JP4324905B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体を検出する検出器を備える遊技機に関し、特に、遊技媒体の誤検出を防止する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機、例えば、パチンコ機では、遊技球(遊技媒体)が所定の領域の通過や入賞口への入賞等に応答して、種々の制御が行われる。例えば、遊技球の入賞口への入賞に応答して、その入賞口に対応する数の遊技球(賞球)の払い出しを行う。また、遊技球の始動ゲートの通過や始動入賞口への入賞に応答して、抽選を行い、抽選結果に応じた変動図柄や停止図柄を表示装置に表示する。そして、このような種々の制御を行うために、遊技球が所定の領域を通過したことや入賞口に入賞したことを検出する検出器(球検出器)が設けられている。
遊技球の通過や入賞を検出する検出器としては、例えば、磁気式や光学式等の近接スイッチが用いられている。
【0003】
一般的なパチンコ機における、遊技球の検出に関する構成を図7に示す。
図7において、制御回路20には、入力回路を介して種々の入力信号が入力端子11a、11b等に入力される。なお、制御回路20の電源端子21dには、制御系電源(例えば、5V)から電力が供給され、リセット端子21cにはリセット信号が入力される。制御回路としては、例えば、パチンコ機全体の動作を制御する主制御回路が用いられる。勿論、他の種々の制御回路を用いることもできる。
図7では、制御回路20の入力端子21a及び21bには、それぞれ検出回路30と信号処理回路40により構成される入力回路、検出回路130と信号処理回路140により構成される入力回路を介して検出器31、131の出力信号が入力される。検出回路30と130、信号処理回路40と140は同じ構成であるため、検出回路30と信号処理回路40について説明する。
なお、制御回路20、検出回路30、130、信号処理回路40、140等は、通常、基板10に配設される。勿論、制御回路20、検出回路30、130、信号処理回路40、140等は1つの基板上に配設してもよいし、複数の基板に個別あるいはグループで配設してもよい。
検出回路30は、検出系電源(例えば、12V)と回路グランドとの間に接続された接続端子33a、33b、抵抗32a及び32bを有している。この接続端子33a、33bに接続線を介して検出器31が接続される。すなわち、検出器31は、固定接点31a及び31bと可動接点31cを有しており、固定接点31a及び31bがそれぞれ接続端子33a、33bに接続される。
抵抗32aと32bの接続点(A点)には、検出器31の検出動作に応じた出力信号が出力される。
ここで、検出器31は、遊技球を検出していない状態(通常状態)では、可動接点31cにより固定接点31aと31bが接続され、遊技球を検出している状態(検出状態)では、可動接点31cにより固定接点31aと31bが開放されるように構成されている。すなわち、遊技球を検出していない時には、A点の出力信号は「H」レベルとなり、遊技球を検出すると、A点の出力信号は「L」レベルとなる。これにより、検出器31が遊技球を検出すると、A点にパルス状の「L」レベル状態が発生する(図5参照)。
このように、検出器31が遊技球を検出していない状態(通常状態)の時に、A点の出力信号が「H」レベルとなるように設定しているのは、通常状態時にA点の出力信号が「L」レベルとなるように設定すると、回路グランドを介して流れるノイズ等によってA点の出力信号が「H」レベルとなって、誤検出するのを防止するためである。
【0004】
信号処理回路40は、制御系電源(5V)と回路グランドとの間に接続された抵抗44a、NPNトランジスタ(スイッチング回路)41及び抵抗44bを有している。また、抵抗44aとNPNトランジスタ41のコレクタとの接続点(B点)と制御系電源(5V)との間に接続されたレベル反転回路(例えば、インバータ)42を有している。制御系電源(5V)とレベル反転回路42との接続点(C点)の出力信号は、比較器43の非反転入力端子に入力され、反転入力端子に入力される設定レベルと比較される(レベルの判定)。なお、「レベル」は、2値状態(例えば、[H]レベルと[L]レベル)の一方を意味する。
これにより、検出系電源により形成された検出回路30の出力信号(A点の信号)は、信号処理回路40によって、制御系電源により形成され、同じレベルの出力信号(C点の信号)に変換される。
すなわち、検出器31が遊技球を検出していない状態では、検出回路30の出力信号(A点の信号)及び信号処理回路40のC点の信号は「H」レベルにある。一方、検出器31が遊技球を検出している状態では、検出回路30の出力信号(A点の信号)及び信号処理回路40のC点の信号は「L」レベルにある。
なお、検出器31が遊技機を検出していない状態(通常状態)の時に、信号処理回路40の出力信号が「H」レベルとなるように設定しているのは、前述したように回路グランドを介して流れるノイズによって誤検出するのを防止するためである。
【0005】
制御回路20は、比較器43の出力信号に基づいて、検出器31が遊技球を検出したか否かを判断する。例えば、所定の時間間隔(例えば、4ms)で行われるタイマ割込処理において、比較器43の出力信号を判別する。例えば、比較器43の出力信号が「H」レベルから「L」レベルに変化し、「L」レベルの状態が所定期間継続した場合に、検出器31が遊技球を検出したことを判別する。
【0006】
以上のように、一般的なパチンコ機では、検出器31、131が遊技球を検出していない状態では、検出回路30、130の出力信号が「H」レベルとなり、検出器31、131が遊技球を検出すると、検出器30、130の出力信号が「L」レベルとなるように設定されている。
このため、検出回路30、130に電力を供給する検出系電源(12V)の電圧が何らかの原因(例えば、電源回路の故障や、検出器31の固定接点31a、31b間を導体X等によって瞬間的に不正に短絡させた場合等)で低下すると、検出器31、131が遊技球を検出していない状態で、検出回路30、130の出力信号が「H」レベルとなり、遊技球を誤検出する可能性がある。
検出系電源(12V)の電圧低下等によって遊技球を誤検出する動作を図8により説明する。
制御系電源(例えば、5V)の電圧が第1設定値より高く、検出系電源(例えば、12V)の電圧が第2の設定値より高い場合には、検出器31が時点t21〜t22の間で遊技球を検出すると、時点t21〜t22の間、検出回路30の出力信号(A点の信号)及び信号処理回路40のC点の信号は「L」レベルとなる。そして、信号処理回路40の出力信号のレベルが時点t21で「H」レベルから「L」レベルに変化することによって、比較器43の出力信号が「H」レベルから「L」レベルに変化する。これにより、制御回路20は、遊技球が所定の領域を通過したことあるいは所定の入賞口に入賞したことを検出する。
一方、時点t23で検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値より低くなると、検出器31が遊技球を検出していないにも拘わらず、検出回路30の出力信号(A点の信号)及び信号処理回路40のC点の信号が「H」レベルから「L」レベルに変化する。この時、制御系電源(5V)の電圧が第2の設定値より高い場合には、制御回路20は、時点t23で信号処理回路40のC点の信号、したがって、比較器43の出力信号が「H」レベルから「L」レベルに変化したことを判別し、遊技球が所定領域を通過あるいは所定の入賞口に入賞したことを誤検出する。
そこで、検出回路に電力を供給する検出系電源の電圧を監視し、検出系電源の電圧が所定電圧に満たない場合には、検出回路の出力信号を無視するように構成した遊技機が提案されている。(特許文献1参照)
【0007】
【特許文献1】
特開平8−798号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパチンコ機では、検出回路に電力を供給する検出系電源の電圧が所定電圧に満たない場合に異常信号を出力し、異常信号が出力されている時には、検出回路から出力される出力信号を無視するように構成するものであるため、ソフトウェア処理が必要である。
しかしながら、遊技球の誤検出防止をソフトウェア処理で対処する方法は、制御回路に負担がかかり、また、プログラムの変更処理も必要である。
そこで、本発明は、ハードウェアで対処することが可能であり、電源の電圧低下や検出器に対する不正による遊技媒体の誤検出を確実に防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機である。
請求項1に記載の遊技機は、
検出系電源と、遊技媒体を検出する検出器と、検出回路と、信号処理回路と、制御回路と、前記検出系電源の電圧より低い電圧を有する制御系電源を備え、
前記検出回路は、前記検出器が接続され、HレベルとLレベルの2値状態によって前記検出器が遊技媒体を検出しているか否かを示す信号を前記検出系電源により形成して出力し、
前記信号処理回路は、前記検出回路から出力された信号が入力され、HレベルとLレベルの2値状態によって前記検出器が遊技媒体を検出しているか否かを示す信号を前記制御系電源により形成して出力し、
前記制御回路は、前記制御電源から電力が供給されるとともに、前記信号処理回路から出力された信号が入力され、当該入力された信号のレベルに基づいて遊技機の動作を制御する遊技機であって、
前記信号処理回路は、入力された信号のレベルを反転して出力するレベル反転回路と、入力された信号のレベルを反転しないで出力するレベル非反転回路と、前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路を切り替える切替回路を有し、前記切替回路によって前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の一方が選択されている場合には、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号を出力し、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルの信号を出力し、一方、前記切替回路によって前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の他方が選択されている場合には、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出してないことを示すレベルの信号を出力し、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号を出力し、
さらに、異常検出手段を備え、
前記異常検出手段は、前記検出系電源の電圧が設定値より高い場合には、前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の一方が選択されるように前記切替回路を制御し、前記検出系電源の電圧が前記設定値以下の場合には、前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の他方が選択されるように前記切替回路を制御し、前記設定値として、前記検出器が遊技媒体を検出していない状態で、前記検出回路から出力される信号のレベルが、前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルから前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルに変化する、前記検出系電源の電圧値が用いられる
ことを特徴とする遊技機である。
これにより、異常検出手段をハードウェアで構成することができ、検出系電源の電圧低下や検出器に対する不正による誤検出を容易に、確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、遊技媒体を検出する検出器を備えている遊技機を説明する。
遊技媒体が始動口に入賞することにより、電動役物装置入賞口を遊技媒体が入賞し易い入賞容易状態に短時間制御し、遊技媒体が電動役物装置(可変入賞手段)に設けられている特別入賞口(V入賞口とも言う)に入賞することにより電動役物装置入賞口を入賞容易状態に長時間制御する特別遊技状態を発生させるパチンコ機(いわゆる、「2種パチンコ機」)の1例を図9により説明する。
図9に示すパチンコ機では、遊技盤面201に、電動役物装置210、始動入賞口220等が設けられている。電動役物装置210には、電動役物装置入賞口211、遊技球が電動役物装置入賞口211に入賞し易い開位置と、入賞し難い閉位置に開閉制御可能な電動役物装置入賞口開閉部材212が設けられている。また、電動役物装置210には、特別入賞口(V入賞口)213が設けられており、遊技球が特別入賞口に入賞すると、所定回数(ラウンドともいう)まで特別遊技状態を継続させることができる。
さらに、遊技球が始動入賞口220に入賞したことを検出する始動入賞球検出器、遊技球が電動役物装置入賞口211に入賞したことを検出する電動役物装置入賞球検出器、遊技球が特別入賞口に入賞したことを検出する特別入賞球検出器等の検出器(球検出器)が設けられている。
【0011】
図9に示すパチンコ機は、以下のように動作する。
始動入賞球検出器から、遊技球が始動入賞口220のいずれかに入賞したことを示す検出信号が出力されると、遊技球が始動入賞口220に入賞したこと(始動入賞信号)を所定期間記憶するとともに、電動役物装置入賞口開閉部材212を短時間開制御する。そして、始動入賞信号を記憶している期間内に、特別入賞球検出器から、遊技球が特別入賞口に入賞したことを示す検出信号が出力されると、電動役物装置入賞口開閉部材212を所定時間開閉制御する特別遊技状態を発生させる。なお、遊技球が始動入賞口に入賞したことを検出する所定期間としては、例えば、遊技球の始動入賞口への入賞を検出した時点から、遊技球の始動入賞口への入賞により電動役物装置入賞口開閉部材が開制御されている時間内に電動役物装置入賞口に入賞した遊技球が特別入賞口213に入賞する可能性がある最大時間を設定する。
特別遊技状態において、特別入賞球検出器から、遊技球が特別入賞口に入賞したことを示す検出信号が出力されると、特別遊技状態を継続させる。
【0012】
次に、遊技球が始動入賞口に入賞することにより抽選を行い、抽選結果が当たりである場合に、大入賞口を遊技球が入賞し易い入賞容易状態に制御する特別遊技状態を発生させるパチンコ機(いわゆる、「1種パチンコ機」)の1例を図10により説明する。
図10に示すパチンコ機では、遊技盤面301に、普通図柄始動ゲート311、特別図柄始動入賞口312、大入賞口313、表示装置320等が設けられている。特別図柄始動入賞口312には、遊技球が入賞しやすい開位置と、入賞し難い閉位置に開閉制御可能な特別図柄始動入賞口開閉部材(例えば、電動チューリップ)が設けられている。大入賞口313には、遊技球が入賞し易い開位置と、入賞し難い閉位置に開閉制御可能な大入賞口開閉部材314が設けられている。大入賞口313には、特別入賞口(V入賞口)と、通常入賞口が設けられており、特別遊技状態において遊技球が特別入賞口に入賞すると、所定回数(ラウンド)まで特別遊技状態を発生させることができる。
また、遊技球が始動ゲート311を通過したことを検出する普通図柄始動球検出器、遊技球が特別図柄始動入賞口312に入賞したことを検出する特別図柄始動球検出器、遊技球が特別入賞口に入賞したことを検出する特別入賞球検出器等の検出器(球検出器)が設けられている。
【0013】
図10に示すパチンコ機は、以下のように動作する。
普通図柄始動球検出器から、遊技球が始動ゲート311を通過したことを示す検出信号が出力されると、抽選を行い、抽選結果に応じた普通図柄の変動パターンや停止図柄を表示装置320に表示する。抽選結果が当たりである場合には、当たりの普通図柄を停止表示した後に、特別図柄始動口開閉部材を短時間開制御する。
特別図柄始動球検出器から、遊技球が特別図柄始動入賞口312に入賞したことを示す検出信号が出力されると、抽選を行い、抽選結果に対応する特別図柄の変動パターン及や停止図柄を表示装置330に表示する。抽選結果が当たりである場合には、当たりの特別図柄を停止表示した後に、大入賞口開閉部材314を所定時間開制御あるいは所定回数開閉制御する特別遊技状態を発生させる。
特別遊技状態において、特別入賞球検出器から、遊技球が特別入賞口に入賞したことを示す検出信号が出力されると、特別遊技状態を継続させる。
【0014】
このようなパチンコ機に、図7に示したような検出器(遊技球検出器)31、131や入力回路を用いた場合、検出系電源の異常発生や検出器の不正短絡等によって、検出系電源(12V)から検出回路30、130に供給される電力の電圧が低下し、制御回路が誤検出する可能性がある。
例えば、1種パチンコ機では、始動入賞口に遊技球が入賞したことを誤検出した場合、始動口への入賞に対する賞球が行われるとともに、抽選が行われる。
一方、2種パチンコ機の場合には、始動入賞口への遊技球の入賞と、電動役物装置の特別入賞口への遊技球の入賞の条件が満足されることによって特別入賞状態が発生する。このため、例えば、検出系電源の異常発生によって各検出回路に供給される電力の電圧が低下することにより遊技球が複数の入賞口(例えば、始動入賞口と特別入賞口)に入賞したことを誤検出し、あるいは、複数の入賞口(例えば、始動入賞口と特別入賞口)に対応する検出器の不正短絡によって遊技球が複数の入賞口に入賞したことを誤検出すると、特別遊技状態が発生し、不正賞球の被害が大きい。
【0015】
本発明の第1の実施の形態を、図1に示す。本実施の形態は、パチンコ機に適用したものである、また、図1には、遊技球が所定領域を通過したことあるいは所定の入賞口に入賞したことを検出する構成に関するものだけを示している。
本実施の形態では、検出系電源の電圧が低下した場合(例えば、第2の設定値未満になった場合)に、制御回路20をリセットさせることにより、遊技球の誤検出を防止する。
本実施の形態は、基板10上に配設された制御回路20、検出回路30、130、信号処理回路40、140、リセット信号出力回路60、70等により構成されている。検出回路30と信号処理回路40によって第1の信号入力回路が構成され、検出回路130と信号処理回路140によって第2の信号入力回路が構成されている。
検出回路30、信号処理回路40は、図7に示したものと同じであるため、説明は省略する。
リセット信号出力回路60、70は、制御回路20にリセット信号を出力するためのものである。リセット信号出力回路60は、制御系電源(5V)の電圧が第1の設定値より低くなったことを検出する制御系電源電圧検出回路61を有している。また、リセット信号出力回路70は、検出系電力(12V)の電圧が第2の設定値より低くなったことを検出する検出系電源電圧検出回路71を有している。
通常、パチンコ機等の遊技機では、制御回路に、リセット端子が設けられているとともに、リセット処理用のプログラムが記憶手段に記憶されている。したがって、本実施の形態を構成する場合には、プログラムを変更する必要はない。
【0016】
本実施の形態は、以下のように動作する。
制御系電源(5V)及び検出系電源(12V)が正常である場合には、検出器31が遊技球を検出すると、検出回路30の出力信号(A点の信号)及び信号処理回路(40)のC点の信号は、「H」レベルから「L」レベルに変化する。同時に、比較器43の出力信号も、「H」レベルから「L」レベルに変化する。制御回路10は、入力端子11aに接続されている比較器43の出力信号が「H」レベルから「L」レベルに変化したことにより、検出器31が配置されている位置を遊技球が通過したことを検出する。
一方、検出系電源(12V)に異常が発生したり、検出器31が不正短絡されると、検出系電源(12V)から検出回路30、130に供給される電力の電圧が低下する。検出系電源電圧検出回路71は、検出系電源(12V)から検出回路30、130に供給される電力の電圧が低下したことを検出すると、制御回路20のリセット端子21cにリセット信号を出力する。
制御回路20は、リセット端子21cにリセット信号が入力されると、リセット処理を行う。これにより、検出系電源の低下や検出器31の不正短絡による誤検出を防止することができる。
なお、制御回路20に電力を供給するための制御系電源(5V)の電圧が低下した場合には、制御系電源電圧検出回路61から制御回路20のリセット端子21cにリセット信号が出力される。
【0017】
次に、本発明の第2の実施の形態を図2に示す。本実施の形態は、パチンコ機に適用したものである。
本実施の形態では、検出系電源(12V)の電圧が低下した場合(例えば、第2の設定値未満となった場合)に、信号処理回路40の動作を停止させ、検出回路30の検出信号を出力させないようにする(動作を停止させる)。
本実施の形態では、信号処理回路40に、入力信号のレベルを反転させるレベル反転回路として、例えば、ゲート端子に供給される制御信号によって作動が制御される制御可能レベル反転回路45を用いている。
また、制御可能レベル反転回路45のゲート端子に制御信号を出力する制御信号発生回路80を設けている、制御信号発生回路80には、検出系電源(12V)の電圧の低下を検出する検出系電源電圧検出回路81と、NPNトランジスタ(スイッチング回路)82等が設けられている。
検出系電源電圧検出回路81は、検出系電源(12V)の電圧が正常の場合(例えば、第2の設定値以上である場合)にNPNトランジスタ82を導通させる。これにより、制御可能レベル反転回路45のゲート端子に「L」レベルの「制御信号が供給され、制御可能レベル反転回路45は、入力信号のレベルを反転するレベル反転処理を実行する。
一方、検出系電源電圧検出回路81は、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満の場合には、NPNトランジスタ82を非導通とする。これにより、制御可能レベル反転回路45のゲート端子に「H」レベルの制御信号が供給され、制御可能レベル反転回路45は、動作を停止する。この場合には、信号処理回路40のC点の信号は、検出回路30の出力信号に関係なく「H」レベルとなる。すなわち、検出回路30の出力信号は、信号処理回路40の出力信号に現われない。これにより、制御回路20での、遊技球の誤検出を防止することができる。
本実施の形態は、制御可能レベル反転回路と制御回路を設けるだけでよいため、変更作業が簡単である。
【0018】
第2の実施の形態の動作を、図3により説明する。
制御系電源(5V)の電圧が第1の設定値以上であり、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値以上である場合、時点t1〜t2で検出器31が遊技球を検出した時の動作は、図8に示した動作と同じである。すなわち、時点t1で信号処理回路40の出力信号、したがって、比較器15の出力信号が「H」レベルから「L」レベルに変化したことによって検出器31が遊技球を検出したことを判別する。
一方、時点t3で、制御系電源(5V)の電圧は第1の設定値以上であるが、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満となった場合、制御信号発生回路80から出力される制御信号によって、信号処理回路40の制御可能レベル反転回路45が不動作となる。このため、信号処理回路40のB点の信号は、検出回路30の出力信号(A点の信号)が「L」レベルに変化することによって「H」レベルに変化するが、信号処理回路40のC点の信号は変化しない。すなわち、信号処理回路40のC点の信号は、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満となっても、検出器31が遊技球を検出していないことを示す「H」レベルのままである。
これにより、電源の異常あるいは検出器に対する不正短絡等による遊技球の誤検出を防止することができる。
【0019】
次に、本発明の第3の実施の形態を図4に示す。本実施の形態は、パチンコ機に適用したものである。
本実施の形態では、検出系電源(12V)の電圧が低下した場合(例えば、第2の設定値未満となった場合)には、信号処理回路40でのレベル反転処理レベル非反転処理に変更させる。
本実施の形態では、例えば、信号処理回路40に、レベル反転回路46a(例えば、インバータ)及びレベル非反転回路46b(例えば、アンプ)を設けるとともに、レベル反転回路46aとレベル非反転回路46bを切り替える切替回路47が設けられている。
また、切替回路47を制御する制御信号を出力する制御信号発生回路90を設けている。制御信号発生回路90には、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満となったことを検出する検出系電源電圧検出回路91と、NPNトランジスタ92等が設けられている。
【0020】
検出系電源電圧検出回路91は、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値以上の場合にNPNトランジスタ82を導通させる。これにより、切替回路47に「L」レベルの制御信号が供給され、レベル反転回路46aが選択される。
一方、検出系電源電圧検出回路91は、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満の場合にはNPNトランジスタ92を非導通とする。これにより、切替回路47に「H」レベルの制御信号が供給され、レベル非反転回路46bが選択される。
信号処理回路40のC点の信号は、レベル非反転回路46bが選択されている場合には、レベル反転回路46aが選択されている場合と、逆レベルとなる。
また、制御回路20の入力信号判別方法は変更されていない。このため、制御回路20は、レベル反転回路46aを選択した場合には、検出回路30の出力信号(A点の信号)が「H」レベルから「L」レベルに変化することによって検出器31が遊技球を検出したことを判別する(例えば、図5の時点t11)。一方、レベル非反転回路46bを選択した場合には、検出回路30の出力信号(A点の信号)が「L」レベルから「H」レベルに変化することによって検出器31が遊技球を検出したことを判別する(例えば、図5の時点t12)。
【0021】
第3の実施の形態の動作を、図5により説明する。
制御系電源(5V)の電圧が第1の設定値以上であり、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値以上である場合、時点t11〜t12で検出器31が遊技球を検出した時の動作は、レベル反転回路46aが選択されているため、図8に示した動作と同じである。すなわち、検出系電源の電圧が第2の設定値以上である通常時には、レベル反転回路46aが選択されている。
一方、時点t13で、制御系電源(5V)の電圧は第1の設定値以上であるが、検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満となった場合には、レベル非反転回路46bが選択される。すなわち、検出系電源の電圧が第2の設定値未満である異常時には、レベル反転回路46bが選択されている。このため、時点t13以降は、信号処理回路40のC点の信号は、それまでの変化と反転する。例えば、レベル反転回路46aが選択されている場合には、信号処理回路40のC点の信号は、検出器31が遊技球を検出した時点で「H」レベルから「L」レベルに変化し、遊技球を検出しなくなると「L」レベルから「H」レベルに変化する。これに対し、レベル非反転回路46bが選択されている場合には、信号処理回路40の出力信号(C点の信号)は、検出器31が遊技球を検出した時点で「L」レベルから「H」レベルに変化し、遊技球を検出しなくなると「H」レベルから「L」レベルに変化する。
このため、信号処理回路40の出力信号(C点の信号)は、図5に示すように、時点t13で検出系電源(12V)の電圧が第2の設定値未満となっても、「H」レベルのままである。
これにより、電源の異常あるいは検出器に対する不正短絡等による遊技機の誤検出を防止することができる。
なお、通常時にレベル非反転回路46bを選択し、異常時に時にレベル反転回路46aを選択するようにしてよい。要は、通常時と異常時で、制御回路20に入力する信号のレベルを反転すればよい。
【0022】
次に、本発明の第4の実施の形態を図6に示す。本実施の形態は、パチンコ機に適用したものである。
本実施の形態では、制御回路20に電力を供給する制御系電源(5V)100を、検出用電源(12V)を用いて形成している。
制御系電源100は、電圧変換回路101、コンデンサ102、ダイオード103により構成されている。
電圧変換回路101は、検出用電源(12V)の電圧を制御系電源(5V)用に変換し、コンデンサ102に蓄積する。そして、コンデンサ102から制御回路10の電源端子11dに電力を供給する。
また、コンデンサ102の電力は、ダイオード103を介して電圧変換回路101に供給されている。
【0023】
第1〜第3の実施の形態では、検出系電源(12V)の電圧の低下を検出系電源電圧検出回路で検出し、検出結果を用いて遊技球の誤検出を防止するようにしている。
これに対し、本実施の形態では、制御回路20に電力を供給する制御系電源(5V)を検出系電源(12V)から得ることにより、検出系電源(12V)の電圧低下による遊技球の誤検出を防止している。すなわち、電源の異常発生や検出器31の不正短絡等によって検出系電源(12V)の電圧が低下すると、検出系電源(12V)から制御系電源100を介して制御回路20に供給される電力の電圧も低下し、結果的に、制御回路20による遊技球の検出動作が不能となる。なお、制御系電源の電圧の低下によって、制御回路20のリセットも行われる。これにより、電源の異常あるいは検出器に対する不正短絡等による遊技球の誤検出を防止することができる。
【0024】
ところで、例えば、2種パチンコ機では、前述したように、遊技球が始動入賞口に入賞してから所定期間内に電動役物装置に設けられている特別入賞口に入賞すると特別遊技状態が発生する。このため、このような2種パチンコ機に対して、遊技球が始動入賞口に入賞したことを検出する始動入賞球検出器及び遊技球が特別入賞口に入賞したことを検出する特別入賞球検出器への不正(例えば、不正短絡等)が行われる可能性がある。
このような複数の検出器に対する不正を検出する方法としては、第1〜第3の実施の形態で用いている検出系電源の電圧の低下を検出する方法を用いることができるが、複数の検出器の出力信号に基づいて検出する方法を用いることもできる。
ここで、例えば、検出器の不正短絡が行われると、当該検出器を有する検出回路に電力を供給している検出系電源から電力が供給されている検出回路から遊技球を検出したことを示す出力信号が出力される。一方、通常遊技時には、複数の検出器、例えば、2種パチンコ機における始動入賞球検出器と特別入賞球検出器のように、特定の特典(例えば、特別遊技状態)を遊技者に与えるための条件に設定されている(特定の特典に関連する)複数の検出器が同時に遊技球を検出することはほとんど発生しない。なお、特定の特典を遊技者に与えている時に、特定の特典に関連する複数の検出器(あるいは、検出回路)が同時に遊技球を検出する可能性が高くなるが、制御回路は、特定の特典を遊技者に与えていることを記憶しているため、必要であれば、特定の特典を付与している状態で特定の特典に関連する複数の検出器が同時に遊技球を検出した場合を容易に除外することができる。
したがって、複数の検出器(検出回路)が、遊技球を検出したことを示す出力信号を同時に出力したことを検出することにより、複数の検出器に対する不正による遊技球の誤検出を防止することができる。
なお、「同時」は、同じサンプリングタイム内という意味である。
また、設定時間内に、複数の検出器のそれぞれが遊技球を検出したことを示す出力信号を出力したことを検出することによって複数の検出器に対する不正による遊技球の誤検出を防止するようにしてもよい。この場合、設定時間は、通常の遊技状態では発生し難い時間を設定する。また、遊技球を検出したことを示す出力信号の出力順序は問わない。
【0025】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されることなく種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、主制御回路に入力回路を介して信号を入力する場合について説明したが、本発明は、主制御回路以外の種々の制御回路に入力回路を介して信号を入力する場合に適用することができる。
また、入力回路(例えば、検出回路や信号処理回路等)の構成は実施の形態に限定されず種々変更可能である。
また、パチンコ機について説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の種類の遊技機に適用することができる。
【0026】
本発明は、以下のように構成することができる。
例えば、「(態様1)遊技媒体を検出する検出器を有する検出回路と、検出回路に接続され、入力信号を処理する信号処理回路と、検出回路に電力を供給する検出系電源と、信号処理回路の出力信号に基づいて遊技機の動作を制御する制御回路と、検出回路に供給される電力の電圧が設定値より低い場合に信号処理回路の動作を停止させる異常検出手段を備えている、遊技機。」として構成することができる。
態様1の遊技機では、検出回路に供給される電力の電圧が設定値より低い場合に、検出回路に接続された信号処理回路の動作を停止させる異常検出手段を備えている。これにより、検出系電源の電圧低下や検出器に対する不正短絡等による遊技媒体の誤検出を容易に、確実に、簡単な構成で防止することができる。
また、「(態様2)遊技媒体を検出する検出器を有する検出回路と、検出回路に接続され、入力信号のレベルを反転させるレベル反転処理を実行する信号処理回路と、検出回路に電力を供給する検出系電源と、信号処理回路の出力信号に基づいて遊技機の動作を制御する制御回路と、検出回路に供給される電力の電圧が設定値より低い場合に信号処理回路にレベル非反転処理を実行させる異常検出手段を備えている、遊技機。」として構成することができる。
態様2の遊技機では、通常状態では、検出回路に接続されている信号処理回路にレベル反転処理を実行させ、検出回路に供給される電力の電圧が設定値より低い場合には、検出回路に接続されている信号処理回路にレベル非反転処理を実行させている。これにより、検出系電源の電圧低下や検出回路の不正短絡等による遊技媒体の誤検出を、容易に、確実に、簡単な構成で防止することができる。
また、「(態様3)請求項1、態様1、2のいずれかの遊技機であって、検出系電源から電力が供給される第1及び第2の検出回路を備え、制御回路は、第1の検出回路の検出器が遊技媒体を検出したことを示す出力信号が出力されてから所定時間内に、第2の検出回路の検出器が遊技媒体を検出したことを示す出力信号が出力された場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる、遊技機。」として構成することができる。
態様3の遊技機では、遊技媒体を検出したことを示す出力信号が第1の検出回路から出力されてから所定時間内に第2の検出回路から出力された場合に特別遊技状態を発生させる遊技機における遊技媒体の誤検出を、容易、確実に防止することができる。
また、「(態様4)遊技媒体を検出する検出器を有する第1及び第2の検出回路と、第1及び第2の検出回路の出力信号に基づいて遊技機の動作を制御する制御回路と、異常検出手段を備え、制御回路は、第1の検出回路の出力信号が遊技媒体を検出したことを示してから所定時間内に、第2の検出回路の出力信号が遊技媒体を検出したことを示した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ、異常検出手段は、第1及び第2の検出回路の出力信号の一方が遊技媒体を検出したことを示した時点から設定時間内に、他方が遊技媒体を検出したことを示した場合に異常処理を実行する、遊技機。」として構成することができる。
態様4の遊技機では、遊技媒体を検出したことを示す出力信号が第1の検出回路から出力されてから所定時間内に第2の検出回路から出力された場合に特別遊技状態を発生させる遊技機における遊技媒体の誤検出を、容易、確実に防止することができる。
また、「(態様5)態様4に記載の遊技機であって、異常検出手段は制御回路をリセットする、遊技機。」として構成することができる。
態様5に記載の遊技機では、簡単に遊技媒体の誤検出を防止することができる。
また、「(態様6)遊技媒体を検出する検出器を有する第1及び第2の検出回路と、第1及び第2の検出回路に接続され、入力信号を処理する信号処理回路と、信号処理回路から出力される出力信号に基づいて遊技機の動作を制御する制御回路と、異常検出手段を備え、制御回路は、信号処理回路を介した第1の検出回路の出力信号が遊技媒体を検出したことを示してから所定時間内に、信号処理回路を介した第2の検出回路の出力信号が遊技媒体を検出したことを示した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ、異常検出手段は、信号処理回路を介した第1及び第2の検出回路の出力信号の一方が遊技媒体を検出したことを示した時点から設定時間内に、他方が遊技媒体を検出したことを示した場合に異常処理を実行する、遊技機。」として構成することができる。
態様6の遊技機では、遊技媒体を検出したことを示す出力信号が第1の検出回路から出力されてから所定時間内に第2の検出回路から出力された場合に特別遊技状態を発生させる遊技機における遊技媒体の誤検出を、容易、確実に防止することができる。
また、「(態様7)態様6の遊技機であって、異常検出手段は、信号処理回路の動作を停止させる、遊技機。」として構成することができきる。
態様7の遊技機では、簡単な構成で遊技媒体の誤検出を防止することができる。
また、「(態様8)態様6の遊技機であって、信号処理回路は、入力信号のレベルを反転させるレベル反転処理と入力信号のレベルを反転させないレベル非反転処理のいずれか一方の処理を実行し、異常検出手段は、異常処理時には、信号処理回路に他方の処理を実行させる、遊技機。」として構成することができる。態様8の遊技機では、簡単な構成で遊技媒体の誤検出を防止することができる。
また、「(態様9)態様4〜8のいずれかに記載の遊技機であって、第1の検出回路に設けられている検出器は、可変入賞手段の開閉部材の開閉動作に関わる始動入賞口に遊技媒体が入賞したことを検出する検出器であり、第2の検出回路に設けられている検出器は、可変入賞手段に設けられている特別入賞口に遊技媒体が入賞したことを検出する検出器である、遊技機。」として構成することができる。
態様9の遊技機では、始動入賞口に遊技媒体が入賞してから所定時間内に特別入賞口に遊技媒体が入賞することにより特別遊技状態を発生させる、例えば、2種パチンコ機等の遊技機における遊技媒体の誤検出を容易に、確実に防止することができる。
また、「(態様10)遊技媒体を検出する検出器を有する検出回路と、検出回路に電力を供給する検出系電源と、検出回路の出力信号に基づいて遊技機の動作を制御する制御回路と、検出回路に供給する電力より低い電圧の電力を制御回路に供給する制御系電源を備え、制御系電源は、検出系電源から電圧変換回路を介して得ている、遊技機。」として構成することができる。
態様10の遊技機では、制御系電源を検出系電源から得ている。これにより、検出系電源の異常発生や検出器に対する不正短絡等によって検出系電源の電圧が低下すると、制御回路が不動作となるとともに、リセットされるため、遊技媒体の誤検出を容易、確実に防止することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の遊技機を用いれば、異常検出手段をハードウェアで構成することができ、検出系電源の電圧低下による誤検出や検出器に対する不正による誤検出を容易に、確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の概略構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の動作を説明する図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の動作を説明する図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の概略構成図である。
【図7】従来例の概略構成図である。
【図8】従来例の動作を説明する図である。
【図9】2種パチンコ機の1例を示す図である。
【図10】1種パチンコ機の1例を示す図である。
【符号の説明】
10 制御回路
20、120 入力回路
30、130 検出回路
31、131 検出器(遊技球検出器)
40、140 信号処理回路
42、45、46a レベル反転回路
46b レベル非反転回路
47 切替回路
50、100 制御系電源回路
60、70 リセット信号出力回路
80、90 制御信号発生回路
100 制御系電源
210 電動役物装置
211 電動役物装置入賞口
212 電動役物装置入賞口開閉部材
220 始動入賞口
231 特別入賞口(V入賞口)
311 普通図柄始動ゲート
312 特別図柄始動入賞口
313 大入賞口
314 大入賞口開閉部材
330 表示装置

Claims (1)

  1. 検出系電源と、遊技媒体を検出する検出器と、検出回路と、信号処理回路と、制御回路と、前記検出系電源の電圧より低い電圧を有する制御系電源を備え、
    前記検出回路は、前記検出器が接続され、HレベルとLレベルの2値状態によって前記検出器が遊技媒体を検出しているか否かを示す信号を前記検出系電源により形成して出力し、
    前記信号処理回路は、前記検出回路から出力された信号が入力され、HレベルとLレベルの2値状態によって前記検出器が遊技媒体を検出しているか否かを示す信号を前記制御系電源により形成して出力し、
    前記制御回路は、前記制御電源から電力が供給されるとともに、前記信号処理回路から出力された信号が入力され、当該入力された信号のレベルに基づいて遊技機の動作を制御する遊技機であって、
    前記信号処理回路は、入力された信号のレベルを2値状態の一方のレベルから他方のレベルに反転して出力するレベル反転回路と、入力された信号のレベルを反転しないで出力するレベル非反転回路と、前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路を切り替える切替回路を有し、前記切替回路によって前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の一方が選択されている場合には、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号を出力し、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルの信号を出力し、一方、前記切替回路によって前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の他方が選択されている場合には、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出してないことを示すレベルの信号を出力し、前記検出回路から前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルの信号が入力されると、前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルの信号を出力し、
    さらに、異常検出手段を備え、
    前記異常検出手段は、前記検出系電源の電圧が設定値より高い場合には、前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の一方が選択されるように前記切替回路を制御し、前記検出系電源の電圧が前記設定値以下の場合には、前記レベル反転回路と前記レベル非反転回路の他方が選択されるように前記切替回路を制御し、前記設定値として、前記検出器が遊技媒体を検出していない状態で、前記検出回路から出力される信号のレベルが、前記検出器が遊技媒体を検出していないことを示すレベルから前記検出器が遊技媒体を検出していることを示すレベルに変化する、前記検出系電源の電圧値が用いられる
    ことを特徴とする遊技機。
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