JP2002325945A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002325945A
JP2002325945A JP2001132100A JP2001132100A JP2002325945A JP 2002325945 A JP2002325945 A JP 2002325945A JP 2001132100 A JP2001132100 A JP 2001132100A JP 2001132100 A JP2001132100 A JP 2001132100A JP 2002325945 A JP2002325945 A JP 2002325945A
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transistor
game
inductive load
base
control means
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Application number
JP2001132100A
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English (en)
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Masaya Sakamoto
雅哉 坂本
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技用誘導性負荷を駆動するトランジスタを
保護できるようにすること、許容電流が低い安価なトラ
ンジスタで遊技用誘導性負荷を駆動できるようにするこ
と。 【解決手段】 コンデンサ87と抵抗84によりベース
電流Ibを遅延させる遅延回路88をトランジスタ86
のベースに接続したので、ベースに急激に立ち上がる
「H」レベルの駆動信号が供給された場合でも、コンデ
ンサ87の充電を介してベース電流Ibは急激に立ち上
がることなく滑らかに増加する。ベースに急激に立ち下
がる「L」レベルの駆動信号が供給された場合でも、充
電したコンデンサ87の放電を介してベース電流Ibは
急激に立ち下がることなく滑らかに減少する。トランジ
スタ86のコレクタ電流Icとして、電磁ソレノイド1
7bの駆動に適した駆動電流が流れるだけとなり、トラ
ンジスタ86を破損しないように保護することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に遊技用誘導性負荷である電磁ソレノイドや電動モータ
を駆動するトランジスタを保護するようにしたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、弾球遊技機としての第1種パチ
ンコ機においては、弾球遊技の為の制御を司るために、
入賞手段への遊技球の入賞を検知したり、図柄始動手段
に入賞したときに抽選する抽選用数値を更新する等の遊
技盤側の制御を主に司る主制御部、発射ハンドル操作る
よる遊技球の発射制御を司る発射制御部、入賞手段への
入賞に伴う遊技球の払出しを制御する払出し制御部、図
柄表示用ディスプレイに設けられた図柄表示手段の複数
の図柄表示部における図柄を変動制御する図柄制御部、
入賞時や大当たり状態においてスピーカを鳴動させるサ
ウンド制御部やランプ点灯用のランプ制御部等、遊技制
御の為の複数の制御部が設けられている。
【0003】ところで、この種のパチンコ機では、図柄
始動手段(図柄始動兼入賞手段)には開閉爪を開閉駆動
する電磁ソレノイドが設けられるとともに、大入賞手段
(開閉式入賞手段)にも開閉板を前方に開放駆動する電
磁ソレノイドが設けられている。そして、これら電磁ソ
レノイドを、トランジスタを有する誘導性負荷駆動回路
で駆動するようにしている。例えば、図8に示す誘導性
負荷駆動回路181について説明すると、図柄始動手段
の開閉爪を開閉駆動する電磁ソレノイド117bがNP
N形トランジスタ186のコレクタに接続され、エミッ
タは接地されている。
【0004】そして、主制御部には1チップ集積回路か
らなる主制御用のマイクロコンピュータ(CPUとRO
MやRAM等を含む)180が設けられ、その主制御用
マイコン180の出力ポート180aには、ドライバ1
83と抵抗185とを介してトランジスタ186のベー
スが接続されている。それ故、図柄始動手段に遊技球が
入賞したり、普通図柄が当たり図柄となった当たり発生
時には、その出力ポート180aから「H」レベルの駆
動信号がベースに供給されるので、ベース電流Ibが流
れてトランジスタ186が導通する(図9参照)。その
結果、DC32V電源からコレクタ電流Ic、つまり駆
動電流が電磁ソレノイド117bを流れるため(図9参
照)、電磁ソレノイド117bが作動して開閉爪が開放
駆動される。
【0005】この場合、ベース電流Ibが急激に立ち上
がって大きく変化するため、大きなコレクタ電流Icを
電磁ソレノイド117bに一気に流そうとする場合に、
電磁ソレノイド117bが有するインピーダンス等の誘
導性負荷の為に、微小時間ではあるが駆動電流を大きく
越えるトリガ的な大電流が流れる。そして、電磁ソレノ
イド117bの駆動停止に際してベースに「L」レベル
の駆動信号が供給されたときにも、ベース電流Ibが急
激に立ち下がって大きく変化するため、コレクタ電流I
cはそのベース電流Ibの急激な立ち下がりに応動して
誘導性負荷の為に、微小時間ではあるが逆電流が流れる
ようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、ト
ランジスタのベース電流が急激に立ち上がるときには、
誘導性負荷を流れるコレクタ電流は微小時間ではあるが
駆動電流を大きく越える大電流として流れるとともに、
ベース電流が急激に立ち下がるときには、誘導性負荷を
流れるコレクタ電流は微小時間ではあるが逆電流として
流れるため、コレクタ電流が許容電流を越えるような場
合には、トランジスタが破損するという問題がある。
【0007】そこで、コレクタ電流の許容値が大きい大
型のトランジスタを使用すれば良いが、コスト高になる
こと、トランジスタの設置スペースが大型化すること、
等の問題がある。本発明の目的は、遊技用誘導性負荷を
駆動するトランジスタを保護できるようにすること、許
容電流が低い安価なトランジスタで遊技用誘導性負荷を
駆動できるようにすること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
遊技動作に関連して遊技者に有利な第1状態と遊技者に
不利な第2状態とを択一的に決定する抽選手段と、遊技
用誘導性負荷を駆動するトランジスタを含む誘導性負荷
駆動回路とを備えた遊技機において、トランジスタを保
護する為に、コンデンサと抵抗によりベース電流を遅延
させる遅延回路をトランジスタのベースに接続したもの
である。
【0009】抽選手段は遊技動作に関連して、つまり遊
技態様や遊技球の挙動に応じて、遊技者に有利な第1状
態と遊技者に不利な第2状態とを択一的に決定する。と
ころで、遊技用誘導性負荷を駆動するトランジスタのベ
ースに、コンデンサと抵抗からなる遅延回路が接続され
ているため、遊技用誘導性負荷を駆動するに際して、ベ
ースに急激に立ち上がる「H」レベルの駆動信号を供給
した場合でも、その「H」レベル信号でコンデンサが充
電されるので、ベース電流は急激に立ち上がることなく
滑らかに増加し、遊技用誘導性負荷の駆動停止に際し
て、ベースに急激に立ち下がる「L」レベルの信号を供
給した場合でも、そのコンデンサのベースへの放電によ
り、ベース電流は急激に立ち下がることなく滑らかに減
少する。
【0010】それ故、トランジスタのコレクタ電流とし
て、遊技用誘導性負荷の駆動に適した駆動電流が流れる
だけになり、トランジスタのコレクタ電流を安定化させ
ることができるため、トランジスタを破損しないように
保護することができるとともに、許容値の低い小型のト
ランジスタを用いることができる。それ故、トランジス
タの低コスト化を図ることができる。
【0011】請求項2の遊技機は、請求項1の発明にお
いて、前記遊技用誘導性負荷が電磁ソレノイドである。
この場合、図柄始動手段に有する電磁ソレノイドや開閉
式入賞手段(大入賞手段)に有する電磁ソレノイド等を
トランジスタで駆動する場合でも、トランジスタのコレ
クタ電流を安定化させることができるため、トランジス
タを破損しないように保護することができる。しかも、
トランジスタの低コスト化を図ることができる。
【0012】請求項3の遊技機は、請求項1の発明にお
いて、前記遊技用誘導性負荷は電動モータである。この
場合、電動モータをトランジスタで駆動する場合でも、
トランジスタのコレクタ電流を安定化させることができ
るため、トランジスタを破損しないように保護すること
ができる。しかも、トランジスタの低コスト化を図るこ
とができる。
【0013】請求項4の遊技機は、請求項1〜3の何れ
かの発明において、前記トランジスタがNPN型トラン
ジスタであり、遅延回路がトランジスタのエミッタとベ
ース間に接続されている。この場合、遅延回路をトラン
ジスタのエミッタとベース間に接続するだけの簡単な構
成で、コレクタ電流の安定化を容易に図ることができ
る。
【0014】請求項5の遊技機は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、前記抽選手段を有する主制御手段
と、この主制御手段から受ける命令信号に基づいて制御
を行う副制御手段とを備え、誘導性負荷駆動回路を主制
御手段で制御するものである。この場合、種々の誘導性
負荷駆動回路を、抽選手段を有する主制御手段で制御す
ることができる。
【0015】請求項6の遊技機は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、前記抽選手段を有する主制御手段
と、この主制御手段から受ける命令信号に基づいて制御
を行う副制御手段とを備え、誘導性負荷駆動回路を副制
御手段で制御するものである。この場合、種々の誘導性
負荷駆動回路を、主制御手段から受ける命令信号に基づ
いて制御を行う副制御手段で制御することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0017】図1に示すように、カード式弾球遊技機で
あるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3
に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸
し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島
構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4
には遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5
の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と発
射用遊技球を貯留する球受け皿8の前面板(図示略)と
が夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、
球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する
下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けら
れている。
【0018】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した
回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発
射させる発射モータ13などを備えている。球受け皿8
の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用
の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14に
は、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示
部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球
貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指
令する返却スイッチ14cとが設けられている。
【0019】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つの作動口20(通過口又はゲート)等が夫々所定の
位置に配設されている。
【0020】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する表示機能を有し、更に、3つの図柄を変動表示
する特別図柄表示手段22として機能するとともに、2
つの図柄からなる普通図柄を表示する普通図柄表示手段
23として機能する図柄表示手段21が設けられてい
る。特別図柄表示手段22は、例えば左右方向に並ぶ3
個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、
図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、図
柄表示部22a〜22cに特定図柄が所定時間だけ変動
表示(スクロール表示)される。
【0021】そして、図柄始動手段17への遊技球の入
賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停
止図柄パターンで停止する。普通図柄表示手段23は、
例えば図柄表示手段21の右下部に、左右方向に並ぶ2
個(左、右)の図柄表示部23a〜23bを有し、作動
口20を通過した遊技球を検出したとき、各図柄表示部
23a〜23bに普通図柄を所定時間だけ変動表示し、
遊技球の作動口20通過時点において抽選された抽選用
数値により決定される停止図柄パターンを表示して停止
するようになっている。
【0022】図柄始動手段17は、後述する電磁ソレノ
イド17bにより開閉自在な左右1対の開閉爪17aを
備えた電動式チューリップであり、普通図柄表示手段2
3の変動後に停止した普通図柄が当たり図柄となった当
たり発生時に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて
入賞し易くなる。開閉式入賞手段18は、電磁ソレノイ
ドにより前方に開放可能な開閉板18aを備え、特別図
柄表示手段22の変動後に停止した図柄が「777」、
「444」等の特定態様のとき、所謂「大当たり」と称
する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方に開放さ
れる。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18b
があり、この特定領域18bを入賞球が通過したとき、
特別遊技が継続される。
【0023】ここで、特別遊技状態が遊技者に有利な利
益状態(第1状態)であり、大当たり以外の遊技者に不
利なその他の状態が第2状態に相当する。開閉式入賞手
段18の開閉板18aが開放された後、所定時間(例え
ば、約20秒間)が経過し、又は所定数(例えば10
個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、
遊技球が特定領域18bを通過していないときに特別遊
技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最大
所定回数(例えば16回)まで特別遊技が継続され、遊
技者に有利な第1状態に制御される。
【0024】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続さ
れた払出し球誘導路36が設けられている。それ故、払
出し手段35に有する払出しモータ35aの駆動により
払出された遊技球は、払出し球誘導路36を経由して球
受け皿8に順次払出される。
【0025】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設さ
れ、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主
制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板
ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、
この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内
部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0026】これら基板ケース41a,41bの下側で
裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、
電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられてい
る。更に、発射モータ13の後側に装着された基板ケー
ス47の内部には、発射制御基板48が設けられてい
る。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜4
6,48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基
板45と発射制御基板48を除くその他の制御基板3
9,40,42,43,46には、CPUとROMやR
AM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコン
ピュータ(図示略)が夫々設けられている。
【0027】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
普通図柄や特別図柄の図柄停止に関する不正を確実に防
止できるとともに、後述する主制御手段60の制御負荷
を格段に軽減でき、送信制御を格段に簡単化することが
できる。
【0028】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊
技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる、所
謂遊技態様や遊技球の挙動に応じて遊技盤5の遊技制御
を主として司るとともに、後述する図柄制御手段60、
払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制
御手段73等に必要に応じて制御コマンドを送信出力す
る。ここで、図柄制御手段60、払出し制御手段70、
ランプ制御手段71、サウンド制御手段73等が副制御
手段に相当する。
【0029】図柄制御基板40上に構成された図柄制御
手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄制
御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の
動画や背景画を表示させる表示制御を実行したり、各図
柄表示部22a〜22cの特別図柄を変動制御するとと
もに、各図柄表示部23a〜23bの普通図柄を変動制
御し、指示された停止図柄を表示するように普通図柄と
特別図柄の変動停止を制御する。払出し制御基板46上
には払出し制御手段70が構成され、この払出し制御手
段70は主制御手段50から払出し制御コマンドを受信
し、払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。
【0030】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマン
ドを受信し、遊技盤5等に設けられた多数の装飾用ラン
プや演出用ランプ等を含むランプ群72の点灯制御を司
る。サウンド制御基板43上に構成されたサウンド制御
手段73は、主制御手段50からサウンド制御コマンド
を受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ74
に対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司
る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段75
は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司
る。
【0031】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、利益状態発生手段53と、確率変動手段5
4と、図柄決定手段55と、コマンド送信手段56等を
備えている。抽選手段51は、抽選用カウンタを用いて
微小な更新周期(例えば、約2msec周期)で抽選用数値
を所定の範囲(例えば、0〜299)で更新し、特別図
柄に関して、図柄始動手段17に遊技球が入賞したとき
の数値を抽出することにより、当たり外れに関する抽選
を行なうとともに、確率変動型大当たりか否かについて
も抽選し、更に普通図柄に関しても作動口20に遊技球
が入賞したときの数値を抽選する。即ち、抽選手段51
は遊技動作、つまり遊技態様や遊技球の挙動に応じて抽
選を行う。
【0032】判定手段52は、図柄始動手段17や作動
口20に遊技球が入賞したときに抽選手段51から供給
される抽選された数値に基づいて、特別図柄に関して
「大当り」又は「外れ(外れリーチを含む)」の何れで
あるかを判定するとともに、確率変動型大当たりに関し
ても判定し、更に普通図柄に関しても「当り」又は「外
れ」の何れであるかを判定する。利益状態発生手段53
は、判定手段52から大当たりの判定結果を受ける、若
しくは、特別図柄表示手段22の変動後の停止図柄が大
当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる所
定の利益状態発生ルーチンにより開閉式入賞手段18の
開閉板18aを前述したように作動させて、遊技者に利
益状態を与える。
【0033】確率変動手段54は、判定手段52から大
当たりの判定結果を受けた場合に、その「大当たり」が
確率変動型大当たりのときに確率変動モードを設定し、
次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数図柄が
変動する迄、判定手段52による大当たり判定に際して
大当たりとする特定数値の数を通常のときよりも多く
し、大当たり確率を高くするように判定手段52に指令
するとともに、普通図柄が「当たり」の場合には図柄始
動手段17の開放時間を延長して入賞し易くし、遊技者
に有利な利益状態が付与される。
【0034】図柄決定手段55は、判定手段52からの
判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、複数
の普通図柄に関する図柄変動パターンのうちから、「当
たり」のときには当たり普通図柄の何れかを、「外れ」
のときには外れ普通図柄の何れかを抽選により決定する
とともに、複数の特別図柄に関する図柄変動パターンの
うちから、「大当たり」のときには大当たり特定態様の
何れかを、「外れ」のときには外れ図柄の組合せの何れ
かを、夫々抽選により決定する。但し、「外れ」のうち
のリーチを行うと判定したときには、そのリーチ変動を
行った後に外れ図柄の何れかで停止する。
【0035】コマンド送信手段56は、図柄決定手段5
5で決定された図柄変動パターンに基づいて、図柄制御
手段60に対して普通図柄や特別図柄の図柄変動パター
ンに関する制御コマンドに加えて、その変動制御に関す
る種々の図柄制御コマンドを送信するとともに、払出し
制御手段70とランプ制御手段71とサウンド制御手段
73等に対して、必要に応じてその図柄変動に関する種
々の制御コマンドを送信する。
【0036】図柄制御手段60は、普通図柄表示手段2
3を制御する普通図柄制御手段61と、特別図柄表示手
段22を制御する特別図柄制御手段62等を有し、コマ
ンド送信手段56から送信される図柄制御コマンドを受
信し、受信した図柄制御コマンドを解析するとともに、
解析により得られた制御コマンドに基づいて、普通図柄
表示手段23の各図柄表示部23a〜23bにおける普
通図柄変動を制御するとともに、特別図柄表示手段22
の各図柄表示部22a〜22cにおける特別図柄変動を
制御する。
【0037】ところで、主制御基板39に有する主制御
用マイクロコンピュータ(以下、単に主制御用マイコン
と言う)80は、CPUとROMやRAM等を一体的に
有する1チップ集積回路からなるものであり、図柄始動
手段17の電磁ソレノイド17bや開閉式入賞手段18
の電磁ソレノイドに駆動信号を出力する。そこで、図柄
始動手段17の開閉爪17aを開閉駆動するための電磁
ソレノイド17bを駆動するトランジスタ86を含む誘
導性負荷駆動回路81について、図6に基づいて説明す
る。ここで、これら図柄始動手段17の電磁ソレノイド
17bや開閉式入賞手段18の電磁ソレノイドが遊技用
誘導性負荷に相当する。
【0038】トランジスタ86はNPN形トランジスタ
であり、電磁ソレノイド17bの一端部がトランジスタ
86のコレクタに接続され、その他端部はDC32V電
源に接続されている。トランジスタ86のエミッタは接
地されている。そして、主制御用マイコン80の出力ポ
ート80aは接続線82を介してトランジスタ86のベ
ースに接続され、その接続線82にはドライバ83と2
つの抵抗84,85とが直列に接続されている。また、
接続線82は2つの抵抗84,85の接続点において、
コンデンサ87を介して接地されている。ここで、コン
デンサ87の容量を適宜設定することで、ベース電流I
bの遅延時間を変更可能である。
【0039】即ち、これら抵抗84とコンデンサ87に
よりベース電流Ibを遅延させる遅延回路88が構成さ
れている。ここで、電磁ソレノイド17bには、フライ
ホイールダイオード90が並列に接続されている。次
に、このように構成されたトランジスタ86を含む誘導
性負荷駆動回路81の作用について、図7を参照して説
明する。
【0040】図柄始動手段17に遊技球が入賞したり、
普通図柄が当たり図柄となった当たり発生時には、主制
御用マイコン80の出力ポート80aから「H」レベル
に切換えた駆動信号がベースに供給される。ここで、急
激に立ち上がる「H」レベルの駆動信号がベースに供給
された場合でも、その「H」レベル信号でコンデンサ8
7が充電されるので、その充電が完了するまでベース電
流Ibは急激に立ち上がることなく滑らかに増加し、ベ
ース電流Ibが流れてトランジスタ86が導通する。
【0041】その結果、DC32V電源からのコレクタ
電流Ic、つまりインピーダンス等の誘導性負荷である
電磁ソレノイド17bを流れる駆動電流も急激に立ち上
がることなく滑らかに増加し、電磁ソレノイド17bが
作動して開閉爪17aが開放駆動される。一方、電磁ソ
レノイド17bの駆動停止に際して、ベースに「H」レ
ベルから「L」レベルに急激に立ち下がる駆動信号が供
給された場合でも、充電したコンデンサ87のベースへ
の放電により、ベース電流Ibは急激に立ち下がること
なく滑らかに減少して、トランジスタ86が遮断され
る。その結果、電磁ソレノイド17bを流れるコレクタ
電流Ic(駆動電流)も急激に立ち下がることなく滑ら
かに減少する。
【0042】このように、コンデンサ87と抵抗84に
よりベース電流Ibを遅延させる遅延回路88をトラン
ジスタ86のベースに接続したので、ベースに急激に立
ち上がる「H」レベルの駆動信号が供給された場合で
も、コンデンサ87の充電を介してベース電流Ibは急
激に立ち上がることなく滑らかに増加する。また、ベー
スに急激に立ち下がる「L」レベルの駆動信号が供給さ
れた場合でも、コンデンサ87の放電を介してベース電
流Ibは急激に立ち下がることなく滑らかに減少する。
【0043】それ故、トランジスタ86のコレクタ電流
Icとして、誘導負荷である電磁ソレノイド17bの駆
動に適した駆動電流が流れるだけとなり、トランジスタ
86を破損しないように保護することができるととも
に、許容値の低い小型のトランジスタ86を用いること
ができ、しかもトランジスタ86の低コスト化を図るこ
とができる。前記実施形態の変更形態について説明す
る。
【0044】1〕開閉式入賞手段18の電磁ソレノイド
を駆動するトランジスタを含む誘導性負荷駆動回路に本
発明を適用するようにしてもよい。 2〕払出し手段35に有する払出しモータ35a(これ
も遊技用誘導性負荷に相当する)がを駆動するトランジ
スタを含む誘導性負荷駆動回路に本発明を適用するよう
にしてもよい。 3〕払出し手段35に有する賞球と球貸しとを切換える
切換えレバーを駆動するトランジスタを含む誘導性負荷
駆動回路に本発明を適用するようにしてもよい。
【0045】4〕本発明は、以上説明した実施形態に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、各種
の遊技媒体を用いるアレンジボール機、雀球機、回胴機
等の種々の遊技機に本発明を適用することが可能であ
る。
【0046】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、抽選手段と
遊技用誘導性負荷を駆動するトランジスタを含む誘導性
負荷駆動回路とを備え、トランジスタを保護する為に、
コンデンサと抵抗によりベース電流を遅延させる遅延回
路をトランジスタのベースに接続したので、コンデンサ
の充電を介してベース電流は急激に立ち上がることなく
滑らかに増加し、充電したコンデンサの放電を介してベ
ース電流は急激に立ち下がることなく滑らかに減少し、
トランジスタのコレクタ電流として、遊技用誘導性負荷
の駆動に適した駆動電流が流れるだけとなり、トランジ
スタを破損しないように保護することができるととも
に、許容値の低い小型のトランジスタを用いることがで
き、しかもトランジスタの低コスト化を図ることができ
る。
【0047】請求項2の発明によれば、前記遊技用誘導
性負荷が電磁ソレノイドであるので、図柄始動手段に有
する電磁ソレノイドや開閉式入賞手段(大入賞手段)に
有する電磁ソレノイド等をトランジスタで駆動する場合
でも、トランジスタのコレクタ電流を安定化させること
ができ、トランジスタを破損しないように保護すること
ができる。しかも、トランジスタの低コスト化を図るこ
とができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0048】請求項3の発明によれば、前記遊技用誘導
性負荷は電動モータであるので、電動モータをトランジ
スタで駆動する場合でも、トランジスタのコレクタ電流
を安定化させることができ、トランジスタを破損しない
ように保護することができる。しかも、トランジスタの
低コスト化を図ることができる。その他請求項1と同様
の効果を奏する。
【0049】請求項4の発明によれば、前記トランジス
タがNPN型トランジスタであり、遅延回路がトランジ
スタのエミッタとベース間に接続されているので、遅延
回路をトランジスタのエミッタとベース間に接続するだ
けの簡単な構成で、コレクタ電流の安定化を容易に図る
ことができる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効
果を奏する。
【0050】請求項5の発明によれば、前記抽選手段を
有する主制御手段と、この主制御手段から受ける命令信
号に基づいて制御を行う副制御手段とを備え、誘導性負
荷駆動回路を主制御手段で制御するので、種々の誘導性
負荷駆動回路を、抽選手段を有する主制御手段で制御す
ることができる。その他請求項1〜4の何れかと同様の
効果を奏する。
【0051】請求項6の発明によれば、前記抽選手段を
有する主制御手段と、この主制御手段から受ける命令信
号に基づいて制御を行う副制御手段とを備え、誘導性負
荷駆動回路を副制御手段で制御するので、種々の誘導性
負荷駆動回路を副制御手段で制御することができる。そ
の他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】トランジスタを含む誘導性負荷駆動回路の回路
図である。
【図7】トランジスタのベース電流とコレクタ電流の電
流特性を示す図である。
【図8】従来技術に係る図6相当図である。
【図9】従来技術に係る図7相当図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 17 図柄始動手段 17a 開閉爪 35a 払出しモータ 50 主制御手段 60 図柄制御手段 70 払出し制御手段 71 ランプ制御手段 72 ランプ群 73 サウンド制御手段 81 誘導性負荷駆動回路 84 抵抗 86 トランジスタ 87 コンデンサ 88 遅延回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作に関連して遊技者に有利な第1
    状態と遊技者に不利な第2状態とを択一的に決定する抽
    選手段(51)と、遊技用誘導性負荷(17b,35a)を駆動する
    トランジスタ(86)を含む誘導性負荷駆動回路(81)とを備
    えた遊技機において、 前記トランジスタ(86)を保護する為に、コンデンサ(87)
    と抵抗(84)によりベース電流(Ib)を遅延させる遅延回路
    (88)をトランジスタ(86)のベースに接続したことを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技用誘導性負荷(17b) は電磁ソレ
    ノイドであることを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記遊技用誘導性負荷(35a) は電動モー
    タであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタ(86)がNPN型トラン
    ジスタであり、前記遅延回路(88)がトランジスタ(86)の
    エミッタとベース間に接続されていることを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記抽選手段(51)を有する主制御手段(5
    0)と、この主制御手段(50)から受ける命令信号に基づい
    て制御を行う副制御手段(60,70,71,73) とを備え、 前記誘導性負荷駆動回路(88)を主制御手段(50)で制御す
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記抽選手段(51)を有する主制御手段(5
    0)と、この主制御手段(50)から受ける命令信号に基づい
    て制御を行う副制御手段(60,70,71,73) とを備え、 前記誘導性負荷駆動回路を副制御手段(60,70,71,73) で
    制御することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200058A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Omron Corp 不正検出装置および方法
KR101462607B1 (ko) * 2013-06-18 2014-11-21 아이탑스오토모티브 주식회사 솔레노이드 전류 지연 장치
JP2019097925A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 オムロン株式会社 遊技機

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KR101462607B1 (ko) * 2013-06-18 2014-11-21 아이탑스오토모티브 주식회사 솔레노이드 전류 지연 장치
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