JP5152812B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機の技術分野に属する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には、画像、音声又は光を出力する出力手段(例えば表示装置、スピーカ、電飾ランプ等)と、その出力手段を制御する出力制御装置とを備えるのが普通である。
従来の遊技機では、例えば図柄制御装置(出力制御装置)は、主制御装置から送られてきた図柄指定コマンドと変動時間指定コマンドとを受信すると、変動時間指定コマンドの値に基づいて複数の変動態様から1つの変動態様を選択し、その変動態様に従って表示装置(出力手段)を制御することで、図柄の変動表示、図柄指定コマンドで指定された停止図柄の確定表示及び背景画像(キャラクタなど)の表示を行わせる構成であった(例えば特開2002−306722号公報)。
また、スピーカを駆動して効果音などの音声を出力させる音声制御装置(出力制御装置)や、電飾ランプ(LED)の点灯、消灯を制御するランプ制御装置(出力制御装置)も、同様に主制御装置から発された指定コマンドの値に基づいて複数の出力態様から1つの出力態様を選択し、その出力態様に従ってスピーカやLEDなど(出力手段)を制御する構成であった。
特開平2002−306722号公報(段落0040〜0057)
上記のように、例えば変動表示が開始されるときには、その後の表示内容(当たりか外れか、リーチの形態、リーチの発展形態、登場するキャラクタ、そのキャラクタの動作など)が既に決められているので、遊技者が関与することはできなかった。つまり、遊技者は見ていることしかできず、この点に限れば遊技の興趣を低減させていた。このことは音声や電飾による演出出力に関しても同様である。
請求項1記載の弾球遊技機は、画像、音声又は光を出力する出力手段と、該出力手段を制御する出力制御装置とを備える弾球遊技機において、前記出力制御装置に、前記出力手段による複数の演出態様を選択する態様選択手段と、1つ又は1群の同種の前記出力手段を作動させるためのシーケンスラインであって、前記態様選択手段により選択された複数の演出態様に基づいて並列動作する複数のシーケンスラインと、前記並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを、前記出力手段を作動させる有効シーケンスラインとして選択するライン選択手段とを備え、前記弾球遊技機の前面に遊技者が操作可能な切換スイッチを備え、前記ライン選択手段は切換スイッチの操作に応じて有効シーケンスラインを切り替えることを特徴とする。
出力手段を作動させるためのシーケンスラインとは、例えばROMから読み出した画像データに基づいて駆動用の信号を生成してディスプレイに供給するプログラム、MIDIデータに基づいてアナログ信号を生成してスピーカ(増幅回路)に供給するプログラム、LED等を駆動(点灯)するための信号を生成して駆動回路に供給するプログラム等の動作によって実現され、端的に言えば、生成した信号(又は電流)を出力手段に与えれてこれを作動させるためのプログラム(又はプログラムとハードウェアの組合せ)である。
図1に例示するように、出力制御装置には、1つ又は1群の同種の出力手段(例えば表示装置、スピーカ、電飾等)を作動させるためのシーケンスラインであって並列動作する複数のシーケンスラインが備わっているので、音声を例にすれば、シーケンスラインAでの効果音Aの信号生成、シーケンスラインBでの効果音Bの信号生成、シーケンスラインCでの効果音Cの信号生成、シーケンスラインDでの効果音Dの信号生成を並列に実行できる(4つのシーケンスラインに限るわけでなく複数=2以上であればよい)。
そして、ライン選択手段によって、並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つ(図1の例ではシーケンスラインA)を有効シーケンスラインとして選択することで、有効シーケンスラインによる出力(効果音A)を出力手段(スピーカ)から出力させる。
駆動回路については、図1(a)に示すように、複数のシーケンスラインで1つの駆動回路を共用してもよいし、各シーケンスライン毎に駆動回路を備えてもよい。また、有効シーケンスラインの選択(スイッチング)は駆動回路の上流側(図1(a))でもよいし、下流側(図1(b))でもよい。なお、出力手段を作動させるための駆動回路等を必要としない場合もあり得る。また、駆動回路等を出力制御装置内に組み込んでもよい。
請求項1記載の弾球遊技機は、前記弾球遊技機の前面に遊技者が操作可能な切換スイッチを備えている。そして、前記ライン選択手段は、切換スイッチの操作に応じて前記有効シーケンスラインを切り換える構成であるから、例えば切換スイッチがオン操作される毎に出力内容を切り換えることが可能になる。これによる出力内容の変更にて、演出の幅を飛躍的に広げて興趣を高めることができる。
請求項1の切換スイッチは弾球遊技機の前面に設置されて、遊技者によって操作される。このような構成であると、切換スイッチの操作タイミングが弾球遊技機には予測できなが、並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを有効シーケンスラインとして選択するだけであるから、出力内容(演出)の切換時期を問わずに速やかに切り換えることができる。また、出力内容(演出)の変更に遊技者が関与することができ、遊技の興趣を高めることが可能になる。
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記有効シーケンスラインの切り換えに際して前記出力手段を移行態様で作動させる移行制御手段を前記出力制御装置に備えたことを特徴とする。
有効シーケンスラインの切り換えに際して出力手段を移行態様で作動させる(例えば画像出力におけるカットイン等を行う)ので、いきなり切り換える場合に比べて違和感を感じさせない。また、移行態様での出力、すなわち特殊な出力により出力内容の切り換えが行われることを遊技者に報知できる。
また、移行態様として2つのシーケンスライン(切り換えにより有効シーケンスラインでなくなる方と新たに有効シーケンスラインになる方)とによる出力を重畳させること(例えばクロスフェード)も可能である。このような出力の重畳によっても切り換え時に違和感を感じさせなくできる。
請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1又は2記載の弾球遊技機において、前記複数のシーケンスラインには、前記有効シーケンスラインとして選択可能な期間が制限されている前記シーケンスラインが含まれていることを特徴とする。
一部又は全部のシーケンスラインについて有効シーケンスラインとして選択可能な期間を制限すると、切換スイッチの操作タイミングが重視され、より興趣を高めることができる。
例えば図柄の変動表示に関わるシーケンスラインを例にすると、変動開始から適宜期間(例えば30秒間)はシーケンスラインAとシーケンスラインBとで切り換え可能、それ以後はシーケンスラインAとシーケンスラインCというように構成すれば、どのタイミングで切換スイッチが作動するかにより、その後の演出内容が変化する。
請求項4記載の弾球遊技機は、請求項1、2又は3記載の弾球遊技機において、前記ライン選択手段は、前記切換スイッチが作動しても前記有効シーケンスラインの切り換えを行わないことがあることを特徴とするので、切換スイッチによる有効シーケンスラインの切り換えが生じたり生じなかったりするおもしろさがある。また、切換スイッチの作動時には必ず切り換えが行われる場合に比べて、シーケンスラインすなわち出力内容が切り換わることに対する期待感を向上させることができる。
本発明の構成を説明するブロック図。 実施例のパチンコ機の正面図。 実施例1のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例1における出力態様選択の説明図。 態様選択処理1のフローチャート。 演出切換処理1のフローチャート。 実施例1で行われる演出切換処理1による切り換え説明するタイミングチャート。 実施例1で行われる演出切換処理1による切り換え説明する他のタイミングチャート。 演出切換処理2のフローチャート。 演出切換処理2による切り換え説明するタイミングチャート。 演出切換処理2による切り換え説明する他のタイミングチャート。 演出切換処理2による切り換え説明するまた他のタイミングチャート。 実施例2のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例2における出力態様選択の説明図。 実施例2で行われる演出切換処理1による切り換え説明するタイミングチャート。 実施例3のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例3における出力態様選択の説明図。 態様選択処理2のフローチャート。 実施例3で行われる演出切換処理1による切り換え説明するタイミングチャート。 実施例3で行われる演出切換処理1による切り換え説明する他のタイミングチャート。 実施例4における出力態様選択の説明図。 演出切換処理3のフローチャート。 演出切換処理3による切り換え説明するタイミングチャート。
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
図2に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、長方形の外枠51と前面枠52とからなる筐体にて構成の各部を保持する構造である。
前面枠52は、左側上下のヒンジにより外枠51に対し開閉可能に取り付けられており、通常は図示するように閉じた状態とされる。
前面枠52には、窓状のガラス枠60が前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。このガラス枠60には板ガラス61が二重にはめ込まれ、板ガラス61の奥には前面枠52に保持された遊技盤10が収納されている。
ガラス枠60の下方には上皿55が配され、前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。
このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)70が付属しており、パチンコ機50の上皿55には貸出ボタン、精算ボタン及び残高表示器を備えるCR精算表示装置75が備わっている。また、上皿55には切換スイッチに該当する演出スイッチ6が設置されている。
上皿55の下方にては下皿63が前面枠52に固定され、下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられている。発射ハンドル64を時計回りに回動操作すれば発射装置(図示略)の発射モータ88(図3参照)が稼働して、上皿55から供給された遊技球を遊技盤10に向けて発射する。
遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。発射装置によって発射された遊技球は外レール11と内レール12との間に形成されている通路を通って遊技領域13に飛び込む。
遊技領域13の中央部にはセンターケース14が装着されており、そのセンターケース14にて取り囲まれるようにして特別図柄表示装置18(全体の図示は省略)のLCDパネル15aが配されている。
センターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース14の上部(LCDパネル15aの上方)には、4個一列のLEDが2段に配されており、上段が特別図柄保留記憶用LED17、下段が普通特別図柄保留記憶用LED19とされる。また、特別図柄保留記憶用LED17の上方には7セグメントLEDである普通図柄用LED29が配されている。
センターケース14の左右にはゲート(通過口)21が設置され、センターケース14の直下にはチューリップ式の普通電動役物22が設置されている。
この普通電動役物22は第1種始動口であり始動領域となる。普通電動役物22は、遊技球がゲート21を通過したことに起因する普通図柄抽選で当たりとなると(普通図柄用LED29に当たりの普通図柄が表示されると)設定時間だけ開放されるが、1開放中に3個の入賞があれば前記時間に達しなくとも開放が終了する。なお、本実施例のパチンコ機50は確率変動機であり、また時短機能も備えているので、確変中と時短中は普通電動役物22の開放設定時間が長くなる(通常は0.2秒程度で確変中、時短中は約3秒)。
普通電動役物22の左右には普通入賞口24が配され、下方にはアタッカー式の大入賞口25と左右の普通入賞口24とを備える大入賞装置27が配され、盤面最下部にはアウト口28が設けられている。
なお、遊技盤10には、ランプ風車、風車、多数の遊技釘(図示は省略)が植設されているが、これらは周知であるので説明を省略する。
本実施例のパチンコ機50の制御系は図3に示す通り、主制御装置30を中心にして構成されている。
詳細の図示は省略するが、主制御装置30、賞球制御装置32、発射制御装置34、音制御装置36、ランプ制御装置38及び図柄制御装置40は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御装置30には各種の抽選や選択に使用する乱数カウンタ(複数)が備えられ、音制御装置36には音源LSIが備わっている。音制御装置36、ランプ制御装置38及び図柄制御装置40は出力制御装置に該当し、図柄制御装置40は特別図柄表示装置18と一体化されている。
主制御装置30には、下皿63が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ63a、球タンクが空状態になったことを検出する補給スイッチ81、遊技者が発射ハンドル64を握っているとタッチ信号を出力するタッチスイッチ64a、普通電動役物22への入賞球を検出する第1種始動口スイッチ22a、遊技球がゲート21を通過したことを検出する普通図柄作動スイッチ21a、遊技球が大入賞口25の内部に設けられている特定領域を通過したことを検出するVスイッチ25b、大入賞口25への入賞球を検出するカウントスイッチ25c、賞球払出装置(図示略)から払出される遊技球を検出する賞球センサー(図示略)、各普通入賞口24への入賞球をそれぞれ検出する賞球払い出しスイッチ24a等の検出信号が入力される。
主制御装置30は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して賞球制御装置32、発射制御装置34、音制御装置36、ランプ制御装置38、図柄制御装置40に出力したり(音制御装置36とランプ制御装置38へは図柄制御装置40経由)、また大入賞口を開閉するための大入賞口ソレノイド25a、大入賞口25内の特定領域を開閉するVソレノイド25d、普通電動役物22を開閉する普通役物ソレノイド22bの動作を制御する。
また、主制御装置30は、盤用外部接続端子41を介して外部(ホールコンピュータ)に入賞や大当たり等の情報を出力する。
なお、主制御装置30からの出力回路、すなわち賞球制御装置32、発射制御装置34、図柄制御装置40、ソレノイド等への信号回路は、全て主制御装置30からのみ送信可能な一方向通信回路として構成されている。
賞球制御装置32は、主制御装置30から送られてくるコマンドに応じて賞球払出装置の玉切モータ83を稼働させて賞球を払い出させる。
また、賞球制御装置32は、CRユニット70及びCR精算表示装置75と通信し貸球の払い出しに関わる制御も行うが、その動作は公知であるので説明を省略する。なお、賞球制御装置32からは賞球の払出や球貸し動作が完了する毎にそれぞれの動作完了信号が出力され、それらの信号は枠用外部接続端子42からホールコンピュータに送られる。
発射制御装置34は、主制御装置30から送られてくるコマンド、主制御装置30経由で入力されるタッチスイッチ64aのタッチ信号、発射ハンドル64の回動信号及び発射停止スイッチ64bの信号に基づいて発射装置の発射モータ88を制御して遊技球を発射及び停止させる。また、タッチ信号の有無に応じてタッチランプ64cの点灯も制御する。
図柄制御装置40は特別図柄表示装置18に組み込まれており、特別図柄表示装置18は、図柄制御装置40、LCDパネルユニット15及び付属ユニットにて構成されている。上述のLCDパネル15aはLCDパネルユニット15の表示面である。
図柄制御装置40は、主制御装置30から送られてくるコマンドに応じてLCDパネルユニット15の表示を制御する。LCDパネルユニット15は出力手段に該当する。また、図柄制御装置40は、主制御装置30から送られてきたコマンドを音制御装置36及びランプ制御装置38に転送するだけでなく、表示状態(例えば図柄の変動開始、リーチ表示、大当たり表示など)に応じたコマンドを音制御装置36及びランプ制御装置38に出力する。
音制御装置36は、図柄制御装置40から送られてくるコマンド(発信元が主制御装置30のコマンドも含まれる。)に応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカ5を駆動して音声を出力する。スピーカ5は出力手段に該当する。また、音制御装置36には演出スイッチ6が接続されており、演出スイッチ6がオン操作された際の作動信号が入力される。
ランプ制御装置38は、図柄制御装置40から送られてくるコマンド(発信元が主制御装置30のコマンドも含まれる。)に応じて特別図柄保留記憶用LED17、普通図柄保留記憶用LED19の点灯、消灯、普通図柄用LED29の表示を制御するほか、他の各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。各種LED及び各種ランプは出力手段に該当する。
なお、図示は省略したが、主制御装置30、賞球制御装置32、発射制御装置34、音制御装置36、ランプ制御装置38、特別図柄表示装置18等へは電源回路から電源が供給される。
次に、パチンコ機50の動作を説明する。
パチンコ機50の基本的な動作は公知の第1種パチンコ機と同様であるから、概要のみを簡単に説明する。
主制御装置30は、普通電動役物22に入賞(始動入賞が発生)して第1種始動口スイッチ22aの始動検出信号が入力されると、特別図柄保留記憶の個数が上限個数に達していない限り、当否判定用乱数と大当たり図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの各種乱数を該当のカウンタから読み込んで、それらを保留データとしてRAMの保留記憶エリアに記憶する。保留記憶の個数が1増えたことは図柄制御装置40経由でランプ制御装置38に送られて特別図柄保留記憶用LED17が点灯される。
保留記憶された保留データに対しては、当否判定が行われる。当否判定は保留データの中で最も古いものを対象に行われ、その保留データは当否判定に伴って保留エリアから当否判定用の一時記憶に移されて保留エリアからは消去される。
当否判定では保留データの当否判定用乱数が判定テーブルに記録されている当たり判定値のいずれかと一致すれば大当たり、そうでなければ外れと判定する。なお、当たり判定値の個数が少ない通常テーブルと同個数が多い確変テーブルとを切り換え使用(確率変動)する。
当否判定が大当たりなら、保留データ中の大当たり図柄決定用乱数に基づいて大当たり図柄を決定し、保留データ中の変動パターン決定用乱数に基づいて変動時間を決定する。外れのときは、外れ図柄と変動時間を決定する。
そして、大当たり図柄又は外れ図柄と変動時間を指定するデータが含まれた変動開始コマンドを図柄制御装置40に送信する。
図柄制御装置40は、変動開始コマンドを受信するとLCDパネルユニット15を制御してLCDパネル15aにて図柄の変動表示を開始させる。ランプ制御装置38は、特別図柄保留記憶用LED17を1つ消灯させる。
図柄制御装置40は、その変動時間に基づいて変動態様を決定し、決定した変動態様の変動表示(図柄の変動表示だけでなく背景やキャラクタの表示も含む)を実現すべくLCDパネルユニット15を制御する。その結果、該変動態様の図柄変動がLCDパネル15aに表示される。そして、主制御装置30からの図柄確定コマンドを受信すると変動開始コマンドで指定されていた確定図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)をLCDパネル15aに確定表示させる。
このようにして、大当たりか否かの当否判定が行われ、その判定結果を示す特別図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)が特別図柄表示装置18に表示される。
また、大当たり図柄が特別図柄表示装置18に表示されると、主制御装置30は大当たり遊技処理を実行して大入賞口25を開放させる。大当たり遊技の内容は、公知の第1種パチンコ機における特別遊技と同様であるので、詳細の説明は省略する。
上述した変動開始コマンドの詳細は図4(a)に示すとおりで、実際には変動時間指定コマンド(変動時間を指定)、左図柄指定コマンド(確定図柄を構成する3つの図柄中、向かって左に配される図柄を指定)、中図柄指定コマンド(確定図柄を構成する3つの図柄中、中央に配される図柄を指定)及び右図柄指定コマンド(確定図柄を構成する3つの図柄中、向かって右に配される図柄を指定)として、変動時間指定コマンドが先行して送信され、その後に左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド及び右図柄指定コマンドが送信される。図柄確定コマンドは変動時間指定コマンドを送信後、それが指定していた変動時間を経過したときに送信される。
各コマンドは図4(a)に示すとおり、動作Noと識別Noとで構成されている(Hは16進数を示す)。
図柄制御装置40は、変動開始コマンド(動作No.80H)を受信すると、これによって指定される変動時間に対応する変動態様を複数の候補(予め作成されてROMに格納されている。)中から選択し、それに従って上述した変動表示を制御する。その選択処理(態様選択処理1)の詳細は図5に示すとおりである。
この処理においては、図柄制御装置40は、動作No.80Hのコマンドすなわち変動開始コマンドを受信したか否かを判断する(S1)。変動開始コマンドを受信したなら(S1:YES)、内蔵の振分乱数カウンタの値を読み込む(S2)。そして、自身が記録している切換回数及び非切換回数をクリアをクリアすると共に、音制御装置36及びランプ制御装置38にコマンドを送信して、それらが記録している切換回数及び非切換回数をクリアさせる(S3)。
次に、受信した変動開始コマンドの識別No.とS2で読み込んだ振分乱数に応じて変動態様と出力指定コマンドを選択する処理が行われるが、場合分けが膨大になるので図5には一部のみ示して大部分は図示を省略している。
すなわち、受信した変動開始コマンドの識別No.が01Hであれば(S4:YES)、S2で読み込んだ振分乱数に応じて(S5・・・S6)、図4(b)に示すように変動態様A〜変動態様Fのいずれかを選択し(S7・・・S8,S9)、変動態様A〜Fに対応する出力指定コマンドA0H01H〜A0H06Hを選択する(S10・・・S11,S12)。識別No.が01Hでない場合には(S4:NO)、識別No.02H〜0AHのいずれであるか判断し、S5〜S12と同様に識別No.と振分乱数に応じて変動態様と出力指定コマンドを選択する。
なお、図4(b)には変動指定コマンド80H01Hに対応する出力指定コマンドA0H01H〜06Hのみを示してあるが、図4(a)に示した各変動指定コマンドに対応して図4(b)と同様に出力指定コマンドが設定されている。
このように、変動開始コマンドの識別No.と振分乱数とに応じて変動態様及び出力指定コマンドを選択した後、出力指定コマンドを音制御装置36及びランプ制御装置38に送信し(S13)、選択した変動態様に従ってLCDパネル15aでの図柄の変動表示を制御する(S14)。
図柄制御装置40からの出力指定コマンドを受信した音制御装置36は、図4(c)に示すように出力指定コマンドに対応する音出力態様を複数の候補(予め作成されてROMに格納されている。)中から選択する。なお、図4(c)には出力指定コマンドA0H01H〜06Hに対応する音出力態様のみを示してあるが、他の出力指定コマンドについても図4(c)と同様に音出力態様が設定されている。
音制御装置36は、出力指定コマンドに応じて選択した音出力態様に従って音声信号を生成するが、例えば出力指定コマンドA0H01Hに対しては音出力態様Aと音出力態様Gとが選択される構成で、音出力態様Aの音声信号は例えばシーケンスラインA(図1参照)にて生成し、音出力態様Gの音声信号は例えばシーケンスラインB(図1参照)にて生成する。つまり、複数の音出力態様の音声信号が複数のシーケンスラインにより並列的に生成される。
そして、音制御装置36は、それら複数の音声信号の1つだけをスピーカ5に供給する(有効シーケンスライン、図1参照)。出力指定コマンドA0H01Hに対応する音出力態様Aと音出力態様Gとでは、音出力態様Aの音声信号がスピーカ5に供給され(通常再生)、音出力態様Gの音声信号はスピーカ5に供給されない(無音再生)。
ただし、このスピーカ5に供給される音声信号の選択は再生開始時点での選択であり、その後に切り換わることがあるので、これについて図6、図7を参照して説明する。
音制御装置36が実行する演出切換処理1(図6)では、まず演出スイッチ6がオン操作されたか否かを判断する(S21)。肯定判断なら、演出乱数を該当のカウンタから読み込む(S22)。
続いて、切換回数が2回か否かを判断する(S23)。切換回数が2回なら(S23:YES)リターンする。一方、切換回数が2回でなければ(S23:NO)非切換回数が2回か否かを判断する(S24)。
ここで否定判断なら演出乱数が奇数か否かを判断し(S25)、奇数であれば非切換回数を+1して(S26)リターンする。
一方S24で肯定判断又はS25で否定判断(偶数)なら、非切換回数をクリアし(S27)、演出切換処理(S28)として、音声信号をスピーカ5に供給する有効シーケンスラインを切り換える(例えば音出力態様Aの音声信号を遮断して、音出力態様Gの音声信号をスピーカ5に供給する。)。この切り換えに際しては、例えばボリューム操作によって音出力態様Aの音声信号をフェードアウトし音出力態様Gの音声信号をフェードインする、クロスフェードが行われる(図7参照)。
演出切換処理(S28)の後、切換回数を+1して(S29)リターンする。
ランプ制御装置38も、図柄制御装置40からの出力指定コマンドを受信すると、音制御装置36と同様に、出力指定コマンドに対応するランプ出力態様を複数の候補(予め作成されてROMに格納されている。)中から選択する(図4(d)参照)。そして、出力指定コマンドに応じて選択したランプ出力態様に従ってランプ駆動信号を生成して、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯、発光色等を制御する。なお、図4(d)には出力指定コマンドA0H01H〜06Hに対応するランプ出力態様のみを示してあるが、他の出力指定コマンドについても図4(d)と同様にランプ出力態様が設定されている。
1つの変動開始コマンド(すなわち1回の図柄変動)に対応する図柄制御装置40、音制御装置36及びランプ制御装置38の制御動作をタイミングチャートに表すと図7のようになる。
すなわち、第1種始動口スイッチ22aが始動入賞の発生を検出して主制御装置30が当否判定を行って変動開始コマンドを送出すると(始動口スイッチの検出として図示)、図柄制御装置40は、変動開始コマンドと振分乱数とに基づいて選択した変動態様(図示の例は変動態様A)の画像信号を再生し、LCDパネル15aに表示させる。
その画像表示の開始と実質同時に、音制御装置36は、出力指定コマンドに対応する複数の音出力態様の音声信号を複数のシーケンスラインにてそれぞれ再生し(図示は音出力態様Aと音出力態様G)、その中の1つの音声信号だけをスピーカ5に供給して出力させる(図示は音出力態様A)。そして、図6で説明したように、演出スイッチ6が操作され、S23で否定判断されS24で肯定判断又はS25で否定判断となって演出切換処理(S28)が実行されると、音声信号をスピーカ5に供給する有効シーケンスラインが切り換わる(例えば音出力態様Aから音出力態様Gに切り換わる。)。
また、ランプ制御装置も、画像表示の開始と実質同時に、出力指定コマンドに対応するランプ出力態様に従ってランプ駆動信号を生成して、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯、発光色等を制御する(図示はランプ出力態様A)。
このように、音制御装置36は、演出スイッチ6の作動に応じて(S23で否定判断且つS24で肯定判断又はS25で否定判断の条件で)有効シーケンスラインを切り換えるので、遊技者は演出スイッチ6をオン操作して音出力態様(すなわち音声出力の内容)を切り換えることが可能になる。これによる出力内容の変更にて、演出の幅を飛躍的に広げて興趣を高めることができる。
音制御装置36は演出スイッチ6の操作タイミングを予測できなが、並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを有効シーケンスラインとして選択するだけであるから、出力内容(演出)の切換時期を問わずに速やかに切り換えることができる。
その有効シーケンスラインの切り換えに際してはクロスフェード(移行態様に該当)が行われるので、いきなり切り換える場合に比べて違和感を感じさせない。また、移行態様での出力により出力内容の切り換えが行われることを遊技者に報知できる。
有効シーケンスラインは、演出スイッチ6がオン操作された場合に必ず切り換わるわけではないので(S25の処理では1/2の確率で切り換わる)、演出スイッチ6の操作時に有効シーケンスラインの切り換えが生じたり生じなかったりするおもしろさがある。また、演出スイッチ6の操作時には必ず切り換えが行われる場合に比べて、シーケンスラインすなわち出力内容が切り換わることに対する期待感を向上させることができる。
また、図6の演出切換処理1中でS23の処理を行うことにより、1回の図柄変動期間中(並列動作中)の切換回数が設定回数(実施例では2回)になると演出スイッチ6が操作されても有効シーケンスラインの切り換えが行われない。つまり、1回の図柄変動期間中における切換回数に制限があるので、際限なく切り換え可能な場合に比べて、飛躍的に興趣を高めることができる。また、演出スイッチ6をどのタイミングで操作するかを遊技者に考えさせることも可能になる。
さらに、演出スイッチ6がオン操作されても有効シーケンスラインの切り換えを行わず、その連続回数が設定回数(実施例では2回)になると、演出乱数に基づく切換抽選(S25の処理)によらずに、救済的な措置として(強制的に)有効シーケンスラインを切り換えるから、切換スイッチを採用する効果を増大させると共に、切り換わらないことが続いた際の遊技者の不満を軽減することができる。
なお、上例では有効シーケンスラインの切り換えを音制御装置36のみが行うように説明したが、演出スイッチ6の信号を音制御装置36から図柄制御装置40に与えれば、同様に図柄制御装置40においても有効シーケンスラインの切り換えを実行できるし、演出スイッチ6の信号を図柄制御装置40経由でランプ制御装置38に与えれば、ランプ制御装置38においても有効シーケンスラインの切り換えを実行できる。言うまでもないが、図柄制御装置40又はランプ制御装置38も並列的に動作可能な複数のシーケンスラインを有していることが前提である。
<変形例1>
図7に示す例では有効シーケンスラインの切り換えに際してクロスフェード(移行態様に該当)を行っているが、図8に示すように、それまで有効シーケンスラインであった方(図示の例は音出力態様A)のスピーカ出力を止めて、新たに有効シーケンスラインとなる方(図示の例は音出力態様G)のスピーカ出力を開始する間に、切換専用音(移行態様出力をスピーカ5から出力することも可能である。このようにしても、いきなり切り換える場合に比べて違和感を感じさせない。また、移行態様での出力により出力内容の切り換えが行われることを遊技者に報知できる。
<変形例2>
演出スイッチ6の操作を有効にする期間を設ける例を、図6に示した演出切換処理1の変形例(演出切換処理2)として説明する。なお、図6と同じ処理は同符号を使用して説明を省略する。
図9に示すように、演出切換処理2においては演出乱数抽出処理(S22)に続いて条件切換期間か否かが判断される(S30)。ここで肯定判断なら、演出切換処理1と同様の処理(S24〜S29)が行われる。
条件切換期間でなければ(S30:NO)、無効回数が2回か否かを判断する(S31)。無効回数は演出スイッチ6の操作を無効にした回数であり、条件切換期間外は基本的には無効になる。また、無効回数は、図柄制御装置40から送られてくるコマンドにより、切換回数及び非切換回数と共にクリアされる(図5、S3参照)。
無効回数が2回でなければ(S31:NO)無効回数を+1して(S33)リターンする。無効回数が2回なら(S31:YES)、演出乱数が奇数か否かを判断し(S32)、奇数であれば無効回数を+1して(S33)リターンする。S32で否定判断(偶数)なら、無効回数をクリアし(S34)、演出切換処理を実行し(S35)、切換回数を+1して(S36)リターンする。
この演出切換処理2によれば、図10に示すように、条件切換期間中に演出スイッチ6が操作されたときには演出切換処理1と同様の条件で、スピーカ5に供給する有効シーケンスラインが切り換わる(図示の例では音出力態様Bから音出力態様Hに切り換わる。)。
一方、条件切換期間外に演出スイッチ6が操作されたときには、その操作は基本的に無効になり有効シーケンスラインの切り換えは行われない。ただし、そのような無効扱いが2回続いたときには(S31:YES)、演出乱数が奇数か偶数かにより(S32)、有効シーケンスラインの切り換えが行われる。
このように構成すれば、すなわち、変動開始時に有効シーケンスラインとされていたシーケンスライン以外は、有効シーケンスラインとして選択可能な期間が制限されているので、演出スイッチ6の操作タイミングが重視され、より興趣を高めることができる。また、実施例と同様の効果もある。
有効シーケンスラインとして選択可能な期間(条件切換期間)が制限されているシーケンスラインについては、図11に示す音出力態様Iのように、条件切換期間が始まるまでの間は再生を行わなくてもよい(その分のデータを持たなくてもよい)。
また、図12に示すように、条件切換期間が変動表示の開始と共に始まって変動表示の途中で終わる場合には、条件切換期間が終わった後は再生を行わなくてもよい(その分のデータを持たなくてもよい)。
この実施例のパチンコ機50の構成は、図13に示すように演出スイッチ6をランプ制御装置38に接続した点で実施例1と異なるが、その他は同様であるから実施例1と同符号を使用して説明を省略する。
図柄の変動表示に際して主制御装置30から図柄制御装置40に送信されるコマンド(図14(a))、そのコマンドを受信した図柄制御装置40が実行する処理(図5参照)、図柄制御装置40から音制御装置36及びランプ制御装置38に送信される出力指定コマンド(図14(b))も実施例1と同じである。また図柄制御装置40は、変動開始コマンドと振分乱数とに基づいて選択した変動態様の画像信号を再生し、LCDパネル15aに表示させる点も実施例1と同様である。
図柄制御装置40からの出力指定コマンドを受信した音制御装置36、ランプ制御装置38が、それぞれ出力指定コマンドに対応する音出力態様、ランプ出力態様を予め作成されてROMに格納されている複数の候補中から選択するのも実施例1と同様である(図14(c)、(d)参照)。
そして、音制御装置36は出力指定コマンドに応じて選択した音出力態様に従って音声信号を生成してスピーカ5を駆動する点も、ランプ制御装置38は出力指定コマンドに応じて選択したランプ出力態様に従ってランプ駆動信号を生成して、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯、発光色等を制御する点も実施例1と同様である。
実施例1との違いは、演出切換処理(図6の演出切換処理1、図9の演出切換処理2等)を音制御装置36ではなくてランプ制御装置38が実行する点にある。
このため、ランプ制御装置38は、出力指定コマンドに対応するランプ出力態様を選択する際に、図14(d)に示すように、1つの出力指定コマンドに対して複数(本例では2つ)のランプ出力態様を選択する。そして、ランプ制御装置38は、選択したランプ出力態様に従ってランプ駆動信号を生成する。例えば出力指定コマンドA0H01Hに対してはランプ出力態様Aとランプ出力態様Gとが選択される構成で、ランプ出力態様Aのランプ駆動信号は例えばシーケンスラインA(図1参照)にて生成し、ランプ出力態様Gのランプ駆動信号は例えばシーケンスラインB(図1参照)にて生成する。つまり、複数のランプ出力態様のランプ駆動信号が複数のシーケンスラインにより並列的に生成される。
並列的に生成された複数のランプ駆動信号の1つだけが例えばLED駆動回路に供給され(有効シーケンスライン、図1参照)、例えば出力指定コマンドA0H01Hに対応するランプ出力態様Aとランプ出力態様Gとでは、ランプ出力態様Aのランプ駆動信号がLED駆動回路等に供給され(通常発光)、ランプ出力態様Gのランプ駆動信号はLED駆動回路等に供給されない(無光発光)。
このランプ駆動信号の供給選択は再生開始時点での選択であり、ランプ制御装置38が実施例1で説明した演出切換処理(図6の演出切換処理1、図9の演出切換処理2等)を実行する結果、実施例1における音声出力と同様に切り換わることがある。ランプ制御装置38が実行する演出切換処理は、図6の演出切換処理1や図9の演出切換処理2と同様であるから詳細説明は省略する。
図柄制御装置40、音制御装置36、ランプ制御装置38が上述したように動作するので、1つの変動開始コマンド(すなわち1回の図柄変動)に対応する図柄変動、音出力及びランプ出力等は図15のタイミングチャートに示すようになる。
すなわち、第1種始動口スイッチ22aが始動入賞の発生を検出して主制御装置30が当否判定を行って変動開始コマンドを送出すると(始動口スイッチの検出として図示)、図柄制御装置40は、変動開始コマンドと振分乱数とに基づいて選択した変動態様(図示の例は変動態様A)の画像信号を再生し、LCDパネル15aに表示させる。
その画像表示の開始と実質同時に、音制御装置36は、出力指定コマンドに対応する音出力態様の音声信号を再生し(図示は音出力態様A)、その音声信号をスピーカ5に供給して出力させる。
一方、ランプ制御装置38は、画像表示の開始と実質同時に、出力指定コマンドに対応する複数のランプ出力態様のランプ駆動信号を複数のシーケンスラインにてそれぞれ再生し(図示はランプ出力態様Aとランプ出力態様G)、その中の1つのランプ駆動信号だけをランプ駆動回路に供給して各種LED、各種ランプの点滅や発光色等を制御する(図示は音出力態様A)。そして、図6で説明したように、演出スイッチ6が操作され、S23で否定判断されS24で肯定判断又はS25で否定判断となって演出切換処理(S28)が実行されると、ランプ駆動信号をランプ駆動回路に供給する有効シーケンスラインが切り換わる(例えばランプ出力態様Aからランプ出力態様Gに切り換わる。)。この際に、各種LED、各種ランプを切換専用の発光態様(移行態様出力)で制御することも行う。
このように、ランプ制御装置38は、演出スイッチ6の作動に応じて(S23で否定判断且つS24で肯定判断又はS25で否定判断の条件で)有効シーケンスラインを切り換えるので、遊技者は演出スイッチ6をオン操作してランプ出力態様(すなわち点灯、消灯、発光色変化等の発光出力の内容)を切り換えることが可能になる。これによる出力内容の変更にて、演出の幅を飛躍的に広げて興趣を高めることができる。
ランプ制御装置38は演出スイッチ6の操作タイミングを予測できなが、並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを有効シーケンスラインとして選択するだけであるから、出力内容(演出)の切換時期を問わずに速やかに切り換えることができる。
その有効シーケンスラインの切り換えに際しては切換専用発光(移行態様に該当)が行われるので、いきなり切り換える場合に比べて違和感を感じさせない。また、移行態様での出力により出力内容の切り換えが行われることを遊技者に報知できる。
有効シーケンスラインは、演出スイッチ6がオン操作された場合に必ず切り換わるわけではないので(S25の処理では1/2の確率で切り換わる)、演出スイッチ6の操作時に有効シーケンスラインの切り換えが生じたり生じなかったりするおもしろさがある。また、演出スイッチ6の操作時には必ず切り換えが行われる場合に比べて、シーケンスラインすなわち出力内容が切り換わることに対する期待感を向上させることができる。
また、図6の演出切換処理1中でS23の処理を行うことにより、1回の図柄変動期間中(並列動作中)の切換回数が設定回数(実施例では2回)になると演出スイッチ6が操作されても有効シーケンスラインの切り換えが行われない。つまり、1回の図柄変動期間中における切換回数に制限があるので、際限なく切り換え可能な場合に比べて、飛躍的に興趣を高めることができる。また、演出スイッチ6をどのタイミングで操作するかを遊技者に考えさせることも可能になる。
さらに、演出スイッチ6がオン操作されても有効シーケンスラインの切り換えを行わず、その連続回数が設定回数(実施例では2回)になると、演出乱数に基づく切換抽選(S25の処理)によらずに、救済的な措置として(強制的に)有効シーケンスラインを切り換えるから、切換スイッチを採用する効果を増大させると共に、切り換わらないことが続いた際の遊技者の不満を軽減することができる。
また、変形例2で説明したのと同様の制御を行えば(図9〜12参照)変形例2と同様の効果が得られる。
なお、この例では有効シーケンスラインの切り換えをランプ制御装置38のみが行うように説明したが、演出スイッチ6の信号をランプ制御装置38から図柄制御装置40に与えれば、同様に図柄制御装置40においても有効シーケンスラインの切り換えを実行できるし、演出スイッチ6の信号を図柄制御装置40経由で音制御装置36に与えれば、音制御装置36においても有効シーケンスラインの切り換えを実行できる。言うまでもないが、図柄制御装置40又はランプ制御装置38も並列的に動作可能な複数のシーケンスラインを有していることが前提である。
この実施例のパチンコ機50の構成は、図16に示すように演出スイッチ6を特別図柄表示装置18(図柄制御装置40)に接続した点で実施例1と異なるが、その他は同様であるから実施例1と同符号を使用して説明を省略する。
図柄の変動表示に際して主制御装置30から図柄制御装置40に送信されるコマンド(図17(a))、そのコマンドを受信した図柄制御装置40が出力指定コマンドを音制御装置36及びランプ制御装置38に送信する点、出力指定コマンドを受信した音制御装置36、ランプ制御装置38が、それぞれ出力指定コマンドに対応する音出力態様、ランプ出力態様を選択する点、図柄制御装置40、音制御装置36、ランプ制御装置38は、それぞれが選択した出力態様に従ってLCDパネル15aの表示、音声出力、発光出力を制御する点等は実施例1と同様である。
本実施例では演出スイッチ6の信号を図柄制御装置40に入力する構成としたので、変動態様の選択処理が実施例1(態様選択処理1、図5)とは若干異なってくる。その選択処理(態様選択処理2)を図18により説明する。なお、図5(態様選択処理1)と同じ処理は同符号を使用して説明を省略する。この態様選択処理2においては、振分乱数に応じて(S5・・・S6)変動態様を選択する際に、図17(b)に示すように、複数の変動態様(本例では2つの変動態様)を1群として選択する(S17・・・S18,S19)。
S13により送出された出力指定コマンドを受信した音制御装置36及びランプ制御装置38は、図17(c)に示すように出力指定コマンドに対応する音出力態様、ランプ出力態様を選択する。そして、音制御装置36は選択した音出力態様に従って音声信号を生成してスピーカ5を駆動し、ランプ制御装置38も選択したランプ出力態様に従ってランプ駆動信号を生成して、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯、発光色等を制御する。
実施例1との違いは、演出切換処理(図6の演出切換処理1、図9の演出切換処理2等)を音制御装置36ではなくて図柄制御装置40が実行する点にある。
このため、図柄制御装置40は、変動時間指定コマンドに対応する変動態様を選択する際に、上述したとおり複数(本例では2つ)の変動態様を選択する(図17(b)参照)。
そして、図柄制御装置40は、選択した変動態様に従って画像信号を生成する。例えば変動指定コマンドが80H01Hで振分乱数が0〜29であると変動態様Aと変動態様Gとが選択される構成で、変動態様Aの画像信号は例えばシーケンスラインA(図1参照)にて生成し、変動態様Gの画像信号は例えばシーケンスラインB(図1参照)にて生成する。つまり、複数の変動態様の画像信号が複数のシーケンスラインにより並列的に生成される。
並列的に生成された複数の画像信号の1つだけが例えばLCDパネルユニット15に供給され(有効シーケンスライン、図1参照)、例えば上記の変動態様Aと変動態様Gとでは、変動態様Aの画像信号がLCDパネルユニット15に供給され(通常再生)、変動態様Gの画像信号はLCDパネルユニット15に供給されない(無表示再生)。
この通常再生と無表示再生との選択は再生開始時点での選択であり、図柄制御装置40が実施例1で説明した演出切換処理(図6の演出切換処理1、図9の演出切換処理2等)を実行する結果、実施例1における音声出力と同様に切り換わることがある。図柄制御装置40が実行する演出切換処理は、図6の演出切換処理1や図9の演出切換処理2と同様であるから詳細説明は省略する。
図柄制御装置40、音制御装置36、ランプ制御装置38が上述したように動作するので、1つの変動開始コマンド(すなわち1回の図柄変動)に対応する図柄変動、音出力及びランプ出力等は図19、20のタイミングチャートに示すようになる。
すなわち、第1種始動口スイッチ22aが始動入賞の発生を検出して主制御装置30が当否判定を行って変動開始コマンドを送出すると(始動口スイッチの検出として図示)、図柄制御装置40は、変動開始コマンドと振分乱数とに基づいて選択した2つの変動態様(図示の例は変動態様A、G)の画像信号を再生し、その一方(図示の例は変動態様A)をLCDパネルユニット15に供給してLCDパネル15aに表示させる。
その画像表示の開始と実質同時に、音制御装置36は、出力指定コマンドに対応する音出力態様の音声信号を再生し(図示は音出力態様A)、その音声信号をスピーカ5に供給して出力させる。また、ランプ制御装置38も、画像表示の開始と実質同時に、出力指定コマンドに対応するランプ出力態様(図示はランプ出力態様A)のランプ駆動信号を再生し、そのランプ駆動信号をランプ駆動回路に供給して各種LED、各種ランプの点滅や発光色等を制御する。
そして、図6で説明したように、演出スイッチ6が操作され、S23で否定判断されS24で肯定判断又はS25で否定判断となって演出切換処理(S28)が実行されると、図柄信号をLCDパネルユニット15に供給する有効シーケンスラインが切り換わる(例えば変動態様Aから変動態様Gに切り換わる。)。この際に、クロスフェード(図19)や切換専用の変動態様(図20)のような移行態様出力で変動表示を制御することも行われる。
このように、図柄制御装置40は、演出スイッチ6の作動に応じて(S23で否定判断且つS24で肯定判断又はS25で否定判断の条件で)有効シーケンスラインを切り換えるので、遊技者は演出スイッチ6をオン操作して変動態様(例えば背景画像、登場キャラクタ、その動作等の出力内容)を切り換えることが可能になる。これによる出力内容の変更にて、演出の幅を飛躍的に広げて興趣を高めることができる。
図柄制御装置40は演出スイッチ6の操作タイミングを予測できなが、並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを有効シーケンスラインとして選択するだけであるから、出力内容(演出)の切換時期を問わずに速やかに切り換えることができる。
その有効シーケンスラインの切り換えに際しては移行態様出力による表示が行われるので、いきなり切り換える場合に比べて違和感を感じさせない。また、移行態様での出力により出力内容の切り換えが行われることを遊技者に報知できる。
有効シーケンスラインは、演出スイッチ6がオン操作された場合に必ず切り換わるわけではないので(S25の処理では1/2の確率で切り換わる)、演出スイッチ6の操作時に有効シーケンスラインの切り換えが生じたり生じなかったりするおもしろさがある。また、演出スイッチ6の操作時には必ず切り換えが行われる場合に比べて、シーケンスラインすなわち出力内容が切り換わることに対する期待感を向上させることができる。
また、図6の演出切換処理1中でS23の処理を行うことにより、1回の図柄変動期間中(並列動作中)の切換回数が設定回数(実施例では2回)になると演出スイッチ6が操作されても有効シーケンスラインの切り換えが行われない。つまり、1回の図柄変動期間中における切換回数に制限があるので、際限なく切り換え可能な場合に比べて、飛躍的に興趣を高めることができる。また、演出スイッチ6をどのタイミングで操作するかを遊技者に考えさせることも可能になる。
さらに、演出スイッチ6がオン操作されても有効シーケンスラインの切り換えを行わず、その連続回数が設定回数(実施例では2回)になると、演出乱数に基づく切換抽選(S25の処理)によらずに、救済的な措置として(強制的に)有効シーケンスラインを切り換えるから、切換スイッチを採用する効果を増大させると共に、切り換わらないことが続いた際の遊技者の不満を軽減することができる。
また、変形例2で説明したのと同様の制御を行えば(図9〜12参照)変形例2と同様の効果が得られる。
なお、この例では有効シーケンスラインの切り換えを図柄制御装置40のみが行うように説明したが、演出スイッチ6の信号をランプ制御装置38に与えれば、同様にランプ制御装置38においても有効シーケンスラインの切り換えを実行できるし、演出スイッチ6の信号を音制御装置36に与えれば、音制御装置36においても有効シーケンスラインの切り換えを実行できる。言うまでもないが、音制御装置36又はランプ制御装置38も並列的に動作可能な複数のシーケンスラインを有していることが前提である。
この実施例のパチンコ機50の構成は実施例3(図16参照)と同様であるから実施例3(つまり実施例1)と同符号を使用して説明を省略する。
図柄の変動表示に際して主制御装置30から図柄制御装置40に送信されるコマンド(図21(a))は実施例1と同様である。
図柄制御装置40が変動時間指定コマンドと振分乱数に基づいて複数の変動態様を選択すること(図21(b))、また出力指定コマンドを出力指定コマンドを音制御装置36及びランプ制御装置38に送信する点は、実施例3と同じである(図18参照)。
出力指定コマンドを受信した音制御装置36が出力指定コマンドに対応する複数の音出力態様を選択する点は実施例1と同じであり(図21(c)、ランプ制御装置38が出力指定コマンドに対応する複数のランプ出力態様を選択する点は実施例2と同じである(図21(d))。
そして、音制御装置36は、選択した複数の出力態様に従って複数のシーケンスラインで音声信号を生成し、いずれか1つのシーケンスラインにより音声出力を制御する点は実施例1と同様、ランプ制御装置38は、選択した複数の出力態様に従って複数のシーケンスラインでランプ駆動信号を生成し、いずれか1つのシーケンスラインにより発光出力を制御する点は実施例2と同様、図柄制御装置40は、選択した複数の出力態様に従って複数のシーケンスラインで画像信号を生成し、いずれか1つのシーケンスラインによりLCDパネル15aの表示を制御する点は実施例3と同様である。
並列的に生成された複数の画像信号の1つだけが例えばLCDパネルユニット15に供給され(有効シーケンスライン、図1参照)、例えば上記の変動態様Aと変動態様Gとでは、変動態様Aの画像信号がLCDパネルユニット15に供給され(通常再生)、変動態様Gの画像信号はLCDパネルユニット15に供給されない(無表示再生)。音声出力及び発光出力についても同様である。
ただし、変動開始時点での有効シーケンスラインの選択は固定的ではなく、図柄制御装置40が演出切換処理3(図22)を実行する結果、画像表示、音声出力及び発光出力の有効シーケンスライン(変動態様、音出力態様、ランプ出力態様)がそれぞれ切り換わる。
演出切換処理3(図22)の大半は図6の演出切換処理1とほぼ同様であるからそれらは同符号を使用して説明を省略する。演出切換処理3(図22)と演出切換処理1(図6)の違いは、演出切換処理(S28)を実行し切換回数の+1処理(S29)に続いて切換信号送信処理(S37)を実行する点である。
この切換信号は音制御装置36及びランプ制御装置38に送られ、両制御装置は切換信号を受信すると実施例1(音制御装置36)、実施例2(ランプ制御装置38)で説明したのと同様の演出切換処理(S28)を実行する。
つまり、図柄制御装置40、音制御装置36及びランプ制御装置38が、それぞれの演出切換処理(S28)を実質的に一斉に実行するのである。
図柄制御装置40、音制御装置36、ランプ制御装置38が上述したように動作するので、1つの変動開始コマンド(すなわち1回の図柄変動)に対応する図柄変動、音出力及びランプ出力等は図23のタイミングチャートに示すようになる。
すなわち、第1種始動口スイッチ22aが始動入賞の発生を検出して主制御装置30が当否判定を行って変動開始コマンドを送出すると(始動口スイッチの検出として図示)、図柄制御装置40は、変動開始コマンドと振分乱数とに基づいて選択した2つの変動態様(図示の例は変動態様A、G)の画像信号を再生し、その一方(図示の例は変動態様A)をLCDパネルユニット15に供給してLCDパネル15aに表示させる。
その画像表示の開始と実質同時に、音制御装置36も出力指定コマンドに対応して選択した2つの音出力態様(図示の例は音出力態様A、G)の音声信号を再生し、その一方(図示の例は音出力態様A)をスピーカ5に供給して出力させる。
また、ランプ制御装置38も、画像表示の開始と実質同時に、出力指定コマンドに対応する2つのランプ出力態様(図示はランプ出力態様A、G)のランプ駆動信号を再生し、その一方(図示の例ではランプ出力態様A)をランプ駆動回路に供給して各種LED、各種ランプの点滅や発光色等を制御する。
そして、図22に示すように(図6の説明を参照)、演出スイッチ6が操作され、S23で否定判断されS24で肯定判断又はS25で否定判断となって演出切換処理(S28)が実行されると、図柄信号をLCDパネルユニット15に供給する有効シーケンスラインが切り換わる(例えば変動態様Aから変動態様Gに切り換わる。)。この際に、クロスフェード(図19)や切換専用の変動態様(図20)のような移行態様出力で変動表示を制御することも行われる。
また、音制御装置36及びランプ制御装置38に切換信号が送信されるので、音声信号をスピーカ5に供給する有効シーケンスラインが切り換わり(例えば音出力態様Aから音出力態様Gに切り換わる。)、ランプ駆動信号を各種LEDやランプに供給する有効シーケンスラインも切り換わる(例えばランプ出力態様Aからランプ出力態様Gに切り換わる。)。この際に、ランプ出力については切換専用の移行態様出力での発光出力制御も行われる。
このように、図柄制御装置40は、演出スイッチ6の作動に応じて(S23で否定判断且つS24で肯定判断又はS25で否定判断の条件で)有効シーケンスラインを切り換えるので、遊技者は演出スイッチ6をオン操作して変動態様(例えば背景画像、登場キャラクタ、その動作等の出力内容)を切り換えることが可能になる。これによる出力内容の変更にて、演出の幅を飛躍的に広げて興趣を高めることができる。この変動態様の切り換わりと実質同時に音声出力の音出力態様も各種LEDやランプのランプ出力態様も切り換わるので、演出の幅をさらに飛躍的に広げて興趣を高めることができる。
図柄制御装置40は演出スイッチ6の操作タイミングを予測できなが、並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを有効シーケンスラインとして選択するだけであるから、出力内容(演出)の切換時期を問わずに速やかに切り換えることができる。
その有効シーケンスラインの切り換えに際しては移行態様出力による表示が行われるので、いきなり切り換える場合に比べて違和感を感じさせない。また、移行態様での出力により出力内容の切り換えが行われることを遊技者に報知できる。
有効シーケンスラインは、演出スイッチ6がオン操作された場合に必ず切り換わるわけではないので(S25の処理では1/2の確率で切り換わる)、演出スイッチ6の操作時に有効シーケンスラインの切り換えが生じたり生じなかったりするおもしろさがある。また、演出スイッチ6の操作時には必ず切り換えが行われる場合に比べて、シーケンスラインすなわち出力内容が切り換わることに対する期待感を向上させることができる。
また、図22の演出切換処理1中でS23の処理を行うことにより、1回の図柄変動期間中(並列動作中)の切換回数が設定回数(実施例では2回)になると演出スイッチ6が操作されても有効シーケンスラインの切り換えが行われない。つまり、1回の図柄変動期間中における切換回数に制限があるので、際限なく切り換え可能な場合に比べて、飛躍的に興趣を高めることができる。また、演出スイッチ6をどのタイミングで操作するかを遊技者に考えさせることも可能になる。
さらに、演出スイッチ6がオン操作されても有効シーケンスラインの切り換えを行わず、その連続回数が設定回数(実施例では2回)になると、演出乱数に基づく切換抽選(S25の処理)によらずに、救済的な措置として(強制的に)有効シーケンスラインを切り換えるから、切換スイッチを採用する効果を増大させると共に、切り換わらないことが続いた際の遊技者の不満を軽減することができる。
また、変形例2で説明したのと同様の制御を行えば(図9〜12参照)変形例2と同様の効果が得られる。
なお、この例では有効シーケンスラインの切り換えを図柄制御装置40、音制御装置36及びランプ制御装置38の3者が行うように説明したが、2者(例えば図柄制御装置40と音制御装置36)だけで行ってもよい。
以上、実施例等に従って本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば切換スイッチ(実施例では演出スイッチ6としてパチンコ機の前面に設置)を遊技盤面に設置して、例えば遊技球が通過するこによってオン操作される構成とすることもできる。
また、上記各例はパチンコ機に本発明を適用しているが、他の形式の遊技機例えばスロットマシン等にも本発明を適用できる。
5・・・スピーカ(出力手段)、
6・・・演出スイッチ(切換スイッチ)、
10・・・遊技盤、
15・・・LCDパネルユニット(出力手段)、
15a・・・LCDパネル(出力手段)、
18・・・特別図柄表示装置(出力手段)、
30・・・主制御装置、
36・・・音制御装置(出力制御装置)、
38・・・ランプ制御装置(出力制御装置)、
40・・・図柄制御装置(出力制御装置)、
50・・・パチンコ機(遊技機)。

Claims (4)

  1. 画像、音声又は光を出力する出力手段と、
    該出力手段を制御する出力制御装置と
    を備える弾球遊技機において、
    前記出力制御装置に、
    前記出力手段による複数の演出態様を選択する態様選択手段と、
    1つ又は1群の同種の前記出力手段を作動させるためのシーケンスラインであって、前記態様選択手段により選択された複数の演出態様に基づいて並列動作する複数のシーケンスラインと、
    前記並列動作している複数のシーケンスラインのいずれか1つを、前記出力手段を作動させる有効シーケンスラインとして選択するライン選択手段とを備え、
    前記弾球遊技機の前面に遊技者が操作可能な切換スイッチを備え、
    前記ライン選択手段は切換スイッチの操作に応じて有効シーケンスラインを切り替えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記有効シーケンスラインの切り換えに際して前記出力手段を移行態様で作動させる移行制御手段を前記出力制御装置に備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は2記載の弾球遊技機において、
    前記複数のシーケンスラインには、前記有効シーケンスラインとして選択可能な期間が制限されている前記シーケンスラインが含まれていることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1、2又は3記載の弾球遊技機において、
    前記ライン選択手段は、前記切換スイッチが作動しても前記有効シーケンスラインの切り換えを行わないことがあることを特徴とする弾球遊技機。
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