JP5386672B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は弾球遊技機、特に始動口への入球に起因して特別図柄の抽選を行い、抽選結果が当りであれば大入賞口開放遊技を実行する弾球遊技機に関する。
この種の弾球遊技機たるパチンコ機では、前記始動口への入球に起因して抽出された乱数に基づいて特別図柄の抽選が行わる。抽選結果が当りとなると、前記入球時に抽出された乱数によって当り図柄として特別図柄が決定され、該特別図柄およびこれに対応する擬似図柄を図柄表示装置に確定表示して結果が報知され、大入賞口開放遊技に移行する。更に前記特別図柄に基づいて抽選を行い、特別図柄が予め設定された図柄であれば、前記大入賞口開放遊技終了後に前記特別図柄抽選の当り確率が高い高確率遊技状態に移行する確変機能を備えている。前記大入賞口開放遊技終了後の遊技状態が通常確率か高確率であるかは、前記表示装置に表示される擬似図柄の背景などの演出表示を通常確率と高確率とで相違させて遊技者に判るようにしていた。
しかしながら、遊技状態が通常確率か高確率であるかといった確変情報の報知の構成に関し、遊技状態が通常確率か高確率か正確に報知してしまうと、今後の遊技の展開に対する遊技者の期待感を半減させるおそれがあり、高確率でないと知った場合は遊技に対する意欲を低下させるといった問題があった。
そこで後記特許文献1には、確変表示ボタンを備え、遊技者が確変表示ボタンを操作すると現在の状態が確変状態であるかそうでないのか報知する構成や、切替ボタンを設けて、遊技者の好みに応じて確変情報を報知させるようにするか非報知にするかを切替え可能とする構成が開示されている。
また従来の他のパチンコ機として、いつでも遊技状態が確変状態であるのか否かを報知する構成ではなく、遊技者の意思とは無関係に確変状態であることを報知するときもあれば、確変状態であっても確変状態であることを報知しない構成としたものがある。これによれば、遊技者は確変状態であるのか否かドキドキしながら遊技することとなり遊技者の期待感を向上させるので、この種の構成が従来の構成の主流であった。
特許文献1の構成(前者)でも、切替ボタンを非報知状態に切り替えることで期待感を持たせることができるが、遊技者が遊技を止めようか続けようか迷ったときに、切替ボタンにより確変状態を確認できるので、例えば現在の遊技状態が確変状態であれば遊技を止めることはない。これに対して、確変状態が正確に報知されないときもある構成(後者)では、確変状態であるにもかかわらず遊技を止めてしまうことがあり、遊技をしていないパチンコ機においては他の遊技者に確変状態であるかも知れないとの遊技意欲を持たせることができるといった効果、一方では確変状態のままで遊技を止めるのはもったいないとの遊技者の思いから自分なりに確変状態ではないと判断するまで遊技を続けさせることができるといった効果があり、これらの効果が後者の構成を主流としていた理由の一つであった。また遊技者は表示される演出の種類により確変状態であるか否かの判断基準を考えるようになり、自分なりに判断基準を考える楽しさをもたらすことも後者の構成が主流となっている要因である。
しかしながら、どのような場合でも遊技者の意志や行動とは無関係に確変状態であることを報知するときもあれば報知しないときもあるので、遊技者には不満が残ってしまう。
また、前記特別図柄の抽選機能を備えた従来のパチンコ機として、後記特許文献2,3には、図柄表示装置に所定の指示(ミッション)を表示し、表示されたミッション通りになると、特別図柄の抽選が大当りになる構成が開示されている。これらの構成によれば、遊技者は何とかしてミッションを成功させて大当りを得ようとする感情を抱きながら遊技を楽しめるようにしている。また特許文献2には、操作スイッチが設けられ、操作スイッチにより遊技者が自ら複数ある前記ミッションより一つのミッションを選択できる構成とされている。
しかしながら、特許文献2,3に開示されたミッションは単に演出が表示されるだけであり、例えば、「所定時間内に7の図柄でリーチをかけろ」、「5回転以内に2の図柄を表示させろ」といったように、ミッションと言いながら、これらのミッションに対して遊技者が直接行動できないような演出が表示されるだけであり、遊技内容として普通に特別図柄の抽選が行われるパチンコ機と何等変らない。特別図柄の抽選結果は始動口への入球時に抽出された乱数により既に決まっているので、ミッションの成否によって抽選結果を変更することはできない。このため遊技者の行動により成功するようなミッションを指示することができず、自己の力でミッションを成功できないことに対して、遊技者に違和感や不満感を与えるといった問題があった。
特開2004−173825号公報 特開2008−237928号公報 特開2008−272323号公報
そこで本発明は前記事情に鑑み、前記確変情報の報知に関する問題点と、ミッション表示機能に関する問題点とをともに解決することができ、遊技に対する遊技者の期待感や満足感を向上できる弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は、
始動口のへの入球に起因して抽出された乱数に基づいて大入賞口を開閉する大入賞口開放遊技を実行するか否かの抽選を行なう大入賞口開放遊技抽選手段と、
前記大入賞口開放遊技の終了後に前記大入賞口開放遊技抽選手段による抽選の当り確率が高い高確率遊技状態に移行するか否かを抽選する確変抽選手段と、前記各抽選の結果に基づいて、演出図柄表示装置に表示する複数種類の演出の表示内容より一つの表示内容を選択する演出選択手段と、遊技者に操作させるように設けた複数の遊技ボタンと、を備えた弾球遊技機において、
前記演出図柄表示装置に表示される演出として、前記大入賞口開放遊技抽選手段による抽選の当り確率が低い通常確率遊技状態のときにのみ表示される第1の表示モードと、前記高確率遊技状態のときにのみ表示される第2の表示モード、および通常確率または高確率のいずれの遊技状態でも表示される第3の表示モードを有し、これら複数の表示モードより一つの表示モードを実行する表示モード実行手段と、
前記遊技ボタンを制限時間内に操作するように指示する複数種類の操作指示より一つの操作指示を選択する操作指示内容決定手段と、
前記演出図柄表示装置で表示される複数種類の演出の表示内容より前記操作指示を含んだ演出を選択するか否かを決定する操作指示演出実行決定手段と、
前記遊技ボタンの操作を判別する遊技ボタン判別手段と、
前記操作指示内容決定手段により選択された操作指示の通りに遊技ボタンの操作が行なわれたか否かを判定する成否判定手段と、を備え、
前記操作指示演出実行決定手段は、前記大入賞口開放遊技抽選手段による抽選が当選していた場合に前記操作指示を含んだ演出を選択し、
前記操作指示内容決定手段は、複数ある前記大入賞口開放遊技の種類に応じて、または前記確変抽選手段による抽選結果に応じて操作指示を選択するようになし、
前記表示モード実行手段は、現在の遊技状態が通常確率状態であり、前記確変抽選手段による抽選がハズレ、または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合において、前記成否判別手段によって前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われたと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に前記第1の表示モードを、前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われなかったと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に第3の表示モードを実行し、
現在の遊技状態が通常確率状態であり、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合において、前記成否判別手段によって前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われたと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に第2の表示モードを、前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われなかったと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に第3の表示モードを実行するように設定する。
請求項1の発明よれば、操作指示を遊技ボタンの操作により実行させる構成としたので、遊技者が自らの行動(遊技ボタンの操作)により表示された操作指示を成功させた満足感を与えることができる。また操作指示の成否により確変抽選手段による抽選結果を表示する構成としたので、抽出された乱数による抽選結果を変更することなく、かつ抽選結果と操作指示の成否に関連性を持たせることができる。
更に確変抽選手段による抽選結果を表示する構成において、遊技状態が通常確率状態なのか高確率状態なのか判断が難しい表示モード(第3の表示モード)を行なう構成としたので、第3の表示モードが表示されているとき、遊技者は通常確率なのか高確率なのかドキドキしながら遊技することとなり遊技者の期待感を向上させる。また、操作指示の成否よっては遊技状態が高確率か否か判るので、操作指示の成否が遊技者の大きな関心事となり、遊技者に積極的に操作指示を実行させることができる。なお、確変抽選手段による抽選がハズレの場合または確変の抽選が行われなかった場合において、遊技者は操作指示を成功すれば、遊技状態が通常確率であることが明確に判り、遊技を止めるか否かの判断に迷うことがなくなる。従って、従来の前記確変情報の報知に関する問題点およびミッション表示機能に関する問題点をともに解決することができ、遊技に対する遊技者の期待感や満足感を向上させることができる。
なお、複数の遊技ボタンには、操作の仕方により複数の異なる信号が出力されるものであれば一つの遊技ボタンも含まれる。例えば十字ボタンやジョグダイヤルでもよい。ジョグダイヤルは回転方向により異なる信号として検出される。
また、第1、第2、第3の表示モードは、それぞれ1個の表示態様ではなく、それぞれ複数の表示態様を備えた構成でもよい。例えば第3の表示モードでは、二つの表示態様を設け、通常状態よりも高確率状態の場合に選択されやすい表示態様と、高確率状態の場合よりも通常状態の場合に選択されやすい表示態様を設定してもよい。
なお、第1、第2、第3の表示モードで、それぞれ演出図柄表示装置の背景表示や背景色が相違する構成とし、それぞれ専用のリーチ演出や変動演出が表示されることが好適である。例えば、第1の表示モード中に表示されるリーチ演出は第2、第3の表示モードで表示させない構成とする。あるいは第1の表示モードでは擬似図柄を縦に変動させ、第2の表示モードでは擬似図柄を横に変動させ、第3の表示モードでは擬似図柄をその場で変動させる構成とする。更に各表示モードによって擬似図柄の種類を変更する構成としてもよい。
複数の操作指示において、各操作指示では、遊技ボタンの操作手順(押し順)、操作回数、制限時間などが相違する構成である。
遊技ボタン判別手段による判別方法は、各遊技ボタンが電気的に接続された入力部のいずれに信号入力があったかにより判別する構成とする。または遊技ボタンを操作した際に各ボタンで異なる信号を送信し、これらの信号の相違によりどのボタンが操作されたのか判別する構成でもよい。
成否判別手段による判別方法は、間違った操作をしても制限時間内であれば正しい操作にやり直しできる構成とする。または一度操作を間違えれば操作失敗と判断する構成でもよい。
操作指示演出は、高確率状態時には行わず通常確率状態時のみ行う構成であっても、通常および高確率状態時でも行う構成であってもよい。
なお、高確率遊技状態時でも操作指示演出が選択される構成の場合には、
現在の遊技状態が高確率状態であり、前記確変抽選手段による抽選がハズレであった場合または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合において、前記成否判別手段によって指示通りに操作が行われたと判断された場合には、前記大入賞口開放遊技終了後に第2の表示モードに移行し、指示通りに操作が行われなかった判断された場合には、前記大入賞口開放遊技終了後に第3の表示モードに移行し、
現在の遊技状態が高確率状態であり、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合において、前記成否判別手段によって指示通りに操作が行われたと判断された場合には、前記大入賞口開放遊技終了後に第2の表示モードに移行し、指示通りに操作が行われなかったと判断された場合には、前記大入賞口開放遊技終了後に第3の表示モードが表示されるように設定することが好適である。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記大入賞口開放遊技抽選手段および前記確変抽選手段を有し、遊技に関する制御を行う主制御装置と、
前記演出選択手段を有し、前記主制御装置から送信される前記各抽選結果を含む表示制御コマンドに応じて前記演出図柄表示装置の表示に関する制御を行うサブ制御装置と、を備え、
該サブ制御装置に、前記表示モード実行手段、前記操作指示内容決定手段、前記操作指示演出実行決定手段、前記遊技ボタン判別手段および前記成否判定手段を設け、かつ前記遊技ボタンを電気的に接続する。
操作指示の内容や実行の決定、遊技ボタンの判別および成否の判定をサブ制御装置により制御する構成としたので、主制御装置とサブ制御装置とで制御処理を分担させ、主制御装置の制御処理の負担を軽減できる。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載の弾球遊技機において、
前記操作指示内容決定手段は、前記確変抽選手段による抽選がハズレ、または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合に選択する操作指示よりも、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合に選択する操作指示のほうが、前記遊技ボタンの操作回数が少ない指示、または制限時間が長い指示を選択するように設定する。
これによれば、確変抽選手段による抽選がハズレの場合または確変の抽選が行われなかった場合には、確変抽選手段による抽選が当選していた場合よりも表示される操作指示が困難となる。よって通常確率に関する表示モード(第1の表示モード)が表示されにくく、遊技者の期待感を損ねない。
請求項4に記載の発明は、
請求項1または2に記載の弾球遊技機において、
前記操作指示内容決定手段は、前記確変抽選手段による抽選がハズレ、または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合に選択する操作指示よりも、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合に選択する操作指示のほうが、前記遊技ボタンの操作回数が多い指示、または制限時間が短い指示を選択するように設定する。
これによれば、確変抽選手段による抽選が当選していた場合に表示される操作指示が困難となり、難しい操作指示を成功させたときに高確率であることを明確に表示することで、遊技者の満足感および期待感を一層高める効果を奏する。
本発明を適用した弾球遊技機の全体の正面図である。 前記弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 前記弾球遊技機の背面図である。 前記弾球遊技機の遊技ボタンの拡大平面図である。 前記弾球遊技機の電気構成図である。 前記弾球遊技機の主制御装置におけるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記弾球遊技における各種乱数の説明図である。 前記弾球遊技機における普通図柄、特別図柄および乱数と対応する大当り図柄を示す図である。 図9(A)は前記弾球遊技機における第1の特別図柄として確定された大当り図柄の種類と、大当り遊技の内容および大当り遊技終了後の遊技状態の関係を示す図、図9(B)は第2の特別図柄の大当り図柄として確定された大当り図柄の種類と、大当り遊技の内容および大当り遊技終了後の遊技状態の関係を示す図である。 前記主制御装置における始動入賞確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置における当否判定処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記主制御装置における特別遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記主制御装置における小当り遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記小当り遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記小当り遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記弾球遊技機における大入賞口遊技の内容および大入賞口遊技終了後の遊技状態の関係を示す図である。 前記弾球遊技機のサブ制御装置における擬似演出決定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置におけるモード設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置における大当り時モード移行処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置における小当り時モード移行処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記弾球遊技における操作指示内容および抽選結果と変動パターンの関係を示す図である。 前記弾球遊技機における抽選結果とモード移行の関係を示す図である。 前記弾球遊技機のモードBへの移行時に演出図柄表示装置に表示される表示態様を示す図である。 前記弾球遊技機のモードCへの移行時に演出図柄表示装置に表示される表示態様を示す図である。 前記弾球遊技機のサブ制御装置における他の擬似演出決定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置における他のモード設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置における他の大当り時モード移行処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記弾球遊技機における他の操作指示内容および大当り図柄と変動パターンの関係を示す図である。 前記弾球遊技機における他の抽選結果とモード移行の関係を示す図である。 前記弾球遊技における他の操作指示内容を示す図である。
本発明を適用した弾球遊技機たるパチンコ遊技機を説明する。図1に示すように、パチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠51には、左側の上下の位置に設けたヒンジ53を介して、前枠52および後述の内枠(図3の70)が開閉可能に設けてある。
前枠52には板ガラス61が取り外し自在に設けてあり、板ガラス61の奥には前記内枠に保持された遊技盤10(図2)が設けてある。
前枠52の上部の左右両側位置および外枠51の下部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ66が設置してあり、これらにより遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また前枠52には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けてある。
前枠52の下半部には上皿55と下皿63とが一体に形成してある。下皿63の右側には発射ハンドル64が設けてあり、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置(後述)が作動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤10に向けて発射される。
下皿63は上皿55から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。下皿63の左側には、遊技者が操作可能な遊技ボタン67が設けてある。
本パチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には下皿63の左側に貸出ボタン57、精算ボタン58および残高表示器59が設けてある。
なお、図1の39は、前枠52および前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠52を開放する。
図2に示すように、遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。遊技領域13には、その中央部にセンターケース14が装着されており、センターケース14の左右両側には普通図柄の始動ゲート(通過口)21と、それらの下方には風車20が設置されている。
センターケース14の直下には入球口たる第1の始動口22Aが設けられ、さらに第1の始動口22Aの直下位置にはチューリップ式普通電動役物からなる第2の始動口22Bが設置されている。
第1の始動口22Aは第1の特別図柄(以下、単に第1特図という)の抽選を実行する始動口であり、第1の始動口22Aに遊技球が入球すると後述の複数の乱数が抽出され、抽出された乱数は第1特図の保留記憶として記憶される。
第2の始動口22Bは第2の特別図柄(以下、単に第2特図という)の抽選を実行する始動口であり、第2の始動口22Bに遊技球が入球すると複数の乱数が抽出され、第2特図の保留記憶として記憶される。第2の始動口22Bの電動役物は、遊技球がゲート21を通過したことに起因する普通図柄抽選で当りとなると所定の時間(約2.6秒)開放する。
なお本パチンコ機では、第1特図の抽選よりも第2特図の抽選を優先して実行する構成で、例えば複数の第1特図の保留記憶がある状態でも、第2特図の保留記憶が発生すると、第1特図の保留記憶よりも先に第2特図の保留記憶の抽選が実行される。
第2の始動口22Bの左右両側位置には普通入賞口24が配されている。また、第2の始動口22Bの下方には、開閉板にて開閉される大入賞口25が配され、盤面最下部にはアウト口28が設けられている。
なお、遊技盤10の遊技領域13には、多数の遊技釘が植設されている。
センターケース14は中央に演出図柄表示装置15(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。該LCDパネルの外周には第1特図、第2特図をそれぞれ表示する第1特図、第2特図表示装置16A,16B、第1特図、第2特図の保留記憶をそれぞれ表示する第1特図、第2特図保留数表示装置17A,17Bが配設してある。
またセンターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、前記遊技盤10を脱着可能に取付ける内枠70が前記外枠51に上下のヒンジ37,37により開閉可能に収納されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71、タンクレール72、払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出装置73により払出球流下通路を通り前記上皿55に払い出される。また、本実施形態では前記賞球を払い出す払出装置73により貸出ボタンの操作で払い出される貸球も払い出す構成としてある。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられ、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85は内枠70に設けられている。図3では発射制御装置84が描かれていないが、払出制御装置81の下に設けてある。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けてあり、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施形態では、ひとつの外部接続端子板78を介して遊技状態や遊技結果を示す信号をホールコンピュータへ送信する。
図4は前記遊技ボタン67を示す図で、遊技ボタン67は、ほぼ水平な座面に、上下左右の4つの押しボタン67a,67b,67c,67dが十字形に配設してあり、遊技者が押し操作可能な構成である。
図5は本パチンコ機50の電気的構成を示すもので、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83および発射制御装置84においては、詳細の図示は省略するが、これらの制御装置はいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御装置80には後述する各種乱数を抽出する乱数カウンタ等も備わっている。
主制御装置80は、裏配線中継端子板および外部接続端子板78を介して遊技場のホールコンピュータと電気的に接続される。主制御装置80には、裏配線中継端子板や遊技盤中継端子板を介して、前枠52および内枠70が閉じていることを検出するガラス枠開放SW(スイッチ)、内枠開放SW、第1、第2の始動口22A,22Bへの入球を検出する第1、第2始動口SW、遊技球がゲート21を通過したことを検出する普通図柄作動SW、大入賞口25への入賞球を検出するカウントSW、普通入賞口24への入賞球を検出する左、右入賞口SW等の検出信号が入力される。
また主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81や、サブ制御装置たるサブ統合制御装置83および演出図柄制御装置82にコマンドを出力し、図柄表示装置中継端子板を介して第1特図、第2特図表示装置16A,16B、第1特図、第2特図保留数表示装置17A,17B、普通図柄表示装置、普図保留数表示装置の表示制御を行なう。
主制御装置80は、大入賞口25の開閉板を駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口を開放作動せしめる。また第2の始動口22Bを開閉する普通役物ソレノイドの作動を制御する。
払出制御装置81は、球タンク71が空状態になったことを検出する球切れSW、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW等の検出信号が入力される。主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニットと電気的に接続され、精算表示装置を介して球貸および精算SWによる貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニットとデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータを稼働させて貸球を払い出させ、CRユニットに挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
発射制御装置84は、発射停止SW、発射ハンドルに遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW等の検出信号が入力される。払出制御装置81を介して主制御装置80から送られてくるコマンド(タッチSWの信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドルの回動信号および発射停止SWの信号に基づいて発射モータを制御して遊技球を発射および停止させ、タッチランプの点灯を制御する。
サブ統合制御装置83は、音量調節SWや4種類の遊技ボタン67a,67b,67c,67dなどの検出信号が入力される。主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて、スピーカを駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置82へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置82は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置15を構成している。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から送られてくるコマンドに応じてLCDパネルの表示を制御する。
次にパチンコ機50の作動を説明する。
先ず図6を参照して主制御装置80(厳密には、そのCPU)が実行する「メインルーチン」の概要を説明する。「メインルーチン」はS10〜S75の本処理とS85,S90の残余処理とで構成され、2または4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S10)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(NO)なら初期設定(S15)を実行する。前記の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
正常割り込みならば(S10:YES)、様々の乱数(図7参照)の更新処理が実行される(S20〜S55)。初期値乱数1更新処理(S20)は、この処理を実行する毎に初期値乱数1の値を+1ずつインクリメント処理し、初期値乱数1として「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。なお初期値乱数1が最大値である「3966」に至ると「0」にループしてインクリメント処理を続行する。初期値乱数1は大当り判定用乱数更新処理(S30)の更新初期値のカウンタとして使用される。
初期値乱数2更新処理(S25)は、初期値乱数1更新処理と同様に、初期値乱数2として「0」〜「996」までの997個の整数を繰り返し昇順に作成する。初期値乱数2は当り判定用乱数更新処理(S35)の更新初期値のカウンタとして使用される。
大当り判定用乱数更新処理(S30)は大当り判定用乱数のカウンタを構成し、初期値乱数1更新処理と同様に、乱数として「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。この更新処理では初回の一巡目のカウントで、乱数が最大値である「3966」に至ると、次回のカウントがこのときの前記初期値乱数1の値を更新初期値としてカウントを開始し、最大値「3966」を経て「0」に戻り、更に前記更新初期値よりも「1」少ない値になると、新たな初期値乱数1を更新初期値としてカウントを開始する。これによれば大当り判定用乱数は、その値を予測不可能にでき、更新初期値が変更されても乱数の構成要素たる3967個の整数を一巡する構成は変らないので乱数の出現率を均一にできる。
当り判定用乱数更新処理(S35)は普通図柄抽選に使用する当り判定用乱数のカウンタを構成し、大当り判定用乱数更新処理(S30)と同様に、当り判定用乱数として「0」〜「996」までの997個の整数を繰り返し昇順に作成する。この更新処理では、前記初期値乱数2の値を更新初期値としてカウントを開始する構成で、乱数の値を予測不可能にし、乱数の出現率を均一にしている。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S40)は、「0」〜「19」の20個の整数を繰り返し作成するカウンタを構成する。
小当り図柄決定用乱数更新処理(S45)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタを構成する。
リーチ判定用乱数更新処理(S50)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタを構成する。
変動パターン決定用乱数更新処理(S55)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタを構成する。
図7に示す大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は、第1の始動口22Aまたは第2の始動口22Bの入球に起因して抽出される。第1の始動口22Aへの入球時に抽出された各乱数は第1特図の保留記憶として記憶され、第2の始動口22Bの入球時に抽出された各乱数は第2特図の保留記憶として記憶される。
大当り判定用乱数は、特図の抽選に関するもので、大当り判定と小当り判定に用いられる。乱数は「0」〜「3966」の3967通りで、乱数値が「775〜777」、「1775〜1777」または「2774〜2777」であれば通常確率状態の時に大当りとなる。乱数値が「758〜777」、「1314〜1333」、「1758〜1777」、「2758〜2777」または「3314〜3333」であれば高確率(確変)状態の時に大当りとなる。更に乱数値が「301〜361」であれば通常確率、高確率いずれの状態でも小当りとなる。
大当り図柄決定用乱数は、「0」〜「19」の20通りで、図8(B)に示す20種類の大当り図柄より一つの大当り図柄が決定される。乱数値と大当り図柄の関係は図8(C)に示すとおりである。大当り図柄は第1特図、第2特図共に同じである。
また図9(A),(B)は、第1特図、第2特図として確定された大当り図柄の種類と、大入賞口開放遊技の一つである大当り遊技の内容および大入賞口開放遊技終了後の遊技状態の関係を示し、決定された大当り図柄の種類により、大当り遊技終了後の遊技状態が、高確率(確変)状態となるもの、通常確率状態となるもの、時短機能が作動、非作動となるもの、更に大当り遊技中に大入賞口25が開放する回数(ラウンド)を、15ラウンドとするもの、2ラウンドとするものとに決められる。なお第1特図と第2特図とでは、第2特図のほうが15ラウンドの大当り遊技となる確率が高く、多くの賞球の獲得が可能としてある。
なお、時短機能は、特図や普図の図柄の変動時間を短縮する時間短縮機能と、第2の始動口22Bの電動役物の開放時間を延長する開放延長期機能とを含む構成である。
また決定された大当り図柄は第1特図または第2特図表示装置16A,16Bに確定表示されるが表示が小さいく識別しにくいため、遊技者は演出図柄表示装置15に表示される擬似図柄を見て遊技する。
小当り図柄決定用乱数(図7)は、「0」〜「9」の10通りで、図8(B)に示す小当り図柄を選択する。
リーチ判定用乱数は、「0」〜「228」の229通りで、乱数値が「0〜20」であれば通常確率状態で変動時間短縮機能未作動時のリーチとなり、「0〜4」であれば通常確率状態で変動時間短縮機能作動時のリーチとなり、「0〜5」であれば高確率状態のリーチとなる。
変動パターン決定用乱数は、「0」〜「1020」の1021通りで、擬似図柄の変動態様を決定するものである。
当り判定用乱数は普通図柄の始動ゲート21の通過時に抽出され、普図保留記憶として記憶される。当り判定用乱数は普通図柄の抽選の当否判定に用いられる。乱数は「0」〜「996」の997通りで、乱数値が「31〜40」であれば通常確率状態の時に当選となり、「31〜996」であれば高確率状態の時に当選となる。普通図柄の当り図柄は図8(A)に示す「L」の1種類である。
図6の入賞確認処理(S60)では、各入球口22A,22B,24,25への入球があるか否か、および始動ゲート21の通過があるか否かを確認する。続いて、特図抽選の特図当否判定処理(S65)、普図抽選の普図当否判定処理(S70)、および各出力処理(S75)が実行される。
各出力処理(S75)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は、第1特図、第2特図、普図の表示装置16A,16Bやこれらの保留数表示装置17A,17B、各種ソレノイド、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合装置83、演出図柄制御装置82等に対してそれぞれ出力処理を実行する。
前記メインルーチンは本処理(S10〜S75)を行った後、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内で、初期値乱数1更新処理(S85)および初期値乱数2更新処理(S90)をループ処理する。これらの処理は前記初期値乱数1、初期値乱数2更新処理(S20,S25)と同処理である。
以下、主制御装置80が実行する処理で、本発明に関する入賞確認処理(S60)、当否判定処理(S65)や各出力処理(S75)等の一部のサブルーチン処理について説明する。
図10に示す「始動入賞確認処理」は入賞確認処理(S65)のサブルーチンで、先ず、第1始動口22Aに入球があるか確認する(S100)。入球があれば(S100:YES)、第1特図の保留記憶について、保留記憶が満杯か確認する(S105)。満杯で出なければ(S105:NO)、第1始動口22Aへの入球時に抽出された大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数を特図1の保留記憶として記憶する(S110)。
S100でNO判定、S105でYES判定または第1特図の保留記憶処理(S110)の後、第2始動口22Bに入球があるか確認し(S125)、第2特図の保留記憶が満杯か確認し(S130)、満杯で出なければ(S130:NO)、第2始動口22Bへの入球時に抽出された大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2特図の保留記憶として記憶する(S135)。
図11ないし図14は「当否判定処理」のフローチャートを示す。図11に示すように「当否判定処理」は、大入賞口25を開放させるための特別電動役物が作動中か確認し(S200)し、作動していなければ、図柄が変動中か確認し(S205)、変動中でなければ、確定図柄が表示されているか確認する(S210)。なお、特別電動役物が作動中(S200:YES)であれば「特別遊技処理」に移行する。
S210の処理で確定図柄が表示中でなければ、図12に示すように、第2特図の保留記憶があるか確認する(S215)。第2特図の保留記憶があれば(S215:YES)、第2特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う(S220)。該シフト処理により第2特図の保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
第2特図の保留記憶がなければ(S215:NO)、S225で第1特図の保留記憶があるか確認し、第1特図の保留記憶があれば(S225:YES)、第1特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う(S230)。これにより第1特図の保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
このように第2特図の保留記憶を第1特図の保留記憶よりも先に確認することで、第1特図の抽選(当否判定)よりも第2特図の抽選を優先して実行するようにしている。第2特図または第1特図の保留記憶がいずれもなければ(S225:NO)、「特別遊技処理」に移行する。
次にS235の処理で、確変フラグを確認して現在の遊技状態が確変中(高確率)であるか確認する(確変フラグが1であれば確変中)。S235の処理で確変中であれば(S235:YES)、高確率の当否判定用テーブルで当否判定を行うようにセットする(S240)。確変中でなければ(S235:NO)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルで当否判定を行うようにセットする(S245)。
S250の処理では、S240またはS245の処理でセットした当否判定用テーブルと大当り判定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
即ち、確変中の場合は、当否判定用テーブルに、図7に示す「758〜777、1314〜1333、1758〜1777、2758〜2777、3314〜3333」の100個の数値が判断値(当り値)としてセットされ、これら判断値と前記対象となる保留記憶の大当り判定用乱数とが一致するか判定し、一致すれば大当りと判定する。
確変中でなければ、当否判定用テーブルに、図7に示す「775〜777、1775〜1777、2774〜2777」の10個の数値が判断値(当り値)としてセットされ、これら判断値と大当り判定用乱数とが一致するか判定し、一致すれば大当りと判定する。
大当りであれば(S250:YES)、S255の処理において、前記対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定し(図8(C)参照)、前記対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて大当りの変動パターンを決定する(S260)。
続く、S265の大当り情報設定処理では、S255で決定された大当り図柄に基づき、大当り遊技のラウンド数の決定、大当り遊技終了の遊技状態を確変するか否かの決定、および時短機能を作動させるか否かの決定等を大当り遊技情報として設定する(図9参照)。
本パチンコ機50では、大入賞口開放遊技である大当り遊技として複数の設定があり、図22に示すように「確変大当り、通常大当り、突確大当り、突通大当り」の4種類である。
「確変大当り」では最大28秒の大入賞口の開放を15ラウンド行う。そして、次回の大当りに至るまで確変状態に移行する。また次回の大当りに至るまで時短機能と開放延長機能が作動する。
「通常大当り」では最大28秒の大入賞口の開放を15ラウンド行うが、確変状態には移行しない。時短機能と開放延長機能は特図の抽選が100回実行するまで作動する。
「突確大当り」では最大2秒の大入賞口の開放を2ラウンド行う。そして、次回の大当りに至るまで確変状態に移行する。また突確大当りとなる図柄に応じて、次回の大当りに至るまで時短機能と開放延長機能が作動する場合と、非作動となる場合がある。
「突通大当り」では最大2秒の大入賞口の開放を2ラウンド行う。確変、時短、開放延長の各機能は非作動となる。
更に、大入賞口開放遊技として大当り遊技とは別に「小当り」遊技がある。「小当り」では最大2秒の大入賞口の開放を2回行う。確変、時短、開放延長の各機能は非作動となる。「小当り」では連続役物作動装置が作動せず、「小当り」によって確変、時短および開放延長機能が作動することはない上、現状の遊技状態が維持され変更されることはない。
図12の説明に戻って、S309の処理では、第1特図または第2特図表示装置16A,16Bの変動開始、および演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ大当りの特図変動開始コマンドを送信する。なお、変動開始コマンドには特図の変動時間、大入賞口開放遊技抽選や確変抽選などの各抽選結果が含まれる。
S250の処理で大当りでなければ(S250:NO)、S270において小当りか判定する。この場合は確変中であるなしに関わらず、当否判定用テーブルに、図7に示す「301〜361」の61個の数値が判断値(当り値)としてセットされ、これら判断値と前記対象となる保留記憶の大当り判定用乱数とが一致するか判定し、一致すれば小当りとする。
小当りであれば(S270:YES)、前記対象となる保留記憶の小当り図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定し(S275)、変動パターン決定用乱数に基づいて小当りの変動パターンを決定する(S280)。
S270において小当りでなければ(S270:NO)、ハズレの変動パターンのみを決定する(S285)。
S280またはS285の処理に続くS290の処理では、S235と同様に現在の遊技状態が確変中か確認し、確変中であれば(S290:YES)、S309の処理で第1特図または第2特図表示装置16A,16Bの変動開始、および演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ小当りまたはハズレの特図変動開始コマンドを送信する。
確変中でなければ(S290:NO)、S300の処理で、時短フラグを確認して現在の時短機能が作動しているか確認し(時短フラグが1であれば作動中)、作動中であれば(S300:YES)、時短回数カウンタを減算する(S305)。S305の実行後または時短機能が作動中でないとき(S300:NO)はS309へ移行する。
図11のS205の処理で図柄変動中のときは(S205:YES)、図13に示すように、図柄の変動時間が経過したことを確認すると(S310:YES)、確定図柄表示設定処理(S315)により第1特図または第2特図表示装置16A,16Bの確定図柄表示、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ特図に対応する擬似図柄を確定表示させるようにコマンドを送信する。
続いて確定表示させた特図が大当りになる組合せであるか否か確認し(S320)、大当りになる組合せであったときは(S320:YES)、確変フラグが1であれば(S325:YES)、確変フラグを0にセットし(S330)、時短フラグが1であれば(S335:YES)、時短フラグを0にセットする(S340)。
続いて条件装置の作動を開始させ(S345)、役物連続作動装置の作動を開始させる(S350)。条件装置は大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置であり、役物連続作動装置は特別電動役物を連続して作動させる装置である。
そして大当り開始演出処理(S355)により演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
S320の処理で、大当りになる組合せでなければ(S320:NO)、時短フラグが1か確認し(S360)、時短フラグが1であり(S360:YES)、時短回数が0であれば(S365:YES)、時短フラグを0にセットする(S370)。
続いて、S375の処理では特図が小当りになる組合せか確認し、小当りになる組合せであったときは(S375:YES)、特別電動役物の作動を開始させ(S380)、小当り開始演出処理(S385)により演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ小当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
なおS310の処理、S375の処理でNO判定であれば「特別遊技処理」へ移行する。
図11のS210の処理で確定図柄表示中のときは(S210:YES)、図14に示すように、確定図柄の表示時間が経過したことを確認すると(S390:YES)、確定図柄表示設定処理(S395)において第1特図または第2特図表示装置16A,16Bの確定図柄表示の終了、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ擬似図柄の表示を終了させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。
図15に示すように、「特別遊技処理」は、先ず、役物連続作動装置が作動中か確認し(S400)、作動中であれば(S400:YES)、S405の処理で大入賞口が開放中か確認する。役物連続作動装置が作動中でなければ(S400:NO)後述の「小当り遊技処理」へ移行する。
S405の処理で大入賞口が開放中でなければ(S405:NO)、インターバル中か確認し(S410)、インターバル中でなければ(S410:NO)、大当り終了演出中か確認し(S415)、大当り終了演出中でなければ(S415:NO)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S420)、大当り開始演出時間が経過していれば(S420:YES),S425の大入賞口の開放設定処理で大入賞口を開放してリターンする。
S405の処理で大入賞口開放中であれば(YES)、図16に示すように、大入賞口に10個(規定数)の入賞があったか否かの確認(S430)、または大入賞口の開放時間が終了したか否かを確認して(S435)、いずれか確認できれば大入賞口を閉鎖し(S440)、大当りインターバル処理を実行して(S445)リターンする。
図15のS410の処理でインターバル中であれば(YES)、図17に示すように、大当りインターバル時間が経過したか否か確認し(S450)、経過していれば(S450:YES)、最終ラウンドかどうか確認し(S455)、最終ラウンドであれば、(S455:YES)、大当り終了演出の処理(S460)を実行し、この処理で演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S455:NO)、大入賞口の開放設定処理(S465)を実行してリターンする。
図15のS415の処理で大当り終了演出中であれば(YES)、図18に示すように、役物連続作動装置の作動を停止する処理(S470)を実行し、条件装置の作動を停止する処理(S475)を実行する。
続く、S480の大当り情報設定参照処理では、図12に示す「当否判定処理」のS265の処理で記憶した「大当り情報」を参照し、次に確変状態に移行するか否か確認し(S485)、確変状態に移行するのであれば、確変フラグを1にセットする(S490)。
次に、時短状態に移行するか否かを確認する(S495)。肯定であり(S495:YES)、かつ「通常大当り」の時は時短回数を100回に設定し(S496)、時短フラグを1にセットして(S497)、リターンする。
図15の「特別遊技処理」のS400から「小当り遊技処理」に移行すると、図19に示すように、「小当り遊技処理」では、特別電動役物が作動中か確認し(S500)、作動中であれば(S500:YES)、大入賞口が開放中か確認する(S505)。
S505の処理で大入賞口が開放中でなければ(S505:NO)、インターバル中か確認し(S510)、インターバル中でなければ(S510:NO)、小当り終了演出中か確認し(S515)、小当り終了演出中であればリターンし、演出中でなければ(S515:NO)、小当り開始演出時間が経過したか確認し(S520)、小当り開始演出時間が経過していれば(S520:YES),大入賞口を開放(S525)してリターンする。
S505の処理で大入賞口開放中であれば(S505:YES)、図20に示すように、大入賞口に10個(規定数)の入賞があったか否かの確認(S530)、または大入賞口の開放時間が終了したか否かを確認して(S535)、いずれか確認できれば大入賞口を閉鎖し(S540)、小当りインターバル処理を実行して(S545)リターンする。
図19のS510の処理でインターバル中であれば(YES)、図21に示すように、小当りインターバル時間が経過したか否か確認し(S550)、経過していれば(S550:YES)、最後の開放かどうか確認し(S555)、最後の開放であれば、(S555:YES)、小当り終了演出の処理(S560)を実行し、この処理で演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83に小当り終了コマンドを送信し、小当り遊技を終了してリターンする。
一方、最後の開放でなければ、(S555:NO)、大入賞口の開放設定処理(S565)を実行してリターンする。
次に図23ないし図26に基づいて、サブ制御装置たる演出図柄制御装置82が実行する処理で、本発明に関する「擬似演出決定処理」、「モード設定処理」、「大当り時モード移行処理」および「小当り時モード移行処理」の説明をする。
図23に示す「擬似演出決定処理」は、「大当り」または「小当り」の「大入賞口開放遊技」を行うことが決定され、決定された大入賞口開放遊技に移行することを示す特図の変動中に演出図柄表示装置15に表示される擬似演出表示の内容の決定、特に演出図柄制御装置82の操作指示演出実行決定手段により、遊技者に遊技ボタン67を操作させる「操作指示」を含んだ演出表示を実行するか否かの決定を行い、「操作指示」を含んだ演出表示を実行する場合は、演出図柄制御装置82の操作指示内容決定手段により操作指示内容を決定する。
先ずS600の処理で、主制御装置80から送信される変動開始コマンド(S309,S355,S385)を受信したか確認し、受信していなければリターンする。
受信があれば(S600:YES)、大当りか否か確認する(S605)。
大当りであれば(S605:YES)、前記変動開始コマンドに含まれる特図の確定図柄の情報に基づいて、大当り図柄は「EF」または「EH」であるか否か確認する(S610)。この処理では「EF」または「EH」図柄で設定される時短機能が付かない「突確大当り」であるか否か確認する。
「EF」または「EH」図柄でなければ(S610:NO)、S615の処理において、演出図柄表示装置15に表示させる擬似演出として通常の大当り時演出に決定し、該決定に基づいて変動開始処理(S625)において演出図柄表示装置15の変動を開始する。
S610で「EF」または「EH」図柄であれば(S610:YES)、S615の処理において、特図の変動時に演出図柄表示装置15に表示させる擬似演出として、遊技ボタン67を制限時間内に操作するように指示する前記「操作指示」を含む大当り時の操作指示演出に決定し(S620)、該決定に基づいてS625の変動開始処理において演出図柄表示装置15の変動を開始する。
S605の処理で大当りでなければ(NO)、小当りか確認する(S630)。小当りであれば(S630:YES)、前記「操作指示」を含む小当たり時の操作指示演出を決定し(S620)、これに基づいて演出図柄表示装置15の変動を開始する(S625)。
小当りでなければ(S630:NO)、ハズレ時の擬似演出を決定し(S635)、これに基づいて演出図柄表示装置15の変動を開始する(S625)。
なお、S620の操作指示演出決定処理では、「突確大当り」または「小当り」であっても操作指示演出を行なわない決定をする場合もある。また、大入賞口開放遊技が行われないことを示す特図の変動中に演出図柄表示装置にて表示される擬似演出には、操作指示演出を含んだ演出は行われないようになっている。
図27はS620で設定する「操作指示」の内容と、操作指示を含む演出パターン(変動パターン)と特図抽選結果との関係を示す。操作指示内容は遊技者が遊技ボタン67を操作する操作回数と操作の制限時間との関係によってクリアが容易な内容と、困難な内容が設定してある。図27(A)は遊技ボタン67の操作回数が少なく、制限時間が長いといったクリアが容易な操作指示内容(a,b,c)を示し、図27(B)は操作回数が少なくても制限時間が短い、または操作回数が多いといったクリアが困難な操作指示内容(d,e,f)を示す。この他にクリアが困難な操作指示内容として操作の手順(押し順)を複雑にしてもよい。
図27(C)は抽選結果と選択される変動パターンとの関係を示す。変動パターン6は図27(A)の操作指示内容aを、変動パターン7は操作指示内容bを、変動パターン8は操作指示内容cを含んだ擬似演出であり、変動パターン11は図27(B)の操作指示内容dを、変動パターン12は操作指示内容eを、変動パターン12は操作指示内容fを含んだ擬似演出である。
図27(C)に示すように、抽選結果がハズレ時にはS635の処理において変動パターン1〜5のいずれか一つのパターンが設定され、突確大当り時にはS620の処理において、クリアが容易な操作指示内容(a,b,c)を含む変動パターン6〜10のいずれか一つのパターンが設定され、小当り時にはクリアが困難な操作指示内容(d,e,f)を含む変動パターン11〜15のいずれか一つのパターンが設定される。
大当り図柄が「EF」、「EH」であった場合や小当りであった場合に必ず操作指示演出が行われるのではなく、大当り図柄が「EF」、「EH」であった場合で変動パターン6、7、8のいずれかが選択されたとき(変動パターン9、10のとき操作指示演出は行われない)、または抽選結果が小当りであり、変動パターン11、12、13のいずれかが選択されたときに操作指示演出が行われる(特1の大当り図柄が突確変大当りを示すEP、FH、HPであった場合には、必ず変動パターン9または10が選択される)。
図24に示す「モード設定処理」では、前記「操作指示」を含む演出表示が実行されたときに、「操作指示」通りに遊技ボタン67が操作されたか否かを演出図柄制御装置82の遊技ボタン判別手段、成否判別手段により判定し、該判定結果により演出図柄制御装置82の表示モード実行手段が大入賞口開放遊技終了後に演出図柄表示装置に表示される表示モードを実行させる。
前記遊技ボタン判別手段は、複数種類ある遊技ボタン67a,67b,67c,67dのうちのどのボタンが操作されたかを判別する。
前記成否判別手段は、操作指示通りに操作がなされたか各操作毎に順次判別する。例えば、「右、左、上、下」の操作指示が行われた場合に、「右」が押されたか否かを判別し、次に「左」が押されたか否かを順次判別する構成である。「右」の後、間違って「下」が押されても「左」が押し直されればよく、次の操作の判別に移る構成になっている。
これに限るわけではなく、途中で失敗したら初めから(右が押されたか否か)判断が開始される構成であってもよい。
本パチンコ機50では前記表示モードとして、大入賞口開放遊技終了後の遊技状態が通常確率遊技状態のときにのみ表示される第1の表示モード(表示モードA)と、高確率遊技状態のときにのみ表示される第2の表示モード(表示モードB)、および通常確率または高確率のいずれの遊技状態でも表示され、遊技状態が通常確率か高確率か判断し難い第3の表示モード(表示モードC)の3種類が設定してある。表示モードA、B、Cはそれぞれ演出図柄表示装置15に表示される背景表示が異なる構成である。
S700の処理において、前記「擬似演出決定処理」(図23)で大当りまたは小当りに関わらず、操作指示演出が決定され、演出図柄表示装置15に操作指示演出が表示されたか否かを確認する。操作指示演出がされなければリターンする。
操作指示演出が表示されれば(S700:YES)、操作の制限時間が終了したか否かを確認し(S705)、制限時間が終了していれば(S705:YES)、操作指示に対して遊技者による遊技ボタン67の入力操作が成功したか(クリア)否か判断する(S710)。
入力操作が成功であれば(S710:YES)、成功時演出処理(S715)において演出図柄表示装置15に成功時の演出表示を表示させる。続いて、モード変更フラグに1をセットする(S720)。
入力操作が失敗であれば(S710:NO)、演出図柄表示装置15に失敗時の演出表示を表示させ(S725)、リターンする。
続いて、図25に示す「大当り時モード移行処理」および図26に示す「小当り時モード移行処理」は、前記「モード設定処理」(図24)における決定に従って表示モードを設定する。
図25に示すように、「大当り時モード移行処理」では、先ずS800の処理において、前記「特別遊技処理」の大当り終了演出処理(S460、図17参照)で主制御装置80から送信された大当り終了コマンドを受信したか確認し、受信していれば(S800:YES)、大当り演出終了処理において演出図柄表示装置15に大当り時の終了演出を表示させる(S805)。
続いて、モード変更フラグが1であるか確認し(S810)、モード変更フラグが1であれば(S810:YES)、大当り遊技終了後の遊技状態の表示モードを第2の表示モードであるモードBに設定し(S815)、モード変更フラグに0をセットして(S820)リターンする。
S810の処理でモード変更フラグが1でなければ(S810:NO)、大当り遊技終了後の遊技状態の表示モードを第3の表示モードであるモードCに設定して(S825)リターンする。
図26に示すように、「小当り時モード移行処理」では、先ずS900の処理において、前記「小当り遊技処理」の小当り終了演出処理(S560、図21参照)で主制御装置80から送信された小当り終了コマンドを受信したか確認し、受信していれば(S900:YES)、小当り演出終了処理において演出図柄表示装置15に小当り時の終了演出を表示させる(S905)。
続いて、モード変更フラグが1であるか確認し(S910)、モード変更フラグが1であれば(S910:YES)、現在の遊技状態が確変状態であるか確認し(S915)、確変状態でなければ(通常確率状態)(S915:NO)、小当り遊技終了後の遊技状態の表示モードを第1の表示モードであるモードAに設定し(S920)、モード変更フラグに0をセットして(S930)リターンする。
現在の遊技状態が確変状態であれば(S915:YES)、小当り遊技終了後の遊技状態の表示モードを第2の表示モードであるモードBに設定し(S925)、モード変更フラグに0をセットして(S930)リターンする。
S910の処理でモード変更フラグが1でなければ(NO)、小当り遊技終了後の遊技状態の表示モードを第3の表示モードであるモードCに設定して(S935)リターンする。
図28は大入賞口開放遊技(大当り遊技または小当り遊技)の抽選結果と、操作指示および表示モード移行の関係を示す。図28に示すように、本パチンコ機50は、抽選結果が「15ラウンドの確変大当り」、「15ラウンドの通常大当り」および「2ラウンドの突通大当り」の時は、操作指示を含む演出を行なわず表示モードはモードCに移行する設定である。
抽選結果が「2ラウンドの突確大当り」の時は、操作指示を含む演出が行なわれ、操作をクリアした時に表示モードがモードBに移行する設定である。一方、操作を失敗した場合や操作指示を含む演出が行なわれない場合は表示モードがモードCに移行する設定である。
抽選結果が「小当り」の時では、操作指示を含む演出が行なわれ、操作をクリアし、かつ現在の遊技状態が通常確率状態の時は表示モードがモードAに移行する。現在の遊技状態が確変状態の時はモードBに移行する設定である。
一方、操作を失敗した場合や操作指示を含む演出が行なわれない場合は表示モードがモードCに移行する設定である。
従って、操作指示をクリアしなければ、どのような大入賞口開放遊技(確変大当りや通常大当りなど)が発生しても遊技状態が通常状態なのか高確率状態なのか分からないモードCに移行する設定であるので、操作指示の重要性(遊技者の関心)が増す。なお、操作指示演出が行われない大当りは必ずモードCに移行する。
図29および図30は演出図柄表示装置15における前記操作指示を含む演出表示の表示例を示す。図29(A)に示すように、特図に対応する擬似図柄(3桁)の変動表示が開始されると、図29(B)に示すように、キャラクタの格闘シーン等が展開され、続いて操作指示の内容が表示される(図29(C))。この場合、「右」、「左」といった遊技ボタン67の名称だけでなく、遊技ボタン67の配置場所も表示される。また、操作指示の表示は操作が終了(成功)したものと終了していないものとを明確にすることが望ましい。例えば、操作が終了(成功)した表示(指示内容および配置場所)は表示を消す、または表示を暗くする構成とする。
操作をクリアすれば、操作が成功したことを示す演出が表示され(図29(D)(E))、モードBへ突入(移行)することが表示される。このようにモードBへ移行すると、擬似図柄が変動される際の背景画像が、通常確率状態とは異なる表示としたり背景色を変えることで確変状態であることが報知される。
一方、図30に示すように、擬似図柄の変動表示から格闘シーンを経て操作指示が表示され(図30(C))、操作がクリアできなければ、操作が失敗したことを示す演出が表示され(図30(D)(E))、モードCへ突入(移行)することが表示される。モードCによれば擬似図柄が変動される際の背景画像を見ても通常状態であるのか確変状態であるのか不明な状態の表示がなされる。
本実施形態によれば、特図抽選の抽選結果が「突確大当り」または「小当り」であり、そのことを報知する特図の変動中に、操作指示を含む演出表示を行ない、遊技者に遊技ボタン67を操作させる構成とし、かつ遊技ボタン67の操作が操作指示通りに操作されれば(ミッション成功)、大入賞口開放遊技(大当りまたは小当り遊技)終了後の遊技状態が確変状態であるか通常確率状態であるのか報知する構成とした。
これによれば、遊技者は、遊技ボタン67の操作という自らの行動により表示された操作指示を成功させた際の満足感を与えることができる。また操作指示の成否により確変状態か否かの抽選結果を表示する構成であり、抽出された乱数による抽選結果を変更することなく、かつ抽選結果と操作指示の成否に関連性を持たせることができる。また、操作指示の成否よっては遊技状態が高確率か否か判るので、操作指示の成否が遊技者の大きな関心事となり、遊技者に積極的に操作指示を実行させることができる。
確変抽選で当選し、操作指示に対する遊技ボタン67の操作が成功した時(ミッションクリア時)には、確変状態に移行することが報知されるので、遊技者の遊技に対する意欲を向上させることができる。現在が通常確率状態であり確変抽選が行われず(この場合は小当り)、操作が成功したときには通常確率状態であることが報知されるので遊技を止めるか遊技を継続するかの判断に迷わない。
一方、操作指示に対する遊技ボタン67の操作が失敗した時には、遊技状態が確変状態であるか否か判別が難しいモードC(第3の表示モード)の表示を行なう構成としたので、この場合、遊技者は通常確率なのか高確率なのかドキドキしながら遊技することとなり遊技者の期待感を向上させることができる。
特に「突確大当り」と「小当り」とでは大入賞口の開放動作が同じで、遊技者は「突確大当り」か「小当り」かの判断し難く、「小当り」では確変機能が作動しない。そこで、「小当り」時の操作指示内容をクリアが困難な内容にすることでモードCに移行する割合が大きくしてある。従って操作指示をクリアしたにも関わらず通常確率状態を示すモードAが表示され難く遊技者の期待感を損ねない。
前記実施形態では、操作指示を含む演出表示を特図の抽選結果が「突確大当り」および「小当り」の時に実行するように構成したが、これに限らず本発明では他の抽選結果時に前記操作指示を実行する構成としてもよい。
以下、本発明の他の実施形態として、図31ないし図35に基づいて、特図の抽選結果が「突確大当り」および「突通大当り」の時に操作指示を含む演出表示を実行するパチンコ機について説明する。なお、本実施形態の基本構成は、前記実施形態のそれとほぼ同じで、相違する演出図柄制御装置82の「擬似演出決定処理2」(図31)、「モード設定処理2」(図32)、「大当り時モード移行処理2」(図33)、「操作指示」の内容と操作指示を含む演出パターン(変動パターン)と特図抽選結果との関係(図34)、および大入賞口開放遊技(大当り遊技)の抽選結果と、操作指示および表示モード移行の関係(図35)を中心に説明する。
図31に示すように、「擬似演出決定処理2」では、主制御装置80から変動開始コマンドを受信し(S650:YES)、大当りであれば(S655:YES)、前記変動開始コマンドに含まれる特図の確定図柄の情報に基づいて、大当り図柄は「EF」であるか否か確認する(S660)。この処理では「EF」図柄で設定される時短機能が付かない「突確大当り」であるか否か確認する(図9参照)。
「EF」図柄でなければ(S660:NO)、大当り図柄は「HL」であるか否か確認する(S665)。この処理では「HL」図柄で設定される時短機能が付かない「突通大当り」であるか否か確認する(図9参照)。
「EF」または「HL」図柄であれば(S660またはS665:YES)、S670の処理において、演出図柄表示装置15に表示させる擬似演出として、前記「操作指示」を含む大当り時の操作指示演出に決定し、該決定に基づいてS685の変動開始処理において演出図柄表示装置15の変動を開始する。
「EF」または「HL」図柄のいずれでもなければ(S660およびS665:NO)、演出図柄表示装置15に表示させる擬似演出として通常の大当り時演出に決定し(S675)、該決定に基づいてS685の変動開始処理において演出図柄表示装置15の変動を開始する。
S655の処理で大当りでなければ(NO)、S680の処理において、小当りの時は小当り時の擬似演出を決定し、ハズレの時はハズレ時の擬似演出を決定し、これらに基づいて演出図柄表示装置15の変動を開始する(S685)。
なお前記実施形態とは異なり、本実施形態では、大当り図柄(EF、HL)によって操作指示演出を行うか否かが決定される。つまり、大当り図柄が「EF」または「HL」であった場合には必ず操作指示演出が行われる。また、前記実施形態では変動パターンによって既に表示される操作指示の内容が決定されている構成であるが、本実施形態では、クリアが容易な操作指示テーブル(図34(A))、またはクリアが困難な操作指示テーブル(図34(B))が決定されており、操作指示演出の内容を変動開始コマンドの受信時に抽出した乱数値によって決定されているテーブルより一つの操作指示内容が決定される構成である。
図32に示す「モード設定処理2」では、前記「擬似演出決定処理2」(図31)で操作指示演出が決定され、演出図柄表示装置15に操作指示演出が表示され(S750:YES)、操作の制限時間が終了していれば(S755:YES)、操作指示に対して遊技者による入力操作が成功したか(クリア)否か判断する(S760)。
入力操作が成功であれば(S760:YES)、成功時演出処理(S765)において演出図柄表示装置15に成功時の演出表示を表示させる。
入力操作が失敗であれば(S760:NO)、演出図柄表示装置15に失敗時の演出表示を表示させ(S770)、続いて、モード変更フラグに1をセットする(S775)。
続く、図33に示す「大当り時モード移行処理2」では、主制御装置80から送信された大当り終了コマンドの受信を確認し(S850:YES)、演出図柄表示装置15に大当り時の終了演出を表示させ(S855)、続いて、モード変更フラグが1であるか確認する(S860)。
モード変更フラグが1でなければ(S860:NO)、確変状態に移行するか確認し(S865)、確変状態に移行しなければ(S865:NO)、大当り遊技終了後の遊技状態の表示モードをモードAに設定する(S870)。
確変状態に移行するのであれば(S865:YES)、大当り遊技終了後の遊技状態の表示モードをモードBに設定する(S875)。
S860の処理でモード変更フラグが1であれば(S860:YES)、大当り遊技終了後の遊技状態の表示モードをモードCに設定し(S825)、モード変更フラグを0にセットして(S885)リターンする。
図34は、「擬似演出決定処理2」(図31)のS670で設定する「操作指示」の内容と、操作指示を含む演出パターン(変動パターン)と特図抽選結果との関係を示す。操作指示内容は遊技者が遊技ボタン67を操作する操作回数と操作の制限時間との関係によってクリアが容易な内容と、困難な内容が設定してある。図34(A)は遊技ボタン67の操作回数が少なく制限時間が長いといったクリアが容易な操作指示内容(a,b,c)を示し、図34(B)は操作回数が少なくても制限時間が短いものや、操作回数が多いといったクリアが困難な操作指示内容(d,e,f)を示す。この他にクリアが困難な操作指示内容として操作の手順(押し順)を複雑にしてもよい。
図34(C)に示すように、「EF」図柄に基づく突確大当り時には、クリアが困難な操作指示内容(d、e、f)の内の一つ操作指示内容が選択される変動パターン6が設定され、「HL」図柄に基づく突通大当り時には、クリアが容易な操作指示内容(a,b,c)の内の一つ操作指示内容が選択される変動パターン11が設定される。
図35は大入賞口開放遊技(大当り遊技または小当り遊技)の抽選結果と、操作指示および表示モード移行の関係を示す。抽選結果が「15ラウンドの確変大当り」の時は操作指示を行なわずモードBに移行する。
「15ラウンドの通常大当り」の時は操作指示を行なわずモードAに移行する。
抽選結果が「小当り」の時は操作指示を行なわず現状を維持する。
抽選結果が「2ラウンドの突確大当り」の時は、操作指示が行なわれ、操作をクリアした時にモードBに移行する。一方、操作を失敗した場合はモードCに移行する。また操作指示が行なわれない場合はモードBに移行する設定である。
抽選結果が「2ラウンドの突通大当り」の時は、操作指示が行なわれ、操作をクリアした時にモードAに移行する。一方、操作を失敗した場合はモードCに移行する。また操作指示が行なわれない場合はモードAに移行する設定である。
本実施形態によれば、前記実施形態と同様に、遊技者に操作指示を成功させた際の満足感を与える効果、抽出された乱数による抽選結果を変更することなく抽選結果と操作指示の成否に関連性を持たせる効果、および操作指示の成否が遊技者の大きな関心事となり、遊技者に積極的に操作指示を実行させる等の作用効果を奏する。
また本実施形態は、大入賞口の開放動作などの大当り遊技内容が同じである「突確大当り」と「突通大当り」の時に操作指示を実行し、かつ、「突確大当り」時の操作指示をクリアが困難な操作指示とし、難しい操作指示を成功させたときに高確率であることを明確に表示することとなるので、遊技者の満足感および期待感を一層高める効果を奏する。
前記二つの実施形態において、操作指示を、抽選結果が「突確大当り」と「小当たり」の場合、または「突確大当り」と「突通大当り」の時に実行されるように構成したが、「突確大当り」と「突通大当り」および「小当たり」のときに操作指示を実行する構成としてもよい。
また操作指示の内容は図27(A)(B)や図34(A)(B)の内容に限らず、図36に示す内容やこれら以外の内容でもよい。図36(A)(B)に示すように、制限時間、操作指示回数が同じであっても、操作させる遊技ボタンの種類を変えることでクリアの容易な構成と困難な構成とが設定できる。例えば図36(A)のように同じ遊技ボタンを操作させる構成であればクリアが容易である。
また前記実施形態では、大入賞口開放遊技に当選した場合に表示される特図の擬似演出に操作指示演出が行われる例を記載したが、大入賞口開放遊技で当選しなかった場合に表示される特図の擬似演出でも操作指示演出を行うようにしてもよい。この場合には、図36(C)に示すように物理的に無理(クリアできない)な操作指示が選択されるようにする構成が好適である。
また操作内容は遊技ボタン67の操作に限らず、正逆の回転操作が可能なジョグダイヤルとしてもよい。
10 遊技盤
15 演出図柄表示装置
16A,16B 特別図柄表示装置
22A,22B 始動口
25 大入賞口
50 弾球遊技機
67 遊技ボタン
80 主制御装置(大入賞口開放遊技抽選手段、確変抽選手段)
82 演出図柄制御装置(サブ制御装置、演出選択手段、表示モード実行手段、操作指示内容決定手段、操作指示演出実行決定手段、遊技ボタン判別手段、成否判定手段)

Claims (4)

  1. 始動口のへの入球に起因して抽出された乱数に基づいて大入賞口を開閉する大入賞口開放遊技を実行するか否かの抽選を行なう大入賞口開放遊技抽選手段と、
    前記大入賞口開放遊技の終了後に前記大入賞口開放遊技抽選手段による抽選の当り確率が高い高確率遊技状態に移行するか否かを抽選する確変抽選手段と、前記各抽選の結果に基づいて、演出図柄表示装置に表示する複数種類の演出の表示内容より一つの表示内容を選択する演出選択手段と、遊技者に操作させるように設けた複数の遊技ボタンと、を備えた弾球遊技機において、
    前記演出図柄表示装置に表示される演出として、前記大入賞口開放遊技抽選手段による抽選の当り確率が低い通常確率遊技状態のときにのみ表示される第1の表示モードと、前記高確率遊技状態のときにのみ表示される第2の表示モード、および通常確率または高確率のいずれの遊技状態でも表示される第3の表示モードを有し、これら複数の表示モードより一つの表示モードを実行する表示モード実行手段と、
    前記遊技ボタンを制限時間内に操作するように指示する複数種類の操作指示より一つの操作指示を選択する操作指示内容決定手段と、
    前記演出図柄表示装置で表示される複数種類の演出の表示内容より前記操作指示を含んだ演出を選択するか否かを決定する操作指示演出実行決定手段と、
    前記遊技ボタンの操作を判別する遊技ボタン判別手段と、
    前記操作指示内容決定手段により選択された操作指示の通りに遊技ボタンの操作が行なわれたか否かを判定する成否判定手段と、を備え、
    前記操作指示演出実行決定手段は、前記大入賞口開放遊技抽選手段による抽選が当選していた場合に前記操作指示を含んだ演出を選択し、
    前記操作指示内容決定手段は、複数ある前記大入賞口開放遊技の種類に応じて、または前記確変抽選手段による抽選結果に応じて操作指示を選択するようになし、
    前記表示モード実行手段は、現在の遊技状態が通常確率状態であり、前記確変抽選手段による抽選がハズレ、または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合において、前記成否判別手段によって前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われたと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に前記第1の表示モードを、前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われなかったと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に第3の表示モードを実行し、
    現在の遊技状態が通常確率状態であり、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合において、前記成否判別手段によって前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われたと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に第2の表示モードを、前記操作指示通りに遊技ボタン操作が行われなかったと判断された場合には前記大入賞口開放遊技終了後に第3の表示モードを実行することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記大入賞口開放遊技抽選手段および前記確変抽選手段を有し、遊技に関する制御を行う主制御装置と、
    前記演出選択手段を有し、前記主制御装置から送信される前記各抽選結果を含む表示制御コマンドに応じて前記演出図柄表示装置の表示に関する制御を行うサブ制御装置と、を備え、
    該サブ制御装置に、前記表示モード実行手段、前記操作指示内容決定手段、前記操作指示演出実行決定手段、前記遊技ボタン判別手段および前記成否判定手段を設け、かつ前記遊技ボタンを電気的に接続せしめた弾球遊技機。
  3. 請求項1または2に記載の弾球遊技機において、
    前記操作指示内容決定手段は、前記確変抽選手段による抽選がハズレ、または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合に選択する操作指示よりも、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合に選択する操作指示のほうが、前記遊技ボタンの操作回数が少ない指示、または制限時間が長い指示を選択するように設定せしめた弾球遊技機。
  4. 請求項1または2に記載の弾球遊技機において、
    前記操作指示内容決定手段は、前記確変抽選手段による抽選がハズレ、または前記確変抽選手段による抽選が行われなかった場合に選択する操作指示よりも、前記確変抽選手段による抽選が当選していた場合に選択する操作指示のほうが、前記遊技ボタンの操作回数が多い指示、または制限時間が短い指示を選択するように設定せしめた弾球遊技機。
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