JP6457437B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、電源に接続する電源基板で生成した電圧を電気部品に供給するよう構成された遊技機に関するものである。
例えば、遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に遊技球としてのパチンコ球が打出される遊技領域が画成されている。遊技領域の略中央位置には、センター役物とも称される枠状装飾部材が配設されており、この枠状装飾部材の開口部を介して複数の図柄を変動表示して図柄変動演出を行う液晶式やドラム式等の図柄表示装置(図柄表示手段)を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾部材の下方位置に、パチンコ球の入賞により図柄表示装置での変動を開始させる始動入賞装置(始動入賞手段)を配設するよう構成したものが多数提案されている。前記遊技領域を流下するパチンコ球が、始動入賞装置に入賞することで、図柄表示装置での図柄変動演出を開始させると共に、所定数のパチンコ球を賞球として払出すよう構成されている。そして、図柄変動演出の結果、図柄表示装置に所定の組合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止すると、遊技者に有利な当り遊技が発生し、特別入賞装置の特別入賞口が開放して賞球を獲得し得る機会が付与される。
この種の遊技機では、外部電源に接続された電源基板で、遊技機が備える制御基板や作動装置等の各種の電気部品に対応する作動電圧を生成し、該作動電圧を電気部品に供給するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−259131号公報
遊技機が備える電気部品の定格電圧より高い、例えば交流100Vの外部電源に遊技機をユーザーが誤って接続してしまった場合に、各種の電気部品に異常電圧が供給されて破損する問題を招く。そこで、従来は、電源基板にヒューズを設け、交流100Vの外部電源に接続した場合にヒューズが溶断することで電気部品に異常電圧が供給されるのを防止することが行われている。しかし、ヒューズが溶断した場合には、新しいヒューズに交換する必要があり、ヒューズの交換作業を要すると共にコストが嵩む問題が生じている。
そこで本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、定格電圧より高い電源に接続した場合に電気部品に異常電圧が供給されるのを防止する構成を、低コストで実施可能とした遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
電源に電源入力部(78)を介して接続する電源基板(77)と、前記電源入力部(78)に接続されて該電源入力部(78)を介して電圧が供給される電気部品(60,65,70,75)を備えた遊技機において、
記電源入力部(78)前記電気部品(60,65,70,75)との間に保護回路(84)が設けられ、
前記保護回路(84)は、前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態および非導通状態に切り替える第1保護手段(81,82,85,EFT3,EFT4)および第2保護手段(81,82,86,EFT4,EFT6)を備え、
前記保護回路(84)は、該保護回路(84)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段(81,82,85,EFT3,EFT4)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を非導通状態とし、該保護回路(84)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記第1閾値電圧以上で前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧以下の第2閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段(81,82,85,EFT3,EFT4)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態とし、該保護回路(84)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記第2閾値電圧以上の場合には前記第2保護手段(81,82,86,EFT4,EFT6)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を非導通状態とするよう構成され
前記第2閾値電圧は、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より低く、かつ該電気部品(60,65,70,75)が故障しない電圧に設定され、
前記電源入力部(78)と前記保護回路(84)との間に接続されて、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズ(F)を備えたことを要旨とする。
このように、保護回路に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合には電源入力部と電気部品との間を非導通状態とするので、電気部品の定格電圧より高い電源に電源基板を接続してしまった場合においても、電気部品に異常電圧が供給されて破損するのを防止することができる。また、保護回路に印加される電圧が第1閾値電圧と第2閾値電圧との間であれば電源入力部と電気部品との間を導通状態とするので、ヒューズの場合のような交換作業を不要とすると共にコストを抑えることができる。更に、保護回路に印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合は電源入力部と電気部品との間を非導通状態とするので、電源基板に印加される電圧が電気部品を正常に動作させる正常電圧になってから該電源基板から電圧を電気部品に供給することができるので、電気部品の正常な動作を保証することができる。
また、保護手段に異常が発生した場合においても、ヒューズによって異常電圧が供給されるのを防ぐことができ、安全対策に優れる。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項2に係る発明は、
電源に電源入力部(78)を介して接続する電源基板(77)と、前記電源入力部(78)に接続されて該電源入力部(78)を介して電圧が供給される電気部品(60,65,70,75)を備えた遊技機において、
前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間に保護回路(84)が設けられ、
前記保護回路(84)は、前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態および非導通状態に切り替える第1保護手段(81,82,85,EFT3,EFT4)および第2保護手段(81,82,86,EFT4,EFT6)を備え、
前記保護回路(84)は、該保護回路(84)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段(81,82,85,EFT3,EFT4)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を非導通状態とし、該保護回路(84)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記第1閾値電圧以上で前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧以下の第2閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段(81,82,85,EFT3,EFT4)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を導通状態とし、該保護回路(84)に前記電源入力部(78)を介して印加される電圧が前記第2閾値電圧以上の場合には前記第2保護手段(81,82,86,EFT4,EFT6)により前記電源入力部(78)と前記電気部品(60,65,70,75)との間を非導通状態とするよう構成され、
前記第2閾値電圧は、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より低く、かつ該電気部品(60,65,70,75)が故障しない電圧に設定され、
前記電源入力部(78)と前記保護回路(84)との間に接続されて、前記電気部品(60,65,70,75)の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズ(F)を備えると共に、
前記第2閾値電圧より高く前記第2の定格電圧より低い特定電圧が前記保護回路(84)に印加された場合に、報知音を出力して該保護回路(84)に特定電圧が印加されたことを報知する音発生手段を備えたことを要旨とする。
このように、保護回路に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合には電源入力部と電気部品との間を非導通状態とするので、電気部品の定格電圧より高い電源に電源基板を接続してしまった場合においても、電気部品に異常電圧が供給されて破損するのを防止することができる。また、保護回路に印加される電圧が第1閾値電圧と第2閾値電圧との間であれば電源入力部と電気部品との間を導通状態とするので、ヒューズの場合のような交換作業を不要とすると共にコストを抑えることができる。更に、保護回路に印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合は電源入力部と電気部品との間を非導通状態とするので、電源基板に印加される電圧が電気部品を正常に動作させる正常電圧になってから該電源基板から電圧を電気部品に供給することができるので、電気部品の正常な動作を保証することができる。
また、保護手段に異常が発生した場合においても、ヒューズによって異常電圧が供給されるのを防ぐことができ、安全対策に優れる。
更に、第2閾値電圧より高く、第2の定格電圧より低い特定電圧が保護回路に印加されたことを音発生手段で報知するので、異常事態に早期に対応できる。
本発明に係る遊技機によれば、定格電圧より高い電源に接続した場合に電気部品に異常電圧が供給されるのを防止する構成を、低コストで実施することができる。
本発明の好適な実施例1に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例1に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例1に係るパチンコ機の制御構成を示すブロック図である。 実施例1に係る過電圧保護回路を示す回路図である。 実施例2に係る過電圧保護回路を示す回路図である。 別実施例に係る過電圧保護回路を示す回路図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、遊技機としては、一般的なパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例1に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持(支持)する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示する演出を実行可能な演出実行手段としての図柄表示装置17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13bを窓口13aに備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例1では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記図柄表示装置17は、後述する始動入賞口30,31へのパチンコ球の入賞を契機として演出用の図柄(飾図という場合もある)を表示部17aに変動表示させる図柄変動演出を行うよう構成される。また図柄表示装置17では、図柄変動に関連して実行される各種の表示演出を表示部17aに表示し得るようになっている。実施例1では、前記図柄表示装置17として、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
図1に示す如く、前記前枠13には、窓口13aを囲繞するよう演出光を出力可能なランプ装置(発光手段)18が配設されると共に、前枠13の上部位置に、音声や効果音等の演出音を出力可能なスピーカ(音出力手段)19が配設されている。そして、ランプ装置18に設けられたLED等の発光体(図示せず)を点灯・点滅したり、前記スピーカ19から適宜の演出音を出力することで、前記図柄表示装置17で行われる各種の表示演出(図柄変動演出等)に合わせて光による演出や音による演出を行い得るよう構成されている。すなわち、前記ランプ装置18やスピーカ19は、図柄表示装置17と同様に演出実行手段としての機能を有している。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成して中枠12に対して開閉可能に組み付けるようにしてもよい。
前記前枠13には、図1に示す如く、下球受け皿15の右側方に、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられる。この操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aを操作して回動量を調節することで、前記遊技盤20に形成された後述する第1球流下経路をパチンコ球が流下する所謂「左打ち」と、該遊技盤20に形成された後述する第2球流下経路をパチンコ球が流下する所謂「右打ち」とを打ち分け得るようになっている。
前記パチンコ機10の後側には、球払出装置74を駆動制御する払出制御基板(払出制御手段)75(図3参照)、前記打球発射装置を駆動制御する発射制御基板(図示せず)等が配設されている。前記払出制御基板75は、前記パチンコ機10の後側に配設されるメイン制御基板60に配線接続されており、該メイン制御基板60から出力された制御信号が払出制御基板75に入力され、該制御信号に基づいて払出制御基板75が球払出装置74を制御することで、所要数のパチンコ球を賞球として払い出すよう構成される。
(遊技盤20について)
前記遊技盤20は、図2に示すように、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、遊技盤20の後面側に、前記図柄表示装置17が着脱可能に組み付けられている。前記遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が適宜位置に開設されており、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品(具体的には後述する枠状装飾体25、特別入賞装置40、ゲート部材48、普通入賞装置45等)が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
ここで、実施例1の前記遊技盤20には、図2に示すように、前記案内レール21で囲まれた遊技領域20aの略中央で開口する装着口に、前後に開口する表示窓口25aが形成されたセンター役とも称される枠状装飾体25が取り付けられ、該枠状装飾体25の表示窓口25aを介して図柄表示装置17の表示部17aが遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。また、前記遊技盤20における枠状装飾体25の右側下方位置に開設された装着口に、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な特別入賞口(特別入賞手段)41を有する特別入賞装置(入賞手段)40が取り付けられている。なお、前記遊技盤20には、前記遊技領域20a内に多数の遊技釘23が設けられると共に、遊技領域20aを流下するパチンコ球の接触に伴って回転する回転案内部材24が回転自在に支持されており、遊技釘23や回転案内部材24との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成されている。前記回転案内部材24は、回転中心から放射状に複数の接触片を有する所謂「風車」とも称される部材であって、該接触片に対するパチンコ球の接触に伴って回転案内部材24が回転することでパチンコ球を弾くように左右方向へ放出するようになっている。実施例1では、前記枠状装飾体25の左側方(すなわち第1球流下経路)に回転案内部材24を配設してある。
ここで、前記枠状装飾体25は、その全周に亘って前記遊技盤20の前面から前方へ突出するよう形成されて、前記遊技領域20aと表示窓口25aとを区画するよう構成されており、遊技領域20aを流下するパチンコ球が枠状装飾体25の表示窓口25a内側に進入しないようになっている。すなわち、実施例1の遊技領域20aは、前記枠状装飾体25の左側に画成される第1球流下経路と、当該枠状装飾体25の右側に画成される第2球流下経路とに区画されて、遊技盤20の遊技領域20aに打ち出されるパチンコ球の位置や発射強度に応じて、該第1球流下経路または第2球流下経路をパチンコ球が流下するようになっている。
前記遊技盤20には、遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な入賞口30,31,41,46が適宜の位置に設けられており、各入賞口30,31,41,46へのパチンコ球の入賞(具体的には、後述する各入賞検出センサ34,35,44,47の検出)を賞球の払出条件として、各入賞口毎に定めた払い出し個数の賞球が払い出されるよう構成されている。実施例1のパチンコ機10では、パチンコ球の入賞を契機として賞球の払出条件が成立すると共に図柄変動演出の開始条件が成立する始動入賞口(始動入賞手段)30,31と、当り遊技(大当り遊技)の発生を契機としてパチンコ球の入賞が可能となると共にパチンコ球の入賞を契機として賞球の払出条件が成立する特別入賞口(特別入賞手段)41と、パチンコ球の入賞を契機として賞球の払出条件が成立する普通入賞口46とが設けられている。具体的に、前記始動入賞口30,31は、前記第1球流下経路および第2球流下経路の夫々に設けられ、前記特別入賞口41は、前記遊技領域20aの第2球流下経路に設けられると共に、前記普通入賞口46は、遊技領域20aの第1球流下経路および第2球流下経路の夫々に設けられている(図2参照)。
(第1始動入賞口30および第2始動入賞口31について)
前記枠状装飾体25の下方で遊技盤20の左右方向の中央位置に、第1始動入賞口(始動入賞手段)30が設けられると共に、該第1始動入賞口30より右側位置に、第2始動入賞口(始動入賞手段)31が設けられている。第1始動入賞口30は、遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放型の入賞口とされ、枠状装飾体25の下側の遊技領域20a(第1球流下経路)を流下するパチンコ球が入賞可能に構成される。前記第2始動入賞口31は、図2に示す如く、遊技盤20における枠状装飾体25の下方右側に配設された始動入賞装置29に設けられて該枠状装飾体25の右側に画成される遊技領域20a(第2球流下経路)内で開口している。また始動入賞装置29に、第2始動入賞口31を開閉する始動用開閉部材(開閉部材)33が設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド32(図3参照)の駆動に伴って始動用開閉部材33が第2始動入賞口31を閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。
また、前記第1および第2始動入賞口30,31は、該第1および第2始動入賞口30,31に入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての始動入賞検出センサ34,35(図3参照)が設けられている。前記始動入賞検出センサ34,35は、パチンコ機10の後側に配設されたメイン制御基板60(図3参照)に配線接続されている。そして、始動入賞検出センサ34,35からの検出信号がメイン制御基板60に入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御基板60が賞球の払い出しを決定するようになっている。
また、始動入賞検出センサ34,35によるパチンコ球の検出(すなわち第1および第2始動入賞口30,31へのパチンコ球の入賞)を遊技の開始条件として、前記メイン制御基板60が入賞情報(特図当り判定用乱数等の各種乱数情報)を取得して、この取得した情報に基づいて特図当り抽選(大当り判定)が行われるよう構成されている。そして、特図当り抽選の結果に基づいて前記図柄表示装置17において図柄変動演出が実行され、該図柄変動演出の結果、該図柄表示装置17に所定の大当り表示となる図柄組み合わせ(例えば同一飾図の3つ揃い等)で飾図が確定停止表示されることで、遊技者に有利な大当り遊技が付与され、大当り遊技の発生に伴って前記特別入賞口41を所定の開放条件で開放する大当り遊技が行われて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。
ここで、実施例1では、前記始動入賞検出センサ34,35が始動入賞口30,31毎に設けられており、以下の説明では、第1始動入賞口30に対応するセンサを第1始動入賞検出センサ34と指称し、第2始動入賞口31に対応するセンサを第2始動入賞検出センサ35と指称するものとする。また、メイン制御基板60は、第1始動入賞検出センサ34または第2始動入賞検出センサ35からの検出信号が入力されると、前記払出制御基板75に制御信号を出力して、前記球払出装置74に所定数の賞球を払い出させるよう構成される。なお、球払出装置74から払い出される賞球数は、パチンコ球が入賞した始動口毎に予め設定されている。
(特別入賞装置40について)
前記特別入賞装置40は、図2に示すように、前記遊技盤20における枠状装飾体25の右下方位置の遊技領域20aに配置されている。この特別入賞装置40は、遊技領域20aに開口する特別入賞手段としての特別入賞口41を開閉自在に閉成する特別用開閉部材(開閉部材)43を備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図3参照)の駆動に伴って特別用開閉部材43が閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞装置40には、前記特別入賞口41に入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ44(図3参照)が設けられている。特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出すると、検出信号をメイン制御基板60に出力し、該メイン制御基板60は、特別入賞検出センサ44からの球検出信号の入力を賞球の払出条件として前記払出制御基板75に制御信号を出力して前記球払出装置74に予め設定された数(実施例1では15個)の賞球を払い出させるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記第1および第2始動入賞口30,31へのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞口41を開放する大当り遊技が付与される場合に、当りの種類に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板60によって駆動制御される。
(普通入賞装置45について)
前記普通入賞装置45に設けられる普通入賞口46は、図2に示すように、前記遊技盤20の遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされており、該遊技領域20aを流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞し得るよう構成されている。また、前記普通入賞装置45には、該普通入賞口46に入賞したパチンコ球を検出する普通入賞検出手段としての普通入賞検出センサ47(図3参照)が設けられている。
ここで、実施例1では、図2に示すように、前記遊技領域20aの第1球流下経路に、所定数(実施例1では3つ)の普通入賞口46が設けられた普通入賞装置45が配設されると共に、前記遊技領域20aの第2球流下経路に、所定数(実施例1では1つ)の普通入賞口46が設けられた普通入賞装置45が設けられている。また、普通入賞検出センサ47が左右の普通入賞装置45,45毎に設けられており、各普通入賞検出センサ47は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、普通入賞検出センサ47からの検出信号がメイン制御基板60に入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御基板60が賞球の払い出しを決定するようになっている。
(ゲート部材48について)
図2に示すように、前記枠状装飾体25の右側には、遊技領域20aの第2球流下経路を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部材48が設けられている。前記ゲート部材48にはゲートセンサ49(図3参照)が配設されており、該ゲート部材48を通過するパチンコ球をゲートセンサ49で検出するよう構成されている。前記ゲートセンサ49は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該ゲートセンサ49からメイン制御基板60への球検出信号の入力(すなわちゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部材48のパチンコ球の通過)に伴って各種通過検出情報(普図当り判定用乱数等の乱数情報)が取得され、この取得した情報に基づいて普図当り抽選(普図当り判定)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて始動用開閉部材33が開閉動作するようになっている。
(パチンコ機の制御構成について)
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例1のパチンコ機10には、図3に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御する制御手段としてのメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御する制御手段としてのサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
また、実施例1のパチンコ機10には、サブ制御基板として、遊技演出を全体的に制御する演出制御基板65と、図柄表示装置17での表示内容を制御する表示制御基板70と、パチンコ機10が備える各種発光演出手段(ランプ装置18等)の発光制御を行うランプ制御基板72と、パチンコ機10が備えるスピーカ19の音出力制御を行う音制御基板73とを備えている。すなわち、メイン制御基板60が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて、前記演出制御基板65が表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73を制御するよう構成されており、パチンコ機10で実行される各種遊技演出(図柄変動演出や発光演出、音声演出)を統括的にコントロールし得るようになっている。ここで、表示制御基板70は、演出制御基板65から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、図柄表示装置17に表示される図柄(飾図)や背景画像等の図柄変動演出(図柄組合せ演出)の表示内容を制御するよう構成される。また、ランプ制御基板72は、演出制御基板65から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、パチンコ機10が備える各種発光演出手段の点灯・消灯のタイミングや、発光強度等を制御するものである。そして、音制御基板73は、演出制御基板65から出力された制御信号(制御コマンド)に基づき、パチンコ機10が備える各種スピーカ19からの音声出力のタイミングや出力内容等を制御する。
(メイン制御基板60について)
前記メイン制御基板60には、制御処理を実行するメイン制御CPU、該メイン制御CPUが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM、当該メイン制御CPUの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM等が備えられている。そして、前記第1始動入賞検出センサ34、第2始動入賞検出センサ35、特別入賞検出センサ44、普通入賞検出センサ47、ゲートセンサ49が前記メイン制御基板60に接続されている。また、メイン制御基板60には、前記第2始動入賞口31を開閉する始動用開閉部材33に連繋する始動入賞ソレノイド32および特別入賞口41を開閉する特別用開閉部材43に連繋する特別入賞ソレノイド42が接続されており、該メイン制御基板60での制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42を駆動させることで、対応する開閉部材33,43が開閉するようになっている。そして、メイン制御基板60は、大当り遊技の種類に応じた開閉態様で特別開閉部材43が開閉するよう前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成されると共に、前記普図当り抽選に当選した場合には予め定められた開閉態様で始動用開閉部材33が開閉するよう前記始動入賞ソレノイド32を駆動制御するよう構成される。
前記メイン制御基板60は、前記第1および第2始動入賞口30,31へパチンコ球が入賞したこと(より具体的には第1および第2始動入賞検出センサ34,35がパチンコ球を検出したこと)を契機として入賞情報としての各種乱数を取得するよう設定されている。そして、メイン制御基板60は、取得した入賞情報に基づいて特図当り抽選(大当り判定)を行い、該特図当り抽選に当選した場合は、遊技者に与える価値が異なる複数種類の大当り遊技の中から1つの大当り遊技が決定され、その決定された大当り遊技が付与されるよう構成される。また、メイン制御基板60は、前記ゲート部材48をパチンコ球が通過したこと(より具体的にはゲートセンサ49がパチンコ球を検出したこと)を契機として通過検出情報としての各種乱数を取得するよう設定されている。そして、メイン制御基板60は、取得した入賞情報に基づいて普図当り抽選(普図当り判定)を行い、該普図当り抽選に当選した場合は、普図当り遊技を付与するよう構成される。
(演出制御基板について)
前記演出制御基板65には、制御処理を実行する演出制御CPU、該演出制御CPUが実行する制御プログラムを記憶する演出制御ROM、当該演出制御CPUの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能な演出制御RAM等が備えられている。演出制御基板65の演出制御ROMには、表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73を統括的に制御するための演出制御プログラムや図柄変動演出において実行する具体的な演出内容を特定する演出パターン等が記憶されている。
(表示制御基板70について)
前記表示制御基板70には、制御処理を実行する表示制御CPU、該表示制御CPUが実行する制御プログラムを記憶する表示制御ROM、当該表示制御CPUの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能な表示制御RAM等が備えられている。また、表示制御基板70には、図柄表示装置17が接続されている。表示制御基板70の表示制御ROMには、図柄表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムや各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。
(払出制御基板75について)
前記払出制御基板75には、前記球払出装置74が接続されている。また、払出制御基板75には、外部端子板76が接続されていると共に、該外部端子板76に設けられた出力端子にホールコンピュータHCが接続されるようになっている。そして、メイン制御基板60は、払出制御基板75および外部端子板76の出力端子を介してホールコンピュータHCに対して、パチンコ機10の動作状態やエラー情報等の各種の遊技情報を出力可能に構成されている。
(電源基板77について)
前記パチンコ機10には、遊技場の外部電源(例えば、AC24V)に差込みプラグ(図示せず)を介して接続されて、該外部電源から供給される電源電圧から各種の電気部品に必要となる電圧を生成して、パチンコ機10を構成する各種電気部品に供給する電源基板77が配設されている。この電源基板77には、図3に示す如く、パチンコ機10に供給される電源のON−OFFを切り替える電源スイッチ78が設けられている。また、電源基板77には、遊技場の外部電源(AC24V)をパチンコ機10の各種電気部品へ供給される電圧(例えば、DC30V等)に変換処理する電源回路(電源手段)79が設けられている。電源スイッチ78は、第1電源ラインL1および第2電源ラインL2を介して電源回路79に接続されており、該電源スイッチ78のON操作によって外部電源からの電源電圧が電源回路79に供給されるよう構成される。前記電源回路79には、各制御基板60,65,70,75が接続されており、該電源回路79は、外部電源から供給される電源電圧を各制御基板60,65,70,75に対応する供給すベき所定の電圧に変換処理し、変換後の電圧を対応する制御基板60,65,70,75に供給するよう構成される。なお、電源回路79から各制御基板60,65,70,75に供給された電圧が、各制御基板60,65,70,75に配線接続される各種の電気機器に供給される。実施例1では、電源回路79に接続する制御基板60,65,70,75および該制御基板60,65,70,75に配線接続される電気機器を総称して電気部品と指称する。
(過電圧保護回路80について)
前記電源基板77には、前記電源回路79と電源スイッチ78との間に接続する過電圧保護回路(保護回路)80が設けられている。この過電圧保護回路80は、パチンコ機10が備える電気部品が損傷するおそれのある過電圧が印加されたときに、該過電圧を検知して過電圧が電源回路79に供給されるのを遮断するものである。実施例1では、電源回路79と電源スイッチ78との間にヒューズFが接続されており、該ヒューズFと電源回路79との間に前記過電圧保護回路80が接続されている。すなわち、ヒューズFは、電源スイッチ78と過電圧保護回路80と間に接続されて、外部電源からの電源電圧は、ヒューズFを介して過電圧保護回路80に供給(印加)される。
ここで、実施例1のパチンコ機10では、電気部品の定格電圧としてAC40Vが設定される一方で、電源基板77における定格電圧としてAC125Vが設定されている。そして、前記ヒューズFは、該ヒューズFに設定される定格電圧以上の電圧が印加されて所定時間に亘って対応する値の電流が流れることで溶断して電源回路79を外部電源から切り離す保護素子であって、実施例1のヒューズFの定格電圧はAC125Vに設定される。具体的には、ヒューズFに電源基板77の定格電圧であるAC125V以上の電圧が印加されて、該ヒューズFに15A以上の電流が流れることで溶断するよう設定されている。すなわち、実施例1では、ヒューズFおよび過電圧保護回路80によって、電源回路79(電気部品)が二重に保護されている。実施例1の過電圧保護回路80について、以後第1過電圧保護回路80と指称する。また、実施例1では、前記電源スイッチ78が電源入力部であり、該電源スイッチ78と電源回路79とが電源ラインL1,L2で接続する出力端子90,90が電源出力部であり、第1過電圧保護回路80は、電源入力部である電源スイッチ78と、電源出力部である出力端子90,90との間に接続されている。言い替えると、第1過電圧保護回路80は、電源スイッチ78と制御基板60,65,70,75等の電気部品との間に接続されている。また、実施例1では、電源基板77の定格電圧が第2の定格電圧(AC125V)であって、該第2の定格電圧がヒューズFに印加されることで該ヒューズFが溶断に至るようになっている。なお、前記電気部品、電源基板77およびヒューズFに設定される各定格電圧の具体的な数値は一例であって、任意に設定することができる。
前記第1過電圧保護回路80は、当該第1過電圧保護回路80に印加された電源電圧が所定の電圧(以下、閾値電圧という)以上であるか否かを判定する。この閾値電圧は、各種電気部品が故障しない電圧値(電気部品の定格電圧より低い値であって、具体的にはAC32V)に設定されている。また、閾値電圧は、前記ヒューズFが溶断する第2の定格電圧(以後、溶断電圧という場合があり、具体的には前記AC125V)より低く、ヒューズFが溶断する前に第1過電圧保護回路80によって過電圧が電源回路79に供給されるのを遮断するよう構成されている。ここで、電源回路79に閾値電圧以上の電源電圧が供給されるのは、差込みプラグを、例えばAC100Vの外部電源に誤って接続した状態で、前記電源スイッチ78をON操作してしまった場合が挙げられる。
次に、図4を参照して第1過電圧保護回路80の具体的構成について説明する。前記電源スイッチ78と電源回路79とを接続する第1電源ラインL1に、前記ヒューズFと直列にリレー接点81が直列に接続されている。このリレー接点81は、第1過電圧保護回路80が備えるリレーコイル82の非通電、通電に応じて第1電源ラインL1を開閉する接点であって、前記電源スイッチ78がAC24Vの外部電源に接続された状態では、第1過電圧保護回路80の機能によるリレーコイル82の通電によって第1電源ラインL1を閉状態として前記閾値電圧より低い電圧が電源回路79に供給されるのを許容し、電源スイッチ78が閾値電圧より高い外部電源(AC100V)に接続された状態では、第1過電圧保護回路80の機能によるリレーコイル82の非通電によって第1電源ラインL1を開状態として過電圧が電源回路79に供給されるのを阻止するよう構成される。
図4に示す如く、前記第1電源ラインL1におけるヒューズFとリレー接点81との間の接続点aと、電源スイッチ78および電源回路79を接続する第2電源ラインL2との接続点bとの間に、第1ダイオードD1および第2ダイオードD2が直列に接続されている。第1ダイオードD1および第2ダイオードD2は、アノード同士が接続されて、両ダイオードD1,D2のカソード側からアノード側への電流の逆流を防止している。また、前記接続点aと接続点bとの間に、第1ダイオードD1および第2ダイオードD2と並列に第3ダイオードD3および第4ダイオードD4が接続されている。第3ダイオードD3および第4ダイオードD4はカソード同士が接続されて、両ダイオードD3,D4のカソード側からアノード側への電流の逆流を防止している。前記第3ダイオードD3と第4ダイオードD4との間の接続点cが、第1抵抗R1および第2抵抗R2を介して電圧監視回路83の入力端子Vinに接続されている。この電圧監視回路83は、入力端子Vinに前記閾値電圧未満の電圧が印加された状態では、出力端子Voutはグランド電位となって該出力端子Voutからは電圧は出力されず、入力端子Vinに閾値電圧以上の電圧が印加された場合に、出力端子Voutから入力端子Vinに印加された電圧(閾値電圧以上の電圧)がそのまま出力されるよう構成される。そして、実施例1では、電圧監視回路83の入力端子Vinに閾値電圧以上の電圧が印加された場合(出力端子Voutから閾値電圧以上の電圧が出力された場合)に、前記リレーコイル82が非通電となってリレー接点81を開状態として、過電圧が電源回路79に供給されるのを遮断するよう構成されている。
前記電圧監視回路83の出力端子Voutが、スイッチング素子としての第1トランジスタFET1のゲートに接続されている。また、前記第1抵抗R1および第2抵抗R2の間の接続点dと、スイッチング素子としての第2トランジスタFET2のゲートとが第3抵抗R3を介して接続されると共に、第1トランジスタFET1のドレインが、第4抵抗R4を介して第2トランジスタFET2のゲートに接続されている。第1および第2トランジスタFET1,FET2として、電界効果型トランジスタが用いられている。第1および第2トランジスタFET1,FET2は、ゲートに電圧が印加されていない状態でドレインとソースとが非導通となって電流が流れず、ゲートに電圧が印加された状態でドレインとソースとが導通して電流が流れるよう構成されており、該ドレインとソースとが導通した状態をON状態、ドレインとソースとが導通していない状態をOFF状態と指称する場合がある。また、第1および第2トランジスタFET1,FET2を介して電流が流れる状態をON状態、第1および第2トランジスタFET1,FET2を介して電流が流れない状態をOFF状態という場合もある。
前記接続点dおよび第3抵抗R3の間の接続点eと、第2トランジスタFET2のドレインとの間に、第5抵抗R5に直列に接続された前記リレーコイル82が接続されている。また、接続点eと第2トランジスタFET2のドレインとの間に、リレーコイル82と並列に第1ツェナーダイオードZD1が接続されている。第1ツェナーダイオードZD1は、アノードが第2トランジスタFET2のドレインに接続されると共に、カソードが第5抵抗R5に接続されている。
前記第2トランジスタFET2のソースが、前記第1ダイオードD1と第2ダイオードD2との間の接続点fに、第6抵抗R6を介して接続されている。また、接続点fと第6抵抗R6との間の接続点gと前記接続点dとの間に、第1コンデンサC1が接続されている。また、前記第2抵抗R2と電圧監視回路83の入力端子Vinとの間のラインと、接続点gと第6抵抗R6との間のラインに、前記第1コンデンサC1と並列の関係で第7抵抗R7、第2ツェナーダイオードZD2および第2コンデンサC2が接続されている。なお、第2ツェナーダイオードZD2は、アノードが第6抵抗R6に接続されると共にカソードが電圧監視回路83の入力端子Vinに接続されている。また、電圧監視回路83のグランド端子GNDが、第2コンデンサC2と第6抵抗R6との間に接続されている。
前記第1トランジスタEFT1のソースが、前記接続点gと第6抵抗R6との間の接続点hに接続される。また、前記第4抵抗R4と第2トランジスタEFT2のゲートとの間のラインと、前記接続点hと第6抵抗R6との間のラインとの間に、第3コンデンサC3、第3ツェナーダイオードZD3が、前記第6抵抗R6と並列に接続されている。なお、第3ツェナーダイオードZD3は、アノードが第6抵抗R6に接続されると共にカソードが第2トランジスタEFT2のゲートに接続されている。また、電圧監視回路83の出力端子Voutと第1トランジスタEFT1のゲートとの間のラインと、前記接続点gと接続点hとの間のラインに、第4コンデンサC4が接続されている。そして、第4コンデンサC4における接続点gと接続点hとの間のライン側に、電圧監視回路83のサブ端子SUBが接続されている。
前記電圧監視回路83の出力端子Voutと第1トランジスタEFT1のゲートとの間の接続点iと、前記接続点gおよび接続点hの間の接続点jとの間に、第8抵抗R8と報知手段としての第1発光ダイオードLED1とが直列に接続されている。この第1発光ダイオードLED1は、電圧監視回路83の出力端子Voutから閾値電圧以上の電圧が出力された場合に点灯するよう構成されて、第1過電圧保護回路80に閾値電圧より高い過電圧が印加されたこと(差込みプラグが閾値電圧より高い外部電源に接続されていること)を報知し得るようになっている。具体的に、実施例1では、第1発光ダイオードLED1は、閾値電圧(AC32V)より高く、前記第2の定格電圧(AC120V)より低い特定電圧(例えば、AC100V)が印加されることで点灯するように設定されている。
ここで、前記第1過電圧保護回路80を構成するダイオードD1〜D4、ツェナーダイオードZD1〜ZD3、抵抗R1〜R8、コンデンサC1〜C4の各素子の特性(降伏電圧、抵抗値、容量等)は、電圧監視回路83に印加される電源電圧が閾値電圧未満の場合には、前記第2トランジスタEFT2のゲートに、該第2トランジスタEFT2をON状態とするゲート電圧が印加され、電圧監視回路83に印加される電源電圧が閾値電圧以上の場合には、前記第1トランジスタEFT1のゲートに閾値電圧が印加されて該第1トランジスタEFT1がON状態となることで第2トランジスタEFT2のゲートに電圧が印加されなくなるよう設定されている。すなわち、第1過電圧保護回路80は、電圧監視回路83に印加される電源電圧が閾値電圧未満の場合には、リレー接点81を閉状態として電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を許容し、電圧監視回路83に印加される電源電圧が閾値電圧以上の場合には、リレー接点81を開状態として電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を遮断するように、各素子の特性が設定されている。また、実施例1では、電圧監視回路83、第1および第2トランジスタEFT1,EFT2、リレー接点81、リレーコイル82から、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段が構成される。
(実施例1の作用)
次に、実施例1に係るパチンコ機10の作用について説明する。
(パチンコ機10が閾値電圧未満の外部電源に接続された場合)
パチンコ機10がAC24Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1、第3抵抗R3を介して第2トランジスタEFT2のゲートに電圧が印加され、該第2トランジスタEFT2がON状態となることで、前記リレーコイル82に通電されてリレー接点81が閉状態となり、電源ラインL1,L2を介して電源回路79にAC24Vの電源電圧が供給される。また、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1および第2抵抗R2を介して前記電圧監視回路83の入力端子Vinに電圧が印加される。このとき、電圧監視回路83の入力端子Vinに印加さける電圧は前記閾値電圧未満であるので、出力端子Voutからは電圧は出力されず、前記第1トランジスタEFT1のゲートには電圧は印加されない。すなわち、第1トランジスタEFT1はOFF状態を維持する。これにより、ON状態の第2トランジスタEFT2によってリレーコイル82は通電状態を維持し、電源回路79に閾値電圧未満の電圧(AC24V)が供給される。また、電圧監視回路83の出力端子Voutから電圧が出力されないので、前記第1発光ダイオードLED1に電流は流れず、該第1発光ダイオードLED1は点灯しない。
(パチンコ機10が閾値電圧より高い外部電源に接続された場合)
次に、パチンコ機10が、閾値電圧より高い例えばAC100Vの外部電源に誤って接続された場合について説明する。パチンコ機10がAC100Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1および第2抵抗R2を介して電圧監視回路83の入力端子Vinに電圧が印加される。電圧監視回路83の入力端子Vinに印加される電圧が閾値電圧に達すると、出力端子Voutから閾値電圧が出力される。すなわち、前記第1トランジスタEFT1のゲートに閾値電圧が印加されることで、該第1トランジスタEFT1はON状態となってドレイン−ソース間が導通状態となる。これにより、ヒューズF、第3ダイオードD3、第1抵抗R1および第3抵抗R3を流れる電流が第4抵抗R4を介して第1トランジスタEFT1に流れるようになり、第2トランジスタEFT2のゲートに電圧が印加されなくなる。従って、前記リレーコイル82が非通電となってリレー接点81が開状態となり、電源回路79(電気部品)への電源電圧の供給は遮断される。また、電圧監視回路83の出力端子Voutから出力される電圧が特定電圧に達すると、前記第1発光ダイオードLED1に通電され、該第1発光ダイオードLED1の点灯によって、電圧監視回路83に特定電圧が印加されたこと、すなわちパチンコ機10が閾値電圧より高い外部電源に接続されたことが報知される。
実施例1のパチンコ機10では、第1過電圧保護回路80を備えることで、電源回路79に過大な電源電圧が印加されるのを防止することができる。すなわち、電圧監視回路83に印加される電圧が閾値電圧以上となった場合には電源スイッチ78と電源回路79との間が非導通状態となるので、閾値電圧より高い電源に電源基板77を接続してしまった場合においても、電気部品に異常電圧が供給されて破損してしまうのを防止することができる。また、実施例1では、前記閾値電圧をヒューズFの溶断電圧より低く設定しているので、ヒューズFに溶断電圧が印加されて該ヒューズFが溶断されてしまうことはない。すなわち、閾値電圧より高い外部電源に接続した状態で電源スイッチ78をON操作してしまった場合においても、差込みプラグを閾値電圧より低い外部電源に接続し直すだけで、直ちに正常な動作状態に復帰することができる。言い替えると、ヒューズFを交換したり、電源回路79および該電源回路79から電圧が供給される各種電気部品の点検のための時間を省くことができ、正常な動作状態に短時間で復帰させ得る。また、過電圧が印加される毎にヒューズFの交換を必要としないので、コストを低廉に抑えることができる。
また、実施例1のパチンコ機10では、電源スイッチ78と第1過電圧保護回路80との間に、二重の安全対策としてヒューズFを設けているので、第1過電圧保護回路80を構成する電圧監視回路83等が故障したとしても、電源回路79に電気部品が故障等するような過電圧が長時間に亘って供給されるのを防ぐことができ、安全性に優れている。
そして、電圧監視回路83に閾値電圧が印加されたことによって電源回路79に電圧が供給されなくなったこと(パチンコ機10が閾値電圧より高い外部電源に接続されたこと)を第1発光ダイオードLED1の点灯によって報知するので、異常事態に早期に対応できる。
ここで、実施例1のパチンコ機10では、前記電源スイッチ78と第1過電圧保護回路80との間に、二重の安全対策としてヒューズFを接続するようにしたが、第1過電圧保護回路80を備えることで、ヒューズFを省略しても電源回路79(電気部品)に過電圧が供給されるのを未然に防止することができる。従って、ヒューズFを省略する構成とすれば、回路構成を簡略化してコストを低減することが可能となる。
次に、実施例2のパチンコ機について説明する。なお、実施例2のパチンコ機については、前述した実施例1のパチンコ機10と異なる部分についてのみ説明し、既出の同一または同種の部材には同じ符号を付すものとする。
実施例1のパチンコ機10では、第1過電圧保護回路80に1つの電圧監視回路83を設けたが、実施例2では過電圧保護回路84に2つの電圧監視回路85,86を設けている。なお、実施例2の過電圧保護回路84について第2過電圧保護回路84と指称すると共に、2つの電圧監視回路85,86については第1電圧監視回路85および第2電圧監視回路86と指称するものとする。
(第2過電圧保護回路84について)
前記電源基板77に設けられる第2過電圧保護回路(保護回路)84は、実施例1と同様に、ヒューズFと電源回路79(電気部品)との間に接続される。第2過電圧保護回路84では、第1電圧監視回路85によって、当該第2過電圧保護回路84に印加された電源電圧がパチンコ機が正常に動作可能な電圧(以下、第1閾値電圧という)以上であるか否かを判定し、第2電圧監視回路86によって、当該第2過電圧保護回路84に印加された電源電圧が所定の電圧(以下、第2閾値電圧という)以上であるか否かを判定する。前記第1閾値電圧は、電源回路79によって各電気部品が正常に動作可能な電圧値(例えばAC12.45V/DC16.1V)に設定され、第2閾値電圧は、電源回路79や各種電気部品が故障しない電圧値(例えばAC29.46V/DC40.25V)に設定されている。また、第2閾値電圧は、前記ヒューズFが溶断するに至る溶断電圧(AC125V、第2の定格電圧)より低く、ヒューズFが溶断する前に第2過電圧保護回路84によって過電圧が電源回路79に供給されるのを遮断するよう構成されている。なお、実施例2においても、前記電源スイッチ78が電源入力部であり、該電源スイッチ78と電源回路79とが電源ラインL1,L2で接続する出力端子90,90が電源出力部であり、第2過電圧保護回路84は、電源入力部である電源スイッチ78と、電源出力部である出力端子90,90との間に接続されている。言い替えると、第2過電圧保護回路84は、電源スイッチ78と制御基板60,65,70,75等の電気部品との間に接続されている。
次に、図5を参照して第2過電圧保護回路84の具体的構成について説明する。前記電源スイッチ78と電源回路79とを接続する第1電源ラインL1に、前記ヒューズFと直列にリレー接点81が直列に接続されている。リレー接点81は、第2過電圧保護回路84が備えるリレーコイル82によって第1電源ラインL1を開閉する接点であって、前記電源スイッチ78がAC24Vの外部電源に接続された状態では第2過電圧保護回路84の機能によるリレーコイル82の通電によって第1電源ラインL1を閉状態として第1閾値電圧と第2閾値電圧との間の値の電圧(以後、正常電圧という場合がある)が電源回路79(電気部品)に供給されるのを許容し、電源スイッチ78が第2閾値電圧(正常電圧)より高い外部電源に接続された状態では第2過電圧保護回路84の機能によるリレーコイル82の非通電によって第1電源ラインL1を開状態として過電圧が電源回路79(電気部品)に供給されるのを阻止するよう構成される。
前記第1電源ラインL1におけるヒューズFとリレー接点81との間の接続点2aと、電源スイッチ78と電源回路79とを接続する電源ラインL2との接続点2bとの間に、第10ダイオードD10および第11ダイオードD11が直列に接続されている。第10ダイオードD10および第11ダイオードD11は、アノード同士が接続されて、両ダイオードD10,D11のカソード側からアノード側への電流の逆流を防止している。また、前記接続点2aと接続点2bとの間に、第10ダイオードD10および第11ダイオードD11と並列に第12ダイオードD12および第13ダイオードD13が接続されている。この第12ダイオードD12および第13ダイオードD13は、カソード同士が接続されて、両ダイオードD12,D13のカソード側からアノード側への電流の逆流を防止している。なお、第10ダイオードD10と第11ダイオードD11との間のラインは接地されている。
前記第12ダイオードD12および第13ダイオードD13の間の接続点2cと、後述する第4トランジスタEFT4のドレインとの間に、第10抵抗R10、第11抵抗R11、リレーコイル82および第12抵抗R12が直列に接続される。また、第11抵抗R11と第12抵抗R12との間に、第10ツェナーダイオードZD10がリレーコイル82と並列に接続される。この第10ツェナーダイオードZD10は、アノードが第12抵抗R12に接続されると共にカソードが第11抵抗R11に接続されている。また、第10抵抗R10と第11抵抗R11との間の接続点2dに、正極の電源が接続されている。なお、第10抵抗R10と接続点2dとの間が、第10コンデンサC10を介して接地されている。
前記第1電圧監視回路85の入力端子Vinおよび第2電圧監視回路86の入力端子Vinに、第13抵抗R13を介して正極の電源が接続されている。第1電圧監視回路85は、入力端子Vinに前記第1閾値電圧(AC12.45V/DC16.1V)未満の電圧が印加された状態では、出力端子Voutはグランド電位となって該出力端子Voutからは電圧は出力されず、入力端子Vinに第1閾値電圧以上の電圧が印加された状態では、出力端子Voutから入力端子Vinに印加された電圧(第1閾値電圧以上の電圧)がそのまま出力されるよう構成される。そして、実施例2では、第1電圧監視回路85の入力端子Vinに第1閾値電圧以上の電圧が印加された場合(出力端子Voutから第1閾値電圧以上の電圧が出力された場合)に、前記リレーコイル82に通電してリレー接点81を閉状態とするよう構成されている。また、第2電圧監視回路86は、入力端子Vinに前記第2閾値電圧(AC29.46V/DC40.25V)未満の電圧が印加された状態では、出力端子Voutはグランド電位となって該出力端子Voutからは電圧は出力されず、入力端子Vinに第2閾値電圧以上の電圧が印加された状態では、出力端子Voutから入力端子Vinに印加された電圧(第2閾値電圧以上の電圧)がそのまま出力されるよう構成される。そして、実施例2では、第2電圧監視回路86の入力端子Vinに第2閾値電圧以上の電圧が印加された場合(出力端子Voutから第2閾値電圧以上の電圧が出力された場合)に、前記リレーコイル82が非通電となってリレー接点81を開状態とするよう構成されている。すなわち、実施例2のパチンコ機では、第1および第2電圧監視回路85,86に、第1閾値電圧と第2閾値電圧との間の正常電圧が印加されている場合に、リレー接点81が閉状態となって電源回路79への電源電圧の供給を許容し、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合に、リレー接点81が開状態となって電源回路79への電源電圧の供給を遮断するようになっている。前記正常電圧は、パチンコ機の電気部品が正常に動作可能な電源電圧を電源回路79が生成可能な範囲の電圧である。
前記第13抵抗R13は、第14抵抗R14を介して接地されている。また、第13抵抗R13に、第14抵抗R14と並列に第11ツェナーダイオードZD11および第11コンデンサC11が接続されると共に、該第11ツェナーダイオードZD11および第11コンデンサC11は接地されている。なお、第11ツェナーダイオードZD11は、カソードが第13抵抗R13に接続されると共に、アノードが接地されている。また、第1および第2電圧監視回路85,86のグランド端子GND,GNDは、夫々接地されている。
前記第1電圧監視回路85の出力端子Voutが、スイッチング素子としての第3トランジスタEFT3のソースに接続されている。この第3トランジスタEFT3のドレインが、第14ダイオードD14および第12ツェナーダイオードZD12を介して第4トランジスタEFT4のゲートに接続されている。なお、第3トランジスタEFT3のドレインが第14ダイオードD14のカソードに接続され、該第14ダイオードD14のアノードが第12ツェナーダイオードZD12のカソードに接続され、該第12ツェナーダイオードZD12のアノードがスイッチング素子としての第4トランジスタEFT4のゲートに接続されている。第3および第4トランジスタFET3,FET4として、電界効果型トランジスタが用いられている。第3および第4トランジスタFET3,FET4は、ゲートに電圧が印加されていない状態でドレインとソースとが非導通となって電流が流れず、ゲートに電圧が印加された状態でドレインとソースとが導通して電流が流れるよう構成されており、該ドレインとソースとが導通した状態をON状態、ドレインとソースとが導通していない状態をOFF状態と指称する場合がある。
前記第3トランジスタFET3のゲートは、第14ダイオードD14と第12ツェナーダイオードZD12との間の接続点2eに、第15抵抗R15および第16抵抗R16を介して接続されている。また、第3トランジスタFET3のゲートには、並列に接続された第13ツェナーダイオードZD13と第12コンデンサC12とが接続されると共に、該第13ツェナーダイオードZD13および第12コンデンサC12は接地されている。なお、第13ツェナーダイオードZD13は、カソードが第3トランジスタFET3のゲートおよび第15抵抗R15に接続されると共に、アノードが接地されている。また、前記接続点2eと第12ツェナーダイオードZD12との間のラインが、第13コンデンサC13を介して接地されると共に、第12ツェナーダイオードZD12と第4トランジスタFET4のゲートとの間のラインが、第17抵抗R17を介して接地されている。
前記第15抵抗R15と第16抵抗R16との間の接続点2fと前記接続点2dとが、第14ツェナーダイオードZD14を介して接続されている。この第14ツェナーダイオードZD14は、アノードが接続点2fに接続されると共に、カソードが接続点2dに接続されている。また、第14ツェナーダイオードZD14と接続点2fとの間の接続点2gと、前記第1電圧監視回路85の出力端子Voutと第3トランジスタFET3のソースとの間の接続点2hとが、第18抵抗R18を介して接続されている。なお、接続点2hは、第14コンデンサC14を介して接地されている。また、接続点2hと第3トランジスタFET3のソースとの間のラインに、第15ツェナーダイオードZD15が第14コンデンサC14と並列に接続されている。この第15ツェナーダイオードZD15は、接続点2hと第3トランジスタFET3のソースとの間のラインにカソードが接続されると共に、アノードが接地されている。
前記第2電圧監視回路86の出力端子Voutが、スイッチング素子としての第5トランジスタFET5のゲートに第15ダイオードD15を介して接続されている。この第15ダイオードD15は、アノードが第2電圧監視回路86の出力端子Voutに接続されると共に、カソードが第5トランジスタFET5のゲートに接続されている。また、第2電圧監視回路86の出力端子Voutと第15ダイオードD15との間の接続点2iと、第15ダイオードD15と第5トランジスタFET5のゲートとの間の接続点2jとの間に、第19抵抗R19が第15ダイオードD15と並列に接続されている。そして、接続点2iが、前記接続点2gと第18抵抗R18との間の接続点2kに第20抵抗R20を介して接続されている。
前記第5トランジスタFET5のドレインと前記接続点2fとの間に、第21抵抗R21と報知手段としての第2発光ダイオードLED2とが直列に接続されている。この第2発光ダイオードLED2は、第2電圧監視回路86の出力端子Voutから第2閾値電圧以上の電圧が出力された場合に点灯するよう構成されて、第2過電圧保護回路84に正常電圧より高い過電圧が印加されたこと(差込みプラグが正常電圧より高い外部電源に接続されていること)を報知し得るようになっている。具体的に、第2発光ダイオードLED2は、第2閾値電圧(AC29.4V)より高く、前記第2の定格電圧(AC125V)より低い特定電圧(例えば、AC100V)が印加されることで点灯するように設定されている。なお、接続点2fと第2発光ダイオードLED2との間には、第22抵抗R22が第21抵抗R21と並列に接続されている。また、第5トランジスタFET5のソースは接地されている。
前記接続点2jと第19抵抗R19との間の接続点2lが、スイッチング素子としての第6トランジスタFET6のゲートに接続されている。この第6トランジスタFET6のドレインは、前記接続点2eに接続されると共に、ソースは接地されている。また、前記接続点2lと第6トランジスタFET6のゲートとの間のラインには、第15コンデンサC15および第16ツェナーダイオードZD16が並列に接続されると共に、該第15コンデンサC15および第16ツェナーダイオードZD16は接地されている。なお、第16ツェナーダイオードZD16は、カソードが接続点2lと第6トランジスタFET6のゲートとの間のラインに接続されると共に、アノードが接地されている。前記第5および第6トランジスタFET5,FET6として、電界効果型トランジスタが用いられている。第5および第6トランジスタFET5,FET6は、ゲートに電圧が印加されていない状態でドレインとソースとが非導通となって電流が流れず、ゲートに電圧が印加された状態でドレインとソースとが導通して電流が流れるよう構成されており、該ドレインとソースとが導通した状態をON状態、ドレインとソースとが導通していない状態をOFF状態と指称する場合がある。
ここで、第2過電圧保護回路84を構成するダイオードD10〜D15、ツェナーダイオードZD10〜ZD16、抵抗R10〜R22、コンデンサC10〜C15の各素子の特性(降伏電圧、抵抗値、容量等)は、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には、前記第4トランジスタEFT4のゲートに、該第4トランジスタEFT4をON状態とするゲート電圧が印加されないようにし、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧と第2閾値電圧との間の場合(正常電圧の場合)には、前記第3トランジスタEFT1を介して第4トランジスタEFT4のゲートに、ゲート電圧が印加されて該第4トランジスタEFT4がON状態となり、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合には、第6トランジスタEFT6のゲートに第2閾値電圧が印加されて該第6トランジスタEFT6がON状態となることで第4トランジスタEFT4のゲートに電圧が印加されなくなるよう設定されている。すなわち、第2過電圧保護回路84は、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には、リレー接点81を開状態に維持して電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を遮断し、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧と第2閾値電圧との間の場合には、リレー接点81を閉状態として電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を許容し、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合には、リレー接点81を開状態として電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を遮断するように、各素子の特性が設定されている。また、実施例2では、第1電圧監視回路85、第3および第4トランジスタEFT3,EFT4、リレー接点81、リレーコイル82から、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替える第1保護手段が構成され、第2電圧監視回路86、第4トランジスタEFT4、第6トランジスタEFT6、リレー接点81、リレーコイル82から、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を非導通状態とする第2保護手段が構成される。
(実施例2の作用)
次に、実施例2に係るパチンコ機の作用について説明する。
(パチンコ機が正常電圧の外部電源に接続された場合)
パチンコ機10が正常電圧であるAC24Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、第13抵抗R13を介して電源電圧が第1電圧監視回路85の入力端子Vinに印加される。電源電圧が第1電圧監視回路85の第1閾値電圧(AC12.45V)未満の場合、該第1電圧監視回路85の出力端子Voutからは電圧は出力されず、第3トランジスタEFT3はOFF状態であり、第4トランジスタEFT4のゲートに電圧が印加されないので、該第4トランジスタEFT4はOFF状態を維持し、前記リレーコイル82には通電されず、前記リレー接点81は開状態を維持する。従って、電源電圧は電源回路79へは供給されない。また、第13抵抗R13を介して電源電圧が第2電圧監視回路86の入力端子Vinに印加されるが、該第2電圧監視回路86の第2閾値電圧は前記AC29.56Vに設定されているので、第2電圧監視回路86の出力端子Voutからは電圧は出力されず、第5トランジスタEFT5および第6トランジスタEFT6のゲートには電圧が印加されず、両トランジスタEFT5,EFT6はOFF状態を維持する。また、第3トランジスタEFT3および第5トランジスタEFT5は何れもOFF状態であるので、前記第2発光ダイオードLED2に電流は流れず、該第2発光ダイオードLED2は点灯しない。
前記第1電圧監視回路85の入力端子Vinに印加される電圧が、前記第1閾値電圧に達すると、該第1電圧監視回路85の出力端子Voutからは、入力端子Vinに印加された電圧が出力される。これにより、前記第3トランジスタEFT3のソースに電圧が印加されて該第3トランジスタEFT3がON状態となり、ソースに印加された電圧はゲートに接続する第15抵抗R15、第16抵抗R16および第12ツェナーダイオードZD12を介して第4トランジスタEFT4のゲートに印加される。これにより、該第4トランジスタEFT4はON状態となり、前記リレーコイル82に通電されて、前記リレー接点81が閉状態となり、電源ラインL1,L2を介して電源回路79にAC24Vの電源電圧が供給される。このとき、前記第2電圧監視回路86の入力端子Vinにも第1閾値電圧の電圧が印加されるが、該第2電圧監視回路86に設定されている第2閾値電圧未満の場合は、第2電圧監視回路86の出力端子Voutからは電圧は出力されず、前述したように第5および第6トランジスタEFT5,EFT6はOFF状態を維持する。また、第5トランジスタEFT5はOFF状態を維持しているので、前記第2発光ダイオードLED2に電流は流れず、該第2発光ダイオードLED2は点灯しない。
すなわち、差込みプラグが正常電圧(第2閾値電圧未満)であるAC24Vの外部電源に接続されていれば、第1電圧監視回路85によって、パチンコ機の電気部品が正常に動作可能な電源電圧を電源回路79が生成可能な正常範囲の電圧が電源回路79に供給される。従って、電気部品は正常に動作可能となる。言い替えると、電源回路79が各電気部品を正常に動作可能な電源電圧を生成し得る電圧となるまでは、外部電源から電源回路79への電源電圧の供給を規制することで、電気部品の正常な動作を保証することができる。
(パチンコ機が正常電圧(第2閾値電圧)より高い外部電源に接続された場合)
次に、パチンコ機が、正常電圧より高い例えばAC100Vの外部電源に誤って接続された場合について説明する。パチンコ機がAC100Vの外部電源に接続された状態で、前記電源スイッチ78をON操作すると、前記第13抵抗R13を介して電源電圧が第1および第2電圧監視回路85,86の入力端子Vin,Vinに印加される。第1電圧監視回路85の入力端子Vinに印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合および第1閾値電圧と第2閾値電圧との間である場合の作用は、前述した通りであるので説明を省略する。
前記第2電圧監視回路86の入力端子Vinに印加される電圧が第2閾値電圧となった場合は、出力端子Voutから第2閾値電圧が出力される。すなわち、前記第5および第6トランジスタEFT5,EFT6のゲートに第2閾値電圧が印加されることで、両トランジスタEFT5,EFT6は何れもON状態となってドレイン−ソース間が導通状態となる。そして、第6トランジスタEFT6がON状態となることで、前記第3トランジスタEFT3、第15抵抗R15および第16抵抗R16を流れる電流は第6トランジスタEFT6を介してグランドに流れるようになる。すなわち、第4トランジスタEFT4のゲートに電圧が印加されなくなり、前記リレーコイル82が非通電となってリレー接点81が開状態となり、電源回路79への電源電圧の供給が遮断される。また、第5トランジスタEFT5がON状態となり、第2発光ダイオードLED2に印加される電圧が特定電圧に達すると該第2発光ダイオードLED2に通電され、該第2発光ダイオードLED2の点灯によって、第2電圧監視回路86に特定電圧が印加されたこと、すなわちパチンコ機10が正常電圧(第2閾値電圧)より高い外部電源に接続されたことが報知される。
すなわち、実施例2のパチンコ機においても、第2電圧監視回路86に第2閾値電圧が印加された場合は、瞬時にリレー接点81が開放して過電圧が電源回路79に供給されるのは遮断されるから、電源回路79および該電源回路79から電圧が供給される電気部品が故障したり破損するのを確実に防ぐことができる。また、実施例2のパチンコ機からは、前記実施例1のパチンコ機10が奏する作用効果が得られる。
(別実施例について)
次に、別実施例に係る過電圧保護回路92について、図6を参照して説明する。別実施例の過電圧保護回路92は、前述した実施例2と同様に2つの電圧監視回路85,86を備えるものであって、実施例2の過電圧保護回路84と異なる部分についてのみ説明し、既出の同一または同種の部材には同じ符号を付すものとする。なお、別実施例の過電圧保護回路92について、以後第3過電圧保護回路92と指称するものとする。
前記第10抵抗R10と第11抵抗R11との間の接続点2dと第14ツェナーダイオードZD14と間に、第30ダイオードD30が接続されている。この第30ダイオードD30は、アノードが接続点2dに接続されると共にカソードが第14ツェナーダイオードZD14に接続されている。第30ダイオードD30と第14ツェナーダイオードZD14との間の接続点3aに、正極の電源が接続されている。また、接続点3aは、第30コンデンサC30を介して接地されている。
前記第11抵抗R11とリレーコイル82との間の接続点3bと第12抵抗R12との間に、リレーコイル82と並列に第31コンデンサC31が接続されている。また、前記接続点2dと第12抵抗R12との間に、前記第10ツェナーダイオードZD14と第30ツェナーダイオードZD30とが直列に接続されると共に、両ツェナーダイオードZD14,ZD30は、前記第11抵抗R11およびリレーコイル82に対して並列の関係になっている。
ここで、第3過電圧保護回路92を構成するダイオードD10〜D15,D30、ツェナーダイオードZD10〜ZD16,ZD30、抵抗R10〜R22、コンデンサC10〜C15,C30,C31の各素子の特性(降伏電圧、抵抗値、容量等)は、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には、前記第4トランジスタEFT4のゲートに、該第4トランジスタEFT4をON状態とするゲート電圧が印加されないようにし、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧と第2閾値電圧との間の場合(正常電圧の場合)には、前記第3トランジスタEFT3を介して第4トランジスタEFT4のゲートに、ゲート電圧が印加されて該第4トランジスタEFT4がON状態となり、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合には、第6トランジスタEFT6のゲートに第2閾値電圧が印加されて該第6トランジスタEFT6がON状態となることで第4トランジスタEFT4のゲートに電圧が印加されなくなるよう設定されている。すなわち、第3過電圧保護回路92は、前記第2過電圧保護回路84と同様に、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には、リレー接点81を開状態に維持して電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を遮断し、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第1閾値電圧と第2閾値電圧との間の場合には、リレー接点81を閉状態として電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を許容し、第1および第2電圧監視回路85,86に印加される電圧が第2閾値電圧以上となった場合には、リレー接点81を開状態として電源電圧の電源回路79(電気部品)への供給を遮断するように、各素子の特性が設定されている。また、別実施例では、第1電圧監視回路85、第3および第4トランジスタEFT3,EFT4、リレー接点81、リレーコイル82から、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替える第1保護手段が構成され、第2電圧監視回路86、第4トランジスタEFT4、第6トランジスタEFT6、リレー接点81、リレーコイル82から、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を非導通状態とする第2保護手段が構成される。
そして、別実施例の過電圧保護回路92を備えたパチンコ機からは、前記実施例2の過電圧保護回路84を備えたパチンコ機が奏する作用効果が得られる。
(変更例)
なお、遊技機としては、前述したものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 各実施例では、スイッチング素子として電界効果型トランジスタを用いた場合で説明したが、該スイッチング素子としては、電圧監視回路に印加される電圧に応じてON状態とOFF状態とが切り替えられる各種形式の素子を用いることができる。
(2) 各実施例において挙げた閾値電圧の値は一例であって、各閾値電圧の目的に応じた適正範囲内において任意に設定することができる。
(3) 各実施例では、報知手段として発光ダイオード等の発光手段を挙げたが、ブザー等の音発生手段を採用することができ、電圧監視回路に特定電圧(実施例1では閾値電圧より高く、第2の定格電圧より低い電圧、実施例2では第2閾値電圧より高く、第2の定格電圧より低い電圧)が印加された場合に、音発生手段から報知音を出力するよう構成すればよい。
(4) 各実施例では、電源スイッチ(電源入力部)と電源回路(電源出力部)との間に過電圧保護回路(保護回路)を接続するよう構成したが、電源スイッチ(電源入力部)から制御基板等の電気部品に至るまでの電源供給ラインに過電圧保護回路(保護回路)を設けることができる。
(5) 各実施例では、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替える保護手段を、電圧監視回路やスイッチング素子等で構成したが、該保護手段は、電源入力部と電源出力部(電気部品)との間を導通状態および非導通状態に切り替えるものであれば、リレー回路等の各種の手段を用いることができる。
(6) 各実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
60 メイン制御基板(電気部品)
65 演出制御基板(電気部品)
70 表示制御基板(電気部品)
75 払出制御基板(電気部品)
77 電源基板
78 電源スイッチ(電源入力部)
81 リレー接点(第1保護手段、第2保護手段)
82 リレーコイル(第1保護手段、第2保護手段)
84 第2過電圧保護回路(保護回路)
85 第1電圧監視回路(第1保護手段)
86 第2電圧監視回路(第2保護手段)
EFT3 第3トランジスタ(第1保護手段)
EFT4 第4トランジスタ(第1保護手段,第2保護手段)
EFT6 第6トランジスタ(第2保護手段)
F ヒューズ
LED2 第2発光ダイオード(報知手段)

Claims (2)

  1. 電源に電源入力部を介して接続する電源基板と、前記電源入力部に接続されて該電源入力部を介して電圧が供給される電気部品を備えた遊技機において、
    記電源入力部前記電気部品との間に保護回路が設けられ、
    前記保護回路は、前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態および非導通状態に切り替える第1保護手段および第2保護手段を備え、
    前記保護回路は、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を非導通状態とし、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記第1閾値電圧以上で前記電気部品の定格電圧以下の第2閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態とし、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記第2閾値電圧以上の場合には前記第2保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を非導通状態とするよう構成され
    前記第2閾値電圧は、前記電気部品の定格電圧より低く、かつ該電気部品が故障しない電圧に設定され、
    前記電源入力部と前記保護回路との間に接続されて、前記電気部品の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズを備えた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 電源に電源入力部を介して接続する電源基板と、前記電源入力部に接続されて該電源入力部を介して電圧が供給される電気部品を備えた遊技機において、
    記電源入力部前記電気部品との間に保護回路が設けられ、
    前記保護回路は、前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態および非導通状態に切り替える第1保護手段および第2保護手段を備え、
    前記保護回路は、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が第1閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を非導通状態とし、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記第1閾値電圧以上で前記電気部品の定格電圧以下の第2閾値電圧未満の場合には前記第1保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を導通状態とし、該保護回路に前記電源入力部を介して印加される電圧が前記第2閾値電圧以上の場合には前記第2保護手段により前記電源入力部と前記電気部品との間を非導通状態とするよう構成され
    前記第2閾値電圧は、前記電気部品の定格電圧より低く、かつ該電気部品が故障しない電圧に設定され、
    前記電源入力部と前記保護回路との間に接続されて、前記電気部品の定格電圧より高い第2の定格電圧が印加された場合に溶断するヒューズを備えると共に、
    前記第2閾値電圧より高く前記第2の定格電圧より低い特定電圧が前記保護回路に印加された場合に、報知音を出力して該保護回路に特定電圧が印加されたことを報知する音発生手段を備えた
    ことを特徴とする遊技機。
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