JP6739706B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、遊技者を楽しませながら図柄演出の背景画像を変更することを目的とする。
しかしながら、図柄演出で停止表示される図柄は、ランダムに決定される。また、仮に希望する背景画像に対応する図柄が停止表示されたとしても、新たな図柄演出が開始され、該図柄が最終図柄とならない場合も想定される。このため、希望する背景画像に対応する最終図柄を出現させるには、少なからず運や技術が必要となる。したがって、希望する背景画像に対応する最終図柄を出現させることに興趣が生まれる。
さらに、遊技者が遊技を休憩し、弾球遊技機が待機状態に移行した後、遊技を再開する際に、図柄演出の背景画像を変更することが可能となる。このため、遊技者を気分転換させることができる。
また、遊技者は、希望する背景画像に対応する最終図柄が出現した際、遊技に区切りを付け易くなり、遊技者に対し休憩を取る契機を与えることができる。
このような構成によれば、待機状態中に遊技球が抽選領域に進入すると、図柄演出の背景画像が最終図柄に応じたものとなる。このため、遊技者を楽しませながら図柄演出の背景画像を変更することができる。
このような構成によれば、待機状態となった際、遊技者は、次に行われる図柄演出にて新たに表示される背景画像を把握できる。このため、新たに表示される背景画像が遊技者の好みに合致している場合には、遊技者の遊技意欲を高めることができる。一方、そうでない場合には、遊技者に対し、遊技を終了する契機を与えることができる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に構成される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,残高表示器59が設けられている。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって左横には、普通図柄作動ゲート17が設置されている。普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行なわれる。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定の回数にわたり、所定時間の開放が行われる。具体的には、例えば、通常モード時であれば、1回の当選により約0.5秒の開放が1回行なわれ、時短モードであれば、1回の当選により約2.6秒の開放が2回行なわれる。
遊技盤1における向かって右下の領域には、7セグメントの特図表示装置9と、4個のLEDからなる特図保留数表示装置18と、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8とが設置されている。
また、センターケース5には、周知のものと同様に、ワープ入口や、ワープ樋や、ステージ等が設けられている。
また、図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図3に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71,タンクレール72,払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれも、CPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板には、CPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特図表示装置9,特図保留数表示装置18,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
主制御装置80からの出力信号は、試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施形態においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW21の検出信号は、払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも、主制御装置80と払出制御装置81とに払出SW21の検出信号を入力し、主制御装置80と払出制御装置81との双方で、賞球の計数を行う構成とすることも考えられる。
なお、本実施形態は遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
なお、発射制御装置84には、発射ハンドル64からの回動量信号や、タッチSW28からのタッチ信号や、発射停止SW29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67,ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ボタン67,ジョグダイヤル68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を表示させる。
[動作の説明]
次に、本実施形態のパチンコの動作の概要について説明する。
(1)メインルーチンについて
パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S75に処理を移行する。
なお、初期値乱数は、0〜3899の範囲であり、乱数の大きさは3900である。
さらに、確変モードにおいては、大当りとなる値の数は、通常モードにおける大当りとなる上記乱数を含むように構成される。よって、抽出した乱数によっては、モードに関係無く大当りとなる乱数もあれば、確変モードで大当りとなっても通常モードでは大当りとはならない乱数もある。つまり、抽出された時点が確変モードであったことで先読み判定により大当りとなることが予定されていても、当該乱数に基づく変動表示開始前に、他の乱数に基づく大当りによって確変モードが終了して通常モードになってしまった場合には、上記先読み判定結果に反して大当りとならない場合も発生し得る。
また、リーチ判定用乱数の値は、0〜228の範囲であり、乱数の大きさは229である。なお、通常モードにおいてリーチとなる値の数は11で、値は0〜10となる。また、確変モードにおいてリーチとなる値の数は、11よりも大きい数となる。
また、変動パターン決定用乱数2の値は、0〜600の範囲であり、乱数の大きさは601である。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、大当り抽選で当った際に行われる大当り遊技を制御する大当り遊技処理と(S60)を行う。また、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S65)、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S70)を実行する。
(2)始動入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶の生成等を行う始動入賞確認処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理(S50)からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、大当り抽選で当った際に停止表示される特別図柄(大当り図柄)を決定するための大当り図柄決定用乱数や、図柄演出において、リーチとなった後に外れを示す演出図柄を停止表示させる演出(ノーマルリーチやSPリーチ)を行うか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出し、これらの乱数(数値データ)を保留記憶として記憶する。
なお、S110にてサブ統合制御装置83に送信する保留情報(コマンド)は、消化(消滅)されていない保留記憶の数を示すコマンドではなく、保留記憶の増加を示す情報を送信する構成でも良い。
(3)先読み判定処理について
次に、新たに発生した保留記憶に対応する大当り決定用乱数等の値について判定する先読み判定処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、始動入賞確認処理からコールされる。
S155では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数の値が上記特定値であることを示す先読みコマンド1を生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。なお、先読みコマンド1は、大当り図柄の種類をさらに示しても良い。
また、S170では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数1,2との値が特定値(図柄演出でノーマルリーチとなる値)か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S170:Yes)、S175に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S170:No)、S180に処理を移行する。
一方、S180では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数1,2が、上記特定値のうちのいずれでもないことを示す先読みコマンド4を生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
次に、保留記憶として記憶された大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図8〜図11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
まず、図8に関して、S200では、主制御装置80は、特別電動役物の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図11のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図9のS215に処理を移行する。
S220では、主制御装置80は、保留記憶の数をデクリメントすると共に、最も古い保留記憶を選択し、後述するS230、S235、S245、S250、S255、S260、及び、S265等にて参照するために、該保留記憶に記憶された情報(乱数値等の数値データ)を大当り判定用の所定のバッファに移動処理して、S225に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変モードに対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)とに基づき、大当り抽選を実行し、該抽選に当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、S230又はS235の判定結果を参照して、大当り抽選で当ったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S260に処理を移行する。
S250では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき、特別図柄の変動時間等を決定し、S255に処理を移行する。
一方、S240で否定判定が得られた場合に移行する(すなわち、大当り抽選で外れた際に移行する)S260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき、特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、上述したS220においてデクリメントした結果として残った保留記憶の数を示す「保留数コマンド」をサブ統合制御装置83に送信し、S275に処理を移行する。
S275では、主制御装置80は、特別図柄の変動時間を示す変動開始コマンドや、確定表示される特図を示す図柄指定コマンド等を送信することで、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等をサブ統合制御装置83に通知すると共に、特別図柄の変動を開始させ、本処理を終了する。このように、主制御装置80は、大当り抽選の結果を、特別図柄の変動表示の結果にて報知する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変モードであることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグが1である場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S330),大当り開始演出処理(S335)を順次実行することで、大当り遊技の態様を示すコマンドや、大当り遊技の開始を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信する等して大当り遊技を開始し、本処理を終了する。
S370では、主制御装置80は、状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
次に、大当り遊技の進行を制御する大当り遊技処理について、図12〜図14のフローチャートを用いて説明する。本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
S400では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S400:Yes)、S405に処理を移行し、否定判定の場合には(S400:No)、本処理を終了する。
S410では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S410:Yes)、図13のS450に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S410:No)、S415に処理を移行する。
S420では、主制御装置80は、大当り遊技における開始演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S420:Yes)、S425に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S420:No)、本処理を終了する。
続いて図13に関して、大入賞口14の開放中に移行するS430では、主制御装置80は、大入賞口14に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S430:Yes)、S440に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S430:No)、S435に処理を移行する。
S440では、主制御装置80は、大入賞口14を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S445に処理を移行する。
一方、各ラウンドのインターバル中に移行するS450では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S450:Yes)、S455に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S450:No)、本処理を終了する。
S460では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図14に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS470では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S470:Yes)、S475に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S470:No)、本処理を終了する。
S485では、主制御装置80は、大当り遊技後に確変モードに移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S485:Yes)、確変モード中に実行可能な大当り抽選の回数(確変回数)を設定すると共に(S490)、確変フラグをセットし(S495)、S500に処理を移行する。
S515,S520では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドを送信する処理と、状態指定コマンド送信処理とを実行し、本処理を終了する。
本実施形態のパチンコ機50では、演出図柄表示装置6の演出画面、スピーカ66、各種LED、及び、ランプ26を介して演出が行われる。演出では、例えば、大当り抽選の結果や、大当り抽選で当る期待度(換言すれば、確率)や、現在の遊技状態や、遊技の進行状況等が、報知又は示唆される。演出は、サブ統合制御装置83が、主制御装置80から受信したコマンドに応じて演出図柄表示装置6等を制御することで行われる。また、パチンコ機50では、演出として、例えば図柄演出や保留演出等が行われる。
ここで、図柄演出の際に背景等として演出画面600に表示される画像を、背景画像630と記載する。換言すれば、背景画像630は、図柄演出、及び、図柄演出と共に行われる他の演出(例えば、保留演出や先読み演出等)において演出画面600に表示される、主要な構成要素以外の画像である。具体的には、主要な構成要素とは、例えば、演出図柄や、保留図柄や、先読み図柄等が考えられる。また、これら以外にも、図柄演出等において、大当り抽選の結果や、大当り抽選の期待度や、現在の遊技状態や、遊技の進行状況等を報知又は示唆したり、遊技者を楽しませたりするための画像(例えば、文字、数字、記号、キャラクタ等)も、主要な構成要素であり得る。
(a)図柄演出の変動表示(換言すれば、特図の変動表示)が行われていない。
(b)大当り抽選で当った後、該当りに起因して行われる大当り遊技が終了するまでの期間とは異なる期間である。
(c)保留記憶(換言すれば、実行することが予定されている大当り抽選)が存在しない。
(7)背景画像変更処理について
次に、待機状態である場合に、第1又は第2始動口11,12への入球に起因して背景画像を変更する背景画像変更処理について、図16を用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて定期的に実行される。
S705では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から過去に受信したコマンドに基づき、主制御装置80が新たな変動開始コマンドを送信する要因となった第1又は第2始動口11,12への入球が生じた時が、待機状態であったか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S705:Yes)、S710に移行し、否定判定が得られた場合には(S705:No)、本処理を終了する。
また、これ以外にも、例えば、最後の図柄演出にて停止表示された左図柄又は右図柄の種類に応じて、背景画像が選択されても良いし、複数の変動エリアにおける最終図柄の組合せに応じて、背景画像が選択されても良い。また、例えば、いずれかの変動エリアの最終図柄が偶数であるか奇数であるかに応じて、背景画像が選択されても良い。
[効果]
上記実施形態によれば、待機状態中に遊技球が第1,第2始動口11,12に入球すると、図柄演出の背景画像が最終図柄に応じたものとなる。このため、遊技者は、希望する背景画像に対応する最終図柄が出現した際に待機状態に移行し、第1,第2始動口11,12に遊技球を入球させることで、図柄演出の背景画像を好みのものに変更できる。
また、遊技者が遊技を休憩し、パチンコ機50が待機状態に移行した後、遊技を再開する際に、図柄演出の背景画像を変更することが可能となる。このため、遊技者を気分転換させることができる。
また、遊技者は、希望する背景画像に対応する最終図柄が出現した際、遊技に区切りを付け易くなり、遊技者に対し休憩を取る契機を与えることができる。
(1)上記実施形態のパチンコ機50では、第1,第2始動口11,12の各々への入球により、同一の特図に対応する大当り抽選が行われる。しかしながら、第1,第2始動口11,12の各々に対応して第1特別図柄と第2特別図柄を設け、各始動口への入球により、異なる特図の大当り抽選が行われるようにしても良い。このような場合においても、上記実施形態と同様にして背景画像を選択することで、同様の効果が得られる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機50が、弾球遊技機の一例に、演出図柄表示装置6が表示装置の一例に、主制御装置80が特別遊技手段の一例に、演出図柄表示装置6及びサブ統合制御装置83が、図柄演出手段、報知手段、及び、表示手段の一例に、第1及び第2始動口11,12が抽選領域の一例に相当する。また、当否判定処理のS230,S235が抽選手段の一例に、背景画像変更処理のS710,S715が選択手段の一例に相当する。
Claims (1)
- 遊技球が予め定められた抽選領域に進入したことに起因して抽選を実行すると共に、表示装置にて、複数の種類の図柄により変動表示を行った後に前記抽選の結果に応じた前記図柄を停止表示する図柄演出を行う弾球遊技機であって、
複数の種類の背景画像のうちのいずれかを前記図柄演出の背景として選択する選択手段と、
前記表示装置にて、前記選択手段により選択された前記背景画像を背景とした状態で前記図柄演出を行う図柄演出手段と、
前記抽選に当選すると、遊技者に利益を与えるための特別遊技を行う特別遊技手段と、
を備え、
前記図柄演出が行われておらず、前記抽選に当選した後から、該当選に起因して行われる前記特別遊技が終了するまでの期間とは異なる期間であり、且つ、実行が予定されている前記抽選が存在しない状態を待機状態とし、
前記待機状態となる前の最後の前記図柄演出にて停止表示された前記図柄を、最終図柄とし、
前記選択手段は、前記待機状態中に前記図柄演出を開始する際の前記背景画像の種類を、予め定められた前記図柄の種類と前記背景画像の種類との対応関係に従い、前記最終図柄の種類に基づいて選択すること、
を特徴とする弾球遊技機。
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