JP4661350B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、特定遊技状態に関する抽選結果を表示する際に、遊技機内部の基板間で行われる表示制御のためのコマンドの送受信時に異常が発生した場合、その異常を報知するための異常報知機能を備えた遊技機に関する。
従来、遊技球が始動入賞装置を通過すると、遊技状態を特定遊技状態に移行するか否かを決定する抽選を行って、その抽選結果を表示部に表示する遊技機では、抽選結果を表示する際に、抽選結果に基づいて表示を所定のパターンで変動させる演出表示を行った後に、抽選結果を表す図柄を表示させていた。
そして、表示部に、演出表示や図柄表示をする場合、遊技機の内部では、抽選を行う主基板から、演出表示や図柄表示を行うための各種コマンドを、表示部の表示制御を行う図柄制御基板に対して送信していた。
詳しくは、先ず、主基板から図柄制御基板へ表示の変動パターンを指定する「変動パターン指定コマンド」が送られ、図柄制御基板は、受信した「変動パターン指定コマンド」で指定された変動パターンで表示の変動を開始する。次に、主基板から抽選結果を表す図柄を指定する「図柄指定コマンド」が送られ、それを受信した図柄制御基板は、変動中の表示を、指定された図柄で停止する準備を行う。最後に、主基板から変動中の表示を停止させる「図柄停止コマンド」が送信され、それを受信した図柄制御基板は、指定された図柄が表示されるように変動している表示を停止させるのである。
この主基板と図柄制御基板との間の一連のコマンド送受信の際、図柄制御基板において、「変動パターン指定コマンド」を受信した後、「図柄指定コマンド」が所定時間内に正常に受信できなかった場合に表示部にエラー表示を行うようにした遊技機がある(例えば、特許文献1等参照)。
また、コマンド送受信の際、図柄制御基板において「変動パターン指定コマンド」を受信した後、所定時間内(例えば、0.5秒以内)に「図柄指定コマンド」を受信するようにし、その所定時間が経過したら、受信した「図柄指定コマンド」が正常であるか否かのチェックを行うようにした遊技機もある(例えば、特許文献2等参照)。
特開2001−112983号公報 特開2002−35318号公報
しかし、上記何れの遊技機においても、図柄制御基板が主基板から送信される変動パターン指定コマンドを受信すると、先ず、その変動パターン指定コマンドで指定された演出表示を開始し、その後、図柄指定コマンドを所定時間内に正常に受信できなかったらエラー表示をしたり(特許文献1の場合)、或いは、所定時間が経過したら受信した図柄指定コマンドをチェックするようにしている(特許文献2の場合)。つまり、何れの遊技機においても、変動パターン指定コマンドで指定された演出表示が所定の時間表示されるようになっている。従って、それらのコマンドの送受信の際に、ノイズ等で各コマンドの内容が変化した場合には、演出表示の内容と停止図柄の内容とが不一致になり、遊技者の混乱等を与えることになる。
例えば、主基板での抽選結果が「はずれ」の場合、先ず、主基板からは「はずれ」の変動パターン指定コマンドが図柄制御基板に送信される。図柄制御基板は、その「はずれ」の変動パターン指定コマンドを受信すると、「はずれ」の演出表示を開始する。しかし、変動パターン指定コマンドの送受信の際にノイズ等により図柄制御基板で変動パターン指定コマンドが「大当たり」として受信されると、図柄制御基板は、「大当たり」の演出表示を開始する。そして、その演出表示は、次に、主基板から「はずれ」の図柄指定コマンドが図柄制御基板に送信され、図柄制御基板で変動パターン指定コマンドと図柄指定コマンドとが一致しているか否かをチェックするまで行われる。
つまり、主基板と図柄制御基板との間の各コマンドの送受信の際に通信エラーが発生した場合には、図柄制御基板で図柄指定コマンドを受信してからでなければ受信エラーと判断できないため、「大当たり」時にしか発生しない予告やキャラクタ等で演出表示は行われてれいるのに、「大当たり」が発生しない(「大当たり」の停止図柄が表示されない)という状況が発生し、遊技者に混乱あるいは不信感を与えたりする場合もあった。
本発明は、かかる問題に鑑みなされたもので、主基板から送信されたコマンドが図柄制御基板で受信されるまでの間にノイズ等で変化するという異常が発生しても、遊技者に混乱や不信感を与えない遊技機を提供する。
かかる問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、遊技球が始動入賞装置を通過することにより、遊技状態を特定遊技状態に移行するか否かを決定する抽選を行う抽選手段と、抽選手段による抽選結果に基づき、抽選結果を表示部に表示する際の図柄を指定するための図柄指定指令と、遊技球が始動入賞装置を通過してから表示部に抽選結果を表す図柄を表示するまでの間に表示部に演出表示を行うための図柄の変動パターンを指定するための変動パターン指定指令とを出力する指令制御手段と、指令制御手段から出力された図柄指定指令及び変動パターン指定指令を受信し、表示部に、受信した変動パターン指定指令に従い演出表示を行い、その後、図柄指定指令に対応した図柄を表示する表示制御手段と、を備えた遊技機であって、指令制御手段が出力する図柄指定指令及び変動パターン指定指令には、抽選結果を表す抽選結果データが付加されており、指令制御手段は、図柄指定指令を出力した後に変動パターン指定指令を出力し、表示制御手段は、指令制御手段から図柄指定指令及び変動パターン指定指令を受信したときに、各指定指令に付加された抽選結果データが一致しているか否かを判定し、各指定指令に付加された抽選結果データが一致していれば、各指定指令に基づく演出表示及び図柄表示を行い、抽選結果データが一致していなければ、報知手段を介して異常を周囲に報知することを特徴とする。
このような特徴を有する遊技機では、指令制御手段は、図柄指定指令を出力した後に変動パターン指定指令を出力する。換言すると、表示制御手段は、抽選結果を示す図柄指定指令を受信してから、演出表示内容を示す変動パターン指定指令を受信することになる。
つまり、表示制御手段は、図柄指定指令の抽選結果データを先に受信できる(換言すれば、最終的に遊技者に知らせるべき抽選結果を変動パターンよりも先に知ることができる)ため、その図柄指定指令の抽選結果データに対応した変動パターンの表示を、変動パターン指定指令を受信する前に準備しておくことができる。従って、変動パターン指定指令を受信したときに、その抽選結果データと先に受信した図柄指定指令の抽選結果データとが一致していれば、直ちに演出表示を開始することができるようになる。逆に、その両抽選結果データが一致していない場合は、準備しておいた表示を止めれば、演出表示がなされないため、遊技者に混乱や不信感を与えることがない。
更に、請求項1に記載の遊技機によれば、表示制御手段で受信した各指定指令の抽選結果データが一致している場合には、変動パターン指定指令で指定された演出表示がなされ、その後、図柄指定指令で指定された抽選結果を表す図柄が表示される。
例えば、変動パターン指定指令と図柄指定指令との抽選結果データが共に、遊技状態を遊技者に有利となる大当たり状態に移行する所謂「大当たり」であった場合には、「大当たり」を表す演出表示が行われた後、「大当たり」を表す図柄が表示される。また、変動パターン指定指令と図柄指定指令の抽選結果データが共に、遊技状態を遊技者に有利となる大当たり状態に移行しない所謂「はずれ」であった場合には、「はずれ」表す演出表示が行われた後、「はずれ」を表す図柄が表示される。
一方、表示制御手段で受信した各指定指令の抽選結果データが一致していなければ、(例えば、変動パターン指定指令が「大当たり」で図柄指定指令が「はずれ」の場合には)異常が発生したと判定されて、報知手段を介して異常が発生したことが周囲に報知される。
つまり、請求項1に記載の遊技機によれば、各指定指令が正常に送受信されていれば(つまり、異常が発生しなければ)、演出表示や図柄表示がなされ、各指定指令が正常に送受信されていなければ(つまり、異常が発生したら)、異常報知がなされるため、遊技者は、遊技機が正常に作動しているか否かを知ることができ、混乱したり、不信感持つようなことが無くなる。
また、各指定指令が正常に送受信されていなければ、異常報知がなされるため、異常が発生したことを従業員が確実に知ることができ、従業員は、迅速なサービスを行うことが可能となる。
ところで、図柄指定指令及び変動パターン指定指令に付加される抽選結果データには、「大当たり」や「はずれ」或いは「リーチ」等の種々の内容のデータがあるが、その内、「大当たり」の抽選結果データ基づいて異常報知をするようにするとよい。
すなわち、請求項2に記載のように、表示制御手段は、受信した各指定指令のうち何れかの指定指令の抽選結果データが大当たりを示すデータであり、他の指定指令の抽選結果データが大当たりを示すデータでない場合に、報知手段を介して異常報知をするようにするのである。
このようにすると、遊技者に最も期待感を与える「大当たり」の際に異常が発生すると、異常報知がなされる。従って、表示部に正常な演出表示や図柄表示がなれなかったとしても、遊技者は異常が発生したことを知ることができるため、遊技者に大きな不信感を与えることがないようにすることが可能となる。
ところで、変動パターン指定指令と図柄指定指令との抽選結果データが異なっているか否かを判定し、その結果に基づいて、表示部で表示をしたり、報知手段で異常報知をしたりすると、遊技者を混乱させることがなくなったり、異常発生時に従業員が迅速に対応できるようになったりするが、受信した図柄指定指令や変動パターン指定指令に基づいて表示を行えば、演出効果を高めることもできる。すなわち、請求項3に記載のように、表示制御手段は、図柄指定指令又は変動パターン指定指令を受信する度に、受信した各指定指令の抽選結果データに基づいて、表示部に、予め定められた予告表示を行うようにするとよい。
このようにすると、図柄指定指令や変動パターン指定指令を受信する度に、その指令の抽選結果データの内容(例えば、「大当たり」或いは「はずれ」等)を表す予告表示が表示部でなされる。従って、各予告表示の内容を抽選結果に関連付けされたもの(例えば、「大当たり」の場合は、各指定指令の予告表示の内容は、全て「大当たり」を意味する記号やキャラクタを含むようにする)としておけば、正常に送受信が行われ、かつ、順次表示される予告表示が「大当たり」の内容の場合は、遊技者に与える期待感を徐々に高めていくことができ、逆に予告表示が「はずれ」の内容の場合は、遊技者は、より早く抽選結果を知ることができる。また、送受信で異常が発生した場合には、表示部に順次表示される予告表示が、互いに全く関連付けられていないもの(例えば「大当たり」と「はずれ」の内容の予告表示)となるため、遊技者は、何らかの異常が発生していることを知ることができる。また、予告表示が、互いに全く関連付けられていない「大当たり」と「はずれ」の内容となった場合には、「大当たり」か「はずれ」のどちらかの予告表示が通信異常によるものということになるが、その場合、少なくとも1つは「大当たり」の抽選結果による予告表示であるため、遊技者に、「大当たり」になる確率が通常より高くなるという期待感を与えることができる。
また、前述のように、抽選結果データには、種々の内容のデータがあるが、全ての抽選結果データに基づき予告表示を行うのではなく、「大当たり」の抽選結果データに基づき予告表示を行うとよい。すなわち、請求項4に記載のように、表示制御手段は、受信した各指定指令の抽選結果データが遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に移行させる大当たりを示すデータであった場合に、表示部に、予告表示として、通常の遊技状態よりも大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示を行うようにするとよい。
このようにすると、表示制御手段が受信した各指定指令の抽選結果データが「大当たり」であった場合、指令指定を受信する度に「大当たり」となる確率が高いことを表す予告表示がなされる。従って、正常に送受信が行われれば、表示部には、「大当たり」となる確率が高いことを表す予告表示が次々に行われるため、遊技者に与える期待感を徐々に高めていくことができる。また、遊技者は、「大当たり」となる確率が高いことを表す予告表示の連続表示数によって「大当たり」が確定したことを、より早く知ることもできる。
逆に、送受信が正常に行われなかった場合には、一旦「大当たり」になる確率が高いことを表す表示がされても、実際には「大当たり」とはならないのであるが、「大当たり」となる確率が高いという予告表示をすることによって、遊技者に期待感を持たせる演出を行うことができる。また、この場合、表示されるのは、あくまで、「大当たり」となる確率が高いことを示す「予告表示」であるため、たとえ、その表示がされた後に「はずれ」となっても、遊技機の機能について、遊技者に不信感を与えることはない。
更に、請求項5に記載のように、表示制御手段は、受信した各指定指令のうち、先に受信した指定指令の抽選結果データが大当たりを示すデータであった場合に、表示部に、予告表示として、通常の遊技状態よりも大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示を行うようにするとよい。
このように、先に受信した指定指令の抽選結果データだけで「大当たり」であるか否かを判定して予告表示を行えば、より早く「大当たり」の予告表示が行われるため、早いタイミングで、遊技者に「大当たり」の期待感を与えることができる。
そして、表示制御手段の処理は、請求項6に記載のように、マイクロコンピュータで実行される処理で実現するとよい。すなわち、表示制御手段は、マイクロコンピュータが、指令制御手段から受信した各指定指令の抽選結果データが一致しているか否かの判定処理、その判定処理により各指定指令の抽選結果データが一致していると判定された場合に表示部に、変動パターン指定指令に従ったパターンの演出表示を行った後に、図柄指定指令に従った図柄を表示する表示処理、及び、判定処理により各指定指令の抽選結果データが一致していないと判定された場合に報知手段を介して異常を報知する異常報知処理、を実行することにより実現されるようにし、更に、そのマイクロコンピュータが実行する各処理のうち、少なくとも、判定処理と異常報知処理とは、マイクロコンピュータで一定時間毎に起動される1つの割り込み処理中で実行されるようにするのである。
このようにすると、図柄指定指令と変動パターン指定指令との抽選データの一致/不一致の判定処理と異常報知処理とが1つの割り込み処理の中で実行されるため、異常が発生した場合に不要な報知がなされず、遊技者に混乱等を与えることがなくなる。
すなわち、「大当たり」時にしか発生しない予告やキャラクタ等で演出表示は行われてれいるのに、「大当たり」が発生しない(「大当たり」の停止図柄が表示されない)という状況が発生せず、遊技者に混乱あるいは不信感を与えたりすることがなくなるのである。
ところで、指令制御手段と表示制御手段との間の指定指令の送受信の際に発生した通信異常の回数が分かると、遊技機の保守を行う際に都合がよい。そのため、請求項7に記載のように、表示制御手段は、異常報知をする毎に該報知回数を累積し、異常報知をする際に、その累積した報知回数を報知手段を介して報知するようにするとよい。
このようにすると、その遊技機で発生した異常の累積回数に基づいて、その遊技機の修理や交換といった保守作業を行うことができ、サービスの質の向上にも繋がる。
また、異常が発生した際に、報知手段による報知を常に行うのではなく、請求項8に記載のように、遊技機に報知手段による報知を行うか否かを設定するための外部操作可能なスイッチ手段を設け、表示制御手段は、スイッチ手段を介して報知手段での報知を行う旨が設定されているときに、異常報知を行うようにするとよい。
このようにすると、報知手段を遊技機の前面等の見易い位置に配置しても、異常が発生したことを遊技者に知らせることなく、従業員のみが容易に見ることができるようになり、保守作業等がやり易くなる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機1の正面図である。
図1に示すように、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」ともいう。)1は、遊技機島に固定される外枠4と、開閉自在に外枠4に軸支された内枠5とを備える。
そして、内枠5には、遊技を演出するために点灯させる3つの内枠ランプ7と、パチンコ機1内部の基板間でデータを送受信する時に通信エラーが発生したこと表示するエラー表示装置24と、遊技者が遊技球を投入する遊技領域9と、遊技領域9の前面をガラスで覆う金枠11と、遊技者が遊技領域9上への遊技球の投入操作を行うためのハンドル13と、当該パチンコ機1から払い出される遊技球(貸球及び賞球)を貯留する上受け皿15と、上受け皿15が遊技球を貯留しきれなくなるなどして、上受け皿15から排出される遊技球を貯留する下受け皿17とが設けられている。
又、遊技領域9上には、LCDからなり、文字や図形を要素とした3つの特別図柄19aや遊技に関わる各種画像を表示するためのディスプレイ19と、特別図柄19aの変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの特別図柄保留ランプ23と、特別図柄19aの変動表示を開始させるために遊技者が遊技球を投入する始動入賞装置25と、「大当たり」の発生時に実行する大当たり遊技の際に、遊技者が遊技球を投入する大入賞装置27とが設けられている。
尚、ディスプレイ19は、遊技領域9の中央部に形成された直方体状の凹部20の奥に埋設されている。
又、始動入賞装置25は、所謂、チューリップ式の始動入賞装置であり、図中左右方向にそれぞれ傾倒動作して当該始動入賞装置25の入賞口への入り口を拡大する1対の可動片25aを備える。又、大入賞装置27は、図中手前方向に傾倒動作して当該大入賞装置27の入賞口(以下、「大入賞口」という。)を開放する開閉板27aを備える。
更に、遊技領域9上には、7セグメントLEDからなり、1桁の数字からなる普通図柄を表示する普通図柄表示装置29と、普通図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの普通図柄保留ランプ31と、遊技を演出するために点灯させる1対の遊技盤ランプ33と、遊技球の通過を検出し普通図柄の変動表示を開始させる1対の始動ゲート35とが設けられている。
次に、図2は、パチンコ機1における制御系統の一部の構成を示す構成ブロック図である。
図2に示すように、パチンコ機1には、CPU371やROM373、RAM375、PIO(パラレル入出力ポート)377、CTC(カウンタ・タイマ回路)379を内蔵したマイクロコンピュータ(以下、単に「マイコン」という。)37aや、入出力インターフェイス(以下、「入出力I/F」という。)37bなどを搭載し、当該パチンコ機1を統括制御する主基板37が具備されている。尚、マイコン37aは、RAM375とそれ以外の構成要素(つまり、CPU371、ROM373、PIO377、CTC379)とに別々に電力を供給可能に構成されている。
そして、この主基板37に、各種基板や各種装置を接続して、当該パチンコ機1の制御系統が構築されている。
即ち、主基板37には、先ず、始動ゲート35に設けられ、遊技球が始動ゲート35を通過したことを検出するゲートスイッチ(以下、「ゲートSW」という。)35aと、始動入賞装置25に設けられ、始動入賞装置25に遊技球が投入されたことを検出するスタートスイッチ(以下、「スタートSW」という。)25bと、同じく始動入賞装置25に設けられ、始動入賞装置25の可動片25aを駆動するソレノイド25cとが接続されている。
又、主基板37には、大入賞装置27に設けられ、大入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを検出する特定領域スイッチ(以下、「特定領域SW」という。)27bと、同じく大入賞装置27に設けられ、大入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントスイッチ(以下、「カウントSW」という。)27cと、同じく大入賞装置27に設けられ、大入賞装置27の開閉板27aを駆動するソレノイド27dとが接続されている。
又、主基板37には、上受け皿15及び下受け皿17への遊技球の払出を行う払出装置39に設けられ、上受け皿15及び下受け皿17へ払い出す遊技球(補給球)が不足していることを検出する補給球不足スイッチ(以下、「補給球不足SW」という。)39aと、同じく払出装置39に設けられ、下受け皿17が満杯になっていることを検出するオーバーフロースイッチ(以下、「オーバーフローSW」という。)39bと、主基板37のマイコン37aと同様に構成されたマイコン(図示せず)などを搭載し、払出装置39を制御する払出制御基板41とが接続されている。
又、主基板37には、CPU(図示せず)や、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、音声制御IC(図示せず)などを搭載し、当該パチンコ機1に設置されたスピーカ45を介して声や効果音、音楽などの音声を出力する音声制御基板43と、CPU(図示せず)や、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、ドライバ回路(図示せず)などを搭載し、内枠ランプ7や遊技盤ランプ33、特別図柄保留ランプ23、普通図柄保留ランプ31を点灯する電飾制御基板47とが接続されている。
更に、主基板37には、CPU(図示せず)や、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、画像制御IC(図示せず)などを搭載し、ディスプレイ19に特別図柄19aや遊技に関わる各種画像を表示したり、エラー表示装置24に主基板37との間の通信異常が発生したことを報知したり、普通図柄表示装置29に普通図柄を表示する図柄制御基板49と、パチンコ機1の外部から供給される交流電力(本実施形態ではAC24V)を複数種類の直流電力(本実施形態では、DC+5V、DC+12V、DC+24V、DC+32V)に変換し、上述の各種基板や各種装置などへ供給する電源基板51とが接続されている。尚、電源基板51には、パチンコ機1の電源がOFFされたのちもマイコン37aのRAM375と、払出制御基板41のマイコンのRAMとが記憶内容を保持し続けられるように、これらRAMに直流電力を20時間以上供給できる電気二重層コンデンサ(図示せず)が搭載されている。又、その一方で、必要に応じてこれらRAMの記憶内容を初期化できるように、押しボタンスイッチからなるクリアスイッチ(クリアSW)51aも搭載されている。
以上のように構成されたパチンコ機1の制御系統では、主基板37のマイコン37aに内蔵されたCPU371が、ROM373に記憶されたプログラムに従って各種処理を実行し、PIO377及び入出力I/F37bを介して上述の各種基板や各種装置に各種コマンドを出力する一方、これら各種基板や各種装置が、CPU371からの各種コマンドに従って各種処理や各種動作を行い、パチンコ機1の各部を制御する。
以下、マイコン37aのCPU371が実行する各種処理について説明する。
先ず、図3は、CPU371が実行するメインルーチンの流れを示すフローチャートである。尚、本処理は、パチンコ機1に電源が投入され、マイコン37aが起動した直後から実行される。
図3に示すように、本処理では、先ず、RAM375のスタック領域の先頭アドレスをCPU371のスタックポインタに設定する(S10)。続いて、割込を禁止に設定したのち(S15)、割込モードの設定を行う(S20)。尚、この際、CPU371は、CPU371の特定のレジスタ(本実施形態では、インタラプトレジスタ)に設定された値を上位ビット、PIO377やCTC379といったマイコン37aの内蔵デバイスが出力する割込ベクタを下位ビット(但し、本実施形態では、最下位ビットは0)としたアドレスを各種割込処理の先頭アドレスとする割込モードを設定する。つまり、これにより、CPU371は、各内蔵デバイスからの割込要求に対応可能となる。
そして、RAM375へのアクセスを許可したのち(S25)、クリアSW51aがON(押下)されているか否かを判定する(S30)。尚、この際、CPU371は、クリアSW51aがONされることによって生じるクリア信号を一定時間(本実施形態では、1秒間)以上入力された場合に、クリアSW51aがONされていると判定する。
ここで、クリアSW51aがONされていると判定した場合には(Yes:S30)、後述のS55へ直ちに移行する。一方、ONされていないと判定した場合(つまり、OFFされていると判定した場合)には(No:S30)、前回の電源OFF時における遊技状態を示すデータがRAM375にバックアップされているか否かを確認し(S35)、バックアップされていない場合には(No:S35)、後述のS55へ直ちに移行する。
一方、バックアップされている場合には(Yes:S35)、バックアップされているデータが正常なものであるか否かを示す数値であるチェックサムをバックアップされているデータに基づいて算出したのち(S40)、チェックサムが正常なものであるか否かを判定する(S45)。尚、この際、CPU371は、算出したチェックサムとRAM375に記憶されているチェックサムとが一致した場合に、チェックサムが正常なものであると判定する。
ここで、チェックサムが正常なものであると判定した場合には(Yes:S45)、バックアップされたデータに基づいて、前回の電源OFF時における遊技状態を復帰させる周知の遊技状態復帰処理を実行する(S50)。
一方、S45にて、チェックサムが正常なものでないと判定した場合には(No:S45)、RAM375の記憶内容をクリアしたのち(S55)、後述の各種乱数値や各種処理に用いるデータの初期値をRAM375に設定して、RAM375を初期化する(S60)。
そして、CTC379にタイマ割込の周期(本実施形態では、4ms)を設定したのち(S65)、割込を許可に設定し(S70)、これ以降、予め設定されたループ処理を繰り返し実行する(S75)。
ここで、図4は、上述のループ処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、本処理では、先ず、割込を禁止に設定したのち(S100)、予め設定された第1初期乱数値更新処理を実行する(S105)。
この第1初期乱数値更新処理では、RAM375の第1初期乱数値設定領域に設定した第1初期乱数値(初期値=0)を1だけ加算し、第1初期乱数値を更新する。但し、第1初期乱数値が予め指定された上限値(後述のリーチ乱数値の上限値と同じ値)に達している場合には、第1初期乱数値をリセットすることで(つまり、第1初期乱数値=0を設定。)、第1初期乱数値を更新する。
このように第1初期乱数値更新処理を実行し終えると、予め設定された第2初期乱数値更新処理を実行する(S110)。
この第2初期乱数値更新処理では、RAM375の第2初期乱数値設定領域に設定した第2初期乱数値(初期値=0)を1だけ加算し、第2初期乱数値を更新する。但し、第2初期乱数値が予め指定された上限値(後述の当否乱数値の上限値と同じ値)に達している場合には、第2初期乱数値をリセットすることで(つまり、第2初期乱数値=0を設定。)、第2初期乱数値を更新する。
このように第2初期乱数値更新処理を実行し終えると、割込を許可に設定して(S115)、本処理を終了する。
尚、本処理のS100にて、割込を禁止に設定する理由は、上述の第1初期乱数値更新処理及び第2初期乱数値更新処理の実行中に割込処理が発生し、上述の各乱数値の更新が不完全になってしまうことを防止するためである。
次に、図5は、CPU371が実行する割込処理の流れを示すフローチャートである。
尚、本処理は、割込許可時に、CTC379からCPU371に割込信号(タイマ割込)が入力された際に実行される。
図5に示すように、本処理では、先ず、割込を禁止に設定したのち(S200)、CPU371における各種レジスタの内容をRAM375のスタック領域へ退避させる(S205)。そして、予め設定された入力処理を実行する(S210)。
この入力処理では、PIO377の入力ポートからゲートSW35a、スタートSW25b、特定領域SW27b、カウントSW27c、補給球不足SW39a、オーバーフローSW39bの状態(ON/OFF)を読み込み、RAM375の入力状態記憶領域に設定する。
このように入力処理を実行し終えると、予め設定されたエラー処理を実行する(S215)。
このエラー処理では、入力状態記憶領域を参照し、入力状態記憶領域に設定した各種スイッチの状態が当該パチンコ機1の異常(例えば、各種スイッチの断線や短絡、補給球の不足、下受け皿17の満杯など)を示しているか否かを判定する。そして、異常を示している場合には、それに応じたエラーを発生するエラーコマンドを作成し、RAM375のコマンド蓄積領域に蓄積させる。一方、異常から正常に復帰していることを示している場合には、発生しているエラーを解除するエラー解除コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
このようにエラー処理を実行し終えると、予め設定された賞球処理を実行する(S220)。
この賞球処理では、入力状態記憶領域を参照し、補給球不足SW39a、オーバーフローSW39bの状態が変化しているか否かを判定し、「補給球不足でも下受け皿17が満杯でもない状態」から「補給球不足又は下受け皿17が満杯の状態」へと変化していると判定した場合には、賞球の払出の停止を払出制御基板41に指示する払出停止指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
一方、「補給球不足又は下受け皿17が満杯の状態」から「補給球不足でも下受け皿17が満杯でもない状態」へと変化していると判定した場合には、賞球の払出を払出制御基板41に許可する払出作動指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
又、スタートSW25b、特定領域SW27b、カウントSW27cのうちのいずれかが遊技球を検出しているか否かを判定する。但し、CPU371は、スタートSW25b、特定領域SW27b、カウントSW27cが2割込分連続してOFFしたのち、2割込分連続してONしている場合に、これらスイッチが遊技球を検出したと判定する。
そして、これらスイッチが遊技球を検出していると判定した場合には、それに応じた数の賞球の払出を払出制御基板41に指示する賞球数指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
このように賞球処理を実行し終えると、予め設定された普通図柄動作処理を実行する(S225)。
この普通図柄動作処理では、RAM375の普図乱数値設定領域に設定した普図乱数値(初期値=0)を1だけ加算し、普図乱数値を更新する。但し、普図乱数値が予め指定された上限値(本実施形態では、上限値=250)に達している場合には、普図乱数値をリセットすることで(つまり、普図乱数値=0を設定。)、普図乱数値を更新する。
そして、入力状態記憶領域を参照し、ゲートSW35aが遊技球を検出しているか否かを判定する。但し、CPU371は、ゲートSW35aが2割込分連続してOFFしたのち、2割込分連続してONした場合に、ゲートSW35aが遊技球を検出したと判定する。
ここで、遊技球を検出していると判定し、且つ、RAM375の普図作動保留球数設定領域に設定した普図作動保留球数(初期値=0)が上限値(本実施形態では、上限値=4)に達していなければ、普図作動保留球数を1だけ加算すると共に、普図乱数値設定領域から普図乱数値を読み込み、RAM375の普図乱数値蓄積領域に蓄積させる。
又、普図乱数値蓄積領域に普図乱数値が蓄積され、且つ、普通図柄が停止している状態で予め指定された待機時間が経過している場合には、普図作動保留球数を1だけ減算して、普図乱数値蓄積領域に蓄積させた順序にて、普図乱数値蓄積領域から普図乱数値を1つ取り出し、RAM375の普図判定領域に設定すると共に、普通図柄の変動パターンを指定する変動パターン普指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
又、普通図柄が変動している状態で予め指定された変動時間が経過している場合には、普図判定領域に設定した普図乱数値に基づいて、停止表示すべき普通図柄を指定する図柄停止普指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
又、変動していた普通図柄が停止に移行した場合には、普図判定領域に設定した普図乱数値が「当たり」に該当するか否かを判定し、この判定結果をRAM375の普図結果領域に設定する。尚、普図乱数値にはそれぞれ、「当たり」もしくは「はずれ」のうちのどちらか一方が割り当てられている(本実施形態では、84〜250の普図乱数値には「当たり」が割り当てられ、それ以外の普図乱数値には「はずれ」が割り当てられている。)。そして、CPU371は、普図判定領域に設定した普図乱数値が「当たり」を割り当てられた普図乱数値と一致するか否かを判定することにより、この普図乱数値が「当たり」もしくは「はずれ」のうちのどちらに該当するのかを判定する。
このように普通図柄動作処理を実行し終えると、予め設定された普通電動役物動作処理を実行する(S230)。
この普通電動役物動作処理では、普図結果領域を参照し、判定結果が「当たり」を示している場合には、始動入賞装置25のソレノイド25cを作動させて、可動片25aを傾倒動作させ、始動入賞装置25の入賞口への入り口を拡大する。
又、ソレノイド25cを作動させている状態で、スタートSW25bの遊技球の検出回数が予め指定された回数に達していたり、ソレノイド25cの作動時間が予め指定された最大作動時間に達している場合には、ソレノイド25cの作動を停止する。
このように普通電動役物動作処理を実行し終えると、特別図柄動作処理を実行する(S235)。尚、この特別図柄動作処理については詳細を後述する。
そして、この特別図柄動作処理を実行し終えると、予め設定された特別電動役物動作処理を実行する(S240)。
この特別電動役物動作処理では、RAM375の大当たり発生記憶領域に「大当たり」が発生中である旨が設定された場合に、大当たり遊技の初回インターバル画面の表示を図柄制御基板49に指示する初回インターバル指定コマンドをコマンド蓄積領域に蓄積させる。
又、初回インターバル画面の表示中に、初回インターバル画面の表示時間が経過している場合には、大入賞装置27のソレノイド27dを作動させて、開閉板27aを傾倒動作させ、大入賞口を開放する。
又、大入賞口の開放中に、大当たり遊技が最終ラウンドでなく、且つ、大入賞口への遊技球の入賞数が予め指定された数(本実施形態では10個)に達したか、もしくは予め指定された最大開放時間が経過した場合には、ソレノイド27dの作動を停止して、大入賞口を閉鎖する。
又、大入賞口の閉鎖中に、大当たり遊技が最終ラウンドでなく、且つ、特定領域SW27bが遊技球を検出している場合には、ソレノイド27dを作動させて大入賞口を開放すると共に、次のラウンド画面の表示を図柄制御基板49に指示するラウンド指定コマンドをコマンド蓄積領域に蓄積させる。一方、特定領域SW27bが遊技球を検出していない場合には、最終回インターバル画面の表示を図柄制御基板49に指示する最終回インターバル指定コマンドをコマンド蓄積領域に蓄積させる。
又、最終回インターバル画面の表示中に、最終回インターバル画面の表示時間が経過した場合には、大当たり発生記憶領域に「大当たり」が発生していない旨を設定すると共に、客待ちデモンストレーション画面の表示を図柄制御基板49に指示する客待ちデモンストレーション指定コマンドをコマンド蓄積領域に蓄積させる。
このように特別電動役物動作処理を実行し終えると、予め設定されたランプ処理を実行する(S245)。
このランプ処理では、普図作動保留球数設定領域から普図作動保留球数を読み込み、これに応じた普通図柄保留ランプ31の点灯数を電飾制御基板47に指定する点灯数普指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
又、RAM375の特図作動保留球数設定領域から特図作動保留球数を読み込み、これに応じた特別図柄保留ランプ23の点灯数を電飾制御基板47に指定する点灯数特指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
更に、RAM375の特図状態記憶領域を参照し、特別図柄19aが変動中である旨に設定内容が移行している場合には、RAM375の変動パターン設定領域を参照して、特別図柄19aの変動パターンの内容に応じた内枠ランプ7及び遊技盤ランプ33の点灯パターンを電飾制御基板47に指定する点灯パターン指定コマンドを作成し、コマンド蓄積領域に蓄積させる。
このようにランプ処理を実行し終えると、予め設定された情報出力処理を実行する(S250)。
この情報出力処理では、特別図柄19aを変動させたことを示す変動情報や、「大当たり」の発生を示す大当たり情報などを作成し、当該パチンコ機1に接続された呼出ランプ(図示せず)やホールコンピュータ(図示せず)へ出力する。
このように情報出力処理を実行し終えると、予め設定された出力処理を実行する(S255)。
この出力処理では、コマンド蓄積領域に蓄積させた各種コマンドを順次取り出し、該当する基板へ出力する。
このように出力処理を実行し終えると、スタック領域に退避させていた各種レジスタの内容を復帰させ(S260)、割込を許可に設定したのち(S265)、上述のメインルーチンへ復帰する。
ここで、前述した特別図柄動作処理について詳細を説明する。図6は、特別図柄動作処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、本処理では、先ず、上述の第1初期乱数値更新処理を実行し(S300)、続いて、上述の第2初期乱数値更新処理を実行したのち(S305)、予め設定されたリーチ乱数値更新処理を実行する(S310)。
このリーチ乱数値更新処理では、RAM375のリーチ乱数値設定領域に設定したリーチ乱数値(初期値=0)を1だけ加算し、リーチ乱数値を更新する。但し、リーチ乱数値が予め指定された上限値(本実施形態では、上限値=29)に達している場合には、リーチ乱数値をリセットすることで(つまり、リーチ乱数値=0を設定。)、リーチ乱数値を更新する。又、リーチ乱数値が一巡する場合には、第1初期乱数値設定領域から第1初期乱数値を読み込み、これをリーチ乱数値としてリーチ乱数値設定領域に設定することで、リーチ乱数値を更新する。
このようにリーチ乱数値更新処理を実行し終えると、予め設定された当否乱数値更新処理を実行する(S315)。
この当否乱数値更新処理では、RAM375の当否乱数値設定領域に設定した当否乱数値(初期値=0)を1だけ加算し、当否乱数値を更新する。但し、当否乱数値が予め指定された上限値(本実施形態では、上限値=349)に達している場合には、当否乱数値をリセットすることで(つまり、当否乱数値=0を設定。)、当否乱数値を更新する。又、当否乱数値が一巡する場合には、第2初期乱数値設定領域から第2初期乱数値を読み込み、これを当否乱数値として当否乱数値設定領域に設定することで、当否乱数値を更新する。
このように当否乱数値更新処理を実行し終えると、入力状態記憶領域を参照して、スタートSW25bが遊技球を検出しているか否かを判定する(S320)。但し、CPU371は、スタートSW25bが2割込分連続してOFFしたのち、2割込分連続してONした場合に、スタートSW25bが遊技球を検出したと判定する。
ここで、遊技球を検出していないと判定した場合には(No:S320)、後述のS350へ直ちに移行する。
一方、遊技球を検出していると判定した場合には(Yes:S320)、特図作動保留球数設定領域を参照し、特図作動保留球数設定領域に設定した特図作動保留球数(初期値=0)が予め指定された上限値(本実施形態では、上限値=4)に達しているか否かを確認する(S325)。
ここで、特図作動保留球数が上限値に達している場合には(Yes:S325)、前回蓄積させた当否乱数値を削除して(S330)、後述のS345へ移行する。
一方、特図作動保留球数が上限値に達していない場合には(No:S325)、特図作動保留球数を1だけ加算したのち(S335)、リーチ乱数値設定領域からリーチ乱数値を読み込み、RAM375のリーチ乱数値蓄積領域に蓄積させると共に(S340)、当否乱数値設定領域から当否乱数値を読み込み、RAM375の当否乱数値蓄積領域に蓄積させる(S345)。
そして、後述の遊技進展処理を実行したのち(S350)、本処理を終了する。
次に、前述した遊技進展処理について詳細を説明する。図7は、遊技進展処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、本処理では、先ず、大当たり発生記憶領域を参照して、「大当たり」が発生中であるか否かを確認し(S400)、「大当たり」が発生中である場合には(Yes:S400)、本処理を直ちに終了する。
一方、「大当たり」が発生中でない場合には(No:S400)、特図状態記憶領域を参照し、特別図柄19aが変動中であるか否かを確認する(S405)。
そして、変動中でない場合には(No:S405)、後述の変動開始処理を実行したのち(S410)、本処理を終了する。
一方、変動中である場合には(Yes:S405)、後述の停止処理を実行したのち(S415)、本処理を終了する。
次に、図8及び図9に基づいて、変動開始処理及び停止処理について詳細を説明する。
本パチンコ機1は、前述したようにリーチ乱数値及び当否乱数値を有しており、そのリーチ乱数値と当否乱数とを組み合わせて遊技者に期待感を持たせる演出を行っている。
つまり、後述するように、リーチ乱数値として、「スーパーリーチ」、「ロングリーチ」、「ノーマルリーチ」、「はずれ」を設け、それぞれに対応した当否乱数値、「スーパーリーチ当たり」、「ロングリーチ当たり」、「ノーマルリーチ当たり」、「はずれ」を設ける。そして、例えば、リーチ乱数値が「スーパーリーチ」となった場合には、当否乱数値が「スーパーリーチ当たり」となった場合にのみ「大当たり」となり、リーチ乱数値が「スーパーリーチ」で、当否乱数値が「スーパーリーチ当たり」でなかった場合には「大当たり」とならないようになっている。
そして、「スーパーリーチ」となる確率を低くし、対応する当否乱数値「スーパーリーチ当たり」の「大当たり」となる確率を高くしている。そのようにしてリーチ乱数値と当否乱数値を設定することで、パチンコ機1は、「スーパーリーチ」にはなりにくいが、一旦「スーパーリーチ」となった場合には、高い確率で「大当たり」となるパチンコ機となっている。
同様に、「ロングリーチ」、「ノーマルリーチ」、「はずれ」についても各々異なる確率のリーチ乱数値を割当て、それらに対応する当否乱数値である「ロングリーチ当たり」、「ノーマルリーチ当たり」、「はずれ」も各々異なる確率の当否乱数を割当てて、多様な演出を行っている。
そのようなリーチ乱数値及び当否乱数値による変動開始処理及び停止処理を以下に説明する。
図8は、変動開始処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、本処理では、先ず、特図作動保留球数設定領域を参照し、特図作動保留球数が0であるか否かを確認する(S500)。
そして、特図作動保留球数が0である場合には(Yes:S500)、本処理を直ちに終了する。一方、特図作動保留球数が0でない場合には(No:S500)、特図作動保留球数を1だけ減算したのち(S505)、リーチ乱数値蓄積領域に蓄積させた順序にて、リーチ乱数値蓄積領域からリーチ乱数値を1つ取り出し(S510)、これに応じた特別図柄19aの変動パターンの内容を変動パターン設定領域に設定する(S515)。
尚、ROM373には、リーチ乱数値をそれぞれ、「スーパーリーチ」、「ロングリーチ」、「ノーマルリーチ」、「はずれ」といった変動パターンのうちのいずれかに対応づけたリーチ乱数値対応テーブルが設定されており、CPU371は、リーチ乱数値対応テーブルに基づいて、取り出したリーチ乱数値に対応する変動パターンの内容を設定する。
ここで、本実施形態において、「スーパーリーチ」とは、特別図柄19aを変動させ、ディスプレイ19に向かって左側の特別図柄19a(以下、「左特図」という。)と、右側の特別図柄19a(以下、「右特図」という。)とを同一種類の特別図柄19aで停止させたのち、中央の特別図柄19a(以下、「中特図」という。)を左特図及び右特図と同一種類の特別図柄19aで停止させようとする趣向を凝らしたアニメーションを表示することで「大当たり」の発生を遊技者に期待させるように設定された演出である。
又、「ロングリーチ」とは、特別図柄19aを変動させ、左特図と右特図とを同一種類の特別図柄19aで停止させたのち、中特図を通常よりも長い時間変動させて「大当たり」の発生を遊技者に期待させるように設定された演出である。
又、「ノーマルリーチ」とは、特別図柄19aを変動させ、左特図と右特図とを同一種類の特別図柄19aで停止させたのち、中特図を通常どおりに変動させて「大当たり」の発生を遊技者に期待させるように設定された演出である。
又、「はずれ」とは、特別図柄19aを変動させたのち、左特図、右特図、中特図とを全て異なる種類の特別図柄19aで停止させるように設定された演出である。
そして、本実施形態では、表1に示すようなリーチ乱数値対応テーブルが設定されている。
Figure 0004661350
即ち、表1に示すように、本実施形態のリーチ乱数値対応テーブルでは、「スーパーリーチ」の割合が全体の約1/15となるように「スーパーリーチ」が配分され、又、「ロングリーチ」の割合が全体の約1/10となるように「ロングリーチ」が配分されている。又、本実施形態のリーチ乱数対応テーブルでは、「ノーマルリーチ」の割合が全体の約1/3となるように「ノーマルリーチ」が配分され、「はずれ」の割合が全体の約1/2となるように「はずれ」が配分されている。
このように変動パターンを設定し終えると、リーチ乱数値に応じた変動パターンを図柄制御基板49に指定する変動パターン特指定コマンドを作成し(S520)、コマンド蓄積領域に蓄積させる(S525)。
この、変動パターン特指定コマンドは、「大当たり」や「リーチ」という抽選結果を表す抽選結果データと、どの変動パターンを表示させるかという変動パターン特指定データとから構成されている。
そして、特別図柄19aが変動中である旨を特図状態記憶領域に設定したのち(S530)、変動パターンに対応づけられた特別図柄19aの変動時間をRAM375の変動時間設定領域に設定して(S535)、本処理を終了する。
次に、前述した停止処理について詳細を説明する。図9は、停止処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、本処理では、先ず、変動時間設定領域に設定した変動時間を1割込周期分(つまり、4ms)だけダウンカウントしたのち(S600)、変動時間が0に達したか否かを確認する(S605)。
そして、変動時間が0に達していない場合には(No:S605)、停止中である旨を特図状態設定領域に設定(S670)したのち本処理を直ちに終了する。一方、0に達している場合には(Yes:S605)、変動パターン設定領域を参照して、変動パターンが「はずれ」であるか否かを確認する(S610)。
そして、変動パターンが「はずれ」である場合には(Yes:S610)、当否乱数値蓄積領域に蓄積させた当否乱数値のうちで実時間に最も近い過去に蓄積させた当否乱数値を削除したのち(S615)、後述のS660へ移行する。
一方、S610にて、変動パターンが「はずれ」でない場合には(No:S610)、当否乱数値蓄積領域を参照して、当否乱数値が蓄積されているか否かを確認し(S620)、一切蓄積されていない場合には(No:S620)、後述のS660へ直ちに移行する。
一方、蓄積されている場合には(Yes:S620)、当否乱数値蓄積領域に蓄積させた順で、当否乱数値を1つ取り出し(S625)、これに応じた当否結果の内容と変動パターン設定領域における変動パターンの内容とが一致しているか否かを判定する(S630)。
尚、ROM373には、当否乱数値をそれぞれ、「スーパーリーチ当たり」、「ロングリーチ当たり」、「ノーマルリーチ当たり」、「はずれ」といった当否結果のうちのいずれかに対応づけた当否乱数値対応テーブルが設定されており、CPU371は、当否乱数値対応テーブルを参照して、当否結果の内容と変動パターン設定領域における変動パターンの内容とが一致しているか否かを判定する。より具体的には、変動パターンが「スーパーリーチ」である場合には、「スーパーリーチ当たり」が一致に該当し、変動パターンが「ロングリーチ」である場合には、「ロングリーチ当たり」が一致に該当し、変動パターンが「ノーマルリーチ当たり」である場合には、「ノーマルリーチ当たり」が一致に該当する。
そして、この当否乱数値対応テーブルでは、「スーパーリーチ」の発生時に、「大当たり」の発生率が他の2種類のリーチ演出の発生時よりも高くなるように、「スーパーリーチ当たり」が配分され、又、「ロングリーチ」の発生時に、「大当たり」の発生率が「ノーマルリーチ」の発生時よりも高くなるように、「ロングリーチ当たり」が配分されている。つまり、リーチ演出毎に「大当たり」の発生率を異ならせることにより、「大当たり」の発生率の高いリーチ演出の発生を遊技者に期待させながら遊技を行わせることができるため、遊技の興趣をその分向上できるのである。又、「大当たり」の発生率の低いリーチ演出であっても、「大当たり」が発生した際には、遊技者が期待感を抱いていなかった分だけ大きな驚きを与えることができるため、遊技の興趣をその分向上できるのである。
尚、本実施形態では、表2に示すような当否乱数値対応テーブルが設定されている。
Figure 0004661350
即ち、表2に示すように、本実施形態の当否乱数値対応テーブルでは、「スーパーリーチ当たり」の割合が全体の1/10.9となるように「スーパーリーチ当たり」が配分され、又、「ロングリーチ当たり」の割合が全体の1/38.9となるように「ロングリーチ当たり」が配分されている。又、本実施形態の当否乱数値対応テーブルでは、「ノーマルリーチ当たり」の割合が全体の1/116.7となるように「ノーマルリーチ当たり」が配分され、「はずれ」の割合が全体の1/1.1となるように「はずれ」が配分されている。
そして、S630にて、当否結果の内容と変動パターン設定領域における変動パターンの内容が一致している場合には(Yes:S630)、図柄制御基板49に中特図を左特図及び右特図と同一種類の特別図柄19aで停止させるように指示する大当たり停止特指定コマンドを作成して(S645)、コマンド蓄積領域に蓄積させたのち(S650)、大当たり発生記憶領域に「大当たり」が発生中である旨を設定して(S655)、後述のS670へ移行する。
一方、S630にて、当否結果の内容と変動パターン設定領域における変動パターンの内容とが一致していない場合には(No:S630)、図柄制御基板49に中特図を左特図もしくは右特図のうちの少なくとも一方と異なる特別図柄19aで停止させるように指示するはずれ停止特指定コマンドを作成し(S660)、コマンド蓄積領域に蓄積させる(S665)。そして、特別図柄19aが停止中である旨を特図状態設定領域に設定して(S670)、本処理を終了する。
尚、大当たり停止特指定コマンド及びはずれ停止特指定コマンドは、「大当たり」や「リーチ」或いは「はずれ」といった抽選結果を表す抽選結果データと、どの図柄で表示を停止させるのかを表す停止特指定データとから構成されている。
次に、出力処理について説明する。図10は出力処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、出力処理では、先ず、コマンド蓄積領域に蓄積されているエラーコマンド又はエラー解除コマンドを出力する(S700)。
次に、コマンド蓄積領域を参照し、払出停止指定コマンド又は払出作動指定コマンド又は賞球指定コマンドが蓄積されていれば、その蓄積されている指定コマンドを払出制御基板41に送信する(S705)。
次に、コマンド蓄積領域を参照し、点灯数普指定コマンド又は点灯数特指定コマンド又は点灯パターン指定コマンドが蓄積されていれば、その蓄積されている指定コマンドを電飾制御基板47に送信する(S710)。
次に、コマンド蓄積領域を参照し、コマンド蓄積領域に蓄積されている初回インターバル指定コマンド又はラウンド指定コマンド又は客待ちデモンストレーション指定コマンドを図柄制御基板49に送信する(S715)。
次に、コマンド蓄積領域を参照し、図柄停止普指定コマンド又は大当たり停止特指定コマンド又ははずれ特停止コマンドが蓄積されていれば、その蓄積されている指定コマンドを図柄制御基板49に送信する(S720)。
以上の、各種コマンドを各基板に送信した後、S725にて、S720で図柄停止指定コマンドの送信があったか否かを判定する。ここで、図柄停止指定コマンドの送信があったか否かを判定しているのは、S700〜S720の各種コマンド送信においては、必ずしも全てのコマンドがコマンド蓄積領域に蓄積されているわけではなく、その時点で、蓄積されているコマンドがあれば、そのコマンドを送信するのであり、コマンドS700〜S720の各処理では送信されないコマンドもあるからである。
そして、図柄停止指定コマンドを送信したか否かを判定し、図柄停止指定コマンドを送信していれば(Yes:725)本処理を終了し、図柄停止指定コマンドを送信していなければ、S730に移行する。
S730では、コマンド蓄積領域を参照し、変動パターン普指定コマンド又は変動パターン特指定コマンドが蓄積されていれば、その蓄積されている指定コマンドを図柄制御基板49に送信し本処理を終了する。
以上に説明した処理が主基板37で実行され、各種コマンドが、払出制御基板41、音声制御基板43、電飾制御基板47、図柄制御基板49等に送信されるのであるが、ここで、本発明に係る図柄制御基板49での処理について詳細を説明する。
図11は、図柄制御基板49で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、本処理では、先ず、主基板37から送信されてくる図柄停止普指定コマンド、大当たり停止特指定コマンド、はずれ停止特指定コマンドを受信し、メモリに記憶する(S800)。この停止指定コマンド受信では、必ず前記3つの停止指定コマンドが受信されるわけではなく、主基板37の処理によっては、どの停止指定コマンドを受信しない場合もあるし、1つの停止指定コマンドを受信したり、3つの停止指定コマンドを受信する場合もある。そして、停止指定コマンドを受信・記憶した後S805に移行する。
次に、主基板37から送信されてくる変動パターン普指定コマンド、変動パターン特指定コマンドを受信し、メモリに記憶する(S805)。この場合も、S800と同様に、常に2つの指定コマンドが受信されるわけではなく、S800で受信した停止指定コマンドに対応した変動パターン指定コマンドが受信される。そして、変動パターン指定コマンドを受信・記憶した後S810に移行する。
S810では、S800で記憶した図柄指定コマンドとS805で記憶した変動パターン指定コマンドの抽選結果データが一致しているか否かを判定する。
例えば、S800で記憶した停止指定コマンドが、「大当たり停止特指定コマンド」で、抽選結果データが「大当たり」であり、S805で記憶した「変動パターン特指定コマンド」の抽選結果データが「大当たり」であった場合には、両コマンドの内容が一致(換言すれば、主基板37から図柄制御基板49へのコマンド送受信時にエラー等が発生せず、正常に送受信された)と判定する。一方、S800で記憶した停止指定コマンドが、「大当たり停止特指定コマンド」であり、抽選結果データが「大当たり」であるにも拘わらず、S805で記憶した「変動パターン特指定コマンド」の抽選結果データが「はずれ」であった場合には、両コマンドの内容が一致(換言すれば、主基板37から図柄制御基板49へのコマンド送受信時にエラー等が発生し、正常に送受信されなかった)と判定する。
このようにして、停止指定コマンドと変動パターン指定コマンドの抽選結果データを比較し、それが一致していなければ(No:S810)S820に移行して、エラー表示装置24にエラー表示を行って本処理を終了する。逆に、両抽選結果データが一致していれば(Yes:S810)、S815に移行し、図柄19aを、変動パターン指定コマンドに従って変動表示させる。
そして、S825で、図柄変動の変動時間が0になったか否かを判定し、変動時間が0になったらば(Yes:S825)S830に移行して、図柄停止指定コマンドに従って図柄を停止させ、本処理を終了する。一方、変動時間が0になっていなければ(No:S825)、図柄を変動表示させたまま本処理を終了する。
以上のように、パチンコ機1では、図柄制御基板49で受信した各指定コマンドの抽選結果データが一致している場合にだけ、変動パターン指定コマンドで指示された図柄の変動表示を行い、その後、図柄停止指定コマンドで指示された抽選結果を表す図柄が表示される。
逆に、図柄制御基板49で受信した各指定コマンドの抽選結果データが一致していなければ、異常が発生したと判定されて、異常が発生した旨がエラー表示装置24で報知される。
つまり、パチンコ機1では、ディスプレイ19や普通図柄表示装置29で表示される抽選結果の表示が、演出表示と抽選結果を表す図柄表示とが一連の関連付けを持って確実に表示され、通信等の異常により、演出表示と抽選結果を表す図柄表示とが関連付けなく表示されるということがなくなり、遊技者を混乱させたり、不信感を与えたりすることが無くなる。
更に、異常が発生した旨がエラー表示装置24で報知されるため、異常が発生したことを従業員が確実に知ることができ、迅速なサービスを行うことが可能となる。(請求項1に相当)
また、パチンコ機1では、主基板37から、図12に示すように、図柄停止指定コマンドを送信してから変動パターン指定コマンドを送信している。換言すると、図柄制御基板49では、図柄停止指定コマンドを受信してから変動パターン指定コマンドを受信するため、表示の変動を開始する前に、停止させる図柄(抽選結果を表す図柄)の抽選結果データを判定することができる。
従って、変動表示を開始した後に異常を報知するようなことがなくなり、遊技者に混乱や不信感を与えることがなくなる。(請求項1に相当)
また、本パチンコ機1では、遊技者に最も期待感を与える大当たりの際に異常が発生すると、エラー表示装置24に異常報知がなされる。従って、ディスプレイ19に正常な演出表示や図柄表示がなされなかったとしても、遊技者は異常が発生したことを知ることができるため、遊技者に大きな不信感を与えることがないようにすることが可能となる。(請求項2に相当)
更に、図柄停止指定コマンドと変動パターン指定コマンドとの抽選結果データの一致/不一致の判定と異常報知とを1つの割り込み処理の中で実行していいるため、ディスプレイ19や普通図柄表示装置29に間違った表示を行う前にエラー表示装置24でエラー報知を行うことができ、遊技者に混乱を与えない。(請求項6に相当)
尚、本実施形態では、エラー報知をエラー表示装置24で行っているが、直接ディスプレイ19や普通図柄表示装置29に行っても良い。
尚、本実施形態では、リーチ乱数値と当否乱数値を用いて「リーチ」や「大当たり」の際の演出を行っているが、通常のパチンコ機のように、当否乱数に基づいて「大当たり」を確定した後に、リーチの演出を行うか否かを決定するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。尚、第2実施形態のパチンコ機2は、第1実施形態の主基板37のCPU371が実行する一部の処理の流れを変更したものである。従って、ここでは、パチンコ機1と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
先ず、図13は、本実施形態におけるパチンコ機2の図柄表示処理のフローチャートである。
図13に示すように、第2実施形態の図柄表示処理では、図11に示す第1実施形態の図柄表示処理と同様に、主基板37から送信されてくる図柄停止普指定コマンド、大当たり停止特指定コマンド、はずれ停止特指定コマンドを受信し、メモリに記憶する(S800)。
その後、記憶した各指定コマンドの指定内容に基づいた図柄をディスプレイ19に演出表示として表示する(S802)。例えば、大当たり停止特指定コマンドを受信し記憶した場合には、大当たりとなる確率が高いことを示す内容の図柄を予告表示として表示し、はずれ停止特指定コマンドを受信した場合には、はずれとなる確率が高いことを示す内容の図柄を演出表示として表示するのである。
次に、図11の図柄表示処理と同様に、主基板37から送信されてくる変動パターン普指定コマンド、変動パターン特指定コマンドを受信し、メモリに記憶する(S805)。
その後、記憶した各指定コマンドの指定内容に基づいた図柄をディスプレイ19に演出表示として表示する(S807)。例えば、変動パターン特指定コマンドを受信し記憶した場合には、その指定コマンドの内容が大当たりとなる変動パターンの指定である場合には、大当たりとなる確率が高いことを示す内容の図柄を演出表示として表示するのである。
そして、S810以下の処理では、図11に示す第1実施形態と同様に処理を続け、図柄の変動表示を行った後に、図柄を停止させて抽選結果を表示する。
このように、第1実施形態の処理に、S802を追加して予告表示を行うことで、遊技者には大当たりやはずれの停止指定コマンドが主基板37から送信されたこと(換言すれば、ほぼ確実に大当たりやはずれになることが)がわかり、この時点で、遊技者に大当たり発生の期待感を与えることができる。逆に、万一、後処理であるS805の変動パターン指定コマンドの送受信時に通信エラーが発生して、表示する図柄と変動パターンとの不整合(例えば、S802では、大当たり停止特指定コマンドを受信したにも拘わらず、S805では、はずれの変動パターン特指定コマンドを受信したような場合)が発生した場合であっても、大当たりの確定表示をしてしまうわけではないので、遊技者に与える混乱の程度を抑制することができる。
また、S807でも同様な趣旨で演出表示が行われるため、大当たりの場合は、遊技者はこの時点で大当たりが確定したことが分かり、遊技者はより早く大当たりの確定を知ることができるようになる。
逆に、S802で行われる表示の内容とS807で行われる表示の内容とに整合性が無い場合(例えばS802では大当たりを表わす表示がされ、S807では、はずれを表わす表示がされたような場合)には、遊技者は、何らかの異常が発生したことを知ることができるようになる。(以上、請求項3に相当)
ここで、第2実施形態の場合、図柄停止指定コマンドと変動パターン指定コマンドの両者を受信する度に、その指定内容に基づいた図柄表示をしているが、各指定コマンドの抽選結果データが大当たりであるか否かを判定するようにし、その結果、抽選結果データが大当たりの場合にのみ、各指定コマンドの内容に基づいた図柄表示をするようにしてもよい。
このようにすると、表示制御手段が受信した各指定コマンドの抽選結果データが大当たりであった場合、各指定コマンドを受信する度に大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示がなされる。従って、正常に送受信が行われれば、ディスプレイ19には、大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示が次々に行われるため、遊技者に与える期待感を徐々にに高めていくことができる。また、遊技者は、大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示の連続表示数によって大当たりが確定したことを、より早く知ることもできる。
逆に、各指定コマンドの送受信が正常に行われなかった場合には、一旦、大当たりになる確率が高いことを表す表示がされても、実際には、大当たりとはならないのであるが、大当たりとなる確率が高いという予告表示をすることによって、遊技者に期待感を持たせる演出を行うことができる。また、この場合、表示されるのは、あくまで、大当たりとなる確率が高いことを示す予告表示であるため、たとえ、その表示がされた後に、はずれとなっても、遊技機の機能について、遊技者に不信感を与えることもない。(請求項4に相当)
更に、第2実施形態の場合、図柄停止指定コマンドと変動パターン指定コマンドの両者を受信する度に、その指定内容に基づいた図柄表示をしているが、図柄停止指定コマンドの抽選結果データが大当たりであるか否かを判定するだけにしてもよい。より具体的には、S807を省略して、変動パターン指定コマンドに基づく図柄表示をしないようにするのである。
このようにして、図柄停止指定コマンドの抽選結果データが、「大当たり」の演出表示を指令するものであることを確認するだけで(換言すれば、後に受信する変動パターン指定コマンドの指令内容に拘わらず)、表示を行えば、遊技者が、その表示の時点で抽選結果を知ることはできないが、遊技者に大当たりの期待感を与えることができる。(請求項5に相当)
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。尚、第3実施形態のパチンコ機3は、第1実施形態の主基板37のCPU371が実行する一部の処理の流れを変更したものである。従って、ここでは、パチンコ機1と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
先ず、図14は、本実施形態におけるパチンコ機2の図柄表示処理のフローチャートである。
図14に示すように、第3実施形態の図柄表示処理では、図11に示す第1実施形態の図柄表示処理と同様に、S800〜S810にて、主基板37から送信されてくる図柄停止指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを受信・記憶し、図柄停止コマンドと変動パターン指定コマンドの抽選結果データが一致しているか否かを判定する。
そして、抽選結果データが一致していれば(Yes:S810)、図11と同様に、S815、S825、S830で、図柄を変動表示させ、所定の変動時間の後、図柄を停止表示して処理を終了する。一方、抽選結果データが一致していなければ(No:S810)、抽選結果データが一致していない回数(換言すれば、通信エラーの発生回数を累積し(S818)、その通信エラーの累積回数を7セグメントのLEDやLCDで構成したエラー表示装置24に表示して(S820)、処理を終了する。(以上、請求項7に相当)
第3実施形態のパチンコ機1では、このようにして、パチンコ機1で発生した異常の累積回数をエラー表示装置24に表示しているので、その表示に基づき、そのパチンコ機1の修理や交換といった保守作業を行うことができ、サービスの質の向上にも繋がる。
また、第3実施形態では、異常の累積回数を常にエラー表示装置24に表示しているが、パチンコ機1の前面にスイッチを設け、そのスイッチでエラー表示装置24の表示をON/OFFするようにしてもよい。そのようにすると、エラー表示装置24をパチンコ機1の前面等の見易い位置に配置しても、異常が発生したことを遊技者に知らせることなく、従業員のみが容易に見ることができるようになり、保守作業等がやり易くなる。(請求項8に相当)
尚、以上の第1実施形態〜第3実施形態では、変動開始処理のS515及び停止処理のS610〜S630が本発明における抽選手段に相当する。
又、ディスプレイ19が表示部に相当する。
又、主基板37及び出力処理S255、変動開始処理S410、停止処理S415が本発明における指令制御手段に相当する。
又、図柄制御基板49及び図11、図13、図14に示す図柄表示処理が本発明における表示制御手段に相当する。
又、図柄停止普指定コマンド、大当たり停止特指定コマンド及びはずれ停止特指定コマンドが本発明における図柄指定指令に相当する。
又、変動パターン普指定コマンド及び変動パターン特指定コマンドが本発明における変動パターン指定指令に相当する。
又、エラー表示装置24及び図11、図13、図14に示す図柄表示処理のS820、S818が本発明における報知手段に相当する。
又、図柄表示処理のS802、S807が本発明における予告表示に相当する。
又、図柄制御基板49が本発明におけるマイクロコンピュータに相当する。
又、図柄表示処理におけるS810が本発明における判定処理に相当する。
又、図11、図13、図14に示す図柄表示処理が本発明における表示処理に相当する。
又、図11、図13、図14に示す図柄表示処理のS820、S818が本発明における異常報知処理に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記の実施例では、報知手段は、7セグメントのLEDとしているが、LCDやCRT等の表示装置であってもよいし、或いは、音声や効果音等の音を利用した装置であってもよい。
また、上記実施形態ではいずれも、本発明をパチンコ遊技機に適用したが、遊技球を用いる他の形態の遊技機(例えば、アレンジボール遊技機など)に適用しても勿論良い。
第1実施形態におけるパチンコ機1の正面図である。 第1実施形態のパチンコ機1における制御系統の一部の構成を示す構成ブロック図である。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行するメインルーチンの流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行するループ処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する割込処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する特別図柄動作処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する遊技進展処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する変動開始処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する停止処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する出力処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が実行する図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における主基板37のCPU371が送信する各指定コマンドの送信タイミングを示す図である。 第2実施形態における主基板37のCPU371が実行する図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における主基板37のCPU371が実行する図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…パチンコ遊技機(パチンコ機)、4…外枠、5…内枠、7…内枠ランプ、9…遊技領域、11…金枠、13…ハンドル、15…上受け皿、17…下受け皿、19…ディスプレイ、19a…特別図柄、20…凹部、23…特別図柄保留ランプ、24…エラー表示装置、25…始動入賞装置、25a…可動片、25b…スタートSW、25c…ソレノイド、27…大入賞装置、27a…開閉板、27b…特定領域SW、27c…カウントSW、27d…ソレノイド、29…普通図柄表示装置、31…普通図柄保留ランプ、33…内枠ランプ7及び遊技盤ランプ、33…遊技盤ランプ、35…始動ゲート、35a…ゲートSW、37…主基板、37a…マイコン、37b…入出力I/F、39…払出装置、39a…補給球不足SW、39b…オーバーフローSW、41…払出制御基板、43…音声制御基板、45…スピーカ、47…電飾制御基板、49…図柄制御基板、51…電源基板、51a…クリアSW、371…CPU、373…ROM、375…RAM、377…PIO、379…CTC。

Claims (8)

  1. 遊技球が始動入賞装置を通過することにより、遊技状態を特定遊技状態に移行するか否かを決定する抽選を行う抽選手段と、
    該抽選手段による抽選結果に基づき、前記抽選結果を表示部に表示する際の図柄を指定するための図柄指定指令と、遊技球が始動入賞装置を通過してから前記表示部に抽選結果を表す図柄を表示するまでの間に前記表示部に演出表示を行うための図柄の変動パターンを指定するための変動パターン指定指令とを出力する指令制御手段と、
    該指令制御手段から出力された前記図柄指定指令及び前記変動パターン指定指令を受信し、前記表示部に、該受信した前記変動パターン指定指令に従い演出表示を行い、その後、前記図柄指定指令に対応した図柄を表示する表示制御手段と、
    を備えた遊技機であって、
    前記指令制御手段が出力する前記図柄指定指令及び前記変動パターン指定指令には、前記抽選結果を表す抽選結果データが付加されており、
    前記指令制御手段は、
    前記図柄指定指令を出力した後に前記変動パターン指定指令を出力し、
    前記表示制御手段は、
    前記指令制御手段から前記図柄指定指令及び前記変動パターン指定指令を受信したときに、前記各指定指令に付加された前記抽選結果データが一致しているか否かを判定し、前記各指定指令に付加された前記抽選結果データが一致していれば、前記各指定指令に基づく演出表示及び図柄表示を行い、前記抽選結果データが一致していなければ、報知手段を介して異常を周囲に報知することを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、受信した前記各指定指令のうち何れかの指定指令の抽選結果データが大当たりを示すデータであり、他の指定指令の抽選結果データが大当たりを示すデータでない場合に、前記報知手段を介して異常報知をすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、前記図柄指定指令又は前記変動パターン指定指令を受信する度に、該受信した前記各指定指令の抽選結果データに基づいて、前記表示部に、予め定められた予告表示を行うことを特徴とする請求項1〜請求項2の何れかに記載の遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、受信した前記各指定指令の抽選結果データが遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に移行させる大当たりを示すデータであった場合に、前記表示部に、前記予告表示として、通常の遊技状態よりも大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示を行うことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記表示制御手段は、受信した前記各指定指令のうち、先に受信した指定指令の抽選結果データが大当たりを示すデータであった場合に、前記表示部に、前記予告表示として、通常の遊技状態よりも大当たりとなる確率が高いことを表す予告表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記表示制御手段は、
    マイクロコンピュータが、
    前記指令制御手段から受信した前記各指定指令の抽選結果データが一致しているか否かの判定処理、該判定処理により前記各指定指令の抽選結果データが一致していると判定された場合に前記表示部に、前記変動パターン指定指令に従ったパターンの演出表示を行った後に、前記図柄指定指令に従った図柄を表示する表示処理、及び、前記判定処理により前記各指定指令の抽選結果データが一致していないと判定された場合に前記報知手段を介して異常を報知する異常報知処理、
    を実行することにより実現され、
    該マイクロコンピュータが実行する前記各処理のうち、少なくとも、前記判定処理と前記異常報知処理とは、前記マイクロコンピュータで一定時間毎に起動される1つの割り込み処理中で実行されることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記表示制御手段は、前記異常報知をする毎に該報知回数を累積し、前記異常報知をする際に、該累積した報知回数を前記報知手段を介して報知することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記報知手段による報知を行うか否かを設定するための外部操作可能なスイッチ手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記スイッチ手段を介して前記報知手段での報知を行う旨が設定されているときに、前記異常報知を行うことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の遊技機。
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