JP4354697B2 - アゾ染料 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、新規アゾもしくはポリアゾ染料、その製造、その使用並びに新規アミノ化合物に関する。
【0002】
様々なアゾもしくはポリアゾ染料並びにその製造はすでに知られている。そのような化合物は莫大にある。ポリアゾ染料及びその出発物質に関する最近の特許及び特許出願はUS 6,015,885及びWO97/24405である。
【0003】
アゾもしくはポリアゾ化合物はすべての種類の繊維材料、例えばセルロース、コットン、ケラチン繊維(例えば髪)、もしくは皮革、特に紙もしくは紙製品又は靭皮繊維(例えば麻、亜麻、サイザル、ジュート、コイアもしくはわら)の染色もしくは捺染に用いることができる。
【0004】
本発明は、下式(I)の化合物及びその塩及びその混合物に関する。
【化12】
Figure 0004354697
(上式中、各Aは独立に−NH−又は−O−であり、
Bは多価基もしくは原子であり、
n’及びn”は自然数であり、n’とn”の合計は2以上であり、
mは0以上の自然数であり、
CCは下式(a)
【化13】
Figure 0004354697
の部分であり、上式中、R1はH;C1-4アルキル;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノもしくはC1-4アルコキシで一置換したC1-4アルキルであり、
1及びX2は独立に、ハロゲン;脂肪族、環式脂肪族、芳香族もしくは複素環アミノ基、このアミノ基はプロトン化可能な窒素原子もしくは4級アンモニウム基を含み、かつ脂肪族、環式脂肪族、芳香族もしくは複素環モノ(C1-4アルキル)アミノ基であり、このC1-4アルキル基は未置換であるか又はハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルキル、フェニルもしくはヒドロキシで一置換しており;脂肪族、環式脂肪族、芳香族もしくは複素環ジ(C1-4アルキル)アミノ基、このC1-4アルキル基は独立に未置換であるか又はハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、フェニルもしくはヒドロキシで一置換しており;C5-6シクロアルキルアミノ基、このシクロアルキル基は未置換であるか又は1もしくは2個のC1-2アルキル基で置換しており;フェニルアミノ基、このフェニル環は未置換であるか又はハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ及びフェノキシより選ばれる1もしくは2個の基で置換しており;又はN、OもしくはSに加えて1もしくは2個のヘテロ原子を含む5もしくは6員環、この複素環は未置換であるか又は1もしくは2個のC1-4アルキル基で置換しており;又は基Zであり、このZは独立に下式
【化14】
Figure 0004354697
より選ばれ、ここでpは1、2もしくは3の整数であり、
各R9は独立に、水素;未置換C1-4アルキル又はヒドロキシ、ハロゲン、シアノもしくはC1-4アルコキシで一置換したC1-4アルキルであり、
各R2及びR3は独立に、水素;未置換C1-6アルキル;ヒドロキシ、アミノもしくはシアノで一置換したC2-6アルキル;フェニルもしくはフェニルC1-4アルキルであり、後者の2つの基のフェニル環は未置換であるか又は塩素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、未置換C5-6シクロアルキルもしくは1〜3個のC1-4アルキル基で置換されたC5-6シクロアルキル、又はピリジニウム環より選ばれる1〜3個の基で置換されており、
2及びR3はそれらが結合している窒素原子と共に、1〜3個のヘテロ原子を含む5もしくは6員環を形成し、この複素環は未置換であるか又は1〜2個のC1-4アルキル基で置換しており、
各R4及びR5は独立に、水素以外のR2及びR3の意味の1つを有し、
6はC1-4アルキル又はベンジルであり、但しR4及びR5がR2及びR3の環の1つを示す場合にR6はベンジルではなく、又は
4、R5及びR6はそれらが結合している窒素原子と共に、未置換又は1もしくは2個のメチル基で置換しているピリジニウム環を形成し、
1はC2-8アルキレン;1もしくは2個のヒドロキシ基で置換したC3-6アルキレン;C1-6アルキレン-1,3-もしくは1,4-フェニレン、又は-*NHCOCH2であり、ここで*は−NR9に結合した原子を示し、
2はC2-8アルキレン;1もしくは2個のヒドロキシル基で置換したC3-6アルキレン;C1-6アルキレン-1,3-もしくは-1,4-フェニレン又は1,3-もしくは1,4-フェニレンであり、
3はC2-8アルキレンであり、
7は水素;未置換C1-6アルキル又はヒドロキシ、シアノ、塩素もしくはフェニルで一置換したC1-6アルキルであり、
8は未置換C1-6アルキル又はヒドロキシ、シアノもしくは塩素で一置換したC1-6アルキルであり、そして
-は非発色アニオンであり、
Yは直接結合、−CO−又は−CO−NH*-であり、*はベンゼン環への結合を示し、
oは0又は1であり、又は
CCは下式(b)
【化15】
Figure 0004354697
の部分であり、ここでDは塩基性基−NR1-Q4-NR23又はカチオン基−NR1-Q4-N*456であり、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は上記と同じ意味を有し、
4は−O−、−S−又は−N(R1)−で中断していてもよいC2-6アルキレン;1もしくは2個のヒドロキシ基で置換しているC2-3アルキレン;又は-*NHCOCH2-であり、この*は−NR1−基に結合している原子を示し、又は
CCは式(c1)又は(c2)
【化16】
Figure 0004354697
の部分であり、ここで各R10は独立に、H;C1-4アルキル;C5-6シクロアルキル;フェニル、ベンジル又はフェニルエチルであり、
各R10'は独立に、H;−OH又はC1-4アルキルであり、
各T1は独立に、H;−CN;−COOR15;CONR1617;SO2NR1617
【化17】
Figure 0004354697
であり、
GはH;−R11NHR12又は−R11NR1314であり、
ここでR11はC1-6アルキレン又はC2-6アルケニレンを表し、
12及びR13は独立に、H;未置換C1-6アルキル;OH、CN又はハロゲンで置換したC2-6アルキル;フェニルC1-3アルキル、このフェニル基は所望により、塩素、C1-4アルキルもしくはC1-4アルコキシを含む置換基の群からの置換基で1〜3回置換しており;未置換C5-6シクロアルキル又はC1-4アルキル基で1〜3回置換しているC5-6シクロアルキルであり、
14はR12もしくはR13の意味又は水素のいずれかを表し、
15はC1-6アルキル基又はフェニルC1-3アルキル基を表し、
16及びR17は独立に、H又はC1-4アルキル基であり、
18は独立に、H;C1-4アルキル基;−NR1617-(CH2)2-4-NR1617又は−CONR1617を表し、
19はC1-4アルキル基又はヒドロキシC1-4アルキル基を表し、
20は−S−又は−O−を表し、
21は水素又はC1-4アルキル基を表し、
An-は非発色アニオンであり、
但し、(i)n’、n”及びmの合計はBの原子価と等しく、
(ii)n’とn”の合計が2である場合にはmは1以上であり、
(iii)n’とn”の合計が3であり、A=NHである場合にはmは1以上である)
【0005】
式(I)の化合物において、アニオンA-は塩基性染料において一般的なあらゆる非発色アニオンであってよい。好適なアニオンは、クロリド、ブロミド、スルフェート、ビスルフェート、メチルスルフェート、アミノスルホネート、パークロレート、ベンゼンスルホネート、オキサレート、マレエート、アセテート、プロピオネート、ラクテート、スクシネート、タートレート、マレート、メタンスルホネート及びベンゾエート並びに錯体アニオン、例えば塩化亜鉛複塩、及び硼酸、クエン酸、グリコール酸、ジグリコール酸及びアジピン酸のアニオン、又はオルト硼酸と少なくとも1つのシウジオール基が存在するポリアルコールとの付加生成物を含む。これらのアニオンは、独公開公報2,001,748もしくは2,002,816により、酸もしくは塩(例えばヒドロキシドもしくはバイカーボネートによる)との反応におけるイオン交換樹脂により互いに交換可能である。
【0006】
好ましい化合物において、CCは下式(c2)もしくは(a1)を有する。
【化18】
Figure 0004354697
(上式中、R10はH;−CH3又は−CH2CH3を表し、
1はH;−CN;−CONH2;−CONHCH3
【化19】
Figure 0004354697
を表し、
10'はH;−CH3又は−OHを表し、
GはH又は-(CH2)2-4NR1314を表し、
13及びR14は独立に、H;−CH3又は−CH2CH3である)、
【化20】
Figure 0004354697
(上式中、各R1は独立に、H;−CH3;−CH2CH3又は置換したC1-4アルキルであり、
1及びX2は独立に、ハロゲン又は−NR23であり、
2及びR3は独立に、H;C1-4アルキル;C2-4アルキレン-NH2又はC2-4アルキレン-OHであり、
Yは直接結合;−CO−又は−CO−NH−*を表し、*はベンゼン環に結合していることを表し、
oは0又は1である)
【0007】
oが0である場合、NR1-トリアジン基は好ましくは6もしくは7位においてナフトール基に結合している。
【0008】
oが1である場合、NR1-トリアジン基は好ましくは4’もしくは3’位においてベンゼン環に、そして6もしくは7位においてナフトール基に結合している。
【0009】
式(I)のさらに好ましい化合物において、Bは直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基であり、ここで炭素原子の数は1〜25である。
【0010】
式(I)のさらに好ましい化合物において、Bは2〜40個の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基であり、これはO、N及びS,好ましくはO及び/又はSの群より選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子によって中断されている。
【0011】
より好ましい化合物において、Bは基B’C[(CH2)0-4]1-4である。
さらに好ましい化合物において、Bは
-[-(CH2)1-4-O-(CH2)1-4]4C、又は
[-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3]4C、又は
[-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2]4C、又は
[-(CH2)1-4]2N(CH2)1-4N[(-CH2)1-4]2
である。
【0012】
式(I)の特に好ましい化合物は、下式(Ia)を有する。
【化21】
Figure 0004354697
(上式中、CCは式(a1)又は(c2)の部分であり、
n”は1、2、3又は4であり、
但し、n”が1である場合、B”はC(CH2OH)3であり、
n”が2である場合、B”はC(CH2OH)2であり、
n”が3である場合、B”はC(CH2OH)であり、
n”が4である場合、B”はC;-[-(CH2)1-4-O-(CH2)1-4]4C;
[-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3]4C;
[-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2]4C;又は
[-(CH2)1-4]2N(CH2)1-4N[(-CH2)1-4]2
である)
【0013】
本発明の他の態様は、式(I)の少なくとも1種の化合物を含む化合物の混合物に関する。
【0014】
好ましい混合物は、B”がC(CH2OH)3であり、n”が1である式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及びB”がC(CH2OH)2であり、n”が2である式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及びB”がC(CH2OH)であり、n”が3である式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及びB”がCであり、n”が4である式(Ia)の少なくとも1種の化合物を含む。
【0015】
さらに好ましい混合物は、式(I)(好ましくは式(Ia))の少なくとも1種の化合物もしくは上記のような化合物の混合物、及び特許GB2190392Aの例1〜137の少なくとも1種の化合物及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Red及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Brown及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Blue及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Violetを含む。
【0016】
これらの好ましい混合物は、成分1として、式(I)(好ましくは式(Ia))の少なくとも1種の化合物もしくは上記のような化合物の混合物2〜98質量部、及び成分2として、特許GB2190392Aの例1〜137の少なくとも1種の化合物及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Red及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Brown及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Blue及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Violetを合計100質量部まで(例えば98〜2部)含む。この混合物は成分1及び成分2を、2.0/98.0;2.5/97.5;12.5/87.5;22.5/77.5;32.5/67.5;42.5/57.5;50.0/50.0;57.5/42.5;67.5/32.5;775/22.5;80.0/20.0;87.5/12.5;90.0/10.0;95.0/5.0;97.5/2.5又は98.0/2.0の質量比(成分1/成分2)で含む。
【0017】
より好ましい混合物は、10〜50部の成分1及び90〜50部の成分2を含む。
特に好ましい混合物は、15〜30部の成分1及び85〜70部の成分2を含む。
特に好ましい混合物は、式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及び少なくとも1種のC.I.Basic Brown 23及び/又はC.I.Basic Red 12及び/又はC.I.Basic Blue 1及び/又はC.I.Basic Red 14及び/又はC.I.Basic Violet 10及び/又はC.I.Basic Blue 26を含む混合物を含む。
【0018】
本発明の他の態様は下式(II)の新規アミノ化合物及びその塩及び/又はその混合物に関する。
【化22】
Figure 0004354697
(上式中、Bは炭素原子数1〜25の直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基、又は2〜40個の炭素原子を含み、O、N及びS,好ましくはO及び/又はSの群より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子で中断されている直鎖もしくは分枝鎖アルキレン基を表し、
Aは独立に−NH−又は−O−を表し、
m及びnは自然数であり、
但し、(i)nとmの合計はBの原子価以下であり、
(ii)nが2である場合、mは1以上であり、
(iii)nが3でありかつXがNHである場合、mは1以上である)
【0019】
式(II)の特に好ましい化合物において、Bは基B’C[(CH2)0-4]1-4である。
式(II)のさらに特に好ましい化合物において、Bは
-[-(CH2)1-4-O-(CH2)1-4]4C、又は
[-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3]4C、又は
[-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2]4C、又は
[-(CH2)1-4]2N(CH2)1-4N[(-CH2)1-4]2
である。
【0020】
本発明の他の態様は、式(II)の新規化合物の合成であり、これは式(III)
【化23】
Figure 0004354697
の化合物を下式(IVa)の化合物及び/又は下式(IVb)の化合物と反応させる。
B(CH2OH)m+n (IVa)
B(CH2NH2)n(CH2OH)m (IVb)
(上式中、B、m及びnは式(II)の化合物における規定と同じである)
【0021】
好ましくは、この反応は一般的な極性溶媒中で行われる。そのような溶媒は、例えば1-メチル-2-ピロリジノン又はN,N-ジメチルアセトアミドである。
この反応の温度は好ましくは40℃〜70℃である。
【0022】
化合物(III)と化合物(IVa)及び/又は化合物(IVb)のモル比を変えることにより、及び/又は反応条件を変えることにより、n及びmの値を変えることができる。
【0023】
式(III)、(IVa)及び(IVb)の化合物は公知であり、又は当業者に周知の方法によって製造することができる。
式(II)の化合物は、式(I)の化合物の製造における出発材料として用いることができる。
【0024】
本発明のアゾ化合物(I)の製造方法は、式(II)の化合物のジアゾニウム塩又はそのようなジアゾニウム塩の混合物を、好適なカップリング成分または好適なカップリング成分の混合物と反応させることを含む。
【0025】
好適なカップリング成分又は好適なカップリング成分の混合物として、あらゆる好適なカップリング成分又は好適なカップリング成分の混合物を選ぶことができる。例えば、あらゆる好適なベンゼン、ナフタレンもしくは複素環式化合物を用いることができる。好適なカップリング成分の例は、例えばDE 2915323、GB 2303634及びUS 5,929,215に示されている。好ましいカップリング成分は、所望により置換したピリドン基又はトリアジン基を含む。
【0026】
より好ましい好適なカップリング成分は、式CCの部分を含み、ここですべての置換基は上記の意味を有する。さらにより好ましい好適なカップリング成分は式(c2)又は(a1)を含む。
【0027】
ジアゾ化及びカップリングは一般に公知の方法によって行われる。
ジアゾ化は、例えば、酸性水性媒体中において亜硝酸ナトリウムを用いて行われる。ジアゾ化はまた、他のジアゾ化剤、例えばニトロ硫酸を用いて行うこともできる。ジアゾ化の間に反応媒体中に他の酸、例えばリン酸、硫酸、酢酸、プロピオン酸、塩酸又はこれらの酸の混合物(例えばリン酸と酢酸の混合物)が存在していてもよい。ジアゾ化は−10℃〜30℃、好ましくは−10℃〜20℃の温度で行われる。
【0028】
式(II)ジアゾ化された化合物の好適なカップリング成分、特に式CCの部分を含む成分、さらには式(c2)もしくは(a1)の部分を含む成分へのカップリングは、公知の手段により、例えば酸性、水性もしくは水性有機媒体中で、好ましくは−10℃〜30℃、より好ましくは10℃以下の温度で行われる。用いられる酸は、例えば塩酸、酢酸、硫酸もしくはリン酸である。ジアゾ化及びカップリングは、例えば同じ反応媒体中で行うこともできる。
【0029】
ニトロ化剤として、固体形態、水溶液又はニトロシル硫酸中の亜硝酸アルカリ金属、例えば亜硝酸ナトリウムを用いる。
【0030】
ジアゾニウムイオンの製造、典型的には低温において硫酸ニトロシルのような過剰のニトロ酸との反応により求電子イオンAN2 +を形成することは、”Advanced organic Chemistry, Fieser & Fieser, pages 736-740”又は”Organische Chemie, K. Peter C. Vollhardt, pages 1154-1157, 第1版 1988”に記載されている。
【0031】
式(c2)又は(a1)の部分を含むカップリング成分は公知であり、又は当業者に周知の方法によって容易に製造される。
【0032】
遊離塩基性基を含む式(I)の化合物(もしくは錯体)は、上記無機もしくは有機酸のいずれか1つとの反応によって水溶性塩に全体もしくは一部が転化される。
【0033】
式(I)のアゾ染料及びこの染料の混合物は、あらゆる種類の繊維材料の染色に用いることができる。
【0034】
式(I)のアゾ化合物又はその混合物、特に式(c2)もしくは(a1)の部分を含むカップリング成分を含むもの、はカチオン染色可能な基材、例えばウール、髪、シルク、皮革、酸改質ナイロン材料、ポリアクリロニトリル材料、塩基染色性、改質ポリエステル材料、天然及び再生セルロース材料、例えばコットン、ヘンプ、フラックス、サイザル、ジュート、コアもしくはストロー及びビスコースの染色及び捺染用の染料として用いられる。
【0035】
式(I)のアゾ染料及びこれらの染料の混合物、特に式(c2)もしくは(a1)の部分を含むカップリング成分を含むもの、の好ましい用途は、あらゆる種類の紙、特に漂白、未サイズ及びサイズしたリグニンを含まない紙並びに木材含有紙もしくはリグニン含有紙の染色である。
【0036】
式(I)のアゾ染料及びこれらの染料の混合物、特に式(c2)もしくは(a1)の部分を含むカップリング成分を含むもの、のより好ましい用途は、木材含有紙もしくはリグニン含有紙の染色である。
【0037】
この新規染料は様々な方法により、例えばパルプ染色、サイズプレスにおける紙材料に、及びインクジェット法による水性インクから用いることができる。
【0038】
式(I)の染料の濃厚な水溶液は、染料の合成において得られる染料懸濁液を膜分離法により濾過し、ウレア、ε−カプロラクタムもしくはポリエチレングリコールのような助剤の添加によりこの溶液を安定化することにより製造される。しかしながら、単離した染料を塩酸懸濁し、染料懸濁液を濾過し、フィルターケーキを水酸化リチウム又は適当なアミン、特にアルカノールアミン、及び必要な量の水と混合することも可能である。最後に、水酸化リチウム、アンモニア又はアルカノールアミンの存在下においてカップリングを行い、合成溶液を脱イオン化することも可能である。
【0039】
捺染用のインクを製造するため、好適な有機溶媒又はその混合物が用いられる。例えば、アルコール、エーテル、エステル、ニトリル、炭素酸アミド、環式アミド、ウレア、スルホン及びスルホンオキシドが用いられる。
【0040】
さらに、追加助剤、例えばバッファー、粘度改良剤、表面張力改良剤、定着促進剤、殺菌剤、腐食防止剤、均染剤、乾燥剤、湿潤剤、インク浸透助剤、光安定剤、UV吸収剤、蛍光増白剤、凝固抑制剤、イオン性もしくは非イオン性界面活性剤及び導電性塩をインク組成物に加えてもよい。
【0041】
インク組成物の個々の成分の量は、1〜35部の式(I)の染料及び/又はその塩もしくは式(I)の様々な染料の混合物、65〜99部の水もしくは水と有機溶媒、無水有機溶媒もしくは低融点固体の混合物を含む媒体、及び0〜5部の1種以上の添加剤である。本発明の組成物のすべての成分の総量は100部である。
【0042】
本発明の他の態様は、式(I)の化合物又はその混合物により染色もしくは捺染された材料である。
【0043】
本発明の他の態様は、式(I)の化合物(好ましくは、式(Ia))及び/又は式(I)(好ましくは式(Ia))の化合物の少なくとも1種又は上記の化合物とGB2190392Aの実施例1〜137の化合物の少なくとも1種及び/又は少なくとも1種のC/I.Basic Red及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Brown及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Blue及び/又は少なくとも1種のC.I.Basic Violetを含む混合物を含むインクジェットインク、並びにこの化合物及び/又はこの混合物を用いることによるこのインクジェットインクの製造方法である。
【0044】
以下の例は、本発明をさらに説明する。特に示さない限り、この例において、部及びパーセントはすべて質量基準であり、温度は摂氏である。
【0045】
架橋したアントラニル酸エステルの合成
例1
65.3部の無水イサトン酸を、50℃において、50部の1-メチル-2-ピロリドン中の13.6部のペンタエリトライトと1.0部の炭酸カリウムの混合物にゆっくり加える。この懸濁液を2時間攪拌し、500部の水で希釈する。得られるスラリーを濾過し、集めた固体を水で洗浄し、真空中60℃で乾燥させ、下式(V)を有する白色粉末を得る。
【化24】
Figure 0004354697
例は、単離することなく染料合成に用いることができる。
【0046】
例2
49部の無水イサトン酸を、50℃において、50部のN,N-ジメチルアセトアミド中の13.6部のペンタエリトライトと1.0部の炭酸カリウムの混合物にゆっくり加える。この懸濁液を2時間攪拌し、500部の水で希釈する。得られるスラリーを濾過し、集めた固体を水で洗浄し、真空中60℃で乾燥させ、下式(Via、Vib、Vic
、V)を有する化合物を含む混合物である白色粉末を得る。
【化25】
Figure 0004354697
【0047】
例1及び2に示す方法と同様にして式(IIa)の他の化合物を製造する。
【化26】
Figure 0004354697
【0048】
【表1】
Figure 0004354697
【0049】
アゾ染料の合成
例8
60部の例1のアミノ化合物を50部の水、120部の30%HCl及び60部の酢酸の混合物に溶解し、0℃〜5℃において28部の亜硝酸ナトリウムの4N溶液でジアゾ化する。392部の6-ヒドロキシ-4-メチル-1-(3’-メチルアミノ)-プロピルピリドン-(2)の20%硫酸溶液をこのジアゾ溶液に加える。20部の30%水酸化ナトリウム溶液及び150部の氷を加えることにより、10℃〜20℃においてpHを2に調整する。1時間攪拌後、30%水酸化ナトリウムでpHを10に調整し、沈殿した染料を濾過する。下式(VII)の染料が得られる。
【化27】
Figure 0004354697
【0050】
この染料は希酸、特に有機酸、例えば蟻酸、乳酸、酢酸及びメトキシ酢酸への溶解性が高い。この溶液は紙を明るい黄色に染色する。得られた染色は優れた湿潤堅牢性(水、アルコール、牛乳、石鹸水、塩化ナトリウム溶液、尿等に対し)を示す。
【0051】
式(Ib)の他の染料も例8に示す方法と同様にして製造される。
【化28】
Figure 0004354697
【0052】
【表2】
Figure 0004354697
【0053】
【表3】
Figure 0004354697
【0054】
【表4】
Figure 0004354697
【0055】
【表5】
Figure 0004354697
【0056】
【表6】
Figure 0004354697
【0057】
【表7】
Figure 0004354697
【0058】
例35
20部の氷、90部の30%HCl、80部の酢酸及び30部のN,N-ジメチルアセトアミドの混合物に50部の例2のアミノ化合物を加え、21部の亜硝酸ナトリウムの4N溶液でジアゾ化する。100部の氷を加えることにより温度を0℃〜5℃に保つ。378部の6-ヒドロキシ-4-メチル-ピリドニル-(3)-3’-メチルピリジニウムクロリドの約20%水溶液をこのジアゾ溶液に加える。15部の30%水酸化ナトリウム溶液を加えることにより、10℃〜20℃においてpHを3に調整する。1時間攪拌後、30%水酸化ナトリウムでpHを10に調整し、沈殿した染料を濾過し、10%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、真空中60℃において乾燥させ、下式(VIIIa、VIIIb、VIIIc、VIIId)を有する化合物を含む混合物である黄色の粉末が得られる。
【化29】
Figure 0004354697
【0059】
これらの染料の混合物は希酸、特に有機酸、例えば蟻酸、乳酸、酢酸及びメトキシ酢酸への溶解性が高い。この溶液は紙を明るい黄色に染色する。得られた染色は優れた湿潤堅牢性(水、アルコール、牛乳、石鹸水、塩化ナトリウム溶液、尿等に対し)を示す。
【0060】
式(IXa)、(IXb)、(IXc)及び(IXd)の他の染料混合物も例35に示す方法と同様にして製造される。
【化30】
Figure 0004354697
【0061】
【表8】
Figure 0004354697
【0062】
【表9】
Figure 0004354697
【0063】
【表10】
Figure 0004354697
【0064】
【表11】
Figure 0004354697
【0065】
例55
12.5部の例35及び87.5部のC.I.Basic Brown 23を混合する。この染料組成物は粉砕セルロースに加えることに有用であり、茶色の紙を与える。
【0066】
この部は染料の総量(100)に対するものである。さらに、追加助剤、例えばバッファー、粘度改良剤、表面張力改良剤、殺菌剤、光安定剤、UV吸収剤、蛍光増白剤及びイオン性及び非イオン性界面活性剤もこの染料組成物に加えてよい。
他の染料の混合物も例55の方法と同様にして製造することができる。
【0067】
【表12】
Figure 0004354697
【0068】
以下の使用例は本発明を説明する。この例において、特に示さない限り、部は質量パーセントであり、温度は摂氏である。
【0069】
使用例A
ホランダーを用いて70部の化学漂白した亜硫酸軟木セルロース及び30部の化学漂白した亜硫酸カバ木セルロースを2000部の水に粉砕した。0.2部の例8の染料を散布する。20分混合後、これより紙を製造する。こうして得られた吸収紙は黄色である。排水は無色である。
【0070】
使用例B
0.5部の例35の染料溶液を、2000部の水中の100部の漂白した亜硫酸セルロースに注ぐ。15分混合後、サイジングする。この材料より製造された紙は黄色である。
【0071】
使用例C
未サイズ紙の吸収ウェブを以下の組成の染料溶液に40℃〜50℃において通す。
0.5部の例8の染料
0.5部のスターチ
99.0部の水
過剰の染料溶液を2本のロールによって絞る。乾燥紙ウェブは黄色である。
使用例A〜Cの方法は表2及び3の染料による染色にも適している。
【0072】
使用例D
15kgの排水(木質)、25kgの漂白した粉砕木材及び10kgの未漂白硫酸パルプをパルパー内で叩解し、3%パルプ懸濁液を形成する。このパルプ懸濁液を染色バット中で2%に希釈する。次いでこの懸濁液を攪拌により、5%カオリン及び1.25kgの例8の染料の5%酢酸溶液と混合する。20分後、混合バット中のパルプを1%(乾燥繊維を基準とする)の樹脂サイズ分散液と混合する。この均一なパルプ懸濁液を、製紙機のヘッドボックスの直前においてミョウバンによりpHを5に調整する。
製紙機を用いて、80g/m2の黄色の紙を製造した。
【0073】
使用例E
60%粉砕木材及び40%未漂白亜硫酸パルプからなる乾燥ストックを十分な水と共に叩解し、ホランダー中で40 SRフリーネスまで粉砕し、乾燥含量を2.5%以上にし、次いで水により乾燥含量を正確に2.5%にし、高密度パルプを得る。
【0074】
200部のこの高密度パルプを5部の0.25%の例8の染料水溶液と混合し、約5分攪拌し、2%の樹脂サイズ及び4%のミョウバンと混合し、再び均一になるまで数分間攪拌する。この材料を500部の水で希釈し、体積を700部にし、公知の方法でシート形成機により紙のシートを製造する。この紙シートは深い黄色である。
使用例D及びEの方法は表2及び3の染料による染色にも適している。
【0075】
使用例F
15kgの排水(木質)、25kgの漂白した粉砕木材及び10kgの未漂白硫酸パルプをパルパー内で叩解し、3%パルプ懸濁液を形成する。このパルプ懸濁液を染色バット中で2%に希釈する。次いでこの懸濁液を攪拌により、5%カオリン及び1.25kgの例59の染料の5%酢酸溶液と混合する。20分後、混合バット中のパルプを1%(乾燥繊維を基準とする)の樹脂サイズ分散液と混合する。この均一なパルプ懸濁液を、製紙機のヘッドボックスの直前においてミョウバンによりpHを5に調整する。
製紙機を用いて、80g/m2の茶色の紙を製造した。
【0076】
使用例G
インクジェットプリント用のインク組成物は6部の例22の染料、20部のグリセロール及び74部の水からなる。
このインク組成物を用い、紙、紙基材、繊維材料及びプラスチックフィルムの捺染に用いる。

Claims (10)

  1. 下式(I)の化合物。
    Figure 0004354697
    (上式中、各Aは−O−であり、
    Bは、
    -[-(CH2)1-4-O-(CH2)1-4]4C、
    [-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3]4C、
    [-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2]4C、又は
    [-(CH2)1-4]2N(CH2)1-4N[(-CH2)1-4]2
    より選ばれる基であり、
    n’及びn”は0又は自然数であり、n’とn”の合計は2以上であり、
    mは0又は自然数であり、
    CCは下式(c 2 )又は(a 1 )を有し、
    Figure 0004354697
    10 はH;−CH 3 又は−CH 2 CH 3 であり、
    2 はH;−CN;−CONH 2 ;−CONHCH 3
    Figure 0004354697
    であり、
    10 'はH;−CH 3 又は−OHであり、
    GはH又は−(CH 2 ) 2-4 NR 13 14 であり、
    ここでR 13 及びR 14 は独立に、H;−CH 3 又は−CH 2 CH 3 であり、
    Figure 0004354697
    各R 1 は独立に、H;−CH 3 ;−CH 2 CH 3 又は置換したC 1-4 アルキルであり、
    1 及びX 2 は独立に、ハロゲン又は−NR 2 3 であり、
    ここでR 2 及びR 3 は独立に、H;C 1-4 アルキル;C 2-4 アルキレン-NH 2 又はC 2-4 アルキレン-OHであり、
    Yは直接結合;−CO−又は−CO−NH− * を表し、*はベンゼン環に結合していることを表し、
    oは0又は1である)
  2. 下式(Ia)の化合物。
    Figure 0004354697
    (上式中、CCは式(a1)又は(c2)の部分であり、
    Figure 0004354697
    上式中、R10はH;−CH3又は−CH2CH3を表し、
    2はH;−CN;−CONH2;−CONHCH3
    Figure 0004354697
    を表し、
    10'はH;−CH3又は−OHを表し、
    GはH又は-(CH2)2-4NR1314を表し、
    13及びR14は独立に、H;−CH3又は−CH2CH3であり、
    Figure 0004354697
    上式中、各R1は独立に、H;−CH3;−CH2CH3又は置換したC1-4アルキルであり、
    1及びX2は独立に、ハロゲン又は−NR23であり、
    2及びR3は独立に、H;C1-4アルキル;C2-4アルキレン-NH2又はC2-4アルキレン-OHであり、
    Yは直接結合;−CO−又は−CO−NH−*を表し、*はベンゼン環に結合していることを表し、
    oは0又は1であり、
    n”は1、2、3又は4であり、
    但し、n”が1である場合、B”はC(CH2OH)3であり、
    n”が2である場合、B”はC(CH2OH)2であり、
    n”が3である場合、B”はC(CH2OH)であり、
    n”が4である場合、B”はC;-[-(CH2)1-4-O-(CH2)1-4]4C;
    [-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3]4C;
    [-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2]4C;又は
    [-(CH2)1-4]2N(CH2)1-4N[(-CH2)1-4]2
    である)
  3. B”がC(CH2OH)3であり、n”が1である請求項2記載の式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及びB”がC(CH2OH)2であり、n”が2である請求項2記載の式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及びB”がC(CH2OH)であり、n”が3である請求項2記載の式(Ia)の少なくとも1種の化合物、及びB”がCであり、n”が4である請求項2記載の式(Ia)の少なくとも1種の化合物を含む混合物。
  4. 請求項1記載の式(I)又は請求項2記載の式(Ia)の少なくとも1種の化合物を含む化合物の混合物。
  5. 繊維材料を染色もしくは捺染するため又は紙を染色もしくは捺染するための、請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物及び/又は混合物の使用。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物及び/又は混合物により染色もしくは捺染された材料。
  7. 請求項1又は2に記載の化合物及び/又は請求項に記載の混合物を含むインクジェットインク。
  8. 請求項1又は2に記載の化合物及び/又は請求項3又は4に記載の混合物を用いることを特徴とする、インクジェットインクの製造方法。
  9. 請求項1記載の式(I)のアゾ化合物の製造方法であって、下式(II)
    Figure 0004354697
    の化合物のジアゾニウム塩もしくはこのジアゾニウム塩の混合物を、式CCの部分を含む好適なカップリング成分又は式CCの部分を含む好適なカップリング成分の混合物(ここでA、B及びCCは請求項1に規定の意味を有する)と反応させることを含む方法。
  10. 下式(II)の化合物。
    Figure 0004354697
    (上式中、Bは、
    -[-(CH2)1-4-O-(CH2)1-4]4C、又は
    [-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3-O-(CH2)1-3]4C、又は
    [-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2-O-(CH2)1-2]4C、又は
    [-(CH2)1-4]2N(CH2)1-4N[(-CH2)1-4]2
    より選ばれる基であり、
    Aは−O−を表し、
    m及びnは0又は自然数であり、
    但し、(i)nとmの合計はBの原子価以下であり、
    (ii)nが2である場合、mは1以上であり、
    (iii)nが3である場合、mは1以上である)
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