JP2001213255A - カーテンエアバッグ対応車体ピラートリムのこう造 - Google Patents

カーテンエアバッグ対応車体ピラートリムのこう造

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JP2001213255A
JP2001213255A JP2000029815A JP2000029815A JP2001213255A JP 2001213255 A JP2001213255 A JP 2001213255A JP 2000029815 A JP2000029815 A JP 2000029815A JP 2000029815 A JP2000029815 A JP 2000029815A JP 2001213255 A JP2001213255 A JP 2001213255A
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JP
Japan
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trim
pillar
rib
air bag
strap
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000029815A
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English (en)
Inventor
Shigeki Matsuo
茂樹 松尾
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテンエアバッグが展開する際にカーテン
エアバッグ用ストラップの引き出し性を損なうことな
く、ピラートリムの構造を製造コストを抑え、且つ品質
を安定させる構造を提供する。 【解決手段】 トリムカバー3aとエネルギー吸収用リ
ブ1とが一体に成形されている。エアバッグ用ストラッ
プ4はリブ1の端部とピラー5の間の間隙1aに収納さ
れる。リブ1の略中央部の厚手方向に、該リブ1の車体
ピラー5側端部から前記トリムカバー3aの内面に至る
スリット2が設けられ、車両衝突時等にはカーテンエア
バッグが展開するにしたがって、その展開力によりエア
バッグ用ストラップ4がスリット2を広げることによ
り、リブ1と一体成形されたトリムカバー3aを押し広
げて開口部2aを形成しつつ、位置4a乃至位置4bの
方向に引き出され、カーテンエアバッグが車内側面にカ
ーテン状に展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンエアバッ
グ収納展開に対応する車体ピラートリムの構造に関する
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】図3に車体ピラー廻りの従来構造の軸直
角断面を示す。車両衝突時などのピラー5への乗員の頭
部衝撃を緩和する目的でピラー5の車内側の全長に亘り
ピラートリム3が配設される。ピラートリム3はトリム
カバー3aとエネルギー吸収用リブ10とから構成さ
れ、グリップ6でピラー5に装着される。また乗員が内
装部材と直接衝突しないよう又乗員が車外に投げ出され
ないようカーテンエアバッグが展開したとき、該カーテ
ンエアバッグがピラー5と車両ルーフ端部との間にカー
テン状に伸長する必要があるため、カーテンエアバッグ
にテンションを持たせる目的でエアバッグ用ストラップ
7aが配設される。該エアバッグ用ストラップ7aはカ
ーテンエアバッグ7の本体よりも剛性が高いため又確実
にカーテンエアバッグにいち早くテンションを与える必
要があるため、ピラートリム3の一部を構成するトリム
カバー3aの内部に長手方向に収納される。
【0003】従来技術に於いてはエアバッグ用ストラッ
プ7aの引き出しを容易にするためエネルギー吸収用の
リブ10の周辺の一部をトリムカバー3aから分離した
構造として、トリムカバー3aとリブ10の間に間隙3
bを設け、エアバッグ用ストラップ9aを該間隙3bに
配置していた。車両衝突時等には図4に示すようにカー
テンエアバッグ7が展開するにしたがって、その展開力
によりエアバッグ用ストラップ7aがトリムカバー3a
を押し広げて開口部3cを形成しつつ、位置7b乃至位
置7cの方向に引き出され、カーテンエアバッグ7が車
内側面にカーテン状に展開すべくカーテンエアバッグに
所要のテンションを与える。
【0004】図3及び図4に示す従来技術においては、
ピラートリム3の製造コストが高くなり、室内から見た
ピラートリム3の外観も損ないやすい。すなわち、ピラ
ートリム3の形状維持と衝撃エネルギー吸収のためリブ
10がピラー5とトリムカバー3aの間に配設される
が、上記に述べたように、図3及び図4においてエアバ
ッグ用ストラップ7aの引き出しを容易にするためエネ
ルギー吸収用リブ10の周辺の一部をトリムカバー3a
から分離した構造として、トリムカバー3aとリブ10
の間に間隙3bを設け、エアバッグ用ストラップ9aを
該間隙3bに配置している。このリブ10の構造をトリ
ムカバー3aと一体で同時成形することは型抜きの都合
上非常に困難である。そのためトリムカバー3aとリブ
10を別体で製作し、両者を熱溶着などにより接着線1
0a、10b、10cにて固着する必要があり、作業性
が悪くなおかつ複雑な構造となるため、製品の強度、外
観等の点で品質低下を招き、また製造コストも高くな
る。
【0005】一方リブ10とトリムカバー3aを一体成
形したあとで間隙3bを形成するためリブ10の一部を
トリムカバー3aから切り離す方法も考えられるが、こ
の方法ではエアバッグ用ストラップ7aが引っかからな
いようトリムカバー3aの内面を仕上げねばならず、同
様に作業性が悪く、製品の強度、外観等の点で品質低下
を招き、また製造コストも高くなる。さらに基本的にト
リムカバー3aがピラー5に接する仕舞端がリブ10で
固定されないため、長期の使用中には変形し易く、外観
品質上も機能上も問題が生ずるおそれがある。
【0006】カーテンエアバッグをピラートリムに収納
し展開させる構造の例としては、特開平11―1056
59が挙げられるが、この構造においてはフロントピラ
ーガーニッシュとルーフサイドガーニッシュとの境界部
付近の自動車サイドガラス側の側部に、エアバッグ膨張
時の押圧により破断する破断容易部を形成したもので、
基本的構造は図3及び図4に示す従来技術と同様にピラ
ートリムの仕舞端がフリーになっており、かつエネルギ
ー吸収用のリブが設けられておらず、従来技術の問題点
が解決されていない。また他の例として特開平10−2
64761が挙げられるが、この構造においては、エア
バッグをルーフ部材に装着し、後部座席の乗員へもエア
バッグによる保護を与えようとする基本的配置が発明の
要旨であり、エアバッグ用ストラップの引き出し性をコ
ストを高くせずに、安定した構造で提供しようとする具
体案ではない。。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにカーテン
エアバッグが展開する際にカーテンエアバッグ用ストラ
ップの引き出し性を損なうことなく、ピラートリムの構
造を製造コストを抑え、且つ品質を安定させる必要があ
る。
【0008】そこで本発明は、トリムカバーとエネルギ
ー吸収用リブを一体成形し、リブ中央部にスリットを設
けて、カーテンエアバッグが展開する際にカーテンエア
バッグ用ストラップの引き出し性を損なうことなく、ピ
ラートリムを製造コストを抑え、且つ品質を安定させる
構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、車体ピラーの室内側を覆うピラートリムの表
面を構成するトリムカバーがカーテンエアバッグ用スト
ラップを収納し、該トリムカバーの内側に、該ピラート
リムの長手方向に略直交し該トリムカバーと一体成形さ
れるエネルギー吸収用のトリム一体リブを1以上配設
し、該トリム一体リブの略中央部の厚手方向に、該トリ
ム一体リブの車体ピラー側端部から前記トリムカバー内
面に至るスリットを設けることを特徴とする、カーテン
エアバッグ収納展開に対応する車体ピラートリムの構造
を創案するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態におけ
る車体ピラー廻りの軸直角断面においてカーテンエアバ
ッグ用ストラップが収納された状態を示す。車両衝突時
などのピラー5への乗員の頭部衝撃を緩和する目的でピ
ラー5の車内側の全長に亘りピラートリム3が配設され
る。ピラートリム3はトリムカバー3aとエネルギー吸
収用リブ1とから構成され、グリップ6でピラー5に装
着される。また乗員が内装部材と直接衝突しないよう又
乗員が車外に投げ出されないようカーテンエアバッグが
展開したとき、該カーテンエアバッグ7がピラー5と車
両ルーフ端部との間にカーテン状に伸長する必要がある
ため、カーテンエアバッグにテンションを持たせる目的
でエアバッグ用ストラップ4が配設される。該エアバッ
グ用ストラップ4はカーテンエアバッグ7の本体よりも
剛性が高いため又確実にカーテンエアバッグ7にいち早
くテンションを与える必要があるため、ピラートリム3
の一部を構成するトリムカバー3aの内部に長手方向に
収納される。
【0011】ピラートリム3は、トリムカバー3aとエ
ネルギー吸収用リブ1とが一体に成形されて構成されて
いる。エアバッグ用ストラップ4はリブ1の端部とピラ
ー5の間の間隙1aに収納される。リブ1の略中央部の
厚手方向に、該リブ1の車体ピラー5側端部から前記ト
リムカバー3aの内面に至るスリット2が設けられる。
【0012】車両衝突時等には図2に示すようにカーテ
ンエアバッグ7が展開するにしたがって、その展開力に
よりエアバッグ用ストラップ4がスリット2を広げるこ
とにより、リブ1と一体成形されたトリムカバー3aを
押し広げて開口部2aを形成しつつ、位置4a乃至位置
4bの方向に引き出され、カーテンエアバッグ7が車内
側面にカーテン状に展開すべくカーテンエアバッグに所
要のテンションを与える。
【0013】
【発明の効果】1)トリムカバーとエネルギー吸収用リ
ブが一体で成形されるため、ピラートリムが簡便構造で
形成され、製造コストの低減が図られる。 2)トリムカバーとエネルギー吸収用リブが一体で成形
されるため、ピラートリムが簡便構造で形成され、従来
技術のようなリブとトリムカバーを溶着する作業がな
く、作業性の向上が図ることができる。 3)トリムカバーとエネルギー吸収用リブが一体で成形
されるため、ピラートリムが簡便構造で形成され、ピラ
ートリムの対衝撃性能と形状維持性能が安定する。 4)リブにスリットを設けることにより、リブと一体成
形されたトリムカバーが、エアバッグ用ストラップが引
き出される際に変形し開口部を形成し易くなり、エアバ
ッグ用ストラップの引き出し性が向上する。 5)トリムカバーとエネルギー吸収用リブが一体で成形
されるため、カーテンエアバッグが展開した後であって
もトリムカバーの形状復元が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車体ピラー廻りの
軸直角断面においてカーテンエアバッグ用ストラップが
収納された状態を示す。
【図2】本発明の実施の形態における車体ピラー廻りの
軸直角断面においてカーテンエアバッグ用ストラップが
引き出される状態を示す。
【図3】従来技術における車体ピラー廻りの軸直角断面
においてカーテンエアバッグ用ストラップが収納された
状態を示す。
【図4】従来技術における車体ピラー廻りの軸直角断面
においてカーテンエアバッグ用ストラップが引き出され
る状態を示す。
【符号の説明】
1 リブ 1a 間隙 2 スリット 2a 開口部 3 ピラートリム 3a トリムカバー 4 ストラップ 4a ストラップ引き出し位置 4b ストラップ引き出し位置 5 ピラー 6 グリップ 7 ドアフィニッシャー 8 ウエザーストリップ 9 ウインドウシールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA05 AA11 BB01 CA32 DA01 DA23 3D023 BA01 BA07 BB09 BB14 BB22 BC01 BD08 BE04 BE09 BE15 BE24 3D054 AA07 AA18 CC11 CC50 FF17 FF20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体ピラーの室内側を覆うピラートリム
    の表面を構成するトリムカバーがカーテンエアバッグ用
    ストラップを収納し、該トリムカバーの内側に、該ピラ
    ートリムの長手方向に略直交し該トリムカバーと一体成
    形されるエネルギー吸収用のトリム一体リブを1以上配
    設し、該トリム一体リブの略中央部の厚手方向に、該ト
    リム一体リブの車体ピラー側端部から前記トリムカバー
    内面に至るスリットを設けることを特徴とする、カーテ
    ンエアバッグ収納展開に対応する車体ピラートリムの構
    造。
JP2000029815A 2000-02-07 2000-02-07 カーテンエアバッグ対応車体ピラートリムのこう造 Pending JP2001213255A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004338439A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Mitsubishi Motors Corp 乗員保護装置
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EP3473500A1 (en) 2015-03-05 2019-04-24 Autoliv Development AB Installation structure of curtain airbag

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