旋回位置に位置決め可能であり、
    前記第1、第2ワーク搬送容器は、前記搬送容器テーブルが前記前進位置にある場合に比べて前記後退位置にある場合の方が、前記第2旋回中心線に近い位置にあり、
    前記テーブル支持アームを前記第1旋回位置に位置決めし、前記搬送容器テーブルを前記前進位置に位置決めし、前記第1あるいは第2ワーク搬送容器を前記ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めすると、このワーク受け渡し用旋回位置に位置決めされたワーク搬送容器が前記ワーク受け渡し位置に位置決めされるようになっており、
    加工前のワークを受け取るためのワーク受け取り位置と、加工後のワークを引き渡すためのワーク引き渡し位置が規定されており、
    前記第1ワーク搬送容器は加工前のワークを搬送するための供給側ワーク搬送容器であり、前記第2ワーク搬送容器は加工後のワークを搬送するための排出側ワーク搬送容器であり、
    前記アーム支持台は、前記第2旋回中心線を中心として旋回して、前記テーブル支持アームを、前記第1旋回位置から一方向に所定角度だけ旋回した第2旋回位置と、逆方向に所定角度だけ旋回した第3旋回位置に位置決め可能であり、
    前記テーブル支持アームを前記第2旋回位置に位置決めし、前記搬送容器テーブルを前記前進位置に位置決めし、前記供給側ワーク搬送容器を前記ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めすると、この供給側ワーク搬送容器が前記ワーク受け取り位置に位置決めされ、
    前記テーブル支持アームを前記第3旋回位置に位置決めし、前記搬送容器テーブルを前記前進位置に位置決めし、前記排出側ワーク搬送容器を前記ワーク受け渡し用旋回位置に位置決めすると、この排出側ワーク搬送容器が前記ワーク引渡し位置に位置決めされるようになっており、
    前記アーム支持台を旋回させて、前記テーブル支持アームを前記第1ないし第3旋回位置のいずれか一つに位置決めする動作を、前記搬送容器テーブルが前記後退位置に位置決めされた状態で行うことを特徴とするワーク搬送装置のワーク搬送方法。
  2. 請求項1に記載のワーク搬送装置のワーク搬送方法において、
    各ワーク搬送容器は、搬送対象のワークを真空吸引により吸着保持するための吸着部を備えていることを特徴とするワーク搬送装置のワーク搬送方法。
  3. 請求項1に記載のワーク搬送装置のワーク搬送方法において、
    前記搬送容器テーブルは、各ワーク搬送容器を予め定めた方向に退避可能な状態で支持していることを特徴とするワーク搬送装置のワーク搬送方法。
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