JP2539508Y2 - 物体検出スイッチの異常報知装置 - Google Patents

物体検出スイッチの異常報知装置

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JP2539508Y2
JP2539508Y2 JP5805490U JP5805490U JP2539508Y2 JP 2539508 Y2 JP2539508 Y2 JP 2539508Y2 JP 5805490 U JP5805490 U JP 5805490U JP 5805490 U JP5805490 U JP 5805490U JP 2539508 Y2 JP2539508 Y2 JP 2539508Y2
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君男 近藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、被検出物体の通過に応じてオンオフされる
検出スイッチを電源と信号ラインとの間に介在させて成
り、その検出スイッチの動作状態に応じて前記信号ライ
ンに対し第1及び第2の電圧レベル間で変化する検出信
号及び非検出信号を出力するようにした物体検出スイッ
チの異常報知装置に関する。
(従来の技術) 従来より、例えばパチンコゲーム機においては、盤面
に打込まれたパチンコ玉が特定の入賞口に入賞したとき
は、盤面に設けられた電気役物を駆動することにより、
その電気役物により閉鎖された入賞口を開放する構成の
ものが供されている。このため、斯様な電気役物を備え
たパンチコゲーム機にあっては、特定の入賞口にパチン
コ玉が入賞したことを検出スイッチたる例えば磁気セン
サにより検出すると共に、その磁気センサの検出結果に
基づいて制御装置により電気役物の駆動を制御するよう
にしている。つまり、盤面に打込まれたパチンコ玉が特
定の入賞口に入賞したときは、その入賞口に対応して設
けられた磁気センサがオンして検出信号を出力するの
で、制御装置は検出信号の入力を検出した時点で電気役
物を駆動するようになっている。
さて、近年、上述した構成の電気役物として、一対の
羽根と、この羽根により閉鎖された大当り口(通称Vゾ
ーン)及び外れ口を有し、特定の入賞口にパチンコ玉が
入賞したときに羽根が両側に所定回数開く構成のものが
供されている。そして、盤面に打込まれたパチンコ玉が
両側に開いた羽根により受止められたときは、そのパチ
ンコ玉は羽根により案内されて大当り口若しくは外れ口
の何れかに入賞するようになる。このとき、パチンコ玉
が入賞確率が低く設定された大当り口に入賞したとき
は、羽根が例えば18回連続して開閉して入賞の発生確率
が極めて高くなる特賞状態が発生する。つまり、特賞状
態においては羽根が連続して開閉するから、盤面の打込
パチンコ玉は大当り口若しくは外れ口の何れかに連続し
て入賞するようになる。この場合、パチンコ玉が例えば
10個連続して外れ口に入賞したとき、若しくは大当り口
にパチンコ玉が入賞する前に羽根が18回連続して開閉し
たときは、制御装置は羽根の駆動を停止して特賞状態を
終了させる。また、パチンコ玉が10個連続して外れ口に
入賞する前に大当り口に入賞したとき、若しくは羽根が
18回開閉する前にパチンコ玉が大当り口に入賞したとき
は、羽根を再び開閉して特賞状態を再開するようになっ
ている。
ところで、上述のような構成の電気役物の場合、打込
パチンコ玉が外れ口に連続して入賞したときに特賞状態
を終了するようになっているため、パチンコゲーム機の
裏側に取付けられている外れ玉検出用の磁気センサの機
能が無効化されたときは、特賞状態が不正に継続して出
玉率が向上してしまう。つまり、外れ玉検出用の磁気セ
ンサが取外された場合、或はその電源線或は出力線が断
線された場合は、磁気センサによる外れ玉の検出が不可
能となって特賞状態が不正に継続されてしまう。このた
め、パチンコホールにおいては、外れ玉検出用の磁気セ
ンサの機能を不正に無効化してパチンコゴーム機の賭博
性を高め、以て客寄せ効果を期待しようとする店が出現
するようになってきた。
このような不正は法律で禁止されているため、磁気セ
ンサと制御装置との間に検出スイッチが断線したことを
検出して報知する機能を有した断線検出回路を介在させ
るようにしている。第6図にはこの種の断線検出回路が
示されている。
この第6図において、磁気センサ1は、盤面に設けら
れた特定の入賞口にパチンコ玉が入賞したことを検出す
るために設けられている。また、磁気センサ2,3は電気
役物の大当り口及び外れ口にパチンコ玉が入賞したこと
を夫々検出するように設けられている。各磁気センサ1,
2,3の電源端子1a,2a,3aは24V直流電源端子と夫々接続さ
れており、非検出状態で電圧レベルが約18Vの非検出信
号を出力すると共に、パチンコ玉の検出状態で電圧レベ
ルが約2Vの検出信号を出力するようになっている。ま
た、各磁気センサ1,2,3の出力端子1b,2b,3bは信号ライ
ン4,5,6を介して制御装置7と接続されている。ここ
で、信号ライン4,5,6は同一構成であるので、以下、信
号ライン4の構成のみ説明する。即ち、信号ライン4
は、抵抗8及びコンデンサ9から成る積分回路並びに電
流制限用抵抗10の直列回路を主体として構成されてい
る。尚、コンデンサ9には抵抗11が並列接続されている
と共に、信号ライン4の信号出力側は図示極性のダイオ
ード12を介して直流電源端子と接続されている。従っ
て、磁気センサ1からの検出信号及び非検出信号は抵抗
8及び抵抗11により分圧されて制御装置7に出力され
る。このとき、信号ライン4に電気ノイズが重畳したと
きは、その電気ノイズは積分回路及びダイオード12によ
り吸収されてしまうので、制御装置7は電気ノイズの影
響を受けることなく磁気センサ1,2,3の検出状態に基づ
いて、賞球払出装置13,電気役物14,ブザー15等を駆動す
ることができる。
さて、上述のような回路構成によれば、外れ玉検出用
の磁気センサ3が断線したときには、信号ライン6の信
号入力側が抵抗11を介して0Vにクランプされるので、信
号ライン6から制御装置7にこれに設定された検出電圧
レベルが出力されるようになる。従って、磁気センサ3
の検出状態が所定時間よりも長く継続したときは、制御
装置7からブザー15に報知信号を出力することにより、
ブザー15から報知音が発せられるので、その報知音によ
り異常が発生したパチンコゲーム機を特定してそれに対
処することが可能となる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、磁気センサ3の機能を無効化する不正
行為としては、上述したような磁気センサ3を取外して
しまう他に、磁気センサ3の信号出力端子3b及び直流電
源端子間を短絡することも考えられる。つまり、磁気セ
ンサ3の信号出力端子3b及び直流電源端子間を短絡した
ときは、信号出力端子3bが24Vにクランプされてしまう
ので、外れ玉が発生するのに拘らず制御装置7に検出信
号が出力されなくなってしまう。このため、制御装置7
は特賞状態を続行してしまうので、結局、パチンコホー
ルの不正を報知することができない。このような不正に
対して、信号ライン6からの出力電圧を測定して、その
測定電圧が所定の正常範囲を外れていた場合は、不正が
行われたとしてそのことを報知するように制御装置7を
構成すればよいものの、そのような構成を採用した場
合、制御装置7の信号入力回路及び制御用プログラムが
複雑化してコストの高騰を招いてしまう。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、検出スイッチに異常が発生したことを確実に検出し
てそのことを報知することができる物体検出スイッチの
異常報知装置を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、被検出物体の通過に応じてオンオフされる
検出スイッチを電源と信号ラインとの間に介在させて成
り、その検出スイッチの動作状態に応じて前記信号ライ
ンに対し第1及び第2の電圧レベル間で変化する検出信
号及び非検出信号を出力するようにした物体検出スイッ
チであって、前記検出スイッチが前記信号ラインから切
り離されたときにその信号ラインの出力電圧レベルを検
出電圧レベルに保持する断線検出回路と、前記信号ライ
ンから検出電圧レベルが所定時間以上継続して出力され
たときに報知信号を発生する報知手段とを備えた物体検
出スイッチの異常報知装置において、前記電源及び信号
ライン間が短絡されたときにその電源電圧によりオンさ
れて上記信号ラインから前記報知手段に前記検出電圧レ
ベルの信号を与えるスイッチング回路を設けたものであ
る。
(作用) 被検出物体が通過すると、それに応じて検出スイッチ
がオンオフする。すると、検出スイッチの動作状態に応
じて信号ラインに対し第1及び第2の電圧レベル間で変
化する検出信号及び非検出信号が出力される。
さて、検出スイッチが信号ラインから切り離される
と、断線検出回路が信号ラインの出力電圧レベルを検出
電圧レベルに保持する。すると、報知手段は信号ライン
から検出電圧レベルが所定時間以上継続して出力された
ところで報知信号を発する。
また、電源及び信号ライン間が短絡されたときは、ス
イッチング回路がその電源電圧によりオンされて信号ラ
インから報知手段に検出電圧レベルの信号を与えるよう
になる。すると、報知手段は信号ラインから検出電圧レ
ベルの信号が所定時間以上継続して出力されたところで
報知信号を発する。従って、報知手段から報知信号が発
せられたときは、信号ラインから検出スイッチが切り離
されたか、或は電源及び信号ライン間が短絡したと判断
することができる。
(実施例) 以下、本考案をパチンコゲーム機に適用した一実施例
を第1図乃至第5図を参照して説明する。
パチンコゲーム機の正面を示す第2図において、盤面
21には複数の入賞口22及び特定の入賞口23,24が設けら
れており、操作ハンドル25による玉発射装置(図示せ
ず)の駆動により打込まれた被検出物体たるパチンコ玉
が何れかの入賞口22,23,24に入賞すると、所定数の賞球
が玉受皿26に放出される。また、盤面21には電気役物27
が設けられており、特定の入賞口23,24にパチンコ玉が
入賞したときは、その電気役物27が駆動されるようにな
っている。ここで、電気役物27は一対の羽根28,28を有
し、特定の入賞口23にパチンコ玉が入賞したときは羽根
28が両側に1回開き、特定の入賞口24にパチンコ玉が入
賞したときは羽根28が2回開くようになっている。ま
た、羽根28により閉鎖された部位には大当り口29とその
両側に位置する外れ口30,30が設けられている。従っ
て、羽根28が開いた状態で、盤面21に打込まれたパチン
コ玉がこの羽根28で受止められると、そのパチンコ玉は
羽根28に案内されて大当り口29若しくは外れ口30の何れ
かに入賞するようになっている。この場合、大当り口29
の入賞確率は低く設定されており、その大当り口29にパ
チンコ玉が入賞したときは、羽根28が例えば18回連続し
て開閉することにより打込パチンコ玉が大当り口29若し
くは外れ口30に入賞し易くなる特賞状態が発生する。そ
して、特賞の発生により打込パチンコ玉が外れ口30に例
えば10個連続して入賞する前に大当り口29に入賞したと
き、若しくは羽根28が連続して18回開閉する前にパチン
コ玉が大当り口に入賞したときは、羽根28が再び開閉し
て特賞状態が再開される。また、パチンコ玉が外れ口30
に連続して10個入賞したとき、若しくは大当り口29にパ
チンコ玉が入賞する前に羽根28が連続して18回開閉した
ときは電気役物27の駆動は停止されて特賞状態は終了さ
れる。
第1図は主要部の電気的構成を示している。この第1
図において、検出スイッチたる磁気センサ31は、特定の
入賞口23,24に対応して設けられている。また、検出ス
イッチたる磁気センサ32,33は、夫々大当り口29及び外
れ口30に対応して設けられている。各磁気センサ31,32,
33の電源入力端子31a,32a,33aは24V直流電源端子と接続
され、各信号出力端子31b,32b,33bは各信号ライン34,3
5,36を介して報知手段たる制御装置37の信号入力端子と
接続されている。これらの磁気センサ31,32,33は、パチ
ンコ玉の通過を検出したときにオンするようになってお
り、そのオン状態で第1の電圧レベルたる約2Vの検出信
号を出力し、オフ状態で第2の電圧レベルたる約18Vの
非検出信号を出力する。
ここで、各磁気センサ31,32,33と接続された信号ライ
ン34,35,36は同一構成であるので、以下、説明の簡略化
のために磁気センサ31と制御装置37との間に介在された
信号ライン34についてのみ説明する。
即ち、信号ライン34は、抵抗38及びコンデンサ39から
成る積分回路並びに電流制限用抵抗40の直列回路を主体
として構成されている。そして、コンデンサ39には断線
検出回路たる抵抗41が並列接続されていると共に、信号
ライン34の信号出力側は図示極性のダイオード42を介し
て直流電源端子と接続されている。以上の構成により、
磁気センサ31のオフ状態で信号ライン34から約3〜5Vの
非検出信号が制御装置37に出力され、入賞口23にパチン
コ玉が入賞することにより磁気センサ31がオンしたとき
は、信号ライン34から約0.3〜0.5Vの検出信号S1が制御
装置37に出力される。同様に、入賞口24にパチンコ玉が
入賞したときは、磁気センサ31がオンするのに応じて信
号ライン34から制御装置37に検出信号S2が出力される。
また、大当り口29にパチンコ玉が入賞したときは、磁気
センサ32がオンするのに応じて信号ライン35から制御装
置37に検出信号S3が出力され、外れ口30にパチンコ玉が
入賞したときは、磁気センサ33がオンするのに応じて信
号ライン36から制御装置37に検出信号S4が出力される。
ここで、信号ライン36の信号入力側は図示極性のツェ
ナダイオード43を介してトランジスタ44のベースと接続
されている。また、トランジスタ44のエミッタは制御装
置37の信号入力端子と接続され、コレクタはアースされ
ている。この場合、ツェナダイオード43のツェナ降伏電
圧は20Vに設定されている。また、以上のツェナダイオ
ード43及びトランジスタ44からスイッチング回路45が構
成されている。
制御装置37は、信号入力端子の入力電圧が例えば3V以
上のときに信号ライン34,35,36から非検出信号が入力し
ていると判断すると共に、入力電圧が例えば3V未満のと
きに信号ライン34,35,36から検出信号S1乃至S4が入力し
たと判断するように構成されている。つまり、制御装置
37の検出電圧レベルは3V未満に設定されている。また、
制御装置37は、検出信号S1乃至S4が入力したと判断した
ときは、賞球払出装置46及び電気役物27等を適宜駆動す
る。さらに、制御装置37は、信号ライン36からの検出信
号S4の検出時間に基づいてブザー47に報知信号を出力す
ると共にパチンコゲーム機全体の動作を停止する。
次に上記構成の作用を説明する。
遊技客の遊技により、盤面21に発射されたパチンコ玉
が入賞口23,24の何れかに入賞したときは、その入賞口2
3,24に対応した磁気センサ31がオンするので、これに伴
って信号ライン34から制御装置37に検出信号S1若しくは
S2が出力される。すると、制御装置37は、第1図に示す
メインルーチンにおけるステップA1において検出信号S1
若しくはS2を検出した時点で、賞球払出装置46を所定回
数駆動すると共に(ステップA2)、電気役物27を所定回
数動作させる(ステップA3)。
そして、電気役物27が駆動されて羽根28が両側に開く
と、盤面21に打ち込まれたパチンコ玉はその羽根28で受
け止められて大当り口29若しくは外れ口30に案内されて
これらの何れかに入賞する。ここで、大当り口29の入賞
確率は低く設定されているので、羽根28に案内されたパ
チンコ玉の多くは外れ口30に入賞する。これにより、外
れ口30に対応して設けられた磁気センサ33がオンするの
で、信号ライン36から制御装置37に検出信号S4が出力さ
れる。すると、制御装置37は、検出信号S4を検出した時
点で(ステップA4)、賞球払出装置46を駆動する(ステ
ップA5)。
一方、羽根28で受け止められたパチンコ球が大当り口
29に入賞したときは、制御装置37は、ステップA6から特
賞ルーチンに進行する。
即ち、第4図に示す特賞ルーチンにおいて、制御装置
37は、賞球払出装置46を駆動すると共に(ステップB1)
カウント値をクリアしてから(ステップB2)、電気役物
27を駆動する(ステップB3)。続いて、制御装置37は、
羽根28を18回開閉したか否かを判断し(ステップB4)、
18回開閉していないときは、検出信号S3若しくはS4が入
力しているか否かを判断すると共に(ステップB5,B
6)、このとき、何れの信号も入力していないと判断し
たときはステップB4に戻る。また、羽根28で受止められ
た打込みパチコン玉が外れ口30に入賞したときは、制御
装置37に検出信号S4が与えられるので、制御装置37は、
ステップB6からステップB7に進行して検出信号S4の検出
時間tを測定する。しかして、制御装置37は、検出時間
tが所定時間以内であると判断したときは(ステップB
8)、賞球払出装置46を駆動すると共に(ステップB
9)、カンウト値に1を加算する(ステップB10)。そし
て、演算の結果、カウント値が10に達していないと判断
したときは(ステップB11)、ステップB4に戻り、再び
羽根28の開閉回数を判断する。
制御装置37は、上述したように打込パチンコ玉が外れ
口30に入賞する毎に、その個数をカウント値として記憶
すると共に、そのカウント値が10となったところで、ス
テップB11からステップB12に進行して電気役物27の駆動
を停止してから(ステップB12)、メインルーチンに戻
る(ステップB13)。
また、カウント値が10となる前に、打込パチンコ玉が
大当り口29に入賞したときは、ステップB5からステップ
B1に戻って、賞球払出装置46を駆動すると共にカウント
値をクリアしてから、電気役物の駆動を開始する。
一方、大当り口29にパチンコ玉が入賞する前に、羽根
28が18回が開閉したときは、制御装置37は、ステップB4
からステップB12に移行して電気役物27の駆動を停止し
てメインルーチンに戻る。
さて、外れ玉検出用の磁気センサ33がパチンコホール
側により不正に取り外し、若しくは断線されたときは、
信号ライン36の信号入力側が抵抗41を介して0Vにクラン
プされる。この結果、制御装置37の信号入力端子の電圧
レベルは3V未満の検出電圧レベルとなると共に、その状
態が所定時間以上継続するようになる。すると、制御装
置37は、ステップB8から異常報知ルーチンに移行してブ
ザー47に報知信号を出力すると共にパチンコゲーム機全
体の動作を停止する。従って、ブザー47から報知音が発
せられると共にパチンコゲーム機全体の動作が停止する
ので、パチンコホールは不正を実施することができなく
なる。
一方、上述のように磁気センサ33の機能を無効化する
不正行為として、磁気センサ33の信号出力端子33bと電
源入力端子33a間を短絡することが行われる。つまり、
信号ライン36の信号入力側と直流電源端子とが短絡され
た場合、信号ライン36が24Vにクランプされてしまうの
で、磁気センサ33のオンに拘らず制御装置37に検出信号
S4が出力されなくなる。しかしながら、信号ライン36の
信号入力側が電源電圧である24Vにクランプされると
(そのタイミングを第5図に矢印Aで示す)、ツェナ降
伏電圧が18Vに設定されたツェナダイオード43がオンす
るので、ツェナダイオード43のオンに応じてトランジス
タ44がオン、つまりスイッチング回路45がオンする。こ
の結果、信号ライン36の信号出力側が3V未満となる。従
って、制御装置37は、検出信号S4が所定時間以上入力し
たと判断しで報知信号をブザー47に出力する。これによ
り、異常が発生したパチンコゲーム機から報知音が発せ
られると共にパチンコゲーム機全体の動作が停止するの
で、パチンコホールによる不正を防止することができ
る。
要するに、上記構成のものによれば、信号ライン36の
信号入力側が不正を目的として電源電圧である24Vと短
絡されたときは、スイッチング回路45がオンして信号ラ
イン36の信号出力側の電圧が制御装置37の検出電圧レベ
ル(3V未満)となるように構成したので、信号ライン37
の信号入力側が電源端子に短絡される不正が行われた場
合に、不正を見逃してしまう従来例と違って、ブザー47
からの報知音により不正を防止することが可能となる。
しかも、上述のような作用を呈する構成は、制御装置
37の信号入力回路及びプログラムの変更を行うことなく
信号ライン36にスイッチング回路45を並列接続するのみ
で実施できるので、構成が複雑化してコストが上昇して
しまうことはない。
尚、上記実施例では、検出スイッチとして磁気センサ
を用いたが、これに代えて、光センサ或は接点スイッチ
を利用するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案の物体検出ス
イッチの異常報知装置によれば、検出スイッチが信号ラ
インから切り離されたときにその信号ラインの出力電圧
レベルを検出電圧レベルに保持する断線検出回路と、前
記信号ラインから検出電圧レベルが所定時間以上継続し
て出力されたときに報知信号を発生する報知手段とを設
けた上で、前記電源及び信号ライン間が短絡されたとき
にその電源電圧によりオンされて上記信号ラインから前
記報知手段に前記検出電圧レベルの信号を与えるスイッ
チング回路を設けたので、検出スイッチに異常が発生し
たことを確実に検出してそのことを報知することができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は主要部の電気的構成を示す配線図、第2図はパチ
ンコゲーム機の正面図、第3図はメインルーチンを示す
フローチャート、第4図は特賞ルーチンを示すフローチ
ャート、第5図は電圧レベルの変化を示すタイミング図
である。また、第6図は従来例を示す第1図相当図であ
る。 図中、27は電気役物、29は大当り口、30は外れ口、31,3
2,33は磁気センサ(検出スイッチ)、34,35,36は信号ラ
イン、37は制御装置(報知手段)、41は抵抗(断線検出
回路)、45はスイッチング回路である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検出物体の通過に応じてオンオフされる
    検出スイッチを電源と信号ラインとの間に介在させて成
    り、その検出スイッチの動作状態に応じて前記信号ライ
    ンに対し第1及び第2の電圧レベル間で変化する検出信
    号及び非検出信号を出力するようにした物体検出スイッ
    チであって、前記検出スイッチが前記信号ラインから切
    り離されたときにその信号ラインの出力電圧レベルを検
    出電圧レベルに保持する断線検出回路と、前記信号ライ
    ンから検出電圧レベルが所定時間以上継続して出力され
    たときに報知信号を発生する報知手段とを備えた物体検
    出スイッチの異常報知装置において、前記電源及び信号
    ライン間が短絡されたときにその電源電圧によりオンさ
    れて上記信号ラインから前記報知手段に前記検出電圧レ
    ベルの信号を与えるスイッチング回路を設けたことを特
    徴とする物体検出スイッチの異常報知装置。
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JP4693013B2 (ja) * 2000-09-12 2011-06-01 サミー株式会社 遊技媒体払出装置

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