JP6457436B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
電源に電源入力部(78)を介して接続する電源基板(77)と、前記電源入力部(78)に接続されて該電源入力部(78)を介して電圧が供給される電気部品(60,65,70,75)を備えた遊技機において、
前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間に保護回路(80)が設けられ、
前記保護回路(80)は、前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段(81,82,83,EFT1,EFT2)を備え、
前記保護回路(80)は、該保護回路(80)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧以下で閾値電圧未満の場合には前記保護手段(81,82,83,EFT1,EFT2)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態とし、該保護回路(80)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記閾値電圧以上の場合には前記保護手段(81,82,83,EFT1,EFT2)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を非導通状態とするよう構成され、
前記閾値電圧は、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より低く、かつ該電気部品(60,65,70,75)が故障しない電圧に設定され、
前記電源入力部(78)と前記保護回路(80)との間に接続されて、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズ(F)を備えたことを要旨とする。
また、保護手段に異常が発生した場合においても、ヒューズによって異常電圧が供給されるのを防ぐことができ、安全対策に優れる。
電源に電源入力部(78)を介して接続する電源基板(77)と、前記電源入力部(78)に接続されて該電源入力部(78)を介して電圧が供給される電気部品(60,65,70,75)を備えた遊技機において、
前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間に保護回路(80)が設けられ、
前記保護回路(80)は、前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段(81,82,83,EFT1,EFT2)を備え、
前記保護回路(80)は、該保護回路(80)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧以下で閾値電圧未満の場合には前記保護手段(81,82,83,EFT1,EFT2)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態とし、該保護回路(80)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記閾値電圧以上の場合には前記保護手段(81,82,83,EFT1,EFT2)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を非導通状態とするよう構成され、
前記閾値電圧は、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より低く、かつ該電気部品(60,65,70,75)が故障しない電圧に設定され、
前記電源入力部(78)と前記保護回路(80)との間に接続されて、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズ(F)を備えると共に、
前記閾値電圧より高くて前記第2の定格電圧より低い特定電圧が、前記保護回路(80)に印加された場合に、報知音を出力して該保護回路(80)に特定電圧が印加されたことを報知する音発生手段を備えたことを要旨とする。
このように、保護回路に印加される電圧が閾値電圧以上となった場合には電源入力部と電気部品との間が非導通状態となるので、電気部品の定格電圧より高い電源に電源基板を接続してしまった場合においても、電気部品に異常電圧が供給されて破損してしまうのを防止することができる。また、保護回路に印加される電圧が閾値電圧未満であれば電源入力部と電気部品との間が導通状態となるので、ヒューズの場合のような交換作業を不要とすると共にコストを抑えることができる。
また、保護手段に異常が発生した場合においても、ヒューズによって異常電圧が供給されるのを防ぐことができ、安全対策に優れる。
更に、閾値電圧より高くて第2の定格電圧より低い特定電圧が保護回路に印加されたことを音発生手段で報知するので、異常事態に早期に対応できる。
実施例1に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持(支持)する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示する演出を実行可能な演出実行手段としての図柄表示装置17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13bを窓口13aに備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例1では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記遊技盤20は、図2に示すように、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、遊技盤20の後面側に、前記図柄表示装置17が着脱可能に組み付けられている。前記遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が適宜位置に開設されており、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品(具体的には後述する枠状装飾体25、特別入賞装置40、ゲート部材48、普通入賞装置45等)が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
前記枠状装飾体25の下方で遊技盤20の左右方向の中央位置に、第1始動入賞口(始動入賞手段)30が設けられると共に、該第1始動入賞口30より右側位置に、第2始動入賞口(始動入賞手段)31が設けられている。第1始動入賞口30は、遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放型の入賞口とされ、枠状装飾体25の下側の遊技領域20a(第1球流下経路)を流下するパチンコ球が入賞可能に構成される。前記第2始動入賞口31は、図2に示す如く、遊技盤20における枠状装飾体25の下方右側に配設された始動入賞装置29に設けられて該枠状装飾体25の右側に画成される遊技領域20a(第2球流下経路)内で開口している。また始動入賞装置29に、第2始動入賞口31を開閉する始動用開閉部材(開閉部材)33が設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド32(図3参照)の駆動に伴って始動用開閉部材33が第2始動入賞口31を閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。
前記特別入賞装置40は、図2に示すように、前記遊技盤20における枠状装飾体25の右下方位置の遊技領域20aに配置されている。この特別入賞装置40は、遊技領域20aに開口する特別入賞手段としての特別入賞口41を開閉自在に閉成する特別用開閉部材(開閉部材)43を備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図3参照)の駆動に伴って特別用開閉部材43が閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞装置40には、前記特別入賞口41に入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ44(図3参照)が設けられている。特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出すると、検出信号をメイン制御基板60に出力し、該メイン制御基板60は、特別入賞検出センサ44からの球検出信号の入力を賞球の払出条件として前記払出制御基板75に制御信号を出力して前記球払出装置74に予め設定された数(実施例1では15個)の賞球を払い出させるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記第1および第2始動入賞口30,31へのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞口41を開放する大当り遊技が付与される場合に、当りの種類に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板60によって駆動制御される。
前記普通入賞装置45に設けられる普通入賞口46は、図2に示すように、前記遊技盤20の遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされており、該遊技領域20aを流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞し得るよう構成されている。また、前記普通入賞装置45には、該普通入賞口46に入賞したパチンコ球を検出する普通入賞検出手段としての普通入賞検出センサ47(図3参照)が設けられている。
図2に示すように、前記枠状装飾体25の右側には、遊技領域20aの第2球流下経路を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部材48が設けられている。前記ゲート部材48にはゲートセンサ49(図3参照)が配設されており、該ゲート部材48を通過するパチンコ球をゲートセンサ49で検出するよう構成されている。前記ゲートセンサ49は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該ゲートセンサ49からメイン制御基板60への球検出信号の入力(すなわちゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部材48のパチンコ球の通過)に伴って各種通過検出情報(普図当り判定用乱数等の乱数情報)が取得され、この取得した情報に基づいて普図当り抽選(普図当り判定)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて始動用開閉部材33が開閉動作するようになっている。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例1のパチンコ機10には、図3に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御する制御手段としてのメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御する制御手段としてのサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60には、制御処理を実行するメイン制御CPU、該メイン制御CPUが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM、当該メイン制御CPUの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM等が備えられている。そして、前記第1始動入賞検出センサ34、第2始動入賞検出センサ35、特別入賞検出センサ44、普通入賞検出センサ47、ゲートセンサ49が前記メイン制御基板60に接続されている。また、メイン制御基板60には、前記第2始動入賞口31を開閉する始動用開閉部材33に連繋する始動入賞ソレノイド32および特別入賞口41を開閉する特別用開閉部材43に連繋する特別入賞ソレノイド42が接続されており、該メイン制御基板60での制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42を駆動させることで、対応する開閉部材33,43が開閉するようになっている。そして、メイン制御基板60は、大当り遊技の種類に応じた開閉態様で特別開閉部材43が開閉するよう前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成されると共に、前記普図当り抽選に当選した場合には予め定められた開閉態様で始動用開閉部材33が開閉するよう前記始動入賞ソレノイド32を駆動制御するよう構成される。
前記演出制御基板65には、制御処理を実行する演出制御CPU、該演出制御CPUが実行する制御プログラムを記憶する演出制御ROM、当該演出制御CPUの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能な演出制御RAM等が備えられている。演出制御基板65の演出制御ROMには、表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73を統括的に制御するための演出制御プログラムや図柄変動演出において実行する具体的な演出内容を特定する演出パターン等が記憶されている。
前記表示制御基板70には、制御処理を実行する表示制御CPU、該表示制御CPUが実行する制御プログラムを記憶する表示制御ROM、当該表示制御CPUの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能な表示制御RAM等が備えられている。また、表示制御基板70には、図柄表示装置17が接続されている。表示制御基板70の表示制御ROMには、図柄表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムや各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。
前記払出制御基板75には、前記球払出装置74が接続されている。また、払出制御基板75には、外部端子板76が接続されていると共に、該外部端子板76に設けられた出力端子にホールコンピュータHCが接続されるようになっている。そして、メイン制御基板60は、払出制御基板75および外部端子板76の出力端子を介してホールコンピュータHCに対して、パチンコ機10の動作状態やエラー情報等の各種の遊技情報を出力可能に構成されている。
前記パチンコ機10には、遊技場の外部電源(例えば、AC24V)に差込みプラグ(図示せず)を介して接続されて、該外部電源から供給される電源電圧から各種の電気部品に必要となる電圧を生成して、パチンコ機10を構成する各種電気部品に供給する電源基板77が配設されている。この電源基板77には、図3に示す如く、パチンコ機10に供給される電源のON−OFFを切り替える電源スイッチ78が設けられている。また、電源基板77には、遊技場の外部電源(AC24V)をパチンコ機10の各種電気部品へ供給される電圧(例えば、DC30V等)に変換処理する電源回路(電源手段)79が設けられている。電源スイッチ78は、第1電源ラインL1および第2電源ラインL2を介して電源回路79に接続されており、該電源スイッチ78のON操作によって外部電源からの電源電圧が電源回路79に供給されるよう構成される。前記電源回路79には、各制御基板60,65,70,75が接続されており、該電源回路79は、外部電源から供給される電源電圧を各制御基板60,65,70,75に対応する供給すベき所定の電圧に変換処理し、変換後の電圧を対応する制御基板60,65,70,75に供給するよう構成される。なお、電源回路79から各制御基板60,65,70,75に供給された電圧が、各制御基板60,65,70,75に配線接続される各種の電気機器に供給される。実施例1では、電源回路79に接続する制御基板60,65,70,75および該制御基板60,65,70,75に配線接続される電気機器を総称して電気部品と指称する。
前記電源基板77には、前記電源回路79と電源スイッチ78との間に接続する過電圧保護回路(保護回路)80が設けられている。この過電圧保護回路80は、パチンコ機10が備える電気部品が損傷するおそれのある過電圧が印加されたときに、該過電圧を検知して過電圧が電源回路79に供給されるのを遮断するものである。実施例1では、電源回路79と電源スイッチ78との間にヒューズFが接続されており、該ヒューズFと電源回路79との間に前記過電圧保護回路80が接続されている。すなわち、ヒューズFは、電源スイッチ78と過電圧保護回路80と間に接続されて、外部電源からの電源電圧は、ヒューズFを介して過電圧保護回路80に供給(印加)される。
次に、実施例1に係るパチンコ機10の作用について説明する。
パチンコ機10がAC24Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1、第3抵抗R3を介して第2トランジスタEFT2のゲートに電圧が印加され、該第2トランジスタEFT2がON状態となることで、前記リレーコイル82に通電されてリレー接点81が閉状態となり、電源ラインL1,L2を介して電源回路79にAC24Vの電源電圧が供給される。また、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1および第2抵抗R2を介して前記電圧監視回路83の入力端子Vinに電圧が印加される。このとき、電圧監視回路83の入力端子Vinに印加さける電圧は前記閾値電圧未満であるので、出力端子Voutからは電圧は出力されず、前記第1トランジスタEFT1のゲートには電圧は印加されない。すなわち、第1トランジスタEFT1はOFF状態を維持する。これにより、ON状態の第2トランジスタEFT2によってリレーコイル82は通電状態を維持し、電源回路79に閾値電圧未満の電圧(AC24V)が供給される。また、電圧監視回路83の出力端子Voutから電圧が出力されないので、前記第1発光ダイオードLED1に電流は流れず、該第1発光ダイオードLED1は点灯しない。
次に、パチンコ機10が、閾値電圧より高い例えばAC100Vの外部電源に誤って接続された場合について説明する。パチンコ機10がAC100Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1および第2抵抗R2を介して電圧監視回路83の入力端子Vinに電圧が印加される。電圧監視回路83の入力端子Vinに印加される電圧が閾値電圧に達すると、出力端子Voutから閾値電圧が出力される。すなわち、前記第1トランジスタEFT1のゲートに閾値電圧が印加されることで、該第1トランジスタEFT1はON状態となってドレイン−ソース間が導通状態となる。これにより、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1および第3抵抗R3を流れる電流が第4抵抗R4を介して第1トランジスタEFT1に流れるようになり、第2トランジスタEFT2のゲートに電圧が印加されなくなる。従って、前記リレーコイル82が非通電となってリレー接点81が開状態となり、電源回路79(電気部品)への電源電圧の供給は遮断される。また、電圧監視回路83の出力端子Voutから出力される電圧が特定電圧に達すると、前記第1発光ダイオードLED1に通電され、該第1発光ダイオードLED1の点灯によって、電圧監視回路83に特定電圧が印加されたこと、すなわちパチンコ機10が閾値電圧より高い外部電源に接続されたことが報知される。
そして、電圧監視回路83に閾値電圧が印加されたことによって電源回路79に電圧が供給されなくなったこと(パチンコ機10が閾値電圧より高い外部電源に接続されたこと)を第1発光ダイオードLED1の点灯によって報知するので、異常事態に早期に対応できる。
前記電源基板77に設けられる第2過電圧保護回路(保護回路)84は、実施例1と同様に、ヒューズFと電源回路79(電気部品)との間に接続される。第2過電圧保護回路84では、第1電圧監視回路85によって、当該第2過電圧保護回路84に印加された電源電圧がパチンコ機が正常に動作可能な電圧(以下、第1閾値電圧という)以上であるか否かを判定し、第2電圧監視回路86によって、当該第2過電圧保護回路84に印加された電源電圧が所定の電圧(以下、第2閾値電圧という)以上であるか否かを判定する。前記第1閾値電圧は、電源回路79によって各電気部品が正常に動作可能な電圧値(例えばAC12.45V/DC16.1V)に設定され、第2閾値電圧は、電源回路79や各種電気部品が故障しない電圧値(例えばAC29.46V/DC40.25V)に設定されている。また、第2閾値電圧は、前記ヒューズFが溶断するに至る溶断電圧(AC125V、第2の定格電圧)より低く、ヒューズFが溶断する前に第2過電圧保護回路84によって過電圧が電源回路79に供給されるのを遮断するよう構成されている。なお、実施例2においても、前記電源スイッチ78が電源入力部であり、該電源スイッチ78と電源回路79とが電源ラインL1,L2で接続する出力端子90,90が電源出力部であり、第2過電圧保護回路84は、電源入力部である電源スイッチ78と、電源出力部である出力端子90,90との間に接続されている。言い替えると、第2過電圧保護回路84は、電源スイッチ78と制御基板60,65,70,75等の電気部品との間に接続されている。
次に、実施例2に係るパチンコ機の作用について説明する。
パチンコ機10が正常電圧であるAC24Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、第13抵抗R13を介して電源電圧が第1電圧監視回路85の入力端子Vinに印加される。電源電圧が第1電圧監視回路85の第1閾値電圧(AC12.45V)未満の場合、該第1電圧監視回路85の出力端子Voutからは電圧は出力されず、第3トランジスタEFT3はOFF状態であり、第4トランジスタEFT4のゲートに電圧が印加されないので、該第4トランジスタEFT4はOFF状態を維持し、前記リレーコイル82には通電されず、前記リレー接点81は開状態を維持する。従って、電源電圧は電源回路79へは供給されない。また、第13抵抗R13を介して電源電圧が第2電圧監視回路86の入力端子Vinに印加されるが、該第2電圧監視回路86の第2閾値電圧は前記AC29.56Vに設定されているので、第2電圧監視回路86の出力端子Voutからは電圧は出力されず、第5トランジスタEFT5および第6トランジスタEFT6のゲートには電圧が印加されず、両トランジスタEFT5,EFT6はOFF状態を維持する。また、第3トランジスタEFT3および第5トランジスタEFT5は何れもOFF状態であるので、前記第2発光ダイオードLED2に電流は流れず、該第2発光ダイオードLED2は点灯しない。
次に、パチンコ機が、正常電圧より高い例えばAC100Vの外部電源に誤って接続された場合について説明する。パチンコ機がAC100Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、前記第13抵抗R13を介して電源電圧が第1および第2電圧監視回路85,86の入力端子Vin,Vinに印加される。第1電圧監視回路85の入力端子Vinに印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合および第1閾値電圧と第2閾値電圧との間である場合の作用は、前述した通りであるので説明を省略する。
次に、別実施例に係る過電圧保護回路92について、図6を参照して説明する。別実施例の過電圧保護回路92は、前述した実施例2と同様に2つの電圧監視回路85,86を備えるものであって、実施例2の過電圧保護回路84と異なる部分についてのみ説明し、既出の同一または同種の部材には同じ符号を付すものとする。なお、別実施例の過電圧保護回路92について、以後第3過電圧保護回路92と指称するものとする。
なお、遊技機としては、前述したものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 各実施例では、スイッチング素子として電界効果型トランジスタを用いた場合で説明したが、該スイッチング素子としては、電圧監視回路に印加される電圧に応じてON状態とOFF状態とが切り替えられる各種形式の素子を用いることができる。
(2) 各実施例において挙げた閾値電圧の値は一例であって、各閾値電圧の目的に応じた適正範囲内において任意に設定することができる。
(3) 各実施例では、報知手段として発光ダイオード等の発光手段を挙げたが、ブザー等の音発生手段を採用することができ、電圧監視回路に特定電圧(実施例1では閾値電圧より高く、第2の定格電圧より低い電圧、実施例2では第2閾値電圧より高く、第2の定格電圧より低い電圧)が印加された場合に、音発生手段から報知音を出力するよう構成すればよい。
(4) 各実施例では、電源スイッチ(電源入力部)と電源回路(電源出力部)との間に過電圧保護回路(保護回路)を接続するよう構成したが、電源スイッチ(電源入力部)から制御基板等の電気部品に至るまでの電源供給ラインに過電圧保護回路(保護回路)を設けることができる。
(5) 各実施例では、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段を、電圧監視回路やスイッチング素子等で構成したが、該保護手段は、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替えるものであれば、リレー回路等の各種の手段を用いることができる。
(6) 各実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
65 演出制御基板(電気部品)
70 表示制御基板(電気部品)
75 払出制御基板(電気部品)
77 電源基板
78 電源スイッチ(電源入力部)
80 第1過電圧保護回路(保護回路)
81 リレー接点(保護手段)
82 リレーコイル(保護手段)
83 電圧監視回路(保護手段)
EFT1 第1トランジスタ(保護手段)
EFT2 第2トランジスタ(保護手段)
F ヒューズ
LED1 第1発光ダイオード(報知手段)
Claims (2)
- 電源に電源入力部を介して接続する電源基板と、前記電源入力部に接続されて該電源入力部を介して電圧が供給される電気部品を備えた遊技機において、
前記電源入力部と前記電気部品との間に保護回路が設けられ、
前記保護回路は、前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段を備え、
前記保護回路は、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記電気部品の定格電圧以下で閾値電圧未満の場合には前記保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態とし、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記閾値電圧以上の場合には前記保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を非導通状態とするよう構成され、
前記閾値電圧は、前記電気部品の定格電圧より低く、かつ該電気部品が故障しない電圧に設定され、
前記電源入力部と前記保護回路との間に接続されて、前記電気部品の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズを備えた
ことを特徴とする遊技機。 - 電源に電源入力部を介して接続する電源基板と、前記電源入力部に接続されて該電源入力部を介して電圧が供給される電気部品を備えた遊技機において、
前記電源入力部と前記電気部品との間に保護回路が設けられ、
前記保護回路は、前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段を備え、
前記保護回路は、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記電気部品の定格電圧以下で閾値電圧未満の場合には前記保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態とし、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記閾値電圧以上の場合には前記保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を非導通状態とするよう構成され、
前記閾値電圧は、前記電気部品の定格電圧より低く、かつ該電気部品が故障しない電圧に設定され、
前記電源入力部と前記保護回路との間に接続されて、前記電気部品の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズを備えると共に、
前記閾値電圧より高くて前記第2の定格電圧より低い特定電圧が、前記保護回路に印加された場合に、報知音を出力して該保護回路に特定電圧が印加されたことを報知する音発生手段を備えた
ことを特徴とする遊技機。
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