JP2011254978A - 遊技機用検出装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 検出装置100は、磁界を検知したときにリードスイッチ53の接点が閉じる(ON状態となる)ことによって作動する磁気センサ52を含む不正検出部50と、不正検出部50からの出力電圧に基づき、公正な遊技が可能か否かを判定する遊技可否判定を行い、メイン基板21のCPU22へ判定結果を送信する電圧判定部60とを備えている。センサ基板51のセンサコネクタ59とIC基板61のICコネクタ69とはハーネスWを介して接続されている。
【選択図】 図3
Description
所定条件の成立に応じて遊技球等の遊技媒体を払い出す遊技機に対し、その遊技媒体を不当に得る目的で行われる不正行為を検出するために設けられる遊技機用検出装置において、
前記遊技機に設置されて前記不正行為を検出したときに作動するセンサと、そのセンサの作動と連動するスイッチ回路とを含む不正検出部と、
その不正検出部のスイッチ回路とは配線を介して接続され、前記不正検出部からの出力電圧に基づき、前記遊技機において公正な遊技が可能か否かを判定する遊技可否判定を行い、遊技を司る制御部へ判定結果を送信する電圧判定部とを備え、
前記不正検出部は、
前記センサのスイッチ回路がOFF状態のときに第一の出力電圧を発生し、前記センサのスイッチ回路がON状態のときに第二の出力電圧を発生し、前記スイッチ回路のOFF・ONとは無関係に、前記配線の断線状態のときに第三の出力電圧(例えば断線出力電圧)を発生し、同じく前記スイッチ回路のOFF・ONとは無関係に、前記配線の短絡状態のときに第四の出力電圧(例えば短絡出力電圧)を発生する電圧発生回路を構成する一方、
前記電圧判定部は、
前記第一ないし第四の出力電圧が入力される共通入力端子と、前記第一又は第二の出力電圧に応じた第一の判定信号を前記制御部へ送信する第一出力端子と、前記第三又は第四の出力電圧に応じた第二の判定信号を前記制御部へ送信する第二出力端子とを有し、
前記スイッチ回路のOFF状態又はON状態に基づく前記第一の判定信号と、前記配線の断線状態又は短絡状態に基づく前記第二の判定信号とが、前記電圧判定部から前記制御部へ個別に送信されることを特徴とする。
(A)制御部から、スピーカや液晶表示部で警報したり発射装置を停止したりするための制御信号を出力する。
(B)制御部(及び、制御部とホールコンピュータとの間のデータやコマンドの送受信を中継する中継装置)を介して、第一又は第二の判定信号をさらにホールコンピュータへ送信する。ホールコンピュータから、場内のスピーカ、島のランプ、中継装置の表示部等で警報するための制御信号を出力する。
電圧判定部は、
不正検出部から第一の出力電圧(正常出力電圧)が共通入力端子に入力されたとき、第一出力端子から第一の判定信号として正常信号を制御部へ送信するとともに、
不正検出部から第二の出力電圧(異常出力電圧)が共通入力端子に入力されたとき、第一出力端子から第一の判定信号として異常発生信号を制御部へ送信することができる。
電圧判定部は、
不正検出部から第一の出力電圧(異常出力電圧)が共通入力端子に入力されたとき、第一出力端子から第一の判定信号として異常発生信号を制御部へ送信するとともに、
不正検出部から第二の出力電圧(正常出力電圧)が共通入力端子に入力されたとき、第一出力端子から第一の判定信号として正常信号を制御部へ送信することができる。
(1)始動口を始めとする入賞口付近に設置され、磁界(磁気、磁力)を検知する磁気センサ(リードスイッチ);
(2)施錠装置付近に設置され、ガラス扉が開放された(内枠との間に隙間が形成された)ことを検知するドアセンサ(マイクロスイッチ);
(3)遊技機の機体適所に設置され、機体に通常時よりも大きな振動や衝撃が加えられた(叩いたり蹴ったりされた)ことを検知する振動・衝撃センサ(マイクロスイッチ)。
(4)遊技を司る制御部(CPU等)付近に設置され、違法電波が発射されたことを電界強度で検知する電波センサ;
(5)役物の可動部又はその駆動モータ付近に設置され、それらの原点位置、作動停止位置等を検知するフォトセンサ(光電スイッチ)。
プルアップ抵抗は、一定電圧を供給する直流電源と配線との間に介装される一方、
2個のうち一方のプルダウン抵抗は、配線に対してプルアップ抵抗と並列に接続されるとともに、他方のプルダウン抵抗は、スイッチ回路と直列接続された形態にて、配線に対してプルアップ抵抗と並列に接続される場合がある。
複数のスイッチ回路のON・OFFは、対応するセンサの作動・非作動との連動関係において共通するものを用いることが可能である。
電圧判定部には、複数の不正検出部が、その不正検出部毎に個別に設けられた配線を介してそれぞれ接続され、
電圧判定部は、共通入力端子及び第一出力端子を各不正検出部毎に有するとともに、第二出力端子をすべての不正検出部に共用する形で有している場合がある。
以上で述べた遊技機用検出装置を備えたことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明に係る検出装置を備えた遊技機の一実施例としての第1種パチンコ機の正面模式図である。第1種パチンコ機1(以下単にパチンコ機ともいう)は、施錠装置1bにより内枠1aに対して回動開閉自在に取り付けられた透明のガラス扉2と、内枠1aの内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3とを有する。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉B(遊技球;遊技媒体)は、発射操作ハンドル5の軸線周りでの回転操作に基づいて玉Bを打撃するハンマ43a、電動モータやカム等の伝動装置からなりハンマ43aを駆動するための駆動機構(図示せず)等を含んで構成される発射装置43によって、遊技盤3に向けて発射される。発射された玉Bは、2本のレール9,9の間を通って遊技盤3に形成された円形状の遊技領域3aに達し、遊技領域3aの面上を落下する。
・スタート入賞検出器32:スタートチャッカ7に付設されたスタート入賞検出器32からのスタート入賞検知信号;
・アタッカ入賞検出器33:アタッカ8に付設されたアタッカ入賞検出器33からのアタッカ入賞検知信号;
・電圧判定部60:玉Bを不当に獲得しようとする不正行為を検出するために設けられた遊技機用検出装置(以下単に検出装置ともいう)100の電圧判定部60(図3参照)にて行われた遊技可否判定の判定信号(詳細については後述する)。
・アタッカ開閉用ソレノイド34:アタッカ8を開放処理(このとき通電ON=励磁)及び閉鎖処理(このとき通電OFF=消磁)するためのアタッカ開閉用ソレノイド34への制御信号;
・液晶表示部6(可変表示手段):表示制御基板26を介して、当否抽選結果に基づく図柄を変動表示した後大当たり又は外れの確定表示を行なったり、変動表示の途中においてリーチとなった場合にリーチの演出表示を行なったりするための制御信号;
・ランプ41:ランプ制御基板28を介してランプ41を駆動させるための制御信号;
・払出装置42:払出制御基板29を介して賞球・貸球の払出装置42を駆動させるための制御信号;
・発射装置43:発射操作ハンドル5及び発射制御基板30を介して遊技球の発射装置43(ハンマ43a等)を駆動させるための制御信号。
(2)リードスイッチ53がON状態のときには、不正検出部50は、数式2で表される異常出力電圧V2(第二の出力電圧;低電位出力電圧;この例では5.7V)を発生する。
(3)ハーネスWが断線状態、又はコネクタ59,69が引抜状態のときには、不正検出部50は、リードスイッチ53のOFF・ONとは無関係に、断線出力電圧V3(第三の出力電圧;この例では12V)を発生する。
(4)ハーネスWが短絡状態のときには、不正検出部50は、リードスイッチ53のOFF・ONとは無関係に、短絡出力電圧V4(第四の出力電圧;この例では0V)を発生する。
(B)不正検出部50から異常出力電圧V2が共通入力端子63に入力されたとき、第一出力端子64から第一の判定信号として異常発生信号(例えば「1」)をCPU22(メイン基板21)へ送信する。
(C)不正検出部50から断線出力電圧V3が共通入力端子63に入力されたとき、第二出力端子65から第二の判定信号として配線不良信号(例えば「1」)をCPU22(メイン基板21)へ送信する。
(D)不正検出部50から短絡出力電圧V4が共通入力端子63に入力されたとき、第二出力端子65から第二の判定信号として配線不良信号(例えば「1」)をCPU22(メイン基板21)へ送信する。
なお、この実施例では、(C),(D)ともに配線不良信号を送信するが、(C)の場合に断線信号(例えば「0」)、(D)の場合に短絡信号(例えば「1」)を送信してもよい。
・第一閾値電圧VS1(例えば1V):短絡出力電圧V4と異常出力電圧V2との間に設定される。
・第二閾値電圧VS2(例えば6V):異常出力電圧V2と正常出力電圧V1との間に設定される。
・第三閾値電圧VS3(例えば11V):正常出力電圧V1と断線出力電圧V3との間に設定される。
図7は、図3(実施例1)の検出装置の変形例を示す回路図、図8は図5(実施例1)の変形例を示すフローチャート、図9は図8のフローチャートに基づく遊技可否判定の結果をマトリックスで表す説明図である。図7に示す遊技機用検出装置(以下単に検出装置ともいう)100’の不正検出部50’には、施錠装置1bの近傍に設置され(図1参照)、ガラス扉2が開放された(内枠1aとの間に隙間が形成された)ことを検知したときにマイクロスイッチ53’(スイッチ回路)の接点が開く(OFF状態となる)ように作動するするドアセンサ52’(センサ)が設けられている。
(2)’マイクロスイッチ53’がON状態のときには、不正検出部50’は、数式2で表される正常出力電圧V2(第二の出力電圧;低電位出力電圧;この例では5.7V)を発生する。
(3)ハーネスWが断線状態、又はコネクタ59,69が引抜状態のときには、不正検出部50’は、マイクロスイッチ53’のOFF・ONとは無関係に、断線出力電圧V3(第三の出力電圧;この例では12V)を発生する。
(4)ハーネスWが短絡状態のときには、不正検出部50’は、マイクロスイッチ53’のOFF・ONとは無関係に、短絡出力電圧V4(第四の出力電圧;この例では0V)を発生する。
(B)’不正検出部50’から正常出力電圧V2が共通入力端子63に入力されたとき、第一出力端子64から第一の判定信号として正常信号(例えば「0」)をCPU22(メイン基板21)へ送信する。
(C)不正検出部50’から断線出力電圧V3が共通入力端子63に入力されたとき、第二出力端子65から第二の判定信号として配線不良信号(例えば「1」)をCPU22(メイン基板21)へ送信する。
(D)不正検出部50’から短絡出力電圧V4が共通入力端子63に入力されたとき、第二出力端子65から第二の判定信号として配線不良信号(例えば「1」)をCPU22(メイン基板21)へ送信する。
図10は、本発明に係る検出装置の他の例を示す回路図、図11は4値判定ICによる遊技可否判定処理の他の例を示すフローチャート、図12は図11のフローチャートに基づく遊技可否判定の結果をマトリックスで表す説明図である。図10に示す遊技機用検出装置(以下単に検出装置ともいう)200は、複数(例えば2個)の不正検出部150A,150Bと単一の電圧判定部160とを備えている。不正検出部150A,150B毎に個別に設けられたハーネスWA,WB(配線)を介して、各不正検出部150A,150Bと電圧判定部160とは接続されている。
1a 内枠
1b 施錠装置
2 ガラス扉
5 発射操作ハンドル
6 液晶表示部(可変表示手段)
7 スタートチャッカ(始動口)
8 アタッカ(大入賞口)
21 メイン基板(主制御基板)
22 CPU(制御部)
40 スピーカ
43 発射装置
50,50’ 不正検出部
51 センサ基板(検出回路基板)
52 磁気センサ(センサ)
52’ ドアセンサ(センサ)
53 リードスイッチ(スイッチ回路)
53’ マイクロスイッチ(スイッチ回路)
59 センサコネクタ(検出回路コネクタ)
60 電圧判定部
61 IC基板(判定回路基板)
62 4値判定IC
63 共通入力端子
64 第一出力端子
65 第二出力端子
69 ICコネクタ(判定回路コネクタ)
100,100’ 検出装置(遊技機用検出装置)
150A 磁気不正検出部(不正検出部)
151A 磁気センサ基板(検出回路基板)
152A1 第一磁気センサ(センサ)
153A1 第一リードスイッチ(スイッチ回路)
152A2 第二磁気センサ(センサ)
153A2 第二リードスイッチ(スイッチ回路)
159A 磁気センサコネクタ(検出回路コネクタ)
150B 電波不正検出部(不正検出部)
151B 電波センサ基板(検出回路基板)
152B 電波センサ(センサ)
153B バイポーラNPN型トランジスタ(スイッチ回路)
159B 電波センサコネクタ(検出回路コネクタ)
160 電圧判定部
161 IC基板(判定回路基板)
162 4値判定IC
163A 磁気センサ共通入力端子(共通入力端子)
163B 電波センサ共通入力端子(共通入力端子)
164A 磁気センサ第一出力端子(第一出力端子)
164B 電波センサ第一出力端子(第一出力端子)
165 第二出力端子
169A 磁気センサ側ICコネクタ(判定回路コネクタ)
169B 電波センサ側ICコネクタ(判定回路コネクタ)
200 検出装置(遊技機用検出装置)
PS 直流電源
RU プルアップ抵抗
RD1 第一プルダウン抵抗
RD2 第二プルダウン抵抗
V1 高電位出力電圧(第一の出力電圧)
V2 低電位出力電圧(第二の出力電圧)
V3 断線出力電圧(第三の出力電圧)
V4 短絡出力電圧(第四の出力電圧)
VPS 電源電圧
VS1 第一閾値電圧
VS2 第二閾値電圧
VS3 第三閾値電圧
W,WA,WB ハーネス(配線)
Claims (5)
- 所定条件の成立に応じて遊技球等の遊技媒体を払い出す遊技機に対し、その遊技媒体を不当に得る目的で行われる不正行為を検出するために設けられる遊技機用検出装置において、
前記遊技機に設置されて前記不正行為を検出したときに作動するセンサと、そのセンサの作動と連動するスイッチ回路とを含む不正検出部と、
その不正検出部のスイッチ回路とは配線を介して接続され、前記不正検出部からの出力電圧に基づき、前記遊技機において公正な遊技が可能か否かを判定する遊技可否判定を行い、遊技を司る制御部へ判定結果を送信する電圧判定部とを備え、
前記不正検出部は、
前記センサのスイッチ回路がOFF状態のときに第一の出力電圧を発生し、前記センサのスイッチ回路がON状態のときに第二の出力電圧を発生し、前記スイッチ回路のOFF・ONとは無関係に、前記配線の断線状態のときに第三の出力電圧を発生し、同じく前記スイッチ回路のOFF・ONとは無関係に、前記配線の短絡状態のときに第四の出力電圧を発生する電圧発生回路を構成する一方、
前記電圧判定部は、
前記第一ないし第四の出力電圧が入力される共通入力端子と、前記第一又は第二の出力電圧に応じた第一の判定信号を前記制御部へ送信する第一出力端子と、前記第三又は第四の出力電圧に応じた第二の判定信号を前記制御部へ送信する第二出力端子とを有し、
前記スイッチ回路のOFF状態又はON状態に基づく前記第一の判定信号と、前記配線の断線状態又は短絡状態に基づく前記第二の判定信号とが、前記電圧判定部から前記制御部へ個別に送信されることを特徴とする遊技機用検出装置。 - 前記不正検出部は、前記スイッチ回路及び電圧判定部を接続する配線に関して1個のプルアップ抵抗と2個のプルダウン抵抗とを有し、
前記プルアップ抵抗は、一定電圧を供給する直流電源と前記配線との間に介装される一方、
2個のうち一方のプルダウン抵抗は、前記配線に対して前記プルアップ抵抗と並列に接続されるとともに、他方のプルダウン抵抗は、前記スイッチ回路と直列接続された形態にて、前記配線に対して前記プルアップ抵抗と並列に接続されている請求項1に記載の遊技機用検出装置。 - 前記他方のプルダウン抵抗は、並列接続された複数のスイッチ回路と直列状に接続され、
前記複数のスイッチ回路のON・OFFは、対応するセンサの作動・非作動との連動関係において共通するものが用いられている請求項2に記載の遊技機用検出装置。 - 前記電圧判定部は単一にて構成される一方、前記不正検出部は複数設けられ、
前記電圧判定部には、前記複数の不正検出部が、その不正検出部毎に個別に設けられた前記配線を介してそれぞれ接続され、
前記電圧判定部は、前記共通入力端子及び前記第一出力端子を各不正検出部毎に有するとともに、前記第二出力端子をすべての不正検出部に共用する形で有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機用検出装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用検出装置を備えたことを特徴とする遊技機。
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- 2010-06-09 JP JP2010131759A patent/JP2011254978A/ja active Pending
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