JP2001104588A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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Abstract
大当たり抽選の周期性を崩すこと、体感器攻略や違法改
造による大当たりの狙い打ちに対処すること、遊技店側
の収益性の悪化を防止すること。 【解決手段】 数値更新規則として加算式が設定され、
加算用数値として「1」が設定されている場合、複数の
数値「0」〜「299 」からなるリング状数値群のうちか
ら、約2msec の更新周期毎に数値を1ずつ抽出して抽選
用数値を更新するに際して、抽選用数値が所定回更新さ
れた所定の数値「299 」が抽出されたとき、加算式数値
更新規則から減算式数値更新規則に切換えるため、大当
たり発生の周期性を確実に崩すことができ、大当り数値
「7」を抽選する大当たりの狙い打ちに対処できる。
Description
し、特に抽選手段で抽選する抽選用数値の数値更新規則
を変更可能にし、大当りを抽選する周期性を崩すように
改善したものに関する。
は、発射手段により遊技球を遊技盤の遊技領域に発射さ
せ、遊技盤に沿って落下する遊技球が図柄始動手段に入
賞した時には、遊技盤のほぼ中央に設けられた変動図柄
表示手段の、例えば3つの図柄表示部に表示される図柄
の変動を開始する一方、図柄始動手段が遊技球を検出し
た時に、複数の抽選用数値のうちから1つを抽出する抽
選を行い、その抽選結果に基づいて「大当り」か「ハズ
レ」を決定する。その抽選結果が「大当り」のときに
は、各図柄表示部の図柄を所定時間変動させた後に、例
えば「777」等の大当り図柄で停止させ、「ハズレ」
のときには所定時間の変動後に、例えば「643」等の
ハズレ図柄で停止させる。
ちに所定の条件を満たすことにより、開閉式入賞手段を
最大で16回も間欠的に開閉させて、この開閉式入賞手
段に遊技球を入賞し易くし、多大な利益を遊技者に還元
するようになっている。ここで、遊技盤に関わる遊技動
作を司る主制御手段は、メインプログラムを微小時間
(例えば、約2msec)毎に繰り返すことで、遊技動作の為
のメイン制御を実行するようにしている。
ンプログラムが定期的に実行される約2msec を更新周期
として、その約2msec の更新周期毎に、大当たり抽選用
カウンタの抽選用数値を1ずつ増加することで、例えば
「0」から「299 」までの300 個のリング状数値群のう
ちから、その更新周期毎に1つずつ抽出して抽選用数値
を更新する。そして、図柄始動手段に遊技球が入賞した
とき、抽選手段は大当たり抽選用カウンタの数値を抽選
し、その数値が「大当り」か「ハズレ」かを抽選結果判
定手段により判定している。
る複数の抽選用数値のうちの1つを、図柄始動手段に入
賞する不規則な入賞タイミングで抽選することにより、
乱数抽選とし、全ての遊技者に対して公平な大当たり確
率を設定でき、遊技性を高めて弾球遊技を盛り上げるこ
とができ、しかも遊技店側の収益性も確保できるように
なっている。
り抽選用カウンタの大当たり周期(抽選用の複数の数値
が一巡する一巡周期)を読み取って、その大当たり周期
のタイミングで遊技球を規則的に入賞させることによ
り、大当たり確率を飛躍的に向上させ、多大な利益を得
る場合が少なくない。
当たりを集中的に抽選するものがある。この体感器攻略
法とは、リズムカウンタのような体感器と呼ばれる器具
に、大当たりが抽選される大当たり周期と同様の周期を
セットし、この体感器の定期的な振動により大当たりが
発生する周期を体感し、大当たりのタイミングで図柄始
動手段へ入賞するように、遊技球の発射タイミングを調
節するものである。
改造することで、大当たりを集中的に抽選するものがあ
る。この違法改造とは、図柄始動手段から主制御基板に
至る配線の途中部に小型の違法回路を介在させ、図柄始
動手段への入賞が不規則なタイミングであっても、その
違法回路から、大当たり抽選される大当たり周期と同様
の周期で入賞信号を主制御基板に出力するものである。
おいては、抽選に用いる複数の抽選用数値を規則的な周
期で更新し、図柄始動手段への不規則な入賞タイミング
で抽選を行ない、その数値を乱数として活用しているた
め、大当たり抽選用カウンタの大当たり周期に周期性が
生じるという問題がある。そのため、熟達した遊技者
は、その大当たり周期の周期性を利用し、大当たり周期
を読み取って、体感器攻略や違法改造により大当たりの
狙い打ちを繰り返すので、公平な大当り確率を維持でき
なくなること、遊技店側の収益性が悪化すること、など
の問題がある。
則をゲーム中に随時変更して大当たり抽選の周期性を崩
すこと、体感器攻略や違法改造等による大当たりの狙い
打ちに対処すること、遊技店側の収益性の悪化を防止す
ること、等である。
は、遊技者に不利な閉状態と遊技者に有利な開状態に変
化可能な開閉式入賞手段と、1又は複数の図柄を変動表
示可能な変動図柄表示手段と、遊技球の検出を条件に変
動図柄表示手段に図柄の変動を開始させる図柄始動手段
と、図柄始動手段による遊技球の検出を条件に抽選を行
う抽選手段と、抽選手段から抽選結果を受けて判定する
抽選結果判定手段と、抽選結果判定手段から特別判定を
受けたとき、変動図柄表示手段に変動停止時の図柄とし
て特定表示を行わせる特定表示制御手段と、特別判定及
び/又は特定表示に基づいて開閉式入賞手段を開状態と
して遊技者に利益状態を与える特別遊技状態とする特別
遊技発生手段とを有する弾球遊技機であって、抽選手段
は、抽選用に予め定められた複数の数値のうちから予め
定められた方法により1つずつ抽出して抽選用数値を更
新する抽選用数値更新手段と、抽選用数値更新手段で抽
選用数値を更新する数値更新規則を変更する更新規則変
更手段とを備えたものである。
き、変動図柄表示手段に図柄の変動を開始させる。抽選
手段は、図柄始動手段により遊技球の入賞を検出したと
き、大当たり又はハズレに関する抽選を行うので、抽選
結果判定手段は、抽選手段から抽選結果を受けて判定す
る。その判定結果に基づいて、特定表示制御手段は、抽
選結果判定手段から特別判定を受けたとき、変動図柄表
示手段に変動停止時の図柄として特定表示を行わせる。
「大当たり」等の特別判定及び/又は「777」等の特
定表示のとき、特別遊技発生手段は、特別遊技状態とな
り、開閉式入賞手段を閉状態から開状態に変化させて遊
技者に有利な状態を与える。
選用に予め定められた複数の数値のうちから、所定の制
御時間毎に抽出する等、予め定められた方法により1つ
ずつ抽出する抽選用数値の更新に際して、更新規則変更
手段により、抽選用数値を更新する数値更新規則が任意
の時点で随時変更される。そのため、大当たり発生タイ
ミングが、ゲーム途中の任意の時点で遅くしたり或いは
早くするなどして変更される。これにより、大当たり発
生の周期性を崩すことができるため、体感器攻略や違法
改造による大当りに対する狙い打ちができなくなる。
列されたリング状数値群になっており、抽選用数値更新
手段により抽選用数値を所定回数更新する毎に、更新規
則変更手段による数値更新規則を変更する場合(請求項
1に従属の請求項2)には、抽選用数値更新手段による
抽選用数値の更新回数が所定回に達する毎に、つまりリ
ング状数値群を複数巡する毎に数値更新規則が変更され
るため、ゲーム途中の任意の時点で大当たり発生タイミ
ングの周期性を確実に崩すことができる。それ故、大当
りに対する狙い打ちができなくなる。
選用数値に対して、所定の数を加算して更新する加算式
数値更新規則と、所定の数を減算して更新する減算式数
値更新規則の一方から他方に切換える場合(請求項1又
は2に従属の請求項3)には、所定の数を最新の抽選用
数値に対して加算又は減算するという簡単な演算でよ
く、しかもその簡単な演算で達成できる加算式数値更新
規則と減算式数値更新規則の何れか一方を他方に切換え
るだけで、大当たり発生タイミングの周期性を確実に崩
すことができる。それ故、大当りに対する狙い打ちがで
きなくなる。
定の数と、前記減算式数値更新規則における所定の数
は、零以外の任意の整数である場合(請求項3に従属の
請求項4)には、加算式数値更新規則又は減算式数値更
新規則に基づいて任意の整数を加算又は減算する抽選用
数値更新手段による更新処理が簡単化する。
て図面に基いて説明する。本実施形態は、遊技店の島構
造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼ばれるパ
チンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、島構造
体にはカード式球貸し機がサンドイッチ状に設置されて
パチンコ機に電気的に接続されている。図1に示すよう
に、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠
状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠
4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟
持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在
に装着されている。
に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを
有するガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着さ
れている。前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿
8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又
は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10
の発射ハンドル11とが設けられている。この発射手段
10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射
ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12に
より遊技球を発射させる発射モータ(図示略)などを備
えている。
対する球貸し操作用の操作パネル13が設けられ、この
操作パネル13には、カード残額を3桁の数字で表示す
るカード残額表示部13aと、所定金額分の遊技球の球
貸しを指示する球貸しスイッチ13bと、ゲーム終了時
にカードの返却を指令する返却スイッチ13cとが設け
られている。
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19、2つの
ゲート20等が夫々所定の位置に配設されている。
等の遊技情報を表示する他、変動図柄を表示する変動図
柄表示手段22として機能する。変動図柄表示手段22
は、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表
示部22a〜22cを有し、図柄始動手段17に遊技球
が入賞することを条件に、各図柄表示部22a〜22c
の表示図柄が所定時間だけ変動し、これら変動図柄が図
柄始動手段17への入賞タイミングに応じた抽選用数値
(所謂、乱数値)により決定される停止図柄を表示して
停止するようになっている。
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが夫々設けら
れ、第2図柄表示手段23は1個の図柄表示部を有し、
ゲート20を通過した遊技球が検出されたとき、その図
柄表示部の表示図柄が所定時間だけ変動し、ゲート通過
タイミングに応じて抽選された抽選用数値により決定さ
れる停止図柄を表示して停止するようになっている。図
柄始動手段17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17a
を備えた電動式チューリップであり、第2図柄表示手段
23の変動後の停止図柄が当たり図柄を表示した場合
に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて入賞し易く
なる。
開閉板18aを備え、変動図柄表示手段22の図柄表示
部22a〜22cにおける変動後の停止図柄が、「77
7」等の当たり図柄のとき、開閉板18aが前側に開放
される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18
bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過したと
き、所謂「大当たり」と称する特別遊技状態が継続可能
になっている。遊技盤5には、上段の普通入賞手段19
以外に、開閉式入賞手段18の左右両側部に、例えば6
つの普通入賞手段19が設けられている。
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に賞球タンク33とこれから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続さ
れた通路ユニット36が設けられている。払出し手段3
5から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して
上皿排出口8aから上皿8に払出される。
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に表示制御基板40が配設されている。主制御
基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース4
1aの内部にランプ制御基板42が設けられ、隣接する
ケース41bの内部にサウンド制御基板43が設けられ
ている。
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。更
に、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部
には、発射制御基板48が設けられている。即ち、これ
ら制御基板39〜40、42〜43、45〜46、48
は別体であり、ROMやRAM及びCPUからなるマイ
クロコンピュータからなっている。
42〜43、45〜46、48とは、複数本の信号線で
コネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39か
ら表示制御基板40や払出し制御基板46等に制御用コ
マンドを一方向通信にて送信可能になっている。次に、
パチンコ機2の制御装置に予め格納した複数の制御プロ
グラムを介して達成される種々の機能について、図5の
機能ブロック図により説明する。但し、これらの種々の
機能はCPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコン
ピュータ等で達成される。
られた種々の遊技部品に対する制御を主として司る主制
御手段50として機能し、表示制御基板40は変動図柄
表示手段22の各図柄表示部22a〜22cに表示する
図柄を変動制御する表示制御手段60として機能する。
払出し制御基板46は払出し手段35による遊技球の払
出しを制御する払出し制御手段70として機能する。ラ
ンプ制御基板42は各種の表示ランプの点灯制御を司る
ランプ制御手段80として機能する。サウンド制御基板
43は各種の音響効果の為のサウンド出力を司るサウン
ド制御手段81として機能する。発射制御基板48は発
射モータを駆動して遊技球の発射制御を司る発射制御手
段82として機能する。
果判定手段54と、表示図柄決定手段55と、特別遊技
発生手段56等を備えるとともに、払出し制御手段7
0、ランプ制御手段80、サウンド制御手段81、発射
制御手段82等を必要に応じて駆動可能である。抽選手
段51は、抽選用数値更新手段52と、更新規則変更手
段53とを備え、図柄始動手段17に遊技球が入賞した
ことを検出したとき、大当たりに関する抽選を行う。
カウンタを用いて、所定の制御周期である2msec毎に、
例えば「0」〜「299 」までの300 個の抽選用数値を更
新する。即ち、この複数の抽選用数値は、先頭の数値
「0」から末尾の数値「299 」に至る数値群であり、末
尾の数値「299 」から先頭の数値「0」に移行するリン
グ状数値群になっている。
手段52により抽選用数値を更新する数値更新規則を変
更する。即ち、この数値更新規則として、所定の数を加
算して更新する加算式数値更新規則と、所定の数を減算
して更新する減算式数値更新規則とが設けられ、更新規
則変更手段53は、抽選用数値更新手段52による抽選
用数値の更新回数が所定回に達する毎に、つまりリング
状数値群を複数巡して所定の数値になる毎に、加算式数
値更新規則と減算式数値更新規則の一方から他方に適宜
切換える。
7に遊技球が入賞したときに抽選手段51から供給され
る抽選結果の数値が「大当り」、「ハズレ(「ハズレリ
ーチ」を含む)」の何れであるかを判定する。その抽選
された数値が予め設定された特定の数値(例えば、
「7」) のときには「大当り」と判定し、それ以外の多
数の数値のときに「ハズレ」と判定する。
段54からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラム
により、複数の図柄変動パターンのうちの1つを抽選に
より決定し、複数種類の表示図柄の中から、抽選用数値
が「大当り」のときには大当り図柄の何れかを、「ハズ
レ」のときにハズレ図柄の何れかを、更に、「ハズレ」
のうち「ハズレリーチ」のときにはハズレリーチ図柄の
何れかを、夫々抽選により決定する。
御手段60に、これら決定された変動パターンを指示す
る変動パターン指定コマンドと、左図柄指定コマンドと
中図柄指定コマンドと右図柄指定コマンド等の図柄制御
用コマンドが順次送信される。特別遊技発生手段56
は、抽選結果判定手段54から大当たりの判定結果(こ
れが、特別判定に相当する)を受ける、若しくは、変動
図柄表示手段22の変動後の停止図柄が大当り図柄とな
った場合に、所定の特別遊技発生プログラムにより、開
閉式入賞手段18の開閉板18aを開状態として遊技者
に利益状態を与える特別遊技状態とする。
2の各図柄表示部22a〜22cを変動表示制御する為
のもので、主制御手段50の表示図柄決定手段55から
送信されてくる、変動パターン指定コマンドと、左図柄
指定コマンドと中図柄指定コマンドと右図柄指定コマン
ド等を順次受信する。表示制御手段60には、特定表示
制御手段61が設けられている。この特定表示制御手段
61は、表示図柄決定手段55から大当たりに関する指
定コマンドを受けたとき、変動図柄表示手段22に変動
停止時の図柄として、例えば「777」等の特定表示を
行わせる。
為の複数種類の変動パターンデータ(3つの図柄表示部
20a〜20cの各々について、スクロール表示速度、
変動時間等の設定データを含む変動制御用パターンのデ
ータ)、図柄表示データ、図柄をスクロールにより変動
させる為のスクロール図柄表示データ、等の表示に関す
る複数画面分の表示用データが予め記憶され、表示制御
手段60は、表示図柄決定手段55から変動パターン指
定コマンドを受け、続いて各図柄表示部22a〜22c
の図柄指定コマンド等を順々に受けて図柄変動制御を実
行する。
処理制御のルーチンについて、図6のフローチャートに
基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=10、
11、12・・・)は各ステップである。パチンコ機2
に電源が投入されると、先ず、抽選用に予め定められた
複数の数値「0〜300 」がリング状に配列されたリング
状数値群の先頭の抽選用数値として、「0」が抽選用カ
ウンタに設定されるとともに、加算式の数値更新規則が
設定される(S10)。
技制御の為のメイン制御プログラムが約2msec 毎に繰り
返して実行されているので、次に、その約2msec を所定
の更新周期として適用し、その約2msec 毎の更新タイミ
ングでないときには(S11:No)、その時間が経過する
まで待機する。更新タイミングになったとき(S11:Ye
s )、抽選用数値更新処理が実行される(S12)。即
ち、この抽選用数値更新処理においては、加算式数値更
新規則が設定されているので、先頭数値「0」に所定の
整数(例えば、「1」)を加算して、「1」、「2」、
「3」・・・末尾の数値「299 」まで、更新周期毎に最
新の抽選用数に「1」ずつ加算して更新する。但し、末
尾数値「299 」の次は先頭数値「0」に移行される。
賞が検出されないときで(S13:No)、しかも数値更新
規則を切換えないときには(S14:No)、S11〜S14が
繰り返して実行される。一方、図柄始動手段17による
遊技球の入賞が検出されたときには(S13:Yes )、抽
選用カウンタの数値を抽選する抽選処理が実行され(S
16)、その抽選した抽選結果が抽選結果判定手段54に
出力され(S17)、S11にリターンする。
数値更新規則が設定されおり、しかも加算する所定の整
数として「1」が設定されている場合には、先頭数値
「0」、「1」、「2」、「3」・・・・・「298 」、
末尾数値「299 」からなる複数の抽選用数値のうちか
ら、約2msec の更新周期毎に周期的に1ずつインクリメ
ントしながら抽出して抽選用数値が更新される。ここ
で、抽選用数値「7」が大当たりに設定されている。ま
た、これら複数の数値「0」〜「299 」はリング状に配
列されたリング状数値群になっている。
×100 巡) 回更新され、このリング状数値群を100 巡す
る毎の所定の数値「299 」になったとき、加算式数値更
新規則から減算式数値更新規則に切換えられる。即ち、
図7(b)に示すように、・・・「298 」→「299 」→
「299 」→「298 」→・・・・・→「0」→「299 」→
「298 」→・・・・・の順に順次抽出される。図示して
いないが、その後、リング状数値群を複数巡する毎の所
定の数値「299 」になったとき、減算式数値更新規則か
ら加算式数値更新規則に切換えられる(図7(a)参
照)。
毎に、加算式数値更新規則と減算式数値更新規則の一方
から他方に切換えるので、所定の数を最新の抽選用数値
に対して加算又は減算するという簡単な演算でよい。し
かも、数値更新規則を変更することで、大当たり発生の
周期性を確実に崩すことができるため、大当り確率を変
更することなく、大当たり数値「7」を抽選する大当た
り発生タイミングの予想を不可能にでき、体感器攻略や
違法改造による大当りに対する狙い打ちに対処すること
ができる。これにより、遊技店側の収益性の悪化を防止
できる。
386号で提案したように、抽選用数値更新手段52で
更新されるリング状数値群の先頭数値を変更する技術
を、数値更新規則の変更技術に採用することで、大当た
り発生タイミング変更に、より高い効果が得られる。例
えば、図8(a)に示すように、図7(a)と同様に、
加算式数値更新規則が設定されおり、しかも加算する所
定の整数として「1」が設定されている場合、これら複
数の数値「0」〜「299 」のうちから周期的に1ずつ抽
出して抽選用数値が更新される。
多数回更新毎に、つまりこのリング状数値群を複数巡す
る毎の所定の数値「299 」になったとき、このリング状
数値群の先頭数値が「0」から「100 」に変更される。
即ち、図8(b)に示すように、・・・→「298 」→
「299 」→「100 」→「101 」→・・・・・→「299 」
→「0」→・・・・「98」→「99」→「100 」→・・・
・の順に順次抽出される。このように、リング状数値群
を複数巡する毎に、そのリング状数値群の先頭数値を任
意の数値に変更するようにしてもよい。
実に崩すことができるため、大当り確率を変更すること
なく、大当たり発生タイミングの予想を不可能にでき、
大当りに対する狙い打ちに対処することができる。これ
により、遊技店側の収益性の悪化を防止できる。更に、
図8(c)に示すように、図8(b)に示す抽選用数更
新処理の実行中に、加算式数値更新規則から減算式数値
更新規則に切換えてもよい。即ち、このリング状数値群
を100 巡する毎の所定の数値「99」になったとき、加算
式数値更新規則から減算式数値更新規則に切換えられ
る。
・→「98」→「99」→「99」→「98」→・・・・・→
「101 」→「100 」→「99」・・・・の順に順次抽出さ
れる。この場合にも、大当たり発生の周期性を確実に崩
すことができるため、大当り確率を変更することなく、
大当たり発生タイミングの予想を不可能にでき、大当り
に対する狙い打ちに対処することができる。
図7(a)と同様に、加算式数値更新規則が設定されお
り、しかも加算する所定の整数として「1」が設定され
ている場合、これら複数の数値「0」〜「300 」のうち
から周期的に1ずつ抽出して抽選用数値が更新される。
ゲーム途中において、例えば抽選用数値が多数回更新毎
に、つまりこのリング状数値群を複数巡する毎の所定の
数値「300 」になったとき、加算する所定の整数として
「2」を設定し、その数値「300 」から2つ目毎の数値
を飛び飛びに抽出して抽選用数値を更新するようにして
もよい。
「299 」→「300 」→「1」→「3」→・・・・・→
「297 」→「299 」→「0」→「2」→「4」・・・・
→「298 」→「300 」→「1」→・・・・の順に順次抽
出される。更に、図10に示すように、図9(b)に示
す抽選用数更新処理の実行中に、加算式数値更新規則か
ら減算式数値更新規則に切換えてもよい。即ち、このリ
ング状数値群を複数巡する毎の所定の数値「300 」にな
ったとき、加算式数値更新規則から減算式数値更新規則
に切換えられる。その結果、・・・→「298 」→「300
」→「300 」→「298 」→・・・・・→「2」→
「0」→「299 」→「297 」・・・・の順に順次抽出さ
れる。
実に崩すことができるため、大当り確率を変更すること
なく、大当たり発生タイミングの予想を不可能にでき、
体感器攻略や違法改造による大当りに対する狙い打ちに
対処することができる。これにより、遊技店側の収益性
の悪化を防止できる。前記実施形態の変更形態について
説明する。
隔を求め、この入賞間隔がほぼ一定時間であって周期性
がある場合、抽選用数値の更新処理において、リング状
数値群を一巡する毎、二巡する毎、三巡する毎・・・の
ように、短期間で加算式数値更新規則と減算式数値更新
規則の一方から他方に切換えるようにしてもよい。 2〕加算式数値更新規則に用いる所定の数や減算式数値
更新規則に用いる所定の数は、ランダム制を損なわない
ような任意の整数であってもよい。
「0」〜「299 」までの複数個の数値に限るものではな
く、任意の数であってもよい。 4〕図8(b)、図8(c)に示す先頭数値として、
「100 」以外の任意の数値を設定するようにしてもよ
い。 5〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレンジボール
機、雀球機等の種々の弾球遊技機に適用することが可能
である。
手段、変動図柄表示手段、図柄始動手段、抽選手段、抽
選結果判定手段、特定表示制御手段、特別遊技発生手段
を備え、更に、抽選手段は抽選用数値更新手段と、更新
規則変更手段とを設けたので、抽選用に予め定められた
複数の数値のうちから予め定められた方法により1つず
つ抽出して抽選用数値が更新されるに際して、抽選用数
値を更新する数値更新規則が遊技中に変更されるため、
大当たり発生タイミングがゲーム途中の任意の時点で変
更される。これにより、大当たり発生の周期性を崩すこ
とができ、大当り確率を変更することなく、大当たり発
生タイミングの予想を不可能にできる。これにより、体
感器攻略や違法改造による大当りに対する狙い打ちに対
処することができ、遊技店側の収益性の悪化を防止する
ことができる。
は、リング状に配列されたリング状数値群になってお
り、抽選用数値更新手段により抽選用数値を所定回数更
新する毎に、更新規則変更手段による数値更新規則を変
更するので、ゲーム途中の任意の時点で大当たり発生の
周期性を確実に崩すことができる。これにより、請求項
1と同様の効果が得られる。
更手段は、最新の抽選用数値に対して、所定の数を加算
して更新する加算式数値更新規則と、所定の数を減算し
て更新する減算式数値更新規則の一方から他方に切換え
るので、所定の数を最新の抽選用数値に対して加算又は
減算するという簡単な演算でよく、しかも大当たり発生
の周期性を確実に崩すことができるため、請求項1と同
様の効果が得られる。その他請求項1又は2と同様の効
果を奏する。
更新規則における所定の数と、前記減算式数値更新規則
における所定の数は、零以外の任意の整数であるので、
その任意の整数を用いた加算又は減算による抽選用数値
更新手段の更新処理が簡単化する。その他請求項3と同
様の効果を奏する。
機)の斜視図である。
新する抽選用数値更新制御を説明する説明図であり、
(a)は整数「1」を加算する加算式数値更新規則に基
づく抽選用数値の更新説明図であり、(b)は整数
「1」を減算する減算式数値更新規則に基づく抽選用数
値の更新説明図である。
新する抽選用数値更新制御を説明する説明図であり、
(a)は整数「1」を加算する加算式数値更新規則に基
づく抽選用数値の更新説明図であり、(b)は先頭数値
を変更し且つ加算式数値更新規則に基づく抽選用数値の
更新説明図であり、(c)は先頭数値を変更し且つ減算
式数値更新規則に基づく抽選用数値の更新説明図であ
る。
新する抽選用数値更新制御を説明する説明図であり、
(a)は整数「1」を加算する加算式数値更新規則に基
づく抽選用数値の更新説明図であり、(b)は整数
「2」を加算する加算式数値更新規則に基づく抽選用数
値の更新説明図である。
基づく抽選用数値の更新説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 遊技者に不利な閉状態と遊技者に有利な
開状態に変化可能な開閉式入賞手段(18)と、 1又は複数の図柄を変動表示可能な変動図柄表示手段(2
2)と、 遊技球の検出を条件に変動図柄表示手段(22)に図柄の変
動を開始させる図柄始動手段(17)と、 前記図柄始動手段(17)による遊技球の検出を条件に抽選
を行う抽選手段(51)と、 前記抽選手段(51)から抽選結果を受けて判定する抽選結
果判定手段(54)と、 前記抽選結果判定手段(54)から特別判定を受けたとき、
変動図柄表示手段(22)に変動停止時の図柄として特定表
示を行わせる特定表示制御手段(61)と、 前記特別判定及び/又は前記特定表示に基づいて開閉式
入賞手段(18)を開状態として遊技者に利益状態を与える
特別遊技状態とする特別遊技発生手段(56)とを有する弾
球遊技機であって、 前記抽選手段(51)は、 抽選用に予め定められた複数の数値のうちから予め定め
られた方法により1つずつ抽出して抽選用数値を更新す
る抽選用数値更新手段(52)と、 前記抽選用数値更新手段(52)で抽選用数値を更新する数
値更新規則を変更する更新規則変更手段(53)と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項2】 前記複数の数値は、リング状に配列され
たリング状数値群になっており、前記抽選用数値更新手
段(52)により抽選用数値を所定回数更新する毎に、更新
規則変更手段(53)による数値更新規則を変更することを
特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 - 【請求項3】 前記更新規則変更手段(53)は、最新の抽
選用数値に対して、所定の数を加算して更新する加算式
数値更新規則と、所定の数を減算して更新する減算式数
値更新規則の一方から他方に切換えることを特徴とする
請求項1又は2に記載の弾球遊技機。 - 【請求項4】 前記加算式数値更新規則における前記所
定の数と、前記減算式数値更新規則における前記所定の
数は、零以外の任意の整数であることを特徴とする請求
項3に記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29107699A JP2001104588A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29107699A JP2001104588A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 弾球遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003354998A Division JP2004024913A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001104588A true JP2001104588A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17764131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29107699A Pending JP2001104588A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001104588A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008183375A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Samii Kk | スロットマシン |
JP2008212422A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Samii Kk | スロットマシン |
JP2012024249A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Taiyo Elec Co Ltd | 弾球遊技機 |
-
1999
- 1999-10-13 JP JP29107699A patent/JP2001104588A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008183375A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Samii Kk | スロットマシン |
JP2008212422A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Samii Kk | スロットマシン |
JP2012024249A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Taiyo Elec Co Ltd | 弾球遊技機 |
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