JP4272647B2 - 半導体集積回路装置のレイアウト方法及びそのレイアウトプログラム - Google Patents

半導体集積回路装置のレイアウト方法及びそのレイアウトプログラム Download PDF

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Description

本発明は,半導体集積回路装置のレイアウト方法及びそのレイアウトプログラムに関し,特に,高い柔軟性でセルのレイアウトを制御できる半導体集積回路のレイアウト方法及びそのレイアウトプログラムに関する。
半導体集積回路の設計工程は,所定の機能の論理回路を設計する論理設計工程と,論理設計工程により生成された論理回路情報であるネットリストをもとにして,自動配置配線プログラムによりチップ上にマクロやセルとそれらを接続する配線をレイアウトするレイアウト工程とを有する。近年の大規模化に伴って,レイアウト工程における工数の増大が問題になっている。
たとえば,入出力回路,論理マクロ,メモリマクロ,セル配置領域などをチップ内に配置するフロアプラン工程の後,セル配置領域内に複数のセルを配置し,セル間の配線を発生させ配置する。この工程で,複数のセルの配置とその接続配線の配置は,自動配置配線プログラムツール(レイアウトプログラム)を実行するコンピュータにより自動的に行われる。したがって,セルの配置が適切でないと,その間の接続配線が長くなったりして接続配線の面積効率が低下したり,一部の接続配線の配置が不可能になったり,さらに,密集した複数のセルへの電源電流の供給不足が発生したりする。
従来,このような不具合が発生しないように,フロアプラン工程の段階で,セルの配置を禁止するセル配置禁止領域や所定の密度以上にセル配置されることを禁止するセル配置禁止領域などを設定して,不具合の原因となる位置,領域にセルが配置されないようにすることが提案されている。たとえば,以下の特許文献1,2,3,4などである。
特開平11−338892号公報 特開平10−4141号公報 特開平5−190813号公報 特開平5−152437号公報
しかしながら,チップ内に配置されるセルは,論理回路を構成する通常のセルに加えて,接続配線の信号遅延特性を改善するためのタイミング調整用セルや,電源配線の電圧変化を緩和するためのキャパシタセルなど複数種類のセルが含まれ,セルの種類に応じて配置すべきでない領域や配置すべき領域が異なる。さらに,自動レイアウト工程の工程毎にセルの配置を制限すべき領域や禁止すべき領域が異なる。そのため,セル配置禁止領域をチップ上に配置したり,一旦配置したセル配置禁止領域を除去したりすることを繰り返し行う必要がある。このようなセル配置禁止領域の配置と除去を繰り返すことは煩雑であり,工数の増大を招き,自動レイアウト工程において好ましくない。
そこで,本発明の目的は,工数の増大を抑えつつ柔軟性の高いセル配置の制御を可能にする集積回路装置のレイアウト方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,複数のレイアウト工程を通じて,複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウト方法において,(1)異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域を,前記チップ領域内に配置する配置規制領域配置工程と,(2)前記配置された配置規制領域の第1のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを配置する第1のレイアウト工程と,(3)前記配置された配置規制領域の第2のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを配置する第2のレイアウト工程とを有する。
上記の目的を達成するために,本発明の第2の側面によれば,複数のレイアウト工程を通じて,ライブラリに登録されている複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウト方法において,前記ライブラリに登録されているセルデータには,当該セルの周囲の領域であって所定の種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域データが関連づけられ,前記レイアウト方法は,(1)前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第1のレイアウト工程と,(2)前記配置されたセルデータに関連づけられた配置規制領域データの前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第2のレイアウト工程とを有する。
上記発明の第1の側面によれば,セルの自動配置工程の前に,異なるレイアウト工程に対応して特定のセルについて配置が許可または禁止される配置規制領域を配置するので,セルの配置位置を柔軟性高いルールで規制することができ,不都合な位置にセルが配置されることを防止することができる。
また,上記発明の第2の側面によれば,ライブラリに登録されているセルに対して,そのセルの周辺領域であって特定のセルについて配置が許可または禁止される配置規制領域が関連付けられているので,そのセルを配置することで同時にそれに関連付けられた配置規制領域が配置され,その後のセルの配置が規制され,不都合な位置にセルが配置されることを防止することができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
最初に,本実施の形態を説明する前に,従来のセル配置禁止領域を利用したレイアウト方法について簡単に説明する。
図1は,従来のセル配置禁止領域を指定するレイアウト方法のフローチャート図である。図2,図3は,それによるレイアウト図である。レイアウト工程の前に,論理回路設計が完了しており,論理回路データであるネットリストが生成済みである。図2(A)に示すように,最初のフロアプラン工程S10では,複数の入出力マクロIO,RAMやALUなどのマクロMCR,複数のセルを配置するセル配置領域ROWを,チップ領域10上に配置する。図2(A)の例では,セル配置領域ROWは,入出力マクロIOとマクロMCRを除いた領域に指定されている。このフロアプラン工程では,オペレータがマニュアルで配置してもよく,自動配置ツールの所定のアルゴリズムに基づいて自動で配置してもよい。このフロアプラン工程ではチップ領域内の概略的な配置が行われる。
次に,配置禁止領域作成工程S12では,図2(A)に示されるように,マクロの周辺にセルの配置を禁止する領域として配置禁止領域20が作成される。マクロにはその周縁部に入出力ポートが配置されているので,それら入出力ポートへの配線領域を確保する目的で配置禁止領域20が配置される。さらに,配置禁止領域作成工程S12では,図2(B)に示されるように,マクロ間領域やマクロMCRと入出力マクロIO間の領域にも配置禁止領域22が作成される。これらの領域にセルが配置されると,マクロMCRの下のセルは一領域ROW内のセルとの接続配線が長くなり配線効率が悪くなったり,接続配線自体の配置が不可能になったりするからである。
そして,セル配置及び配線配置工程S14では,図3(A)に示されるように,セル配置領域ROW内で配置禁止領域20,22を除く領域に,通常セル24が配置される。この例では,3つの通常セル24−1,24−2,24−3がチップ10の上辺の入出力マクロIOに近い位置に配置され,それらを接続する配線経路26がレイアウトされる。この配線経路26は例えば論理配線であって,実際に配置される実配線ではない。配線禁止領域20,22を設定しておくことで,マクロMCRの周囲や,マクロ間及びマクロMCRと入出力マクロIO間には通常セルは配置されない。
次に,マクロMCRの周辺を除いて配置禁止領域22が削除される(S16)。その結果,図3(C)に示されるとおり,配置禁止領域20がマクロMCRの周囲に残る。この状態で,タイミング調整工程S18では,セル間の配線経路26とセルの駆動能力などにしたがって配線経路26の遅延時間が求められ,それら遅延時間に基づき配線経路を伝搬する信号のタイミング検証が行われる。タイミング検証でタイミング遅れが検出されると,その配線経路内にタイミング調整用のセル28が配置される。このタイミング調整用セルも,配置禁止領域20を除くセル配置領域ROW内に配置される。図3(C)の例では,入出力マクロIOと通常セル24−1との間にタイミング調整用セル28が配置されている。
上記のように,セルの配置を禁止する配置禁止領域をあらかじめ配置した後に,セルの自動配置を行うことで,不都合な位置にセルが配置されるのを防止することができる。しかし,画一的にセルの配置を禁止する領域が指定できるだけであり,レイアウトの異なる工程で異なるセルの配置制御を行うためには,図3(B)に示したように配置禁止領域22を削除したり,図2(B)に示したように配置禁止領域22を作成したりすることが必要であり,これらを自動化することが困難であり主にオペレータのマニュアルにより行われることが多く,煩雑なオペレーションが必要になる。
次に,本実施の形態について説明する。本実施の形態では,従来例のように画一的にセルの配置を禁止する領域を利用するのではなく,一連のレイアウト工程の異なるレイアウト工程に対応して,所定のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域を利用することで,より柔軟性の高いセル配置の制御を可能にするものである。
図4は,本実施の形態におけるレイアウト装置の構成図である。このレイアウト装置は,中央処理ユニットCPUと,メモリRAMと,入出力装置I/Oと,複数のセルが登録されているライブラリ30と,レイアウトプログラムのモジュールであるフロアプランツール36,セルレイアウトツール38,タイミング調整ツール40とが,バス42を介して接続されている。そして,レイアウト装置は,論理設計で生成された論理回路データであるネットリスト34に基づいて,チップ領域内にマクロやセルを配置しその間の接続配線を配置したレイアウトデータ32を生成する。レイアウトプログラムの各ツール36,38,40の機能については後述する。
図5は,ライブラリデータの一例を示す図である。論理回路データであるネットリストは,複数のセルデータとその接続配線データとを有する。そして,レイアウト工程では,このネットリストに含まれる複数のセルをチップ領域内に配置し,それらを接続する接続配線を生成する。その場合,ライブラリ30に登録されている複数のセルから所望のセルが選択され,チップ領域内に配置されて,レイアウトデータファイル32が生成される。ライブラリには,例えば,複数種類の通常セルR−CELL1〜nのデータ34Aと,複数種類のタイミング調整用セルT−CELL1〜mのデータ34Bと,複数種類の配置規制領域#1〜#Nのデータ34Cとが登録されている。通常セルのデータは,各セルを構成するトランジスタなどの回路要素とそのセル内接続配線のデータを含む。タイミング調整用セルは遅延回路や信号駆動用のバッファなどのセルであり,通常セルのデータと同様に,セルを構成するトランジスタとそのセル内接続配線のデータを含む。一般に,ネットリスト34は通常セルのデータとその接続配線のデータとを有し,タイミング調整用セルのデータは含まれていない。
本実施の形態では,ライブラリ34が,一連のレイアウト工程の異なるレイアウト工程に対応して,特定のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域のデータ34Cを有する。配置規制領域は単数または複数の種類があり,かかる配置規制領域データは,あらかじめライブラリに登録されているか,或いは,レイアウト工程中にオペレータが任意に生成してライブラリに登録されるかのいずれかである。
図6は,配置規制領域データの例を示す図である。本実施の形態における配置規制領域は,レイアウトプロセスを構成する一連の複数のレイアウト工程のうち,異なるレイアウト工程に対応して,それぞれの工程で特定のセルの配置を禁止または許可する領域である。あらかじめ複数種類の配置規制領域をライブラリに登録しておき,あるいは,レイアウト中に任意の配置規制領域を作成してライブラリに登録し,フロアプラン工程の後で,所望の配置規制領域をチップ領域内に配置する。そして,その配置規制領域内では配置規制領域データに定義されたルールに準拠してセルの自動レイアウトを行うことで,異なる工程において,それぞれ所望のセルが配置される位置または配置されない位置を制御または規制することができる。これらの配置規制領域は,一部または全部が互いに重なり合って配置されることもできる。
図6に示した配置規制領域データは,「配置規制領域ID」「範囲情報」「工程情報」「配置許可」「配置禁止」の属性データを有する。図6の例では,配置規制領域IDが#1のデータは,「範囲情報」が「任意の範囲」と,「工程情報」が「セル配置工程」と「タイミング調整工程」と定義されている。そして,「セル配置工程」での「配置許可」は「指定なし」と,「配置禁止」は「すべてのセル」と定義され,「タイミング調整工程」での「配置許可」は「タイミング調整用セル」と,「配置禁止」は「指定なし」と定義されている。つまり,配置規制領域#1によれば,その領域内において,セル配置工程ではすべてのセルの配置が禁止され配置が許可されるセルの指定はなく,タイミング調整工程ではタイミング調整用セルの配置のみが許可され,配置が禁止されるセルは特に指定されていない。したがって,配置規制領域#1と指定された領域では,セル配置工程ですべてのセルの配置が禁止され,タイミング調整工程でタイミング調整用セルのみの配置が許可される。
配置規制領域IDが#2のデータは,「範囲情報」が「任意の範囲」と,「工程情報」が「セル配置工程」と「タイミング調整工程」と「カップリング容量セル配置工程」と定義されている。そして,「セル配置工程」での「配置許可」は「指定なし」と,「配置禁止」は「すべてのセル」と定義され,「タイミング調整工程」での「配置許可」は「指定なし」と,「配置禁止」は「すべてのセル」と定義され,「カップリング容量セル配置工程」での「配置許可」は「カップリング容量セル」と,「配置禁止」は「指定なし」と定義されている。つまり,配置規制領域#2によれば,その領域内において,セル配置工程とタイミング調整工程ではすべてのセルの配置が禁止され,カップリング容量セル配置工程ではカップリング容量セルのみの配置が許可される。したがって,この領域内にはカップリング容量セルのみが配置可能となる。
なお,カップリング容量セルは,通常ネットリストに含まれていないが,レイアウト工程の最後の工程で,空き領域にカップリング容量セルを配置することで,電源ノイズの発生を抑制するようにすることが行われる。
上記のように,配置規制領域データとして,指定できる範囲を「範囲情報」として定義し,異なる工程に対応して,配置許可されるセルの種類と配置禁止されるセルの種類を定義することで,一連のレイアウト工程のうち異なる工程に対応してセルの配置位置を柔軟に制御または規制することができる。
図7は,第1の実施の形態におけるレイアウト方法のフローチャート図である。また,図8はその変形例である。さらに,図9,図10は,上記レイアウト方法によりレイアウトされたチップ領域のレイアウト図である。
まず,図7のフローチャートに沿って,図9,図10を参照しながら,本実施の形態におけるレイアウト方法について説明する。レイアウト工程に先だって,配置規制領域データが作成され,ライブラリ30に登録されている(S20)。配置規制領域データは図6で説明したとおりである。また,ライブラリ30のデータについても図5で説明したとおりである。
そして,レイアウト工程において,最初に,フロアプラン工程S10が行われる。図9(A)はフロアプラン工程により配置されたチップ領域10を示す。周辺に入出力マクロIOが配置され,2つの論理回路またはメモリなどのマクロMCRが配置され,それ以外の位置にセル配置領域ROWが配置されている。そして,ライブラリ30に登録されている任意の配置規制領域が,チップ領域10内に配置される(S22)。その結果,レイアウトデータ32には,配置された配置規制領域のデータが反映される。図9(B)に示されるように,例えば,マクロMCR間の領域とマクロMCRと入出力マクロIOとの間の領域とに配置規制領域#1(50)が配置される。配置規制領域#1は,図6で説明したとおりである。この例では,1つの配置規制領域50のみが配置されているが,複数の配置規制領域が排他的にまたは一部重なって配置されてもよい。
配置規制領域が指定された後,セル配置及び配線配置工程S14とタイミング調整工程S18とが実行される。図10(A)に示すように,セル配置及び配線配置工程S14では,配置規制領域50内は,セル配置工程S14においてすべてのセルの配置が禁止されているので,ネットリスト内の通常セル24−1,24−2,24−3は,配置規制領域50以外のセル配置領域ROW内に配置される。そして,それらのセルを接続する接続配線26も配置される。したがって,ネットリスト内の通常セルがマクロMCR間やマクロMCRと入出力マクロIOとの間の領域に配置されないように制御または規制することができる。
次に,タイミング調整工程S18では,各接続配線における遅延時間が求められタイミング検証が行われる。そして,タイミング検証の結果,タイミングが適切でない場合は,その接続配線の途中にタイミング調整用セル28が配置される。配置規制領域50内は,タイミング調整工程ではタイミング調整用セルのみの配置が許可されているので,図10(B)に示されるように,その配置規制領域50内にタイミング調整用セル28−1が配置され,さらに,セル配置領域ROW内にもタイミング調整用セル28−2が配置される。このタイミング調整用セルは,接続配線を伝搬する信号のタイミングを遅延させてタイミングを調整するものであり,通常はネットリストに含まれていない。
このように,レイアウト工程S14,S18において,自動レイアウトツール38,40は,レイアウトデータファイル32に反映されている配置規制領域の位置と属性データを参照し,それに準拠して,禁止されているセルを配置せず,許可されているセルを自動配置する。このように,配置規制領域データを利用することで,従来のようにセル配置禁止領域を発生させたり削除させたりといった煩雑な処理を繰り返す必要がなくなる。さらに,配置規制領域を複数種類定義してライブラリに登録しておくことで,所望の配置規制領域を配置することで,セル配置の制御または規制を高い柔軟性で行うことができ,レイアウト工程において利便性を高めることができる。
図8では,レイアウト工程の途中で,配置規制領域の配置工程S22Aと,そのデータ作成及びライブラリへの登録工程S22Bとが行われる。つまり,オペレータは,あらかじめライブラリ30に登録されている配置規制領域以外に,所望の配置規制領域を作成し,チップ領域内に配置し,ライブラリ30に登録することができる。そのような配置規制領域のカスタマイズを可能にすることで,オペレータにより高い利便性を提供することができる。図8において,セル配置及び配線配置工程S14とタイミング調整工程S18とは,図7と同じである。
[第2の実施の形態]
図11は,セルが集中して配置された場合の問題点を示す図である。セル配置領域ROW内には,垂直方向に延びる電源配線PW1,PW2(グランド電位と電源電位)が所定の距離を隔てて配置され,水平方向には,セルを配置するセルアレイ領域CARRYと,セル間を接続する配線領域CLINEとが配置される。図11の例では,真ん中の領域に12個のセルCLが集中して配置されている。このように,複数のセルが集中して配置されると(図中102),セル間を接続する配線密度が高くなりすぎて必要な配線を配置することができなくなる。さらに,集中配置されたセルへの消費電流がセル電源供給用の電源配線の電流容量を超えて,領域100のところで電源配線の電流密度違反を発生させたり,消費電流の増大に伴う電源ノイズが大きくなったりなどの問題を生じる。従来は,このようなセルの集中配置が発生すると,例えばオペレータがマニュアルでセルを分散して再配置させたりする必要があり,レイアウト工数を増やしていた。
図12は,第2の実施の形態における通常セルとそれに関連付けられている配置規制領域とを示す図である。第2の実施の形態では,図12(A)に示すように,通常セルCLAの周囲,特に隣接してセルが配置される可能性のある周囲の領域(図中では左右)に,配置規制領域52,54が配置される。つまり,通常セルのデータには,その左右領域に配置規制領域が配置されるように配置規制領域データが関連付けられている。図12(A)の例では,セルCLAの左右に配置規制領域(#2)54が配置され,さらにセルCLAの左右に配置規制領域(#2)54を含むより広い領域に配置規制領域(#1)52が配置されている。
図12(B)に上記の2つの配置規制領域#1,#2のデータ例が示されている。この配置規制領域データも,前述と同様に,属性データとして「配置規制領域ID」「範囲情報」「工程情報」「配置許可」「配置禁止」を有する。さらに,関連付けられるセルのセルIDが含まれる。つまり,図12(B)の例では,セルA(セルID)に配線規制領域#1,#2が関連付けられている。そして,配線規制領域#1は,「範囲情報」として「セルの左右にセルAの幅」が,「工程情報」として「指定なし」が,「配置許可」として「設定なし」が,「配置禁止」として「セルA」がそれぞれ設定されている。したがって,配置規制領域#1内にはセルAの配置がレイアウト工程にかかわらず禁止される。これにより,一旦セルAを配置すると,その両側にセルAの幅分の領域には,同じセルAが配置されることはない。このことは,セルAがクロックに同期して動作するクロックバッファやフリップフロップなどの場合は,同じセルAが隣接して配置されると消費電流が集中するので,この配置規制領域#1を両側に関連付けておくことで,同じセルAが隣接して配置されることを回避するように制御または規制することができることを意味する。
配置規制領域#2は,「範囲情報」として「セルの左右にセルCの幅」が,「工程情報」として「指定なし」が,「配置許可」として「セルC」が,「配置禁止」として「設定なし」がそれぞれ設定されている。したがって,配置規制領域#2にはセルCの配置がレイアウト工程にかかわらず許可される。セルCの例としては,電源配線間に設けられるデカップリング容量セルである。デカップリング容量セルを設けることで,セルAが動作したことに伴って消費電流により電源電位が変動することを抑えることができる。このように,セルAがクロック同期で動作する場合,その入出力端子近傍にデカップリング容量セルを配置する領域を確保しておけば,電源ノイズを抑制することができる。
第2の実施の形態におけるレイアウト工程は,図7及び図8と同じである。ただし,第2の実施の形態では,特定のセルに対して特定の配置規制領域が付加されているので,特定のセルを配置するとそれに関連付けられた配置規制領域も同時に配置されることになる。
図13,図14,図15は,第2の実施の形態におけるレイアウト工程中のレイアウト図である。図7,図8のフローチャート図のセル配置工程S14において,ネットリスト内のセルが順次自動配置される。図13では,セルアレイ領域CARRY内にセルA(CLA)が配置されている。図12で説明したとおりセルA(CLA)の左右にはセルAの配置を禁止する配置規制領域#1がセルAの幅の大きさで配置されるので,セルA(CLA)の両側には同じセルA(CLA)が配置されることはない。つまり,図13では,セルの自動レイアウトツールは,1個のセルA(CLA)を配置すると,それに関連付けられている配置規制領域データをレイアウトデータに反映する。それにともなって,次のセルAを自動配置するとき,先に配置されたセルAの左右の配置規制領域#1にはセルAの配置が禁止され,その領域を除いてセルAが自動は位置される。その結果,複数のセルAが,配置規制領域#1を隔てて配置されることになり,セルAの密度や個数を所望の密度,個数に制御または規制することができる。
次に,図14では,他のセル60が配置される。セルAの両側の配置規制領域#1には,セルAの配置を禁止するのみであり,他のセル60を配置することは許可されている。一方,セルAの両側の配置規制領域#2には,セルCの配置が許可されるのみであり,他のセル60を配置することは許可されていない。そこで,図13の配置規制領域#1であって,配置規制領域#2でない領域に,他のセル60が配置される。
最後に,図15では,セルC(CLC)が配置される。この場合,配置規制領域#2にはセルC(CLC)のみ配置が許可されているので,配置規制領域#2内にはセルC(CLC)が配置される。これにより,セルA(CLA)の両側には多くのセルC(CLC)が配置されることになる。セルCがデカップリング容量セルであれば,セルAのクロック同期の動作による電源ノイズの発生を抑制することができる。デカップリング容量セルは,通常はネットリストに含まれていないセルである。
以上のように,セルの近傍に配置規制領域が配置されるようにセルデータに配置規制領域データを関連付けておけば,セルを配置する時に同時に配置規制領域を配置することができ,それ以後のセル配置を制御または規制することができる。
第2の実施の形態では,配置規制領域データが工程情報に対応して「配置許可」「配置禁止」を設定していないが,第1の実施の形態と同様に工程情報に対応して「配置許可」「配置禁止」を設定してもよい。
セルの両側に配置する配置規制領域#1の範囲は,電源配線PW1,PW2が供給可能な消費電流と,電源配線間の距離とから配置可能なセル密度やセル数に基づいて,設定される。その範囲を大きくすれば,配置されるセル密度を下げて配置されるセル数を減らすことができる。逆に,その範囲を小さくすれば,セル密度を上げてセル数を増やすことができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)複数のレイアウト工程を通じて,複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウト方法において,
異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域を,前記チップ領域内に配置する配置規制領域配置工程と,
前記配置された配置規制領域の第1のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを配置する第1のレイアウト工程と,
前記配置された配置規制領域の第2のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを配置する第2のレイアウト工程とを有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記2)付記1において,
前記セルは,通常セルとタイミング調整用セルとを有し,
前記複数のレイアウト工程は,論理設計データに含まれる通常セルを配置する第1のレイアウト工程と,前記通常セル間を接続する配線の途中に当該配線を伝搬する信号のタイミングを調整するための前記タイミング調整用セルを配置する第2のレイアウト工程とを有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記3)付記1において,
前記配置規制領域配置工程では,あらかじめライブラリに登録された複数の配置規制領域から所望の配置規制領域を選択して,前記チップ領域内に配置することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記4)付記1において,
前記配置規制領域配置工程では,新たな配置規制領域をライブラリに登録すると共に,当該新たな配置規制領域を前記チップ領域内に配置することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記5)付記1において,
前記第1のレイアウト工程では,前記複数のセルとその間の接続とを定義した論理回路データに基づいて前記セルの配置が行われ,
前記第2のレイアウト工程では,前記論理回路データに含まれていないセルの配置が行われることを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記6)複数のレイアウト工程を通じて,複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウトプログラムにおいて,
異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域が,前記チップ領域内に配置されたことに応答して,当該配置された配置規制領域をレイアウトデータに関連付ける配置規制領域配置工程と,
前記配置された配置規制領域の第1のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを配置する第1のレイアウト工程と,
前記配置された配置規制領域の第2のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを配置する第2のレイアウト工程とをコンピュータに実行させる集積回路装置のレイアウトプログラム。
(付記7)複数のレイアウト工程を通じて,ライブラリに登録されている複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウト方法において,
前記ライブラリに登録されているセルデータには,当該セルの周囲の領域であって所定の種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域データが関連づけられ,
前記レイアウト方法は,
前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第1のレイアウト工程と,
前記配置されたセルデータに関連づけられた配置規制領域データの前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第2のレイアウト工程とを有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記8)付記7において,
前記配置規制領域では,異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記9)付記7において,
さらに,前記配置されたセル間を接続する接続配線を前記チップ領域に配置する第3のレイアウト工程を有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記10)付記7において,
前記第2のレイアウト工程では,電源間を接続するカップリング容量を有するセルが配置されることを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記11)付記7において,
前記第1のレイアウト工程では,前記複数のセルとその間の接続とを定義した論理回路データに基づいて前記セルの配置が行われ,
前記第2のレイアウト工程では,前記論理回路データに含まれていないセルの配置が行われることを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
(付記12)複数のレイアウト工程を通じて,ライブラリに登録されている複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウトプログラムにおいて,
前記ライブラリに登録されているセルデータには,当該セルの周囲の領域であって所定の種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域データが関連づけられ,
前記レイアウトプログラムは,
前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第1のレイアウト工程と,
前記配置されたセルデータに関連づけられた配置規制領域データの前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第2のレイアウト工程とをコンピュータに実行させる集積回路装置のレイアウトプログラム。
従来のセル配置禁止領域を指定するレイアウト方法のフローチャート図である。 従来のセル配置禁止領域を指定するレイアウト方法によるレイアウト図である。 従来のセル配置禁止領域を指定するレイアウト方法によるレイアウト図である。 本実施の形態におけるレイアウト装置の構成図である。 ライブラリデータの一例を示す図である。 配置規制領域データの例を示す図である。 第1の実施の形態におけるレイアウト方法のフローチャート図である。 第1の実施の形態におけるレイアウト方法のフローチャート図である。 第1の実施の形態のレイアウト方法によりレイアウトされたチップ領域のレイアウト図である。 第1の実施の形態のレイアウト方法によりレイアウトされたチップ領域のレイアウト図である。 セルが集中して配置された場合の問題点を示す図である。 第2の実施の形態における通常セルとそれに関連付けられている配置規制領域とを示す図である。 第2の実施の形態におけるレイアウト工程中のレイアウト図である。 第2の実施の形態におけるレイアウト工程中のレイアウト図である。 第2の実施の形態におけるレイアウト工程中のレイアウト図である。
符号の説明
10:チップ領域 IO:入出力マクロ
MCR:マクロ ROW:セル配置領域
50:配置規制領域 24:通常セル
26:配線経路 28:タイミング調整用セル

Claims (10)

  1. コンピュータにより,複数のレイアウト工程を通じて,複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウト方法において,
    コンピュータ上で,異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域を,前記チップ領域内に配置する配置規制領域配置工程と,
    前記配置規制領域配置工程の後に,コンピュータにより,前記配置された配置規制領域の第1のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを当該所望のセルの配置が許可されている領域内に配置する第1のレイアウト工程と,
    前記配置規制領域配置工程の後に,コンピュータにより,前記配置された配置規制領域の第2のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを当該所望のセルの配置が許可されている領域内に配置する第2のレイアウト工程とを有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  2. 請求項1において,
    前記セルは,通常セルとタイミング調整用セルとを有し,
    前記複数のレイアウト工程は,論理設計データに含まれる通常セルを配置する第1のレイアウト工程と,前記通常セル間を接続する配線の途中に当該配線を伝搬する信号のタイミングを調整するための前記タイミング調整用セルを配置する第2のレイアウト工程とを有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  3. 請求項1において,
    前記配置規制領域配置工程では,あらかじめライブラリに登録された複数の配置規制領域から所望の配置規制領域を選択して,前記チップ領域内に配置することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  4. 請求項1において,
    前記配置規制領域配置工程では,新たな配置規制領域をライブラリに登録すると共に,当該新たな配置規制領域を前記チップ領域内に配置することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  5. 複数のレイアウト工程を通じて,複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウトプログラムにおいて,
    異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可する配置規制領域が,前記チップ領域内に配置されたことに応答して,当該配置された配置規制領域をレイアウトデータに関連付ける配置規制領域配置工程と,
    前記配置規制領域配置工程の後に,前記配置された配置規制領域の第1のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを当該所望のセルの配置が許可されている領域内に配置する第1のレイアウト工程と,
    前記配置規制領域配置工程の後に,前記配置された配置規制領域の第2のレイアウト工程に対応して前記禁止または許可されたセルの種類に準拠して,前記チップ領域内に所望のセルを当該所望のセルの配置が許可されている領域内に配置する第2のレイアウト工程とをコンピュータに実行させる集積回路装置のレイアウトプログラム。
  6. コンピュータにより,複数のレイアウト工程を通じて,ライブラリに登録されている複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウト方法において,
    前記ライブラリに登録されているセルデータには,当該セルの周囲の領域であって第1の種類のセルの配置を禁止する第1の周囲領域と第2の種類のセルの配置を許可する第2の周囲領域を規定する配置規制領域データが関連づけられ,
    前記レイアウト方法は,
    コンピュータにより,前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第1のレイアウト工程と,
    コンピュータにより,前記配置されたセルデータに関連づけられた配置規制領域データの前記第1の周囲領域と禁止される第1の種類のセル及び前記第2の周囲領域と許可される第2の種類のセルに準拠して,前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第2のレイアウト工程とを有することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  7. 請求項6において,
    前記配置規制領域では,異なるレイアウト工程に対応して所定種類のセルの配置を禁止または許可することを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  8. 請求項6において,
    前記第2のレイアウト工程では,電源間を接続するカップリング容量を有するセルが配置されることを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  9. 請求項6において,
    前記第1のレイアウト工程では,前記複数のセルとその間の接続とを定義した論理回路データに基づいて前記セルの配置が行われ,
    前記第2のレイアウト工程では,前記論理回路データに含まれていないセルの配置が行われることを特徴とする集積回路装置のレイアウト方法。
  10. 複数のレイアウト工程を通じて,ライブラリに登録されている複数のセルをチップ領域内に配置し前記セル間を接続する配線を配置するレイアウトプログラムにおいて,
    前記ライブラリに登録されているセルデータには,当該セルの周囲の領域であって第1の種類のセルの配置を禁止する第1の周囲領域と第2の種類のセルの配置を許可する第2の周囲領域を規定する配置規制領域データが関連づけられ,
    前記レイアウトプログラムは,
    前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第1のレイアウト工程と,
    前記配置されたセルデータに関連づけられた配置規制領域データの前記第1の周囲領域と禁止される第1の種類のセル及び前記第2の周囲領域と許可される第2の種類のセルに準拠して,前記ライブラリに登録されているセルを前記チップ領域に順次配置する第2のレイアウト工程とをコンピュータに実行させる集積回路装置のレイアウトプログラム。
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