JP4355704B2 - 測定装置、測定方法、及び試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子等の電子デバイスが出力する出力信号の波形を測定する測定装置、測定方法、及び試験装置に関する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の記載の一部とする。
特願2004−029751 出願日 平成16年2月5日
従来、半導体素子等の電子デバイスの良否を判定するために、電子デバイスの出力信号の波形を測定する測定装置が用いられている。出力信号の波形の測定においては、例えば出力信号のジッタの測定や、出力信号の波形の変化点の測定が挙げられる。
従来の測定装置は、例えばジッタの測定を行う場合、電子デバイスに連続して複数回出力信号を出力させ、所定の位相におけるそれぞれの出力信号の信号レベルを検出し、検出した信号レベルと予め定められた信号レベルとを比較する。そして、信号レベルを検出する位相を順次変化させ、それぞれの位相毎に、比較結果がパス(又はフェイル)である回数を求めることにより、出力信号のジッタを測定する。このような場合、測定装置は、出力信号の信号レベルを検出する位相を定めるためのストローブ信号を生成し、当該ストローブ信号の位相を順次変化させて測定を行う。
また、出力信号の波形の変化点の測定を行う場合、従来の測定装置は、電子デバイスに連続して複数回出力信号を出力させ、それぞれの出力信号毎にストローブ信号の位相を変化させ、比較結果がパスからフェイル(又はフェイルからパス)に変化する位相を、波形の変化点として検出する。
また、ジッタの測定を行う測定装置として、位相間隔が定められた2つのストローブ信号を用いる測定装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。当該測定装置は、定位相間隔の2つのストローブ信号で出力信号をスキャンすることにより、出力信号のジッタ分布を測定する。
国際公開第02/50557号パンフレット
しかし、従来の測定装置は、出力信号のジッタ量と、出力信号の波形の変化点とを別々に測定しなければならないため、測定効率が悪いものであった。また、2つのストローブ信号を用いる測定装置は、ジッタ分布のみを測定するものであり、出力信号の波形の変化点や、出力信号のエッジの急峻さを測定することができない。また、2つのストローブ信号の位相間隔を適切な値に定める必要がある。このため、当該位相間隔を定めるために測定を繰り返し行う必要があり、測定効率が低下してしまう。
このため本発明は、上述した課題を解決することのできる測定装置、測定方法、及び試験装置を提供することを目的とする。この目的は、請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、電子デバイスが出力する出力信号の波形を測定する測定装置であって、第1のストローブ信号と、第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号とを、出力信号に同期して生成するストローブ生成部と、電子デバイスが出力信号を複数回出力する毎に、第1のストローブ信号の位相、及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させるストローブシフト部と、出力信号の信号レベルを、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第1のタイミング比較部と、出力信号の信号レベルを、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第2のタイミング比較部と、第1のタイミング比較部が取得したそれぞれの出力信号の信号レベルがHレベルである回数を、第1のストローブ信号の位相毎に計数する第1のカウンタと、第2のタイミング比較部が取得したそれぞれの出力信号の信号レベルがLレベルである回数を、第2のストローブ信号の位相毎に計数する第2のカウンタと、第1のカウンタが計数した回数、及び第2のカウンタが計数した回数を格納するフェイルメモリとを備える測定装置を提供する。
第1のカウンタが位相毎に計数した回数、及び第2のカウンタが位相毎に計数した回数に基づいて、出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出する演算部を更に備えてもよい。
ストローブシフト部は、第1のストローブ信号と第2のストローブ信号との相対位相が変化するように、第1のストローブ信号の位相及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させてもよい。
ストローブシフト部は、第1のストローブ信号の位相を、出力信号の波形の変化点の位相を含む位相範囲の一端から、位相範囲の他端に向かって順次変化させ、第2のストローブ信号の位相を、位相範囲の他端から、位相範囲の一端に向かって順次変化させてもよい。
ストローブシフト部は、第1のストローブ信号の位相と、第2のストローブ信号の位相とを、略同一の変化量で順次変化させてもよい。
ストローブシフト部は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において順次計数する出力信号の信号レベルがHレベルである回数が、複数回のうちの全てとなり、且つ第2のストローブ信号のそれぞれの位相において順次計数した出力信号の信号レベルがLレベルである回数が、複数回のうちの全てとなった場合に、第1のストローブ信号及び第2のストローブ信号の位相の変化を停止してもよい。
電子デバイスが出力信号を複数回出力する毎に、第1のカウンタ及び第2のカウンタの計数値を、第1のストローブの位相及び第2のストローブの位相と対応付けてフェイルメモリに格納し、第1のカウンタ及び第2のカウンタの計数値をリセットする測定装置制御部を更に備えてもよい。
本発明の第2の形態においては、電子デバイスが出力する出力信号の波形を測定する測定方法であって、第1のストローブ信号と、第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号とを、出力信号に同期して生成するストローブ生成ステップと、電子デバイスが出力信号を複数回出力する毎に、第1のストローブ信号の位相、及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させるストローブシフトステップと、出力信号の信号レベルを、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第1のタイミング比較ステップと、出力信号の信号レベルを、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第2のタイミング比較ステップと、第1のタイミング比較ステップにおいて取得したそれぞれの出力信号の信号レベルがHレベルである回数を、第1のストローブ信号の位相毎に計数する第1の計数ステップと、第2のタイミング比較ステップにおいて取得したそれぞれの出力信号の信号レベルがLレベルである回数を、第2のストローブ信号の位相毎に計数する第2の計数ステップと、第1の計数ステップにおいて計数した回数、及び第2の計数ステップにおいて計数した回数を格納する格納ステップとを備える測定方法を提供する。
第1の計数ステップにおいて位相毎に計数した回数、及び第2の計数ステップにおいて位相毎に計数した回数に基づいて、出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出する演算ステップを更に備えてよい。
ストローブシフトステップは、第1のストローブ信号と第2のストローブ信号との相対位相が変化するように、第1のストローブ信号の位相及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させてよい。
ストローブシフトステップは、第1のストローブ信号の位相を、出力信号の波形の変化点の位相を含む位相範囲の一端から、位相範囲の他端に向かって順次変化させ、第2のストローブ信号の位相を、位相範囲の他端から、位相範囲の一端に向かって順次変化させてよい。ストローブシフトステップは、第1のストローブ信号の位相と、第2のストローブ信号の位相とを、略同一の変化量で順次変化させてよい。
本発明の第3の形態においては、電子デバイスを試験する試験装置であって、電子デバイスを試験する試験信号を生成し、電子デバイスに供給する制御部と、電子デバイスの出力信号の波形を測定し、電子デバイスの良否を判定する測定装置とを備え、測定装置は、第1のストローブ信号と、第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号とを、出力信号に同期して生成するストローブ生成部と、電子デバイスが前記出力信号を複数回出力する毎に、第1のストローブ信号の位相、及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させるストローブシフト部と、出力信号の信号レベルを、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第1のタイミング比較部と、出力信号の信号レベルを、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第2のタイミング比較部と、第1のタイミング比較部が取得したそれぞれの出力信号の信号レベルがHレベルである回数を、第1のストローブ信号の位相毎に計数する第1のカウンタと、第2のタイミング比較部が取得したそれぞれの出力信号の信号レベルがLレベルである回数を、第2のストローブ信号の位相毎に計数する第2のカウンタと、第1のカウンタが計数した回数、及び第2のカウンタが計数した回数を格納するフェイルメモリと、第1のカウンタが位相毎に計数した回数、及び第2のカウンタが位相毎に計数した回数に基づいて、出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出し、電子デバイスの良否を判定する演算部とを備える試験装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、出力信号の波形の変化点、ジッタ量、及びジッタの分布を1回の試験で測定することができる
本発明の実施形態に係る試験装置300の構成の一例を示す図である。 電子デバイス200が出力する出力信号の一例を示す図である。 メモリー部60における計数結果の一例を示す図である。図3(a)は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがHレベルでない(フェイル)回数を示し、図3(b)は、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがLレベルでない(フェイル)回数を示す。 レベル比較器10、タイミング比較器20、及びタイミング発生器80の構成の一例を示す図である。 論理比較器40、メモリー部60、及び制御部70の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・レベル比較器、12・・・コンパレータ、14・・・コンパレータ、20・・・タイミング比較器、21・・・ストローブ生成部、22、24、26、28・・・可変遅延回路、30、32、34、36・・・タイミングコンパレータ、40・・・論理比較器、42、44・・・排他論理和回路、46、48・・・論理積回路、54・・・論理和回路、55・・・排他的論理和回路、56・・・論理和回路、57・・・論理積回路、60・・・メモリー部、62・・・第1のカウンタ、64・・・第2のカウンタ、68・・・選択部、70・・・制御部、72・・・フェイルメモリ、73・・・演算部、80・・・タイミング発生器、82・・・ストローブシフト部、83・・・論理積回路、84、86・・・フリップフロップ、88、90・・・加算器、92・・・測定装置制御部、94・・・波形成形器、96・・・パターン発生器、100・・・測定装置、200・・・電子デバイス、300・・・試験装置
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る試験装置300の構成の一例を示す図である。試験装置300は、半導体素子等の電子デバイス200の良否を判定する装置であって、制御部70及び測定装置100を備える。制御部70は、電子デバイス200に試験信号を供給し、また測定装置100の制御を行う。試験信号は、電子デバイス200を動作させ、電子デバイス200に出力信号を出力させる信号である。測定装置100は、半導体素子等の電子デバイス200が出力する出力信号の波形を測定する測定装置であって、レベル比較器10、タイミング比較器20、論理比較器40、メモリー部60、及びタイミング発生器80を備える。レベル比較器10、タイミング比較器20、論理比較器40、及びメモリー部60は、電子デバイス200の複数のピンに対応してそれぞれ複数設けられる。
レベル比較器10は、電子デバイス200が出力する出力信号を受け取り、受け取った出力信号の電圧レベルと、予め与えられた電圧レベルとを比較した比較結果を出力する。例えばレベル比較器10は、出力信号の電圧レベルが与えられる電圧レベルより大きい場合にH論理となり、出力信号の電圧レベルが与えられる電圧レベルより小さい場合にL論理となるディジタル信号を出力する。
タイミング比較器20は、レベル比較器10から与えられるディジタル信号の値を、タイミング発生器80から与えられるストローブ信号のタイミングで取得する。タイミング発生器80は、制御部70から与えられる信号に応じて、ストローブ信号を生成し、タイミング比較器20に供給する。レベル比較器10、タイミング比較器20、及びタイミング発生器80の詳細な構成は、図4において後述する。
論理比較器40は、タイミング比較器20が取得した値と、制御部70から与えられる期待値信号とを比較し、比較結果をメモリー部60に供給する。そして、メモリー部60は、制御部70から比較結果を格納する指示を受け取った場合に、論理比較器40における比較結果を格納する。制御部70は、試験パターンを生成するパターン発生器、及び試験パターンに基づいて試験信号を生成し電子デバイス200に供給する波形成形器として更に機能してもよい。論理比較器40、メモリー部60、及び制御部70の詳細な構成は、図5において後述する。
図2は、電子デバイス200が出力する出力信号の一例を示す図である。図2において、縦軸は電圧レベルを示し、横軸は時間を示す。まず、タイミング発生器80は、第1のストローブ信号(STRB1)と、第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号(STRB2)とを、出力信号に同期して生成する。このとき、タイミング発生器80は、第1のストローブ信号を、出力信号の波形の変化点を含む位相範囲の終点の位相に生成し、第2のストローブ信号を、位相範囲の始点の位相に生成する。出力信号の波形の変化点を含む位相範囲は、電子デバイス200の特性等に基づいて、容易に定めることができる。
また、電子デバイス200が出力信号を所定の複数回出力する間、タイミング発生器80は、第1のストローブ信号及び第2のストローブ信号を、出力信号に対する相対位相を変化させずに、出力信号に同期して出力する。そして、タイミング比較器20は、複数回出力された出力信号の、第1のストローブ信号及び第2のストローブ信号のタイミングにおける値をそれぞれ取得する。
また、タイミング発生器80は、電子デバイス200が複数回出力信号を出力する毎に、第1のストローブ信号の位相、及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させる。本例においてタイミング発生器80は、第1のストローブ信号の位相を、位相範囲の終点から、位相範囲の始点に向かって順次変化させ、第2のストローブ信号の位相を、位相範囲の始点から、位相範囲の終点に向かって順次変化させる。ここでタイミング発生器80は、第1のストローブ信号の位相と、第2のストローブ信号の位相とを同一の変化量で順次変化させることが好ましい。そして、タイミング比較器20は、それぞれのストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の値を複数回取得する。
論理比較器40は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得した出力信号の値が、比較電圧VOHより大きいHレベルであるか否かを判定する。また、論理比較器40は、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得した出力信号の値が、比較電圧VOLより小さいLレベルであるか否かを判定する。
そして、メモリー部60は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがHレベルである回数を計数し、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがLレベルである回数を計数し、それぞれをストローブ信号の位相に対応付けて格納する。また、他の例においては、メモリー部60は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがHレベルでない回数を計数し、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがLレベルでない回数を計数し、それぞれをストローブ信号の位相に対応付けて格納してもよい。
図3は、メモリー部60における計数結果の一例を示す。図3(a)は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがHレベルでない(フェイル)回数を示し、図3(b)は、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において、出力信号の信号レベルがLレベルでない(フェイル)回数を示す。
図2に示すような立ち上がりエッジの波形を測定するときに、第1のストローブ信号を位相範囲終点から位相範囲始点まで順次位相シフトして測定した場合、図3(a)に示すように、第1のストローブ信号のある位相Tにおいてフェイルが計数されはじめる。つまり、位相Tは、出力信号がジッタによって最大遅れた場合における、H変化点の位相を示す。そして、第1のストローブ信号の位相が位相範囲始点に近づくにつれ、ジッタの分布に応じてフェイル回数が増加する。そして、ジッタによって位相が最大進んだ場合であっても出力信号の値がパスとならない位相Tにおいて、複数回取得した出力信号の値の全てがフェイルとなる。
また、同様に第2のストローブ信号を位相範囲始点から位相範囲終点まで順次位相シフトして測定した場合、図3(b)に示すように、第2のストローブ信号のある位相Tにおいてフェイルが計数されはじめ、第2のストローブ信号の位相が位相範囲終点に近づくにつれフェイル回数が増加し、ある位相Tにおいて、複数回取得した出力信号の値の全てがフェイルとなる。
本例における測定装置100は、図3(a)及び図3(b)に示すような測定結果に基づいて、出力信号の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出する。例えば、出力信号のジッタ量は、ジッタによる位相の遅れの最大を示す位相Tと、ジッタによる位相の進みの最大を示す位相Tとの差分によって算出することができる。また、ジッタの分布は、図3(a)及び図3(b)に示す回数の分布から求めることができる。また、測定装置100は、フェイルが計数されはじめる第1のストローブ信号の位相Tを、出力信号のHレベルの変化点として検出してよく、フェイルが計数されはじめる第2のストローブ信号の位相Tを、出力信号のLレベルの変化点として検出してもよい。また、位相Tと位相Tとの中間点を、出力信号の変化点として検出してもよい。本例における測定装置100によれば、出力信号のジッタ量、ジッタの分布、及び変化点の位相を1回の測定によって測定することができる。また、2つのストローブ信号によって、比較電圧VOHに対するパスフェイルと、比較電圧VOLに対するパスフェイルを同時に測定できるため、更に効率よく測定を行うことができる。
また本例においては、出力信号の立ち上がりエッジを測定する場合について説明したが、出力信号の立ち下がりエッジについても、同様の動作により測定することができる。例えば、出力信号の立ち下がりエッジを測定する場合、タイミング発生器80は、第1のストローブ信号の位相を、位相範囲の始点から位相範囲の終点に向かって順次変化させ、第2のストローブ信号の位相を、位相範囲の終点から位相範囲の始点に向かって順次変化させて測定する。また、タイミング発生器80が、第1のストローブ信号の位相を、位相範囲の終点から位相範囲の始点に向かって順次変化させ、第2のストローブ信号の位相を、位相範囲の始点から位相範囲の終点に向かって順次変化させて測定する場合であっても、論理比較器40において、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得した出力信号の値が、比較電圧VOLより小さいLレベルであるか否かを判定し、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得した出力信号の値が、比較電圧VOHより大きいHレベルであるか否かを判定することにより、同様に測定することができる。
図4は、レベル比較器10、タイミング比較器20、及びタイミング発生器80の構成の一例を示す図である。レベル比較器10は、コンパレータ12及びコンパレータ14を有する。
コンパレータ12は、電子デバイス200の出力信号と、予め定められた比較電圧VOHとを受け取り、出力信号をディジタル信号に変換して出力する。本例においてコンパレータ12は、出力信号の電圧レベルが比較電圧VOH以上の場合にパス(L論理)となり、出力信号の電圧レベルが比較電圧VOHより小さい場合にフェイル(H論理)となるディジタル信号を出力する。また、コンパレータ14は、電子デバイス200の出力信号と、予め定められた比較電圧VOLとを受け取り、出力信号をディジタル信号に変換して出力する。本例においてコンパレータ12は、出力信号の電圧レベルが比較電圧VOL以下の場合にパス(L論理)となり、出力信号の電圧レベルが比較電圧VOLより大きい場合にフェイル(H論理)となるディジタル信号を出力する。
タイミング発生器80は、第1のストローブ信号の位相をシフトさせるための第1のストローブシフト部82−1、及び第2のストローブ信号の位相をシフトさせるための第2のストローブシフト部82−2を有する。第1のストローブシフト部82−1は、論理積回路83、フリップフロップ84、フリップフロップ86、加算器88、及び加算器90を有する。本例において、第1のストローブシフト部82−1及び第2のストローブシフト部82−2は、ストローブ信号の位相を制御するための位相信号を生成する。
論理積回路83は、制御部70から与えられるロード信号に応じて、SCANデータをフリップフロップ84に供給するか否かを制御する。ここで、論理積回路83に与えられるSCANデータとは、第1のストローブ信号の位相シフト分解能を示すデータである。フリップフロップ84には、SCANデータが論理積回路83を介して与えられ、制御部70から与えられる制御クロックに応じてロード信号が入力された場合に、SCANデータを加算器88に供給する。ここで、制御クロックは、電子デバイス200が出力する出力信号に同期したクロックである。
フリップフロップ86には、加算器88が出力するデータが与えられ、制御部70から与えられる制御クロックに応じて、受け取ったデータを加算器88に供給する。加算器88は、フリップフロップ84から受け取ったSCANデータと、フリップフロップ86から受け取ったデータとを加算したデータを、加算器90に出力する。また、フリップフロップ84及びフリップフロップ86には、格納した値を初期化するためのクリア信号が制御部70から与えられる。ここで、ロード信号及びクリア信号は、パターンプログラム上で記述されたタイミングで、制御クロックと同期して与えられる。
そして、加算器90には、第1のストローブ信号の初期位相を示す第1の初期値が与えられ、当該第1の初期値に、加算器88から受け取ったデータを加算したデータを出力する。つまり、第1のストローブシフト部82−1は、制御部70がロード信号を入力する毎に、与えられた第1の初期値からSCANデータの値ずつ順次増加する位相信号を出力する。また、第1のストローブシフト部82−1は、加算器90に代えて減算器を有していてもよい。この場合、第1のストローブシフト部82−1は、制御部70がロード信号を入力する毎に、与えられる第1の初期値からSCANデータの値ずつ順次減少する位相信号を出力する。
また、第2のストローブシフト部82−2は、前述した第1のストローブシフト部82−1の構成と同一の構成を有し、同一のSCANデータが与えられ、第1の初期値とは異なる第2の初期値が与えられる。また、第1のストローブシフト部82−1及び第2のストローブシフト部82−2は、図2及び図3において説明したように、第1のストローブ信号と第2のストローブ信号との相対位相が変化するように、第1のストローブ信号の位相及び第2のストローブ信号の位相を順次変化させる。
本例においては、第1のストローブシフト部82−1には、図2及び図3において説明した位相範囲終点に基づく第1の初期値が与えられ、第2のストローブシフト部82−2には、位相範囲始点に基づく第2の初期値が与えられる。そして、制御部70がロード信号を入力する毎に、第1のストローブシフト部82−1は、位相範囲終点に基づく第1の初期値からSCANデータの値ずつ順次減少する位相信号を出力し、第2のストローブシフト部82−2は、位相範囲始点に基づく第2の初期値からSCANデータの値ずつ順次増加する位相信号を出力する。
また、第1のストローブシフト部82−1及び第2のストローブシフト部82−2は、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において順次計数する出力信号の信号レベルがHレベルである回数が複数回のうちの全てとなり、且つ第2のストローブ信号のそれぞれの位相において順次計数した出力信号の信号レベルがLレベルである回数が、複数回のうちの全てとなった場合に、第1のストローブ信号及び第2のストローブ信号の位相の変化を停止させ、波形の測定を終了させてもよい。このような制御を行うことにより、効率よく測定を行うことができる。
タイミング比較器20は、複数のタイミングコンパレータ(30、32、34、及び36)、及びストローブ生成部21を有する。またストローブ生成部21は、複数の可変遅延回路(22、24、26、及び28)を有する。それぞれの可変遅延回路(22、24、26、及び28)には、電子デバイス200が複数回出力する出力信号に同期した基準クロックが与えられ、当該基準クロックを遅延させてストローブ信号を生成する。
可変遅延回路22及び可変遅延回路26には、第1のストローブシフト部82−1が出力する位相信号が遅延設定として与えられ、当該位相信号に応じた遅延量だけ基準クロックを遅延させて出力する。即ち、可変遅延回路22及び可変遅延回路26は、第1のストローブ信号を出力する。また、可変遅延回路24及び可変遅延回路28には、第2のストローブシフト部82−2が出力する位相信号が遅延設定として与えられ、当該位相信号に応じた遅延量だけ基準クロックを遅延させて出力する。即ち、可変遅延回路24及び可変遅延回路28は、第2のストローブ信号を出力する。
タイミングコンパレータ30は、可変遅延回路22から与えられる第1のストローブ信号のタイミングでコンパレータ12が出力するパス又はフェイルの信号を受け取る。つまり、タイミングコンパレータ30は、第1のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルを、比較電圧VOHに対するパス又はフェイルとして取得する。本例においてタイミングコンパレータ30は、出力信号の信号レベルを、第1のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第1のタイミング比較部として機能する。
タイミングコンパレータ34は、第1のストローブ信号のタイミングでコンパレータ14が出力するパス又はフェイルの信号を受け取る。つまり、タイミングコンパレータ34は、第1のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルを、比較電圧VOLに対するパス又はフェイルとして取得する。
タイミングコンパレータ32は、可変遅延回路24から与えられる第2のストローブ信号のタイミングでコンパレータ12が出力するパス又はフェイルの信号を受け取る。つまり、タイミングコンパレータ32は、第2のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルを、比較電圧VOHに対するパス又はフェイルとして取得する。
タイミングコンパレータ36は、第2のストローブ信号のタイミングでコンパレータ14が出力するパス又はフェイルの信号を受け取る。つまりタイミングコンパレータ36は、第2のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルを、比較電圧VOLに対するパス又はフェイルとして取得する。本例においてタイミングコンパレータ36は、出力信号の信号レベルを、第2のストローブ信号のそれぞれの位相において複数回取得する第2のタイミング比較部として機能する。
図5は、論理比較器40、メモリー部60、及び制御部70の構成の一例を示す図である。論理比較器40は、複数の排他論理和回路(42−1、42−2、44−1、44−2)、複数の論理積回路(46−1、46−2、48−1、48−2、52)、複数の論理和回路(54−1、54−2)、及び論理和回路56を有する。また、メモリー部60は、第1のカウンタ62、第2のカウンタ64、選択部68、フェイルメモリ72、及び演算部73を有する。また、制御部70は、測定装置制御部92、波形成形器94、及びパターン発生器96を有する。測定装置制御部92は、測定装置100を、図1から図4において説明したように制御する。またパターン発生器96は、電子デバイス200を試験する試験パターンを生成し、波形成形器94は、試験パターンに基づいて試験信号を生成して電子デバイス200に供給する。試験パターンは、例えば1/0のパターンで示されるデジタル信号である。また試験信号は、当該デジタル信号の値に応じて電圧レベルが変化する信号であり、電子デバイス200に出力信号を出力させる。
排他論理和回路42−1は、タイミングコンパレータ30から受け取った信号と、測定装置制御部92から与えられる期待値信号の期待値信号(EXP1)の反転信号との排他論理和を出力する。つまり、排他論理和回路42−1は、第1のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルが、期待値信号EXP1の反転信号と一致した場合に、パス(L論理)を出力する。ここで、測定装置制御部92は、期待値信号EXP1として、第1のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルの期待値を出力する。例えば図4の例においては、測定装置制御部92は期待値信号EXP1としてH論理を出力する。また、排他論理和回路44−1は、タイミングコンパレータ34から受け取った信号と、測定装置制御部92から与えられる期待値信号(EXP1)との排他論理和を出力する。
また、排他論理和回路42−2は、タイミングコンパレータ32から受け取った信号と、測定装置制御部92から与えられる期待値信号(EXP2)の反転信号との排他論理和を出力する。つまり、排他論理和回路42−2は、第2のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルが、期待値信号EXP2の反転信号と一致した場合に、パス(L論理)を出力する。ここで、測定装置制御部92は、期待値信号EXP2として、第2のストローブ信号の位相における出力信号の信号レベルの期待値を出力する。例えば図2の例においては、測定装置制御部92は期待値信号EXP2としてL論理を出力する。また、排他論理和回路42−4は、タイミングコンパレータ36から受け取った信号と、測定装置制御部92から与えられる期待値信号(EXP2)との排他論理和を出力する。
そして、論理積回路46−1は、排他論理和回路42−1が出力した信号と、測定装置制御部92から与えられる制御信号(CPE1)との論理積を出力する。つまり、論理積回路46−1は、制御信号CPE1がH論理である場合に、排他論理和回路42−1が出力するパス又はフェイルの信号を通過させる。また、論理積回路48−1は、排他論理和回路44−1が出力した信号と、測定装置制御部92から与えられる制御信号(CPE1)との論理積を出力する。つまり、論理積回路48−1は、制御信号CPE1がH論理である場合に、排他論理和回路44−1が出力するパス又はフェイルの信号を通過させる。ここで測定装置制御部92は、出力信号の波形の測定を行う場合に、制御信号CPE1としてH論理を出力する。
また、論理積回路46−2は、排他論理和回路42−2が出力した信号と、測定装置制御部92から与えられる制御信号(CPE2)との論理積を出力する。また、論理積回路48−2は、排他論理和回路44−2が出力した信号と、測定装置制御部92から与えられる制御信号(CPE2)との論理積を出力する。ここで測定装置制御部92は、出力信号の波形の測定を行う場合に、制御信号CPE2としてH論理を出力する。
そして、論理和回路54−1は、論理積回路46−1が出力するパス又はフェイルの信号と、論理積回路48−1が出力するパス又はフェイルの信号との論理和を出力する。また、論理和回路54−2は、論理積回路46−2が出力するパス又はフェイルの信号と、論理積回路48−2が出力するパス又はフェイルの信号との論理和を出力する。
そして、第1のカウンタ62は、論理和回路54−1が出力するパス又はフェイルの回数を計数する。本例において第1のカウンタ62は、排他的論理和回路55−1及び論理積回路57−1を介して、論理和回路54−1が出力する信号を受け取る。例えば、図3の例のように論理和回路54−1が出力するフェイルの回数を計数したい場合には、排他的論理和回路55−1は、モード信号として”0”を受け取り、当該モード信号と論理和回路54−1が出力した信号との排他的論理和を出力する。そして論理積回路57−1は、排他的論理和回路55−1から受け取る信号と、制御信号(CPE1)との論理積を、第1のカウンタ62に出力する。図2及び図3に関連して説明したように、第1のカウンタ62は、第1のストローブ信号の位相毎に、当該パス又はフェイルの回数を計数する。パスを計数する場合には、モード信号として”1”を入力し、同様の動作により計数を行う。また測定装置制御部92は、第1のストローブ信号の位相がシフトする毎に、第1のカウンタ62をリセットすることが好ましい。
また、第2のカウンタ64は、論理和回路54−2が出力するパス又はフェイルの回数を計数する。第1のカウンタ62と同様に、第2のカウンタ64は、排他的論理和回路55−2及び論理積回路57−2を介して、論理和回路54−2が出力する信号を受け取る。例えば、論理和回路54−2が出力するフェイルの回数を計数したい場合には、排他的論理和回路55−2は、モード信号として”0”を受け取り、パスを計数したい場合には、モード信号として”1”を受け取る。そして受け取ったモード信号と論理和回路54−2が出力した信号との排他的論理和を出力する。論理積回路57−2は、排他的論理和回路55−2から受け取る信号と制御信号(CPE2)との論理積を、第2のカウンタ64に出力する。第2のカウンタ64は、第2のストローブ信号の位相毎に、当該パス又はフェイルの回数を計数する。測定装置制御部92は、第2のストローブ信号の位相がシフトする毎に、第2のカウンタ64をリセットすることが好ましい。
フェイルメモリ72は、図3(a)に示したように、第1のカウンタ62が計数した回数を第1のストローブ信号の位相毎に格納し、図3(b)に示したように、第2のカウンタ64が計数した回数を第2のストローブ信号の位相毎に格納する。演算部73は、フェイルメモリ72が格納したデータに基づいて、出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出する。演算部73は、外部に設けられたコンピュータであってもよい。また、演算部73は、算出した出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布に基づいて、電子デバイス200の良否を判定してもよい。
また、フェイルメモリ72は、論理和回路54−1が出力するパス又はフェイルの信号、及び論理和回路54−2が出力するパス又はフェイルの信号を格納してもよい。選択部68は、第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64における計数結果、又は論理和回路(54−1、54−2)が出力する信号のいずれをフェイルメモリ72に格納するかを選択する。選択部68には、いずれを選択するかを定める選択設定信号が与えられることが好ましい。メモリー部60は、当該選択設定信号を出力信号の波形の測定前に設定するレジスタを更に有していてもよい。
選択設定信号が、第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64における計数結果をフェイルメモリ72に格納する設定である場合、選択部68は、第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64の計数結果を取り込み、フェイルメモリ72に格納する。選択部68が第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64の計数結果を取り込むタイミングは、測定装置制御部92が第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64をリセットするタイミングであってよい。本例において、測定装置制御部92は第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64をリセットするMST信号を、電子デバイス200が出力信号を所定の複数回出力する毎に生成し、選択部68にも供給する。選択部68は、MST信号に基づくタイミングで、第1のカウンタ62及び第2のカウンタ64の計数結果を取り込む。
また、選択設定信号が、論理和回路(54−1、54−2)が出力する信号をフェイルメモリ72に格納する設定である場合、選択部68は、論理和回路54−1が出力するパス又はフェイルの信号、及び論理和回路54−2が出力するパス又はフェイルの信号をフェイルメモリに格納する。このとき、測定装置制御部92は、当該信号を格納することを許可するSTORE信号を選択部68に供給することが好ましい。
また、論理和回路56は、論理和回路54−1が出力するパス又はフェイルの信号と、論理和回路54−2が出力するパス又はフェイルの信号との論理和を、測定装置制御部92に出力する。測定装置制御部92は、論理和回路56が出力する信号がフェイルを示す場合に、他のピンに対応して設けられた全てのメモリー部60におけるフェイルメモリ72に、フェイル情報を格納する。このような場合、論理和回路54−1等から選択部68に信号が伝送する時間と、論理和回路56から測定装置制御部92に信号が伝送し、測定装置制御部92からそれぞれの選択部68に制御信号が伝送する時間とに違いが生じるため、当該違いを調整するために、選択部68は遅延回路を介して論理和回路54−1等から信号を受け取ることが好ましい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、図1においては、測定装置100は試験装置300に設けられているが、他の例においては、測定装置100単独で機能することもできる。この場合、測定装置100には、測定装置制御部92が設けられる。
以上から明らかなように、本発明によれば、出力信号の波形の変化点、ジッタ量、及びジッタの分布を1回の試験で測定することができる

Claims (13)

  1. 電子デバイスが出力する出力信号の波形を測定する測定装置であって、
    第1のストローブ信号と、前記第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号とを、前記出力信号に同期して生成するストローブ生成部と、
    前記電子デバイスが前記出力信号を複数回出力する毎に、前記第1のストローブ信号の位相、及び前記第2のストローブ信号の位相を順次変化させるストローブシフト部と、
    前記出力信号の信号レベルを、前記第1のストローブ信号のそれぞれの位相において前記複数回取得する第1のタイミング比較部と、
    前記出力信号の信号レベルを、前記第2のストローブ信号のそれぞれの位相において前記複数回取得する第2のタイミング比較部と、
    前記第1のタイミング比較部が取得したそれぞれの前記出力信号の信号レベルがHレベルである回数を、前記第1のストローブ信号の位相毎に計数する第1のカウンタと、
    前記第2のタイミング比較部が取得したそれぞれの前記出力信号の信号レベルがLレベルである回数を、前記第2のストローブ信号の位相毎に計数する第2のカウンタと、
    前記第1のカウンタが計数した回数、及び前記第2のカウンタが計数した回数を格納するフェイルメモリと
    を備える測定装置。
  2. 前記第1のカウンタが位相毎に計数した回数、及び前記第2のカウンタが位相毎に計数した回数に基づいて、前記出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出する演算部を更に備える
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記ストローブシフト部は、前記第1のストローブ信号と前記第2のストローブ信号との相対位相が変化するように、前記第1のストローブ信号の位相及び前記第2のストローブ信号の位相を順次変化させる
    請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記ストローブシフト部は、
    前記第1のストローブ信号の位相を、前記出力信号の波形の変化点の位相を含む位相範囲の一端から、前記位相範囲の他端に向かって順次変化させ、
    前記第2のストローブ信号の位相を、前記位相範囲の他端から、前記位相範囲の一端に向かって順次変化させる
    請求項3に記載の測定装置。
  5. 前記ストローブシフト部は、前記第1のストローブ信号の位相と、前記第2のストローブ信号の位相とを、略同一の変化量で順次変化させる
    請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記ストローブシフト部は、前記第1のストローブ信号のそれぞれの位相において順次計数する前記出力信号の信号レベルがHレベルである回数が、前記複数回のうちの全てとなり、且つ前記第2のストローブ信号のそれぞれの位相において順次計数した前記出力信号の信号レベルがLレベルである回数が、前記複数回のうちの全てとなった場合に、前記第1のストローブ信号及び前記第2のストローブ信号の位相の変化を停止する
    請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記電子デバイスが前記出力信号を前記複数回出力する毎に、前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタの計数値を、前記第1のストローブの位相及び前記第2のストローブの位相と対応付けて前記フェイルメモリに格納し、前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタの計数値をリセットする測定装置制御部を更に備える
    請求項1に記載の測定装置。
  8. 電子デバイスが出力する出力信号の波形を測定する測定方法であって、
    第1のストローブ信号と、前記第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号とを、前記出力信号に同期して生成するストローブ生成ステップステップと、
    前記電子デバイスが前記出力信号を複数回出力する毎に、前記第1のストローブ信号の位相、及び前記第2のストローブ信号の位相を順次変化させるストローブシフトステップと、
    前記出力信号の信号レベルを、前記第1のストローブ信号のそれぞれの位相において前記複数回取得する第1のタイミング比較ステップと、
    前記出力信号の信号レベルを、前記第2のストローブ信号のそれぞれの位相において前記複数回取得する第2のタイミング比較ステップと、
    前記第1のタイミング比較ステップにおいて取得したそれぞれの前記出力信号の信号レベルがHレベルである回数を、前記第1のストローブ信号の位相毎に計数する第1の計数ステップと、
    前記第2のタイミング比較ステップにおいて取得したそれぞれの前記出力信号の信号レベルがLレベルである回数を、前記第2のストローブ信号の位相毎に計数する第2の計数ステップと、
    前記第1の計数ステップにおいて計数した回数、及び前記第2の計数ステップにおいて計数した回数を格納する格納ステップと
    を備える測定方法。
  9. 前記第1の計数ステップにおいて位相毎に計数した回数、及び前記第2の計数ステップにおいて位相毎に計数した回数に基づいて、前記出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出する演算ステップを更に備える
    請求項8に記載の測定方法。
  10. 前記ストローブシフトステップは、前記第1のストローブ信号と前記第2のストローブ信号との相対位相が変化するように、前記第1のストローブ信号の位相及び前記第2のストローブ信号の位相を順次変化させる
    請求項9に記載の測定方法。
  11. 前記ストローブシフトステップは、
    前記第1のストローブ信号の位相を、前記出力信号の波形の変化点の位相を含む位相範囲の一端から、前記位相範囲の他端に向かって順次変化させ、
    前記第2のストローブ信号の位相を、前記位相範囲の他端から、前記位相範囲の一端に向かって順次変化させる
    請求項10に記載の測定方法。
  12. 前記ストローブシフトステップは、前記第1のストローブ信号の位相と、前記第2のストローブ信号の位相とを、略同一の変化量で順次変化させる
    請求項11に記載の測定方法。
  13. 電子デバイスを試験する試験装置であって、
    前記電子デバイスを試験する試験信号を生成し、前記電子デバイスに供給する制御部と、
    前記電子デバイスの出力信号の波形を測定し、前記電子デバイスの良否を判定する測定装置と
    を備え、
    前記測定装置は、
    第1のストローブ信号と、前記第1のストローブ信号とは位相の異なる第2のストローブ信号とを、前記出力信号に同期して生成するストローブ生成部と、
    前記電子デバイスが前記出力信号を複数回出力する毎に、前記第1のストローブ信号の位相、及び前記第2のストローブ信号の位相を順次変化させるストローブシフト部と、
    前記出力信号の信号レベルを、前記第1のストローブ信号のそれぞれの位相において前記複数回取得する第1のタイミング比較部と、
    前記出力信号の信号レベルを、前記第2のストローブ信号のそれぞれの位相において前記複数回取得する第2のタイミング比較部と、
    前記第1のタイミング比較部が取得したそれぞれの前記出力信号の信号レベルがHレベルである回数を、前記第1のストローブ信号の位相毎に計数する第1のカウンタと、
    前記第2のタイミング比較部が取得したそれぞれの前記出力信号の信号レベルがLレベルである回数を、前記第2のストローブ信号の位相毎に計数する第2のカウンタと、
    前記第1のカウンタが計数した回数、及び前記第2のカウンタが計数した回数を格納するフェイルメモリと、
    前記第1のカウンタが位相毎に計数した回数、及び前記第2のカウンタが位相毎に計数した回数に基づいて、前記出力信号の波形の変化点の位相、ジッタ量、及びジッタの分布を算出し、前記電子デバイスの良否を判定する演算部と
    を備える試験装置。
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