JPH10230053A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH10230053A
JPH10230053A JP9034521A JP3452197A JPH10230053A JP H10230053 A JPH10230053 A JP H10230053A JP 9034521 A JP9034521 A JP 9034521A JP 3452197 A JP3452197 A JP 3452197A JP H10230053 A JPH10230053 A JP H10230053A
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JP
Japan
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game
variable display
hit
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state
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Application number
JP9034521A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Yasuyuki Ueda
靖之 上田
Nariaki Isoda
斉明 磯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リーチ状態を経由して最終的に外れになったと
き、当該リーチ状態の出現により生じた遊技者の当たり
への期待感を次回の大当たりに対する期待感へと繋ぐこ
とのできる遊技機を提供する。 【解決手段】図柄合わせゲーム実行手段70によって行
われた図柄合わせゲームの実行結果があと1つ当たりの
図柄が揃えば当たり状態になるリーチ状態を経て最終的
に外れになったリーチ崩れ状態のとき、その後図柄合わ
せゲームが所定回数実行し終わるまでの間、時短モード
を作動させる。これによりその後の玉持ちが良くなり、
リーチ状態の出現により生じた当たりへの期待感を、次
回の大当たりへと繋ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に打ち
出された球が特定入賞口へ入賞した際に所定の図柄合わ
せゲームを実行し、その実行結果として特定の図柄の揃
う当たり状態が出現したとき遊技者に有利な特別価値を
付与する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているパチンコ機など
の遊技機としては、遊技盤面上に設けられた特定入賞口
へ球が入賞したとき、液晶ディスプレイ上で数字合わせ
などの図柄合わせゲームを実行し、その実行結果として
「777」など特定図柄の揃う状態が表示されたとき、
遊技者に有利な特別価値を発生させる、いわゆるフィー
バ機がある。
【0003】このようなフィーバ機は、通常、図柄合わ
せゲームを実行するための液晶ディスプレイ(いわゆる
メインデジタル)のほかに、7セグメントのLED等で
構成されたいわゆる小デジタルを備えている。遊技盤面
上の特定領域(スルーチャッカー)を球が通過したと
き、小デジタル上の数字が10秒から15秒程度可変表
示した後、ある数字が確定表示される。
【0004】そして、「7」などの特定数字が最終的に
表示されたとき、アウト口の近傍上方に配置された可変
入賞口を開いて、アウト口へ入ろうとする球を拾い、6
個から13個ほどの賞球を払い出すようになっている。
通常、可変入賞口は、アウト口へ入ろうとする球を1つ
拾い終えたとき閉じられる。
【0005】一般に、時短機と呼ばれる機種では、液晶
ディスプレイ上での図柄合わせゲームで当たりが出たと
き、通常、10秒から15秒に設定されている小デジタ
ル上での可変表示期間を1秒から2秒に短縮する時間短
縮機能を備えている。
【0006】小デジタル起動用のスルーチャッカーは、
釘調整等により球が通過し易く設定されているので、時
間短縮機能が作動することにより、単位時間に小デジタ
ルの起動する回数が増加し、その結果可変入賞口が頻繁
に開くようになり賞球の払出が増える。
【0007】このような時間短縮機能を、図柄合わせゲ
ームで当たりが出たとき作動させることにより、その後
の玉持ちを良くし、遊技者に次回の当たりに対する期待
感を与えるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機では、図
柄合わせゲームで当たりが発生した際に、時間短縮機能
を作動させることで、次回の当たりへの期待感を遊技者
に付与するようになっているが、大当たりの出現確率
は、通常、極めて低い値に設定されるので、遊技者の当
たりへの期待感を刺激するために時間短縮機能が十分活
用されないという問題があった。
【0009】特に、遊技者の当たりへの期待感は、たび
たび発生するリーチ状態により高まるが、従来の遊技機
では、リーチ状態を経由した場合であっても最終的に外
れになったときには、時間短縮機能が働かず、遊技者に
何らの特典も付与されない。このため、リーチ状態を経
由して外れになった際には、該リーチ状態の出現により
高まった当たりへの期待感を維持させることができず、
遊技の面白味が欠けるという問題があった。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、リーチ状態を経由し
て最終的に外れになったとき、当該リーチ状態の出現に
より生じた遊技者の当たりへの期待感を次回の大当たり
に対する期待感へと繋ぐことのできる遊技機を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技盤面(11)上に打ち出された球が特定入賞
口(12)へ入賞した際に所定の図柄合わせゲームを実
行し、その実行結果として特定の図柄の揃う当たり状態
が出現したとき遊技者に有利な特別価値を付与する遊技
機(10)において、前記図柄合わせゲームを表示する
ための主可変表示手段(20)と、前記特定入賞口(1
2)へ球が入賞したとき、前記主可変表示手段(20)
上で前記図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲーム
実行手段(70)と、前記図柄合わせゲームの実行結果
として前記当たり状態が出現したとき前記特別価値を遊
技者に付与する特別価値発生手段(60)と、所定の画
面遊技を表示するための副可変表示手段(30)と、前
記遊技盤面(11)上に打ち出された球が特定の始動口
(40)へ入賞したとき、前記副可変表示手段(30)
上で前記画面遊技の実行を開始し所定の可変表示期間の
経過後にその実行結果の図柄を確定表示する画面遊技実
行手段(80)と、前記画面遊技の実行結果が当たりの
とき一定数の賞球を払い出す賞球払出手段(50)と、
前記主可変表示手段(20)上で実行された図柄合わせ
ゲームの実行結果があと1つ所定の図柄が揃えば前記当
たり状態になるリーチ状態を経て最終的に外れになった
リーチ崩れ状態のとき、その後前記図柄合わせゲームが
所定回数実行されるまでの間、前記画面遊技における前
記可変表示期間を通常状態より短い期間に短縮する時間
短縮手段(90)とを具備することを特徴とする遊技機
(10)。
【0012】[2]前記時間短縮手段(90)は、予め
定めた図柄により前記リーチ崩れ状態が形成されたと
き、前記可変表示期間を通常状態より短い期間に短縮す
ることを特徴とする[1]記載の遊技機(10)。
【0013】[3]前記賞球払出手段(50)は、アウ
ト口(18)の近傍に配置された可変入賞口(15)
と、前記可変入賞口(15)へ球が入賞したとき所定数
の賞球を払い出す払出手段(50)とを備え、前記画面
遊技で当たりが出たとき通常状態では閉じている前記可
変入賞口(15)をその後1つの球が当該可変入賞口
(15)へ入賞するまで開くことを特徴とする[1]ま
たは[2]記載の遊技機(10)。
【0014】前記本発明は次のように作用する。図柄合
わせゲーム実行手段(70)は、遊技盤面(11)上に
配置された特定入賞口(12)へ球が入賞したとき、液
晶ディスプレイ等から成る主可変表示手段(20)上で
所定の図柄合わせゲームを実行する。特別価値発生手段
(60)は、この図柄合わせゲームで当たりが出現した
とき所定の特別価値を遊技者に付与する。
【0015】一方、遊技盤面(11)上に打ち出された
球が、一般にスルーチャッカーと呼ばれる始動口(4
0)を通過したとき、画面遊技実行手段(80)は、7
セグメントのLED等で構成された副可変表示手段(3
0)上で数字を可変表示する等の画面遊技の実行を開始
し、通常は、10秒から15秒程度の可変表示期間の経
過後にその実行結果としての図柄(数字)を確定表示す
る。賞球払出手段(50)は、画面遊技の実行結果が当
たりとなり、副可変表示手段(30)上に「7」などの
特定数字が表示されたとき、一定数の賞球を払い出す。
【0016】時間短縮手段(90)は、主可変表示手段
(20)上で実行された図柄合わせゲームの実行結果が
あと1つ所定の図柄が揃えば当たり状態になるリーチ状
態を経て最終的に外れになったリーチ崩れ状態のとき、
その後図柄合わせゲームが所定回数実行されるまでの
間、画面遊技での可変表示期間を通常状態より短い期間
に短縮する。すなわち、通常、10秒から15秒のとこ
ろを1秒から2秒程度に短縮する。
【0017】このように、リーチ状態を経由して最終的
に外れになったとき、時間短縮機能を作動させるので、
その後の玉持ちが良くなり、リーチ状態の出現により生
じた当たりへの期待感を、次回の大当たりに対する期待
感へと繋ぐことができる。
【0018】ここで、リーチ状態崩れが発生したとき常
に時間短縮機能を作動させるのではなく、予め定めた図
柄によるリーチ崩れ状態が形成されたときだけ、時間短
縮機能を作動させるようにする。たとえば、奇数の数字
によるリーチ崩れ状態が形成された場合だけ時間短縮機
能を作動させる。これにより、ゲーム内容を変化に富む
ものにすることができる。
【0019】アウト口(18)の近傍に配置された可変
入賞口(15)と、可変入賞口(15)へ球が入賞した
とき所定数の賞球を払い出す払出手段(50)とを賞球
払出手段(50)として設け、画面遊技で当たりが出た
とき通常状態では閉じている可変入賞口(15)をその
後1つの球が当該可変入賞口(15)へ入賞するまで開
くようにしてもよい。
【0020】これにより、画面遊技で当たりが出たこと
により直接賞球の払い出しを行う場合に比べて遊技内容
が変化に富み、面白味を増すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。本発明に係る遊技機10は、ハンドルの回転
操作によって球を打ち出し、各種入賞口への球の入賞を
競うパチンコ機である。遊技機10は、打ち出された球
の流下する場として図2に示すような遊技盤面11を備
えている。
【0022】遊技盤面11には入賞口や各種の役物、障
害釘、アウト口などが配置されている。遊技盤面11の
略中央部分には、図柄合わせゲームを表示するための、
いわゆるメインデジタルとしての主可変表示手段20が
設けられている。主可変表示手段20には、任意の図柄
を表示することのできる3つの図柄表示領域21a〜2
1cが横一列に並置されている。これら図柄表示領域2
1上において、「777」など同一の数字が揃った際に
当たりとなるスロットマシーンに見立てた図柄合わせゲ
ームが展開される。
【0023】ここでは、主可変表示手段20として、カ
ラー液晶ディスプレイを用いている。このほか、主可変
表示手段20としてモノクロの液晶ディスプレイやCR
Tディスプレイなどを用いることもできる。
【0024】主可変表示手段20の上方には、7セグメ
ントのLED(発光ダイオード)から成る、いわゆる小
デジタルとしての副可変表示手段30が設けられてい
る。1桁の数字を10秒から15秒に渡って可変表示し
た後、1つの数字が最終的に確定表示され、その際の数
字が「7」など特定の数字のとき小当たりとなる画面遊
技が副可変表示手段30上において実行される。
【0025】本実施の形態にかかる遊技機10は、副可
変表示手段30上で数字の可変表示される期間(可変表
示期間)が10秒から15秒に設定された通常モード
と、可変表示期間が1秒から2秒に短縮される時短モー
ドとを画面遊技の動作モードとして備えている。
【0026】主可変表示手段20の両脇には、球の通過
を検知するいわゆる、スルーチャッカー40が設けてあ
る。スルーチャッカー40が球の通過を検知したとき、
副可変表示手段30上で画面遊技が開始されるようにな
っている。
【0027】主可変表示手段20の下方には、主可変表
示手段20上で展開される図柄合わせゲームを起動する
ための始動チャッカーとして機能する、特定入賞口12
が配置されている。
【0028】特定入賞口12のさらに下方には、特別価
値発生手段60として作動するアタッカー61が配置さ
れている。アタッカー61は、普段は閉じられている
が、主可変表示手段20上で展開される図柄合わせゲー
ムにおいて当たりが出た際に、その入賞口の開閉動作を
繰り返す大口の入賞口である。
【0029】アタッカー61の下方には、副可変表示手
段30上で実行された画面遊技で小当たりが出て、
「7」などの特定図柄が確定表示されたときに開放され
る可変入賞口15が設けられている。可変入賞口15
は、その入賞口を開放してから1つの球が入賞したとき
閉じられる。また可変入賞口15へ球が入賞したとき、
6個から13個ほどの賞球が払い出されるようになって
いる。
【0030】可変入賞口15の下方には、遊技盤面11
上のいずれの入賞口にも入賞しなかった、いわゆるアウ
ト玉を回収するためのアウト口18が配置されている。
可変入賞口15を、アウト口18のすぐ上に設けてある
ので、可変入賞口15を開いたとき、アウト口18へ入
ろうとする球が可変入賞口15によって拾われることに
なる。なお、釘調整により球がスルーチャッカー40へ
入賞し易い状態に設定してある。
【0031】図1は、本発明の一実施の形態における遊
技機10の回路構成の概要を表したものである。遊技機
10の各種動作を制御する制御回路は、遊技盤面11の
裏面等の機体内に取り付けられている。
【0032】特定入賞口12は、入賞した球を検知する
ための入賞検知スイッチ13を備えている。入賞検知ス
イッチ13は、機械的なスイッチのほか、球により光の
遮られたことで入賞を検知する光センサや、球の通過に
よる磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサ
を用いることができる。
【0033】可変入賞口15は、その入賞口を開閉させ
る入賞口開閉手段16を有している。可変入賞口15
は、入賞口を塞ぐ方向に可動片を付勢する図示しないバ
ネと、該バネに抗して可動片を開放するためのこれまた
図示しないソレノイドとから構成される。
【0034】図柄合わせゲーム実行手段70は、入賞検
知スイッチ13により検知される球の入賞を契機として
主可変表示手段20上で展開される図柄合わせゲームの
実行を制御する回路部分である。図柄合わせゲーム実行
手段70は、入賞検知スイッチ13により球の入賞が検
知された際に無作為抽選を実行する無作為抽選部71を
備えている。無作為抽選部71の抽選結果には、当たり
と、通常リーチ外れと、特定リーチ外れと、外れの4種
類が用意されている。
【0035】このうち、当たりは、主可変表示手段20
上で展開される図柄合わせゲームで、「777」など数
字の揃う状態が表示されて当たりの実行結果が表示され
る場合に対応している。
【0036】特定リーチ外れは、主可変表示手段20上
での図柄合わせゲームで、たとえば「77〜」のように
「〜」の箇所にあと1つ所定の図柄が揃うと当たりの出
るリーチ状態を経由して外れになった場合であって、リ
ーチ状態を構成している数字が奇数である場合に対応し
ている。たとえば、「11〜」や「7〜7」のリーチ状
態を経由して外れになる場合がこれに該当する。
【0037】通常リーチ外れは、偶数の数字によるリー
チ状態を経由して最終的に外れになる場合に対応してい
る。また外れは、リーチ状態を経由することなく外れの
図柄が確定表示される場合に対応している。
【0038】スルーチャッカー40は、球が通過した際
に当該球により押下される機械式のスイッチである。ス
ルーチャッカー40として、このほかに磁気センサや光
センサを用いることができる。
【0039】画面遊技実行手段80は、スルーチャッカ
ー40を球が通過した際に副可変表示手段30上で展開
される画面遊技の実行を制御する回路部分であり、実行
結果を決定するための無作為抽選部81を有している。
また、画面遊技実行手段80は、可変入賞口15の開閉
を制御する開閉制御部82を備えている。
【0040】時間短縮手段90は、図柄合わせゲームの
実行結果に応じて時間短縮機能を作動させるか否かを設
定変更する回路部分であり、画面遊技実行手段80は、
時間短縮手段90によって設定された動作モードに従っ
て、可変表示期間を変更するようになっている。
【0041】賞球払出手段50は、可変入賞口15へ球
が入賞したときなどに一定数の賞球の払い出し指示を、
図示しない賞球払出機構部へ送出する回路部分である。
賞球払出機構部は、賞球払出手段50からの指示に基づ
き、図示しない貯留タンクから遊技機10の前面に設け
られた上皿へ賞球を払い出すようになっている。
【0042】特別価値発生手段60は、無作為抽選部7
1の行った無作為抽選の抽選結果が当たりであってその
実行結果が主可変表示手段20上に確定表示されたとき
開閉される大口の入賞口としてのアタッカー61と、こ
れの開閉駆動を行うソレノイド62とから構成される。
特別価値発生手段60は、当たりが発生したとき、アタ
ッカー61を、一定期間(たとえば29秒)開いた後、
短時間(2秒ほど)閉じる動作を、16回繰り返すよう
設定されている。
【0043】図柄合わせゲーム実行手段70、画面遊技
実行手段80、時間短縮手段90等は、遊技機10にお
ける各種制御の中枢的機能を果たすCPU(中央処理装
置)と、ROM(リード・オンリ・メモリ)と、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)を主要部とする回路に
よって構成されている。
【0044】ROMには、CPUの実行するプログラム
や主可変表示手段20上に表示される図柄パターンなど
各種の固定的データが記憶されている。またRAMは、
プログラムを実行する上で一時的に必要になるデータを
記憶する作業用のメモリである。
【0045】次に、遊技機10における動作の流れを説
明する。図3は、特定入賞口12へ球が入賞した際に遊
技機10の行う動作の流れを示している。特定入賞口1
2へ球が入賞すると(ステップS101;Y)、無作為
抽選部71は無作為抽選を実行する(ステップS10
2)。
【0046】次に、図柄合わせゲーム実行手段70は、
主可変表示手段20上の図柄を所定期間スクロールさせ
た後、無作為抽選部71の行った抽選結果に応じた実行
結果の図柄を確定表示する(ステップS103)。
【0047】無作為抽選部71での抽選結果が特定リー
チ外れであり、その結果として図4(a)に示すよう
に、図柄を確定表示する途中の過程でリーチ状態が発生
し(ステップS104;Y)、かつ該リーチ状態が奇数
であり(ステップS105;Y)、さらに図4(b)に
示すように最終的に外れの図柄が確定表示されると(ス
テップS106;N)、動作モードが通常モードから時
短モードへと設定変更される。
【0048】この際、既に時短モード中であるか否かを
調べ(ステップS107)、時短モード中でない場合だ
け(ステップS107;N)、新規に時短モードを設定
する(ステップS108)。
【0049】時短モードは、該モードに設定されてから
主可変表示手段20上で図柄合わせゲームが予め定めた
回数(たとえば、50回)実行されたとき解除されるよ
うになっている。このため、時短モードを解除するまで
に実行すべき図柄合わせゲームの残り回数(時短残回
数)を示す変数領域をRAM上へ割り付け、時短モード
を新規に設定するとき、時短残回数に初期値である50
回を設定するようになっている(ステップS108)。
【0050】既に時短モードが設定されていた場合には
(ステップS107;Y)、時短残回数を「1」だけ減
算する(ステップS109)。減算により時短残回数が
「0」になったときは(ステップS110;Y)、時短
モードの設定を解除する(ステップS111)。
【0051】一方、抽選結果が外れで、その結果として
リーチ状態が発生することなく外れの図柄が表示された
とき(ステップS104;N)、および抽選結果が通常
リーチ外れで、その結果、偶数から成るリーチ状態が表
示され(ステップS104;Y、ステップS105;
N)かつ最終的に外れになったときは(ステップS11
2;N)、現在、時短モード中であれば(ステップS1
13;Y)、時短残回数を「1」減算する等の処理(ス
テップS109〜S111)を実行し、時短モード中で
なければ(ステップS113;N)、時短モードを新規
に設定することなく処理を終了する。
【0052】また、抽選結果が当たりであり、その結果
として、奇数、偶数のいずれかのリーチ状態を経由して
最終的に当たりの図柄が表示されたときは(ステップS
106;Y、ステップS112;Y)、その時点におけ
る時短残回数にかかわらず時短モードを解除し(ステッ
プS114)、アタッカー61を開閉させて遊技者に特
別価値を付与する(ステップS115)。なお,図3に
示した処理は、遊技機10の電源がオフされるまでの
間、繰り返し実行される。
【0053】図5は、スルーチャッカー40を球が通過
した際に遊技機10の行う動作の流れを示している。ス
ルーチャッカー40が球の通過を検知すると(ステップ
S201;Y)、無作為抽選部81により無作為抽選が
実行される(ステップS202)。
【0054】その後、現在、時短モード中であるか否か
を調べ(ステップS203)、時短モード中の場合には
(ステップS203;Y)、1秒間だけ副可変表示手段
30上の図柄を可変表示した後、先に行った無作為抽選
の結果に応じた数字を確定表示する(ステップS20
4)。
【0055】すなわち、無作為抽選部81での抽選結果
が当たりのときは、1秒から2秒間可変表示した後、
「7」の数字を確定表示し、抽選結果が外れのときは
「7」以外の数字を確定表示する。
【0056】一方、時短モードでないときは(ステップ
S203;N)、副可変表示手段30上の数字を10秒
から15秒間に渡って可変表示した後、今回の抽選結果
に対応した数字を確定表示する(ステップS205)。
【0057】確定表示された際に小当たりに対応する数
字(ここでは「7」)が出現すると(ステップS20
6;Y)、可変入賞口15が開放される(ステップS2
07)。そして、1つの球が可変入賞口15へ入賞した
とき(ステップS208;Y)可変入賞口15を閉じ、
6個から13個程度の賞球を払い出す(ステップS20
9)。
【0058】このように、時短モード中は、スルーチャ
ッカー40を通過してから短時間で実行結果が確定表示
されるので、単位時間に画面遊技の実行される回数が増
え、頻繁に小当たりが出現するようになる。その結果、
時短モード中における玉持ちが良くなる。
【0059】特定のリーチ状態から外れになった際にこ
のような時短モードへ突入するようにしたので、リーチ
状態から最終的に外れになった後の玉持ちが良くなり、
リーチ状態の形成により最高潮に達した遊技者の当たり
への期待感をそのまま消滅させることなく、次回の当た
りへの期待感として繋ぐことができる。
【0060】これにより、遊技者が遊技球を減らすこと
なく長時間遊技を楽しむことができ、遊技客の付きが良
くなり、遊技機10の稼働率が向上する。またリーチ状
態が外れになった際に時短モードへ突入するという目新
しい遊技を遊技者に提供することができる。
【0061】以上説明した実施の形態では、奇数の数字
によるリーチ状態を経由して最終的に外れになったとき
時短モードへ突入するようにしたが、時短モードへ突入
する際のリーチ図柄は、偶数や素数など他の図柄であっ
ても良い。また、図柄にかかわらずリーチ状態を経由し
て外れになったとき必ず時短モードに突入するようにし
ても良い。
【0062】このほか、実施の形態では、主可変表示手
段20上でスロットマシーンに見立てた図柄合わせゲー
ムを展開するようにしたが、魚やフルーツなど他の図柄
を揃える図柄合わせゲームであってもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、リーチ
状態を経由して最終的に外れになったとき、時間短縮機
能を作動させるようにしたので、その後の玉持ちが良く
なり、リーチ状態の出現により生じた当たりへの期待感
を次回の大当たりに対する期待感へと繋ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の遊技盤面
を示す正面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る遊技機の回路構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る遊技機が特定入
賞口へ球が入賞した際に行う動作の流れを示す流れ図で
ある。
【図4】リーチ状態から外れになる際における主可変表
示手段の表示内容の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一の実施の形態に係る遊技機がスルー
チャッカーを球が通過した際に行う動作の流れを示す流
れ図である。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技盤面 12…特定入賞口 13…入賞検知スイッチ 15…可変入賞口 16…入賞口開閉手段 18…アウト口 20…主可変表示手段 21…図柄表示領域 30…副可変表示手段 40…スルーチャッカー 50…賞球払出手段 60…特別価値発生手段 61…アタッカー 62…ソレノイド 70…図柄合わせゲーム実行手段 71…無作為抽選部 80…画面遊技実行手段 81…無作為抽選部 82…開閉制御部 90…時間短縮手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に打ち出された球が特定入賞口
    へ入賞した際に所定の図柄合わせゲームを実行し、その
    実行結果として特定の図柄の揃う当たり状態が出現した
    とき遊技者に有利な特別価値を付与する遊技機におい
    て、 前記図柄合わせゲームを表示するための主可変表示手段
    と、 前記特定入賞口へ球が入賞したとき、前記主可変表示手
    段上で前記図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲー
    ム実行手段と、 前記図柄合わせゲームの実行結果として前記当たり状態
    が出現したとき前記特別価値を遊技者に付与する特別価
    値発生手段と、 所定の画面遊技を表示するための副可変表示手段と、 前記遊技盤面上に打ち出された球が特定の始動口へ入賞
    したとき、前記副可変表示手段上で前記画面遊技の実行
    を開始し所定の可変表示期間の経過後にその実行結果の
    図柄を確定表示する画面遊技実行手段と、 前記画面遊技の実行結果が当たりのとき一定数の賞球を
    払い出す賞球払出手段と、 前記主可変表示手段上で実行された図柄合わせゲームの
    実行結果があと1つ所定の図柄が揃えば前記当たり状態
    になるリーチ状態を経て最終的に外れになったリーチ崩
    れ状態のとき、その後前記図柄合わせゲームが所定回数
    実行されるまでの間、前記画面遊技における前記可変表
    示期間を通常状態より短い期間に短縮する時間短縮手段
    とを具備することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記時間短縮手段は、予め定めた図柄によ
    り前記リーチ崩れ状態が形成されたとき、前記可変表示
    期間を通常状態より短い期間に短縮することを特徴とす
    る請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記賞球払出手段は、アウト口の近傍に配
    置された可変入賞口と、前記可変入賞口へ球が入賞した
    とき所定数の賞球を払い出す払出手段とを備え、前記画
    面遊技で当たりが出たとき通常状態では閉じている前記
    可変入賞口をその後1つの球が当該可変入賞口へ入賞す
    るまで開くことを特徴とする請求項1または2記載の遊
    技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021083852A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021083908A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
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JP2021119869A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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