JP5151867B2 - カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造 - Google Patents

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Description

この発明は、カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造に関し、特に、車体後部の開口部を覆うように展開膨張するカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造に関する。
従来より、車両の後面衝突時において車室内の天井部から下方にカーテン状に展開するエアバッグ(以下、カーテン部材)を備えたカーテンエアバッグ装置が知られている。このカーテンエアバッグ装置においては、カーテン部材が衝突時の衝撃を緩和すると共に、車体後部の開口部を覆って乗員を保護するように構成している。
例えば、下記特許文献1では、車体後部のバックウィンドの上縁部に収納状態のカーテン部材を設置して、後方からの衝撃を感知した際には、カーテン部材を下方に展開膨張させることで、バックウィンドを車室内方側から覆うよう展開するエアバッグ装置が開示されている。
また、この特許文献1には、バックウィンドの左右側縁部に案内レールを設けて、カーテン部材の展開方向をガイドするエアバッグ装置も開示されている。このように、カーテン部材の展開方向をガイドすることで、カーテン部材は、確実にバックウィンドを覆うことができる。
特開2004−58850号公報
ところで、バックウィンド等の車体後部の開口部をカーテン部材で覆って乗員を保護するためには、開口部の上縁部だけでなく左右側縁部にもカーテン部材を固定して、カーテン部材に車幅方向のテンションラインが発生するように構成することが求められる。
この点、前述の特許文献1のように、バックウィンドの左右側縁部に案内レールを設けると、カーテン部材が車幅方向で張力を確保できるため、車幅方向にテンションラインを発生させることができる。
しかし、この特許文献1の構造によると、カーテン部材の左右の展開速度が同じでないと、円滑にスライド移動しないおそれがあるため、カーテン部材が安定して展開膨張しない可能性がある。
そこで、案内レールを設けることなく、カーテン部材にテンションラインを生じさせることができる構造として、カーテン部材を直接、開口部の左右側縁部に固定することで、カーテン部材を左右側縁部から展開膨張させる構造が考えられる。
もっとも、このようにカーテン部材を左右側縁部から展開膨張させるためには、この左右側縁部の内壁面(ピラートリム)を大きく変形させるか、また破断させる必要がある。
しかし、一般の車両では、開口部の左右側縁部のピラートリムは、荷室壁面も兼ねており、硬い合成樹脂によって形成されている。このため、カーテン部材の展開膨張時に、このピラートリムを大きく変形または破断させることが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造において、カーテン部材を車体後部の開口を覆うように展開膨張させつつも、開口部の左右側縁部の内壁面を大きく変形または破断させることなく、カーテン部材に車幅方向のテンションラインを生じさせることができるカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造を提供することを目的とする。
この発明によるカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造は、ルーフパネル下方で車室内の天井部を形成するルーフトリムと、合成樹脂製で車体最後部の左右一対の後部車体ピラーを車室内方側から夫々覆う上下方向に延びるピラートリムと、前記左右の後部車体ピラーの間で形成されて上縁がルーフトリムの後端部近傍に位置する後部開口部と、該後部開口部の上縁近傍に沿うように車体に固定されて、カーテン状でガスが供給可能な膨張部が形成されており、収納状態から所定条件で膨張部にガスが供給されることで、前記ルーフトリムを変形させて車室内に移動し、前記後部開口部を覆うように展開するカーテン部材を有するカーテンエアバッグ手段とを備え、前記カーテン部材には、収納状態で車幅方向両側の後部車体ピラー側に折曲位置を境界として折り曲げた折曲部を設定しており、該折曲部の少なくとも一部を、収納状態でルーフトリムと車体との間に設置するように設定すると共に、該折曲部には、車幅方向中央側を下方に屈曲させた屈曲部位を設定し、該屈曲部位を、収納状態で前記ピラートリムの上側後端部と車体との間に位置するように設定し、前記カーテン部材の屈曲部位と前記後部車体ピラーの上下方向中間部とを連結する連結部材を設けたものである。
上記構成によれば、カーテン部材の折曲部の少なくとも一部を、ルーフトリムと車体との間に設置して、連結部材によって、カーテン部材の所定部位と後部車体ピラー上下方向中間部とを連結しているため、カーテン部材の展開膨張時には、カーテン部材はルーフトリムを変形させて車室内に出すものの、カーテン部材に連結された連結部材はピラートリムを変形させて、車室内に出ることになる。
このため、カーテン部材は、ピラートリムに対して、大きな応力を与えることなく車室内に展開膨張しつつも、連結部材を介して後部車体ピラーに対して連結固定されているため、車幅方向のテンションラインを生じさせることができる。
なお、この連結部材は、紐状、糸状、布状等、どのような形状であってもい。
また、前記屈曲部位を、収納状態でピラートリムの上側後端部と車体との間に位置するように設定したものであるから、カーテン部材の一部である屈曲部位がピラートリムの上側後端部と車体との間に位置するため、カーテン部材の展開膨張時には、カーテン部材の展開膨張力によって、ピラートリムの上側後端部を車体から引き離す方向に変形させることができる。
このため、ピラートリムと車体との間に隙間が生じて、ピラートリムに覆われる連結部材が、車室内に出やすくなり、連結部材の展開性能を高めることができる。
よって、ピラートリムが硬くても、連結部材を車室内に容易に出すことができ、カーテン部材の展開安定性をさらに向上することができる。
この発明の一実施態様においては、前記ピラートリムの上端部又は車幅方向内側端部には、カーテン部材の展開膨張時における、連結部材又はカーテン部材との接触によるピラートリムの変形量を抑制する変形抑制手段を設けたものである。
上記構成によれば、ピラートリムの上端部または車幅方向内側端部に、連結部材またはカーテン部材との接触によるピラートリムの変形量を抑制する変形抑制手段を設けたことで、カーテン部材の展開膨張時に、連結部材やカーテン部材がピラートリムに接触したとしても、ピラートリムに生じる応力を軽減できる。
このため、カーテン部材が展開膨張する際に、ピラートリムに連結部材やカーテン部材が接触したとしても、カーテン部材の展開膨張力を低下させることなく、カーテン部材の展開性能を確保することができる。
よって、確実にカーテン部材によって後部開口部を覆うことができ、カーテン部材の展開安定性を向上することができる。
この発明の一実施態様においては、前記連結部材のカーテン部材への連結固定位置を、ピラートリムの上側後端部と車体との間に位置する前記カーテン部材の一部に設定したものである。
上記構成によれば、連結部材の連結固定位置を、ピラートリムの上側後端部と車体との間に位置するカーテン部材の一部に設定したことで、連結部材を短く構成しつつも、後部車体ピラーへの連結固定位置を、比較的低い位置に設定することができる。
よって、テンションラインの基点となる連結部材の車体側への連結固定位置を後部車体ピラーの比較的低い位置に設定しつつも、確実にカーテン部材にテンションラインを生じさせることができる。
この発明の一実施態様においては、前記後部開口部を開閉可能とするバックドアを備え、前記ピラートリムの後端に、断面平面視でバックドアの前端に略対面するように略L字状断面の縦壁部を形成したものである。
上記構成によれば、ピラートリムの後端にバックドアの前端に略対面するように略L字状断面の縦壁部を形成したことで、バックドアを開放して荷物を出し入れする場合に、荷物とピラートリムが干渉したとしても、ピラートリムが容易に変形するのを防止することができる。
よって、カーテン部材の展開膨張性能を確保しつつも、ピラートリムの荷室壁面としての剛性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、前記折曲部を、後部車体ピラーの上端部近傍で前方を指向するように設置したものである。
上記構成によれば、折曲部が後部車体ピラーの上端部近傍で前方を指向するように設置されるため、後部開口部の上縁に折曲部を配置するスペースを確保する必要がない。また、折曲部が後部ピラーの上方で前方を指向して設置されるため、カーテン部材が展開膨張した際には、折曲部が後部車体ピラーを覆うように展開膨張して、後部開口部だけでなく車体後部の広い範囲を覆うことができる。
よって、開口部上縁のリアヘッダ等にカーテン部材の収容スペースを大きく確保する必要もなく、カーテン部材の収納を容易に行なうことができる。また、カーテン部材の展開性能も高めることができ、安全性をさらに高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記後部開口部の前方近傍に、後席を設置しており、前記折曲部を、開口部上縁に略沿って車幅内方側を指向するように設置したものである。
上記構成によれば、折曲部が開口部上縁に略沿って車幅内方側を指向するように設置されているため、カーテン部材が展開膨張する際に、折曲部が前方側に大きく展開膨張することがない。
このため、後席の乗員の頭部とカーテン部材との間で強い干渉が生じるのを防ぐことができ、確実にカーテン部材を、開口部を覆うように展開膨張させることができる。
よって、後席の乗員が近接している場合であっても、確実にカーテン部材を展開させることができ、衝突安全性を高めることができる。
この発明によれば、カーテン部材は、ピラートリムに対して、大きな応力を与えることなく、車室内に展開膨張しつつも、連結部材を介して後部車体ピラーに対して連結固定されているため、車幅方向のテンションラインを生じさせることができる。
よって、カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造において、カーテン部材を車体後部の開口を覆うように展開膨張させつつも、開口部の左右側縁部のピラートリムを大きく変形または破断させることなく、カーテン部材に車幅方向に延びるテンションラインを生じさせることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳述する。
図1は本発明を採用した第実施形態の内装構造の車室後方概略図、図2はカーテンエアバッグ装置が展開膨張した状態の車室後方概略図、図3は図2のA−A線矢視断面図である。
図1に示すように、第実施形態を内装構造を採用した車両は、車体後部にバックドア1を備えた、いわゆるミニバンタイプの車両であって、荷室と車室が一体となった車両で、バックドア1の前方に、最後部の後部シート2を設置している。
このバックドア1は、図示しない上部のドアヒンジを回動支点として、車体後方側の上下方向に、回動自在になっており、車体後部のバックドア開口1Aを開閉自在とするように構成している。
また、このバックドア1の上側半分には、下辺を幅広とした横長台形形状のバックウィンド開口3を形成しており、このバックウィンド開口3には、バックウィンドガラス4を嵌め込んで固定している。こうして、車体後部では、バックウィンドガラス4によって、車室の内外を仕切っている。
バックドア開口1Aの上側周縁部には、車幅方向に延びるように収納状態のカーテン部材10を設置している。このカーテン部材10は、後述するように、後面衝突の衝撃を検出した際には、バックドア開口1Aの上半分を覆うように、下方に展開膨張して、バックウィンド開口3を、車室内方側から覆うように構成している。
なお、この図1では、カーテン部材10等を分かり易くするために、車室の天井部を構成するルーフトリム5(図4参照)を取り外した状態で示している。ルーフトリム5は、後述するように、比較的柔らかい樹脂製ボード部材で形成しており、カーテン部材10が展開膨張した際には、容易に変形するように構成している。
カーテン部材10は、バックドア開口1Aの上部周縁部6のみに、複数の取付けフランジ11…を介して強固に固定されており、バックウィンド開口3の上辺長さLより、車幅方向にやや長く延設している。
このカーテン部材10は、車幅方向中間部に設置される本体部12と車幅方向両端部に設置される折曲部13,13とによって構成しており、このうち、折曲部13には車幅方向中央側をやや下方に屈曲させた屈曲部位14,14を設定している。そして、この屈曲部位14,14を最外端の取付けフランジ11a,11aを介して車体に固定している。
折曲部13,13は、バックドア開口1Aの両側縁を構成する上下方向に延びるDピラー7,7の上部で、車体前方側を指向するように設置している。
カーテン部材10の上方の車幅方向中央位置には、カーテン部材10にガスを供給する略円筒形状のインフレータ15を、車幅方向に延びるように配置している。このインフレータ15は、図示しないコントローラーから作動信号を受けた際に、カーテン部材10に供給するガスを発生するように構成している。
カーテン部材10とDピラー7の上下方向中間部7aとの間には、上下方向に延びる紐状の連結テザー部材20を設けている。この連結テザー部材20は、上端(一端)21をカーテン部材10の屈曲部位14に固定して、下端(他端)22をDピラー7の上下中央位置よりやや下側位置(7a)に固定することで、カーテン部材10とDピラー7を連結固定している。
なお、Dピラー7の車室内方側には、一点鎖線で示すように、Dピラー7および連結テザー部材20を覆うピラートリム8を設けている。このピラートリム8は、車体後部の荷室壁面を構成するため、硬質の合成樹脂、例えば、PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)で成形しており、ルーフトリム5のように容易に変形しないように設定している。
このように、車両の内装構造を構成することで、カーテン部材10の収納時には、カーテン部材10のほとんどがルーフトリム5で覆われて、連結テザー部材20がピラートリム8で覆われることになり、カーテンエアバッグ装置が車室内から視認できないようになっている(図4参照)。
図2に示すように、カーテンエアバッグ装置が作動して、カーテン部材10にインフレータ15からのガスが供給されると、カーテン部材10は、車室内に展開膨張することになる。このとき、カーテン部材10の本体部12に相当する部分12´はもちろんのこと、両側端の折曲部13に相当する部分13´も、収納位置から下方に展開膨張して、後部のバックウィンド開口3を完全に覆うように展開する。
特に、折曲部13に相当する部分13´がピラートリム8の一部を覆うように展開するため、カーテン部材10によって、車室後部は完全に覆われることになる。
なお、カーテン部材10は、周知のように、布製の横長の袋状部材によって形成しており、内部にガスを供給することで、大きく展開膨張するように構成している。
また、このカーテン部材10には、下端から上部中間位置まで上下方向に延びる上下縫合部16…を、車幅方向に離間して5つ設けている。
この5つの上下縫合部16…によって、カーテン部材10は、車幅方向に略円筒状に分割されて、上部を車幅方向で連通させた6つの分割円筒部17…を、構成するように設定している。
こうして、カーテン部材10は、6つの分割円筒部17…を構成することで、展開膨張時には、上下方向に剛性を持って展開することができ、車幅方向の幅W(図2,図3参照)も非膨張時の幅(図示せず)よりも短く構成することができる。
すなわち、図3に示すように、カーテン部材10は、展開膨張時に、車幅方向に6つの分割円筒部17…で分離されて、各々が断面略円筒状に膨らむため、車幅方向の全長Wが短くなるのである。
なお、この分割円筒部17を分離する上下縫合部16は、本実施形態では別体の短冊状布部材16aをカーテン部材10内で縫合固定することで構成しているが、こうした別体の布部材16aを用いることなく、直接カーテン部材10の表側布体10Aと裏側布体10Bとを縫合することによって、上下縫合部16を構成してもよい。
また、連結テザー部材20は、一端21をカーテン部材10の途中位置である屈曲部位14に固定していることから(図1参照)、カーテン部材10の展開膨張時には、この一端21が屈曲部位14に相当する外側から2つ目の分割円筒部17aの位置まで移動することになる。こうして、連結テザー部材20は、他端22を中心にして、車幅内方側に倒れるように移動して(図2参照)、カーテン部材10を支持することになる。なお、連結テザー部材20がピラートリム8から出る(展開する)際の作動については、後述する。
カーテン部材10は、前述のように、展開膨張によって車幅方向の全長Wが短くなるため、この連結テザー部材20には、車幅方向のテンションが生じることになる。
よって、カーテン部材10には、図2に示すように、左右の連結テザー部材20,20のDピラー7の取付け位置(7a,7a)を結ぶ位置で、確実に車幅方向のテンションラインTLが形成されることになる。
また、図3に示すように、カーテン部材10は、確実に後部シート2とバックドア1との間で、展開膨張するように設定されており、車幅方向外端位置の分割円筒部17b,17bも後部シート2とDピラー7のピラートリム8の間で展開膨張するように設定されている。
そして、連結テザー部材20も、カーテン部材10の車外側(車体後方側)に展開して位置してするように設定されている。
このため、後席2の乗員(図示せず)は、展開膨張したカーテン部材10によって、確実に保護されることになり、バックドア1だけでなく、ピラートリム8や連結テザー部材20との干渉も防ぐことができる。
なお、周辺の車体構造について説明すると、図3に示すように、車体後部に位置するバックドア1は、左右の窓枠ピラー部30を備えており、この車室内方側には、合成樹脂製のバックドアトリム31を装着している。そして、窓枠ピラー部30の車体外方側(車体後方側)には、湾曲して車幅方向に延びる前述のバックウィンドガラス4を装着固定している。
さらに、車幅方向外側両端に位置するDピラー7,7は、車幅内方側に連結テザー部材20の他端22を固定し、車体外方側(車幅外方側)に、車体前後方向に延びるクォータウィンドガラス33を装着固定している。
次に、カーテン部材10等の詳細構造について、図4〜図7により詳述する。図4はカーテン部材の折曲部を中心に示した車室後方上部の斜視図、図5は図4のB−B線矢視断面図、図6は図5のC−C線矢視断面図、図7は図5のD−D線矢視断面図である。
カーテン部材10は、図4に示すように、本体部12をバックドア開口1Aの上縁部6に、車幅方向に延びるようにして設置しており、具体的には、図5に示すように、バックドア開口1Aの上縁部6である車幅方向に延びるリアヘッダ40の下方に設置している。
リアヘッダ40は、車体アウタパネル41と車体インナパネル42とを上下方向で組み合わせ、この内部に補強メンバ43を接合することで、車体上部後端の剛性部材として、車幅方向に延びる閉断面Nを構成している。
また、このリアヘッダ40の後端フランジ44には、車幅方向に延びるラバー製のウェザーストリップ部材45を接合固定している。このウェザーストリップ部材45は、後端面でバックドア1の上部窓枠メンバ50と当接することで、車室T内のシール性を確保している。
上部窓枠メンバ50は、ドアアウタパネル51とドアインナパネル52を上下方向で組み合わせて接合することで、車幅方向に延びる閉断面Mを構成している。そして、後部接合フランジ53によってバックウィンドガラス4の上端4aを支持して、モール状のシール部材54でこのバックウィンドガラス4を接合固定している。
また、上部窓枠メンバ50の下方には、バックドア1の内壁を構成するバックドアトリム31を装着している。
このバックドアトリム31に略対面するように、車体前方側には、車両の天井部を構成するルーフトリム5を設けている。このルーフトリム5は、前述したように、比較的柔軟な樹脂製ボード部材によって成形しており、カーテン部材10が展開膨張した際には、容易に変形するように構成している(一点鎖線5´参照)。
また、ルーフトリム5の後部には、上方に変位するコーナ部56を設定しており、このコーナ部56の上方の収納空間Qに、カーテン部材10の本体部12を蛇腹状等で折り畳んで収納している。この収納空間Qは、車体インナパネル42の後部42aを上方に隆起させて、収納スペースを形成している。
ルーフトリム5の後端部5aは、リアヘッダ40に接合固定されたウェザーストリップ部材45に嵌め込み固定しており、カーテン部材10の展開膨張時に、この嵌め込み固定が解除されるように構成している。
このため、カーテン部材10の展開膨張時には、ルーフトリム5を破断させることなく、カーテン部材10を、確実に車室T内に展開させることができる。
また、カーテン部材10の折曲部13は、図5に示すように、屈曲部位14を一旦ピラートリム8の上端部8aまで下げて、その後、再度ルーフトリム5側に持ち上げて、そのまま車体前方側を指向するように配置している。
すなわち、折曲部13の一部(屈曲部位14)を、ピラートリム8の上端部8aに掛かるように配置しつつも、折曲部13のほとんどを、ルーフトリム5側に位置するように配置しているのである。
このように折曲部13を配置することで、カーテン部材10の展開膨張時には、ルーフトリム5はもちろん、ピラートリム8に対しても、カーテン部材10の展開膨張時の圧力を作用させることができる。
また、カーテン部材10とDピラー7とを連結する連結テザー部材20は、ピラートリム8内部で、略上下方向に傾斜して延びており、上端21を縫合部21Aによってカーテン部材10の屈曲部位14に連結固定して、下端22を固定ピン22AによってDピラー7の上下端の中央位置の下側(7a)に連結固定している。
また、ピラートリム8の上端部8aの後側には、後方側から斜め上方に切欠いた切欠部60を形成している。この切欠部60は、カーテン部材10の展開膨張時に、カーテン部材10や連結テザー部材20から作用する圧力を緩和して、ピラートリム8にできるだけ応力が生じないようにすることで、ピラートリム8の破損等を防いでいる。
すなわち、前述したように、ピラートリム8は、PP樹脂等の硬質の合成樹脂によって成形しているため、低温で大きな変形が生じると、容易に割れ等が生じて、破損するおそれがある。
そこで、切欠部60を応力の最も生じ易いピラートリム8の上端部8a後側に設けることで、ピラートリム8の破損を防いでいるのである。
次に、図6および図7によって、Dピラー7およびピラートリム8の詳細構造について説明する。
Dピラー7は、図6に示すように、ピラーアウタパネル71とピラーインナパネル72を車幅方向で組合せて接合することで、車幅方向外端位置で上下方向に延びる閉断面Uを形成している。そして、内部に車体前後方向に延びるピラーレイン73を設けることで、Dピラー7の剛性を高めている。このDピラー7の車幅方向外側側面には、前述した、車体前後方向に延びるクォータウィンドガラス33を装着している。
また、Dピラー7の後端フランジ74には、上下方向に延びるラバー製のサイドウェザストリップ部材75を接合固定している。このサイドウェザストリップ部材75も、前述したウェザストリップ部材45と同様に、後端面でバックドア1の窓枠ピラー部30に当接することで、車室T内のシール性を確保している。
窓枠ピラー部30も、ドアアウタパネル81とドアインナパネル82を略前後方向で組合せて接合することで、上下方向に延びる閉断面Vを構成している。そして、内部に窓枠レイン83を設けることで、窓枠ピラー部30の剛性を高めている。
この窓枠ピラー部30においても、車幅外側側面に、バックウィンドガラス4を装着している。なお、31はバックドアトリムである。
ピラートリム8は、Dピラー7の車幅方向内方側に位置して、図7に示すように、樹脂製の係止クリップ84等によって係止固定されている。
また、ピラートリム8の後部には、バックドア1に対向するように断面略L字状の縦壁部8bを形成している。この縦壁部8bを形成することで、バックドア1開放時に荷物(図示せず)が投入されて、ピラートリム8と荷物と干渉した際でも、ピラートリム8に巻き込み変形等が生じないように、剛性を高めている。
そして、この縦壁部8bは、前述のサイドウェザストリップ部材75のリップ部75bによって、その位置が係止固定されている。
もっとも、ピラートリム8とDピラー7との間の空間Xには、図6、図7に示すように、連結テザー部材20とカーテン部材10の屈曲部位14が位置する。
このため、カーテン部材10が展開膨張する際には、ピラートリム8を変形等させることで、連結テザー部材20を車室T内に展開させる必要がある。
この実施形態では、前述のように、屈曲部位14をピラートリム8の上端部8aに掛かるように配置しているため、カーテン部材10の展開膨張時には、カーテン部材10の屈曲部位14が、ピラートリム8の上端部8aを、車幅内方側に押圧して、Dピラー7から離間させる方向に変位させる(一点鎖線参照)。
このピラートリム8の変位により、図7に示すように、係止クリップ84の係止が外れるため、ピラートリム8が硬い合成樹脂で成形されていても、ピラートリム8の変位を確実に生じさせることができる。
こうして、ピラートリム8をDピラー7から離間するように変位させることで、ピラートリム8の縦壁部8bのサイドウェザストリップ部材75による係止固定が外れ、Dピラー7とピラートリム8の縦壁部8bとの間に隙間Zが生じる。
このため、連結テザー部材20は、この隙間Zを利用して容易に車室T内に出る(展開する)ことができ、硬質な合成樹脂でピラートリム8を形成していても、確実に車室T内に展開することができる。
このように、この実施形態では、カーテン部材10は柔らかいルーフトリム5を変形させて車室内に展開膨張しつつも、連結テザー部材20は硬いピラートリム8を僅かに変位させることで車室内に展開することになる。このため、ピラートリム8に大きな応力を生じさせることなく、カーテン部材10を車室T内に展開させることができる。
次に、このように構成した本実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態では、カーテン部材10に、収納状態で車幅方向両端に折曲部13を設定して、この折曲部13をルーフトリム5と車体(7)との間に設置するように設定すると共に、カーテン部材10とDピラー7とを連結テザー部材20で連結している。
これにより、カーテン部材10の展開膨張時には、実質的に、連結テザー部材20のみがピラートリム8から車室内に出ることになる。
このため、カーテン部材10がピラートリム8に対して、大きな応力を与えることなく、車室内に展開膨張しつつも、カーテン部材10が連結テザー部材20を介してDピラー7に連結固定されているため、カーテン部材10に車幅方向のテンションラインTLを生じさせることができる。
よって、カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造において、カーテン部材10を、車体後部のバックウィンド開口3を覆うように展開膨張させつつも、Dピラー7のピラートリム8を大きく変形または破断させることなく、カーテン部材10に、車幅方向のテンションラインTLを生じさせることができる。
したがって、ピラートリム8を硬質な樹脂部材で形成したとしても、車室後部で車幅方向にテンションラインTLを有するカーテン部材を展開膨張させることができる。
なお、この連結テザー部材20は、紐状部材以外でも、糸状、布状等、どのような構造のものであっても良い。また、カーテン部材10に一体的に形成される帯状部のようなものであっても良い。
また、この実施形態では、ピラートリム8の上端部8aの後側に、ピラートリム8の変形量を抑制する切欠部60を設けている。
これにより、カーテン部材10の展開膨張時に、連結テザー部材20やカーテン部材10がピラートリム8に接触したとしても、ピラートリム8に生じる応力を軽減することができる。
このため、ピラートリム8に破損等が生じることなく、また、カーテン部材10が展開膨張する際に、展開膨張力のロスが生じないため、カーテン部材10の展開膨張力が低下することなく、カーテン部材10の展開性能を確保することができる。
よって、確実にカーテン部材10によってバックウィンド開口3を覆うことができ、カーテン部材10の展開安定性を向上することができる。
また、この実施形態では、カーテン部材10の屈曲部位14を、収納状態でピラートリム8の上端部8a後部とDピラー7との間に位置するように設定している。
これにより、カーテン部材10の展開膨張時には、カーテン部材10の展開膨張力によって、ピラートリム8の上端部8aを、Dピラー7から引き離す方向に変位させることができる。
このため、ピラートリム8とDピラー7との間に隙間Zが生じて、ピラートリム8に覆われる連結テザー部材20が、車室内に出やすくなり、連結テザー部材20の展開性能を高めることができる。
よって、ピラートリム8を硬質な樹脂部材で構成したとしても、連結テザー部材20が車室内に出やすくなり、カーテン部材10の展開安定性をさらに向上することができる。
また、この実施形態では、連結テザー部材20のカーテン部材10への固定位置を、ピラートリム8とDピラー7との間に位置する屈曲部位14に設定している。
これにより、連結テザー部材20を短く構成しつつも、Dピラー7への固定位置(7a)を、比較的低い位置に設定することができる。
よって、テンションラインTLの基点となる連結テザー部材20の車体側への固定位置(22)を、Dピラー7の比較的低い位置に設定しつつも、確実にカーテン部材10にテンションラインTLを生じさせることができる。
また、この実施形態では、ピラートリム8の後端に、断面平面視でバックドア1に略対面する、略L字状断面となった縦壁部8bを形成している。
これにより、バックドア1を開放して荷物を出し入れする際に、荷物とピラートリム8が干渉したとしても、ピラートリム8が容易に変形するのを防止することができる。
よって、カーテン部材10の展開膨張性能を確保しつつも、ピラートリム8の荷室壁面としての剛性を確保することができる。
また、この実施形態では、折曲部13をDピラー7の上端部近傍に前方を指向するように設置している。
これにより、バックウィンド開口3の上縁部6であるリアヘッダ40側に、折曲部13を配置するスペースを別途確保する必要がなくなり、また、折曲部13がDピラー7の上側で前方を指向して設置されるため、カーテン部材10が展開膨張した際には、折曲部13がDピラー7を覆うように展開膨張して、バックウィンド開口3だけでなく車体後部の広い範囲を覆うことができる。
よって、リアヘッダ40等にカーテン部材10の収容スペースを大きく確保する必要もなく、カーテン部材10の収納を容易に行なうことができ、また、カーテン部材10の展開性能も高めることができ、安全性を高めることができる。
次に、第実施形態について図8を利用して説明する。図8は、図5に相当する第実施形態のB−B線矢視断面図である。なお、同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
この第実施形態は、Dピラー7のピラートリム108の後半部分108Aを、比較的柔軟な合成樹脂、例えばTPO樹脂(サーモプラスチック・ポリオレフェン樹脂)によって成形することによって、展開膨張時に生じるピラートリム108の応力を軽減するものである。
具体的には、ピラートリム108の前半部分108BをPP樹脂で成形して、後半部分108AをTPO樹脂で成形することによって、ピラートリム108の前半部分108Bを硬くして、後半部分108Aを柔らかく構成している。
このように構成することで、ピラートリム108の前半部分108Bでは、荷室壁面としての剛性を確保しつつも、ピラートリム108の後半部分108Aでは、カーテン部材10展開時の連結テザー部材20の展開性を高めることができる。
特に、この実施形態のように、係止クリップ84よりも後方側(108A)を、柔軟な合成樹脂としたことで、カーテン部材10が展開膨張した際に、係止クリップ84の係止を解除しなくても、連結テザー部材20が車室内に展開するため、より確実に、連結テザー部材20の展開性を高めることができる。
よって、この実施形態によると、第実施形態よりも容易にピラートリム108から連結テザー部材20を車室内に出すことができ、展開膨張力を損なうことなくカーテン部材10を展開膨張させることができるため、カーテン部材10の展開安定性を向上することができる。
次に、第実施形態について図9を利用して説明する。図9も、図5に相当する第実施形態のB−B線矢視断面図である。なお、同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
この第実施形態は、Dピラー7のピラートリム208の後部に上下方向に延びるスリット溝260を形成して、このスリット溝260から連結テザー部材20が車室内に出るようにしたものである。
このスリット溝260は、具体的には、側面視で連結テザー部材20に重なるように上下方向に延びるように形成することで、カーテン部材10の展開膨張時には、確実に連結テザー部材20が車室内に出るように設定している。
また、このカーテン部材10は、ピラートリム208に圧力を作用させる必要がないため、折曲部213の屈曲部位214を、ピラートリム208に掛からないようにルーフトリム5側に設置している。このため、収納時のカーテン部材10の取り回しも容易になり、カーテン部材10の組付け作業も容易になる。
このように構成することで、この実施形態では、ピラートリム208を全く移動または変形等させることなく、連結テザー部材20を車室内に出すことができる。
よって、この実施形態によると、さらに展開膨張力を損なうことなく、カーテン部材10を展開膨張させることができ、カーテン部材10の展開安定性を向上することができる。
次に、第実施形態について図10を利用して説明する。図10は、第実施形態のカーテン部材の折曲部を中心に示した車室後方上部の斜視図である。なお、同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
この第実施形態は、折曲部313の収納位置がバックドア開口1Aの上部周縁部6になるように、折曲部313を本体部12側に折返して収納したものである。具体的には、本体部12の上方に折曲部313が位置するように、バックドア開口1Aの上部周縁部6に沿って、折曲部313を車幅内方側を指向するように設置している。
なお、具体的に図示しないが、後席2については、第実施形態のものよりも、バックドア1側に近接するように設置している。
このように構成することで、折曲部313が車体前方側に配置されないため、カーテン部材10が展開膨張する際には、折曲部313が前方側に大きく展開膨張することがない。
このため、後席2の乗員の頭部とカーテン部材10との間で強い干渉が生じるのを防ぐことができる。
よって、後席2の乗員が近接している場合であっても、確実にカーテン部材10を車室T内で展開膨張させることができ、衝突安全性を高めることができる。
以上、この発明の構成と前述の実施形態との対応において、
この発明の後部車体ピラーは、実施形態のDピラー7に対応して、
以下、同様に、
後部開口部は、バックウィンド開口3、又はバックドア開口1Aに対応し、
連結部材は、連結テザー部材20に対応し、
変形抑制手段は、切欠部60、ピラートリムの後半部分108A、またスリット溝260に対応し、
カーテン部材の一部は、屈曲部位14に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆるカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造に適用する実施形態を含むものである。なお、この実施形態では、カーテン部材を車体側に収納するように構成したが、バックドア側に収納するように構成してもよい。
実施形態の内装構造の車室後方概略図。 カーテンエアバッグ装置が展開膨張した状態の車室後方概略図。 図2のA−A線矢視断面図。 カーテン部材の折曲部を中心に示した車室後方上部の斜視図。 図4のB−B線矢視断面図。 図5のC−C線矢視断面図。 図5のD−D線矢視断面図。 図5に相当する第実施形態のB−B線矢視断面図。 図5に相当する第実施形態のB−B線矢視断面図。 実施形態のカーテン部材の折曲部を中心に示した車室後方上部の斜視図。
1…バックドア
1A…バックドア開口(後部開口部)
2…リアシート(後席)
3…バックウィンド開口(後部開口部)
4…バックウィンドガラス
5…ルーフトリム
7…Dピラー(後部車体ピラー)
8…ピラートリム
8b…縦壁部
10…カーテン部材
13…折曲部
14…屈曲部
20…連結テザー部材(連結部材)
60…切欠部(変形抑制手段)
108A…ピラートリム後半部分(変形抑制手段)
260…スリット溝(変形抑制手段)
313…折曲部

Claims (6)

  1. ルーフパネル下方で車室内の天井部を形成するルーフトリムと、
    合成樹脂製で車体最後部の左右一対の後部車体ピラーを車室内方側から夫々覆う上下方向に延びるピラートリムと、
    前記左右の後部車体ピラーの間で形成されて上縁がルーフトリムの後端部近傍に位置する後部開口部と、
    該後部開口部の上縁近傍に沿うように車体に固定されて、カーテン状でガスが供給可能な膨張部が形成されており、収納状態から所定条件で膨張部にガスが供給されることで、前記ルーフトリムを変形させて車室内に移動し、前記後部開口部を覆うように展開するカーテン部材を有するカーテンエアバッグ手段とを備え、前記カーテン部材には、収納状態で車幅方向両側の後部車体ピラー側に折曲位置を境界として折り曲げた折曲部を設定しており、
    該折曲部の少なくとも一部を、収納状態でルーフトリムと車体との間に設置するように設定すると共に、
    該折曲部には、車幅方向中央側を下方に屈曲させた屈曲部位を設定し、
    該屈曲部位を、収納状態で前記ピラートリムの上側後端部と車体との間に位置するように設定し、
    前記カーテン部材の屈曲部位と前記後部車体ピラーの上下方向中間部とを連結する連結部材を設けた
    カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。
  2. 前記ピラートリムの上端部又は車幅方向内側端部には、カーテン部材の展開膨張時における、連結部材又はカーテン部材との接触によるピラートリムの変形量を抑制する変形抑制手段を設けた
    請求項1記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。
  3. 前記連結部材のカーテン部材への連結固定位置を、ピラートリムの上側後端部と車体との間に位置する前記カーテン部材の一部に設定した
    請求項1記載のカーテンエアバックを備えた車両の内装構造。
  4. 前記後部開口部を開閉可能とするバックドアを備え、
    前記ピラートリムの後端に、断面平面視でバックドアの前端に略対面するように略L字状断面の縦壁部を形成した
    請求項2または記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。
  5. 前記折曲部を、後部車体ピラーの上端部近傍で前方を指向するように設置した
    請求項記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。
  6. 前記後部開口部の前方近傍に、後席を設置しており、
    前記折曲部を、開口部上縁に略沿って車幅内方側を指向するように設置した
    請求項1記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。
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