JP2014138164A - 静電チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状試料を載置する板状体の熱伝達を均一化することができ、よって、この熱伝達の不均一に起因するクラックや割れの発生を防止することのできる静電チャック装置を提供する。
【解決手段】本発明の静電チャック装置1は、上面11aを板状試料Wを載置する載置面とした板状体11と、板状体11に設けられた静電吸着用電極12と、静電吸着用電極12に直流電圧を印加する給電用端子13とを備えた静電チャック部2と、静電チャック部2を支持するベース部31とを備え、板状体11は耐食性セラミックスであり、静電チャック部2とベース部31との間の周縁部に環状の絶縁部材21を設け、ベース部31の上面31aに放熱板34を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電チャック装置に関し、さらに詳しくは、シリコンウエハ等の半導体基板にプラズマエッチング等の処理を施す際に用いて好適な静電チャック装置に関するものである。
近年、急速に進展するIT技術を支える半導体産業においては、素子の高集積化や高性能化が求められており、そのために、半導体製造プロセスにおいても微細加工技術の更なる向上が求められている。この半導体製造プロセスの中でもエッチング技術は、微細加工技術の重要な一つであり、近年では、エッチング技術の内でも、高効率かつ大面積の微細加工が可能なプラズマエッチング技術が主流となっている。
例えば、シリコンウエハを用いたLSIの製造プロセスにおいては、シリコンウエハの上にレジストでマスクパターンを形成し、このシリコンウエハを真空中に支持した状態で、この真空中に反応性ガスを導入し、この反応性ガスに高周波の電界を印加することにより、加速された電子がガス分子と衝突してプラズマ状態となり、このプラズマから発生するラジカル(フリーラジカル)とイオンをシリコンウエハと反応させて反応生成物として取り除くことにより、シリコンウエハに微細パターンを形成する技術である。
このプラズマエッチング装置等の半導体製造装置においては、従来から、試料台に簡単にシリコンウエハを取付け、固定するとともに、このシリコンウエハを所望の温度に維持する装置として静電チャック装置が使用されている。
このような静電チャック装置としては、例えば、シリコンウエハを固定する誘電体層として、ポリイミド等の有機系フィルムを用い、この有機系フィルムを絶縁性の接着剤を介して2枚のセラミック板材にて挟持し接着した構造の静電チャック装置が提案されている(特許文献1)。
また、セラミック基体の上面をシリコンウエハを載置する載置面とし、内部に高融点金属からなる静電吸着用電極を埋設した静電チャック装置も提案されている(特許文献2)。また、シリコンウエハを載置するセラミック基体の表面にセラミック溶射膜を形成した静電チャック装置も提案されている。
特公平5−87177号公報 特開平9−283606号公報
ところで、従来のセラミック基体を用いた静電チャック装置では、セラミック基体における熱伝達が不均一であることから、このセラミック基体に載置されるシリコンウエハ等の板状試料の表面温度に面内方向の不均一が生じ、その結果、得られたLSIに表面温度の面内方向の不均一に起因する特性のバラツキが生じ、場合によっては製品不良の原因になるという問題点があった。
また、このセラミック基体における熱伝達が不均一であることから、このセラミック基体に熱ストレスが掛かった場合に、このセラミック基体中の熱伝達が容易な領域に熱ストレスが集中し、このセラミック基体にクラックが生じたり、場合によっては割れてしまうという問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、板状試料を載置する板状体の熱伝達を均一化することができ、よって、この熱伝達の不均一に起因するクラックや割れの発生を防止することのできる静電チャック装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記の課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、静電チャック部の板状体を耐食性セラミックスにより構成し、この静電チャック部と基台との間の周縁部に環状の絶縁部材を設け、この基台の静電チャック部側の一主面に放熱板を設けることとすれば、板状試料を載置する板状体における熱伝達の不均一を無くすことができ、しかも、この熱伝達の不均一に起因するクラックや割れの発生を防止することができることを知見し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の静電チャック装置は、一主面を板状試料を載置する載置面とした板状体と、該板状体に設けられた静電吸着用電極と、該静電吸着用電極に直流電圧を印加する給電用端子と、を備えた静電チャック部と、前記他の一主面側に設けられ前記静電チャック部を支持する基台と、を備えてなる静電チャック装置において、前記板状体は、耐食性セラミックスからなり、前記静電チャック部と前記基台との間の周縁部に環状の絶縁部材を設け、前記基台の前記静電チャック部側の一主面に放熱板を設けてなることを特徴とする。
前記耐食性セラミックスは、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、希土類元素添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、酸化イットリウムの群から選択される1種または2種以上からなることが好ましい。
前記放熱板は、金属または熱伝導性を有する有機樹脂からなることが好ましい。
前記載置面には、前記板状試料の厚みより小さな直径を有する突起部が複数個形成されてなることが好ましい。
前記給電用端子の前記静電吸着用電極側の端面の表面粗さRaは、0.05μm以上かつ1.0μm以下であることが好ましい。
本発明の静電チャック装置によれば、板状試料を載置する板状体を耐食性セラミックスからなることとし、この静電チャック部と基台との間の周縁部に環状の絶縁部材を設け、この基台の静電チャック部側の一主面に放熱板を設けたので、この板状体における熱伝達を均一化することができる。また、板状体から生じる熱を環状の絶縁部材により基台側に速やかに誘導することができ、この基台の一主面に設けられた放熱板によって速やかに外方へ放熱することができる。したがって、板状試料を載置する板状体の熱伝達を均一化することができ、よって、この熱伝達の不均一に起因するクラックや割れの発生を防止することができる。
本発明の一実施形態の静電チャック装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態の静電チャック装置の給電用端子の端面を示す拡大断面図である。 本発明の一実施形態の静電チャック装置の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の静電チャック装置の他の変形例を示す断面図である。
本発明の静電チャック装置を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態の静電チャック装置を示す断面図であり、この静電チャック装置1は、ウエハWを載置し固定する静電チャック部2と、この静電チャック部2を支持し冷却する冷却ベース部3とにより構成されている。
静電チャック部2は、上面(一主面)11aをウエハWを載置する載置面とした円板状の板状体11と、この板状体11の下面(他の一主面)11b側に設けられた静電吸着用電極12と、この静電吸着用電極12に直流電圧を印加する給電用端子13とを備えている。
この板状体11の下面11bの周縁部には、静電吸着用電極12を囲むように環状の絶縁部材21が有機系接着剤(図示略)を介して接着固定されている。
また、この静電吸着用電極12には、シート状またはフィルム状の有機系接着剤層22を介してシート状またはフィルム状の絶縁層23が接着されている。
一方、冷却ベース部3は、厚みのある円板状のベース部(基台)31の内部に水あるいは有機溶媒等の冷却媒体を流動させる流路32が形成されたもので、この流路32内に所定の温度に冷却された冷却媒体を流動させることにより、ウエハWの載置面である静電チャック部2の上面11aを所望の温度に制御している。
このベース部31の静電チャック部2側の上面(一主面)31aには、シート状またはフィルム状の有機系接着剤層33を介して、この有機系接着剤層33と同一形状の放熱板34が設けられている。
そして、板状体11の下面11b側に接着・固定された絶縁層23と、ベース部31の上面31aに接着・固定された放熱板34とは、有機系接着剤層24を介して接着・固定されている。また、板状体11の下面11bの周縁部に接着・固定された環状の絶縁部材21は、静電吸着用電極12、有機系接着剤層24及び放熱板34を囲んだ状態で、有機系接着剤(図示略)を介してベース部31の上面31aの周縁部に接着・固定されている。
次に、本実施形態の静電チャック装置1について詳細に説明する。
板状体11は、静電チャック部2の主要部を構成するものであり、体積固有抵抗が10〜 1015Ω・cm程度で機械的な強度を有し、しかも酸素系プラズマや腐食性ガスに対する耐久性を有する耐食性セラミックスにより構成されている。
耐食性セラミックスとしては、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、希土類元素添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、酸化イットリウム(Y)の群から選択される1種または2種以上を含有していることが好ましい。
この耐食性セラミックスの形状としては、上記の1種のみからなる板状体であってもよく、上記の2種以上を積層してなる積層構造の板状体であってもよい。
酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物としては、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG:YAl12)、Y・Al複合酸化物、Y−Al混晶酸化物等が挙げられる。
希土類元素(RE)添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物としては、上記の酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物に、ランタン(La)、セリウム(Se)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)の群から選択される1種または2種以上からなる希土類元素(RE)またはこれら希土類元素(RE)の酸化物を添加した複合酸化物が挙げられる。
これらの中でも、酸化セリウム(Se)添加イットリウムアルミニウムガーネット(YAG・Se)、酸化ネオジム(Nd)添加イットリウムアルミニウムガーネット(YAG・Nd)、酸化サマリウム(Sm)添加イットリウムアルミニウムガーネット(YAG・Sm)、酸化ガドリニウム(Gd)添加イットリウムアルミニウムガーネット(YAG・Gd)等が好適である。
この希土類元素(RE)添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物における酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物に対する希土類元素(RE)または希土類元素(RE)の酸化物の添加率は、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物の全体量に対して0.01質量%以上かつ20質量%以下が好ましく、より好ましくは5質量%以上かつ10質量%以下である。
希土類元素(RE)の添加率を上記の範囲とすることにより、希土類元素(RE)添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物のハロゲンガスやプラズマに対する耐食性が向上する。
酸化イットリウム(Y)は、単体の状態で用いることもできるが、カーボン微粒子、カーボンファイバー(CF)、カーボンナノチューブ(CNT)等を添加することにより、さらに導電性が向上するので好ましい。
この板状体11の厚みは、0.5mm以上かつ2.0mm以下が好ましい。その理由は、板状体11の厚みが0.5mmを下回ると、静電吸着用電極12に印加された電圧により放電する危険性が高まるからであり、一方、2.0mmを超えると、板状試料Wを十分に吸着固定することができず、したがって、板状試料Wを十分に冷却することが困難となるからである。
この板状体11、すなわち板状体11を構成する耐食性セラミックスの熱伝導率は、5W/mK以上であることが好ましく、より好ましくは7W/mK以上、さらに好ましくは10W/mK以上である。
ここで、板状体11の熱伝導率を5W/mK以上とした理由は、熱伝導率が5W/mK未満では、板状体11における熱伝達が不十分なものとなり、その結果、板状体11の上面11aにおける面内温度分布が大きくなり、ウエハW上に形成された半導体チップの特性のバラツキが大きくなるので好ましくないからである。
この板状体11の上面11aには、直径が板状試料Wの厚みより小さい突起部14が複数個形成されている。
この板状体11では、その上面11aに突起部14を複数個形成したことにより、これらの突起部14の間が冷却媒体の流路となることによって、これらの突起部14に支持されたウエハWの面内温度の均一性が高まり、その結果、ウエハW上に形成された半導体チップの特性のバラツキが極めて小さくなり、製品の歩留まりが向上することとなる。
冷却媒体としては、Heガス、Nガス等が好適に用いられる。
静電吸着用電極12は、電荷を発生させて静電吸着力でウエハWを板状体11の上面11aに固定するための静電チャック用電極として用いられるもので、その用途によって、その形状及び大きさが適宜調整される。
この静電吸着用電極12を構成する材料としては、非磁性材料である金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、チタン(Ti)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、コバール合金等の金属、グラファイト、カーボン等の炭素材料、炭化ケイ素(SiC)、窒化チタン(TiN)、炭化チタン(TiC)、炭化タングステン(WC)等の導電性セラミックス、TiC−Ni系、TiC−Co系、BC−Fe系等のサーメット等が好適に用いられる。これらの材料の熱膨張係数は、板状体11の熱膨張係数に出来るだけ近似していることが望ましい。
この静電吸着用電極12の厚みは、特に限定されるものではないが、プラズマ発生用電極として使用する場合には、0.1μm以上かつ100μm以下が好ましく、特に好ましくは5μm以上かつ20μm以下である。その理由は、厚みが0.1μmを下回ると、充分な導電性を確保することができず、一方、厚みが100μmを越えると、板状体11と静電吸着用電極12との間の熱膨張率差に起因して、板状体11と静電吸着用電極12との接合界面にクラックが入り易くなり、絶縁性が低下するからである。
このような厚みの静電吸着用電極12は、スパッタ法や蒸着法等の成膜法、あるいはスクリーン印刷法等の塗工法により容易に形成することができる。
給電用端子13は、静電吸着用電極12に直流電圧を印加するために設けられた棒状のもので、この給電用端子13の材料としては、耐熱性に優れた導電性材料であれば特に制限されるものではないが、熱膨張係数が静電吸着用電極12の熱膨張係数に近似したものが好ましく、例えば、上述した非磁性材料からなる金属、炭素材料、導電性セラミックス、TiC−Ni系、TiC−Co系、BC−Fe系等のサーメット等が好適に用いられる。
この給電用端子13は、絶縁性を有する碍子15により放熱板34及びベース部31に対して絶縁されている。
図2に示すように、この給電用端子13の端面13aは、導電性を有する有機系接着剤16により静電吸着用電極12の下面に接着固定されている。
導電性を有する有機系接着剤16としては、ポリアセチレン(PA)、ポリ−p−フェニレン(PPP)等のポリアリレーン、ポリ−2,5−チェニレンビニレン(PTV)、ポリ−p−フェニレンビニレン(PPV)等のポリアリレーンビニレン、ポリピロール(PPy)、ポリチオフェン(PT)等の複素環ポリマー、ポリアニリン(PAn)等の非共役ポリマー等を主成分とする接着剤が挙げられる。
また、導電性を有する有機系接着剤16に替えて、有機系接着剤に、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、ヨウ素、臭素等のハロゲン元素、鉄微粒子、ニッケル微粒子、銀微粒子等の金属微粒子を添加した導電性粒子添加有機系接着剤を用いることもできる。
この給電用端子13は、静電吸着用電極12側の端面13aの表面粗さRaが0.05μm以上かつ1.0μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1μm以上かつ0.3μm以下である。
ここで、端面13aの表面粗さRaを上記の範囲としたのは、この範囲が、給電用端子13と静電吸着用電極12とを導電性有機系接着剤を介して電気的に接続した場合に密着性が高くなり、その結果、給電用端子13と静電吸着用電極12との間の導電性が良好となるからである。
なお、端面13aの表面粗さRaが0.05μm未満であると、給電用端子13の端面13aと静電吸着用電極12との間の接着性が低下するために滑りやすくなり、その結果、給電用端子13と静電吸着用電極12との間の密着性が低下し、よって導電性が低下するので好ましくなく、一方、端面13aの表面粗さRaが1.0μmを超えると、給電用端子13の端面が粗すぎてしまい、よって、静電吸着用電極に接着固定する際に、使用する接着剤の厚みが不均一になってしまい、静電チャック装置を使用する際に各部材の熱膨張差を緩和することが困難となるので好ましくない。
一方、絶縁部材21は、外部に熱が逃げないように設けられた環状のもので、その内周面が静電吸着用電極12の周縁部と接するように配置されており、その熱伝導率が板状体11を構成する耐食性セラミックスより大である絶縁性セラミックスにより構成されている。
この絶縁性セラミックスの熱伝導率は、板状体11を構成する耐食性セラミックスの熱伝導率が20W/mK未満であることから、少なくとも20W/mK以上であればよい。
熱伝導率が20W/mK以上の絶縁性セラミックスとしては、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウム−炭化ケイ素(Al−SiC)、酸化イットリウム(Y)を3質量%〜7質量%含む窒化アルミニウム(AlN)等の機械的な強度を有し、かつ腐食性ガス及びそのプラズマに対する耐久性を有するセラミックスが挙げられる。
有機系接着剤層22は、静電吸着用電極12と同一形状のもので、この静電吸着用電極12の下面に密着するように設けられている。この有機系接着剤層22は、アクリル、エポキシ、ポリエチレン等からなるシート状またはフィルム状の接着剤であり、熱圧着式の有機系接着剤シートまたはフィルムであることが好ましい。
その理由は、熱圧着式の有機系接着剤シートまたはフィルムは、静電吸着用電極12上に重ね合わせて、真空引きした後、熱圧着することにより、静電吸着用電極12との間に気泡等が生じ難く、したがって、剥がれ難くなり、静電チャック部2の吸着特性や耐電圧特性を良好に保持することができるからである。
この有機系接着剤層22の厚みは、特に限定されるものではないが、接着強度及び取り扱い易さ等を考慮すると、40μm以上かつ100μm以下が好ましく、より好ましくは55μm以上かつ100μm以下である。
厚みが55μm以上かつ100μm以下であれば、より電極の界面との接着強度が向上し、さらに、この有機系接着剤層22の厚みがより均一になり、その結果、板状体11とベース部31との間の熱伝導率が均一になり、載置されたウエハWの冷却特性が均一化され、このウエハWの面内温度が均一化される。
なお、この有機系接着剤層22の厚みが40μmを下回ると、静電チャック部2とベース部31との間の熱伝導性は良好となるものの、接着層の熱軟化による電極の段差をカバーすることができなくなり、電極の界面との剥離が生じ易くなり、一方、厚みが100μmを超えると、静電チャック部2とベース部31との間の熱伝導性を十分確保することができなくなり、冷却効率が低下するので、好ましくない。
このように、有機系接着剤層22をシート状またはフィルム状の接着剤としたことにより、有機系接着剤層22の厚みが均一化され、板状体11とベース部31との間の熱伝導率が均一になる。よって、ウエハWの冷却特性が均一化され、このウエハWの面内温度が均一化されることとなる。
絶縁層23は、有機系接着剤層22とほぼ同一形状のもので、この有機系接着剤層22の下面に密着するように設けられている。この絶縁層23は、ポリイミド、ポリアミド、芳香族ポリアミド等の静電チャック部2における印加電圧に耐えうる絶縁性樹脂からなるシート状またはフィルム状の絶縁材である。
この絶縁層23の厚みは、10μm以上かつ200μm以下が好ましく、より好ましくは10μm以上かつ70μm以下である。
この絶縁層23の厚みが10μmを下回ると、静電吸着用電極12に対する絶縁性が低下し、静電吸着力も弱くなり、ウエハWを載置面に良好に固定することができなくなるからであり、一方、厚みが200μmを超えると、静電チャック部2とベース部31との間の熱伝導性を十分確保することができなくなり、冷却効率が低下するからである。
これら静電吸着用電極12、有機系接着剤層22及び絶縁層23を囲むように環状の絶縁部材21を設けることにより、これら静電吸着用電極12、有機系接着剤層22及び絶縁層23の酸素系プラズマに対する耐プラズマ性、腐食性ガスに対する耐腐食性が向上し、パーティクル等の発生も抑制される。
有機系接着剤層24は、板状体11の下面側に形成された絶縁層23と、ベース部31の上面31a側に形成された放熱板34とを接着・固定することにより、静電チャック部2と、冷却ベース部3と、環状の絶縁部材21とが一体化された構造となっている。
この有機系接着剤層24としては、板状体11からの熱を放熱板34に速やかに逃がすために、熱伝導率が高くかつベース部31からの冷却効率が高い材料が好ましく、例えば、耐熱性、弾性に優れた樹脂であるシリコーン系樹脂組成物が好ましい。
このシリコーン系樹脂組成物は、シロキサン結合(Si−O−Si)を有するケイ素化合物であり、例えば、下記の式(1)または式(2)の化学式で表すことができる。
Figure 2014138164
但し、Rは、Hまたはアルキル基(C2n+1−:nは整数)である。
Figure 2014138164
但し、Rは、Hまたはアルキル基(C2n+1−:nは整数)である。
このようなシリコーン樹脂としては、特に、熱硬化温度が70℃〜140℃のシリコーン樹脂を用いることが好ましい。
ここで、熱硬化温度が70℃を下回ると、絶縁層23と放熱板34とを接合する際に、接合過程の途中で硬化が始まってしまい、接合作業に支障を来す虞があるので好ましくなく、一方、熱硬化温度が140℃を超えると、絶縁層23と放熱板34との熱膨張差を吸収することができず、したがって、絶縁層23と放熱板34との間の接合力が低下し、これらの間で剥離が生じる虞があるので好ましくない。
この有機系接着剤層24の熱伝導率は、0.25W/mk以上が好ましく、より好ましくは0.5W/mk以上である。
ここで、有機系接着剤層24の熱伝導率を0.25W/mk以上と限定した理由は、熱伝導率が0.25W/mk未満では、ベース部31からの冷却効率が低下し、静電チャック部2の板状体11の上面11aに載置されるウエハWを効率的に冷却することができなくなるからである。
この有機系接着剤層24の厚みは、0.1μm以上かつ0.8μm以下が好ましく、より好ましくは0.2μm以上かつ0.4μm以下である。
この有機系接着剤層24の厚みが0.1μmを下回ると、薄くなりすぎる結果、接着強度を十分確保することができなくなり、絶縁層23と放熱板34との間で剥離等が生じる虞があり、一方、厚みが0.8μmを超えると、絶縁層23と放熱板34との間の熱伝導性を十分確保することができなくなり、冷却効率が低下する虞があるからである。
この有機系接着剤層24には、その熱伝達率を制御するために、平均粒径が1μm以上かつ10μm以下のフィラー、例えば、窒化アルミニウム(AlN)粒子の表面に酸化ケイ素(SiO)からなる被覆層が形成された表面被覆窒化アルミニウム(AlN)粒子が含有されていることが好ましい。
この表面被覆窒化アルミニウム(AlN)粒子は、シリコーン樹脂の熱伝導性を改善するために混入されたもので、その混入率を調整することにより熱伝達率を制御することができる。
一方、ベース部31は、流路32に所定の温度に冷却された水あるいは有機溶媒等の冷却媒体を流動させることにより、静電チャック部2を冷却し所望の温度パターンに調整することにより、載置されるウエハWを冷却して温度を調整するためのもので、厚みのある円板状のものであり、その躯体は外部の高周波電源(図示略)に接続されている。
このベース部31を構成する材料としては、熱伝導性、導電性、加工性に優れた金属、金属−セラミックス複合材料のいずれかであれば特に制限はなく、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス鋼(SUS) 等が好適に用いられる。このベース部31の側面、すなわち少なくともプラズマに曝される面は、アルマイト処理、もしくはアルミナ、イットリア等の絶縁性の溶射材料にて被覆されていることが好ましい。
このベース部31では、少なくともプラズマに曝される面にアルマイト処理または絶縁膜の成膜が施されていることにより、耐プラズマ性が向上する他、異常放電が防止され、したがって、耐プラズマ安定性が向上したものとなる。また、表面に傷が付き難くなるので、傷の発生を防止することができる。
放熱板34は、板状体11から生じる熱を速やかに外方へ放熱することができる材料であればよく、特に限定されないが、高温下にて用いられることを考慮すると、金属、導電性を有する有機樹脂等が好適に用いられる。
上記の金属としては、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、ステンレス鋼、銅(Cu)、チタン(Ti)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、コバール合金等が挙げられる。
また、導電性を有する有機樹脂としては、ポリアセチレン(PA)、ポリ−p−フェニレン(PPP)等のポリアリレーン、ポリ−2,5−チェニレンビニレン(PTV)、ポリ−p−フェニレンビニレン(PPV)等のポリアリレーンビニレン、ポリピロール(PPy)、ポリチオフェン(PT)等の複素環ポリマー、ポリアニリン(PAn)等の非共役ポリマー等が挙げられる。
これらの金属や導電性を有する有機樹脂は、1種のみを単独で用いてもよく、2種類以上の金属箔または導電性を有する有機樹脂を貼り合わせて積層構造としたもの、あるいは金属箔と導電性を有する有機樹脂を貼り合わせた複合材料からなる積層構造としたもの等としてもよい。
この放熱板34をベース部31の上面31aに接着・固定する有機系接着剤層33としては、熱伝導率が高くかつベース部31からの冷却効率が高いシート状またはフィルム状の有機系接着剤であればよく、例えば、上述した有機系接着剤層22と同様に、アクリル、エポキシ、ポリエチレン等からなるシート状またはフィルム状の接着剤であり、熱圧着式の有機系接着剤シートまたはフィルムであることが好ましい。
次に、この静電チャック装置1の製造方法について説明する。
まず、公知の方法により、静電チャック部2を作製する。
ここでは、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、希土類元素添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、酸化イットリウム(Y)のいずれかにより板状体11を作製する。
例えば、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物を用いる場合、酸化イットリウム粉体と、酸化アルミニウム粉体とを、それぞれ所定の比率で混合し、混合物とする。
この場合、必要に応じて、水やアルコール類等の溶媒、あるいは分散媒を添加してもよい。
混合方法としては、超音波分散機、メディアに樹脂被覆金属ボールやメノウボール等を用いた遊星ボールミル、ボールミル、サンドミル等の分散機、超高圧粉砕分散機等のメディアレス分散機が用いられる。特に、メディアレス分散機は、混合物にメディアに起因する不純物が含まれる虞がないので、半導体製造装置用の静電チャック装置を作製する際には好適である。
次いで、この混合物を、自動乳鉢あるいはスプレードライヤー等の造粒装置を用いて所定の粒径を有する顆粒とし、この顆粒を所望の形状に成形し、得られた成形体を、例えば、大気中、50℃〜1000℃に加熱して成形体中の揮発成分を散逸(脱脂)させ、次いで、大気中、真空中、不活性雰囲気中、還元性雰囲気中のうちいずれかの雰囲気中、1500℃〜1800℃、好ましくは1600℃〜1750℃にて、2〜4時間焼成することにより、板状体11を得ることができる。
焼成方法としては、上記のような常圧焼成でもよいが、緻密な板状体11を得るためには、ホットプレス(HP)、熱間静水圧プレス(HIP)等の加圧焼成法が好ましい。
加圧焼成法における加圧力は、特に制限はないが、通常、20〜25MPa程度である。
このようにして得られた板状体11を、さらに、真空中、還元性雰囲気中のいずれかの雰囲気中、700℃〜1500℃、好ましくは1000℃〜1200℃にて、2〜4時間程度加熱処理してもよい。
次いで、この板状体11の下面11bを、例えばアセトンを用いて脱脂、洗浄し、この下面11bに、スパッタ法や蒸着法等の成膜法、あるいはスクリーン印刷法等の塗工法を用いて静電吸着用電極12を形成する。
次いで、この静電吸着用電極12の表面(下面)の所定の領域に、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の耐熱性及び絶縁性を有しかつ静電吸着用電極12とほぼ同一形状のシート状またはフィルム状の接着性樹脂を貼着し、有機系接着剤層22とする。
この有機系接着剤層22は、静電吸着用電極12を含む全体を覆うようにシート状またはフィルム状の接着性樹脂を貼着し、このシート状またはフィルム状の接着性樹脂を静電吸着用電極12とほぼ同一形状に機械加工することによっても作製することができる。
次いで、この有機系接着剤層22の表面(下面)の所定の領域に、ポリイミド、ポリアミド、芳香族ポリアミド等の有機系接着剤層22とほぼ同一形状の絶縁性樹脂からなるシート状またはフィルム状の絶縁材を接着し、絶縁層23とする。これにより、板状体11の下面11b側に、静電吸着用電極12、有機系接着剤層22及び絶縁層23が形成された静電チャックを作製することができる。
一方、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銅(Cu)、銅合金、ステンレス鋼(SUS) 等からなる金属材料に機械加工を施し、この金属材料の内部に水を循環させる流路32を形成し、さらに、給電用端子13及び碍子15を嵌め込み保持するための固定孔を形成し、ベース部31とする。
このベース部31の少なくともプラズマに曝される面には、アルマイト処理を施すか、あるいはアルミナ等の絶縁膜を成膜することが好ましい。
次いで、このベース部31の上面31aを、例えばアセトンを用いて脱脂、洗浄し、この上面31aの所定位置に、アクリル、エポキシ、ポリエチレン等からなるシート状またはフィルム状の有機系接着剤を貼着し、有機系接着剤層33とする。次いで、この有機系接着剤層33上の所定位置に、有機系接着剤層33と同一形状の金属または導電性を有する有機樹脂からなる放熱板34を載置し、所定の圧力にて加圧することにより、この放熱板34を有機系接着剤層33上に接着・固定する。これにより、ベース部31の上面31aに有機系接着剤層33及び放熱板34が順次積層された冷却ベース部3を作製することができる。
次いで、所定の大きさ及び形状の給電用端子13を作製する。例えば、給電用端子13を導電性複合焼結体とした場合、導電性セラミックス粉体を、所望の形状に成形して加圧焼成する方法等が挙げられる。
また、給電用端子13を金属とした場合、高融点金属を用い、研削法、粉体治金等の金属加工法等により形成する方法等が挙げられる。
この給電用端子13の端面13aにエッチング加工または機械加工を施すことにより、その表面粗さRaを0.05μm以上かつ0.2μm以下とする。
次いで、所定の大きさ及び形状の絶縁部材21を作製する。例えば、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウム−炭化ケイ素(Al−SiC)、酸化イットリウム(Y)を3質量%〜7質量%含む窒化アルミニウム(AlN)等の絶縁性セラミックスとポリビニルアルコール(PVA)等のバインダーとを含む成形材料を所定の大きさ及び形状に成形し、得られた成形体を、大気中、真空中、不活性雰囲気中、還元性雰囲気中のうちいずれかの雰囲気中、1500℃〜2000℃、好ましくは1700℃〜1900℃にて、2〜4時間焼成することにより、絶縁部材21を得ることができる。
次いで、冷却ベース部3の固定孔に給電用端子13及び碍子15を嵌め込み固定し、この冷却ベース部3の上面の所定位置に、絶縁部材21を有機系接着剤(図示略)により接着・固定する。
次いで、冷却ベース部3の放熱板34及び絶縁部材21の内側により形成された凹部に、有機系接着剤を所定の深さまで充填する。
次いで、静電チャック部2の絶縁層23を、冷却ベース部3の有機系接着剤上に移動し、この静電チャック部2を冷却ベース部3に所定の圧力にて押圧し、次いで、所定の温度に加熱して有機系接着剤を硬化させる。
以上により、本実施形態の静電チャック装置1を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態の静電チャック装置1によれば、板状試料Wを載置する板状体11を耐食性セラミックスからなることとし、この静電チャック部2と冷却ベース部3のベース部31との間の周縁部に環状の絶縁部材21を設け、さらに、ベース部31の上面31aに放熱板34を設けたので、この板状体11における熱伝達を均一化することができる。また、板状体11から生じる熱を環状の絶縁部材21によりベース部31の上面31aに速やかに誘導することができ、このベース部31の上面31aに設けられた放熱板34によって速やかに外方へ放熱することができる。したがって、板状試料Wを載置する板状体11の熱伝達を均一化することができ、よって、この熱伝達の不均一に起因するクラックや割れの発生を防止することができる。
図3は、本実施形態の静電チャック装置の変形例を示す断面図であり、この静電チャック装置41が上述した静電チャック装置1と異なる点は、静電チャック部42の静電吸着用電極12の下面及び側面を覆うように、シート状またはフィルム状の有機系接着剤層43が形成され、この有機系接着剤層43の下面及び側面を覆うように、シート状またはフィルム状の絶縁層44が接着され、このシート状またはフィルム状の絶縁層44には、有機系接着剤層24を介してベース部31上の放熱板34が接着されている点である。
この静電チャック装置41においても、上述した静電チャック装置1と同様の効果を奏することができる。
しかも、静電吸着用電極12の下面及び側面を覆うように、シート状またはフィルム状の有機系接着剤層43を形成し、この有機系接着剤層43の下面及び側面を覆うように、シート状またはフィルム状の絶縁層44を接着したので、静電吸着用電極12の耐電圧を向上させることができる。
図4は、本実施形態の静電チャック装置の他の変形例を示す断面図であり、この静電チャック装置51が上述した静電チャック装置1と異なる点は、絶縁部材21より厚みを薄くした環状の絶縁部材53を用い、この絶縁部材53を静電チャック部52の板状体11の下面11bの周縁部に有機系接着剤(図示略)を介して接着・固定し、この絶縁部材53及び絶縁層23を、ベース部31の上面31aの放熱板34に、有機系接着剤層24を介して接着・固定されている点である。
この静電チャック装置51においても、上述した静電チャック装置1と同様の効果を奏することができる。
しかも、絶縁部材53は、静電吸着用電極12、有機系接着剤層22及び絶縁層23を覆っているので、絶縁部材21と同等の作用・効果を奏することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
「実施例1」
(静電チャック装置の作製)
まず、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG:YAl12)からなる板状体11を用意した。この板状体11の直径は300mm、厚みは1mmの円板状であった。また、この板状体11のウエハWを静電吸着する上面に、高さが15μmの多数の突起部14を形成することで凹凸面とし、これらの突起部14の頂面を板状試料Wの載置面とし、この凹凸面の凹部と静電吸着された板状試料Wとの間に形成される溝に冷却ガスを流すことができるようにした。
そして、この板状体11の下面11aを、アセトンを用いて脱脂、洗浄し、この下面11aに、スクリーン印刷法を用いて導電ペーストFC415(藤倉化成社製)を塗布し、大気圧下、300℃にて10時間焼成し、厚みが10μmの静電吸着用電極12を形成した。
次いで、絶縁層23となる厚み50μmのポリイミドフィルム 200H(東レデュポン社製)と、有機系接着剤層22となる厚み60μmのエポキシ系熱接着シートを用意し、これらをロールラミネータ(ラミネート装置)を用いて130℃にて仮接着し、有機系接着剤付き絶縁フィルムとした。
次いで、この有機系接着剤付き絶縁フィルムを、成形機を用いて、静電吸着用電極12と同形状であり、中心部に給電用端子13を固定する固定孔が形成された形状に型抜き加工した。
次いで、この型抜きした有機系接着剤付き絶縁フィルムを、静電チャックの静電吸着用電極12に貼り付け、真空熱プレス機を用いて、10Pa以下の減圧下にて、160℃、5MPaの条件下にて熱圧着し、静電チャックの静電吸着用電極12上に有機系接着剤付き絶縁フィルムを熱圧着し、静電吸着用電極12上に有機系接着剤層22及び絶縁層23を積層した。
一方、表面にアルマイト処理が施されたアルミニウムからなるベース部31を用意した。このベース部31の直径は330mm、厚みは25mmの円板状であり、内部には冷却媒体を流動させる流路32が形成され、中心部には給電用端子13を固定する固定孔が形成されていた。
次いで、ベース部31の静電チャック部2側の上面31aを、アセトンを用いて脱脂、洗浄し、この上面31aに、アクリル樹脂からなるシート状の有機系接着剤を貼着し、有機系接着剤層33とした。次いで、この有機系接着剤層33上の所定位置に、この有機系接着剤層33と同一形状のアルミニウムからなる放熱板34を載置し、加圧することにより、この放熱板34を有機系接着剤層33上に接着・固定した。これにより、ベース部31の上面31aに有機系接着剤層33及び放熱板34が順次積層された冷却ベース部3を作製した。
次いで、タングステン(W)を研削することにより、給電用端子13を作製した。
この給電用端子13の端面13aにエッチング加工を施すことにより、その表面粗さRaを0.1μmとした。
次いで、酸化アルミニウム(Al)及びバインダーを含む成形材料を所定の大きさ及び形状に成形し、得られた成形体を、大気中、1300℃にて4時間焼成し、絶縁部材21を作製した。
次いで、冷却ベース部3の固定孔に給電用端子13及び碍子15を嵌め込み固定し、この冷却ベース部3の放熱板34及び絶縁部材21の内側により形成された凹部に、有機系接着剤を所定の深さまで充填した。
次いで、静電チャック部2の絶縁層23を、冷却ベース部3の有機系接着剤上に移動し、この静電チャック部2を冷却ベース部3に所定の圧力にて押圧し、次いで、120℃にて12時間加熱して有機系接着剤を硬化させて有機系接着剤層24とし、実施例1の静電チャック装置を得た。
(静電チャック装置の評価)
この静電チャック装置の熱伝達の均一性及びクラックや割れの有無を評価した。
評価方法は下記の通りである。
(1)熱伝達の均一性
静電チャック装置の板状体の上面に直径300mmのシリコンウエハを載置し、静電吸着用電極12に通電しながらシリコンウエハを静電吸着させ、冷却ベース部の流路に20℃の冷却水を循環させたときのシリコンウエハの面内温度分布をサーモグラフィTVS−200EX(日本アビオニクス社製)を用いて測定した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±0.5℃以内であった。
(2)クラックや割れの有無
静電チャック装置の板状体の上面を、金属顕微鏡にて観察し、クラックや割れの有無を調べた。
その結果、板状体の上面には、クラックや割れの発生は認められなかった。
「実施例2」
板状体11を、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)から、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)に酸化サマリウム(Sm)を10質量%添加した酸化サマリウム添加イットリウムアルミニウムガーネット(YAG・Sm)に替えた他は、実施例1に準じて、実施例2の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±0.5℃以内であり、板状体の上面には、クラックや割れの発生は認められなかった。
「実施例3」
板状体11を、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)から、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)に酸化ガドリニウム(Gd)を10質量%添加した酸化ガドリニウム添加イットリウムアルミニウムガーネット(YAG・Gd)に替えた他は、実施例1に準じて、実施例3の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±0.5℃以内であり、板状体の上面には、クラックや割れの発生は認められなかった。
「実施例4」
板状体11を、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)から、酸化イットリウム(Y)にカーボンナノチューブ(CNT)を0.5質量%添加したカーボンナノチューブ(CNT)添加酸化イットリウムに替えた他は、実施例1に準じて、実施例4の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±1℃以内であり、板状体の上面には、クラックや割れの発生は認められなかった。
「実施例5」
絶縁部材21を、酸化アルミニウム(Al)から石英(SiO)に替えた他は、実施例1に準じて、実施例5の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±1℃以内であり、板状体の上面には、クラックや割れの発生は認められなかった。
「実施例6」
放熱板34を、アルミニウムからチタンに替えた他は、実施例1に準じて、実施例6の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±1.5℃以内であり、板状体の上面には、クラックや割れの発生は認められなかった。
「比較例1」
板状体11を、酸化アルミニウム(Al)焼結体とし、絶縁部材21及び放熱板34を設けなかった他は、実施例1に準じて、比較例1の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±3℃であり、実施例1〜6の面内温度分布のバラツキと比べて大きなものであった。
また、板状体の上面に微少なクラックが多数発生していることが認められた。
「比較例2」
板状体11を、酸化アルミニウム(Al)と酸化ケイ素(SiO)とを含む複合焼結体とし、絶縁部材21及び放熱板34を設けなかった他は、実施例1に準じて、比較例2の静電チャック装置を作製し、評価した。
その結果、シリコンウエハの面内温度分布のバラツキは±3℃であり、実施例1〜6の面内温度分布のバラツキと比べて大きなものであった。
また、板状体の上面に割れが発生していることが認められた。
1 静電チャック装置
2 静電チャック部
3 冷却ベース部
11 板状体
11a 上面(一主面)
11b 下面(他の一主面)
12 静電吸着用電極
13 給電用端子
13a 端面
14 突起部
21 絶縁部材
22 有機系接着剤層
23 絶縁層
24 有機系接着剤層
31 ベース部(基台)
31a 上面(一主面)
32 流路
33 有機系接着剤層
34 放熱板
41 静電チャック装置
42 静電チャック部
43 有機系接着剤層
44 絶縁層
51 静電チャック装置
52 静電チャック部
53 絶縁部材
W 板状試料

Claims (5)

  1. 一主面を板状試料を載置する載置面とした板状体と、該板状体に設けられた静電吸着用電極と、該静電吸着用電極に直流電圧を印加する給電用端子と、を備えた静電チャック部と、
    前記他の一主面側に設けられ前記静電チャック部を支持する基台と、を備えてなる静電チャック装置において、
    前記板状体は、耐食性セラミックスからなり、
    前記静電チャック部と前記基台との間の周縁部に環状の絶縁部材を設け、前記基台の前記静電チャック部側の一主面に放熱板を設けてなることを特徴とする静電チャック装置。
  2. 前記耐食性セラミックスは、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、希土類元素添加酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物、酸化イットリウムの群から選択される1種または2種以上からなることを特徴とする請求項1記載の静電チャック装置。
  3. 前記放熱板は、金属または熱伝導性を有する有機樹脂からなることを特徴とする請求項1または2記載の静電チャック装置。
  4. 前記載置面には、前記板状試料の厚みより小さな直径を有する突起部が複数個形成されてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の静電チャック装置。
  5. 前記給電用端子の前記静電吸着用電極側の端面の表面粗さRaは、0.05μm以上かつ1.0μm以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の静電チャック装置。
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