JP4740827B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータ回路を備えて構成される遊技機に関し、特に、簡単な回路構成によって、違法磁界とコネクタ接続不良とを合わせて検出できる遊技機に関する。
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、複数の表示図柄による一連の図柄変動態様を表示する図柄表示部と、開閉板が開閉される大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を検出すると入賞状態となり、遊技球が賞球として払出された後、図柄表示部では表示図柄が所定時間変動される。その後、7−7−7などの所定の態様で図柄が停止すると大当り状態となり、大入賞口が繰返し開放されて、遊技者に有利な利益状態を発生させている。
そのため、意図的な入賞状態を発生させるため、強力な永久磁石を使用して、図柄始動口やその他の入賞口に遊技球を誘導する違法行為が懸念されるところである。そこで、磁界に反応してON/OFF動作をするリードスイッチを適所に配置して、永久磁石の悪用を検知するようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2005−137877公報
しかしながら、従来の遊技機では、違法磁界の検出回路の構成が簡単ではないため、多数のリードスイッチを最適な箇所に配置することが必ずしもできなかった。また、不正遊技者が、リードスイッチによる監視動作を無効化するために、コネクタを外してしまう違法行為も予想されるところ、コネクタの接続の良否まで合わせて検出できる回路構成は知られていない。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであって、単純な回路構成でありながら、違法磁界とコネクタ接続不良とを合わせて検出可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、遊技者の動作に関連する所定の検出状態が発生すると、これに起因する当否抽選によって遊技者に有利な利益状態を発生させるか否かを決定する遊技機であって、ON/OFF動作するセンサを設けた複数の周辺基板と、センサからのセンサ検出信号を複数の周辺基板から受けて、センサのON動作と周辺基板の断線とを単一のスイッチング素子の出力によって検出可能な中央基板とが、複数本の配線ケーブルを通して接続され、複数の周辺基板は、最上流側から最下流側まで直列的に接続されて、中央基板から供給される直流電圧が、全ての周辺基板を経由して、上流側から下流側の周辺基板に向けて配電されるよう構成され、最下流位置を除く周辺基板では、中央基板から受けた直流電圧を、直接又は抵抗を経由して、下流側の周辺基板に出力する一方、自らのセンサ検出信号を中央基板に出力し、最下流位置の周辺基板では、上流側の周辺基板から受けた直流電圧を、直接又は抵抗を経由して中央基板に出力すると共に、自らのセンサ検出信号を中央基板に出力するよう構成され、中央基板では、最下流位置の周辺基板が出力する直流電圧を受ける入力端子と、グランド端子との間に、検出抵抗が設けられ、この検出抵抗の両端電圧に基づいてスイッチング素子が動作するよう構成され、複数の周辺基板が出力する全てのセンサ検出信号は、共通して検出抵抗の非グランド側に供給されている
上記何れの発明も、中央基板から周辺基板に対してあえて直流電圧を伝送する点に特徴がある。簡易な構成を必要とする場合には、例えば、図7のような構成になると考えられるが、このような構成では、スイッチのOFF状態と配線異常の区別ができない。しかし、上記した各発明によれば、直流電圧を中央基板と周辺基板との間で循環させるので、センサが検出する異常事態と、センサでは検出できない接続異常とを合わせて検出することができる。
本発明のセンサは特に限定されないが、外力に反応して接点が開閉されるON/OFFスイッチか、又は磁界に反応して接点が開閉される磁気スイッチであることが好ましい。また、検出抵抗の両端電圧は、好ましくは、中央基板に配置されたスイッチング素子に入力信号として供給される
ノイズ対策上は、周辺基板から出力される前記検出信号は、ツイストペア線によって前記中央基板に伝送されるべきである。また、接続異常を確実に検出するには、複数個の配線ケーブルは全てコネクタを経由して配線され、各コネクタの両端の端子は、前記直流電圧とグランドラインに接続されるのが好ましい。
上記した本発明によれば、極めて簡単な構成でありながら、違法磁界とコネクタ接続不良とを合わせて確実に検出することができる。
以下、実施例に係る弾球遊技機に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施例のパチンコ機を示す正面図である。図示のパチンコ機は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠1と、外枠1に固着された第1ヒンジ2Aを介して開閉可能に枢着される前枠3とで構成されている。この前枠3には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉(開閉扉)6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。
前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータM2と連動しており、発射ハンドル10の回動角度に応じて動作する打撃槌によって遊技球が発射される。
上皿8の外周面には、チャンスボタン11が設けられている。このチャンスボタン11は、遊技者の左手で操作できる位置に設けられており、遊技者は、発射ハンドル10から右手を離すことなくチャンスボタン11を操作できる。このチャンスボタン11は、通常時には機能していないが、ゲーム状態がボタンチャンス状態となると内蔵ランプが点灯されて操作可能となる。なお、ボタンチャンス状態は、必要に応じて設けられるゲーム状態である。
上皿8の右部には、カード式球貸し機に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、カード残額を3桁の数字で表示する度数表示部と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチとが設けられている。
上皿8の更に右部には、遊技機を開放するための鍵穴HOが設けられている。そして、鍵穴HOに開錠キーを挿入して時計方向に少し回転すると、ガラス扉6が前枠3から開放されるよう構成されている。また、鍵穴HOに挿入した開錠キーを大きく回転すると、前枠3が外枠1から開放されるようになっている。この前枠3の開放状態では、遊技盤5や各制御基板20〜26が前枠3と一体的に開放される。
図2(a)に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その内側の遊技領域5aの略中央には、液晶カラーディスプレイDISPが配置されている。また、遊技領域5aの適所には、図柄始動口15、大入賞口16、複数個の普通入賞口17(大入賞口16の左右に4つ)、2つの通過口であるゲート18が配設されている。これらの入賞口15〜18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
本実施例では、各入賞口15〜18に対応して、異常磁界に反応してON動作する磁気センサたるリードスイッチSWが配置されている。磁気センサSWは、具体的には図2(b)に示す通りであり、不活性ガスが封入されたガラス管の中に、先端に強磁性体C1,C2が固着された板バネSPが配置されて構成されている。
遊技機が通常の遊技動作をしている場合には、リードスイッチSWの周りには、特別に強い磁界は存在しない。したがって、2つの強磁性体C1,C2は離間しており、2つのリード端子間T1,T2は電気的にOFF状態となる。一方、不正遊技者が強力な磁石を使用して、遊技球を入賞口に誘導したような場合には、その強力な磁界に反応して、強磁性体C1,C2が磁化されて互いに磁着され、リード端子間T1,T間が電気的に短絡される。そこで、リードスイッチSWがON状態に遷移したことに基づいて違法行為を検出できることになる。なお、この点については、更に後述する。
液晶ディスプレイDISPは、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この液晶ディスプレイDISPは、中央部に特別図柄表示部Da〜Dcと右上部に普通図柄表示部19を有している。そして、特別図柄表示部Da〜Dcでは、大当り状態の招来を期待させるリーチ演出が実行され、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、当否結果を不確定に報知する予告演出などが実行される。
普通図柄表示部19は普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
図柄始動口15は、左右1対の開閉爪15aを備えた電動式チューリップで開閉されるよう例えば構成され、普通図柄表示部19の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪15aが所定時間だけ開放されるようになっている。図柄始動口15に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口15への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。なお、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、一連の図柄演出の間に、予告演出が実行される場合がある。
大入賞口16は、例えば前方に開放可能な開閉板16aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板16aが開放されるようになっている。大入賞口16の内部に入賞領域16bが設けられている。
大入賞口16の開閉板16aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板16aが閉じる。このような動作は、最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。なお、特別図柄表示部Da〜Dcの変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特定図柄であった場合には、特別遊技の終了後のゲームが高確率状態(確変状態)となるという特典が付与される。通常、この特定図柄による大当りを「確変大当り」と言う。
図3は、上記した各動作を実現するパチンコ機1の全体回路構成を示すブロック図である。図中の破線は、主に、直流電圧ラインを示している。
図示の通り、このパチンコ機1は、AC24Vを受けて各種の直流電圧を出力すると共に電源投入時にシステムリセット信号を出力する電源基板20と、遊技動作を統括的に制御する主制御基板21と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMDに基づいてランプ演出及び音声演出を実行する演出制御基板22と、演出制御基板22から受けた信号を各部に伝送する演出インターフェイス基板23と、演出インターフェイス基板23から受けた制御コマンドCMD’に基づいて液晶ディスプレイDISPを駆動する液晶制御基板24と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMD”に基づいて払出モータMを制御して遊技球を払い出す払出制御基板25と、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板26とを中心に構成されている。
ここで、主制御基板21、演出制御基板22、液晶制御基板24、及び払出制御基板25には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路がそれぞれ搭載されている。そこで、主制御基板21、演出制御基板22、液晶制御基板24、及び払出制御基板25に搭載された回路及びその回路によって実現される動作を機能的に総称して、以下の説明では、主制御部21、演出制御部22、液晶制御部24、及び払出制御部25と言うことがある。また、演出制御部22、液晶制御部24、及び払出制御部25の全部又は一部がサブ制御部である。
図3に示す通り、主制御基板21は、コマンド中継基板29に接続されると共に、遊技盤中継基板27を経由して、遊技盤5の各遊技部品に接続されている。そして、遊技盤上の各入賞口16〜18に内蔵された検出スイッチのスイッチ信号を受ける一方、電動チューリップなどのソレノイド類を駆動している。なお、図柄始動口15からのスイッチ信号については、遊技盤中継基板27を経由することなく、直接、主制御部21が受けている。
払出制御部25は、主制御部21から受けた制御コマンドCMD”に基づいて指定された賞球を払出している。具体的には、払出モータM1を所定数回転させることで必要な賞球動作を実現している。そして、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や、払出動作の異常に係わるステイタス信号CONを主制御部21に送信している。なお、ステイタス信号CONには、例えば、補給切れ信号、払出不足エラー信号、下皿満杯信号が含まれる。
また、払出制御部25は、発射制御基板26に対して、交流電圧AC24Vと発射制御信号CTLを出力している。この発射制御信号CTLは、発射モータM2を動作させる条件となるものであり、発射制御信号CTLがLレベルであると遊技球の発射動作が禁止される。
更にまた、払出制御部25は、ホールコンピュータに対して、賞球信号とドア信号と異常検知信号ERとを出力している。ホールコンピュータとは、遊技ホールの全遊技機の一元管理をするコンピュータ機器であり、各遊技機から受けた賞球信号に基づいて、払出モータM1の賞球動作を管理している。
異常検知信号ERは、遊技盤5の適所に配置された複数の磁気センサSW(図2(b)参照)の何れかがON動作をしたことを示す1ビット長の信号である。この異常検知信号ERは、自動的にホールコンピュータに伝送されるので、係員による迅速な対応が可能となる。
この実施例では、複数の磁気センサSWは、払出制御基板25とは分離した2つの不正検知基板30A,30Bに搭載されている。そのため、各入賞口15〜18に対応して、最適な位置に磁気センサSWを配置することが可能となる。
図4は、不正検知基板30A,30Bと払出制御基板25との接続関係を示す回路図である。払出制御基板25には、スイッチングトランジスタQと、トランジスタQのコレクタ端子と電源電圧Vccとの間に接続される負荷抵抗RLと、トランジスタQのベース端子とグランド間に接続される抵抗R2及びコンデンサCとが設けられている。なお、これらの回路素子に、不正検知基板30A,30Bの磁気センサSWijを加えることで、本実施例に特徴的な異常検出回路DETが構成されている。
スイッチングトランジスタQは、通常時はON状態であり、したがって、コレクタ端子からの出力信号Voutは、通常時(正常時)にはLレベルである。一方、磁気センサSWijの何れかが異常磁界に反応してON状態になると、ベース端子に入力される検出電圧Vinがゼロとなるので、トランジスタQがON状態からOFF状態に遷移して、コレクタ端子からの出力信号VoutがHレベルとなる。したがって、この実施例では、コレクタ端子からの出力信号Voutを、異常検知信号ERとしてホールコンピュータに伝送している(図3参照)。
以上の動作を実現するため、払出制御基板25から不正検出基板30Aに対して電源電圧Vccが供給されている。一方、払出制御基板25では、複数の磁気センサSW11〜SW1nが並列接続され、各磁気センサSW1iの両端電圧が、スイッチングトランジスタQへの入力信号Vinとして払出制御基板25に供給されている。図4に示す通り、払出制御基板のコネクタCN0の1番端子、2番端子、及び4番端子が、不正検出基板30AのコネクタCN1の1番端子、3番端子、及び4番端子にそれぞれ接続されている。
また、不正検出基板30AのコネクタCN1の2番端子は、コネクタCN1の1番端子に内部接続されると共に、不正検出基板30BのコネクタCN2の1番端子に接続されて電源電圧Vccを供給している。
不正検出基板30Bでは、コネクタCN2の1番端子に受けた電源電圧Vccを、抵抗R1を通して各磁気スイッチSW21〜SW1mに供給している。したがって、この抵抗R1は、磁気センサに対しては電流制限抵抗として機能する。電流上限値は、Vcc/R1であり、抵抗R1の抵抗値は、磁気センサSWに流すON電流値(電流上限値)に基づいて決定される。
各磁気センサSW21〜SW2mの接続は、不正検知基板30Aの磁気センサSW11〜SW1nと同じであり、並列接続された各磁気センサSW21〜SW2mの両端電圧が、スイッチングトランジスタQへの入力信号Vinとして払出制御基板25に供給されている。すなわち、不正検知基板30BのコネクタCN2の2番端子と3番端子は、払出制御基板25のコネクタCN0の3番端子と5番端子に接続されている。
以上の説明から明らかなように、異常検出回路DETは、不正検出基板30A,30Bと払出制御基板25とで完成され、抵抗R1,R2は、スイッチングトランジスタQのバイアス抵抗としても機能する。そして、正常時には、トランジスタQのベース電圧(入力電圧Vin)は、ほぼR2/(R1+R2)×Vccとなる。この入力電圧VinはトランジスタQをON動作させるに十分な値であるので(そのような入力電圧Vinになるよう抵抗R2の抵抗値を決定する)、トランジスタQの出力電圧Voutは正常時にはLレベルとなる。
ところが、不正遊技者が磁石を使用したような場合には、いずれかの磁気センサSWijがON動作をして、抵抗R2が磁気センサSWijによって短絡される。そのため、トランジスタQのベース電圧(入力電圧Vin)は0ボルトとなり、トランジスタQの出力電圧VoutはHレベルの異常値となる。
また、コネクタCN0〜CN2の何れかが接続不良であるか、コネクタ接続が不正に解除された場合には、電源電圧Vcc→バイアス抵抗R1,R2によるバイアス電圧が途絶えるので、トランジスタQのベース電圧(入力電圧Vin)は0ボルトとなり、この場合にも、トランジスタQの出力電圧VoutはHレベルの異常値となる。したがって、図示の異常検出回路DETによれば、異常な磁気レベルと接続異常とを合わせて検出することができる。なお、抵抗R2に並列接続されているコンデンサCは、ノイズ電圧を吸収するためのキャパシタンスであり、ノイズによる異常検出回路DETの誤動作を防止している。したがって、コネクタCN0の2番端子とトランジスタQのベース端子との間に、ノイズ抑制用のコイルを追加して接続するのも好適である。
また、同様の趣旨から、配線ケーブルとして、ツイストペアケーブルを使用するのが好ましい。ツイストペアケーブルとは、2本の線を互いにねじりあわせて束にしたもので、2本の線の一方をセンサからの検出信号線、他方をグランド線となるように使用する。ツイストペアケーブルを使用すれば、同軸ケーブルには劣るものの、通常のシールドケーブルよりノイズ対策上有効である。本実施例では、定常的に、複数の回路基板を循環して直流電流が流れるので(25→30A→30B→25)、特にツイストペアケーブルの使用が有効である。
以上、本発明の実施例を具体的に説明したが、具体的な記載内容は何ら本発明を限定するものではなく、各種の改変が可能である。
例えば、トランジスタQに対するバイアス抵抗R1(磁気センサに対しては電流制限抵抗R1)の配置は、図4の位置に限定されず、コネクタCN1の1番端子と2番端子の間、或いは、コネクタCN0の1番端子に至る電源ラインに直列接続しても良い(図5参照)。また、電源電圧Vcc→抵抗R1の電源ラインは、必ずしも磁気センサSW2jで終端させる必要はなく、図5の破線に示すように、磁気センサSW2jに接続することなく、払出制御基板25に戻しても良い。但し、この場合には、不正検出基板30Bと払出制御基板25との接続ケーブルが3本ではなく4本必要となる。
また、本実施例の大きな特徴は、磁気検出だけでなく、これに合わせて接続不良を検出できることであるから、不正検出基板30Aにおける電源供給ラインをコネクタCN1の両端に配置するのが好ましい。すなわち、コネクタCN1の1番端子と2番端子を隣接させるのではなく、コネクタCN1の両端に配置すれば不完全な接続状態の検出が容易である。同様に、コネクタCN2の1番端子と2番端子についても、コネクタCN2の両端に配置するのが好適である。
また、上記した実施例では、不正検出基板が複数個の構成を説明したが、不正検出基板を単一個にしても良い。この場合は、図6の回路構成となり、不正検出基板30に、あえて電源ラインを供給することで、違法磁界とコネクタ接続不良とを合わせて検出することが可能となる。この回路では、全ての配線ケーブルをツイストペアケーブルにすると共に、スイッチングトランジスタQの入力側にコイルLとコンデンサCとによるノイズ阻止回路を設けている。図7と対比すれば明らかな通り、図6の回路では、入力電圧Vinをプルアップすることができず、定常的に電流が流れるので、ツイストペアケーブルやコイルLの使用は有効である。
なお、上記の実施例では異常検出信号ERをホールコンピュータに伝送する旨説明したが、これに代えて、或いは、これに加えて、払出制御部のCPUに供給しても良い。また、不正検出基板の中央基板としては、払出制御基板25に限定される必要はなく、主制御基板21その他でも良く、受けた異常検出信号ERに基づいて報知動作を行っても良い。
また、何れの実施例も、弾球遊技機に限定される必要はなく、スロットマシンを含む他の遊技機にも好適に適用できるのは勿論である。それは、スロットマシンにおいてもコイン検出部やその他の検出部を強力な磁界によって誤動作させる不正行為があり得るからである。
なお、上記各実施例では磁気センサSWについて説明したが、磁気センサSWに代えて、或いは磁気センサに加えて、ドア開閉スイッチなどを配置しても良い。
実施例のパチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 図1のパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。 不正検出基板と払出制御基板の一部を示す回路図である。 図4の変形回路例である。 図4の更に別の変形回路例である。 本発明を説明するための対比回路である。
符号の説明
SWij センサ
30 周辺基板
25 中央基板
Vcc 直流電圧
R2 検出抵抗

Claims (4)

  1. 遊技者の動作に関連する所定の検出状態が発生すると、これに起因する当否抽選によって遊技者に有利な利益状態を発生させるか否かを決定する遊技機であって、
    ON/OFF動作するセンサを設けた複数の周辺基板と、センサからのセンサ検出信号を複数の周辺基板から受けて、センサのON動作と周辺基板の断線とを単一のスイッチング素子の出力によって検出可能な中央基板とが、複数本の配線ケーブルを通して接続され、
    複数の周辺基板は、最上流側から最下流側まで直列的に接続されて、中央基板から供給される直流電圧が、全ての周辺基板を経由して、上流側から下流側の周辺基板に向けて配電されるよう構成され、
    最下流位置を除く周辺基板では、中央基板から受けた直流電圧を、直接又は抵抗を経由して、下流側の周辺基板に出力する一方、自らのセンサ検出信号を中央基板に出力し、
    最下流位置の周辺基板では、上流側の周辺基板から受けた直流電圧を、直接又は抵抗を経由して中央基板に出力すると共に、自らのセンサ検出信号を中央基板に出力するよう構成され、
    中央基板では、最下流位置の周辺基板が出力する直流電圧を受ける入力端子と、グランド端子との間に、検出抵抗が設けられ、この検出抵抗の両端電圧に基づいてスイッチング素子が動作するよう構成され、複数の周辺基板が出力する全てのセンサ検出信号は、共通して検出抵抗の非グランド側に供給されていることを特徴とする遊技機。
  2. センサは、外力に反応して接点が開閉されるON/OFFスイッチか、又は磁界に反応して接点が開閉される磁気スイッチである請求項1に記載の遊技機。
  3. 配線ケーブルは、少なくともその一部がツイストペア線である請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 複数個の配線ケーブルは全てコネクタを経由して配線され、各コネクタの両端の端子は、各々直流電圧とグランドラインに接続されている請求項1〜の何れかに記載の遊技機。
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