JP3739077B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の周辺装置の夫々の副制御手段が、共通バスを介して遊技全体の動作制御を行なう主制御手段から送信される、アドレスデータとコマンドデータとから成る制御情報を受信し、受信した制御情報に応答した動作を行うように構成された遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パチンコ機に代表される遊技機の動作制御が複雑となっており、その複雑な動作制御を実現するために、遊技機全体の動作制御を行なうメインCPU(主制御手段)から、各種の周辺装置に対して制御コマンドが送信されるように構成されたものがある。このような遊技機の場合、周辺装置側のサブCPU(副制御手段)が制御コマンドを受信し、この受信した制御コマンドに基づいた周辺装置の制御動作を行なうようになっている。
【0003】
そして、例えば特開平11−290529号公報記載のパチンコ機にあっては、共通バスによって一種のLANを構築し、メインCPUからサブCPUへと制御コマンドを送信可能にして内部構造の簡略化等を図っている。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような遊技機においては、確かに内部構造の簡略化は図られているものの、ノイズの発生等によって制御情報の送信アドレスが変化してしまった場合等には、そのまま予期しない動作制御が行われてしまうといった問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、共通バスを用いて周辺装置を制御する際において不適切な制御情報が送信されてきたか否かを厳重にチェック可能とした遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、複数種類の周辺装置の夫々の副制御手段が、共通バスを介して、遊技全体の動作制御を行なう主制御手段から送信される、アドレスデータとコマンドデータとから成る制御情報を受信し、受信した制御情報に応答した動作を行うように構成された遊技機において、
前記複数種類の周辺装置の夫々は、
自装置向けに送信されてきた制御情報に含まれるアドレスデータをデコードし、自装置向けに送信されてきた正当な制御情報であるか否かを判断するアドレスデコーダと、
前記アドレスデコーダが正当であると判断した場合に前記副制御手段に対して、割込み信号を供給する割り込みパルス発生手段と、
前記割り込みパルス発生手段から割込み信号が供給されたことに応答して、前記アドレスデコーダが正当であると判断した制御情報の内のコマンドデータをRAMに一時保存する保存手段と、
前記副制御手段は、
前記RAMに保存されたコマンドデータの内の所定位置のビット群と、前記周辺装置内に設けられたROMに格納されたコマンドデータテーブルに登録されていて、自装置に対して送信されてくるべき予め定められたビット群とを比較して、自装置向けの制御情報か否かをチェックする再チェック手段と、
前記再チェックの結果に応じた通知を行う通知手段と、を備えたことを特徴とするようにした。
【0005】
この発明によれば、再チェック手段が自装置向けに送信されてきた制御情報に対して、これが自装置向けの制御情報か否かをチェックするので、不適切な制御情報が送信されてきたか否かを厳重にチェックすることができる。また、制御情報の内の所定位置のビット群と、周辺装置内に設けられたROMに格納されたコマンドデータテーブルに登録されている予め定めたビット群とを比較してチェックするので、制御情報の内の全ビットを比較しなくて済む。更に、チェックの結果に応じた通知を行うので、チェックの結果を容易に把握できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、先ず通常のパチンコ機の構成や動作を説明した後に、本発明の特徴部を説明することによって本発明の理解の容易化を図る。図1は、本発明の実施の形態である遊技機(パチンコ機)の一部を構成する遊技盤100の模式的な説明図である。
【0010】
遊技盤100には、略円形状の外側ガイドレール101とこれより半径の小さな略円形状の内側ガイドレール102とによって包囲された円形状の遊技領域103が形成されいて、遊技者の操作によって図示しない発射装置から発射された遊技球が遊技領域103内を転動することによって遊技が行なわれるようになっている。なお、遊技領域103には、遊技球が当接されてこれらを複数の方向へと転動させるための遊技釘が多数配設されるが、図示簡略化のために遊技釘を図示省略している。
【0011】
遊技盤100の略中央位置には、独立して、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報を横一列や縦一列等の配列パターンで停止表示および変動表示可能である表示エリアを備える特別図柄表示装置104が配設されている。特別図柄表示装置104の真上には、普通図柄表示装置107が配設されている。特別図柄表示装置104の真下には特別図柄始動口105が配設されると共に、特別図柄表示装置104の両側方には普通図柄作動ゲート106、106が配設されている。
【0012】
特別図柄始動口105の下方には変動入賞装置108が配設されていて、この変動入賞装置108は、大当り期間中に幅広な可動部材116が図面手前側に回動し、この可動部材116が元に戻る方向に回動するまでの間に遊技球が入賞可能となる大入賞口109と、小当り中に幅狭な可動部材117が図面手前側に回動し、この可動部材117が元に戻る方向に回動するまでの間に遊技球が入賞可能な状態となる普通電動役物110とを有して構成される。
【0013】
また、遊技領域103には、図示しない遊技釘と共に遊技球の転動方向を変化させるための4つの風車111、2つのランプ付風車112、遊技機の遊技状態に応じて点灯制御されるランプ表示装置114、115、入賞されない遊技球を遊技盤100の裏側へと排出させるためのアウト口113等が配設されている。
【0014】
そして、特別図柄始動口105に遊技球が入賞されて、大当り乱数生成用のループカウンタで生成される乱数の抽選が行なわれ、この抽選された乱数が大当り値である場合には、表示エリアの識別情報が変動表示状態となった後、所定パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置104によって行なわれ、大入賞口109が所定開閉パターンで開閉制御されて、変動入賞装置108を遊技者にとって不利な状態から有利な状態にする。
【0015】
また、普通図柄作動ゲート106が遊技球の通過を検出すると、小当り乱数生成用のループカウンタで生成される乱数の抽選が行なわれ、この抽選された乱数が小当り値である場合には、普通図柄表示装置107の表示を所定のもの(例えば「7」や「3」)として、普通電動役物110を開放し(小当り状態)、この開放期間中に遊技球が入賞されると大当り抽選が行なわれる。
【0016】
この抽選の結果、大当りとなれば、上記説明と同様にして、表示エリア内で識別情報を変動表示させ、所定パターンでの表示が特別図柄表示装置104によって行なわれ、大入賞口109が所定開閉パターンで開閉制御されて、変動入賞装置108を遊技者にとって不利な状態から有利な状態にする。なお、入賞されない遊技球はアウト口113を介して排出される。また、この遊技機は、特定の図柄が出目となって大当りとなった場合には、次回の大当り確率が向上する確率変動機能を有するように構成されている。
【0017】
以上、遊技盤100に配設される各装置について説明してきたが、これらの装置のうちの主要なものはマイクロコンピュータシステムによって動作制御されており、これらについて制御ブロック図を参照して説明する。図2は、遊技盤100に配設された主要な装置の制御ブロック図である。なお、図示しない発射装置や賞球排出装置等の制御部を図示省略している。
【0018】
主制御部200は、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載していて、後述するテーブル領域215が形成されると共に一連の制御手順を記述した制御プログラムや制御データを記憶するROM201と、後述するカウンタ領域216や各種のワークエリアが形成されるRAM202とが設けられていて、一体型のワンチップマイコンとなっている。カウンタ領域216は、RAM202の替わりにCPUの内部の図示しないレジスタ群を用いても構成可能である。
【0019】
主制御部200には、入力ポート203を介して、各種の周辺装置が接続されている。即ち、主制御部200には、入力ポート203を介して、特別図柄始動口105の内部に配置され遊技球の特別図柄始動口105への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ204、普通図柄作動ゲート106の内部に配置され遊技球のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ205、大入賞口109の内部に配置され遊技球の大入賞口109への入賞を検出する大入賞口スイッチ206、および、普通電動役物110の内部に配置され遊技球の普通電動役物110への入賞を検出する普通電動役物スイッチ207が接続され、主制御部200は各検出信号を受信可能になっている。
【0020】
また、主制御部200には、出力ポート208を介して、各周辺装置に制御データ500を送信して周辺装置を動作制御可能に構成されている。即ち、主制御部200には、出力ポート208を介して、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報を変動表示や停止表示可能で、LCD等の表示デバイスを有して構成される特別図柄表示装置104、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置107、大入賞口109の幅広な可動部材116を回動制御して大入賞口109を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド209、普通電動役物110の可動部材117を回動制御して普通電動役物110を開放制御するための普通電動役物作動ソレノイド210、ランプやLEDを点灯制御するランプ表示装置114(115)、および、効果音を出力させるスピーカー211が接続され、主制御部200はこれら各装置を制御するためのコマンドデータ502を送信可能となっている。これに応答して周辺装置側のCPUはこの制御データ500に応じて動作制御を行なう。
【0021】
図5は、主制御部200が、周辺装置側に送信する制御データ500のデータフォーマットの模式的説明図である。この制御データ500は、周辺装置のアドレスを指定するアドレスデータ501と、制御内容を指示するデータであるコマンドデータ502とを含んで成っている。主制御部200は、制御データ500の送信先周辺装置のアドレスをアドレスデータ501として、コマンドデータ502を付加した制御データ500を周辺装置側に送信していく。なお、各周辺装置には互いに区別可能なアドレスが予め割り付けられていて、主制御部200はこれを参照して制御データ500の送信を行う。これに応答して、周辺装置側のCPUはこの制御データ500に応じて動作制御を行なう。
【0022】
また、主制御部200には、電源供給を行なうための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を出力するリセット回路213とが接続されていて、さらに、リセット回路213には、主制御部200から周期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力されると共に、電源回路212からの電流供給状態を監視するモニタ信号が入力される。
【0023】
次に、図4を参照して遊技機が用いる主要な乱数生成用カウンタについて説明しておく。各種の乱数は、値「0」から始まって上限値となるまで、所定周期(例えば4msec)で順次1ずつカウントアップ動作を行っていくと共に、カウント値が上限値を越えた場合に初期値「0」でクリアされカウント動作が繰返される、いわゆる無限ループカウンタを用いて生成され、これら無限ループカウンタはRAM202内に形成されて、主制御部200がそのカウント動作を制御している。
【0024】
主なカウントとしては、図4に示すように、大当り状態判定用乱数カウンタ(カウント値:0から239)401、リーチ選定用カウンタ(カウント値:0から99)402、大当り状態図柄選定用乱数カウンタ(カウント値:0から8)403、外れ左図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)404、外れ中図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)405、および、外れ右図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)406がある。
【0025】
大当り判定用カウンタ401は、大当り状態を生起させるか否かを判定するために用いられるカウンタである。通常遊技状態時(通常確率状態時)にあっては、カウンタ値が「7」で特賞状態を生起させ、これ以外の場合には特賞状態を生起させない。また、高確率状態時にあっては、カウンタ値「7」、「39」、「139」で特賞状態を生起させ、これ以外の場合には特賞状態を生起させない。かくして、総カウント値を「240」とすると、通常遊技状態にあっては240分の1の確率で特賞状態を生起させると共に、高確率状態時にあっては80分の1の確率で特賞状態を生起させることができる。
【0026】
リーチ選定用乱数カウンタ402は、特別図柄の変動パターンを選定するために用いられるカウンタであり、このカウンタ値を抽選すると抽選されたカウンタ値に対応する図柄変動パターンが選定される。大当り図柄選定用乱数カウンタ403は、大当り状態生起時に、特別図柄表示装置104の表示エリアに同一の図柄が例えば3個横一列に揃うように停止表示させる際に用いる特別図柄を選定するために用いるカウンタであり、このカウンタ値を抽選すると、抽選されたカウンタ値に対応する図柄パターンで特別図柄表示装置104の各表示部が表示される。
【0027】
カウンタ値が「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」の場合にそれぞれ、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の数字図柄が選定され表示される。外れ左図柄選定用乱数カウンタ404、外れ中図柄選定用乱数カウンタ405、および、外れ右図柄選定用乱数カウンタ406は、大当り状態が生起されない場合に、特別図柄表示装置104の表示エリアに停止表示させる特別図柄を選定するために用いられるカウンタであり、これらのカウンタ値を抽選すると抽選されたカウンタ値に対応する左、中、右図柄が特別図柄表示装置104に表示される。なお、カウンタはこれら以外にも普通図柄表示等に関連したもの等があり、これらはカウンタ領域216に格納されている。
【0028】
次に、図3のフローチャート等を参照して主制御部200が行なう制御動作を説明する。図3は、遊技機の遊技動作を説明するためのフローチャートである。なお、図3に示す一連の処理は主制御部200が実行するが、リセット回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップであるステップS100から実行する。
【0029】
まず、図示しない電源スイッチによって電源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動状態となるが、この電源投入が行なわれてから初めての処理が実行されるのであるか否かを判定する(ステップS100)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)ステップS102に移行し、一方、これ以外の場合には(No)ステップS108に移行する。
【0030】
ステップS102では、RAM202のクリア処理を実行し、少なくともカウンタ領域216を含む所定エリアのクリアを行ない、次いで、ステップS104では、初期制御処理を行なうためのデータをRAM202の所定エリアにセットしてステップS106に移行する。
【0031】
一方、ステップS108では、上述した各種乱数カウンタ401〜407等のカウンタ値を1だけカウントアップしてカウンタ値を更新する。次に、ステップS110では、特別図柄始動スイッチ204、普通図柄作動スイッチ205、大入賞口スイッチ206、普通電動役物スイッチ207が出力した検出信号を入力ポート203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込み格納するポート入力処理、特別図柄表示装置104、普通図柄表示装置107、大入賞口作動ソレノイド209、普通電動役物作動ソレノイド210、ランプ表示装置114(115)、スピーカー211を動作制御するために、後述する各ステップでの制御処理においてRAM202の出力バッファ(図示せず)に格納されていた制御データを出力ポート208を介して対応する装置に対して出力するポート出力処理、このポート出力処理によって出力された制御データを格納していた前記出力バッファをクリアする出力バッファクリア処理、および、遊技機動作制御に用いる図示しない各種のタイマのタイマ値を更新する各種タイマ処理を含む「共通処理1」を実行する。
【0032】
次に、ステップS112において、各スイッチ204、205、206,207等の断線や短絡の有無のチェックを行い、これらの障害が発生していると判定された場合には(Yes)ステップS116に移行して、エラーフラグをRAM202の所定エリアに格納して異常状態にあることを通知するために必要な制御等を行うエラー処理を実行してステップS126に移行し、一方、これらの障害が発生していないと判定された場合には(No)、ステップS118に移行する(ステップS114)。
【0033】
次に、ステップS118において、特別図柄始動スイッチ204、普通図柄作動スイッチ205、大入賞口スイッチ206、普通電動役物スイッチ207が入賞球を検出した検出信号を出力した場合に、ステップS108にて更新されている各種乱数カウンタから、出力された検出信号に対応する乱数値を抽選し、RAM202の所定エリアに格納し、格納した乱数値を参照して当り判定や図柄決定等を行う。
【0034】
具体的には、特別図柄始動スイッチ204または普通図柄電動役物スイッチ207が入賞球の検出信号を出力した場合には、先に説明したテーブル領域215に格納されている情報を参照して、抽出した乱数値(特賞状態判定用乱数カウンタ701)が大当りを生起させるものか否かの判定や、大当り状態図柄選定用乱数カウンタ403や外れ図柄選定用乱数カウンタ404〜406とテーブル領域215に格納されている情報を参照して表示すべき特別図柄の決定等の処理を行い、必要な制御データを出力バッファの所定位置に格納する。
【0035】
また、普通図柄作動スイッチ205が検出信号を出力した場合には、図示しない乱数カウンタによって生成された乱数と予め定めてROM201に格納されていた小当り値とを参照して、小当り状態を生起させるか否かを決定すると共に、表示すべき普通図柄を決定して必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納する。
【0036】
次に、ステップS120において、特別図柄表示装置104、普通図柄表示装置107に対して図柄変動、停止等の図柄表示制御を行い、ステップS118にて選定された図柄を表示させるための制御や大当り期間中にアニメーション画像を表示させるための制御を行うのに必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納する。なお、この具体的な制御は本発明の主要部なので後述する。
【0037】
次に、ステップS122において、大当り状態または小当り状態期間中において、大入賞口109や普通電動役物110を所定開放パターンで開閉制御するための制御データを出力バッファの所定エリアに格納する。以上のようにして出力バッファに格納された各種の制御データは、ステップS110のポート出力処理によって対応する装置に送信され、制御データを受信した装置は、受信した制御データに基づく動作制御を行う。
【0038】
次に、ステップS126に移行して、図示しない遊技機管理装置に各種の遊技データを出力バッファの所定エリアに格納する外部情報出力セット処理、図示しない賞球排出装置に賞球指令データを出力する賞球制御処理、ランプ装置114(115)を点灯制御するために必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納するランプ表示制御処理、スピーカー211を駆動制御するために必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納する効果音制御処理を含む「共通処理2」を実行する。そして、ステップS106では、リセット回路213からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合にはステップS100に移行して、遊技機の動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種乱数の乱数生成用のカウンタ値の更新等が挙げられる。以上のようにして、パチンコ機の一連の動作制御が行われることになる。
【0039】
(構成)
次に、本発明の主要部について説明する。図6は、本発明の実施の形態のブロック構成図、図7は周辺装置の一例である特別図柄表示装置104のブロック構成図である。この図に示すように、この実施の形態の遊技機にあっては、各周辺装置が共通バス300を介して主制御部200から送信される制御データ500を受信可能に構成されている。主制御部200は、先に説明した制御データ500を共通バス300上に送出する。
【0040】
特別図柄表示装置104は、CPU700と、ROM701と、RAM702と、LCD703と、アドレスデコーダ704と、割り込みパルス発生部705と、LED706とを備えて構成されていて、CPU700は、ROM701に記録されている動作制御プログラムに従った動作を行うことにより所望の動作制御が行われるようになっている。
【0041】
また、ROM701には、図9に示すようなコマンドデータテーブル900が格納されている。このコマンドデータテーブルは各周辺装置が備えているがその内容は各装置によって異なる。即ち、自装置に対して本来送信されてくるべき制御データ群が登録されている。図9の例では00(H)〜3A(H)までの連続したデジタル情報が登録されている。
【0042】
(動作)
次に図9を参照して動作を説明する。主制御部200が特別図柄表示装置104に対して制御データ500を送信する場合を想定する。先ず、アドレスデコード部704がアドレスデータ501をデコードしこれが正当な場合にのみ(ステップS800のYes)ステップS802に移行し、これ以外の場合には(ステップS800のNo)。
【0043】
次に、アドレスデコード結果が正当である場合にはステップS802において、割り込みパルス発生部705が起動して、CPU700に対して割り込み信号を供給する。これに応答してCPU700は、制御データ500の内のコマンドデータ502をRAM702に一時保存する(ステップS804)。
【0044】
CPU700は、このコマンドデータ502がコマンドデータテーブル900に登録されたもののいずれかに一致するか否かをチェックする。一致しない場合には(ステップS806のNo)、LED706を点灯して不一致の旨を通知して、チェック結果を把握容易とする。一方、一致する場合には正しい制御コマンド500が送信されてきたとして、RAM702に一時保存していたコマンドデータ502に応じた処理を実行する。
【0045】
したがって、この実施の形態によれば、CPU700は、アドレスデコード部704によって一度正当な制御データ500と判断された自装置向けに送信されてきた制御データ500に対して、これが自装置向けの制御データ500か否かを再チェックするので、不適切な制御データ500が送信されてきたか否かを厳重にチェックすることができる。
【0046】
また、CPU700は、コマンドデータテーブル900に登録された自装置に対して送信されてくるべき予め定められた制御データ群と、受信した制御データとを比較して再チェックを行うので、受信制御データと正当な制御データ群との比較のみで再チェックを行うことができる。しかも、LED706の点灯制御によって、再チェックの結果を容易に把握できる。
【0047】
また、例えばコマンドデータ502の全ビッを比較対象とするのではなく、コマンドデータ502の内の所定位置のビット群と予め定めた正当なビット群とを比較してチェックを行うようにしても良い。これによればチェック処理データの簡素化やチェック処理の高速化が図れる。
【0048】
なお、上述してきた実施の形態では周辺装置の一例として特別図柄表示装置104を例にとって説明してきたが、他の周辺装置に対しても同様な処理が可能となることは言うまでもない。
【0049】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことが可能である。例えば、コマンドデータ502の上位所定数ビットまたは下位所定数ビットと予め定めた正当ビット群とを比較すること、等が挙げられる。また、以上の実施の形態の説明においては、遊技機の例としてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明は、パチスロ機やTVゲーム等の他の遊技機に適用しうる。
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、自装置向けに送信されてきた制御情報に含まれるアドレスデータをデコードし、これが自装置向けに送信されてきた正当な制御情報である場合に、RAMに保存されたコマンドデータの内の所定位置のビット群と、ROMに格納されたコマンドデータテーブルに登録されていて、自装置に対して送信されてくるべき予め定められたビット群とを比較して、自装置向けの制御情報か否かをチェックする再チェックを行うので、不適切な制御情報が送信されてきたか否かを厳重にチェックすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機正面の模式的説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】遊技機の動作制御を説明するためのフローチャートである。
【図4】各種カウンタの説明図である。
【図5】制御データ500のデータフォーマットの説明図である。
【図6】本発明の実施の形態のブロック構成図である。
【図7】周辺装置一例である特別図柄表示装置104のブロック構成図である。
【図8】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】コマンドデータテーブル900の説明図である。
【符号の説明】
100 遊技盤
101 外側ガイドレール
102 内側ガイドレール
103 遊技領域
104 特別図柄表示装置
105 特別図柄始動口
106 普通図柄作動ゲート
107 普通図柄表示装置
108 変動入賞装置
109 大入賞口
110 普通電動役物
111 風車
112 ランプ付風車
113 アウト口
114、115 ランプ表示装置
116 可動部材
117 可動部材
200 主制御部
201 ROM
202 RAM
203 入力ポート
204 特別図柄始動スイッチ
205 普通図柄作動スイッチ
206 大入賞口スイッチ
207 普通電動役物スイッチ
208 出力ポート
209 大入賞口作動ソレノイド
210 普通電動役物作動ソレノイド
211 スピーカー
212 電源回路
213 リセット回路
300a〜300n 周辺装置
301a〜301n 周辺装置
401 特賞状態判定用乱数カウンタ
402 リーチ選定用乱数カウンタ
403 特賞状態図柄選定用乱数カウンタ
404 外れ左図柄選定用カウンタ
405 外れ中図柄選定用カウンタ
406 外れ右図柄選定用カウンタ
500 制御データ
700 CPU
701 ROM
702 RAM
703 LCD
704 アドレスデコーダ
705 割り込みパルス発生部
706 LED
900 コマンドデータテーブル

Claims (1)

  1. 複数種類の周辺装置の夫々の副制御手段が、共通バスを介して、遊技全体の動作制御を行なう主制御手段から送信される、アドレスデータとコマンドデータとから成る制御情報を受信し、受信した制御情報に応答した動作を行うように構成された遊技機において、
    前記複数種類の周辺装置の夫々は、
    自装置向けに送信されてきた制御情報に含まれるアドレスデータをデコードし、自装置向けに送信されてきた正当な制御情報であるか否かを判断するアドレスデコーダと、
    前記アドレスデコーダが正当であると判断した場合に前記副制御手段に対して、割込み信号を供給する割り込みパルス発生手段と、
    前記割り込みパルス発生手段から割込み信号が供給されたことに応答して、前記アドレスデコーダが正当であると判断した制御情報の内のコマンドデータをRAMに一時保存する保存手段と、
    前記副制御手段は、
    前記RAMに保存されたコマンドデータの内の所定位置のビット群と、前記周辺装置内に設けられたROMに格納されたコマンドデータテーブルに登録されていて、自装置に対して送信されてくるべき予め定められたビット群とを比較して、自装置向けの制御情報か否かをチェックする再チェック手段と、
    前記再チェックの結果に応じた通知を行う通知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
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