JP6445999B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特にパチンコ遊技機に関する。
いわゆるパチンコ遊技機に代表される遊技機には、遊技の制御に用いる、例えば、カウントスイッチや、大入賞口の開閉部材の駆動を行うソレノイドなどの動作部と、この動作部に対する電力供給や制御信号の送受信を行う制御基板と、制御基板と動作部との間で制御信号などの電気信号の中継伝送を行う中継端子板が具備されている。
一般に、パチンコ機またはスロットマシンなどの遊技機では、機種変更等に伴って被制御機器や動作部の数や構造の変更等が頻繁に行われる。
また、制御基板や中継端子板などの基板上に空き端子が存在すると、その空き端子を介して信号を不正に入力されるといったことができてしまうため問題となる。
例えば、遊技機の被制御基板や動作部などの使用数や構造変更があった場合には、これに伴い、電力端子や制御信号の入出力端子の数が変更される。更には、基板上の空き端子ができないように、遊技機機種毎に各基板の変更や設計が行われる。
このため、遊技機の機種ごとに制御基板や中継端子板を製造、交換する必要が頻繁に生じ、遊技機の製造コストは高くなってしまうといった不都合がある。
これに対する関連技術として、特許文献1の遊技機では、未使用の入出力部(空き端子)がある場合に、この空き端子に対する入力信号に対する処理を行うことによって不正な制御が行われることを抑制する遊技機が開示されている。
特開平6−261978号公報
しかしながら、特許文献1の遊技機では、未使用の入出力端子がある場合に、この入出力端子に入力された信号の働きを無効化する必要があり、基板や端子毎に様々な不正信号の入力に対して処理を行うために膨大なコストがかかってしまうという不都合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、制御基板における空き端子の発生が抑止された遊技機を提供するものである。
本発明によれば、制御基板と、前記制御基板とは別に設けられた単一の基板である他の基板と、複数のソレノイドコイルと、複数のカウントスイッチと、を備える遊技機であって、前記制御基板は、ソレノイドコイルを作動させる作動信号を出力可能に構成されている複数のソレノイド出力端子と、カウントスイッチが生成する検出信号を入力可能に構成されている複数のスイッチ入力端子と、を有しており、他の基板は、ソレノイドコイルと前記ソレノイド出力端子との接続回路に設けられているソレノイド中継端子と、カウントスイッチと前記スイッチ入力端子との接続回路に設けられているスイッチ中継端子と、前記ソレノイド中継端子及び前記スイッチ中継端子とは別の端子であって且つ当該他の基板上に形成されている定電位源またはグランドのいずれか一方に接続されている複数の基準電位端子と、を有しており、前記複数の前記スイッチ入力端子のうち前記スイッチ中継端子に接続されていない第一の端子、及び、複数の前記ソレノイド出力端子のうち前記ソレノイド中継端子に接続されていない第二の端子の双方が、信号線を介して前記基準電位端子のいずれかに接続されていることを特徴とする遊技機が提供される。
本発明によれば、制御基板における空き端子の発生が有効に抑止された遊技機が提供される。
遊技機の正面図である。 遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。 遊技機内に配設される図柄表示装置を示す図である。 メイン制御基板と中継基板とに関する電気回路図である。 コネクタに関する中継基板の電気回路図である。 コネクタに関する中継基板の電気回路図である。 コネクタに関する中継基板の電気回路図である。 コネクタに関する中継基板の電気回路図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。 図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
<遊技機10の構造について>
図1から図3を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。
図2は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
図3は、遊技機10内に配設される図柄表示装置90を示す図である。
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、多数の遊技釘(図示せず)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射し、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである。
遊技機10は、図1または図2に示すように、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50(中枠)の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を回動自在に支持され、中枠に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠・解錠が可能となっている。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50aおよび遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34、36は光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ照明装置35(35a、35b、35c)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して音声出力または点灯若しくは消灯することができる。
前枠20は、上球受け皿27の前方部にボタン37が配設されている。ボタン37は、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構39が設けられている。この球抜き機構39を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設されている。演出表示装置80は、演出図柄の変動を含む各種の演出を表示することができる。ここで演出図柄とは、遊技機10における遊技の興趣をより高めるために、演出表示装置80に表示される図柄であり、具体的には数字や絵柄またはそれらの組み合わせから構成されている。
一般的に、遊技機10の遊技者は演出表示装置80に表示される演出図柄の変動演出により当該遊技の興趣を喚起されており、演出表示装置80は遊技者にとって視認しやすい位置に配置されている。
演出表示装置80としては、一般的には液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を採用し得る。
演出表示装置80は、その表示領域の略中央に演出図柄が表示され、さらに当該演出図柄の左側および右側にもそれぞれ演出図柄が表示される。すなわち、演出表示装置80には、「左」「中」「右」にそれぞれ演出図柄が表示され、表示された演出図柄が一または複数の列をなしている。これらの演出図柄が上下方向あるいは左右方向にスクロールすることにより、演出図柄が演出表示装置80の表示領域に変動表示される。
図柄表示装置90は、演出表示装置80の右下側など、演出表示装置80よりも遊技者が視認しにくい位置に配設される。また、図柄表示装置90の表示領域は、演出表示装置80の表示領域よりも小さい面積になっている。
図柄表示装置90は、複数のランプが配列されている。本実施形態で図柄表示装置90に用いられるランプとは、発光ダイオード(以下、LEDと称す)である。図柄表示装置90は、発光するLEDの配列によって種々の情報を示し、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92または普通図柄表示装置93を含んでいる。
図3に示すように、第1特別図柄表示装置91は8個のLEDから構成され、第2特別図柄表示装置92の左側に位置する。また、第2特別図柄表示装置92は8個のLEDから構成され、第1特別図柄表示装置91の右側に位置する。第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92はLEDの発光パターンにより特別図柄に係る図柄変動ゲームの抽選結果(特別図柄)を表示する。
普通図柄表示装置93は第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92より少ない数(例:2個)のLEDの発光パターンにより普通図柄に係る図柄変動ゲームの抽選結果(普通図柄)を表示する。
なお、図3に示すように、図柄表示装置90は、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92または普通図柄表示装置93の表示に用いられないLEDも含んでおり、特別図柄に係る図柄変動ゲームまたは普通図柄に係る図柄変動ゲームの抽選結果の他にも、保留されている乱数の数や大当り遊技のラウンド回数等の情報も表示しうる。
ここで特別図柄とは、第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に表示するために選択されうるデータ群、あるいは第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に表示されうる図柄(LEDの発光パターン)をいう。なお、以下、特別図柄のことを「特図」と略して表記する場合がある。
また、ここで特別図柄に係る図柄変動ゲームとは、特別電動役物65や特別電動役物66(いわゆるアタッカー)を開放させるための抽選結果(大当りの当否抽選結果)を示すために、第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92を変動表示させた後に特定の特別図柄を停止表示させることをいう。本明細書において、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行とは、第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92における特別図柄に係る図柄変動ゲームの表示(変動表示および停止表示)をいう場合と、当該表示のために行われる一連の内部処理の実行をいう場合とがある。
ここで普通図柄とは、普通図柄表示装置93に表示するために選択されうるデータ群、あるいは普通図柄表示装置93に表示されうる図柄(普通図柄表示装置93におけるLEDの発光パターン)をいう。なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
また、ここで普通図柄に係る図柄変動ゲームとは、普通電動役物61(いわゆる電動チューリップ)を開放させるための抽選結果(普通図柄当りの当否抽選結果)を示すために、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に特定の普通図柄を停止表示させることをいう。本明細書において、普通図柄に係る図柄変動ゲームの実行とは、普通図柄表示装置93における普通図柄に係る図柄変動ゲームの表示(変動表示および停止表示)をいう場合と、当該表示のために行われる一連の内部処理の実行をいう場合とがある。
本実施形態において、図柄表示装置90に配列される複数のランプはLEDとするが、ランプの種別はこれに限定されるものではない。そして、当該ランプの配置についても図3に図示するものに限らず、多様な配置を採用しうる。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。また、遊技領域50aの左側および上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51および内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央から視て内レール53より外側に位置している。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構で、くぎ状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっている。また、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
遊技領域50aには、各種の入賞口(例えば大入賞口55等)が配設され、各入賞口の後方には入球した遊技球を検知する各種スイッチ(例えばカウントスイッチSW7等)が配設されている。なお、以下の説明において入賞とは、遊技球が特定の入賞口に入球することをいう。
本実施形態においては、上記の各種スイッチは遊技者が視認できない位置に配置されており、図1および図2においては図示しない。
図2には、主要な入賞口として、大入賞口55、大入賞口56、第1始動口57、第2始動口59、作動ゲート63、普通入賞口67(67a、67b)を図示する。ここで図示する入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部(演出表示装置80の下方)に配置されており、一般的に「ヘソ」と呼ばれる。
第1始動口57の後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW1が配置されている。
第1始動口57に入球した遊技球をカウントスイッチSW1で検知することにより、特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件と、予め定めた数の遊技球を賞球として払い出す払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第2流路Yから転動したときよりも、遊技球が第1流路Xから転動したときに、第1始動口57に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第1始動口57は、遊技領域50aの左側を主とする第1流路Xに設けられている。
第2始動口59は、遊技領域50aの右側(演出表示装置80の右下側)に配置されており、第2始動口59には普通電動役物61が付設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態または入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する開閉部材であり、ソレノイドコイルSOL4の作動により当該開放状態または当該閉鎖状態のいずれかに遷移する。なお、普通電動役物61の制御については、後に詳述する。
第2始動口59の後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW2が配置されている。第2始動口59に入球した遊技球をカウントスイッチSW2で検知することにより、特別図柄に係る図柄変動ゲームの始動条件と、賞球の払出条件と、が付与される。
本実施形態において、遊技領域50aは、遊技球が第1流路Xから転動したときよりも、遊技球が第2流路Yから転動したときに、第2始動口59に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、第2始動口59は、遊技領域50aの右側を主とする第2流路Yに設けられている。
作動ゲート63は、第2始動口59の上方(演出表示装置80の右側)に配置されている。作動ゲート63の後方には、通過した遊技球を検知するカウントスイッチSW4が配設されている。作動ゲート63は、入球した遊技球をカウントスイッチSW4で検知することにより、普通図柄に係る図柄変動ゲームの始動条件が付与され得る。
なお、本実施形態の遊技機10においては、カウントスイッチSW4の検知は賞球の払出条件に含まれていない。すなわち、本実施形態の作動ゲート63に遊技球が入球しても賞球は零である。
また、作動ゲート63は通過した遊技球が通過後再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプの入賞口であってもよい。この場合において、作動ゲート63を通過することも、本明細書では「入球」と称する場合がある。
大入賞口55は、第2始動口59の左下側(演出表示装置80の下側)に配置されている。大入賞口55の開口部は、ソレノイドコイルSOL1の作動により開閉動作を行う特別電動役物65が配置されている。
大入賞口55の後方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW7が配置されている。カウントスイッチSW7が大入賞口55に入球した遊技球を検知することにより、賞球の払出条件が付与される。
大入賞口56は、第2始動口59の下方(演出表示装置80の右下側)に配置されている。大入賞口56の開口部は、ソレノイドコイルSOL2の作動により開閉動作を行う特別電動役物66が配置されている。
大入賞口56の奧方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW8が配置されている。カウントスイッチSW8が大入賞口56に入球した遊技球を検知した場合には、賞球の払出条件が付与される。
大入賞口55は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技中には特別電動役物65の開動作によって開放されて遊技球の入球が許容される。また、大入賞口56は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技中には特別電動役物66の開動作によって開放されて遊技球の入球が許容される。なお、特別電動役物65または特別電動役物66は、第1始動口57への入球および第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開動作しうるように構成されている。
また、第1始動口57への入球および第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技が行われる場合にも、遊技者は賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。なお、本実施形態において、遊技球が第2流路Yから転動するときには、第1流路Xから転動するときよりも、大入賞口55または大入賞口56に入球しやすくなるように各種障害物が配置されている。
普通入賞口67(67a、67b)は、演出表示装置80の左下部に配置されている。普通入賞口67aの後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW5が配置されており、普通入賞口67aに入球した遊技球をカウントスイッチSW5で検知することにより、賞球の払出条件が付与され得る。普通入賞口67bの後方には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW6が配置されており、普通入賞口67bに入球した遊技球をカウントスイッチSW6で検知することにより、賞球の払出条件が付与され得る。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。上述した各入賞口に入球しなかった遊技球(作動ゲート63がゲートタイプである場合には、作動ゲート63を通過して他の入賞口に入賞しなかった遊技球を含む)はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
<遊技機10の電気構成について>
次に、遊技機10の電気構成について、図4から図8を用いて説明する。なお、上述した図1から図3に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図4は、メイン制御基板100と中継基板300とに関する電気回路図である。
図5は、コネクタCNR3に関する中継基板300の電気回路図である。
図6は、コネクタCNR4に関する中継基板300の電気回路図である。
図7は、コネクタCNR5に関する中継基板300の電気回路図である。
図8は、コネクタCNR6に関する中継基板300の電気回路図である。
本実施形態に係る遊技機10は、制御基板と、制御基板とは別の基板である他の基板と、を備える。制御基板は、ソレノイドコイルを作動させる作動信号を出力可能に構成されている複数の第一端子を有している。他の基板は、定電位源またはグランドの少なくとも一方に接続されている第二端子を有している。
なお、上記の複数の第一端子のうち一部は、ソレノイドコイルに接続可能な予備の端子になっており、第一信号線を介して第二端子に接続されていることを特徴とする。この特徴により、ソレノイドコイルを追加する仕様変更が生じたとしても、制御基板を変更することなく容易に仕様変更を実現することができ、制御基板の共通化を図ることができる。
ここで予備の端子とは、本実施形態に係る遊技機10の仕様においては制御上利用する必要がない端子であり、上述の空き端子に相当するものである。
ここで制御基板とは、遊技または遊技に関する演出を処理する処理装置および当該処理装置とデータを授受する記憶装置が実装された電子基板である。本実施形態に係る制御基板はメイン制御基板100であり、メイン制御基板100には処理装置であるCPU101と記憶装置であるROM102およびRAM103が実装されている。なお、制御基板は、遊技の結果に応じてソレノイドコイルを作動させることによって、入賞口に付設されている電動役物(特別電動役物または普通電動役物)を開放させうる構成になっていることが好ましい。
ここで他の基板とは、上記の制御基板とは別の基板であれば足り、処理装置や記憶装置が実装されているか否かについては問わない。本実施形態に係る他の基板は中継基板300によって実現される。
第一端子とは、制御基板に設けられた端子であって、制御基板に接続されるソレノイドコイルを作動させる作動信号を出力可能に構成されている端子である。なお、ここで「制御基板に接続されるソレノイドコイル」には、現に接続されているソレノイドコイル(例えば、ソレノイドコイルSOL1)と、仕様変更によって追加的に接続されるソレノイドコイル(例えば、ソレノイドコイルSOL5)と、が含まれる。
或いは、第一端子とは、制御基板に実装されている処理装置のポートのうち、ソレノイドコイルの作動信号を出力するために設けられた出力ポートに接続されている接続経路上であって、制御基板に設けられている端子とも換言できる。
第二端子とは、他の基板に設けられた端子であって、定電位源またはグランドの少なくとも一方に接続されている端子である。なお、第二端子から定電位源(またはグランド)までの接続経路は、必ずしも他の基板内に収まるものである必要はなく、他の基板の外部に至ってもよい。
以上に述べた特徴を詳細に説明するため、以下に遊技機10の電気構成について、より具体的に説明する。
メイン制御基板100は、カウントスイッチSW1に直接に接続されているコネクタCNM1と、カウントスイッチSW2に直接に接続されているコネクタCNM2と、を有しており、カウントスイッチSW1およびカウントスイッチSW2が生成する検出信号を入力可能に構成されている。
上述したように、カウントスイッチSW1およびカウントスイッチSW2は、始動口(第1始動口57と第2始動口59)のために設けられたカウントスイッチであり、特別図柄の変動開始契機となりうる遊技球の入球を示す検出信号を生成してCPU101に伝送することができる。
コネクタCNM1およびコネクタCNM2は、メイン制御基板100に実装されている複数のピン端子を含むオス側コネクタと、当該ピン端子に対して着脱可能に構成されている複数のソケット端子を含むメス側コネクタと、から構成される。
コネクタCNM1のオス側コネクタにはピン端子MP11とピン端子MP12とが含まれており、コネクタCNM1のメス側コネクタにはソケット端子MS11とソケット端子MS12とが含まれている。
コネクタCNM2のオス側コネクタにはピン端子MP21とピン端子MP22とが含まれており、コネクタCNM2のメス側コネクタにはソケット端子MS21とソケット端子MS22とが含まれている。
ピン端子MP11とピン端子MP21とは、メイン制御基板100に設けられたグランド(図示せず)に接続されることによって接地されている。
ピン端子MP12は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の入力ポートに接続されており、カウントスイッチSW1によって生成された検出信号を入力し、入力した検出信号を当該入力ポートに伝送する。ピン端子MP22は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の入力ポートに接続されており、カウントスイッチSW2によって生成された検出信号を入力し、入力した検出信号を当該入力ポートに伝送する。
また、メイン制御基板100は、ソレノイドコイルに接続可能に構成されているコネクタCNM3を有している。コネクタCNM3は、メイン制御基板100に直接に接続されたソレノイドコイルを追加する仕様変更が生じた場合に備えて設けられている予備の端子を含むコネクタである。従って、コネクタCNM3に新たなソレノイドコイル(例えば、ソレノイドコイルSOL5)を接続することによって当該仕様変更を容易に実現することができる。
コネクタCNM3は、コネクタCNM1やコネクタCNM2と同様に、メイン制御基板100に実装されている複数のピン端子を含むオス側コネクタと、当該ピン端子に対して着脱可能に構成されている複数のソケット端子を含むメス側コネクタと、から構成される。
コネクタCNM3のオス側コネクタにはピン端子MP31とピン端子MP32とが含まれており、コネクタCNM3のメス側コネクタにはソケット端子MS31とソケット端子MS32とが含まれている。
ピン端子MP31は、メイン制御基板100に設けられたDC30Vの定電位源(図示せず)に接続されている。
ピン端子MP32は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の出力ポートに接続されており、仕様変更により追加されたソレノイドコイル(例えば、ソレノイドコイルSOL5)を作動させる作動信号を受け付けた際には、受け付けた作動信号を当該ソレノイドコイルに伝送することができる。すなわち、ピン端子MP32は上記の第一端子に該当している。なお、図4および図5において、仕様変更により追加されるソレノイドコイルSOL5を作動させる作動信号は、「SOL5用信号」と表記している。
換言すれば、コネクタCNM3(第一コネクタ)は、ピン端子MP32(第一端子)と、ピン端子MP32とは別の端子であって、かつメイン制御基板100上に形成されている定電位源に接続されているピン端子MP31(第四端子)と、を含んでいる。
本実施形態に係る遊技機10の仕様においてコネクタCNM3にソレノイドコイルを接続する必要がない。そのため、コネクタCNM3は、ソレノイドコイルの代わりにコネクタCNR3に接続され、中継基板300上の配線パターン(図5参照)によって終端処理がなされている。
ここで終端処理とは、配線の末端において信号の不要反射を防ぐための処理である。制御信号等を伝送可能に構成されているにも関わらず、遊技制御上は使用しない信号線には周囲の信号線に伝送される信号の高調波が影響を及ぼして不要反射を引き起こすことがあり、適切に終端処理を行うことによってこれを防止する必要がある。
図5は、コネクタCNR3に関する中継基板300上の配線パターンを示している。ここで配線パターンとは、中継基板300に導電体配設(パターニング)されたプリントパターン部分をいう。
コネクタCNR3は、ピン端子RP31とピン端子RP32とを含んでいる。
ピン端子RP31は、中継基板300上に設けられた端子であって、中継基板300上に形成されたDC30Vの定電位源P3に接続されているので、上記の第二端子に該当する。ピン端子RP32は、中継基板300上に設けられた端子であって、中継基板300上に形成されたグランドGND3に接続されているので、上記の第二端子に該当する。また、ピン端子RP31とピン端子RP32とは、抵抗R3に接続するか否かという点において異なる。
換言すれば、コネクタCNR3(第二コネクタ)は、中継基板300上に形成されているグランドGND3に抵抗R3を介して接続されているピン端子RP32(一の第二端子)と、中継基板300上に形成されている定電位源P3に抵抗を介さずに接続されているピン端子RP31(他の第二端子)と、を含んでいる。
上記のピン端子RP32のように、他の基板に設けられている第二端子の少なくとも一部は、定電位源またはグランドの少なくとも一方に抵抗を介して接続されてもよい。
当該抵抗は、いわゆる終端抵抗として機能するので、CPU101のポートからグランド(または定電位源)までの接続経路において生じる高周波信号のエネルギーを効率よく消費させることができる。
また、ピン端子RP32に接続される出力ポートが低電位に維持されるので、CPU101は当該出力ポートについてLOW側に論理固定される。
図4に示すように、本実施形態に係るコネクタCNM3とコネクタCNR3とを接続する信号線群には、ピン端子MP32とピン端子RP32とを接続しているソレノイドコイルSOL5用信号線(第一信号線)と、ピン端子MP31とピン端子RP31とを接続しているDC30Vの定電位線と、が含まれている。
すなわち、メイン制御基板100のCPU101の出力ポートに繋がる接続経路(ソレノイドコイルSOL5用信号線を含む)については当該出力ポートの特性に合わせるために中継基板300上で抵抗を設けて終端処理を行っている。また、メイン制御基板100の定電位源に繋がる接続経路(定電位線を含む)については、CPU101のポートに繋がらないので、中継基板300上に抵抗を設けずに直に同電位の定電位源P3に接続して終端処理を行っている。
なお、図4においては、上記のソレノイドコイルSOL5用信号線を簡略化して「SOL5用信号」と表記している。
図5に示す配線パターンは、コネクタCNM3に含まれる予備の端子(ピン端子MP31とピン端子MP32)に対する終端処理の一具体例であり、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、ピン端子MP31とピン端子MP32の双方について、抵抗を介してグランドGND3に接続する構成を採ってもよい。この構成において、ピン端子MP31とグランドGND3との間に設けられる抵抗は、ピン端子MP31の電位(DC30V)を十分に電圧降下させることができるものを選択する必要がある。なお、当該抵抗が示す抵抗値は、ピン端子MP32とグランドGND3との間に設けられる抵抗R3の抵抗値より大きいことが好ましい。
また、メイン制御基板100は、カウントスイッチSW4からカウントスイッチSW8に対して中継基板300を介して接続されているコネクタCNM4を有しており、カウントスイッチSW4からカウントスイッチSW8が生成する検出信号を入力可能に構成されている。
上述したように、カウントスイッチSW4は、作動ゲート63のために設けられたカウントスイッチであり、普通図柄の変動開始契機となりうる遊技球の入球を示す検出信号を生成してCPU101に伝送することができる。カウントスイッチSW5およびカウントスイッチSW6は、普通入賞口67のために設けられたカウントスイッチであり、普通入賞口67の入賞契機となる遊技球の入球を示す検出信号を生成してCPU101に伝送することができる。カウントスイッチSW7およびカウントスイッチSW8は、大入賞口(大入賞口55と大入賞口56)のために設けられたカウントスイッチであり、大入賞口の入賞契機となる遊技球の入球を示す検出信号を生成してCPU101に伝送することができる。
コネクタCNM4は、コネクタCNM1やコネクタCNM2と同様に、メイン制御基板100に実装されている複数のピン端子を含むオス側コネクタと、当該ピン端子に対して着脱可能に構成されている複数のソケット端子を含むメス側コネクタと、から構成される。
コネクタCNM4のオス側コネクタにはピン端子MP41からピン端子MP49が含まれており、コネクタCNM4のメス側コネクタにはソケット端子MS41からソケット端子MS49が含まれている。
ピン端子MP41は、中継基板300に設けられたDC12Vの定電位源P4(図6参照)にピン端子RP41を介して接続されており、メイン制御基板100におけるDC12Vの供給源の一つになっている。
ピン端子MP42は、中継基板300に設けられたピン端子RP42とピン端子RP72とを接続する配線パターンを介してカウントスイッチSW4に接続されており、カウントスイッチSW4によって生成された検出信号を入力することができる。
ピン端子MP43は、中継基板300に設けられたピン端子RP43とピン端子RP82とを接続する配線パターンを介してカウントスイッチSW5に接続されており、カウントスイッチSW5によって生成された検出信号を入力することができる。
ピン端子MP44は、中継基板300に設けられたピン端子RP44とピン端子RP92とを接続する配線パターンを介してカウントスイッチSW6に接続されており、カウントスイッチSW6によって生成された検出信号を入力することができる。
ピン端子MP45は、中継基板300に設けられたピン端子RP45とピン端子RP102とを接続する配線パターンを介してカウントスイッチSW7に接続されており、カウントスイッチSW7によって生成された検出信号を入力することができる。
ピン端子MP46は、中継基板300に設けられたピン端子RP46とピン端子RP112とを接続する配線パターンを介してカウントスイッチSW8に接続されており、カウントスイッチSW8によって生成された検出信号を入力することができる。
また、ピン端子MP42からピン端子MP46は、それぞれメイン制御基板100に実装されたCPU101の入力ポートに接続されており、入力した検出信号を当該入力ポートに伝送する。
ピン端子MP47からピン端子MP49は、カウントスイッチを追加する仕様変更に対応するために設けられた予備の端子である。このような仕様変更が生じた場合、ピン端子MP47、ピン端子MP48またはピン端子MP49に新たなカウントスイッチ(例えば、カウントスイッチSW9、カウントスイッチSW10またはカウントスイッチSW11)を接続することによって当該仕様変更を実現することができる。
ピン端子MP47からピン端子MP49は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の入力ポートに接続されており、仕様変更により追加されたカウントスイッチによって生成された検出信号を入力した際には、入力した検出信号を当該入力ポートに伝送することができる。
なお、ピン端子MP47からピン端子MP49は、本実施形態においてカウントスイッチを接続する必要がないため、中継基板300上の配線パターンによって終端処理(図6参照)がなされている。
図6は、コネクタCNR4に関する中継基板300上の配線パターンを示している。
コネクタCNR4は、ピン端子RP41からピン端子RP49を含んでいる。
ピン端子RP41は、中継基板300上に設けられた端子であって定電位源P4に接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP47からピン端子RP49は、中継基板300上に設けられた定電位源P4に接続されている。また、ピン端子RP47からピン端子RP49は、カウントスイッチSW9用信号線からカウントスイッチSW11用信号線を介してピン端子MP47からピン端子MP49のいずれかに接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP42からピン端子RP46は、いずれも中継基板300上に設けられた端子であって、カウントスイッチに接続されている。また、ピン端子RP42からピン端子RP46は、ピン端子MP42からピン端子MP46のいずれかに、カウントスイッチSW4用信号線からカウントスイッチSW8用信号線を介して接続されていることを特徴とする。
なお、図4においては、上記のカウントスイッチ用信号線を簡略化して「SWn信号(nにはカウントスイッチを識別する数字が入る)」と表記している。
ピン端子RP42は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP72に接続されている。ピン端子RP72はカウントスイッチSW4に接続されている端子であり、グランドGND4に接地されているピン端子RP71と共に、コネクタCNR7に含まれている。
ピン端子RP43は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP82に接続されている。ピン端子RP82はカウントスイッチSW5に接続されている端子であり、グランドGND4に接地されているピン端子RP81と共に、コネクタCNR8に含まれている。
ピン端子RP44は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP92に接続されている。ピン端子RP92はカウントスイッチSW6に接続されている端子であり、グランドGND4に接地されているピン端子RP91と共に、コネクタCNR9に含まれている。
ピン端子RP45は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP102に接続されている。ピン端子RP102はカウントスイッチSW7に接続されている端子であり、グランドGND4に接地されているピン端子RP101と共に、コネクタCNR10に含まれている。なお、コネクタCNR10には、図7に図示されるピン端子RP103とピン端子RP104も更に含まれている。
ピン端子RP46は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP112に接続されている。ピン端子RP112はカウントスイッチSW8に接続されている端子であり、グランドGND4に接地されているピン端子RP111と共に、コネクタCNR11に含まれている。なお、コネクタCNR11には、図7に図示されるピン端子RP113とピン端子RP114も更に含まれている。
上記の構成により、ピン端子RP47からピン端子RP49のいずれかに接続される入力ポートに係る入力が高電位に維持されるので、CPU101は当該入力ポートについてHIGH側に論理固定される。
また、メイン制御基板100は、ソレノイドコイルSOL1、ソレノイドコイルSOL2またはソレノイドコイルSOL4に対して中継基板300を介して接続されているコネクタCNM5を有しており、これらのソレノイドコイルを作動させる作動信号を出力可能に構成されている。
上述したように、ソレノイドコイルSOL1は、特別電動役物65を開閉させるためのアクチュエータであり、CPU101によって生成された作動信号の入力に応じて制御される。ソレノイドコイルSOL2は、特別電動役物66を開閉させるためのアクチュエータであり、CPU101によって生成された作動信号の入力に応じて制御される。ソレノイドコイルSOL4は、普通電動役物61を開閉させるためのアクチュエータであり、CPU101によって生成された作動信号の入力に応じて制御される。
コネクタCNM5は、コネクタCNM1やコネクタCNM2と同様に、メイン制御基板100に実装されている複数のピン端子を含むオス側コネクタと、当該ピン端子に対して着脱可能に構成されている複数のソケット端子を含むメス側コネクタと、から構成される。
コネクタCNM5のオス側コネクタにはピン端子MP51からピン端子MP55が含まれており、コネクタCNM5のメス側コネクタにはソケット端子MS51からソケット端子MS55が含まれている。
ピン端子MP51は、中継基板300に設けられたDC30Vの定電位源P51(図7参照)にピン端子RP51を介して接続されており、メイン制御基板100におけるDC30Vの供給源の一つになっている。
ピン端子MP52は、中継基板300に設けられたピン端子RP52とピン端子RP104とを接続する配線パターンを介してソレノイドコイルSOL1に接続されており、CPU101によって生成された作動信号をソレノイドコイルSOL1に対して出力することができる。
ピン端子MP53は、中継基板300に設けられたピン端子RP53とピン端子RP114とを接続する配線パターンを介してソレノイドコイルSOL2に接続されており、CPU101によって生成された作動信号をソレノイドコイルSOL2に対して出力することができる。
ピン端子MP55は、中継基板300に設けられたピン端子RP55とピン端子RP122とを接続する配線パターンを介してソレノイドコイルSOL4に接続されており、CPU101によって生成された作動信号をソレノイドコイルSOL4に対して出力することができる。
すなわち、ピン端子MP52、ピン端子MP53およびピン端子MP55は上記の第一端子に該当している。
ピン端子MP54は、ソレノイドコイルを追加する仕様変更に対応するために設けられた予備の端子である。このような仕様変更が生じた場合、ピン端子MP54に新たなソレノイドコイル(例えば、ソレノイドコイルSOL3)を接続することによって当該仕様変更を実現することができる。
ピン端子MP54は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の出力ポートに接続されており、仕様変更により追加されたソレノイドコイルに対する作動信号がCPU101によって出力された際には、出力された作動信号を当該ソレノイドコイルに伝送することができる。すなわち、ピン端子MP54についても上記の第一端子に該当している。
なお、ピン端子MP54は、本実施形態においてソレノイドコイルを接続する必要がないため、中継基板300上の配線パターンによって終端処理(図7参照)がなされている。
図7は、コネクタCNR5に関する中継基板300上の配線パターンを示している。
コネクタCNR5は、ピン端子RP51からピン端子RP55を含んでいる。
ピン端子RP51は、中継基板300上に設けられた端子であって定電位源P51に接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP54は、中継基板300上に設けられた端子であってグランドGND5に接続されていることを特徴とする。また、ピン端子RP54は、ソレノイドコイルSOL3用信号線を介してピン端子MP54に接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP52、ピン端子RP53およびピン端子RP55(第三端子)は、いずれも中継基板300上に設けられた端子であって、ソレノイドコイルに接続されている。また、ピン端子RP52、ピン端子RP53またはピン端子RP55は、ピン端子MP52、ピン端子MP53またはピン端子MP55(第二端子に接続されていない第一端子)のいずれかに、第一信号線とは別の第二信号線(ソレノイドコイルSOL1用信号線、ソレノイドコイルSOL2用信号線またはソレノイドコイルSOL4用信号線)を介して接続されていることを特徴とする。
なお、図4においては、上記のソレノイドコイル用信号線を簡略化して「SOLm信号(mにはソレノイドコイルを識別する数字が入る)」と表記している。
ピン端子RP52は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP104に接続されている。ピン端子RP104はソレノイドコイルSOL1に接続されている端子であり、DC30Vの定電位源P52に接続されているピン端子RP103と共に、コネクタCNR10に含まれている。なお、当該配線パターンと定電位源P52とはバリスタZ51を介して接続されている。また、コネクタCNR10には、図6に図示されるピン端子RP101とピン端子RP102も更に含まれている。
ピン端子RP53は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP114に接続されている。ピン端子RP114はソレノイドコイルSOL2に接続されている端子であり、DC30Vの定電位源P52に接続されているピン端子RP113と共に、コネクタCNR11に含まれている。なお、当該配線パターンと定電位源P52とはバリスタZ52を介して接続されている。また、コネクタCNR11には、図6に図示されるピン端子RP111とピン端子RP112も更に含まれている。
ピン端子RP55は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP122に接続されている。ピン端子RP122はソレノイドコイルSOL4に接続されている端子であり、DC30Vの定電位源P52に接続されているピン端子RP121と共に、コネクタCNR12に含まれている。なお、当該配線パターンと定電位源P52とはバリスタZ54を介して接続されている。
なお、図4および図7において、コネクタCNR10、コネクタCNR11およびコネクタCNR12に付記されている「SOLCOM」は、ソレノイドコイルSOL1、ソレノイドコイルSOL2およびソレノイドコイルSOL4に共有される電源を表しており、当該電源はDC30Vである。
上記の構成により、仮にピン端子RP54に接続されるCPU101の出力ポートから作動信号が出力されたとしても、当該作動信号はグランドGND5に吸収されるので、当該作動信号に基づく不具合を防止することができる。
なお、本実施形態では、ピン端子RP54とグランドGND5との間において抵抗を設けない実施態様で説明したが、ピン端子RP54とグランドGND5との間に抵抗を設ける実施態様によって本発明を実施してもよい。
また、本実施形態では、ピン端子RP54とグランドGND5とを接続する実施態様で説明したが、ピン端子RP54と定電位源(例えば、定電位源P51)とを接続する実施態様によって本発明を実施してもよい。
また、メイン制御基板100は、不正検知センサSEN11、不正検知センサSEN12または不正検知センサSEN2に対して中継基板300を介して接続されているコネクタCNM6を有しており、これらの不正検知センサを作動させる制御信号または不正検知センサが生成するセンサ信号を入出力可能に構成されている。
不正検知センサSEN11および不正検知センサSEN12は、前枠20が開放されていることを検知するセンサであり、CPU101によって生成された制御信号の入力に応じて制御され、開放を検知した場合にはセンサ信号を生成してCPU101に伝送することができる。以下の説明において、不正検知センサSEN11または不正検知センサSEN12に入力される制御信号について、制御1用信号と称する場合がある。また、不正検知センサSEN11または不正検知センサSEN12によって生成されたセンサ信号について、不正検知1用信号と称する場合がある。
なお、不正検知センサSEN11と不正検知センサSEN12とは異なる位置に設けられており、いずれが開放を検知した場合にも前枠20の開放が報知されて遊技が中断される。
不正検知センサSEN2は、不正な磁界が生じていること(いわゆる磁石ゴト)を検知するセンサであり、不正な磁界を検知した場合にはセンサ信号を生成してCPU101に伝送することができる。以下の説明において、不正検知センサSEN2によって生成されたセンサ信号について、不正検知2用信号と称する場合がある。
なお、不正検知センサSEN2によって不正な磁界が検知された場合には、エラーが報知されて遊技が中断される。
コネクタCNM6は、コネクタCNM1やコネクタCNM2と同様に、メイン制御基板100に実装されている複数のピン端子を含むオス側コネクタと、当該ピン端子に対して着脱可能に構成されている複数のソケット端子を含むメス側コネクタと、から構成される。
コネクタCNM6のオス側コネクタにはピン端子MP61からピン端子MP67が含まれており、コネクタCNM6のメス側コネクタにはソケット端子MS61からソケット端子MS67が含まれている。
ピン端子MP61は、中継基板300に設けられたDC12Vの定電位源P61(図8参照)にピン端子RP61を介して接続されており、メイン制御基板100におけるDC12Vの供給源の一つになっている。
ピン端子MP67は、中継基板300に設けられたグランドGND61(図8参照)にピン端子RP67を介して接続されており、メイン制御基板100における接地用端子の一つになっている。
ピン端子MP62は、中継基板300に設けられたピン端子RP62とピン端子RP134とピン端子RP144とを接続する配線パターンを介して不正検知センサSEN11および不正検知センサSEN12に接続されている。ピン端子MP62は、当該配線パターンを介して、不正検知センサSEN11または不正検知センサSEN12によって生成された不正検知1用信号を入力し、入力した不正検知1用信号をCPU101に伝送することができる。
ピン端子MP63は、中継基板300に設けられたピン端子RP63とピン端子RP151とを接続する配線パターンを介して不正検知センサSEN2に接続されている。ピン端子MP63は、当該配線パターンを介して、不正検知センサSEN2によって生成された不正検知2用信号を入力し、入力した不正検知2用信号をCPU101に伝送することができる。
ピン端子MP66は、中継基板300に設けられたピン端子RP66とピン端子RP132とピン端子RP142とを接続する配線パターンを介して不正検知センサSEN11および不正検知センサSEN12に接続されている。ピン端子MP66は、当該配線パターンを介して、不正検知センサSEN11または不正検知センサSEN12を作動させる制御1用信号を出力し、出力した制御1用信号を不正検知センサSEN11または不正検知センサSEN12に伝送することができる。
ピン端子MP64およびピン端子MP65は、不正検知センサを追加する仕様変更に対応するために設けられた予備の端子である。このような仕様変更が生じた場合、ピン端子MP64およびピン端子MP65に新たな不正検知センサ(例えば、不正検知センサSEN3)を接続することによって当該仕様変更を実現することができる。
ピン端子MP64は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の入力ポートに接続されており、仕様変更により追加された不正検知センサによって生成された不正検知3用信号が入力された際には、入力された不正検知3用信号をCPU101に伝送することができる。なお、仕様変更により追加される不正検知センサの種別は特に制限されず、不正検知センサSEN11のように前枠20の開放を検知する不正検知センサであってもよいし、不正検知センサSEN2のように不正な磁界を検知する不正検知センサであってもよいし、他のエラーを検知する不正検知センサであってもよい。
ピン端子MP65は、メイン制御基板100に実装されたCPU101の出力ポートに接続されており、仕様変更により追加された不正検知センサに対する制御3用信号がCPU101によって出力された際には、出力された制御3用信号を当該不正検知センサに伝送することができる。
なお、ピン端子MP64およびピン端子MP65は、本実施形態において不正検知センサを接続する必要がないため、中継基板300上の配線パターンによって終端処理(図8参照)がなされている。
図8は、コネクタCNR6に関する中継基板300上の配線パターンを示している。
コネクタCNR6は、ピン端子RP61からピン端子RP67を含んでいる。
ピン端子RP61は、中継基板300上に設けられた端子であって定電位源P61に接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP67は、中継基板300上に設けられた端子であってグランドGND61に接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP64およびピン端子RP65は、中継基板300上に設けられた端子であってグランドGND61に接続されていることを特徴とする。また、ピン端子RP64は不正検知3用信号線を介してピン端子MP64に接続されていることを特徴とし、ピン端子RP65は制御3用信号線を介してピン端子MP65に接続されていることを特徴とする。
ピン端子RP62、ピン端子RP63およびピン端子RP66は、いずれも中継基板300上に設けられた端子であって、不正検知センサに接続されている。また、ピン端子RP62は、ピン端子MP62に不正検知1用信号線を介して接続されていることを特徴とする。ピン端子RP63は、ピン端子MP63に不正検知2用信号線を介して接続されていることを特徴とする。ピン端子RP66は、ピン端子MP66に制御1用信号線を介して接続されていることを特徴とする。
なお、図4においては、上記の不正検知用信号線を簡略化して「不正検知x用信号(xには不正検知センサを識別する数字が入る)」と表記し、上記の制御用信号線を簡略化して「制御y用信号(yには不正検知センサを識別する数字が入る)」と表記している。
ピン端子RP62は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP134およびピン端子RP144に接続されている。ピン端子RP66は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP132およびピン端子RP142に接続されている。
ピン端子RP132およびピン端子RP134は不正検知センサSEN11に接続されている端子であり、DC12Vの定電位源P62に接続されているピン端子RP131、感度切替のために設けられたピン端子RP133およびグランドGND63に接地されているピン端子RP135と共に、コネクタCNR13に含まれている。
ピン端子RP142およびピン端子RP144は不正検知センサSEN12に接続されている端子であり、DC12Vの定電位源P62に接続されているピン端子RP141、感度切替のために設けられたピン端子RP143およびグランドGND63に接地されているピン端子RP145と共に、コネクタCNR14に含まれている。
ここで感度切替とは、不正検知センサSEN11および不正検知センサSEN12による前枠20の開放検知に関する精度を変更することである。本実施形態では、切替スイッチRSW6をグランドGND62側に接続するか無効端子NC側に接続するかによって感度切替を行うことができる。
ここで無効端子NCとは、中継基板300上の配線パターンの終端部分であって、電気的に孤立している部分をいう。
ピン端子RP63は、中継基板300に設けられた配線パターンを介してピン端子RP151に接続されている。
ピン端子RP151は不正検知センサSEN2に接続されている端子であり、DC12Vの定電位源P62に接続されているピン端子RP152と共に、コネクタCNR15に含まれている。
上記の構成により、仮にピン端子RP65に接続されるCPU101の出力ポートから制御3用信号が出力されたとしても、当該制御3用信号はグランドGND61に吸収されるので、当該制御3用信号に基づく不具合を防止することができる。
また、ピン端子RP64に接続されるCPU101の入力ポートに係る入力が低電位に維持されるので、CPU101は当該入力ポートについてLOW側に論理固定される。
なお、本実施形態では、ピン端子RP64またはピン端子RP65とグランドGND61との間において抵抗を設けない実施態様で説明したが、ピン端子RP64またはピン端子RP65とグランドGND61との間に抵抗を設ける実施態様であってもよい。
また、本実施形態では、ピン端子RP64またはピン端子RP65とグランドGND61とを接続する実施態様で説明したが、ピン端子RP64またはピン端子RP65と定電位源(例えば、定電位源P61)とを接続する実施態様であってもよい。
<遊技機10の制御構成について>
続いて、遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図8に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図9は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図9で図示される各機能は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な機能を挙げたものであり、ここに図示しない機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する機能の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の機能が省かれても良い。
図9に図示されるメイン制御基板100は、図4に図示されるメイン制御基板100と同一の基板である。
メイン制御基板100は、遊技を統括的に制御し、遊技に関連する演出等について他の構成要素(例えば演出制御部210)に指令を伝送する。メイン制御基板100は、遊技の結果に影響を及ぼす機能または及ぼす虞がある機能を有する基板であって、いわゆる主基板として機能する構成要素である。図9に示すように、メイン制御基板100は多数の機能を有し、これらの機能が互いに接続している構成となっているが、ここに図示している構成は一例であって、必ずしもこれに限られるものではない。
メイン制御基板100が備える主な機能としては、特図抽選制御部130、普図抽選制御部170、遊技状態制御部140、図柄表示制御部150、変動パターン付与部160、情報伝送部110等が挙げられる。
特図抽選制御部130は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能を有している。
普図抽選制御部170は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する機能を有している。
遊技状態制御部140は、大当り遊技の制御する機能、または確変状態や変短状態の有無を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有している。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、または普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる機能を有している。
変動パターン付与部160は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにて図柄表示制御部150が変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを付与する機能を有している。また、変動パターン付与部160によって付与された変動パターンは、情報伝送部110を介して演出制御部210に伝達されて演出表示装置80における表示演出(リーチ演出等)を実行する際にも用いられる。
情報伝送部110は、メイン制御基板100に含まれる各構成要素にて生成された制御情報(コマンド)を他の構成要素(例えば、演出制御部210等)に伝送する機能を有している。情報伝送部110によって伝送されるコマンドには、上述の変動パターンを示す情報の他にも、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、保留されている乱数に関する情報または大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
<特図抽選について>
メイン制御基板100は、特図保留制御部115と、特図抽選制御部130と、を備える。
また、特図抽選制御部130は特別図柄に係る図柄変動ゲームを司る機能であり、当否抽選部131と特図選択部132とを有している。
特図保留制御部115は、第1始動口57の入賞を契機として乱数M1を取得して保留させる。また、特図保留制御部115は、第2始動口59の入賞を契機として乱数M2を取得して保留させる。
より具体的には、特図保留制御部115は、カウントスイッチSW1によって第1始動口57の入賞が検知されると乱数M1を取得し、専用の記憶領域に格納(保留)させる。また、特図保留制御部115は、カウントスイッチSW2によって第2始動口59の入賞が検知されると乱数M2を取得し、専用の記憶領域に格納(保留)させる。
乱数M1の保留上限数または乱数M2の保留上限数は予め定められており、本実施形態では乱数M1および乱数M2の各々について4個が保留上限数と設定されている。
特図保留制御部115は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
なお、後述する当否抽選部131(第一抽選手段)は、乱数M1と乱数M2とが共に保留されている場合、乱数M2を先に用いて当否抽選するように構成されている。このような処理を、以下の説明において優先処理と称する場合がある。
優先処理は、特図保留制御部115による制御で実現されている。特図保留制御部115は、特図抽選制御部130が特別図柄に係る図柄変動ゲームに係る制御または大当り遊技に係る制御を行っていないとき、保留されている乱数M1または乱数M2を所定の周期で読み出す。ここで、乱数M2の読み出しを優先的に実行し、乱数M2が読み出せなかった場合(保留されている乱数M2が零個である場合)に乱数M1を読み出す。このような制御によって、特図保留制御部115は乱数M2を乱数M1より優先的に読み出すことができる。
また、当否抽選部131は、特図保留制御部115が読み出した乱数を受け付けて、受け付けた乱数を用いて当否抽選を行う構成になっている。従って、当否抽選部131も、乱数M1より乱数M2を優先的に処理することができる。
特図保留制御部115は保留されている乱数の数をそれぞれについて監視してもよい。この場合、特図保留制御部115は、監視している乱数の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部150に指令を出してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部110を介して演出制御部210にコマンドを出してもよい。
当否抽選部131は、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞を契機として取得された乱数M1または乱数M2を用いて大当り遊技の当否抽選を行う。
ここで「入賞を契機として所定の処理を行う」とは、入賞を検知することを一つの条件として、その後に当該所定の処理が実行されうることをいう。すなわち、入賞が検知されたとしても、必ずしも当該所定の処理が実行されなくてもよい。例えば、保留されている乱数M1の数が保留上限数を超えた場合にカウントスイッチSW1によって検知された入賞、または保留されている乱数M2の数が保留上限数を超えた場合にカウントスイッチSW2によって検知された入賞は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの始動条件にならない。
特図選択部132は、当否抽選部131による当否抽選の結果に基づいて特別図柄を選択する。
特図選択部132によって選択された特別図柄は、後述する第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152によって、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に表示される。
<普図抽選について>
遊技機10は、普図保留制御部116と、普図抽選制御部170と、普通電役制御部180と、を備える。
普図抽選制御部170は普通図柄に係る図柄変動ゲームを司る機能であり、開放抽選部171と普図選択部172とを有する。また、普通電役制御部180は、普通電動役物61を制御する機能である。
普図保留制御部116は、カウントスイッチSW4によって作動ゲート63の入賞が検知されると、乱数M3を取得して専用の記憶領域に格納(保留)させる。ここで乱数M3は、開放抽選部171による抽選に用いられる乱数である。保留可能な乱数M3の上限数である保留上限数は予め定められており、本実施形態において保留上限数は4個と設定されている。
普図保留制御部116は、普図抽選制御部170が普通図柄に係る図柄変動ゲームに係る制御を行っていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出す。
普図保留制御部116は保留されている乱数M3の数を監視している。また、普図保留制御部116は、監視している乱数M3の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部150に指令を出してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部110を介して演出制御部210に指令を出してもよい。
開放抽選部171は、普図保留制御部116によってから読み出された乱数M3を用いて、普通電動役物61を開放状態に遷移させるか否かの開放抽選を行う。なお、開放抽選部171によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態であるときは変短状態であるときより低くなっており、変短状態であるときは通常遊技状態であるときより高くなっている。
開放抽選部171による抽選に当選したとき、普通電役制御部180はソレノイドコイルSOL4を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。
普図選択部172は、開放抽選部171による抽選の当否結果に基づいて普通図柄を選択し、選択された普通図柄を図柄表示制御部150(普通図柄表示制御部153)に伝達して普通図柄表示装置93に表示させる。普通図柄表示装置93に対応している二つのLEDは一方が当選、一方が落選に対応しており、普通図柄表示制御部153は普図選択部172が選択した普通図柄に従っていずれか一方を発光させる。
普通電役制御部180は、変短制御部142によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。すなわち、普通電役制御部180の制御は、後述する変短制御部142による変短状態の付与に起因して変動する。
<遊技状態制御について>
遊技状態制御部140は大当り遊技、確変状態または変短状態を制御する機能であり、確変制御部141と変短制御部142と大当り制御部145とを有している。
ここで確変状態とは、当否抽選部131による大当りの当否抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になることをいう。
また、変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われることをいう。
(i)普通電動役物61の開放抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の一回当たりの開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放抽選の当選に応じて普通電動役物61が開放される回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が短縮される。
確変制御部141は、大当り制御部145によって実行される少なくとも一部の大当り遊技が終了したとき、確変状態を付与する。
確変制御部141は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて確変状態の終了条件が成立した場合、または確変状態にて実行される特別図柄に係る図柄変動ゲームにて大当り遊技に当選した場合には、確変状態から通常遊技状態へと移行させる。
本実施形態における確変状態の終了条件は、確変状態に移行してから100回の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われることである。
変短制御部142は、大当り制御部145によって実行される大当り遊技が終了したとき、変短状態を付与する。
変短制御部142は、すべての大当り遊技の終了時に通常遊技状態から変短状態へと移行させ、変短状態の終了条件が成立する特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて、変短状態から通常遊技状態へと移行させる。
本実施形態における変短状態は、変短状態に移行してから100回の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われることを終了条件としている。本実施形態においては全ての大当り遊技の終了時に変短状態が付与されるので、各大当り遊技の終了時からその後に行われた特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数が100回に達するまで変短状態が維持される。
大当り制御部145は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの当選に起因して大当り遊技を実行する機能である。
本実施形態における大当り遊技は、具体的には以下のように実行される。
まず、当否抽選部131によって大当り遊技に当選した場合、大当り遊技に対応する特別図柄が特図選択部132によって選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に停止表示された後(特別図柄に係る図柄変動ゲームが終了した後)に、大当り制御部145は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部145は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関する指令を出す。演出制御部210は大当り制御部145の指令に従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、オープニング演出において遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定の時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
大当り制御部145は、前段で述べたように制御するために、ラウンド回数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を制御情報として含む指令を特別電役制御部190に伝送する。
特別電役制御部190は、大当り制御部145から受けた指令に従って、特別電動役物65または特別電動役物66を開放させる。
特別電役制御部190は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部190は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
或いは、特別電役制御部190は、特別電動役物66を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口56に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW8の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部190は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL2を作動させて特別電動役物66を閉鎖させる。
大当り制御部145は、演出制御部210にラウンド遊技中に係る演出に関する指令を出す。演出制御部210は大当り制御部145の指令に従ってラウンド演出を実行する。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部145は情報伝送部110を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関する指令を出す。演出制御部210は大当り制御部145の指令に従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部145は大当り遊技を終了させる。
<図柄表示と演出表示について>
遊技機10は、図柄表示制御部150と、変動パターン付与部160と、演出制御部210と、を備える。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果である特別図柄、または普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果である普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
演出制御部210は、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を、演出表示装置80に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、演出表示装置80による演出表示を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、演出表示装置80における一回の演出表示とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している演出表示が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の変動を1セットとする演出表示が実行される場合もある。前者の代表例はいわゆる連続演出と称される演出表示であり、後者の代表例はいわゆる擬似連演出と称される演出表示である。
上記で述べた特別図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示との対応性を担保するため、変動パターン付与部160は変動パターンを定める。
より詳細には、変動パターン付与部160は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにて特別図柄が変動する時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを定め、変動パターンを図柄表示制御部150および演出制御部210に伝達する。図柄表示制御部150は伝達された変動パターンに応じて特別図柄に係る図柄変動ゲームを表示させ、また演出制御部210は伝達された変動パターンに応じて演出表示を表示させることによって、これらの対応性を担保している。
なお、上記の説明において、演出制御部210は、演出表示装置80の演出表示を制御する旨を説明したが、その他に照明装置35による点灯(点滅)演出、またはスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。
また、演出制御部210は、ボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、上記の説明において、変動パターン付与部160によって定められる変動パターンは変動時間情報を少なくとも含む旨を説明した。この他にも、変動パターンには、リーチ演出をするかバラケ目にするかを示す情報等が含まれてもよい。
<各種処理の処理手順について>
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図10または図11を用いて説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図10は、入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。図11は、図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図6または図7で図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
まず、入球時処理について説明する。ここで入球時処理とは、第1始動口57または第2始動口59に対して遊技球が入球した後に実行される一連の処理である。
第1始動口57または第2始動口59への入球が検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57または第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部115による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
第1始動口57または第2始動口59への入球が検知されて(ステップS102のYES)、かつ特図保留制御部115による保留数が上限に達していないとき(ステップS104のNO)、特図保留制御部115による保留数が加算される(ステップS106)。また、特図保留制御部115によって乱数M1または乱数M2が取得されて、専用の記憶領域に保留記憶される(ステップS108)。
すなわち、ステップS102の肯定とステップS104の否定とが、上記の始動条件の成立を意味する。
ステップS102からステップS108までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部110から演出制御部210に対して出力されて(ステップS110)、その入球時処理は終了となる。
続いて、図柄変動開始処理の処理手順について説明する。ここで図柄開始処理とは、特別図柄による図柄変動ゲームを開始させる際に行われる一連の処理である。
まず、特図抽選制御部130は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで変動開始条件とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄による図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS202の判定が肯定されるとき(ステップS202のYES)、当否抽選部131は、特図保留制御部115に保留されている乱数M1または乱数M2を読み出す(ステップS204)。
ステップS204において、当否抽選部131は、特図保留制御部115に保留記憶されている順番で乱数M1または乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ステップS204で乱数が読み出されることを契機として各判定処理が実行される(ステップS206)。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否抽選部131による当否抽選や特図選択部132による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
そして、変動パターン付与部160は、ステップS206の処理結果を用いて変動パターンを決定する(ステップS208)。
ステップS202からステップS208までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部110から演出制御部210に対して出力されて(ステップS210)、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS210において出力されるコマンドには、例えば、ステップS206で実行された判定の処理結果を示す情報やステップS208で決定された変動パターンを示す情報、またはこれらに関連して実行される演出に用いられる情報等が含まれてもよい。
<本発明の変形例について>
ここまで図1から図11を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述の実施形態において、本発明に係る制御基板はメイン制御基板100である実施態様で説明したが、本発明の実施はこれに限られない。例えば、本発明に係る制御基板は、遊技に関する演出を制御するサブ制御基板であってもよい。
図4に図示したコネクタの数、コネクタに含まれる各端子(ピン端子またはソケット端子)の数や振り分け方は一具体例であって、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、図4に図示している一つのコネクタに含まれる端子を複数のコネクタに振り分けてもよいし、複数のコネクタに含まれる端子を一つのコネクタに統合してもよい。また、図4に図示している各基板には、図示しているコネクタとは異なる用途のコネクタが追加されもよい。
図5に示した配線パターンは、ソレノイドコイルを追加するために設けられた予備の端子(ピン端子MP31とピン端子MP32)について終端処理するためのものとして説明したが、ソレノイドコイルを除く他の構成要素(例えば、カウントスイッチや不正検知センサ等)を追加するために設けられた予備の端子に関する終端処理に当該配線パターンを応用してもよい。
上記の実施態様では、本発明に係る第四端子の一具体例として、メイン制御基板100に設けられている定電位源(図示せず)に接続されているピン端子MP31を挙げたが、本発明に係る第四端子は、メイン制御基板100に設けられているグランド(図示せず)に接続されている端子であってもよい。
また、上記の実施態様では、本発明に係る他の第二端子の一具体例として、中継基板300に設けられている定電位源P3に接続されているピン端子RP31を挙げたが、本発明に係る他の第二端子は、中継基板300に設けられているグランドに接続されている端子であってもよい。
上記の実施形態の説明においては各図に図示する機能構成を前提として説明したが、本発明の各構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよい。従って、本発明の遊技機の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)制御基板と、前記制御基板とは別の基板である他の基板と、を備える遊技機であって、前記制御基板は、ソレノイドコイルを作動させる作動信号を出力可能に構成されている複数の第一端子を有しており、前記他の基板は、定電位源またはグランドの少なくとも一方に接続されている第二端子を有しており、複数の前記第一端子のうち一部が、第一信号線を介して前記第二端子に接続されていることを特徴とする遊技機。
(2)前記他の基板は、ソレノイドコイルに接続されている第三端子を有しており、前記第二端子に接続されていない前記第一端子のうち少なくとも一部が、前記第一信号線とは別の第二信号線を介して前記第三端子に接続されていることを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(3)前記第二端子の少なくとも一部は、定電位源またはグランドの少なくとも一方に抵抗を介して接続されている(1)または(2)に記載の遊技機。
(4)前記制御基板は、前記第一端子と、前記第一端子とは別の端子であって、かつ当該制御基板上に形成されている定電位源またはグランドの少なくとも一方に接続されている第四端子と、を含む第一コネクタを有しており、前記他の基板は、当該他の基板上に形成されている定電位源またはグランドの少なくとも一方に抵抗を介して接続されている一の前記第二端子と、当該他の基板上に形成されている定電位源またはグランドの少なくとも一方に抵抗を介さずに接続されている他の前記第二端子と、を含む第二コネクタを有しており、前記第一コネクタと前記第二コネクタとを接続する信号線群に、前記第一端子と前記一の第二端子とを接続している前記第一信号線と、前記第四端子と前記他の第二端子とを接続している定電位線と、が含まれている(3)に記載の遊技機。
(a)前記制御基板は、遊技の結果に応じてソレノイドコイルを作動させることによって、入賞口に付設されている電動役物を開放させうる(1)から(4)のいずれか一つに記載の遊技機。
10 遊技機
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34、36 左右側枠部
35 照明装置
37 ボタン
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55、56 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 作動ゲート
65、66 特別電動役物
67、67a、67b 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
110 情報伝送部
115 特図保留制御部
116 普図保留制御部
130 特図抽選制御部
131 当否抽選部
132 特図選択部
140 遊技状態制御部
141 確変制御部
142 変短制御部
145 大当り制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
160 変動パターン付与部
170 普図抽選制御部
171 開放抽選部
172 普図選択部
180 普通電役制御部
190 特別電役制御部
210 演出制御部
300 中継基板
CNM1〜CNM6、CNR3〜CNR15 コネクタ
GND3〜GND5、GND61〜GND63 グランド
MP11、MP12、MP21、MP22、MP31、MP32、MP41〜MP49、MP51〜MP55、MP61〜MP67、RP31、RP32、RP41〜RP49、RP51〜RP55、RP61〜RP67、RP71、RP72、RP81、RP82、RP91、RP92、RP101〜RP104、RP111〜RP114、RP121、RP122、RP131〜RP135、RP141〜RP145、RP151、RP152 ピン端子
MS11、MS12、MS21、MS22、MS31、MS32、MS41〜MS49、MS51〜MS55、MS61〜MS67、RS31、RS32、RS41〜RS49、RS51〜RS55、RS61〜RS67、RS71、RS72、RS81、RS82、RS91、RS92、RS101〜RS104、RS111〜RS114、RS121、RS122、RS131〜RS135、RS141〜RS145、RS151、RS152 ソケット端子
NC 無効端子
P3、P4、P51、P52、P61、P62 定電位源
R3 抵抗
RSW6 切替スイッチ
SEN11、SEN12、SEN2、SEN3 不正検知センサ
SOL1〜SOL5 ソレノイドコイル
SW1〜SW11 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路
Z51、Z52、Z54 バリスタ

Claims (3)

  1. 制御基板と、前記制御基板とは別に設けられた単一の基板である他の基板と、複数のソレノイドコイルと、複数のカウントスイッチと、を備える遊技機であって、
    前記制御基板は、
    ソレノイドコイルを作動させる作動信号を出力可能に構成されている複数のソレノイド出力端子と、
    カウントスイッチが生成する検出信号を入力可能に構成されている複数のスイッチ入力端子と、
    を有しており、
    他の基板は、
    ソレノイドコイルと前記ソレノイド出力端子との接続回路に設けられている複数のソレノイド中継端子と、
    カウントスイッチと前記スイッチ入力端子との接続回路に設けられている複数のスイッチ中継端子と、
    前記ソレノイド中継端子及び前記スイッチ中継端子とは別の端子であって且つ当該他の基板上に形成されている定電位源またはグランドのいずれか一方に接続されている複数の基準電位端子と、
    を有しており、
    前記複数のスイッチ入力端子のうち前記スイッチ中継端子に接続されていない第一の端子、及び、複数の前記ソレノイド出力端子のうち前記ソレノイド中継端子に接続されていない第二の端子の双方が、信号線を介して前記基準電位端子のいずれかに接続されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第一の端子は前記基準電位端子を介して定電位源に接続しており、
    前記第二の端子は前記基準電位端子を介してグランドに接続しており、
    前記第一の端子の数が前記第二の端子の数に比べて多い請求項1に記載の遊技機。
  3. 更に、複数の不正検知センサを備え、
    前記制御基板は、不正検知センサを作動させる制御信号を出力可能に構成されている複数の不正検知センサ出力端子と、不正検知センサが生成するセンサ信号を入力可能に構成されている複数の不正検知センサ入力端子と、を有しており、
    前記他の基板は、不正検知センサと前記不正検知センサ出力端子との接続回路又は不正検知センサと前記不正検知センサ入力端子との接続回路に設けられている不正検知センサ中継端子を有している請求項1又は2に記載の遊技機。
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