JP3078506B2 - 静電チャック装置及び載置台 - Google Patents

静電チャック装置及び載置台

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JP3078506B2
JP3078506B2 JP17054397A JP17054397A JP3078506B2 JP 3078506 B2 JP3078506 B2 JP 3078506B2 JP 17054397 A JP17054397 A JP 17054397A JP 17054397 A JP17054397 A JP 17054397A JP 3078506 B2 JP3078506 B2 JP 3078506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電チャック装置及
び載置台に係わり、特に、真空処理装置の真空容器の内
部において被処理物を吸着保持するための静電チャック
装置及び載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程、液晶表示パネル製造工
程、或いは光ディスク製造工程等の各種の工程におい
て、シリコンウエハ、ガラス基板等の円形又は角形の被
処理物の表面処理を行うために真空処理装置が使用され
ている。すなわち、真空処理装置は、その真空容器の内
部に搬入された被処理物に対してスパッタリング、エッ
チング、ベーキング、或いはアッシング等の処理を行
い、被処理物の表面に薄膜を形成したり、被処理物表面
に形成された薄膜に微細加工を施したりするための装置
である。
【0003】真空処理装置の一つにダウンフロータイプ
のケミカルドライエッチング装置(CDE装置)があ
り、このCDE装置は、処理室から分離されたプラズマ
発生室においてプロセスガスを活性化した後、このプロ
セスガスを処理室の内部に導入して被処理物の表面に供
給し、プロセスガス中の中性ラジカル(中性活性種)に
よって被処理物表面の薄膜をエッチング処理する装置で
ある。ここで、プロセスガスには、酸素ガス、CF4
ス等が使用される。
【0004】また、真空処理装置の他の例として反応性
イオンエッチング装置(RIE装置)があり、このRI
E装置は、処理室の内部に供給されたプロセスガスを高
周波電圧を利用してプラズマ化し、処理室内部に形成さ
れたプラズマを利用して被処理物のエッチング処理を行
う装置である。
【0005】さらに、真空処理装置の他の例としてはマ
イクロ波プラズマエッチング装置があり、この装置は、
処理室の内部に供給されたプロセスガスにマイクロ波を
印加してマイクロ波励起プラズマを生成し、このプラズ
マを利用してエッチングを行う装置である。
【0006】そして、上述した真空処理装置の真空容器
の内部には被処理物を載置するための載置台が設けられ
ており、この載置台の温度は温度制御機構によって調節
される。したがって、載置台に載せられた被処理物は、
温度制御された載置台との熱伝導によってその温度が制
御される。ここで、被処理物の温度制御には加熱制御及
び冷却制御がある。
【0007】また、載置台には被処理物を吸着固定する
ための静電チャック装置が設けられており、この静電チ
ャック装置に直流電圧を印加することによって被処理物
が静電気力によって静電吸着されて載置台に固定され
る。これによって被処理物の裏面と載置台の表面とが全
面にわたって密着し、熱伝達の面内均一性及び効率が向
上する。さらに、載置台に吸着固定された被処理物の裏
面に熱伝達用のガスを導入し、このガスによって被処理
物と載置台との間の熱伝達効率をさらに向上させ、これ
によって被処理物の温度を適切に制御できるようにされ
ている。
【0008】なお、従来の静電チャック装置には、プラ
ス電極又はマイナス電極のいずれか一方のみを備えた単
極型の装置と、プラス電極及びマイナス電極を一組備え
た双極型の装置と、二組以上のプラス電極及びマイナス
電極を備えた多極型の装置とがある。
【0009】次に、従来の真空処理装置の一例として、
CDE装置について図7を参照して説明する。図7にお
いて符号1はCDE装置の真空容器を示し、この真空容
器1の内部に処理室(エッチング室)2が形成されてお
り、真空容器1の底部には、シリコンウエハである被処
理物Wの温度を制御するための水冷ジャケット3が気密
に固定されている。
【0010】水冷ジャケット3の上部には、被処理物W
を載置するためのアルミニウム金属製の載置台4が設け
られており、この載置台4には静電チャック装置5が組
み込まれている。水冷ジャケット3の内部には温度制御
機構の一部を構成する媒体通路6が形成されており、温
度調整された冷却水等の媒体Mが媒体配管7、8を通し
て媒体通路6の内部に導入され、排出されている。
【0011】載置台4の外周部には枠状且つ環状の載置
台固定リング45が設けられており、この載置台固定リ
ング45は、図8に示したように取付ボルト46によっ
て水冷ジャケット3の上面に固設されている。したがっ
て、載置台4は載置台固定リング45を介して水冷ジャ
ケット3に固設されている。
【0012】図7に示したように、真空容器1の天板9
を貫通するようにしてプロセスガス導入管10が取り付
けられており、このプロセスガス導入管10の先端部
は、処理室2内に設けられたガス分散板11に接続され
ている。このガス分散板11はシャワー状のノズルを形
成しており、このシャワー状のノズルによって、プロセ
スガス導入管10を介して処理室2の内部に導入された
プロセスガスGが被処理物Wの表面全体にわたって均一
に供給される。
【0013】プロセスガス導入管10の途中には石英管
12が設けられており、この石英管12を取り囲むよう
にしてプラズマ発生装置13が設けられている。そし
て、石英管12の内部に供給されたプロセスガスGに対
してプラズマ発生装置13からマイクロ波が印加され
る。すると、石英管12の内部でグロー放電が生じてプ
ラズマが生成され、プロセスガスGが活性化される。こ
こで、プロセスガスGとしては例えば、CF4 及びO2
を含む混合ガスを使用することができる。
【0014】活性化されたプロセスガスはプロセスガス
導入管10を通して処理室2内に導入され、ガス分散板
11を介して被処理物Wの表面の全体に均一に供給され
る。すると、プロセスガス中の中性ラジカル(中性活性
種)によって被処理物Wの表面の薄膜がエッチング処理
される。ここで、処理室2は排気管14を介して真空ポ
ンプ(図示せず)によって真空排気されており、処理室
2の内部の圧力は圧力計15によって計測されている。
【0015】また、図7に示したようにCDE装置は、
被処理物Wの裏面側に冷却ガスを供給するための冷却ガ
ス供給機構19を備えており、この冷却ガス供給機構1
9は、載置台4及び静電チャック部16を貫通して被処
理物Wの下方に開口している冷却ガス導入管20を有し
ている。この冷却ガス導入管20の途中には圧力計21
及びガス流量コントロールバルブ22が設けられてい
る。
【0016】また、ガス流量コントロールバルブ22よ
りも下流側の冷却ガス導入管20の途中から排出配管2
3が分岐しており、この排出配管23の途中には可変バ
ルブ24が設けられている。そして、通常、圧力計21
の計測値をフィードバックしてガス流量コントロールバ
ルブ22の開度が自動的に調整され、1000Pa前後
の圧力に維持される。
【0017】図8は、載置台4及び静電チャック装置5
の一部を拡大して示した縦断面図である。図8に示した
ように、静電チャック装置5は静電チャック部16を備
えており、静電チャック部16は複数の薄膜状部材によ
って多層構造に構成されている。
【0018】すなわち、静電チャック部16は、金属薄
膜によって形成された導電性膜25を備えており、この
導電性膜25は、電圧が印加される電極板として機能す
る。導電性膜25の両面には、ポリイミド樹脂フィルム
等の高分子有機材料によって形成された絶縁性膜27
a、27bが配置されており、これらの絶縁性膜27
a、27bによって一対の導電性膜25の全面が覆われ
ている。絶縁性膜27a、27bと導電性膜25とは絶
縁性の接着剤26aによって接着されている。
【0019】さらに、下側の絶縁性膜27bは絶縁性の
接着剤26bによって載置台4の表面4aに接着されて
いる。また、上側の絶縁性膜27aの表面、すなわち被
処理物Wを載置する面にはポリ4フッ化エチレン(PT
FE)フィルム等からなるフッ素樹脂フィルム28が接
着剤26cを用いて接着されており、ポリイミド樹脂フ
ィルム等の高分子有機材料よりなる絶縁性膜27a、2
7bを保護している。
【0020】また、図9は静電チャック装置5の他の例
を示しており、図9に示した静電チャック装置5の静電
チャック部16は、絶縁性膜27a、27bがセラミッ
ク材料によって形成され、これらのセラミック製の絶縁
性膜27a、27bと金属製の導電性膜25とが、接着
剤を用いることなく焼結によって直接接合されている。
この場合には上側の絶縁性膜27aの表面に保護用のフ
ッ素樹脂フィルム28を設ける必要がない。また、下側
のセラミック製絶縁性膜27bの下面は高分子接着剤又
は低融点金属26によって載置台4の表面4aに接着さ
れている。
【0021】また、導電性膜25には図7に示した直流
電源43が接続されており、この直流電源43によって
導電性膜25に電圧を印加するようになっている。そし
て、導電性膜25に電圧が印加されると、静電気力によ
って載置台4に被処理物Wが吸着固定される。また、導
電性膜25と直流電源43との間に電流計44を設ける
ことによって、導電性膜25に流れる電流を観測するこ
とが可能であり、これによって被処理物Wの有無を検知
することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の静電チ
ャック装置においては、静電チャック部16を載置台4
の表面4aに接着するための絶縁性の接着剤として、エ
ポキシ系、アクリル系、シリコーン系等の高分子接着剤
が使用されている。
【0023】また、絶縁性膜27a、27bがセラミッ
ク製の場合には、前記高分子接着剤以外にも低融点金属
によって静電チャック部16を載置台4の表面4aに固
定する場合があるが、この場合の低融点金属には錫−鉛
合金の半田、インジウム等の融点の低い金属が使用され
ている。
【0024】ところが、図8に示したようにフッ素樹脂
フィルム28と載置台4の表面4aとの間の高分子接着
剤26cの一部47は、載置台4の周縁位置において処
理室(エッチング室)2の内部空間に露出している。ま
た、図9に示したように、セラミック製絶縁性膜27b
と載置台4の表面4aとの間の高分子接着剤又は低融点
金属26の一部47も、載置台4の周縁位置において処
理室(エッチング室)2の内部空間に露出している。
【0025】このため、高分子接着剤又は低融点金属の
露出部47は、被処理物Wを真空処理する際の反応性ガ
ス(腐食ガス、堆積ガス等)によって短時間のうちに腐
食してしまい、ダスト(パーティクル)の発生、金属汚
染、静電チャック部16の載置台表面4aからの剥がれ
等が引き起こされる恐れがある。
【0026】そこで、本発明の目的は、静電チャック部
の固定に使用される高分子接着剤又は低融点金属が真空
処理の際に腐食することがない静電チャック装置及び載
置台を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理室内部の
載置台の表面に高分子接着剤又は低融点金属によって接
着された静電チャック部を備え、前記静電チャック部か
らの静電気力によって被処理物を吸着するための静電チ
ャック装置において、前記載置台の周縁位置において露
出している前記高分子接着剤又は低融点金属の露出部を
前記処理室の内部空間から気密に隔離するための隔離手
段を有し、前記隔離手段は、前記載置台及び前記静電チ
ャック部に圧接される環状枠部材を有し、前記環状枠部
材は、前記静電チャック部の表面の外周部に圧接される
環状の第1圧接面と、前記載置台の側周面に圧接される
環状の第2圧接面と、前記第1圧接面と前記第2圧接面
とを連結する連結部と、を有し、前記載置台を前記処理
室の内部に固定するために前記載置台の外周部に配置さ
れる載置台固定リングをさらに備え、前記隔離手段は、
前記環状枠部材を固定するための押さえリングをさらに
有し、前記載置台固定リングには、その中心方向に向か
って傾斜したテーパ面が形成されており、前記押さえリ
ングによって前記環状枠部材を固定する際に、前記押さ
えリングが前記載置台固定リングの上面に固定されると
共に前記押さえリングによって前記連結部の上面が押圧
され、これによって、前記第1圧接面が前記静電チャッ
ク部の表面の外周部に圧接されると共に、前記連結部の
下端部が前記テーパ面に当接されて前記第2圧接面が前
記載置台の側周面に圧接されるようにしたことを特徴と
する。
【0028】また、好ましくは、前記環状枠部材は4フ
ッ化樹脂によって形成されている。
【0029】本発明による被処理物を載置するための載
置台は、上述した静電チャック装置を備えたことを特徴
とする。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態による静電チャック装置及
び載置台について図面を参照して説明する。なお、以下
では、本実施形態による静電チャック装置及び載置台を
ダウンフロータイプのケミカルドライエッチング装置
(CDE装置)に組み込んだ場合について説明するが、
本実施形態を使用できる真空処理装置はCDE装置に限
られるものではなく、既述の各種真空処理装置に本実施
形態による静電チャック装置及び載置台を組み込むこと
ができる。
【0036】図1において符号1はCDE装置の真空容
器を示し、この真空容器1の内部に処理室(エッチング
室)2が形成されており、真空容器1の底部には、シリ
コンウエハである被処理物Wの温度を制御するための水
冷ジャケット3が気密に固定されている。
【0037】水冷ジャケット3の上部には、被処理物W
を載置するためのアルミニウム金属製の載置台4が設け
られており、この載置台4には静電チャック装置5が組
み込まれている。水冷ジャケット3の内部には温度制御
機構の一部を構成する媒体通路6が形成されており、温
度調整された冷却水等の媒体Mが媒体配管7、8を通し
て媒体通路6の内部に導入され、排出されている。
【0038】載置台4の外周部には枠状且つ環状の載置
台固定リング50が設けられており、この載置台固定リ
ング50は、図3に示したように取付ボルト51によっ
て水冷ジャケット3の上面に固設されている。したがっ
て、載置台4は載置台固定リング50を介して水冷ジャ
ケット3に固設されている。
【0039】真空容器1の天板9を貫通するようにして
プロセスガス導入管10が取り付けられており、このプ
ロセスガス導入管10の先端部は、処理室2内に設けら
れたガス分散板11に接続されている。このガス分散板
11はシャワー状のノズルを形成しており、このシャワ
ー状のノズルによって、プロセスガス導入管10を介し
て処理室2の内部に導入されたプロセスガスGが被処理
物Wの表面全体にわたって均一に供給される。
【0040】プロセスガス導入管10の途中には石英管
12が設けられており、この石英管12を取り囲むよう
にしてプラズマ発生装置13が設けられている。そし
て、石英管12の内部に供給されたプロセスガスGに対
してプラズマ発生装置13からマイクロ波が印加され
る。すると、石英管12の内部でグロー放電が生じてプ
ラズマが生成され、プロセスガスGが活性化される。こ
こで、プロセスガスGとしては例えば、CF4 及びO2
を含む混合ガスを使用することができる。
【0041】活性化されたプロセスガスはプロセスガス
導入管10を通して処理室2内に導入され、ガス分散板
11を介して被処理物Wの表面の全体に均一に供給され
る。すると、プロセスガス中の中性ラジカル(中性活性
種)によって被処理物Wの表面の薄膜がエッチング処理
される。ここで、処理室2は排気管14を介して真空ポ
ンプ(図示せず)によって真空排気されており、処理室
2の内部の圧力は圧力計15によって計測されている。
【0042】また、図1に示したようにこのCDE装置
は、被処理物Wの裏面側に冷却ガスを供給するための冷
却ガス供給機構19を備えており、この冷却ガス供給機
構19は、載置台4及び静電チャック部16を貫通して
被処理物Wの下方に開口している冷却ガス導入管20を
有している。この冷却ガス導入管20の途中には圧力計
21及びガス流量コントロールバルブ22が設けられて
いる。
【0043】また、ガス流量コントロールバルブ22よ
りも下流側の冷却ガス導入管20の途中から排出配管2
3が分岐しており、この排出配管23の途中には可変バ
ルブ24が設けられている。そして、通常、圧力計21
の計測値をフィードバックしてガス流量コントロールバ
ルブ22の開度が自動的に調整され、1000Pa前後
の圧力に維持される。
【0044】静電チャック部16は、図8又は図9に示
したような構成を備えており、高分子接着剤又は低融点
金属によって載置台4の表面4aに接着され、高分子接
着剤又は低融点金属は載置台4の周縁位置において露出
している。
【0045】図8又は図9に示したように静電チャック
部16は導電性膜25を備え、この導電性膜25には図
1に示した直流電源43が接続されており、この直流電
源43によって導電性膜25に電圧を印加するようにな
っている。そして、導電性膜25に電圧が印加される
と、静電気力によって載置台4に被処理物Wが吸着固定
される。また、導電性膜25と直流電源43との間に電
流計44を設けることによって、導電性膜25に流れる
電流を観測することが可能であり、これによって被処理
物Wの有無を検知することができる。
【0046】図2及び図3は本実施形態の要部を示した
一部断面斜視図及び一部縦断面図である。図2及び図3
に示したように、載置台固定リング50は、載置台4の
ベース部4bの上面4cに当接される張り出し部52を
有しており、この張り出し部52には載置台固定リング
50の中心方向に向かって傾斜したテーパ面53が形成
されている。
【0047】さらに、本実施形態は載置台4の周縁位置
において露出している高分子接着剤又は低融点金属の露
出部47(図3、図8及び図9参照)を処理室2の内部
空間から気密に隔離するための隔離手段60を備えてい
る。この隔離手段60は、載置台4及び静電チャック部
16の外周部に圧接される環状枠部材61と、この環状
枠部材61を固定するための押さえリング62と、を備
えている。
【0048】図3に示したように環状枠部材61は、静
電チャック部16の表面16aに圧接される環状の第1
圧接面63と、載置台4の側周面4dに圧接される環状
の第2圧接面64と、第1圧接面63と第2圧接面64
とを連結する断面略C字状の連結部65と、から構成さ
れている。ここで、環状枠部材61は4フッ化樹脂によ
って形成されており、好ましくはポリ4フッ化エチレン
(PTFE)によって形成されている。
【0049】押さえリング62は、環状枠部材61の連
結部65の上面66に当接される当接部67を有してい
る。また、押さえリング62は取付ボルト68によって
載置台固定リング50の上面54に固定されている。
【0050】なお、本実施形態による静電チャック装置
の静電チャック部16は、図8に示した構造のもので
も、図9に示した構造のものでも良く、或いは他の構造
のものでも良い。要するに静電チャック部16自体の構
造は不問であり、静電チャック部16が載置台4に高分
子接着剤又は低融点金属によって接着されており、しか
も高分子接着剤又は低融点金属が載置台4の周縁位置に
おいて露出している場合に本実施形態を適用することが
できる。
【0051】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず初めに、取付ボルト51によって載置台固定リ
ング50を水冷ジャケット3の上面に固定し、これによ
って載置台4を処理室2の内部に固定する。次に、環状
枠部材61を載置台4及び静電チャック部16の外周部
に填め合わせる。そして、取付ボルト68によって押さ
えリング62を載置台固定リング50の上面54に固定
すると同時に環状枠部材61を載置台4及び静電チャッ
ク部16の外周部に固定する。
【0052】すなわち、押さえリング62を載置台固定
リング50の上面54に取付ボルト68によって固定す
る際に、押さえリング62の当接部67が連結部65の
上面66を押圧する。すると、第1圧接面63が静電チ
ャック部16の表面16aに圧接されると共に、連結部
65の下端部69がテーパ面53に当接される。連結部
65の下端部69がテーパ面53に当接されると、第2
圧接面64が載置台4の側周面4dに圧接される。
【0053】このように第1圧接面63及び第2圧接面
64が静電チャック部16の表面16aの外周部及び載
置台4の側周面4dにそれぞれ圧接されることによっ
て、図2及び図3において符号Aで示した環状の空間が
処理室2の内部空間から隔離される。したがって、載置
台4の周縁位置において露出している高分子接着剤又は
低融点金属の露出部47が処理室2の内部空間から気密
に隔離される。
【0054】以上述べたように本実施形態によれば、載
置台4の周縁位置において露出している高分子接着剤又
は低融点金属の露出部47を隔離手段60によって処理
室2の内部空間から気密に隔離することができるので、
被処理物Wの処理中において露出部47が反応性ガスに
接触することがなく、長時間の処理を行った場合でも反
応性ガスによって露出部47が腐食することがなく、こ
のため、ダスト(パーティクル)の発生、金属汚染、静
電チャック部16の載置台表面4aからの剥がれ等を防
止することができる。
【0055】第2実施形態 次に、本発明の参考例の第2実施形態による静電チャッ
ク装置及び載置台について図面を参照して説明する。な
お、本実施形態による静電チャック装置及び載置台を使
用できる真空処理装置は、上記第1実施形態と同様、C
DE装置に限られるものではなく、既述の各種真空処理
装置に本実施形態による静電チャック装置及び載置台を
組み込むことができる。
【0056】図4に示したように本実施形態は、載置台
4を処理室2の内部に固定するために載置台4の外周部
に配置された載置台固定リング50を備えている。この
載置台固定リング50は静電チャック部16の表面16
aの外周部の上方に張り出した環状の延出部70を有
し、この延出部70の下面には第1のOリング用溝71
が形成され、この第1のOリング用溝71には第1のO
リング72が填め込まれいている。
【0057】また、載置台固定リング50には載置台4
のベース部4bの上面4cに当接される段部4eが全周
にわたって形成されており、この段部4eの下面には第
2のOリング用溝73が形成され、この第2のOリング
用溝73には第2のOリング74が填め込まれている。
【0058】そして、第1のOリング72、第2のOリ
ング74及び載置台固定リング50の一部によって、載
置台4の周縁位置において露出している高分子接着剤又
は低融点金属の露出部47を処理室2の内部空間から気
密に隔離するための隔離手段が構成されている。
【0059】なお、本実施形態による静電チャック装置
の静電チャック部16は、図8に示した構造のもので
も、図9に示した構造のものでも良く、或いは他の構造
のものでも良い。要するに静電チャック部16自体の構
造は不問であり、静電チャック部16が載置台4に高分
子接着剤又は低融点金属によって接着されており、しか
も高分子接着剤又は低融点金属が載置台4の周縁位置に
おいて露出している場合に本実施形態を適用することが
できる。
【0060】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0061】載置台固定リング50を載置台4の外周部
に填め合わせた後、取付ボルト51をねじ込んで載置台
固定リング50を水冷ジャケット3の上面に固定し、こ
れによって載置台4を処理室2の内部に固定する。
【0062】そして、上記の如く取付ボルト51をねじ
込むことによって載置台固定リング50が下方に押圧さ
れ、このとき、第1のOリング72が静電チャック部1
6の表面16aの外周部に圧接されると共に、第2のO
リング74が載置台4のベース部4bの上面4cに圧接
される。
【0063】このように第1のOリング72及び第2の
Oリング74が静電チャック部16の表面16a及び載
置台4のベース部4bの上面4cにそれぞれ圧接される
ことによって、図4において符号Aで示した環状の空間
が処理室2の内部空間から隔離される。したがって、載
置台4の周縁位置において露出している高分子接着剤又
は低融点金属の露出部47が処理室2の内部空間から気
密に隔離される。
【0064】以上述べたように本実施形態によれば、載
置台4の周縁位置において露出している高分子接着剤又
は低融点金属の露出部47を、第1のOリング72及び
第2のOリング74を有する隔離手段によって処理室2
の内部空間から気密に隔離することができるので、被処
理物Wの処理中において露出部47が反応性ガスに接触
することがなく、長時間の処理を行った場合でも反応性
ガスによって露出部47が腐食することがなく、このた
め、ダスト(パーティクル)の発生、金属汚染、静電チ
ャック部16の載置台表面4aからの剥がれ等を防止す
ることができる。
【0065】第3実施形態 次に、本発明の参考例の第3実施形態による静電チャッ
ク装置及び載置台について図面を参照して説明する。な
お、本実施形態による静電チャック装置及び載置台を使
用できる真空処理装置は、上記第1及び第2実施形態と
同様、CDE装置に限られるものではなく、既述の各種
真空処理装置に本実施形態による静電チャック装置及び
載置台を組み込むことができる。
【0066】図5に示したように本実施形態は、載置台
4を処理室2の内部に固定するために載置台4の外周部
に配置された載置台固定リング50を備えており、この
載置台固定リング50には載置台4のベース部4bの上
面4cに当接される段部4eが全周にわたって形成され
ている。
【0067】また、載置台固定リング50は静電チャッ
ク部16の表面16aの外周部の上方に張り出した環状
の延出部70を有し、この延出部70の基部付近にはO
リング用溝75が形成されている。このOリング用溝7
5の一部は、下方に向かって拡開した環状のテーパ面7
6によって形成されている。
【0068】そして、Oリング用溝75にはOリング7
7が填め込まれており、このOリング77は、載置台4
の周縁位置において露出している高分子接着剤又は低融
点金属の露出部47を処理室2の内部空間から気密に隔
離するための隔離手段を構成している。
【0069】なお、本実施形態による静電チャック装置
の静電チャック部16は、図8に示した構造のもので
も、図9に示した構造のものでも良く、或いは他の構造
のものでも良い。要するに静電チャック部16自体の構
造は不問であり、静電チャック部16が載置台4に高分
子接着剤又は低融点金属によって接着されており、しか
も高分子接着剤又は低融点金属が載置台4の周縁位置に
おいて露出している場合に本実施形態を適用することが
できる。
【0070】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0071】載置台固定リング50を載置台4の外周部
に填め合わせた後、取付ボルト51をねじ込んで載置台
固定リング50を水冷ジャケット3の上面に固定し、こ
れによって載置台4を処理室2の内部に固定する。
【0072】そして、上記の如く取付ボルト51をねじ
込むことによって載置台固定リング50が下方に押圧さ
れ、これによって、テーパ面76によってOリング77
が露出部47の方向に押圧され、Oリング77が露出部
47の全体にわたって、つまり、全周且つ全厚にわたっ
て直接圧接される。
【0073】このようにOリング77が露出部47の全
体に直接圧接されることによって、載置台4の周縁位置
において露出していた高分子接着剤又は低融点金属の露
出部47が処理室2の内部空間から気密に隔離される。
【0074】以上述べたように本実施形態によれば、載
置台4の周縁位置において露出していた高分子接着剤又
は低融点金属の露出部47にOリング77を直接圧接す
ることによって露出部47を処理室2の内部空間から気
密に隔離することができるので、被処理物Wの処理中に
おいて露出部47が反応性ガスに接触することがなく、
長時間の処理を行った場合でも反応性ガスによって露出
部47が腐食することがなく、このため、ダスト(パー
ティクル)の発生、金属汚染、静電チャック部16の載
置台表面4aからの剥がれ等を防止することができる。
【0075】次に、図6は上記各実施形態による効果を
確認するための実験の結果を示したグラフであり、この
グラフの縦軸は接着層の露出部47の腐食量(任意単
位)である。このグラフから分かるように、高分子接着
剤又は低融点金属の露出部47を処理室2の内部空間か
ら気密に隔離した上記第1乃至第3実施形態において
は、露出部47が隔離されていない従来の場合に比べて
露出部47の腐食量が格段に低減している。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、載置
台の周縁位置において露出している高分子接着剤又は低
融点金属の露出部を隔離手段によって処理室の内部空間
から気密に隔離することができるので、被処理物の処理
中において露出部が反応性ガスに接触することがなく、
長時間の処理を行った場合でも反応性ガスによって露出
部が腐食することがなく、このため、ダスト(パーティ
クル)の発生、金属汚染、静電チャック部の載置台表面
からの剥がれ等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による静電チャック装置
及び載置台が組み込まれたCDE装置の概略構成を示し
た縦断面図。
【図2】本発明の第1実施形態による静電チャック装置
及び載置台の要部を示した部分断面斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態による静電チャック装置
及び載置台の要部を示した部分縦断面図。
【図4】本発明の参考例の第2実施形態による静電チャ
ック装置及び載置台の要部を示した部分縦断面図。
【図5】本発明の参考例の第3実施形態による静電チャ
ック装置及び載置台の要部を示した部分縦断面図。
【図6】本発明の第1乃至第3実施形態による静電チャ
ック装置及び載置台の効果を示したグラフ。
【図7】従来のCDE装置の概略構成を示した縦断面
図。
【図8】従来のCDE装置の静電チャック装置及び載置
台の一部を拡大して示した縦断面図。
【図9】従来のCDE装置の他の例の静電チャック装置
及び載置台の一部を拡大して示した縦断面図。
【符号の説明】
1 真空容器 2 処理室 4 載置台 4a 載置台の表面 4b 載置台のベース部 4c ベース部の上面 4d 載置台の側周面 5 静電チャック装置 16 静電チャック部 16a 静電チャック部の表面 47 露出部 50 載置台固定リング 53 載置台固定リングのテーパ面 54 載置台固定リングの上面 60 隔離手段 61 環状枠部材 62 押さえリング 63 第1圧接面 64 第2圧接面 65 連結部 66 連結部の上面 69 連結部の下端部 71 第1のOリング用溝 72 第1のOリング 73 第2のOリング用溝 74 第2のOリング 75 Oリング用溝 76 Oリング用溝のテーパ面 77 Oリング W 被処理物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理室内部の載置台の表面に高分子接着剤
    又は低融点金属によって接着された静電チャック部を備
    え、前記静電チャック部からの静電気力によって被処理
    物を吸着するための静電チャック装置において、 前記載置台の周縁位置において露出している前記高分子
    接着剤又は低融点金属の露出部を前記処理室の内部空間
    から気密に隔離するための隔離手段を有し、 前記隔離手段は、前記載置台及び前記静電チャック部に
    圧接される環状枠部材を有し、 前記環状枠部材は、前記静電チャック部の表面の外周部
    に圧接される環状の第1圧接面と、前記載置台の側周面
    に圧接される環状の第2圧接面と、前記第1圧接面と前
    記第2圧接面とを連結する連結部と、を有し、 前記載置台を前記処理室の内部に固定するために前記載
    置台の外周部に配置される載置台固定リングをさらに備
    え、 前記隔離手段は、前記環状枠部材を固定するための押さ
    えリングをさらに有し、 前記載置台固定リングには、その中心方向に向かって傾
    斜したテーパ面が形成されており、 前記押さえリングによって前記環状枠部材を固定する際
    に、前記押さえリングが前記載置台固定リングの上面に
    固定されると共に前記押さえリングによって前記連結部
    の上面が押圧され、これによって、前記第1圧接面が前
    記静電チャック部の表面の外周部に圧接されると共に、
    前記連結部の下端部が前記テーパ面に当接されて前記第
    2圧接面が前記載置台の側周面に圧接されるようにした
    ことを特徴とする静電チャック装置。
  2. 【請求項2】前記環状枠部材は4フッ化樹脂によって形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の静電チャ
    ック装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の静電チャッ
    ク装置を備えた、被処理物を載置するための載置台。
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