JP4219927B2 - 基板保持機構およびその製造方法、基板処理装置 - Google Patents

基板保持機構およびその製造方法、基板処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば半導体基板にCVDやエッチング等の処理を施す基板処理装置及びその製造方法に関する。特に本発明は、かかる基板処理装置において基板を保持するために使われる静電チャックを用いた基板保持機構及びその製造方法に関する。
半導体デバイスの製造するための工程は多数の工程からなる。例えば、半導体ウェハ(以下、ウェハという。)上に回路バターンを形成するための主な工程としては、ウェハを洗浄する洗浄工程、金属膜や絶縁膜を形成する成膜工程、フォトレジストで配線バターンを形成するフオトリソグラフィ工程、レジストパターンが形成されたウェハをエッチングするエッチングエ程、その他不純物を注入する工程等がある。
上記エッチングエ程において例えばブラズマを用いる場合や、成膜工程において例えばCVD装置により処理を行う場合、ウェハを真空チヤンバ内に搬入し、処理はかかる真空チャンバ内で行う。
CVD装置やエッチング装置では、チャンバ内で被処理基板を保持するため、静電チャックが用いられる。
静電チャックとしては、チャック本体とウェハとの間に静電吸着シートを配設したものが一般的に使われている。前記チャック本体は高周波電圧を印加するための導電体よりなり、一方、前記静電吸着シートは例えば絶縁層としての2枚のリイミドシートの間に銅等の導性シートを介在させたものであり、柔軟性を有している(例えば、特開平5−200640号公報参照。)。
また静電チャックとして、静電吸着シート上に例えば溶射により、静電吸着シートを保護するためにセラミック皮膜を形成した構成が知られている。しかしこのような構成では、基板処理中にウェハがセラミック膜に吸着・保持されるため、セラミック膜が剥がれ、剥がれたセラミックがウェハに付着する等の問題が生じやすい。そこで最近では、溶射ではなく板状の焼結セラミック板を静電吸着シート上に接着剤で接着して設ける構成が使われている。
しかし、このようなセラミック板を接着剤で静電吸着シートに接着する従来の構成のCVD装置やエッチング装置では、例えば酸素系やフッ素系のプラズマを用いた場合、プラズマにより前記接着剤層が腐食する問題が生じる。このような腐食が生じると、リイミドなどの静電吸着シートやセラミック板が剥がれ、パーティクルが発生する。また接着剤層が腐食することにより、静電チャックの寿命が短くなる。
そこで本発明は上記の課題を解決した、新規で有用な基板保持機構およびその製造方法、さらにかかる基板保持機構を有する基板処理装置を提供することを概括的課題とする。
本発明のより具体的な課題は、セラミック板を静電吸着シートに接着剤層で固定する構成を有する基板保持機構において、前記接着剤層の腐食を防止し、長寿命化を図るとともに、発塵を軽減できる基板保持機構及びその製造方法、さらにかかる基板保持機構を有する基板処理装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、
表面と、前記表面の所定の領を囲うように連続的に形成され、前記表面より高さが高い上面を有し外周面で画成された突起部と有し、基板を保持する載置台と、
前記表面上、前記突起部で囲われた領域に設けられ、静電作用で基板を吸着する静電吸着板と、
側面を有し、前記静電吸着板上に設けられるとともに一部が前記上面に対面し、前記静電吸着板を保護する第1の保護部材と、
少なくとも前記静電吸着板と前記第1の保護部材との間に設けられ、前記静電吸着板と前記第1の保護部材とを接着する接着剤層と、
少なくとも前記接着剤層が隠れるように前記外周面と前記側面とを覆う第2の保護部材と
を具備する基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、載置台の表面上の突起部に囲われた領域に吸着板が乗せられ、この吸着板上に第1の保護部材が接着剤で接着される。また前記突起部の外周面と前記第1の保護部材の側面とを覆うように第2の保護部材を設ける。これにより前記接着剤層がプラズマや腐食性雰囲気から保護され、前記接着剤層の腐食が防止される。その結果、発塵を抑制でき、また基板処理装置の長寿命化が図れる。特に突起部を設けることで前記接着剤層が保護され、さらに、突起部の外周面と第1の保護部材の側面とを第2の保護部材で覆うことにより、前記接着剤層が確実に保護される。本発明において前記第2の保護部材は、その外周面の全部とその側面全部を覆う必要はなく、少なくとも前記第1の保護部材と前記突起部との対面する部分が隠れるように第2の保護部材が覆うので充分である。
本発明の一の形態では、前記第2の保護部材は、溶射により形成された皮膜である。溶射を使うことにより、容易に前記第2の保護部材を形成することができる。接着剤層が露出している個所に溶射で第2の保護部材を形成する場合は、その熱により接着剤層が炭化してしまう恐れがあるが、本発明によれば、前記突起部が設けられているため、溶射で前記突起部の外周面に第2の保護部材を形成しも、接着剤層が炭化する等の問題は生じない。
本発明の他の形態では、前記載置台と前記第1の保護部材とで熱膨張率がほぼ同じに設定される。熱膨張率が同じでない場合、溶射により第2の保護部材を形成する時に、載置台及び第1の保護部材のどちらか一方が他方より大きく膨張し、第2の保護部材が割れるおそれがある。膨張率をほぼ同じにすることで、そのような問題を回避することができる。前記第1の保護部材はセラミックよりなるのが好ましく、前記載置台は、セラミック含有アルミニウム、チタン、モリブデン、またはタングステンよりなるのが好ましい。
本発明の他の形態では、前記第1の保護部材と前記突起部との間に隙が生じるが、前記隙間は10〜30μmの大きさに設定され、前記突起部の上面の幅は50〜150μmの大きさに設定される。すなわち、前記隙間の大きさが10〜30μmである場合、前記突起部のアスペクト比が5以上となるように、前記上面の幅を50〜150μmとするのが好ましい。前記アスペクト比を5以上することにより、前記隙間が10〜30μmである場合に、前記第2の保護部材を溶射により形成しても、その溶射の噴流が突起部の内部にある接着剤まで到達することがない。
本発明の一の形態では、前記第1の保護部材、前記吸着板及び前記載置台を貫通して第1の溝が形成され、前記第1の溝内には、該第1の溝に相対的に昇降可能で、基板の受け渡しを行うためのピンが設けられる。さらに、前記第1の溝内には、前記接着剤層が隠れるように設けられ第3の保護部材が設けられる。通常、かかる載置台には前記第1の保護部材まで貫通した第1の貫通孔が形成され、かかる第1の貫通孔内に基板受け渡し用のビンが挿通されている。本発明では、この第1の貫通孔内で接着剤が露出するのを避けるため、少なくともその露出都分を第3の保護部材で覆う。これにより、第1の貫通孔にプラズマが侵入しても接着剤層は保護される。ここで「相対的」とはピンが昇降してもよいし、載置台が昇降してもよいことを意味する。
本発明の他の形態では、前記第3の保護部材として、溶射により形成された皮膜を使う。溶射により、容易にかかる第3の保護部材を形成することができる。
本発明の他の形態では、前記第1の保護部材と前記静電吸着板とはそれぞれ、前記第1の貫通孔により形成された第1の穴と第2の穴とを有し、前記第2の穴の大きさを前記第1の穴の大きさより小さく設定する。これにより、溶射により第3の保護部材を形成する際に、例えば静電吸着板が含まれる吸着シートと第1の保護部材との隙間から溶射による噴流が流入して接着剤層が炭化する問題が防止される。
本発明の他の形態では、前記第1の保護部材、前記静電吸着板及び前記載置台を貫通した第2の貫通孔が形成され、さらに少なくとも前記第2の貫通孔内で基板への熱伝達用のガスを流すガス供給部と、前記第2の貫通孔に設けられ前記接着剤層が隠れるように設けられた第4の保護部材とがさらに設けられる。通常、載置台には第1の保護部材まで貫通した第2の貫通孔が形成され、その第2の貫通孔内に、例えば載置台から基板へ熱伝達させるためのガスを流入させる。本発明では、この第2の貫通孔内で接着剤層が露出するのを避けるため、少なくともその露出部分を第1の保護部材で覆う。これにより、第1の貫通孔にプラズマが入ってきても、前記接着剤層を保護することができる。載置台に設けられた第2の貫通孔は、必ずしも載置台をその下面まで貫通していなくてよく、載置台の側面に向けて貫通していてもよい。
本発明の他の形態では、前記第4の保護部材は、溶射により形成された皮膜よりなる。これにより容易に第4の保護部材を形成することができる。
本発明の他の形態では、前記第1の保護部材と前記静電吸着板とはそれぞれ、前記第2の貫通孔により形成された第3の穴と第4の穴とを有し、前記第4の穴の大きさは前記第3の穴の大きさより小さい。これにより、溶射により第4の保護部材が形成される際、例えば吸着板が含まれる吸着シートと第1の保護部材との隙間から溶射による噴流が流入して接着剤層が炭化する問題が回避される。
本発明の他の基板処理装置は、第1の側面を有し、基板を載置させる載置台と、前記載置台上に設けられ、静電作用で基板を吸着するための吸着板と、第2の側面を有し、前記吸着板上に設けられ、該吸着板を保護する第1の保護部材と、少なくとも前記吸着板と前記第1の保護部材との間に設けられ、前記静電吸着板と第1の保護部材とを接着する第1の接着剤層と、前記第1の接着剤層が隠れるように設けられた第2の接着剤層とを具備する。
本発明では、前記第1の接着剤層が隠れるように第2の接着剤層が設けられているため、プラズマから前記第1の接着剤層を保護することができ、前記第1の接着剤層の腐食を防止することができる。これにより発塵を抑制できるとともに、基板処理装置の長寿命化が図れる。
本発明の他の形態では、前記第2の接着剤層はシリコンを含む。前記第2の接着剤層としてシリコンを含む接着剤層を使った場合、例えばプラズマが酸素系のプラズマであれば、前記第2の接着剤層はプラズマにさらされても酸化して酸化シリコンとなるだけなので、第2の接着剤層のプラズマ耐性は問題にならない。
本発明の他の形態では、前記第2の接着剤層は、前記第1の側面と前記第2の側面とを覆うように少なくとも前記静電吸着板と第1の保護部材とが接着される高さ位置に設けられている。このような高さ位置に第2の接着剤層を設けることにより、前記第1の接着剤をブラズマから隔離することができる。また、このように第1の側面と第2の側面から第2の接着剤層を塗布するだけであるので、かかる基板保持構成は極めて容易に作製することができる。
本発明の他の形態では、前記第2の接着剤層を覆うように設けられたリイミド部材をさらに具備する。これにより、前記第1の接着剤層のプラズマ耐性をさらに向上させることができる。
本発明の他の形態では、前記第2の接着剤層は、前記第1の接着剤層を囲うように前記載置台と前記吸着板との間に設けられ、前記載置台と吸着板とを接着する。本発明では、前記第2の接着剤が載置台と吸着板とを接着するという機能と、前記第1の接着剤層をプラズマから保護するという機能を兼ね備え、効率的である。
本発明の他の形態では、前記第1の保護部材、前記吸着板及び前記載置台を貫通して第1の貫通孔が形成され、前記第1の貫通孔内には、前記第1の貫通孔に対して相対的に昇降可能に設けられ、基板の受け渡しを行うピンが設けられており、さらに前記第1の貫通孔内に、前記第1の接着剤層が隠れるように設けられた第3の接着剤層が設けられている。この第3の接着剤層はシリコンを含んでいてもよい。また前記第2の接着剤層と第3の接着剤層とが同じ材料より構成されていてもよい。
本発明の他の形態では、前記第1の保護部材、前記吸着板及び前記載置台を貫通して第2の貫通孔が形成され、さらに前記第2の貫通孔には、少なくとも前記第2の貫通孔内で基板への熱伝達用のガスを流すガス供給部と、前記第1の接着剤層が隠れるように設けられた第4の接着剤層とがさらに設けられる。この第4の接着剤層はシリコンを含んでいてもよく、また上記第2の接着剤層、第3の接着剤層、第4の接着剤層は同じ材料より構成されてもよい。
本発明に係る基板処理装置の製造方法は、表面と、前記表面の所定の領域を囲うように連続的に形成され、前記表面より高さが高い上面を有し、外周面で画成された突起部とを有した基板を載置させる載置台と、前記突起部で囲われた内側で前記表面上に設けられ、静電作用で基板を吸着するための静電吸着板とを備えた基板処理装置の製造方法であって、
(A)側面を有する第1の保護部材を、その一部が前記上面に対面するように、前記静電吸着板上に接着剤で接着する工程と、
(B)前記接着剤を保護する第2の保護部材を、少なくとも前記接着剤が隠れるように、前記外周面と前記側面とを覆う工程とを具備する。
本発明によれば例えばプラズマから接着剤を保護することができ、接着剤の腐食を防止することができる。これによりパーティクルの発生を抑えることができる。また基板処理装置の長寿命化が図れる。特に突起部を設けることで接が保護され、さらに、突起部の外周面と第1の保護部材の側面とを第2の保護部材で覆うことにより確実に接着剤が保護される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施例]
図1は本発明の一実施形態に係るプラズマエッチング装置の断面図である。
図1のブラズマエッチング装置は、真空チャンバ12と、前記真空チャンバ12内でウェハWを保持するためのテーブル6と、前記真空チャンバ12内に電界と直交する方向に磁界を形成するための例えばマグネット部8と、前記真空チャンバ12内にブラズマを発生させるためのRF電源10とを備えている。
前記真空チャンバ12は容器壁を兼用する。
前記真空チヤンバ12には排気口16が設けられ、前記排気口16には真空ボンプ17が接続されている。前記真空ボンプ17により前記真空チャンバ12内の圧を1〜100Pa程度まで減圧することができる。また前記真空チャンバ12にはエッチングガスを供給するためのガス導入口18が設けられている。前記ガス導入口18には、エッチングガス、例えば酸素系ガス、フッ素系ガス、塩素系ガス等のエッチングガスを供給するエッチングガス供給部19が、供給管22を介して接続されている。エッチングガスは真空チャンバ12内をクリーニングするクリーニングガスとしても用いられる。
前記真空チャンバ12中にはテーブル6が、耐熱材料、例えばセラミックで形成された電気絶縁部20を介して設置されている。前記真空チャンバ12とテーブル6とは電気的に絶縁されており、前記テーブル6は下部電極を構成する載置台32を有している。前記載置台32は例えばセラミック含有アルミニウム、チタン、モリブデン、またはタングステンよりなる。これらの材料は、後述するように保護部材41の熱膨張率とほぼ同じとなるように選択されている。前記載置台32は、リード線33、キャパシタ35を介してRF電源10に接続されている。また前記チャンバ12は上部電極を構成し、リード線36を介して接地されている。これらの電極は平行平板電極を構成するように配置されている。
図2に示すように、前記載置台32の上部には突起部15がその外周に沿って周状に形成されている。別の言い方をすれば、この載置台32はその上部に凹部を形成されている。前記突起部15で囲われた内側(凹部)には、載置台32の表面32a上に嵌め込まれるように、ウェハWを静電吸着するため、静電吸着シート40が設けられている。さらに静電吸着シート40上には前記静電吸着シート40を覆うように、静電吸着シート40を保護する保護部材41が設けられている。前記保護部材41は例えば焼結セラミックよりなり、ウェハWは、かかる保護部材41上に載置される。前記保護部材41として焼結セラミックを使うことにより、ウェハWが吸着してもセラミックが剥がれてパーティクルが発生することが防止される。なお、載置台32にはウェハの温度調節を行うため、冷却流体等を循環させる流体通路24が形成されている。
前記載置台32には、前記載置台32を貫通した第1の貫通孔26が、例えば3つ形成されている。これらの貫通孔26に対応するように、静電吸着シート40に穴40aが形成され、さらに保護部材41にも穴41aが形成されている。図1に示すように、この貫通孔26、穴40a、41aには、例えば3本のビン27が挿通されており、これらのピン27は、例えばエアシリンダやボールネジ等を用いた駆動装置28により上下に昇降可能に構成されている。これによりこのエッチング装置1と外部との間でウェハWの受け渡しすることができる。
また載置台32、静電吸着シート40、保護部材41にはそれらを貫通する第2の貫通孔29が形成されている。この貫通孔29にはヘリウムガス供給部30からへリウムガスが供給される。ヘリウムガスは熱伝達用のガスであり、静電チャック22とウェハWとの間に、例えば10Torr(1.33×10Pa)の圧力になるよう充填される。これにより、ウェハWと静電チャック22との間の温度差を5℃以下に抑えることができる。熱伝達ガスとしてはヘリウムに限られずネオン(Ne)、アルゴン(Ar)等でもよい。またこのヘリウムガスは、ラズマ処理中に載置台32と保護部材41との間で放電を防止するためのガスとしても利用できる。
図1に示すように、前記静電吸着シート40は、静電吸着板として導電性シート45を有している。前記導電性シート45は例えば銅からなる。前記導電性シート45はリード線65に電気的に接続され、このリード線65は直流電源67に接続されている。これにより直流電源67から例えば2KVの直流電圧がリード線介して導電シート45に印加される。なお、載置台32に設けられた第3の貫通孔42はそのリード線65を通すためのものである。導電性シート45は例えば10μmの厚さを有している。リイミドシートは例えば25μmの厚さを有している。
マグネット部8は、真空チャンバ12内の電極間に、例えばウェハWの表面に平行な水平磁場を形成する機能を有する。例えばマグネット部は水平に設けられた支持部材37と、この支持部材37に支持された永久磁石38と、これらを回転させるモータ39とを有している。
図3は、図1における破線Aで示す部分を拡大した断面図である。
図3を参照するに、前記静電吸着シート40は、例えば接着剤層47により載置台32の表面32a(図2参照)に接着されている。前記静電吸着シート40は下層に絶縁体であるリイミドシート46を有し、このミドシート46上に接着剤4で覆われた上記導電シート45が接着されている。また前記接着剤44により、静電吸着シート40は保護部材41に接着されている。前記保護部材41は、その保護部材41の周縁部分で、上記突起部15の上面15aとの間に形成される隙間を介して、前記上面15aと対面している。ただし、この隙間は積極的に設けているわけではない。すなわち、実際に保護部材41が静電吸着シート40を介して載置台の突起部15と接着する際には、わずかな隙間dが形成されてしまうのが避けられない。前記隙間dの大きさ(ギャップ距離)が例えば10μm〜30μmである場合、前記突起部の上面15aの幅eが例えば50μm〜150μmとしている。さらに、この隙間dが隠れるように、例えば溶射により形成された保護セラミック25が設けられている。つまり保護セラミック25は接着剤44、47等をチャンバ12内の処理空間から隔離するように設けられている。具体的には、保護セラミック25は突起部の外周面15bと保護部材41の側面31cとを覆うように周状に形成されている。
前記隙間dの大きさが10μm〜30μmである場合、前記突起部15のアスペクト比を5以上とするため、前記上面15aの幅を50μm〜150μmとしている。ここで前記アスペクト比を5以上としたのは、隙間dが10μm〜30μmである場合であって、保護セラミック25を溶射により形成する場合に、その溶射の噴流が接着剤層44、47まで到達しないようにするためである。溶射の噴流が接着剤層44、47まで到達すると接着剤が炭化するおそれがある。
本実施の形態では、保護セラミック25を設けたので、プラズマから着剤44、47を保護することができ、接着層剤44、47の腐食を防止することができる。また、これによりーティクルの発生、すなわち発塵を抑えることができる。また保護セラミック25を設けたことにより、このような静電チャック、あるいは静電チャックを用いたエッチング装置1の長寿命化を図ることができる。
本実施の形態では、先にも説明したように前記載置台32に特に突起部15を設け、前記突起部15の内側に接着剤44を含む静電吸着シート40を設けている。これにより接着剤層44、47が保護され、さらに、突起部15の外周面15bと保護部材41の側面41cとを保護セラミック25で覆うことにより、確実に接着剤層44、47が保護される。
本実施の形態では、保護セラミック25は溶射であるので容易に形成することができる。例えば仮に接着剤層44、47が露出している箇所に溶射で保護セラミック25を形成する場合は、その熱により接着剤層が炭化してしまう問題が生じる。しかしながら、本実施の形態によれば突起部15が設けられ、その外周面15bに溶射で保護セラミック25を形成しているので、接着剤層44、47が炭化する等の問題は生じない。
本実施の形態では、上述したように載置台32の材料の熱膨張率を保護部材41の熱膨張率とほぼ同じとなるようにしている。熱膨張率が同じでない場合、溶射により保護セラミック25を形成する時に、前記載置台32及び保持部材41のどちらか一方が他方より大きく膨張し、溶射で形成した保護セラミック25が割れるおそれがある。膨張率をほぼ同じにすることでそのような問題を回避することができる。
図4は、図1における破線Bで示す部分の拡大断面図である。これはピン27が挿通されている第1の貫通孔26を拡大して示したものである。
図4を参照するに、前記第1の貫通孔26には例えば絶縁体でなるスリーブ52が設けられている。前記保護部材41の穴41aには溶射により形成された保護セラミック50が設けられている。具体的には、保護セラミック50は、静電吸着シート40に含まれる接着剤層44、47が隠れるように穴41aの内壁面に周状に形成されている。これにより、わずかな隙間fが原因で流入してくるラズマから接着剤層44、47を保護することができる。この保護セラミック50は上記保護セラミック25と同じ材料を用いても構わない。
また、前記静電吸着シート40にあけられた穴40aの径は保護部材41にあけられた穴41aの径より大きい。具体的には上記と同様に隙間fのアスペクト比を5以上とすることが好ましい。これにより、溶射により保護セラミック50が形成される際、隙間fから溶射による噴流が流入して接着剤44、47等が炭化することを防止することができる。
図5は、図1における破線Cで示す部分の拡大断面図である。これはヘリウムガスが供給される第2の貫通孔29を拡大して示したものである。
図5を参照するに、前記第2の貫通孔29内において、保護部材41と載置台32との間に挟み込まれるようにフィルタ57が設置されている。このフィル夕57は、プラズマ処理中、保護部材41と載置台32との間の放電を防止するためのものである。保護部材41の穴41bには溶射により形成された保護セラミック層55が設けられている。具体的には前記保護セラミック層55は、静電吸着シート40に含まれる接着剤層44、47が隠されるように、前記穴41bの内壁面に、周状に形成されている。これにより、わずかな隙間gが原因で流入してくるプラズマから接着剤層44、47を保護することができる。この保護セラミック55は上記保護セラミック25、50と同じ材料を用いても構わない。
また、静電吸着シート40にあけられた穴40bの径は保護部材41にあけられた穴41bの径より大きい。具体的には上記と同様に隙間gのアスペクト比を5以上とすることが好ましい。これにより、溶射により保護セラミック層50が形成される際、隙間gから溶射の噴流が流入し、接着剤層44、47等を炭化させる問題が回避される。
次に、このように成されたプラズマエッチング装置1における動作を説明する。
まずピン27が所定の受け渡し位置まで上昇すると、外部の搬送装置がウェハを、真空チャンバ12に設置された図示しないゲートパルブを介してピン27上に載置する。前記搬送装置がチャンバ12から出るとゲートバルブが閉められ、真空ボンプ17が作動し、チャンバ12内が所定の圧、例えば1〜100Paに減圧される。一方、前記ピン27は下降し、その結果前記ウェハWは、前記テープル6上の保護部材41上に載置される。さらに前記処理容器12が所定の圧力に減圧されると、エッチングガス供給部19からガス導入口18を介して前記真空チャンバ12内にエッチングガスが導入される。
この状態でRF電源10より、例えば13.56MHzの高周波電力を上部電極12と下部電極32との間に印加され、さらに永久磁石38がモータ39によって回転し電極間に磁場が形成される。その結果、電極間に存在する電子がサイクロン運動を行い、電子がエッチングガスの分子に衝突することによって分子が電離してイオン化し、プラズマが発生する。発生したプラズマは、下部電極32上に保持されているウェハWの上面に作用し、ウェハWの表面で化学反応を生じ、所望のケミカルエッチングが行われる
前記プラズマが上部電極12と下部電極32との間に発生した場合、前記ウェハは発生したプラズマを介して上部電極と導通し、その結果、前記ウェハには負の電荷が蓄積される。そのため、正の荷が蓄積される静電吸着シートとウェハとの間のクーロンが増加し、静電チャックの吸着が高められる。即ち、かかる構成では、ラズマが発生している期間のみウェハがテーブル6に静電吸着されることになる。
プラズマ処理が終了すると真空チャンバ12内のガスは排気され、さらに例えば不活性ガスを導入してチャンバ12内を常圧にする。さらにウェハを支持したン27が上昇し、このようにして持ち上げられたウェハWは、ゲートバルブを介して外部の搬送装置により取り出される。
この工程の後、ゲートバルブは再び閉じられ、前記真空チャンバ12は所定の圧力にまで減圧される。さらに前記エッチングガス供給部19からクリーニングガスを供給し、同様にプラズマを発生させることにより、前記真空チャンバ12内がクリーニングされる。
本実施の形態では、上述したように第1の貫通孔26、第2の貫通孔29に保護セラミック層50、55をそれぞれ設けているので、ウェハがチャンバ12内にない状態でクリーニングすることができる。従来、このような貫通孔内には本実施の形態のような保護セラミック50、55は形成されていない。したがって従来は、クリーニング時に例えばダミーウェハをテーブル6上に保持し、かかる貫通孔を隠すことで、貫通孔内に露出する接着剤層をプラズマから保護する必要があった。これに対し本実施の形態では、かかるダミーウェハを使うことなく、クリーニングを行うことができる。これにより、エッチング処理を終えてからダミーウェハを真空チャンバ12内に搬入する手間が省け、基板処理のスループットを格段に向上させることができる。
例えば本発明によれば、1枚のウェハのエッチング処理を終えて、次のウェハが前記真空チャンバ12に搬入するまでの間にクリーニングを行うことができる。
[第2実施例]
図6、図7、図8および図9は、他の実施の形態に係る静電チャックの要部の拡大断面図である。これらの図で示す部分は、上記実施の形態における図3に示す部分に対応する。
図6を参照するに、本実施例による静電チャックでは、載置台132上に接着剤層147を介してリイミドシート146が接着され、この上に接着剤層144を介して導電シート145が設けられている。このような静電吸着シートを含む接着層149を囲うように別の接着剤層71が形成されている。これによりセラミックよりなる保護部材141が、接着剤層149と接着剤層71とにより前記載置台132に接着される。前記接着剤層71は例えばシリコンを含有したもので、酸素系のプラズマに対し比較的高い耐性を有するものを使うのが好ましい。別のガスによるラズマであれば、そのガスに耐性を有する物質を前記接着剤層71に含有させておけばよい。このような構成によっても接着剤層144、147等をプラズマから保護することができる。これによりーティクルの発生を防止でき、基板処理装置の長寿命化が図れる。
図7に示す静電チャックは、図6に示したものに、突起部215を加えたものである。この突起部215の内側に上記同様の接着剤層24が設けられ、さらに接着剤層249を囲うように別の接着剤層271が形成されている。この接着剤層271も例えばシリコンを含有したもので、酸素系のプラズマに対し比較的高い耐性を有する。別のガスによるプラズマであればそのガスに耐性を有する物質を前記接着剤層271に含有させておけばよい。このような構成によれば、突起部215の内側に接着剤層271が設けられているので、接着剤層44、47等をブラズマから保護することができるとともに、さらに接着剤層271自体の耐性をも向上させることができる。また図6に示す装置よりさらに長寿命化が図れる。
図8に示す静電チャックは載置台332の段部334上に、接着剤層349によって保護部材341が貼り付けられている。そして別の接着剤層371が前記接着剤層349を隠すように周状に貼り付けられている。具体的には、保護部材341の側面342、接着剤層349の側面350、段部334の側面333に貼り付けられている。接着剤層371は例えばシリコンを含有したもので、酸素系のラズマに対し比較的高い耐性を有する。別のガスによるプラズマであればそのガスに耐性を有する物質を接着剤層271に含有させておけばよい。このような構成によっても接着剤層349をプラズマから保護することができる。これによりパーティクルの発生を防止でき、装置の長寿命化が図れる。
図9に示す静電チャックは、図8に示す接着剤層371を囲うようにリイミドテープ372が貼り付けられている。このような構成によっても接着剤層349をプラズマから保護することができる。これによりーティクルの発生を防止でき、図8に示す装置よりさらに長寿命化が図れる。
また、図6〜図9に示した静電チャックでは、上記の実施の形態で説明したような溶射は行わないので、載置台と保護部材の熱膨張率を合わせる必要はない。熱膨張率が違っても、接着剤層71、271、371は柔軟性があるため破損するおそれはない。
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば上記実施の形態ではエッチング装置について説明したが、CVD装置等のプラズマを用いた装置であれば本発明は適用可能である。
ウェハ受け渡し用のピンが挿通された第1の貫通孔26(図4参照)、ガス供給用の第2の貫通孔29(図5参照)の保護セラミック層50、55に代えて、別の接着剤層を用いるようにしてもよい。この別の接着剤層としては、図6〜図9に示す実施の形態で用いた別の接着剤層71、271、371等と同じ接着剤を用いればよい。
また、図6〜図9で示した実施の形態における図示しないピン用の貫通孔、ガス用の貫通孔においても、図4、図5に示すのと同様な保護セラミック層を設けるようにしてもよいし、別の接着剤層71、271、371等と同じ接着剤を用いるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、基板処理装置で使われ接着剤層を含む基板保持台において、かかる接着剤層の腐食を防止し、発塵を抑制し、基板処理装置の長寿命化を図ることができる。
明の一実施の形態に係るプラズマエッチング装置の断面図である。 置台、静電吸着シート、保護部材を分解して示す斜視図である。 1における破線Aで示す部分を拡大した断面図である。 1における破線Bで示す部分を拡大した断面図である。 1における破線Cで示す部分を拡大した断面図である。 の実施の形態に係る基板処理装置の要部を示す断面図である。 の実施の形態に係る基板処理装置の要部を示す断面図である。 の実施の形態に係る基板処理装置の要部を示す断面図である。 の実施の形態に係る基板処理装置の要部を示す断面図である。

Claims (12)

  1. 表面と、前記表面上に前記表面の所定の領を囲うように連続的に形成され、前記表面より高さが高い上面を有し外周面で画成された突起部とを備え、被処理基板を保持する載置台と、
    前記表面上、前記突起部で囲われた領域に設けられ、静電作用で基板を吸着する静電吸着板と、
    側面を有し、前記静電吸着板上に設けられるとともに一部が前記上面に対面し、前記静電吸着板を保護する第1の保護部材と、
    少なくとも前記静電吸着板と前記第1の保護部材との間に設けられ、前記静電吸着板と前記第1の保護部材とを接着する接着剤層と、
    少なくとも前記接着剤層が隠れるように前記外周面と前記側面とを覆う第2の保護部材と
    を具備する基板保持機構。
  2. 請求項1に記載の基板保持機構であって、前記第2の保護部材は、溶射により形成された皮膜である基板保持機構。
  3. 請求項1に記載の基板保持機構であって、前記載置台と前記第1の保護部材とが熱膨張率がほぼ同じである基板保持機構。
  4. 請求項1に記載の基板保持機構であって、前記第1の保護部材はセラミックよりなり、前記載置台は、セラミック含有アルミニウム、チタン、モリブデン、またはタングステンである基板保持機構。
  5. 請求項1に記載の基板保持機構であって、前記第1の保護部材と前記突起部との間に隙が設けられ、前記隙間は10μm〜30μmの大きさを有し、前記突起部の上面の幅が50μm〜150μmである基板保持機構。
  6. 請求項1に記載の基板保持機構であって、前記第1の保護部材、前記吸着板及び前記載置台に貫通した第1の貫通孔と、前記第1の貫通孔内で、該第1の貫通孔に対し相対的に昇降可能に設けられ、基板の受け渡しを行うためのピンと、前記第1の貫通孔内で前記接着剤層が隠れるように設けられた第3の保護部材とを具備する基板保持機構。
  7. 請求項6に記載の基板保持機構であって、前記第3の保護部材は、溶射により形成された皮膜である基板保持機構。
  8. 請求項に記載の基板保持機構であって、前記第1の保護部材、前記吸着板及び前記載置台に貫通した第2の貫通孔と、少なくとも前記第2の貫通孔を介して前記基板への熱伝達ガスを流すガス供給部と、前記第2の貫通孔に設けられ、前記接着剤層が隠れるように設けられた第4の保護部材とをさらに具備する基板保持機構。
  9. 請求項に記載の基板保持機構であって、前記第4の保護部材は、溶射により形成された皮膜であることを特徴とする基板保持機構。
  10. 表面と、前記表面上に前記表面の所定の領域を囲うように連続的に形成され、前記表面より高さが高い上面を有し外周面により画成された突起部とを有し、基板を保持する載置台と、前記表面上、前記突起部で囲われた領域に設けられ、静電作用で基板を吸着する静電吸着板とを備えた基板保持機構の製造方法であって、
    (A)側面を有する第1の保護部材を、その一部が前記上面に対面するように前記静電吸着板上に接着剤層で接着する工程と、
    (B)前記接着剤層を保護する第2の保護部材により、少なくとも前記接着剤層が隠れるように前記外周面と前記側面とを覆う工程と
    を具備する基板保持機構の製造方法。
  11. 請求項10に記載の基板保持機構の製造方法であって、前記工程(B)は、溶射により前記第2の保護部材を形成する工程を含む基板保持機構の製造方法。
  12. 処理容器と、
    前記処理容器中に設けられ、被処理基板を保持する基板保持機構とを備えた基板処理装置において、前記基板保持機構は、
    表面と、前記表面上に前記表面の所定の領を囲うように連続的に形成され、前記表面より高さが高い上面を有し外周面で画成された突起部とを備え、被処理基板を保持する載置台と、
    前記表面上、前記突起部で囲われた領域に設けられ、静電作用で基板を吸着する静電吸着板と、
    側面を有し、前記静電吸着板上に設けられるとともに一部が前記上面に対面し、前記静電吸着板を保護する第1の保護部材と、
    少なくとも前記静電吸着板と前記第1の保護部材との間に設けられ、前記静電吸着板と前記第1の保護部材とを接着する接着剤層と、
    少なくとも前記接着剤層が隠れるように前記外周面と前記側面とを覆う第2の保護部材と
    を具備する基板処理装置。
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