JP4403247B2 - 遊技機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機全体を制御するメイン制御部と複数のサブ制御部とを備え、前記メイン制御部がサブ制御部に対してコマンドデータを送信し、前記サブ制御部が前記コマンドデータに応じて駆動装置を制御する遊技機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲーム性の追求から、遊技機に配備された各種の駆動装置(例えば、パチンコ遊技機においては、液晶表示装置により構成した図柄表示装置並びに払い出し装置)が、機械的処理によるものから電気的制御によるものに急速に変換されつつある。このような電気的制御により遊技機を制御する遊技機の制御装置では、遊技機全体を制御するメイン制御部にCPUを備え、該メイン制御部に特定の駆動装置を制御するCPUを備えたサブ制御部を通信可能に接続し、メイン制御部がサブ制御部に対してコマンドデータを送信し、サブ制御部がコマンドデータに基づいて、駆動装置に具体的な動作を指令制御する構成が多い。
【0003】
例えば、パチンコ機においては、液晶表示制御部、払出制御部がサブ制御部として広く知られるが、この他にもメイン制御部から音制御やランプ制御の機能を分離してサブ制御部により行うことも可能である。
【0004】
従来の遊技機の制御装置において、メイン制御部からコマンドデータを送信し、そのコマンドデータを特定のサブ制御部に受信させるためには、例えば、メイン制御部と複数のサブ制御部とをPPI等のインターフェースを介して通信接続し、メイン制御部のCPUが、インターフェースに接続された複数のサブ制御部の中から、コマンドデータを送信すべき相手のサブ制御部を選択し、選択したサブ制御部に対してコマンドデータを送信する。
【0005】
しかし、このような構成の制御装置では、サブ制御部を個別に制御するためインターフェースの接続端子をサブ制御部の数だけ準備しなけれげならない。そのため、サブ制御部が増加するにつれ、インターフェース等の周辺装置の増設が必要となり、それゆえ回路構成も複雑化する。
【0006】
また、サブ制御部の増加とともに、メインプログラム内に作成されるサブ制御部の制御プログラムの量が増えるが、一方で遊技機に関する規定によりプログラム量の上限が定められており、メインプログラムの大きな負担になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、メイン制御部とサブ制御部との通信構成がシンプルで、インターフェースにサブ制御部毎の接続端子を必要とせず、メイン制御プログラムの負担を軽減でき、複数のサブ制御部を一括して制御できる遊技機の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る遊技機の制御装置は、
遊技機の駆動装置を制御する複数のサブ制御部と
前記複数のサブ制御部に対してコマンドデータを送信するメイン制御部とを備え
前記メイン制御部に前記複数のサブ制御部が通信可能に接続され、
前記複数のサブ制御部に対して同時にコマンドデータを送信する指令制御手段を前記メイン制御部に備えたものであって、上記課題を解決するために、
前記複数のサブ制御部は、図柄表示装置の表示制御を行う図柄表示制御部と、各種ランプを表示制御するランプ制御部と、音声の制御を行う音制御部とで構成され、
前記コマンドデータは、予め定めたデータ長のデータが予め定めた送信順序で配列されて構成され、
かつ前記図柄表示制御部において表示制御を行う図柄表示装置の表示態様を符号化して定めた専用コマンドデータ部分と、
サブ制御部毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様の組み合せを複数作成し、さらに各々の組み合せ毎に符号化して作成した前記図柄表示制御部と、前記ランプ制御部と、前記音制御部とに共通する共通コマンドデータ部分と、を含んで構成され、
前記メイン制御部のROMには、前記共通コマンドデータの値と遊技状態区分との対応テーブルとしての第1の対応テーブルが予め設定され、
前記各サブ制御部のROMには、前記共通コマンドデータの値と各サブ制御部毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様との対応テーブルとしての第2の対応テーブルがそれぞれ予め設定され、
前記メイン制御部は、遊技中、遊技状態に対応して前記第1の対応テーブルに基づいて前記共通コマンドデータ部分を決定し、前記コマンドデータの前記送信順序における予め定められた特定部分に前記共通コマンドデータ部分を設定して前記各サブ制御部に対して前記コマンドデータを同時に送信し、
前記図柄表示制御部、前記ランプ制御部及び前記音制御部の各々は、前記メイン制御部から送信された前記コマンドデータを受信前記コマンドデータの前記共通コマンドデータ部分によって指定される駆動態様を前記第2の対応テーブルに基づいて決定する、
ことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、実施形態のパチンコ機に配備された遊技盤の正面図である。遊技盤26の略中央には、液晶表示装置により構成された図柄表示装置13が配設され、図柄表示装置13の下方には、図柄表示装置13の特別図柄表示部32における図柄の変動を開始させるための始動口27を有し、ソレノイド(図示を省略)により始動口27を拡開動作される普通電動役物28が配設され、普通電動役物28の左右にはゲート29,29がそれぞれ配設され、遊技盤26の下部には、ソレノイド(図示を省略)により開閉動作される大入賞口30を備えた入賞装置ユニット31が配設されている。
【0012】
図柄表示装置13は、ユニット枠33の下部に組み込まれており、左,中,右特別図柄表示部32a,32b,32cにより構成された特別図柄表示部32を備えている。特別図柄表示部32の上方には、普通電動役物28の始動口27への入賞記憶状態を最大4個まで表示する特別図柄記憶数表示LED34が配備されている。ユニット枠33の上部には、7セグメントにより構成された普通図柄表示器35が配設され、普通図柄表示器35の上部にはゲート29,29への遊技球の通過記憶を最高4回迄表示する普通図柄記憶数表示LED36が配備されている。
【0013】
また、入賞装置ユニット31の中央には、可動扉37がその下端側を揺動自在に軸支され、該可動扉37がソレノイドによりその上端側を前方に向けて移動された時に開成される大入賞口30の内部中央には、特別の入賞領域である特定領域38が設けられ、大入賞口30の内部右方には、大入賞口30への入賞球数を表示する大入賞口入賞数表示LED39が配備され、大入賞口30の内部左方には、可動扉37の開成動作による大入賞口30の開放回数(ラウンド数)を表示するラウンド数表示LED40が配設されている。
【0014】
なお、普通電動役物28の奥方、大入賞口30の奥方、特定領域38及び左右のゲート29,29の奥方には、入賞検出手段並びに遊技球検出手段としての始動口入賞検出スイッチSW1、大入賞口入賞検出スイッチSW2、特定領域通過検出スイッチSW3及びゲート通過検出スイッチSW4がそれぞれ配備されている。また、遊技盤26には、従来と同様、普通入賞口や遊技状況に応じて点灯駆動される装飾用の各表示灯が配設されているが、図示を省略している。
【0015】
図2は、実施形態におけるパチンコ遊技機の裏面図である。パチンコ遊技機の遊技盤26(図示せず)裏面の略中央には、回路基板配設部41が設けられている。図3は回路基板配設部の正面図であり、図4は図3のX1−X1線で破断して示す断面図である。
【0016】
図3乃至図4に示すように、回路基板配設部41は遊技盤26の裏面略中央に確保され、該回路基板配設部41には、裏カバー42からなる支持部材が取り付けられ、裏カバー42の前面下部にはメイン制御基板収納ボックス43が取り付けられ、裏カバー42の前面上部の左側にはランプ制御基板収納ボックス44が取り付けられ、裏カバー42の前面右側には音制御基板収納ボックス45が取り付けられている。
【0017】
メイン制御基板収納ボックス43にはメイン制御基板21が収納され、ランプ制御基板収納ボックス44にはランプ制御基板24が収納され、音制御基板収納ボックス45には音制御基板25が収納されている。このように、メイン制御基板21、音制御基板25、ランプ制御基板24は、専用の基板収納ボックス43,44,45にそれぞれ収納されて裏カバー42上に支持されている。
【0018】
図5は、本発明の一実施形態におけるパチンコ機に配備された制御系統の要部ブロック図である。パチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部1は、制御処理実行手段としてのメインCPU2と、メインCPU2が実行するためのパチンコ遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているROM3と、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAM4と、メインCPU2が周辺機器との間でデータ通信を行うための通信インタフェース5とにより構成されている。なお、メインCPU2には、スイッチ入力回路6を介して各種スイッチ7が接続されるほか、メインCPU2のための電源(図示せず)やメインCPU2の処理サイクルを規定するクロック回路(図示せず)が接続されている。
【0019】
図5に示すように、メイン制御部1はメイン制御基板21に配設されている。また、複数のサブ制御基板22乃至25には、すなわち、図柄表示制御基板22、払出制御基板23、ランプ制御基板24及び音制御基板25には、それぞれサブ制御部(図5においては図示を省略)が配設されている。
【0020】
図6は、各サブ制御部に共通する要部のブロック図である。各サブ制御部の1つを代表として示す図6のサブ制御部8は、処理実行手段としてのサブCPU9と、サブCPU9が実行するための制御プログラムが格納されているROM10と、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAM11と、サブCPU9がメイン制御部1との間でデータ通信を行うための通信インタフェース12とにより構成されている。
【0021】
なお、図柄表示制御基板22に配設されたサブ制御部(図柄表示制御部)は、液晶表示装置からなる図柄表示装置13の表示制御を行うものであり、例えば、表示画面上において左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄の表示制御を行うものである。また、払出制御基板23に配設されたサブ制御部(払出制御部)は、球払出装置14を駆動制御することにより賞品等球の払出制御を行うものである。
【0022】
ランプ制御基板24に配設されたサブ制御部(ランプ制御部)は、各種ドライバ15を介して各種ランプ(表示LEDを含む)16を表示制御するものである。また、音制御基板25に配設されたサブ制御部(音制御部)は、アンプ18を介してスピーカ19から効果音としての音声を表示制御するものである。
【0023】
メイン制御基板21と図柄表示制御基板22、払出制御基板23、ランプ制御基板24及び音制御基板25とは、コネクタ配線で結ばれている。メイン制御部1とこれら4つのサブ制御部とは、バス20を介してデータ通信可能に接続されており、メイン制御部1が各サブ制御部8,8,8,8に対して同時にコマンドデータを送信し、各サブ制御部8,8,8,8がコマンドデータに応じて各々の駆動対象を制御する。
【0024】
なお、図5に示す各種スイッチ7は、例えば、遊技盤面に配設された図柄表示装置13の特別図柄の図柄変動開始に関わる始動口27に配備された始動口入賞検出スイッチSW1、特別図柄が大当りとなった場合に開成される大入賞口30に配備された大入賞口入賞検出スイッチSW2、大入賞口30の内部に設定された特定領域38に配備された特定領域通過検出スイッチSW3等である(図1参照)。
【0025】
メイン制御部1のメインCPU2は、遊技に基づく制御内容や各種スイッチ7からの情報等から判断される遊技状態を把握しており、その遊技状態に対応した各サブ制御部8に対する複数の制御用データを割り出し、コマンド送信制御信号と共に複数のサブ制御部8に対して同時にコマンドデータとして送信する。なお、請求項1に記載の指令制御手段は、ROM3に格納された制御プログラムの一部である。また、実施の形態では、コマンドデータは、メイン制御部1に対する不正行為防止のため、メイン制御部1から各サブ制御部8,8,8,8への一方向送信としている。
【0026】
なお、メイン制御部1に対する複数のサブ制御部8,8,8,8の接続は、複数のサブ制御部8,8,8,8をバス20に対して並列に接続しているが、メイン制御部1から、例えば、図柄表示制御部→払出制御部→ランプ制御部→音制御部のように直列に接続することもできる。
【0027】
次に、コマンドデータに説明する。図7は第1実施形態のコマンドデータのデータ構成を示す図である。コマンドデータは、データの大きさ(データ長)が12バイトで構成され、先頭から図柄表示制御部に対する図柄表示用データ(8バイト)、払出制御部に対する払出用データ(1バイト)、ランプ制御部に対するランプ表示用データ(1バイト)、音制御部に対する音用データ(1バイト)及び最後にチェックサム(1バイト)の順序に組み合わされている。
【0028】
マンドデータは、上記のサブ制御部8,8,8,8毎に制御を行う駆動装置の駆動態様を符号化して定めた1バイト毎の専用コマンドデータを予め定めた順序で組み合わせて構成され、即ち、データ1乃至データ12の順序で組み合わせて構成されている。また、メイン制御部1の指令制御手段は、コマンドデータを1バイト毎にデータ1から順番にデータ12までを各サブ制御部に送信する。
【0029】
次に、各専用コマンドデータ、即ち、データ1乃至データ12の内容について説明する。図柄表示制御部に対する図柄表示用データは、データ1乃至データ8により構成され、データ1は表示する左特別図柄番号を指定するデータであり、データ2は表示する左特別図柄の表示位置を指定するデータであり、データ3は表示する中特別図柄番号を指定するデータであり、データ4は表示する中特別図柄の表示位置を指定するデータであり、データ5は表示する右特別図柄番号を指定するデータであり、データ6は表示する右特別図柄の表示位置を指定するデータであり、データ7は遊技状態の大分類を表すステータス情報1を指示するデータであり、データ8はステータス情報1の各区分の小分類を表すステータス情報2を指示するデータである。
【0030】
なお、データ7とデータ8との組み合せによって遊技状態が特定される。図8はデータ7とデータ8との具体的な値の組み合せに対応した各遊技状態を表す図である。尚、図8においては、データの値は16進数表示で示してある。
【0031】
データ7とデータ8との値の組み合わせが「00」、「00」である場合には、デモンストレーション画面を表示することを表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「01」、「00」である場合には、特別図柄の変動開始を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「02」、「01」である場合には、特別図柄のリーチ変動1の開始を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「02」、「02」である場合には、特別図柄のリーチ変動2の開始を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「02」、「03」である場合には、特別図柄のリーチ変動3の開始を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「03」、「00」である場合には、全図柄停止かつはずれを表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「03」、「01」である場合には、全図柄停止かつ大当りを表し、データ7の値が「05」である場合には、大当り中を表し、この時にデータ8の値「00」乃至「0F」の別により、大当り中のラウンド数を表す。
【0032】
データ7とデータ8との値の組み合わせが「05」、「10」である場合には、V入賞(大入賞口内の特定領域への入賞)の表示を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「06」、「00」である場合には、大当り終了時の画面1の表示を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「06」、「01」である場合には、大当り終了時の画面2の表示を表し、データ7とデータ8との値の組み合わせが「07」、「00」である場合には、異常発生画面の表示を表す。
【0033】
払出制御部に対する払出用データは、データ9により構成され、その内容は払出数を表す。図9は、データ9の具体的な値に対応した各払出数を表す図である。尚、図9においては、データの値は16進数表示で示してある。データ9の内容は、「00」〜「0F」の範囲で払出数1個乃至15個にそれぞれ対応する。
【0034】
ランプ制御部に対するランプ表示用データは、データ10により構成され、その内容は装飾表示番号を表す。図10はデータ10の具体的な値に対応した表示内容を表す図である。尚、図10においては、データの値は16進数表示で示してある。
【0035】
データ10の内容は、「00」〜「0B」の範囲であり、データ10の値が「00」の場合、全装飾表示のオフを表し、データ10の値が「01」の場合、特別図柄の変動開始時の装飾表示を表し、データ10の値が「02」の場合、特別図柄のリーチ変動1の開始時の装飾表示を表し、データ10の値が「03」の場合、特別図柄のリーチ変動2の開始時の装飾表示を表し、データ10の値が「04」の場合、特別図柄のリーチ変動3の開始時の装飾表示を表し、データ10の値が「05」の場合、特別図柄の全図柄が停止してはずれとなった場合の装飾表示を表し、データ10の値が「06」の場合、特別図柄の全図柄が停止して大当りとなった場合の装飾表示を表し、データ10の値が「07」の場合、大当り発生時のファンファーレの装飾表示を表し、データ10の値が「08」の場合、大当り中の装飾表示を表し、データ10の値が「09」の場合、V入賞時の装飾表示を表し、データ10の値が「0A」の場合、大当り終了時の装飾表示を表し、データ10の値が「0B」の場合、異常時の装飾表示を表す。
【0036】
音制御部に対する音用データは、データ11により構成され、その内容は出力する効果音番号を表す。図11はデータ11の具体的な値に対応した効果音の内容を表す図である。尚、図11においては、データの値は16進数表示で示してある。
【0037】
データ11の内容は、「00」〜「0B」の範囲であり、データ11の値が「00」の場合、全効果音の出力停止を表し、データ11の値が「01」の場合、特別図柄の変動開始時の効果音出力を表し、データ11の値が「02」の場合、特別図柄のリーチ変動1の開始時の効果音出力を表し、データ11の値が「03」の場合、特別図柄のリーチ変動2の開始時の効果音出力を表し、データ11の値が「04」の場合、特別図柄のリーチ変動3の開始時の効果音出力を表し、データ11の値が「05」の場合、特別図柄の全図柄が停止してはずれとなった場合の効果音出力を表し、データ11の値が「06」の場合、特別図柄の全図柄が停止して大当りとなった場合の効果音出力を表し、データ11の値が「07」の場合、大当り発生時のファンファーレの効果音出力を表し、データ11の値が「08」の場合、大当り中の効果音出力を表し、データ11の値が「09」の場合、V入賞時の効果音出力を表し、データ11の値が「0A」の場合、大当り終了時の効果音出力を表し、データ11の値が「0B」の場合、異常時の効果音出力を表す。
【0038】
データ12は、チェックサム用の1バイトデータであり、データ1からデータ11までの加算結果の下位1バイトで構成される。
【0039】
メイン制御部1は、4つのサブ制御部に同一信号を送信する。図12はコマンドデータの送信パターンを表すタイムチャートである。コマンドデータは、常に1バイトずつ送信される。1つのコマンドデータ(1バイト)送信後は、予め定めたインターバルをおいて次の1バイトのコマンドデータが送信される。なお、このインターバルは、例え、各サブ制御部間で受信処理に要する時問を比較した場合、最も受信処理が長くかかるサブ制御部の受信時間をインターバルとして採用する。このようにすることで、全てのサブ制御部でデータ受信が円滑に行われる。なお、本実施形態では8ビットパラレル送信とするが、インターフェースを変えれシリアル送信も可能である。
【0040】
図12に示すように、CTLl信号は、メイン制御部1から4つのサブ制御部6に対する送信信号であり、CTL2信号は、メイン制御部1から4つのサブ制御部6に対するデータのライト信号であり、DATA信号は、各専用コマンドデータ(データ1〜データ12)である。
【0041】
尚、あるサブ制御部(例えば、払出制御部)に対する制御(例えば、払出制御部の場合には払出数)の指示がない場合でも、そのサブ制御部の専用コマンドデータ(例えば、払出数のコマンドデータ)のバイト数は確保され(本実施形態では1バイト)、そのデータのビットはそれぞれ0として送信される。
【0042】
メイン制御部1が行うコマンドデータの送信は、まず、CTL1信号をローレベルに立ち下げて(CTL1信号をオンし)、コマンドデータの送信をサブ制御部に対して指示する。次いで、CLT2信号をローレベルに立ち下げて(CLT2信号をオンして)データの受取をサブ制御部に対して指示する。図柄表示制御部に関する計8バイトのコマンドデータのうち、最初の1バイトのデータ1の送信から開始される。その1バイトの送信が終了すると、CLT2信号をハイレベルに立ち上げて(CLT2信号をオフして)前述の一定のインターバルがおかれる。そして、再び、CLT2信号をローレベルに立ち下げてデータの受取をサブ制御部に対して指示すると共に、次の1バイトのデータ2が送信される。これを繰り返し、8バイトのデータ送信が終了すると、インターバルをおいて払出制御部に関する1バイトのデータ9が送信される。以下、同様にランプ制御部のデータ10、インターバル、音制御部のデータ11、インターバル、最後にチェックサムのデータ12が送信される。全12バイトのコマンドデータの送信が終了すると、CTL1信号をハイレベルに立ち上げて(CLT1信号をオフして)、コマンドデータの送信終了をサブ制御部に対して指示する(図12参照)。
【0043】
前述のように、各サブ制御部8(図柄表示制御部、払出制御部、ランプ制御部及び音制御部)にはそれぞれ同一のコマンドデータが1バイトずつ送信される。各サブ制御部8は、それぞれコマンドデータ(12バイト)を1バイトずつ受信すると共に、受信したコマンドデータをRAM11の特定番地に記憶する。そして、各々の制御処理において自己に関する専用コマンドデータのみを読み出す。ROM10には予めデータ番号ごとに具体的な駆動態様を指示する制御プログラムが記憶されているので、読み出したデータ番号の内容に基づいて該当プログラムを実行し、各駆動部を駆動する。
【0044】
例えば、音制御部は、図11に示すようにデータ11の内容に対応して、1つずつの音パターンが決められている。ランプ制御部についても同様に、図10に示すように、データ10の内容に対応して複数のランプの点灯点滅のパターンが決められている。
【0045】
そして、音制御部あるいはランプ制御部に関する専用コマンドデータの値によって特定の音色やパターンの音がスピーカより鳴り、又、特定パターンでランプ・LEDが点灯点滅する。
【0046】
図13は、メイン制御部1のメインCPU2が実行するコマンドデータの作成処理のフローチャートであり、図14乃至図15はメインCPU2が実行するコマンドデータの送信処理のフローチャートである。
【0047】
マンドデータの作成処理を開始すると、メインCPU2は、遊技に基づく制御内容や各種スイッチ7からの情報等から遊技状態を把握し、その遊技状態に対応した各サブ制御部に対する複数の制御用の専用コマンドデータ(データ1乃至データ11)を作成する(ステップS01)。次いで、データ1乃至データ11を加算し、加算結果の下位1バイトの値(チェックサム)をデータ12とし(ステップS02)、コマンドデータの作成処理を終了する。
【0048】
マンドデータの送信処理は、図12のタイミングチャートに示すように、4.000ms毎に行われる。コマンドデータの送信処理を開始すると、メインCPU2は、まず、CLT1信号をオンし(ステップS10)、コマンドデータの送信をサブ制御部8に対して指示する。次いで、メインCPU2はデータ指標iに初期値1をセットし(ステップS11)、データ1バイト分の送信時間をタイマにセットし(ステップS12)、CLT2信号をオンし(ステップS13)、コマンドデータの1バイト分の受信を各サブ制御部8,8,8,8に対して指示する。
【0049】
そして、メインCPU2は、データ指標iの値に対応するデータ番号のデータ(図7参照)を送信し(ステップS14)、送信時間をセットしたタイマの減算処理を行い(ステップS15)、送信時間が終了したか否かを判別する(ステップS16)。なお、データ指標iの値は初期値1であるから、データ1がサブ制御部8,8,8,8に対して送信される。
【0050】
メインCPU2は、送信時間が経過するまでの間、ステップS15及びステップS16を繰り返し実行する。そして、送信時間の終了となると(ステップS16)、ステップS17に移行し、CLT2信号をオフし(ステップS17)、コマンドデータの1バイト分の送信終了を各サブ制御部8,8,8,8に対して指示する。
【0051】
次いで、メインCPU2は、データ指標iの値が12に達したか否かを判別し(ステップS18)、すなわち、コマンドデータを構成する全てのデータを送信し終えたか否かを判別し、データ指標iの値が12に達していなければ、データ指標iの値を1つアップし(ステップS19)、次のデータ送信開始までのインターバル時間をタイマにセットし(ステップS20)、インターバル時間をセットしたタイマの減算処理を行い(ステップS21)、インターバル時間が終了したか否かを判別する(ステップS22)。
【0052】
メインCPU2は、インターバル時間が終了となるまでの間、ステップS21及びステップS22を繰り返し実行して待機する。そして、インターバル時間が終了となると(ステップS22)、ステップS12に戻り、データ1バイト分の送信時間をタイマにセットし(ステップS12)、CLT2信号をオンし(ステップS13)、更新アップしたデータ指標iの値に対応するデータ番号のデータを送信し(ステップS14)、送信時間をセットしたタイマの減算処理を行い(ステップS15)、送信時間が終了したか否かを判別する(ステップS16)。なお、データ指標iの値は更新アップされて2であるから、データ2がサブ制御部8,8,8,8に対して送信される。
【0053】
メインCPU2は、送信時間が経過すると(ステップS16)、CLT2信号をオフし(ステップS17)、データ指標iの値が12に達したか否かを判別し(ステップS18)、この場合、まだデータ指標iの値が12に達していないから、データ指標iの値を1つアップし(ステップS19)、次のデータ送信開始までのインターバル時間をタイマにセットし(ステップS20)、インターバル時間をセットしたタイマの減算処理を行い(ステップS21)、インターバル時間が終了したか否かを判別する(ステップS22)。
【0054】
以下、メインCPU2は、データ指標iの値が12に達するまで、ステップS12乃至ステップS22によって形成される処理ループを繰り返し行う。この結果、データ1乃至データ12がインターバル時間をおいて順番にサブ制御部8,8,8,8に対して送信される。
【0055】
そして、ステップS14においてデータ12をサブ制御部8,8,8,8に対して送信した後、送信時間が終了となってCLT2信号をオフすると(ステップS17)、データ指標iの現在値が12である結果、ステップS18の判別結果が真となり、メインCPU2は、CLT1信号をオフし(ステップS23)、共通コマンドデータの送信終了をサブ制御部に対して指示し、今回のコマンドデータの送信処理を終了する。
【0056】
図16は、各サブ制御部8,8,8,8のサブCPU9が実行するコマンドデータの受信処理のフローチャートである。コマンドデータの受信処理を開始すると、サブCPU9は、受信カウンタC1を0クリアし(ステップU01)、CLT1信号がオンであるか否かを判別する(ステップU02)。サブCPU9は、CLT1信号がオンでなければ、ステップU02の判別処理を繰り返し待機する。
【0057】
サブCPU9は、CLT1信号がオンであればステップU03に移行し、CLT2信号がオンであるか否かを判別する(ステップU03)。サブCPU9は、CLT2信号がオンでなければ、ステップU03の判別処理を繰り返し待機する。サブCPU9は、CLT2信号がオンであればステップU04に移行し、メイン制御部1から送信されたコマンドデータの最初の1バイト分のデータ(データ1)を受信する(ステップU04)。次いで、サブCPU9は、CLT2信号がオフであるか否かを判別し(ステップU05)、CLT2信号がオフでなければ、ステップU05の判別処理を繰り返し、CLT2信号がオフに転じるまで待機する。
【0058】
CLT2信号がオフに転じると、サブCPU9は、受信カウンタC1の値を1つアップして受信したデータ数をカウントし(ステップU06)、全てのデータを受信したか否かを判別する(ステップU07)。この場合、受信カウンタC1の値は全データ数である12に達していないので、サブCPU9はステップU07を偽と判別し、ステップU03に戻る。以下、サブCPU9は、受信カウンタC1の値が全データ数である12に達するまでの間、ステップU03乃至ステップU07によって形成される処理ループを繰り返し実行し、データ2乃至データ12を順次受信すると共に受信カウンタC1の値を1つずつアップさせていく。
【0059】
受信カウンタC1の値が全データ数である12に達すると、サブCPU9は、ステップU08に移行し、受信した全データが正常であるか否かを判別する(ステップU08)。すなわち、サブCPU9は、データ1乃至データ11を加算し、加算結果の下位1バイトの値と、受信したデータ12(チェックサム)とを比較し一致しているか否かにより、受信した全データが正常であるか否かを判別する。サブCPU9は、上記の加算結果がデータ12に一致している場合には正常と判別し、ステップU09に移行して必要なデータをRAM11の所定の記憶エリアに記憶し(ステップU09)、コマンドデータの受信処理を終了する一方、上記の加算結果がデータ12に一致しない場合には異常と判別し、今回受信したデータを記憶することなくコマンドデータの受信処理を終了する。
【0060】
なお、ステップU09の処理について、サブ制御部8が図柄表示制御部である場合には、データ1乃至データ8が記憶される。サブ制御部8が払出制御部である場合には、データ9のみが記憶される。また、サブ制御部8がランプ制御部である場合には、データ10のみが記憶される。サブ制御部8が音制御部である場合には、データ11のみが記憶される。
【0061】
なお、サブ制御部9の受信は他の方法であってもよい。例えば、CLT1信号がオンとなった後、CLT2信号のオンオフを監視すると共にオンオフを1組としてカウントし、即ち、1バイトずつの送信をカウントし、自己に関するデータのみを拾う方法であってもよい。例えば、払出制御部の場合、9バイト目が自己に関するデータであるから、1〜8バイト目の受信データは垂れ流し、9バイト目のデータのみを受信して記録し、そのデータをそのまま払出数として球払出装置14に払出し指示する。
【0062】
図17は、図柄変動開始、リーチ変動、大当り、次の図柄変動の遊技状態の変化とコマンドデータの値との関係を示す図である。図1の始動口27にパチンコ球が入賞すると、始動口入賞検出スイッチSW1により検出される。メイン制御部1は、図柄表示制御部に対する図柄表示用データとして、表示する左特別図柄番号(データ1)、表示する左特別図柄の表示位置(データ2)、表示する中特別図柄番号(データ3)、表示する中特別図柄の表示位置(データ4)、表示する右特別図柄番号(データ5)、表示する右特別図柄の表示位置(データ6)、データ7の値「01」、データ8の値「00」、払出制御部に対する払出用データとして払出数6個に対応するデータ9の値「06」、ランプ制御部に対するランプ表示用データとして変動開始時の装飾表示に対応するデータ10の値「01」、音制御部に対する音制御用データとして変動開始時の音に対するデータ11の値「01」、これらのチェックサムとしてデータ12を作成すると共に、図12に示すタイミングでコマンドデータをサブ制御部8,8,8,8に対して送信する。なお、前述したようにコマンドデータは、4.000ms毎に作成されると共にサブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0063】
図柄制御部は、受信したコマンドデータのうちデータ1乃至データ8を記憶し、データ1乃至データ8に応じて、左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄を表示する。なお、メイン制御部1は、表示する左特別図柄番号(データ1)、表示する左特別図柄の表示位置(データ2)、表示する中特別図柄番号(データ3)、表示する中特別図柄の表示位置(データ4)、表示する右特別図柄番号(データ5)、表示する右特別図柄の表示位置(データ6)を4.000ms毎に切り換えることにより(図12参照)、図柄制御部がこれに応じて左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄を表示すると、左特別図柄の表示位置及び図柄番号、中特別図柄の表示位置及び図柄番号、右特別図柄の表示位置及び図柄番号が変化して図柄の変動が開始されることとなる。
【0064】
払出制御部は、受信したコマンドデータのうちデータ9を記憶し、データ9に応じて球払出装置14を駆動し、賞品球6個を払い出す。ランプ制御部は受信したコマンドデータのうちデータ10を記憶し、データ10に応じて各種ドライバ15を介して各種ランプ16を点灯あるいは点滅して変動開始時の装飾表示を行う。さらに、音制御部は、受信したコマンドデータのうちデータ11を記憶し、データ11に応じてアンプ18を介してスピーカ19より変動開始時の効果音を出力する。
【0065】
尚、変動を開始した図柄は、左、右、中の順に停止される。図柄変動の開始から所定時間経過した時点で、メイン制御部1は、表示する左特別図柄番号(データ1)及び表示する左特別図柄の表示位置(データ2)のみを変化させずに所定値に固定化することで、図柄制御部により左特別図柄の停止が実現される。さらに、左特別図柄の停止から所定時間後に、表示する右特別図柄番号(データ5)及び表示する右特別図柄の表示位置(データ6)を変化させずに所定値に固定化することで、図柄制御部により右特別図柄の停止が実現される。
【0066】
停止した左特別図柄番号と、停止した右特別図柄番号とが特定の関係となった場合に(例えば、図柄番号同士が一致)、リーチ発生となる。メイン制御部1は、今回発生したリーチがリーチ1乃至リーチ3のいずれかを判別し、リーチの種別に応じて表示する中特別図柄番号(データ3)、表示する中特別図柄の表示位置(データ4)の切り換えを行い、リーチ変動開始に応じてデータ7の値「02」を設定する。
【0067】
データ8、データ10、データ11は、それぞれリーチの種別に応じて値が設定される。リーチの種別がリーチ1であればデータ8の値「01」、データ10の値「02」、データ11の値「02」が設定され、リーチの種別がリーチ2であればデータ8の値「02」、データ10の値「03」、データ11の値「03」が設定され、リーチの種別がリーチ3であればデータ8の値「03」、データ10の値「04」、データ11の値「04」が設定される。こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0068】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて左特別図柄の停止表示、中特別図柄の表示、右特別図柄の停止表示すると、中特別図柄の表示位置及び図柄番号が変化してリーチの変動が開始されることとなる。即ち、リーチの種別がリーチ1であれば、リーチ1の変動表示が行われ、リーチの種別がリーチ2であれば、リーチ2の変動表示が行われ、リーチの種別がリーチ3であれば、リーチ3の変動表示が行われる。
【0069】
ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、リーチの種別がリーチ1であれば、リーチ1の装飾表示を行い、リーチの種別がリーチ2であれば、リーチ2の装飾表示を行い、リーチの種別がリーチ3であれば、リーチ3の装飾表示を行う。
【0070】
音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、リーチの種別がリーチ1であれば、リーチ1の音表示を行い、リーチの種別がリーチ2であれば、リーチ2の音表示を行い、リーチの種別がリーチ3であれば、リーチ3の音表示を行う。
【0071】
メイン制御部1は、リーチ変動を所定時間行った後、表示する中特別図柄番号(データ3)及び表示する中特別図柄の表示位置(データ4)を変化させずに所定値に固定化することで、図柄制御部により中特別図柄の停止が実現される。
【0072】
停止した中特別図柄番号が、先に停止した左特別図柄番号並びに右特別図柄番号と特定の関係となった場合に(例えば、図柄番号同士が一致)、大当り発生となる。メイン制御部1は、大当り発生に応じてデータ7の値「03」を設定し、データ8の値「01」を設定し、データ10の値「06」を設定し、データ11の値「06」を設定する。そして、こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0073】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄を大当り図柄で停止表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、大当り発生時の装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、大当り発生時の音表示を行う。
【0074】
メイン制御部1は、大当り発生に続いてファンファーレを発生させるため、データ7の値「04」を設定し、データ8の値「00」を設定し、データ10の値「07」を設定し、データ11の値「07」を設定する。そして、こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0075】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄を大当り図柄で停止表示すると共にファンファーレ画面を表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、ファンファーレの装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、ファンファーレの音表示を行う。
【0076】
メイン制御部1は、ファンファーレに続いて可動扉37を開成し、大入賞口30を開放すると共に、データ7の値「05」を設定し、データ8の値「01」を設定し、データ10の値「08」を設定し、データ11の値「08」を設定する。また、開放中の大入賞口30にパチンコ球が入賞すると、大入賞口入賞検出スイッチSW2により大入賞口入賞が検出される。これに応じ、メイン制御部1は、大入賞口入賞毎に賞品球15個の払出のコマンドに対応するデータ9の値「0F」を設定する。そして、こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0077】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄を大当り図柄で停止表示すると共に1ラウンド目の大当り画面を表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、大当り中の装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、大当り中の音表示を行う。また、払出制御部は、データ9に応じた球払出装置14を駆動して賞品球15個の払出を行う。
【0078】
開放中の大入賞口30の内部の特定領域38にパチンコ球が入賞すると、特定領域通過検出スイッチSW3によりV入賞が検出される。メイン制御部1は、V入賞に応じて、データ7の値「05」を設定し、データ8の値「10」を設定し、データ10の値「09」を設定し、データ11の値「09」を設定する。そして、こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0079】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄を大当り図柄で停止表示すると共に1ラウンド目の大当り画面を表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、V入賞時の装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、V入賞時の音表示を行う。
【0080】
そして、開放中の大入賞口30の内部の特定領域38にパチンコ球が入賞すると、大入賞口30の閉成後、再度、大入賞口30が開成される。大入賞口30の開成動作の繰り返し回数は、最初の開成を含めて最高16回までである。メイン制御部1は、大入賞口30の開成回数(ラウンド数)に対応してデータ8の値を1つずつ更新する。これに応じて、図柄制御部が左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄を大当り図柄で停止表示すると共にラウンド数に応じた大当り画面を表示する。
【0081】
メイン制御部1は、大当り終了に応じてデータ7の値「06」を設定し、データ8の値「00」を設定し、データ10の値「0A」を設定し、データ11の値「0A」を設定する。そして、こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0082】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて大当り終了画面を表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、大当り終了時の装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、大当り終了時の音表示を行う。
【0083】
大当り終了後、始動口27への入賞の記憶があれば(最高で4つまで記憶)、メイン制御部1は、再度の図柄変動開始に対応して、データ1乃至データ6を切り換え、データ7の値「01」、データ8の値「00」、ランプ制御部に対するランプ表示用データとして変動開始時の装飾表示に対応するデータ10の値「01」、音制御部に対する音制御用データとして変動開始時の音に対するデータ11の値「01」、これらのチェックサムとしてデータ12を作成すると共に、コマンドデータをサブ制御部8,8,8,8に対して送信する。
【0084】
また、メイン制御部1が異常を検出した場合には、データ7の値「07」を設定し、データ8の値「00」を設定し、ランプ制御部に対するランプ表示用データとして変動開始時の装飾表示に対応するデータ10の値「0B」を設定し、音制御部に対する音制御用データとして変動開始時の音に対するデータ11の値「0B」を設定し、これらのチェックサムとしてデータ12を作成すると共に、コマンドデータをサブ制御部8,8,8,8に対して送信する。
【0085】
図柄制御部がデータ7乃至データ8に応じて異常発生画面を表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、異常発生時の装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、異常発生時の音表示を行う。
【0086】
また、図18は、図柄変動開始、はずれ、次の図柄変動の遊技状態の変化とコマンドデータの値との関係を示す図であり、図19は、図柄変動開始、リーチ変動、はずれ、次の図柄変動の遊技状態の変化とコマンドデータの値との関係を示す図である。これらの遊技状態についてのメイン制御部1及びサブ制御部8の動作は図面によってのみ示すこととし、詳細な説明を省略する。
【0087】
なお、メイン制御部1は、中特別図柄を停止した後、データ7の値「03」を設定し、データ8の値「00」を設定し、データ10の値「05」を設定し、データ11の値「05」を設定する。そして、こうして作成したコマンドデータが、サブ制御部8,8,8,8に送信される。
【0088】
図柄制御部がデータ1乃至データ8に応じて左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄を大当り図柄で停止表示すると共にはずれ時の画面を表示する。ランプ制御部がデータ10に応じ、各種ランプを点灯点滅させ、はずれ時の装飾表示を行う。音制御部がデータ11に応じ、スピーカ19から効果音を出力し、はずれ時の音表示を行う。
【0089】
第1の実施形態の他の形態として、メイン制御基板21上にメイン制御部1及びサブ制御部8を設けた形態、即ち、同じ基板上にメイン制御部1及びサブ制御部8が配設されている場合も、CPU同士が通信する限りは本発明に含まれるものである。
【0090】
図20は、請求項係る制御装置に対応する第2実施形態におけるコマンドデータの構成を示す図である。第2実施形態におけるコマンドデータは、データ1乃至データ6は、図7に示す第1実施形態と同じであり、特定のサブ制御部としての図柄表示制御部において制御を行う駆動装置の駆動態様を符号化して定めた専用コマンドデータ部分であり、データ7及びデータ8が、4つのサブ制御部8,8,8,8毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様の組み合せを複数作成し、さらに各々の組み合せ毎に符号化して作成した複数のサブ制御部に共通する共通コマンドデータ部分であり、データ9がデータ1乃至データ8のチェックサムである。
【0091】
図21は、共通コマンドデータの値と、4つのサブ制御部8,8,8,8毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様の組み合せとの関係を示す図である。尚、図21においてデータ7及びデータ8の値は16進数表示で示してある。メイン制御部1のROM3には、予め図21に示される共通コマンドデータの値と遊技状態区分との対応テーブルが設定されている。また、複数のサブ制御部8,8,8,8のROM10とには、予め図21に示される共通コマンドデータの値とサブ制御部8,8,8,8毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様との対応テーブルが設定されている。
【0092】
メイン制御部1は、データ1乃至データ6を設定した後、遊技状態区分に対応する共通コマンドデータをROM3の対応テーブルから読み出してデータ7乃至データ8として設定し、データ1乃至データ8に関してチェックサムを算出してデータ9に設定してコマンドデータとし、作成したコマンドデータを複数のサブ制御部8,8,8,8に対して同時に送信する。
【0093】
複数のサブ制御部8,8,8,8は、コマンドデータを受信すると、データ7乃至データ8の内容により共通コマンドデータを特定し、特定した共通コマンドデータによって指定される駆動態様をROM10の対応テーブルを検索して決定する。
【0094】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、複数のサブ制御部でコマンドデータを受信することになるので、メイン制御部がコマンドデータを送信しようとするサブ制御部を送信毎に選択する必要がなくなり、複数のサブ制御部を一括して制御でき、サブ制御部の数が増えても、送信相手を切り換えるために使用されるインターフェースのサブ制御部用接続端子を増やす必要もなく、インタフェース、その他の周辺装置の増設の必要がないため、サブ制御部の増設が容易に行えると共に回路構成も複雑化しない。
【0095】
また、主制御部は共通の通信データを送信するので、メイン制御部において、サブ制御部を選択し通信制御する制御プログラムを、個々のサブ制御部ごとに準備する必要がなく、メイン制御プログラムの負担を軽減できる。
【0096】
また、個々の駆動装置の駆動態様を符号化してコマンドデータとして送信する場合より、共通コマンドデータのデータ長を短くすることができ、その結果、メイン制御部とサブ制御部の通信時間を相対的に短くすることができる。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のパチンコ機に配備された遊技盤の正面図
【図2】 実施形態におけるパチンコ遊技機の裏面図
【図3】 図2のパチンコ遊技機における回路基板配設部の正面図
【図4】 図3のX1−X1線で破断して示す断面図
【図5】 本発明の実施形態におけるパチンコ機に配備された制御系統の要部ブロック図
【図6】 サブ制御部の要部ブロック図
【図7】 第1実施形態のコマンドデータのデータ構成を示す図
【図8】 図7のコマンドデータにおけるデータ7とデータ8との具体的な値の組み合せに対応した各遊技状態を表す図
【図9】 図7のコマンドデータにおけるデータ9の具体的な値に対応した各払出数を表す図
【図10】 図7のコマンドデータにおけるデータ10の具体的な値に対応した表示内容を表す図
【図11】 図7のコマンドデータにおけるデータ11の具体的な値に対応した効果音の内容を表す図
【図12】マンドデータの送信パターンを表すタイムチャート
【図13】 メイン制御部のメインCPUが実行するコマンドデータの作成処理のフローチャート
【図14】 メイン制御部のメインCPUが実行するコマンドデータの送信処理の一部を示すフローチャート
【図15】 図14のフローチャートのつづき
【図16】 各サブ制御部のサブCPUが実行するコマンドデータの受信処理のフローチャート
【図17】 図柄変動開始、リーチ変動、大当り、次の図柄変動の遊技状態の変化とコマンドデータの値との関係を示す図
【図18】 図柄変動開始、はずれ、次の図柄変動の遊技状態の変化とコマンドデータの値との関係を示す図
【図19】 図柄変動開始、リーチ変動、はずれ、次の図柄変動の遊技状態の変化とコマンドデータの値との関係を示す図
【図20】 第2実施形態におけるコマンドデータの構成を示す図
【図21】 図20のコマンドデータにおける共通コマンドデータの値と、各サブ制御部毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様の組み合せとの関係を示す図
【符号の説明】
1 メイン制御部
2 メインCPU
3 ROM
4 RAM
5 通信インタフェース
6 スイッチ入力回路
7 各種スイッチ
8 サブ制御部
9 サブCPU
10 ROM
11 RAM
12 通信インタフェース
13 図柄表示装置
14 球払出装置
15 各種ドライバ
16 各種ランプ
18 アンプ
19 スピーカ
20 バス
21 メイン制御基板
22 図柄表示制御基板
23 払出制御基板
24 ランプ制御基板
25 音制御基板
26 遊技盤
27 始動口
28 普通電動役物
29 ゲート
30 大入賞口
31 入賞装置ユニット
32 特別図柄表示部
32a 左特別図柄表示部
32b 中特別図柄表示部
32c 右特別図柄表示部
33 ユニット枠
34 特別図柄記憶数表示LED
35 普通図柄表示器
36 普通図柄記憶数表示LED
37 可動扉
38 特定領域
39 大入賞口入賞表示LED
40 ラウンド数表示LED
41 回路基板配設部
42 裏カバー
43 メイン制御基板収納ボックス
44 ランプ制御基板収納ボックス
45 音制御基板収納ボックス
SW1 始動口入賞検出スイッチ
SW2 大入賞口入賞検出スイッチ
SW3 特定領域通過検出スイッチ
SW4 ゲート通過検出スイッチ

Claims (1)

  1. 遊技機の駆動装置を制御する複数のサブ制御部と
    前記複数のサブ制御部に対してコマンドデータを送信するメイン制御部とを備え
    前記メイン制御部に前記複数のサブ制御部が通信可能に接続され、
    前記複数のサブ制御部に対して同時にコマンドデータを送信する指令制御手段を前記メイン制御部に備えた遊技機の制御装置において、
    前記複数のサブ制御部は、図柄表示装置の表示制御を行う図柄表示制御部と、各種ランプを表示制御するランプ制御部と、音声の制御を行う音制御部とで構成され、
    前記コマンドデータは、予め定めたデータ長のデータが予め定めた送信順序で配列されて構成され、
    かつ前記図柄表示制御部において表示制御を行う図柄表示装置の表示態様を符号化して定めた専用コマンドデータ部分と、
    サブ制御部毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様の組み合せを複数作成し、さらに各々の組み合せ毎に符号化して作成した前記図柄表示制御部と、前記ランプ制御部と、前記音制御部とに共通する共通コマンドデータ部分と、を含んで構成され、
    前記メイン制御部のROMには、前記共通コマンドデータの値と遊技状態区分との対応テーブルとしての第1の対応テーブルが予め設定され、
    前記各サブ制御部のROMには、前記共通コマンドデータの値と各サブ制御部毎に制御を行う各駆動装置の駆動態様との対応テーブルとしての第2の対応テーブルがそれぞれ予め設定され、
    前記メイン制御部は、遊技中、遊技状態に対応して前記第1の対応テーブルに基づいて前記共通コマンドデータ部分を決定し、前記コマンドデータの前記送信順序における予め定められた特定部分に前記共通コマンドデータ部分を設定して前記各サブ制御部に対して前記コマンドデータを同時に送信し、
    前記図柄表示制御部、前記ランプ制御部及び前記音制御部の各々は、前記メイン制御部から送信された前記コマンドデータを受信前記コマンドデータの前記共通コマンドデータ部分によって指定される駆動態様を前記第2の対応テーブルに基づいて決定する、
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
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