JP4254338B2 - 乗員保護装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車の車室内側部に展開するエアバッグに用いて好適の、車両用乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の安全装備の1つとして運転席及び助手席のエアバッグが広く普及している。また、このような前席のエアバッグに加えて、近年では車室内の側方で展開するようなエアバッグも普及しつつある。このような側方に設けられたエアバッグは、シートの側方に設けられたいわゆるサイドエアバッグ以外にも、図9に示すように、フロントピラー11からリヤピラー13に亘って展開するいわゆるカーテンエアバッグ1が開発、実用化されている。
【0003】
このようなカーテンエアバッグ1では、エアバッグ本体2はサイドルーフレール12内に車長方向に沿って格納されており、車両側方から衝突等により強い衝撃を受けると、車室内の側面を略全体的に覆うように広がって、乗員への衝撃(特に頭部への衝撃)を緩和するようになっている。
【0004】
ところで、カーテンエアバッグ1には、エアバッグ本体2の前側下端とフロントピラー11とがストラップ(ひも)3で結ばれたものがある。これは、エアバッグ本体2の上方はサイドルーフレール12に固定されているものの、その下端は自由端となっているため、エアバッグ1の膨張展開時におけるエアバッグ本体2の下端位置を規制する必要があるからである。
【0005】
そして、このようなストラップ3によりエアバッグ本体2の下端位置を規制することで、エアバッグ1の膨張展開動作を理想的なものとしている。このストラップ3は、エアバッグ1がサイドルーフレール12に収納されているときは、フロントピラー11に沿って、その内部に収納されている。
【0006】
図10は、車両の概略外観図であり、図11は、図10に示す車両のフロントピラー11部分におけるA−A矢視断面図である。図11に示すように、フロントピラー11は、アウタパネル11aと、閉断面に形成されたインナパネル11bと、インナパネル11b内に設けられた補強部材としてのリンホース11cとを有している。また、インナパネル11bの車室内側はピラートリム14で覆われており、このピラートリム14とインナパネル11bとの間には電装品用のハーネス15が配設されている。また、フロントピラー11の端部においてフロントウィンドウ20が固定されている。
【0007】
また、インナパネル11b及びピラートリム14の縁部にはウエザストリップ16が嵌め込まれており、このウエザストリップ16により、インナパネル11bとピラートリム14との間の開口が閉塞されている。また、上述したストラップ3は、ピラートリム14とインナパネル11bとの間に沿って配設されており、ストラップ3の一端がフロントピラー11の前方下端に固定され、他端がエアバッグ本体2の前方下端に連結されている(図9参照)。
【0008】
エアバッグ1の展開時には、エアバッグ本体2の膨張にともないピラートリム14とウェザーストリップ16との隙間からストラップ3が引っ張り出される。この結果、フロントピラー11内から完全に引っ張り出されたストラップ3は、膨張展開したエアバッグ本体2の下端位置を規制する。
【0009】
しかしながら、このストラップ3の途中部分(両端部以外)はフロントピラー11内において何ら固定されておらず、フロントピラー11内ではストラップ3の配設位置が定まっていなかった。このため、ストラップ3がピラートリム14の縁部に引っ掛かりピラートリム14を跳ね上げて外してしまったり、ピラートリム14を破損してしまう可能性があった(図11の2点鎖線で示すピラートリム14を参照。)。
【0010】
さらに、エアバッグ1の展開時にストラップ3がどのようにピラー11から出てくるかということについても予測することができなかったため、エアバッグ1の展開時にストラップ3がピラートリム14の縁部に引っ掛かってしまった場合には、理想的なエアバッグ1の展開を阻害するおそれもあった。
【0011】
一方、エアバッグ展開時のストラップの放出方向をピラートリムとウエザーストリップとの間に誘導するガイド部材をピラー内に設けることにより、ストラップがピラートリム縁部に引っ掛かりエアバッグの展開を阻害することを防止する技術が開示されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−106014号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような技術であってもストラップの途中部分はやはりピラー内において何ら固定されないので、ストラップがピラートリムに引っかかるのを完全に防止することはできない。また、上述のようなガイド部材はピラーの長さ方向に沿ってピラーの長さ分だけ設ける必要があり、コストが増加してしまうという課題がある。
【0014】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により、エアバッグの展開時にピラートリムとウェザーストリップとの隙間からストラップが確実に引き出されるようにした車両用の乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題解決するための手段】
上記課題を解決する第1の発明は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間において車室内に展開可能に配設されたエアバッグと、
前記車両のピラー部を車室内側から覆うと共に前記ヘッドライニングと接続されるトリム材と、
一端が前記天井部と前記ヘッドライニングとの間の空間において前記エアバッグに連結され、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在するストラップと、
前記ピラー部に沿って前記ピラー部と前記トリム材の縁部との間に設けられ、前記エアバッグが展開する際に前記ストラップが通過する間隙と
を備えた乗員保護装置において、
前記ヘッドライニングと前記トリム材との境界部を跨いで前記ストラップを保持する保持部と、
該保持部から前記間隙に向けて開口する開口部とを有する保持部材と
を備え、
前記ストラップと前記トリム材の上端部との間に前記保持部材の上部が位置し、前記ストラップが離脱する際に前記トリム材の上端部に接触しないように規制する
ことを特徴とする乗員保護装置。
上記課題を解決する第2の発明は、車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間から、車両のピラー部と該ピラー部の車室内側に配設され前記ピラー部を車室内側から覆うと共に前記ヘッドライニングと接続されるトリム材との間において車室内に展開可能に配設されたエアバッグと、
前記ピラー部に沿って前記ピラー部と前記トリム材の縁部との間に設けられた間隙とを備え、
前記エアバッグが展開する際に該エアバッグにおける前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在する部分が前記間隙を通過して車室内に移動する乗員保護装置において、
前記ヘッドライニングと前記トリム材との境界部を跨いで前記エアバッグを保持する保持部と、
該保持部から前記間隙に向けて開口する開口部とを有する保持部材と
を備え、
前記エアバッグにおける前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在する部分と前記トリム材の上端部との間に前記保持部材の上部が位置し、該エアバッグにおける前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在する部分が離脱する際に前記トリム材の上端部に接触しないように規制する
ことを特徴とする乗員保護装置。
【0016】
保持部材により、ピラー部とトリム材との間の空間においてストラップの位置固定をすると共に、エアバッグが膨張展開しストラップが間隙を通過する際にトリム材端部に引っ掛かることを防止する。特に、保持部材の保持部がヘッドライニングとトリム材との接続部分である境界部を跨ぐように、保持部材を設置することにより、境界部においてストラップが引っ掛かることを防止し、確実にストラップの引き出しを行う。
【0018】
保持部材により、ピラー部とトリム材との間の空間においてエアバッグの位置固定をすると共に、エアバッグが膨張展開して、エアバッグにおける前記空間内の部分が間隙を通過する際にトリム材端部に引っ掛かることを防止する。特に、保持部材の保持部がヘッドライニングとトリム材との接続部分である境界部を跨ぐように、保持部材を設置することにより、境界部においてエアバッグが引っ掛かることを防止し、確実に前記空間内のエアバッグの引き出しを行う。
【0019】
上記課題を解決する第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に係る乗員保護装置において、
前記保持部は断面略U字状であると共に、該保持部における前記間隙側の先端部分は該間隙まで延在することを特徴とする乗員保護装置である。
【0020】
ストラップ又はエアバッグを保持する保持部の先端部分を、ピラー部に沿ってピラー部とトリム材の縁部との間に設けられる間隙にまで延在させることにより、ストラップ又はエアバッグがトリム材に引っ掛かることをより確実に防止する。
【0021】
上記課題を解決する第4の発明は、第1の発明又は第2の発明に係る乗員保護装置において、
前記保持部材は前記ピラー部と別体で設けられると共に、前記ピラー部に固定されることを特徴とする乗員保護装置である。
【0022】
保持部材を別体とすることにより、ストラップ又はエアバッグを保持するために適した保持部材を適切な場所に設置し、ストラップ又はエアバッグを安定して保持する。
【0023】
上記課題を解決する第5の発明は、第1の発明又は第2の発明に係る乗員保護装置において、
前記保持部材は、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間に配設されたハーネスを保持するハーネス保持部材と一体となっていることを特徴とする乗員保護装置である。
【0024】
ストラップ又はエアバッグの保持部材をハーネス保持部材と一体化させることにより、部品点数を低減し、組立て工数及びコストの低減を図る。
【0025】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
図1〜図5を用いて本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置について説明する。図1は、第1実施形態に係る乗員保護装置の要部構成を示す概略断面図であり、図11に対応する図である。図2は、図1におけるストラップ部分の拡大図である。図3は、ストラップ保持部材の概略外観図(a)とストラップを保持した状態のストラップ保持部材の概略外観図(b)である。図4は、フロントピラーの縁部における一部分の概略斜視図である。図5は、フロントピラー内部を車室内側から見た概略内部構造図である。同図においては、ピラートリム及びヘッドライニングで覆われた内部の構造を主に示し、ピラートリム(点線)及びヘッドライニング(1点鎖線)の位置を補助的に示した。なお、従来の技術の欄において説明した乗員保護装置と同様の部材については、同一の符号を付してある。
【0026】
図1に示すように、フロントピラー(ピラー部)11は、アウタパネル11a、インナパネル11b及びリンホース11cとから構成されている。インナパネル11bは2枚のパネル11b-1,11b-2を閉断面状に溶接したものであり、このインナパネル11bの内部にリンホース11cが設けられている。
【0027】
また、インナパネル11bの車室外側はアウタパネル11aにより覆われている。一方、インナパネル11bの車室内側はピラートリム(トリム材)14で覆われており、インナパネル11bのパネル11b-1とピラートリム14との間には電装品用のハーネス15が配設されている。ハーネス15は、ハーネスクリップ(ハーネス保持部材)4によりパネル11b-1に取り付けられており、これによりハーネス15がフロントピラー11内に固定されている。なお、ハーネスクリップ4は、フロントピラー11の全長に亘って設けられたものではなく、フロントピラー11に沿って所定の部位に間隔をおいて設けられている。
【0028】
また、インナパネル11bの縁部にはウエザストリップ(シール材)16が嵌め込まれており、このウエザストリップ16に設けられた舌片16aにより、インナパネル11bとピラートリム14との間の開口(間隙)が閉塞されている。舌片16aはゴム又はエストラマ等の弾性体で成形されている。
【0029】
また、図示はしないが、この車両には、エアバッグが装備されており、フロントピラー11とリヤピラーとの間のサイドルーフレールにエアバッグ本体及びインフレータ等が格納されている。そして、車両側方からの衝突等により強い衝撃を受けると、車室内の側面を略全体的に覆うように車両側部上方から展開するようになっている(図9参照)。
【0030】
また、このエアバッグ本体の前側下端とフロントピラー11とはストラップ3により連結されており、このストラップ3がフロントピラー11に沿って、ピラートリム4内に配設されている。すなわち、ストラップ3は、その一端が天井部とヘッドライニング21(図5参照)との間の空間においてエアバッグに連結され、インナパネル11bとピラートリム14との間の空間まで延在している。
【0031】
ここで、図2に示すように、フロントピラー11及びピラートリム14で閉塞される空間内には、該空間内に配設されるストラップ3の途中部分を保持するために、ストラップ保持部材としてクリップ17が設けられている。クリップ17は、インナパネル11bの縁部において複数箇所にわたって設けられており、ストラップ3はこのクリップ17により上記空間内での位置が所定の位置となるように規制されるようになっている。
【0032】
図2及び3を用いて、クリップ17について詳細に説明する。このクリップ17は板金又は樹脂により一体に形成された部材であって、これらの図に示すように、係合部17aが形成される中央部分において断面が略S字形状に形成されると共に、それ以外の部分では断面が略U字形状に形成されている。図3(a)に示すように、クリップ17は、ピラー縁部(インナパネル11bの縁部)に係合する係合部17aと、ストラップ3を保持する保持部17bとを有している。
【0033】
保持部17bは、下段折返し部分173と上段折返し部分171とが交互に形成されてなる。また、上段折返し部分171の先端部分172及び下段折返し部分173の先端部分174は、ウエザストリップ16の舌片16aで閉塞された間隙に向けて形成されると共に、それぞれ逆方向に折り曲げられている。すなわち、先端部分172は図2において上向きに、先端部分174は下向きにそれぞれ折り曲げられて形成されている。
【0034】
ストラップ3は、クリップ17において図3(b)に示すように保持される。すなわち、クリップ17の保持部17bにおける3箇所に形成された下段折返し部分173によりストラップ3の一面(同図においてはストラップ3の下面)を支えると共に、保持部17bにおける2箇所に形成された上段折返し部分171によりストラップ3の他面(同図においてはストラップ3の上面)を支えることにより、下段折返し部分173と上段折返し部分171との間にストラップ3が保持される。
【0035】
下段折返し部分173と上段折返し部分171との高さの差(ストラップ3が保持される間隔)は、ストラップ3の厚さよりも若干小さいため、ストラップ3は確実に保持部17bに保持されると共に、エアバッグ展開時には開口部17cから確実に引き出すことができるようになっている。
【0036】
また、このクリップ17は、保持部17bに保持されたストラップ3の離脱方向がインナパネル11bとピラートリム14との間の間隙に向いた状態となるように、フロントピラー11の縁部に取り付けられている。そして、クリップ17の保持部17bにおける先端部分172,174が互いに反対方向(上下方向)に向いて形成されることにより、組付け時にはストラップ3の挿入が容易となり確実にストラップ3を保持できるとともに、エアバッグ本体の展開時には確実にピラートリム14とインナパネル11bとの間からストラップ3が放出されるようになっている。
【0037】
また、図2に示すように、インナパネル11bを構成するパネル11b-1,11b-2は、その縁部で重複していると共に、図4に示すように、フロントピラー11の長さ方向において部分的にパネル間に隙間18が形成されている。この隙間18にクリップ17の係合部17aを差し込むことにより、クリップ17をピラー縁部に容易に取り付けることができるようになっている。
【0038】
なお、この隙間18に代えて孔部を形成すると共に、クリップ17の係合部17aに代えて凸部を設けることにより、クリップの凸部をピラー縁部の孔部に差し込んでクリップ17を取り付けるようにしてもよい。
【0039】
次に、フロントピラー11の縁部におけるクリップ17の設置位置について説明する。インナパネル11bには、フロントピラー11の長さ方向において複数箇所に隙間18が形成されており、従ってクリップ17はインナパネル11bにおいて複数箇所に設置されている。
【0040】
図5に示すように、車室内の天井部にはヘッドライニング21が配設されている。ヘッドライニング21は天井全体を覆うものであり、フロント及びリヤのピラー部分にかけては一部延長されている。そして、ヘッドライニング21の延長部21aとピラートリム14とが重合して組み付けられている。具体的には、ヘッドライニング21の延長部21aがピラートリム14とインナパネル11bとの間に入り込んでいる。
【0041】
ここで、インナパネル11bにおいて複数箇所に設置されたクリップ17のうち、必ず1つは、図5に示すように、上端がピラートリム14の上端部14aから飛び出ると共に、下端がヘッドライニング21の延長部21a下端よりも下方に延在するようにして設置する。具体的には、ピラートリム14の上端部14aの近傍におけるインナパネル11bに隙間18を形成し、この隙間18にクリップ17の係合部17aを差し込んで取付けることにより、クリップ17の上段折返し部分171がピラートリム14の上端部14aに位置するように(ピラートリム14とヘッドライニング21との境界部を跨ぐように)設置する。
【0042】
エアバッグ本体の作動時には、ヘッドライニング21の一部がはがれながらカーテンエアバッグ1が膨張していき、これとともにエアバッグ1に連結されたストラップ3が引っ張られる。
【0043】
このとき、本実施形態に係る乗員保護装置では、ストラップ3の離脱方向がインナパネル11bとピラートリム14との間の間隙に向いた方向となるように、かつクリップ17の先端部分172,174が間隙まで延在して取り付けられているので、ストラップ3がフロントピラー11のインナパネル11bとピラートリム14との間の間隙から確実に放出される。
【0044】
特に、本実施形態では、必ず1つのクリップ17をピラートリム14の上端部14aから飛び出るようにして取付けているため、ストラップ3がピラー内から放出される際に、ピラートリム14の上端部14aに引っ掛かることなくスムーズに放出が行われる。これは、ストラップ3とピラートリム14の上端部14aとの間にクリップ17の上段折返し部分171が存在し、ストラップ3が離脱する際にピラートリム14の上端部14aに接触しないように規制されているためである。
【0045】
この結果、ストラップ3が引っ張り出される最初の段階(ピラートリム14の上端部14a)において、インナパネル11bとピラートリム14との間の間隙からストラップ3が確実に引っ張り出されることになると共に、ピラーに沿って存在する上記間隙から順次ストラップ3が出ていくことになるので、ピラートリム14にストラップ3が引っ掛かるような事態を確実に回避することができる。
【0046】
以上より、エアバッグ本体の膨張展開時にストラップ3がピラートリム14に引っかかるような事態を回避でき、エアバッグ本体を理想的に(あるいは、設計通りに)展開させることができる。また、インナパネル11bとピラートリム14との間の間隙は、ウエザストリップ16の舌片16aにより閉塞されているが、この舌片16aは弾性体により形成されているので、エアバッグ本体の非作動時における見栄えの向上を図りながら、エアバッグ本体の展開時にストラップ3を放出することができる。
【0047】
また、ストラップ保持部材としてクリップ17を適用することにより、ストラップ保持部材をインナパネル11bの縁部に容易に組付けることができるという利点もある。さらに、本実施形態では、インナパネル11bを形成するパネルの縁部に形成された隙間に、クリップ17の係合部17aを差し込むという簡単な作業でクリップ17を取り付けることができるという利点がある。
【0048】
なお、クリップ17の上段折返し部分171はクリップ17の長軸方向に沿って全体的に設けられておらず、部分的に欠いて下段折返し部分173となっているが、クリップ17の長軸方向に沿って全体的に上段折返し部分を設計してもよい。この場合には、インナパネル11bに沿ったクリップ17の設置場所について、より自由度が増す。
【0049】
また、クリップ17の係合部17aが係合する間隙18に対して、ピラートリム14の上端部14aが上方にオフセットしているような場合には、上記実施形態のように、クリップ17の係合部17aに対して両側にストラップ保持部分(上記実施形態では上段折返し部分171及び下段折返し部分173)をそれぞれ設けることにより、車両における左右のピラーでクリップ17を共有化することができる。すなわち、左右のピラーでクリップ17の取付関係が逆となるが、係合部17aに対して両側にストラップ保持部分を設けておけば、一方のピラーにクリップ17を取付ける際は、係合部17aに対して一方側(上側)のストラップ保持部分がヘッドライニング21とピラートリム14との境界線(ピラートリム14の上端部14a)を跨ぐ位置に配設されるのに対し、他方のピラーにクリップ17を取付ける際は、係合部17aに対して他方側(下側)のストラップ保持部分がヘッドライニング21とピラートリム14との境界線を跨ぐ位置に配設されるため、左右のピラーで別々のクリップ17を用意する必要がなく部品点数を削減することができる。
【0050】
次に、本実施形態の他の例を図6により説明する。カーテンエアバッグには、車両側面の全部を覆うタイプのものがあり、この場合には、フロントピラー内にはストラップ3(図9参照)が存在せず、フロントピラー11からサイドルーフレール12(更にはリヤピラー13)全体にエアバッグが収納されている。図6は、このようなタイプのエアバッグを保持するためのクリップ(保持部材)の概略外観図である。
【0051】
同図に示すように、クリップ19は、上段折返し部分191と下段折返し部分193との高さの差が、クリップ17(図3参照)における上段折返し部分171と下段折返し部分173との高さの差よりも大きく形成されている点を除いては、クリップ17と同じ構成を有する。
【0052】
すなわち、クリップ19は、ピラー縁部(インナパネル11bの縁部)に係合する係合部19aと、エアバッグを保持する保持部19bとを有している。また、保持部19bは、下段折返し部分193と上段折返し部分191とが交互に形成されてなると共に先端部分192は上向きに、先端部分194は下向きにそれぞれ折り曲げられて形成されている。
【0053】
エアバッグは、クリップ19において図6(b)に示すように保持される。すなわち、クリップ19の保持部19bにおける3箇所に形成された下段折返し部分193により折りたたまれたエアバッグ2aの一面(同図においてはエアバッグ2aの上面)を支えると共に、保持部19bにおける2箇所に形成された上段折返し部分191によりエアバッグ2aの他面(同図においてはエアバッグ2aの上面)を支えることにより、下段折返し部分193と上段折返し部分191との間にエアバッグ2aが保持される。
【0054】
このクリップ19を、図1及び図5に示すクリップ17と同様の方法でインナパネル11bに設置することにより、エアバッグ2aは確実に保持部19bに保持されると共に、エアバッグ展開時にはフロントピラー内から確実に引き出すことができる。すなわち、エアバッグ本体の膨張展開時にエアバッグがピラートリム14に引っかかるような事態を回避でき、エアバッグ本体を理想的に(あるいは、設計通りに)展開させることができる。
【0055】
<第2の実施形態>
図7及び図8を用いて本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置について説明する。図7は、第2実施形態に係る乗員保護装置の要部構成を示す概略断面図であり、図11に対応する図である。図8は、ストラップ保持部の概略外観図である。
【0056】
なお、第2の実施形態は、第1実施形態と比較して、ストラップ保持部材の構成が異なるのみであり、これ以外については第1実施形態と同様に構成されている。したがって、以下では第1実施形態と異なる部分につていのみ説明し、第1実施形態を重複する部分については同様の符号を付すとともに説明を一部省略する。
【0057】
図7に示すように、第2の実施形態では、ストラップ保持部材がハーネス15を保持するハーネスクリップ(ハーネス保持部材)4と一体に形成されている。すなわち、同図に示すように、ハーネスクリップ4の一端(図中左端)側には、ハーネス15を保持する保持部4aが形成されると共に、ハーネスクリップ4の他端には、ストラップ3を保持するためのストラップ保持部4bが形成されており、このストラップ保持部4bが第1の実施形態におけるクリップ(符号17参照)と同様に、フロントピラー11内においてストラップ3の途中位置を規制するようになっている。
【0058】
ハーネスクリップ4は、樹脂または板金により一体に形成されると共に、その下面に凸部4cが形成されており、インナパネル11bに設けられた孔部に上記凸部4cを挿入することにより、ハーネスクリップ15が固定されるようになっている。また、ストラップ保持部4bは、ストラップ3の離脱方向がインナパネル11bとピラートリム14との間の間隙に向いた方向となるように設定されている。
【0059】
図8に示すように、ストラップ保持部4bは、ピラートリム14側に配置される支持板4b-1とインナパネル11b側に配置される支持板4b-2とを対向に形成してなり、ピラー縁部に沿って長く成形されている。
【0060】
ストラップ保持部4bは、全てのハーネスクリップ4に設ける必要はないが、必ず1つは、図5に示すように、ピラートリム14の上端部14aから飛び出るようにして設置する。図5を参考にして具体的に説明すると、ピラートリム14の上端部14aの近傍におけるインナパネル11bに設けられた孔部に凸部4cを挿入してハーネスクリップ15を固定することにより、ストラップ保持部4bがピラートリム14の上端部14aに位置するように(ピラートリム14とヘッドライニング21との境界を跨ぐように)設置する。
【0061】
本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置では、ストラップ3が確実にストラップ保持部4bに保持されると共に、エアバッグ展開時にはフロントピラー内から確実に引き出すことができる。すなわち、エアバッグ本体の膨張展開時にエアバッグがピラートリム14に引っかかるような事態を回避でき、エアバッグ本体を理想的に(あるいは、設計通りに)展開させることができる。また、ハーネスクリップ4を用いてストラップ3を保持するので部品点数を低減でき、組み立て工数及びコストの低減を図ることができるという利点がある。
【0062】
なお、本実施形態においても、ストラップ保持部4bの支持板4b−1と4b−2との間隔を広くして、図6に示すように折りたたんだエアバッグを保持してもよい。また、本発明は上述する実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上述の各実施形態では、本発明をフロントピラー11に適用した場合について説明したが、本発明をリヤピラーに適用してもよい。
【0064】
【発明の効果】
第1の発明によれば、ヘッドライニングとトリム材との境界部を跨いでストラップを保持する保持部と、該保持部からストラップが通過する間隙に向けて開口する開口部とを有する保持部材を備えたことにより、ピラー部とトリム材との間の空間においてストラップの位置固定をすると共に、エアバックが膨張展開しストラップが間隙を通過する際にトリム材端部に引っ掛かることを防止することができる。特に、保持部材の保持部がヘッドライニングとトリム材との接続部分である境界部を跨ぐように、保持部材を設置することにより、境界部においてストラップが引っ掛かることを防止し、確実にストラップの引き出しを行うことができる。
第2の発明によれば、第2の発明によれば、ヘッドライニングとトリム材との境界部を跨いでエアバックを保持する保持部と、該保持部からエアバックが通過する間隙に向けて開口する開口部とを有する保持部材を備えたことにより、ピラー部とトリム材との間の空間においてエアバックの位置固定をすると共に、エアバックが膨張展開して、エアバックにおける前記空間内の部分が間隙を通過する際にトリム材端部に引っ掛かることを防止することができる。特に、保持部材の保持部がヘッドライニングとトリム材との接続部分である境界部を跨ぐように、保持部材を設置することにより、境界部においてエアバックが引っ掛かることを防止し、確実に前記空間内のエアバックの引き出しを行うことができる。
【0065】
第3の発明によれば、第1の発明又は第2の発明に係る乗員保護装置において、ストラップ又はエアバッグを保持する保持部の先端部分を、ピラー部に沿ってピラー部とトリム材の縁部との間に設けられる間隙にまで延在させることにより、ストラップ又はエアバッグがトリム材に引っ掛かることをより確実に防止することができる。
【0066】
第4の発明によれば、第1の発明又は第2の発明に係る乗員保護装置において、保持部材を前記ピラー部と別体とすることにより、ストラップ又はエアバッグを保持するために適した保持部材を適切な場所に設置し、ストラップ又はエアバッグを安定して保持することができる。
【0067】
第5の発明によれば、第1の発明又は第2の発明に係る乗員保護装置において、ストラップ又はエアバッグの保持部材をハーネス保持部材と一体化させることにより、部品点数を低減し、組立て工数及びコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る乗員保護装置の要部構成を示す概略断面図である。
【図2】 図1におけるストラップ部分の拡大図である。
【図3】 第1実施形態に係る乗員保護装置におけるストラップ保持部材の概略外観図(a)とストラップを保持した状態の保持部材の概略外観図(b)である。
【図4】 第1実施形態に係る乗員保護装置のフロントピラーの縁部における一部分の概略斜視図である。
【図5】 第1実施形態に係る乗員保護装置におけるフロントピラー内部を車室内側から見た概略内部構造図である。
【図6】 第1実施形態に係る乗員保護装置におけるクリップの他の例の概略外観図である。
【図7】 第2実施形態に係る乗員保護装置の要部構成を示す概略断面図である。
【図8】 第2実施形態に係る乗員保護装置のストラップ保持部の概略外観図である。
【図9】 一般的なカーテンエアバッグの概略構成図である。
【図10】 車両の概略外観図である。
【図11】 図10に示す車両のフロントピラー部分におけるA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 カーテンエアバッグ
2 エアバッグ本体
2a 折りたたんだエアバッグ
3 ストラップ
4 ハーネスクリップ
4a 保持部
4b ストラップ保持部
4b−1,4b−2 支持板
11 フロントピラー
11a アウタパネル
11b インナパネル
11c リンホース
12 サイドルーフレール
13 リヤピラー
14 ピラートリム
14a 上端部
15 ハーネス
16 ウエザストリップ
16a 舌片
17,19 クリップ
17a,19a 係合部
17b,19b 保持部
171,191 上段折返し部分
172,192 先端部分
173,193 下段折返し部分
174,194 先端部分
18 隙間
20 フロントウインドウ
21 ヘッドライニング
21a 延長部
Claims (5)
- 車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間において車室内に展開可能に配設されたエアバッグと、
前記車両のピラー部を車室内側から覆うと共に前記ヘッドライニングと接続されるトリム材と、
一端が前記天井部と前記ヘッドライニングとの間の空間において前記エアバッグに連結され、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在するストラップと、
前記ピラー部に沿って前記ピラー部と前記トリム材の縁部との間に設けられ、前記エアバッグが展開する際に前記ストラップが通過する間隙と
を備えた乗員保護装置において、
前記ヘッドライニングと前記トリム材との境界部を跨いで前記ストラップを保持する保持部と、
該保持部から前記間隙に向けて開口する開口部とを有する保持部材と
を備え、
前記ストラップと前記トリム材の上端部との間に前記保持部材の上部が位置し、前記ストラップが離脱する際に前記トリム材の上端部に接触しないように規制する
ことを特徴とする乗員保護装置。 - 車両の天井部と該天井部の車室内側に配設されるヘッドライニングとの間から、車両のピラー部と該ピラー部の車室内側に配設され前記ピラー部を車室内側から覆うと共に前記ヘッドライニングと接続されるトリム材との間において車室内に展開可能に配設されたエアバッグと、
前記ピラー部に沿って前記ピラー部と前記トリム材の縁部との間に設けられた間隙とを備え、
前記エアバッグが展開する際に該エアバッグにおける前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在する部分が前記間隙を通過して車室内に移動する乗員保護装置において、
前記ヘッドライニングと前記トリム材との境界部を跨いで前記エアバッグを保持する保持部と、
該保持部から前記間隙に向けて開口する開口部とを有する保持部材と
を備え、
前記エアバッグにおける前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在する部分と前記トリム材の上端部との間に前記保持部材の上部が位置し、該エアバッグにおける前記ピラー部と前記トリム材との間の空間まで延在する部分が離脱する際に前記トリム材の上端部に接触しないように規制する
ことを特徴とする乗員保護装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置において、
前記保持部は断面略U字状であると共に、該保持部における前記間隙側の先端部分は該間隙まで延在する
ことを特徴とする乗員保護装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置において、
前記保持部材は前記ピラー部と別体で設けられると共に、前記ピラー部に固定される
ことを特徴とする乗員保護装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置において、
前記保持部材は、前記ピラー部と前記トリム材との間の空間に配設されたハーネスを保持するハーネス保持部材と一体となっている
ことを特徴とする乗員保護装置。
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