JP2001178894A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001178894A
JP2001178894A JP36549799A JP36549799A JP2001178894A JP 2001178894 A JP2001178894 A JP 2001178894A JP 36549799 A JP36549799 A JP 36549799A JP 36549799 A JP36549799 A JP 36549799A JP 2001178894 A JP2001178894 A JP 2001178894A
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Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾球遊技機において目立ち難い異常を確実に検
出してそれを報知し遊技者が不利益を被るのを防止でき
るようにする。 【構成】予め定めた遊技状態が成立したことに関連して
遊技者にとって有利な第1状態と不利な第2状態とに可
変作動可能であって所定の入賞条件に基づいて前記可変
作動を継続可能な可変入賞手段16と、該可変入賞手段
16とは別の位置に形成される他の入賞手段13,1
4,17,18,19と、を備える。他の入賞手段1
3,14,17,18,19に入賞した遊技球のみを検
出する球検出部90と、球検出部90側の異常を検出す
る球検出部異常検出手段71と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の弾球遊技機として
例えば、遊技盤の遊技領域に設けられた特別図柄始動口
に入賞した遊技球を検出することを条件に、特別図柄表
示手段の複数個の特別図柄が所定時間変動して停止し、
その変動後に特別図柄の停止図柄が特定図柄の組み合わ
せを表示することに関連して、複数の入賞領域が設けら
れた可変入賞手段を遊技者にとって有利な第1状態と不
利な第2状態とに変化させるようにしたものがあった。
【0003】このような従来の弾球遊技機では、可変入
賞手段のような特殊な入賞手段の球検出スイッチについ
ては異常が起こった場合に特別図柄の変動動作や遊技球
の発射等を停止して遊技者に多大な不利益をもたらすの
を防止していたが、他の入賞手段の球検出スイッチにつ
いては、異常判定は行っていなかった。このため、他の
入賞手段の球検出スイッチに異常が起こっても、遊技者
はそのまま遊技を行って知らないうちに不利益を被って
いることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
の問題を解決して、目立ち難い異常を確実に検出してそ
れを報知し遊技者が不利益を被るのを防止できる弾球遊
技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定めた遊
技状態が成立したことに関連して遊技者にとって有利な
第1状態と不利な第2状態とに可変作動可能であって所
定の入賞条件に基づいて前記可変作動を継続可能な可変
入賞手段と、該可変入賞手段とは別の位置に形成される
他の入賞手段と、を備えた弾球遊技機において、前記他
の入賞手段に入賞した遊技球を検出する球検出部と、該
球検出部側の異常を検出する球検出部異常検出手段と、
を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図3は本発明をパチンコ機
に採用した第1の実施形態を示し、図1及び図2におい
て、1はパチンコ機本体(弾球遊技機本体)で、矩形枠
状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着され
た前枠3とを備えている。
【0007】前枠3には遊技盤4が裏側から着脱自在に
装着され、この遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6
とが開閉自在に配置されている。前面板6には、発射用
の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の
下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発
射ハンドル10とが夫々設けられている。
【0008】図3に示すように、遊技盤4には、ガイド
レール11が環状に装着され、その内側の遊技領域12
に、可変入賞手段16、他の入賞手段としての補助遊技
始動手段としての普通図柄始動手段13と特別図柄用の
始動入賞手段14と普通入賞手段17〜19とが装着さ
れる。さらに、遊技領域12の略中央部に液晶表示手段
15が装着される。またガイドレール11の外側の左右
一側に異常報知手段としての第1報知手段20が設けら
れる。
【0009】液晶表示手段15は、特別図柄を表示する
特別図柄表示手段21(図柄可変表示手段)と、その上
側に配置された普通図柄表示手段22とを備えている。
特別図柄表示手段21は、(図柄可変表示手段の可変表
示動作を開始させるための始動入賞手段としての)特別
図柄始動入賞手段14が遊技球の入賞を検出したとき
に、複数個の特別図柄が乱数制御により所定時間変動し
て停止するように構成されている。
【0010】普通図柄表示手段22は、補助遊技始動手
段13が遊技球の通過を検出したときに、普通図柄が乱
数制御により所定時間変動して停止するようになってい
る。つまり、補助遊技始動手段13は、入賞確率可変機
構23の制御に関連する補助遊技を開始させるためのも
のである。なお、特別図柄始動入賞手段14は左右一対
の開閉爪を備えた入賞確率可変機構23を有する。具体
的には、普通図柄表示手段22の変動後の停止図柄が当
たり図柄を表示することを条件に、左右一対の開閉爪が
所定時間開放するようになっている。
【0011】可変入賞手段16は、特別図柄表示手段2
1の変動後の停止図柄が大当たり図柄を表示することを
条件に開閉板24が開放して、遊技球が入賞し易くなる
ように構成されている。この可変入賞手段16には、そ
の内部の特定領域を通過する遊技球を検出する第1球検
出部25と、入賞した遊技球を検出する第2球検出部2
6とが設けられ、第1球検出部25が遊技球を検出した
ときに、開閉板24が一旦閉じた後に再度開放し、第2
球検出部26が遊技球を10個検出したときに開閉板2
4が閉じるようになっている。つまり、予め定めた遊技
状態が成立したことに関連して遊技者にとって有利な第
1状態と不利な第2状態とに可変作動可能であって所定
の入賞条件に基づいて可変作動を継続可能な可変入賞手
段16と、可変入賞手段16とは別の位置に形成される
他の入賞手段13,14,17,18,19と、を備え
ている。
【0012】第1報知手段20は、後述のように球検出部
90側に検出用のスイッチ、コネクタ、リード線等の断
線、短絡等による異常が発生したときに、その異常が発
生した球検出部90の異常原因を数値等により個別に表
示して報知するためのものである。
【0013】前枠3の裏側には、図2に示すように、遊
技盤4を裏側から押さえる裏機構板27が開閉自在に装
着されている。裏機構板27には開口部28が形成さ
れ、その上側に遊技球タンク29及びタンクレール30
が、左右方向の一側に球払い出し手段31が、下側に通
路ユニット32が夫々設けられている。
【0014】遊技球タンク29は、外部の遊技球補給系
から補給された遊技球を貯留し、タンクレール30を経
て球払い出し手段31側へと供給するためのものであ
る。球払い出し手段31は、払い出しケース31aと、
この払い出しケース31a内に組み込まれた繰り出し用
の回転体31bと、払い出し指令があったときに回転体
31bを駆動する払い出しモータ33とを備え、遊技球
タンク29内の遊技球を回転体31bの回転により、通
路ユニット32を介して上皿7側へと払い出すように構
成されている。球払い出し手段31には払い出された遊
技球を検出する球検出部34が出口側に設けられ、この
球検出部34の出力により遊技球の払い出し個数を確認
するようになっている。従って、球払い出し手段31
は、球検出部34を備えたユニット状に構成されてい
る。
【0015】開口部28には、遊技盤4の裏側に装着さ
れた裏カバー35が嵌合されている。裏カバー35は、
遊技盤4に装着された特別図柄始動入賞手段14、液晶
表示手段15、可変入賞手段16等の各遊技部品を裏側
から覆うためのもので、遊技盤4に着脱自在に固定され
ている。
【0016】裏カバー35は、主制御基板36が収納さ
れた主制御基板ケース37と、ランプ制御基板38が収
納されたランプ制御基板ケース39と、音声制御基板4
0が収納された音声制御基板ケース41とを着脱自在に
備えている。裏機構板27は、球検出部90の検出信号
に基づいて所定数の遊技球を払い出すための制御を行う
払い出し制御基板42が収納された払い出し制御基板ケ
ース43を、裏カバー35の下側近傍に着脱自在に備え
ているなお、各制御基板ケース37,39,41,43
は、各基板36,38,40,42側に装着された電気
部品を外部から視認できるように有色又は無色の透明体
により構成されている。
【0017】図4は制御系を例示するブロック図であ
り、主制御基板36には、主制御手段45、集積回路装
置46、異常報知手段としての第2報知手段47、異常
情報外部出力手段70等が設けられている。集積回路装
置46には、球検出部90側の異常を検出する球検出部
異常検出手段71が組み込まれている。具体的には、複
数の球検出部90に対して個別に球検出部異常検出手段
71が接続される。なお、図4では、球検出部90と球
検出部異常検出手段71との2つのみ示したが、実際に
は、図3の遊技盤4に示した球検出部90と同じ個数だ
け設けられる。
【0018】球検出部異常検出手段71は、I/Oポー
ト52を経て主制御手段45に信号送信可能に接続され
る。更に、球検出部異常検出手段71は、異常情報外部
出力手段70に信号送信可能に接続される。この球検出
部異常検出手段71は、断線検出手段48と短絡検出手
段50とを有する。
【0019】断線検出手段48短絡検出手段50は、夫
々の出力端子からI/Oポート52を経て主制御手段4
5へと断線信号と短絡信号とを別々に出力するように、
各球検出部90毎に別々に設けられている。断線検出手
段48は、球検出部90側の第1の電気的異常を検出す
る第1異常検出手段を構成するもので、球検出部90の
内部の断線、及び球検出部90に接続されたコネクタ、
リード線の断線等、球検出部90側の断線を検出して断
線信号を出力するようになっている。
【0020】また短絡検出手段50は、球検出部90側
の第2の電気的異常を検出するもので、球検出部90の
スイッチ内部の短絡及び、球検出部90に接続されたコ
ネクタ、リード線の短絡等、球検出部90側の短絡を検
出して短絡信号を出力するようになっている。
【0021】主制御手段45は、主に遊技盤4側の遊技
動作を制御する遊技動作制御部53と、断線検出手段4
8からの断線信号及び短絡検出手段50からの短絡信号
に従って報知手段を制御する報知制御部54とを備え、
CPU、ROM、RAM等により構成されている。な
お、遊技動作制御部53は、I/Oポート52を経て遊
技盤4側の遊技部品等との間で信号を授受して、遊技盤
4側の遊技動作を制御するようになっている。報知制御
部54は、断線検出手段48、短絡検出手段50からI
/Oポート52を経て送られる断線信号、短絡信号があ
ることを条件に、各報知手段20,47を報知制御する
ようになっている。
【0022】報知手段20,47は、球検出部90に断
線、短絡の異常が発生したときに、断線検出手段48、
短絡検出手段50がその断線、短絡を検出することを条
件に断線、短絡の発生した球検出部90、及びその異常
原因(断線、短絡の別)を報知するためのものである。
【0023】第1報知手段20は、図5に示すに7セグ
メント式表示素子等からなる2個の表示部55,56を
左右に備え、断線検出手段48からの断線信号、短絡検
出手段50からの短絡信号に応じて、報知制御部54の
報知制御により、異常が発生した球検出部90とその異
常原因と異常箇所とを数値で報知するようになってい
る。この場合、数値と異常原因及び異常箇所とを対応さ
せる対応表を別途用意しておけば良い。
【0024】なお、第1報知手段20は、球検出部90
の断線(第1の電気的異常)を報知する断線報知手段
と、球検出部90の短絡(第2の電気的異常)を報知す
る短絡報知手段とを兼用する。
【0025】第2報知手段47は、図6に示すように主
制御基板36に複数の球検出部90の表示と、断線及び
短絡の表示とを夫々付し、その各表示に対応して主制御
基板36に装着されたLED等の4個の発光体57〜6
0を備えている。
【0026】そして、球検出部90側に断線が発生した
ときに、それに対応する発光体57,59が報知制御部
54の制御により発光するようになっている。また球検
出部90側に短絡が発生したときに、それに対応する発
光体58,60が報知制御部54の制御により発光する
ようになっている。
【0027】なお、主制御基板36側の各球検出部90
の表示、断線及び短絡の表示、並びに各発光体57〜6
0は、透明な主制御基板ケース37の外部から視認可能
である。
【0028】異常情報外部出力手段70は、断線検出手
段48からの断線異常情報と、短絡検出手段50からの
短絡異常情報とを一方向通信により外部装置72へと送
信可能にするためのもので、コネクタ、フォトカプラー
等により構成されている。なお、この異常情報外部出力
手段70は、各異常情報を別々に送信可能である。外部
装置71は、遊技ホール内の各パチンコ機からの遊技情
報を受信して、各パチンコ機の遊技状況、その他を管理
するためのもので、コンピュータ等により構成されてい
る。
【0029】球検出部90を成すスイッチは磁気感応式
の無接触スイッチで、図7に例示するように、その貫通
口61を遊技球が通過するときに内部抵抗が電気的二編
かするようになっている。球検出部90は、その一対の
端子64,65に直接的又はコネクタ等を介して間接的
にリード線62,63が接続されている。またリード線
62,63は主制御基板36のコネクタ66等を介して
集積回路装置46に接続されている。またリード線6
2,63は主制御基板36のコネクタ66等を介して集
積回路装置46に接続されている。断線検出手段48及
び短絡検出手段50は、図7に示すように構成されてい
る。
【0030】球検出部90は、その一方の端子64がリ
ード線62等を介して直流電源(例えば+12V)に、
他方の端子65がリード線63を介して第1断線検出手
段48及び第1短絡検出手段50に夫々接続されてお
り、遊技球を検出しないときに所定電圧(例えば+5
V)を、遊技球を検出したときに所定電圧よりも低い検
出電圧(例えば+1V)を夫々出力して、第1断線検出
手段48及び第1短絡検出手段50に入力するようにな
っている。
【0031】断線検出手段48は、第1スイッチング素
子を構成する第1トランジスタ67と、この第1トラン
ジスタ67の動作時間の長短により遊技球の検出と断線
を判定する判定部68とを備えている。第1トランジス
タ67は、球検出部90の出力が検出電圧以下のときに
オフし、検出電圧よりも高いときにオンするように、球
検出部90の出力の高低に応じて動作状態が変化するよ
うに、そのベースが球検出部90に接続され、また出力
側となるコレクタが直流電源(例えば+5V)と判定部
68とに接続されている。
【0032】判定部68は、図8(A)に示すように第
1トランジスタ67のHレベルの出力時間(第1トラン
ジスタ67の動作時間)tが一定時間Tよりも短いとき
に遊技球の検出と判定し、また図8(B)に示すように
出力時間tが一定時間Tよりも長いときに第1球検出部
25側の断線と判定して、その判定後に前者のときに球
検出信号を、後者のときに断線信号を夫々出力するよう
になっている。
【0033】なお、判定部68の前記一定時間Tは、遊
技球が球検出部90を通過するときの通過時間を考慮し
て、遊技球の通過に必要かつ十分な時間に設定されてい
る。
【0034】短絡検出手段50は、第2スイッチング素
子を構成する第2トランジスタ69と、この第2トラン
ジスタ69とは逆にオンオフ動作する出力用トランジス
タ75とを備えている。第2トランジスタ69は、第1
球検出部25の出力が検出電圧よりも高い(短絡電圧)
ときにオンするように、そのベースがツェナーダイオー
ド76を介して球検出部90に接続され、また出力側と
なるコレクタが職流電源(例えば+5V)及び出力用ト
ランジスタ75に接続されており、球検出部90側が短
絡したときに出力用トランジスタ75を経て短絡信号を
出力するようになっている。ツェナーダイオード76の
ツェナー電圧は、球検出部90が遊技球を検出したとき
の検出電圧よりも高く設定されている。
【0035】上記弾球遊技機において、遊技に際し発射
手段9の発射ハンドル10を操作すると、上皿7の遊技
球が発射手段9の発射動作に連動して1個づつ発射部に
供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール
11に沿って順次遊技盤4側に発射させて行く。
【0036】遊技盤4の上部側に発射された遊技球は遊
技盤4の遊技領域12に入った後、その盤面に沿って落
下する間に普通入賞手段17〜19等に入賞するか、普
通図柄始動手段13を通過しながら下方へ落下する。補
助始動手段13の球検出部90,26が遊技球の通過を
検出すると、普通図柄表示手段22の表示図柄が変動す
る。そして、この普通図柄表示手段22の変動後の停止
図柄が当たり図柄になれば、特別図柄始動入賞手段14
の開閉爪23が一定時間開放して、この特別図柄始動入
賞手段14に遊技球が入賞し易くなる。
【0037】特別図柄始動入賞手段14が遊技球を検出
すると、特別図柄表示手段21の表示図柄が一定時間変
動する。この特別図柄表示手段21の停止後の表示図柄
が大当たり図柄になれば、可変入賞手段16の開閉板2
4が前側に開放して遊技球が入賞し易くなる。そして、
開閉板24の開放から一定時間が経過するか、又は所定
数の遊技球の入賞を第2球検出部26が検出すると、開
閉板24が閉じる。また特定領域の第1球検出部25が
可変入賞手段16に入賞した遊技球を検出すれば、開閉
板24が再度開放し、以下同様の開閉動作を最大16回
まで繰り返す。
【0038】この遊技動作中に例えば球検出部90に断
線、短絡が生じた場合には、断線検出手段48、短絡検
出手段50は次のように動作して断線、短絡を検出す
る。遊技球が通過しない通常時には、球検出部90が所
定電圧(+5V)を出力しており、断線検出手段90の
第1トランジスタ67がオンし、その出力がLレベルの
ままである。このため判定部68は、検出信号、断線信
号の何れも出力しない。第1短絡検出手段50は、ツェ
ナーダイオード76が導通しないので、第2トランジス
タ69がオフ状態のままであり、短絡信号を出力しな
い。
【0039】球検出部90が遊技球を検出すると、この
球検出部90の出力が前記所定電圧以下の+1V程度に
低下する。このため断線検出手段48の第1トランジス
タ67がオフし、この第1トランジスタ67の出力がH
レベルになる。
【0040】しかし、図8(A)に示すように、遊技球
が球検出部90を通過する間だけ断線検出手段48の出
力がHレベルを維持し、遊技球が通過し終われば、第1
トランジスタ67がオフしてその出力がLレベルにな
る。これによって第1トランジスタ67が一定時間T内
にオフするため、判定部68は遊技球の検出と判定し、
球検出部90側の断線とは判定しない。
【0041】なお、短絡検出手段50は、前述と同様に
ツェナーダイオード76が導通しないので、第2トラン
ジスタ69がオフ状態のままであり、短絡信号を出力し
ない。
【0042】球検出部90側にコネクタ66、リード線
62,63等の断線が発生すると、球検出部90の出力
が0Vまで低下するため、断線検出手段48の第1トラ
ンジスタ67がオフして、その出力が遊技球の検出時と
同様にHレベルとなる。
【0043】しかし、断線の場合には、図8(B)に示
すように、遊技球の検出時とは異なって一定時間Tが経
過しても第1トランジスタ67がオンしないため、判定
部68がその一定時間Tの経過によって断線と判定し、
その断線信号を出力する。なお、短絡検出手段50が短
絡信号を出力しないことは言うまでもない。
【0044】球検出部90側のコネクタ66、リード線
62,63等の短絡が発生すると、球検出部90の出力
が12Vとなる。このため短絡検出手段50のツェナー
ダイオード76が導通して、第2トランジスタ69がオ
ンし、出力用トランジスタ75がオフしてその出力がH
レベルとなり、短絡信号を出力する。一方、断線検出手
段48の第1トランジスタ67は、通常時と同様にオン
状態を維持するので、この断線検出手段48が断線信号
を出力するようなことはない。
【0045】このような構成の断線検出手段48、短絡
検出手段50を使用すれば、球検出部90の出力電圧の
変化によって、球検出部90側の断線、短絡を別々に検
出でき、またその構成を簡単にできる。しかも断線検出
手段48では、その判定部68により、第1トランジス
タ67の出力がHレベルとなる時間tが一定時間Tより
も短いときに遊技球の検出と判定し、長いときに断線と
判定しているので、球検出部90の出力が前記所定電圧
よりも低いときにきに第1トランジスタ67がオンする
ように構成しているにも拘わらず、遊技球の検出と断線
とを容易に区別できる。つまり、球検出部異常検出手段
71は、複数の球検出部90の異常を個別に検出可能と
され、かつ、 球検出部90の異常を該異常の種類別に
検出可能とされている。
【0046】なお、球検出部90が遊技球を検出した場
合には、判定部68に設定された一定時間Tの経過後
に、球検出部90の検出信号を出力して、その検出信号
に基づいて各種の遊技制御を行うようにすれば良い。ま
た球検出部90の検出信号は、断線検出手段48の判定
部68から一定時間Tの経過後に出力するようにしても
良い。
【0047】断線検出手段48が球検出部90の断線を
検出すると、報知制御部54の報知制御により、第1報
知手段20の各表示部55,56が共に所定数値を表示
すると共に、第2報知手段47の発光体57が発光表示
して報知する。また短絡検出手段50が球検出部90の
短絡を検出すると、報知制御部54の報知制御により、
第1報知手段20の表示部が所定数値を表示すると共
に、第2報知手段47の発光体58が発光表示して報知
する。
【0048】このように各報知手段20,47の報知に
よって球検出部25,26の断線、短絡を遊技者、管理
者等に容易に報知できる。特に第1報知手段20の各表
示部55,56の数値を見れば、弾球遊技機本体1の前
枠3を開放しなくても、異常が発生した球検出部90
と、その球検出部90の異常原因、即ち、断線か短絡か
を容易に把握できる。
【0049】しかも、球検出部90側で断線、短絡等が
発生した場合には、前枠3を開放してその裏側からリー
ド線62,63、コネクタ66等の状況を確認してか
ら、必要に応じて交換等の修理を行うことになるが、こ
の場合にも、主制御基板ケース37内の主制御基板36
に第2報知手段47があり、その第2報知手段47の発
光体57〜60の発光表示により、異常が発生した球検
出部90及びその異常原因を表示しているので、その球
検出部90の点検、修理等も容易に行うことができる。
【0050】さらに、断線検出手段48、短絡検出手段
50を単一の集積回路装置46内に設けているので、集
積回路化せずにトランジスタ等の電機部品を組み合わせ
て構成する場合に比較して、全体を小型化できると共
に、断線検出手段48、短絡検出手段50を主制御基板
36に容易に装着できる。
【0051】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、実施形態では、断線検出手段48、短絡検
出手段50のスイッチング素子をトランジスタ67,6
9により構成しているが、トランジスタ以外の各種のス
イッチング素子を使用しても良い。また短絡検出手段5
0のツェナーダイオード71に代替して、一定以上の電
圧のときにオンする機能を備えたダイアック等のスイッ
チング素子を使用しても良い。
【0052】また、球検出部90を2つ以上の他の入賞
手段に共用しても良い。異常検出手段71としては断
線、短絡を検出するものの他、球検出部90側に起こり
得る各種の電気的な異常を検出対象としても良い。従っ
て、異常原因は断線、短絡に限定されるものではない。
また球検出部90は、磁気感応式等の静止型無接触スイ
ッチの他、可動型接触スイッチ等でも同様にできる。
【0053】また、断線報知手段と短絡報知手段とを別
々に設けても良い。更に、音声式の報知手段を設けても
良い。更に、実施形態では媒体検出手段としてパチンコ
機の球検出部90を示しているが、アレンジボール機、
雀球遊技機等の弾球遊技機に用いても良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の弾球遊技機によれば、
可変入賞手段16とは別の位置に形成される他の入賞手
段の球検出部90側の異常を検出できるため、目立ち難
く遊技者や遊技場側が認識し難い異常を確実に検出でき
る。従って、遊技者側又は遊技場側の不正防止に貢献で
きると共に、遊技者が不利益を被るのを防止できる。
【0055】また、請求項2に記載の弾球遊技機によれ
ば、他の入賞手段毎に異常を検出でき、異常箇所の特定
に貢献できる。
【0056】請求項3に記載の弾球遊技機によれば、球
検出部90の数を少なくすることができる。
【0057】請求項4に記載の弾球遊技機によれば、球
検出部90の異常を個別に検出できるので、異常箇所の
特定をより確実ならしめる。
【0058】請求項5に記載の弾球遊技機によれば、球
検出部90の異常を異常の種類別に検出可能であるた
め、異常原因を迅速に把握することができる。
【0059】請求項6に記載の弾球遊技機によれば、図
柄可変表示手段21の可変表示動作を開始させるための
始動入賞手段用の始動スイッチの異常を検出できる。
【0060】請求項7に記載の弾球遊技機によれば、入
賞確率可変機構23の制御に関連する補助遊技を開始さ
せるための補助遊技始動手段用の補助遊技始動スイッチ
の異常を検出できる。
【0061】請求項8に記載の弾球遊技機によれば、異
常報知手段により、遊技者側又は遊技場側に球検出部9
0の異常を報知できるので、異常発見が早くなる。
【0062】請求項9に記載の弾球遊技機によれば、異
常情報外部出力手段に弾球遊技機外部のホールコンピュ
ータ等の外部装置に接続することにより、外部装置にて
異常を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す弾球遊技機の正面図で
ある。
【図2】背面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】制御系のブロック図である。
【図5】報知手段の正面図である。
【図6】報知手段の正面図である。
【図7】検出回路図である。
【図8】タイムチャート図である。
【符号の説明】
13 他の入賞手段 14 他の入賞手段 16 可変入賞手段 17 他の入賞手段 18 他の入賞手段 19 他の入賞手段 21 特別図柄表示手段 23 入賞確率可変機構 70 異常情報外部出力手段 71 球検出部異常検出手段 90 球検出部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた遊技状態が成立したことに関
    連して遊技者にとって有利な第1状態と不利な第2状態
    とに可変作動可能であって所定の入賞条件に基づいて前
    記可変作動を継続可能な可変入賞手段16と、該可変入
    賞手段16とは別の位置に形成される他の入賞手段1
    3,14,17,18,19と、を備えた弾球遊技機に
    おいて、前記他の入賞手段13,14,17,18,1
    9に入賞した遊技球を検出する球検出部90と、該球検
    出部90側の異常を検出する球検出部異常検出手段71
    と、を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記他の入賞手段13,14,17,1
    8,19は遊技盤4に複数設けられると共に、前記球検
    出部90は該他の入賞手段13,14,17,18,1
    9に個別に設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記他の入賞手段13,14,17,1
    8,19は遊技盤4に複数設けられると共に、前記球検
    出部90は2つ以上の該他の入賞手段13,14,1
    7,18,19に共用されることを特徴とする請求項1
    に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球検出部90が複数設けられ、前記
    球検出部異常検出手段71が複数の前記球検出部90の
    異常を個別に検出可能とされていることを特徴とする請
    求項1〜3に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記球検出部異常検出手段71が前記球
    検出部90の異常異常を該異常の種類別に検出可能とさ
    れていることを特徴とする請求項1〜3に記載の弾球遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記他の入賞手段13,14,17,1
    8,19として、遊技者が視認可能となるように設けら
    れた図柄可変表示手段21の可変表示動作を開始させる
    ための始動入賞手段14が設けられ、前記球検出部90
    として、前記始動入賞手段14に入球した遊技球を検出
    する始動スイッチが設けられていることを特徴とする請
    求項1〜5に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記始動入賞手段14が入賞確率可変機
    構23を有し、前記他の入賞手段13,14,17,1
    8,19として前記入賞確率可変機構23の制御に関連
    する補助遊技を開始させるための補助遊技始動手段13
    が設けられ、前記球検出部90として、前記補助遊技始
    動手段13に入球した遊技球を検出する補助遊技始動ス
    イッチが設けられていることを特徴とする請求項6に記
    載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記球検出部異常検出手段71が検出し
    た異常を報知する異常報知手段20,47を、設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜7に記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記球検出部異常検出手段が検出した異
    常に関連する情報を遊技機外部に出力する異常情報外部
    出力手段を、設けたことを特徴とする請求項1〜8に記
    載の弾球遊技機。
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