JP4211195B2 - クロック異常検出回路 - Google Patents

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  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル通信装置(例えば、伝送装置)において、外部入力されるクロックパルスの周波数異常状態(欠落や余剰による。)を、発振器を使用して検出するクロック異常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
文献1:特開平06−204993号公報
文献2:特開平08−316946号公報
従来、クロック異常の検出、特にクロック断を検出する回路として、上記文献1の図1〜図3に開示されたものや、文献2の図1及び図6〜図8に開示されたものがある。これら従来技術を以下簡単に説明する。
【0003】
まず、モノステーブル・マルチバイブレータを用いるものは、バイブレータの出力するパルス幅を与える時定数(コンデンサCと抵抗Rによって決定される)を、監視対象とするクロック信号の周期より大きく設定しておくことで、クロック信号が入力される限りにおいて出力値を一方の状態、例えば高電位状態(以下「H」という。)に保ち、クロック信号の途絶に伴って出力値が低電位状態(以下「L」という。)に変化するようにしている。この種の回路では、出力値が「L」になるとクロック信号が断状態になったと判別される。
【0004】
他方、カウンタ回路を二つ備えるものは、一方のカウンタに監視対象とするクロック信号を入力する一方、他方のカウンタに基準クロック信号を入力し、二つのカウンタ出力を比較器によって監視する構成を採る。この場合、比較器はカウンタにおけるカウントアップを監視し、他方のカウンタからのカウント値に基づいてカウンタにおけるカウントアップの間隔を計測する。ここで、一定時間カウントアップが行われない場合にはクロック信号が途絶したものと判定する。
【0005】
また他の構成として、検出対象のクロック信号をリセット信号に用い、基準クロック信号を計数するように接続したカウンタを具え、クロック信号が断状態において基準クロック信号パルスが所定数入力した時に、クロック信号の途絶を示す出力を発生するように構成するものもある。
【0006】
更に、クロック断の検出は、主として監視クロックと被監視クロックが非同期で同一速度の場合、監視クロックで一定周期毎に非監視クロックを監視し、その周期内で被監視クロックが全く入力しなければクロック断発生とする方法、監視クロックと被監視クロックが非同期で、被監視クロックが監視クロックよりも低速の場合、監視クロックで被監視クロックのエッジ検出を行うが、エッジ検出周期が予め設定した周期よりも長い時にクロック断発生とする方法、監視クロックが、監視クロックと非同期で同一速度の被監視クロックの断を検出する際、該被監視クロックをn分周して変化点が順次ずれたn系列の分周被監視クロックを生成する分周手段と、監視クロックを用いて分周被監視クロックの変化点の有無を検出し、検出結果から被監視クロックの断を1クロック単位で検出するクロック断検出手段を有するように構成する方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上述べたいずれの方法にあっても次のような問題があった。
【0008】
例えば、マルチバイブレータに付加すべきコンデンサC及び抵抗Rの存在が半導体の集積化に適さないという問題があった。また、非同期の二つのクロック信号によってそれぞれ独立に動作するカウンタ出力を比較することによってクロック信号の途絶を判断する方法は、比較回路の内部構成が極めて複雑になり、精度に欠ける構成であるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の課題を考慮してなされたもので、かかる課題を解決するため以下の手段を提案する。
【0010】
(A)第1の手段として、監視クロックを使用して、被監視クロックの異常検出を実行するクロック異常検出回路において、(1) 監視クロックを分周し出力する分周回路と、(2) 分周回路から入力される分周後の監視クロックを、被監視クロックをシフトクロックに用いてシフトさせるシフトレジスタと、(3) それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視区間として相補的に動作し、各監視区間において、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又は正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監視クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入力を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に異常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、(4) 複数の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路とを備えるものを提案する。
【0011】
このクロック異常検出回路では、監視クロックの被監視クロックによるサンプリング結果である、シフトレジスタの各段の出力結果を基に被監視クロックが正常か異常かの判定を行う。なお、監視すべき変化点(正常か否かの判定に必要な変化点)は一般に1箇所又は2箇所で良い。
【0012】
また、シフトレジスタを複数の異常判定回路の共有とし、これら複数の異常判定回路を相補的に動作させるため、被監視クロックの常時監視を実現できる。
【0013】
(B)第2の手段として、監視クロックを使用して、被監視クロックの異常検出を実行するクロック異常検出回路において、(1) 監視クロックを分周し出力する分周回路と、(2) それぞれ分周回路から入力される分周後の監視クロックをロード又はイネーブル入力に用い、1又は0の固定入力を、被監視クロックをシフトクロックに用いてシフトさせる複数のシフトレジスタと、(3) それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視区間として相補的に動作し、各監視区間において、複数のシフトレジスタのうち対応するシフトレジスタの各段に現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又は正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監視クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入力を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に異常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、(4) 複数の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路とを備えるものを提案する。
【0014】
このクロック異常検出回路の場合も、監視クロックの被監視クロックによるサンプリング結果である、シフトレジスタの各段の出力結果を基に被監視クロックが正常か異常かの判定を行う。なお、監視すべき変化点(正常か否かの判定に必要な変化点)は一般に1箇所又は2箇所で良い。
【0015】
また、シフトレジスタを複数の異常判定回路の共有とし、これら複数の異常判定回路を相補的に動作させるため、被監視クロックの常時監視を実現できる。
【0016】
(C)第3の手段として、前述の第1又は第2の手段における監視クロックと被監視クロックの関係を入れ替えるものを提案する。
【0017】
(D)第4の手段として、前述の第1、第2又は第3の手段に係るクロック異常検出回路の異常判定回路に、(1) シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する正常値検出回路と、(2) シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路を備えるものを提案する。
【0018】
(E)第5の手段として、前述の第1、第2又は第3の手段に係るクロック異常検出回路の異常判定回路の一つに、(1) 正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する複数の正常値検出回路と、(2) 当該複数の正常値検出回路の一方の結果を記憶する記憶手段と、(3) シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備え、当該異常判定回路を除く他の異常判定回路に、(1) 正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出するものであって、一つの異常判定回路に設けられている記憶手段の記憶結果を基に一つの異常判定回路とは異なる条件の検出を目的とするもののみが選択的に動作される複数の正常値検出回路と、(2) シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備えるものを提案する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
(A−1)装置構成
図1に、本発明の第1の実施形態例を示す。なお、図1はクロック異常検出回路の回路構成を機能的に表したものである。
【0020】
被監視クロック1は、シフトレジスタ(Dフリップフロップの多段構成でなる。)4のクロック入力端子に接続される。シフトレジスタ4の出力は、異常判定回路5(正常値検出回路5A、正常入力を超える出力を検出する異常値検出回路5B、SRフリップフロップ5C、Dフリップフロップ5Dでなる。)の正常値検出回路5Aと異常値検出回路5Bの入力に接続される。異常判定回路5の出力は、論理和演算回路8に接続される。論理和演算回路8の出力は、アラーム9に接続される。
【0021】
一方、監視クロック2は、分周回路(Tフリップフロップでなる。)3のクロック入力端子と、クロック反転素子7に接続される。分周回路3の正出力は、シフトレジスタ4のデータ入力端子と、異常判定回路6(正常値検出回路6A、異常値検出回路6B、SRフリップフロップ6C、Dフリップフロップ6Dでなる。)のSRフリップフロップ6CとDフリップフロップ6Dのデータイネーブル入力端子に接続される。分周回路3の負出力は、異常判定回路5のSRフリップフロップ5CとDフリップフロップ5Dのデータイネーブル入力端子に接続される。
【0022】
クロック反転素子7の出力は、異常判定回路5及び6を構成するSRフリップフロップ5C及び6Cと、Dフリップフロップ5D及び6Dのクロック入力端子に接続される。
【0023】
以上が、本実施形態の代表的な機能ブロックの接続構成である。続いて、異常判定回路5及び6の構成を説明する。なお言うまでもないが、この各回路の構成は一例であってこれに限定されるものではない。
【0024】
まず、異常判定回路5の構成を説明する。前述のように異常判定回路5は、正常値検出回路5Aと、異常値検出回路5Bと、SRフリップフロップ5Cと、Dフリップフロップ5Dとを有している。
【0025】
ここで、正常値検出回路5Aは、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n段目(正常値nの検出用)に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。
【0026】
他方、異常値検出回路5Bは、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n+1段目(オーバフローの検出用)に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。
【0027】
SRフリップフロップ5Cは、正常値検出回路5Aの出力をセット入力とし、異常値検出回路5Bの出力をリセット入力とする回路である。なお、そのデータ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力されている。また、そのD入力のイネーブル端子には分周回路3の負出力が入力されている。また、クリア端子にはクロック反転素子7の出力が入力されている。
【0028】
Dフリップフロップ5Dは、SRフリップフロップ5Cの出力をデータ入力とする回路である。なお、そのイネーブル端子には分周回路3の負出力が入力されている。また、そのクロック入力にはクロック反転素子7の出力が入力されている。このDフリップフロップ5Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の一方の入力となる。
【0029】
このように、SRフリップフロップ5CとDフリップフロップ5Dのそれぞれは、監視クロック2(1/2周期遅れたタイミング)を動作クロックとして動作し、分周出力の半周期を動作期間とする。
【0030】
次に、異常判定回路6の構成を説明する。前述のように異常判定回路6は、正常値検出回路6Aと、異常値検出回路6Bと、SRフリップフロップ回路6Cと、Dフリップフロップ回路6Dとを有している。この構成は基本的に異常判定回路5と同じである。違いは信号の入力関係である。
【0031】
例えば、正常値検出回路6Aは、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n段目(正常値nの検出用)に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。ただし、正常値検出回路5Aへの入力がシフトレジスタ4の正出力であったのに対し、この正常値検出回路6Aへの入力はシフトレジスタ4の負出力となる。
【0032】
また、異常値検出回路6Bも、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n+1段目(オーバフローの検出用)に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路が用いられる。この異常値検出回路6Bもその入力はシフトレジスタ4の負出力となる。
【0033】
SRフリップフロップ6Cは、正常値検出回路6Aの出力をセット入力とし、異常値検出回路6Bの出力をリセット入力とする回路である。また、そのデータ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力されている。また、クリア端子にクロック反転素子7の出力が入力されている。これらの接続は異常判定回路5のSRフリップフロップ5Cと同じである。違いは、そのD入力のイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力されている点である。
【0034】
Dフリップフロップ6Dは、SRフリップフロップ6Cの出力をデータ入力とする回路である。なお、そのイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力されている点で異常判定回路5のDフリップフロップ5Dと異なるだけで、そのクロック入力にはクロック反転素子7の出力が入力される。また、Dフリップフロップ6Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の他方の入力となる。
【0035】
このように、SRフリップフロップ6CとDフリップフロップ6Dのそれぞれは、監視クロック2(1/2周期遅れたタイミング)を動作クロックとして動作し、分周出力の半周期(異常判定回路5の不動作期間)を動作期間とする。
【0036】
(A−2)異常検出動作
このクロック異常検出回路は、被監視クロックと監視クロックが非同期で、被監視クロックが監視クロックよりも周波数の高い場合においても、クロック断検出を含むクロック異常の検出を1サイクル単位で検出可能とするものである。
【0037】
クロック異常を1サイクル単位に単純に検出可能とするには、監視クロックが被監視クロックの分周比の周期と一致することが望ましい。そこで、ここでは監視クロックが被監視クロック1の8分周比の周期であるものとして説明する。
【0038】
図2は、かかる前提での図1に示す回路構成の動作内容を示すタイムチャートである。図2の1段目と3段目に示すように、監視クロック2は被監視クロック1の8分周に相当する。
【0039】
このため、シフトレジスタ4においても、そのレジスタの段数は8+1の9段とする。
【0040】
(a)リセット時
図示していないが、リセット時、シフトレジスタ4を構成する全てのレジスタ出力は“0”となる。このとき、異常判定回路5の出力はクロック断アラームの発出状態(すなわち、Dフリップフロップ5Dの負論理出力が”1”)となる。また、監視クロックを分周する分周回路3の出力も”0”となる。従って、リセット時に通信装置として警報が発出されないようにする構成が別途設けられている。
【0041】
(b)正常時
リセット解除後、監視クロック分周回路3の出力は、監視クロック2の入力によって”0”から“1”へ変化し、被監視クロック1の入力により、監視クロック2の分周結果がシフトレジスタ4ヘ順次データ入力されることになる。
【0042】
被監視クロック1の入力が正常であった場合、被監視クロック1の入力に従ってシフトレジスタ4の8段目まで“1”が入力される。
【0043】
このとき、正常値検出回路5Aが例えばシフトレジスタ4の1段目から8段目までの出力の全ての論理積を求める演算回路であったとすると、異常判定回路5の正常値検出回路5Aは被監視クロック1の1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ5Cがセットされて“1”となる。
【0044】
またこのとき、異常値検出回路5Bが例えばシフトレジスタの1段目から9段目までの出力の全ての論理積を求める演算回路であったとすると、この場合は正常な場合であるため次の被監視クロック1の入力時にもシフトレジスタ4の初段の出力は”0”となり(監視クロックの分周結果は“0”であるため)、異常値検出回路5Bは何の動作も行わない。
【0045】
一方このとき、異常判定回路6には、シフトレジスタ4の全レジスタの負論理出力結果が接続されているため、異常判定回路6は何も動作しない。例えば、リセット解除直後のような前値が異常であると異常のままであり、正常の場合は正常のままである。
【0046】
次に、被監視クロック1の入力によりシフトレジスタ4の8段目まで“0”が入力された場合を考える。このとき、異常判定回路6の正常値検出回路6Aにはシフトレジスタ4の負論理出力が8段目まで全て”1”となるため、その出力にあっては被監視クロック1の1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ6Cがセットされて“1”となる。このとき、異常判定回路5は何も動作せず、前値を保持する。
【0047】
なお、監視クロック2の分周出力が“0”であると、その反転値が入力される異常判定回路5のSRフリップフロップ5CとDフリップフロップ5Dはデータイネーブルとなり、監視クロック2の立ち下がりエッジでDフリップフロップ5DにSRフリップフロップ5Cの結果がシフトされ、SRフリップフロップ5Cはクリアされる。この結果、Dフリップフロップ5Dの負論理出力は”0”となる。
【0048】
逆に、監視クロック2の分周出力が“1”であると、異常判定回路6のSRフリップフロップ6CとDフリップフロップ6Dはデータイネーブルとなり、監視クロックの立ち下がりエッジでDフリップフロップ6DにSRフリップフロップ6Cの結果がシフトされ、SRフリップフロップ6Cはクリアされる。この結果、Dフリップフロップ6Dの負論理出力は”0”となる。
【0049】
ここで、論理和演算回路8は、各異常判定回路のDフリップフロップの負論理出力結果の論理和を出力するので、このように正常の場合には、アラーム9は“0”のままとなり、正常と判定される。すなわち、監視クロック2の分周結果が“1”の1周期の監視区間を異常判定回路5が監視し、“0”の1周期の監視区間を異常判定回路6が監視する構成である。
【0050】
(c)異常時
クロック数が少ない異常の場合、例えば、監視クロック2の分周出力が“0”の間に被監視クロック1が7クロックしか存在しなかった場合、被監視クロック1の入力によってはシフトレジスタ4の7段目までしか“1”が入力されない。このため、正常値検出回路6Aによって、SRフリップフロップ6Cが“1”にセットされることはない。もちろん、異常値検出回路6Bも動作しない。この状態で、監視クロック2が“1”に変化すると、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップフロップ6Dの負論理出力結果が“1”となり、監視クロック2が次に“0”になって正常になるまで異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0051】
これに対して、クロック数が多い異常の場合、例えば、監視クロック2の分周出力が“1”の間に被監視クロック1が9クロックも存在した場合、被監視クロック1の入力によってシフトレジスタ4の9段目まで“1”が入力される。この場合、8段目まで”1”が入力された時点で正常値検出回路5AがSRフリップフロップ5Cを“1”にセットしているが、異常値検出回路5Bの検出出力によってリセットされることになり、SRフリップフロップ5Cの出力は再度“0”へ戻される。この状態で、監視クロック2が“0”に変化すると、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップフロップ5Dの負論理出力結果が“1”となり、監視クロック2が次に“1”になって正常になるまで異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0052】
また、クロック断異常の場合、例えば、監視クロック2の分周出力が“1”の間にシフトレジスタ4に“1”が入力されない場合、正常値検出回路5AはSRフリップフロップ5Cを“1”にセットしないため、監視クロック2が次に“1”になって正常になるまで異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0053】
尚、異常を検出後、監視クロックの2.5周期の間に正常な被監視クロックが入力されないと正常な状態へは復帰しない。
【0054】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、監視クロックの分周結果を入力する被監視クロックにて動作するシフトレジスタ4と、監視クロックの1周期を監視区間とする2つの異常判定回路5及び6とを設け、シフトレジスタ1個の結果と監視をそれぞれ監視クロックの“0”と“1”の間そのぞれの異常判定回路にて交互に実施するようにしたことにより、常時クロックの異常を監視検出可能とできる。
【0055】
しかも、被監視クロックを計数するための手段は1個で良く、しかも当該手段はシフトレジスタ4で構成されるため、監視すべき変化点はシフトレジスタ4の中で1箇所か2個所で済む。
【0056】
また、クロック断の場合、異常判定回路は異常と判定した後は動作しないため、従来のクロック異常検出回路に比してゲート規模や消費電力が少なくて済む。しかも、周波数がレジスタのデバイス能力に近いほどの高い周波数においても常時クロック異常の検出を行うことができる。
【0057】
(B)第2の実施形態
(B−1)装置構成
図3に、本発明の第2の実施形態を示す。なお、この図3の場合も、図1の場合と同様、クロック異常検出回路の回路構成を機能的に表すものとする。第1の実施形態では、シフトレジスタを回路内に1個だけ設ける場合について説明したが、本実施形態では新たにシフトレジスタ10を追加し、全部で2つのシフトレジスタを用いる回路構成について説明する。
【0058】
本実施形態の場合、被監視クロック1は、シフトレジスタ4のクロック入力端子に接続される。シフトレジスタ4のデータ入力には“1”又は“0”の固定値が接続される。監視クロック2の分周結果の負論理出力は、当該出力が“1”の場合にシフトレジスタ4の全レジスタを“0”に設定するリセット入力端子に接続される。シフトレジスタ4の正論理出力結果は異常判定回路5の正常値検出回路5A及び異常値検出回路5Bに接続される。
【0059】
また、被監視クロック1はシフトレジスタ10のクロック入力端子にも接続される。シフトレジスタ10のデータ入力には“1”又は“0”の固定値が接続される。監視クロック2の分周結果の正論理出力は、当該出力が“1”の場合にシフトレジスタ10の全レジスタを“0”に設定するリセット入力端子に接続される。シフトレジスタ10の正論理出力結果は異常判定回路6の正常値検出回路6A及び異常値検出回路6Bに接続される。
【0060】
なお、異常判定回路5及び6には第1の実施形態と同じものを使用する。もっとも、その入力は前述のように異なっており、異常判定回路5にはシフトレジスタ4の出力が入力され、異常判定回路6にはシフトレジスタ10の出力が入力とされる。また、シフトレジスタ4と10とではリセット周期が逆位相の関係にあるので、出力が現れる期間も相補的な関係にある。
【0061】
その他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
【0062】
(B−2)異常検出動作
このクロック異常検出回路の場合も、被監視クロックと監視クロックが非同期で、被監視クロックが監視クロックよりも周波数の高い場合においても、クロック断検出を含むクロック異常検出を1サイクル単位で検出可能とするものである。
【0063】
このクロック異常検出回路の場合も、第1の実施形態と同様、監視クロックが被監視クロックの8分周比の周期であるものとして説明する。
【0064】
図4は、かかる前提での図3に示す回路構成の動作内容を示すタイムチャートである。図4の1段目と3段目に示すように、監視クロック2は被監視クロック1の8分周に相当する。
【0065】
このため、シフトレジスタ4及び10のいずれについても、そのレジスタの段数は8+1の9段とする。
【0066】
(a)リセット時
図示していないが、リセット時、シフトレジスタ4を構成する全てのレジスタ出力は“0”となり、異常判定回路5の出力はクロック断アラームの発出状態(すなわち、Dフリップフロップ5Dの負論理出力が”1”)となる。また、監視クロックを分周する分周回路3の出力も”0”となる。従って、リセット時に通信装置として警報が発出されないようにする構成が別途設けられている。
【0067】
(b)正常時
リセット解除後、監視クロック分周回路3の出力は、監視クロック2の入力によって”0”から“1”へ変化する。このとき、シフトレジスタ10はリセットされる。一方、シフトレジスタ4においては、被監視クロック1の入力により、データ入力の“1”または“0”がシフトレジスタヘ順次データ入力されることになる。
【0068】
被監視クロック1の入力が正常であった場合、被監視クロック1の入力に従ってシフトレジスタ4の8段目まで“1”または“0”が入力される。例えば、正常値検出回路5Aと異常値検出回路5Bを立上り又は立下りエッジ検出回路とすると、シフトレジスタ4の8段目のエッジ入力により正常値検出回路5Aは被監視クロック1の1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ5Cがセットされて“1”となる。
【0069】
ただし、この場合は正常な場合であるため次の被監視クロック1の入力時には監視クロック2の分周結果が反転されるのでシフトレジスタ4を構成する全レジスタは“0”にリセットされる。この場合、異常値検出回路5Bはエッジがないため何も動作しない。
【0070】
一方このとき、異常判定回路6には、シフトレジスタ10の出力が接続されているが、シフトレジスタ10がリセットされているため何も動作しない。例えば、リセット解除直後のような前値が異常であると異常のままであり、正常の場合は正常のままである。
【0071】
次に、監視クロック分周回路3の出力が監視クロック2の入力により”1”から“0”へ変化した場合を考える。この場合、シフトレジスタ4はリセットされる。他方、シフトレジスタ10においては被監視クロック1の入力により、データ入力の“1”または“0”が順次シフトレジスタヘデータ入力される。
【0072】
このとき、被監視クロック1の入力によりシフトレジスタ10の8段目まで“1”または“0”が入力され、シフトレジスタ10の8段目のエッジ入力により異常判定回路6の正常値検出回路6Aは被監視クロックの1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ6Cがセットされて“1”となる。
【0073】
ただし、この場合も正常な場合であるため次の被監視クロック1の入力時には監視クロック2の分周結果が反転されるので、シフトレジスタ10を構成する全レジスタは“0”にリセットされ。この場合、異常値検出回路6Bはエッジがないため何も動作しない。
【0074】
一方このとき、異常判定回路5にはシフトレジスタ4が接続されているが、シフトレジスタ4がリセットされているため何も動作しない。すなわち、異常判定回路5は何も動作せず、前値を保持する。
【0075】
なお、監視クロック2の分周結果が“0”であると、その反転値が入力される異常判定回路5のSRフリップフロップ5CとDフリップフロップ5Dはデータイネーブルとなり、監視クロック2の立ち下がりエッジでDフリップフロップ5DにSRフリップフロップ5Cの結果がシフトされ、SRフリップフロップ5Cはクリアされる。この結果、Dフリップフロップ5Dの負論理出力は”0”となる。
【0076】
逆に、監視クロック2の分周結果が“1”であると、異常判定回路6のSRフリップフロップ6CとDフリップフロップ6Dはデータイネーブルとなり、監視クロック2の立ち下がりエッジでDフリップフロップ6DにSRフリップフロップ6Cの結果がシフトされ、SRフリップフロップ6Cはクリアされる。この結果、Dフリップフロップ6Dの負論理出力は”0”となる。
【0077】
ここで、論理和演算回路8は、各異常判定回路のDフリップフロップの負論理出力結果の論理和を出力するので、このように正常な場合には、アラーム9は“0”のままとなり、正常と判定される。すなわち、監視クロック2の分周結果が“1”の1周期の監視区間を異常判定回路5が監視し、“0”の1周期の監視区間を異常判定回路6が監視する構成である。
【0078】
(c)異常時
クロック数が少ない異常の場合、例えば、監視クロック2の分周出力が“0”の間に被監視クロック1が7クロックしか存在しなかった場合、被監視クロック1の入力によってはシフトレジスタ10の7段目までしか“1”が入力されない。このため、正常値検出回路6Aによって、SRフリップフロップ6Cが“1”にセットされることはない。もちろん、異常値検出回路6Bも動作しない。この状態で、監視クロック2が“1”に変化すると、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップフロップ5Dの負論理出力結果が“1”となり、監視クロック2が次に“0”になって正常になるまで異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0079】
これに対して、クロック数が多い異常の場合、例えば、監視クロック2の分周出力が“1”の間に被監視クロック1が9クロックも存在した場合、被監視クロック1の入力によってシフトレジスタ4の9段目まで“1”が入力される。この場合、8段目まで”1”が入力された時点で正常値検出回路5AがSRフリップフロップ5Cを“1”にセットしているが、異常値検出回路5Bの検出出力によってリセットされることになり、SRフリップフロップ5Cの出力は再度“0”へ戻される。この状態で、監視クロック2が“0”に変化すると、監視クロック2の立ち下がりエッジにてDフリップフロップ5Dの負論理出力結果が“1”となり、監視クロック2が次に“1”になって正常になるまで異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0080】
また、クロック断異常の場合、例えば、監視クロック2の分周出力が“1”の間にシフトレジスタ4に“1”が入力されない場合、正常値検出回路5AはSRフリップフロップ5Cを“1”にセットしないため、監視クロック2が次に“1”になって正常になるまで異常が保持され、アラーム9が“1”となる。
【0081】
尚、異常を検出後、監視クロックの2.5周期の間に正常な被監視クロックが入力されないと正常な状態へは復帰しない。
【0082】
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、監視クロックの分周結果をリセット又はセット入力とし、被監視クロックの入力により“1”または“0”のデータを入力する2つのシフトレジスタ4及び10と、監視クロックの1周期を監視区間とする2つの異常判定回路5及び6とを設け、シフトレジスタ1個と異常判定回路1個を監視クロック分周結果の“0”と“1”の間のそのぞれの区間を監視区間として対にて交互に実施するようにしたことにより、常時クロックの異常を監視検出可能とできる。
【0083】
しかも、第1の実施形態とは異なり、正常値検出回路及び異常値検出回路をエッジ検出回路で構成できるため、ゲート規模や消費電力が少なくて良い。
【0084】
(C)第3の実施形態
(C−1)装置構成
図5に、本発明の第3の実施形態を示す。なお、この図5の場合も、図1の場合と同様、クロック異常検出回路の回路構成を機能的に表すものとする。この実施形態では、第1の実施形態で説明した異常判定回路5を複数(図では2つ)設け、そのいずれか一方の正常値検出結果を記憶させるようにする。また、その出力結果を異常判定回路6に接続することで、異常判定回路5が正常判定に用いた条件とは異なる条件で異常判定回路6の判定動作が行われるように構成する。
【0085】
かかる構成とするのは、第1の実施形態や第2の実施形態とは異なり、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切れない場合を想定しているためである。
【0086】
例えば、第1の実施形態と同様、監視クロックが被監視クロックのほぼ8分周比である場合でも、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切れない場合には、”7”と”8”の両方を正常と判定する必要がある。
【0087】
ただし、単に、第1の実施形態で説明した正常値検出回路を増加させただけでは、連続する2クロックパルスの欠落を監視できない場合がある。
【0088】
そこで、この実施形態では、クロック異常検出回路として、監視クロックと監視クロックが非同期で、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切れない場合においてもクロック断検出を含むクロック異常検出を1サイクル単位で検出可能とするために、異常判定回路5が正常値検出回路5A1の条件で正常を確認した場合には、相補的に動作する異常判定回路6の正常値検出回路6A1は動作しないようにする。すなわち、正常値検出回路6A2のみで正常か否かを判定させるようにする。
【0089】
勿論、異常判定回路5が正常値検出回路5A2の条件で正常を確認した場合には、相補的に動作する異常判定回路6の正常値検出回路6A2は動作しないようにし、正常値検出回路6A1のみで正常か否かを判定させるようにする。
【0090】
具体的には異常判定回路5及び6に以下の構成を採用する。なお言うまでもないが、この回路の構成は一例であってこれに限定されるものではない。
【0091】
まず、異常判定回路5の構成を説明する。この異常判定回路5は、第1の正常値検出回路5A1と、第2の正常値検出回路5A2と、異常値検出回路5Bと、SRフリップフロップ5Cと、Dフリップフロップ5Dと、論理和回路5Eとを有している。
【0092】
ここで、第1の正常値検出回路5A1は、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n−1段目に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。なお、第1の正常値検出回路5A1は、第2の正常値検出回路5A2の”1”出力でリセットされる。また、その出力は論理和回路5Eに入力されるが、異常判定回路5とは異なるクロック数を異常判定回路6が正常と判断できるようにその出力を異常判定回路6に出力する構成を採る。接続の詳細については後述する。
【0093】
第2の正常値検出回路5A2は、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n段目に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。その出力は論理和回路5Eに入力される。また前述のように第2の正常値検出回路5A2は、”1”出力が得られたとき第1の正常値検出回路5A1の出力をリセットするようになっている。
【0094】
このリセット機能の存在により、異常の有無を判定する機能が異常判定回路5から異常判定回路6に切り替わる時点で、第1の正常値検出回路5A1の条件が正常とされるならば(n−1クロックが異常判定回路5で正常とする条件ならば)、第1の正常値検出回路5A1の出力は”1”に維持され、第2の正常値検出回路5A2の条件が正常とされるならば(nクロックが異常判定回路5で正常とする条件ならば)、第1の正常値検出回路5A1の出力は”0”にリセットされる。
【0095】
SRフリップフロップ5Cは、第1の正常値検出回路5A1又は第2の正常値検出回路5A2のいずれかの出力をセット入力とし、異常値検出回路5Bの出力をリセット入力とする回路である。なお、そのデータ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力されている。また、そのイネーブル端子には分周回路3の負出力が入力されている。また、クリア端子にはクロック反転素子7の出力が入力されている。
【0096】
Dフリップフロップ5Dは、SRフリップフロップ5Cの出力をデータ入力とする回路である。なお、そのイネーブル端子には分周回路3の負出力が入力されている。また、そのクロック入力にはクロック反転素子7の出力が入力されている。このDフリップフロップ5Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の一方の入力となる。
【0097】
論理和回路5Eは、第1の正常値検出回路5A1の出力と第2の正常値検出回路5A2の出力の論理和をSRフリップフロップ5Cのセット入力に与える回路である。
【0098】
次に、異常判定回路6の構成を説明する。異常判定回路6の構成も基本的には異常判定回路5と同じである。すなわち、異常判定回路6は、第1の正常値検出回路6A1と、第2の正常値検出回路6A2と、異常値検出回路6Bと、SRフリップフロップ回路6Cと、Dフリップフロップ回路6Dと、論理和回路6Eとを有してなる。違いは信号の入力関係と第1及び第2の正常値検出回路6A1及び6A2にイネーブル端子が設けられている点である。
【0099】
第1の正常値検出回路6A1は、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n−1段目に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。ただし、第1の正常値検出回路5A1への入力がシフトレジスタ4の正出力であったのに対し、この正常値検出回路6Aへの入力はシフトレジスタ4の負出力となる。また、そのイネーブル端子には、異常判定回路5の第1の正常値検出回路5A1の出力の反転出力が与えられるよう接続されている。
【0100】
一方、第2の正常値検出回路6A2は、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n段目に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。ただし、第2の正常値検出回路5A2への入力がシフトレジスタ4の正出力であったのに対し、この第2の正常値検出回路6A2への入力はシフトレジスタ4の負出力となる。また、そのイネーブル端子には、異常判定回路5の第1の正常値検出回路5A1の出力がそのまま与えられる。この結果、異常判定回路5とは異なる条件を正常とする正常値検出回路のみが動作可能となる。
【0101】
異常値検出回路6Bは、シフトレジスタ4を構成するDフリップフロップの段数をn+1段とする場合、1段目〜n+1段目に位置するDフリップフロップの全出力の論理積を求める演算回路である。この異常値検出回路6Bもその入力はシフトレジスタ4の負出力となる。
【0102】
SRフリップフロップ6Cは、第1の正常値検出回路6A1又は第2の正常値検出回路6A2のいずれかの出力をセット入力とし、異常値検出回路6Bの出力をリセット入力とする回路である。また、そのデータ入力には固定電圧(ここでは「L」レベル)が入力されている。また、クリア端子にクロック反転素子7の出力が入力されている。これらの接続は異常判定回路5のSRフリップフロップ5Cと同じである。違いは、そのイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力されている点である。
【0103】
Dフリップフロップ6Dは、SRフリップフロップ6Cの出力をデータ入力とする回路である。なお、そのイネーブル端子に分周回路3の正出力が入力されている点で異常判定回路5のDフリップフロップ5Dと異なるだけで、そのクロック入力にはクロック反転素子7の出力が入力される。また、Dフリップフロップ6Dの出力を反転したものが論理和演算回路8の他方の入力となる。
【0104】
論理和回路6Eは、第1の正常値検出回路6A1の出力と第2の正常値検出回路6A2の出力の論理和をSRフリップフロップ6Cのセット入力に与える回路である。
【0105】
その他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
【0106】
(C−2)異常検出動作
上述のように、本実施形態に係るクロック異常検出回路は、監視クロックと監視クロックが非同期で、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切れない場合においても、クロック断検出を含むクロック異常検出を1サイクル単位で検出可能とするものである。
【0107】
この実施形態でも、監視クロックが被監視クロックのほぼ8分周比であるものとして説明する。
【0108】
このため、この実施形態の場合も、シフトレジスタ4はそのレジスタの段数が8+1の9段であるものとする。
【0109】
(a)リセット時
図示していないが、リセット時、シフトレジスタ4を構成する全てのレジスタ出力は“0”となり、異常判定回路5はクロック断アラームの発出状態(すなわち、Dフリップフロップ5Dの負論理出力が”1”)となる。また、監視クロックを分周する分周回路3出力も”0”となる。従って、リセット時に通信装置として警報が発出されないようにする構成が別途設けられている。
【0110】
(b)正常時
リセット解除後、監視クロック分周回路3の出力は、監視クロック2の入力によって”0”から“1”へ変化する。このとき、被監視クロック1の入力により、監視クロック2の分周結果がシフトレジスタ4ヘ順次データ入力される。
【0111】
被監視クロック1の入力が正常であった場合、被監視クロック1の入力に従ってシフトレジスタ4の7段目まで“1”が入力される。この場合、例えば、正常値検出回路5A1をシフトレジスタの1段目から7段目までの全ての論理積を求める演算回路であるものとすると、7段目までが”1”になった時点でSRフリップフロップ5Cがセットされて”1”となる。
【0112】
なお、正常値検出回路5A1の出力段には不図示の記憶回路が設けられており、この正常値の検出結果が保持されるようになっている。
【0113】
一方、正常値検出回路5A2をシフトレジスタの1段目から8段目までの全ての論理積を求める演算回路とすると、前述の記憶回路の記憶内容は、正常値検出回路5A2が“1”を出力する場合にはリセットされる。これは異常判定回路5に対する入力でシフトレジスタ4の8段目まで”1”が入力されることが分かった場合には、その旨を相補的に動作する異常判定回路6に通知する必要から記憶内容をリセットする。
【0114】
ここでは、監視クロック2の分周出力が“1”の間に存在すべき被監視クロック1の数が”7”であり、監視クロック2の分周出力が“0”の間に存在すべき被監視クロック1の数が”8”であるものとする。
【0115】
すると、異常判定回路5の正常値検出回路5A1における出力は、被監視クロック1の1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ5Cと記憶回路の値が共に“1”となる。このとき、正常値検出回路5A2は何も動作しない。なぜなら、監視クロック2の分周出力が“1”の間に被監視クロック1は8個現れないためである。従って、正常値検出結果を記憶する記憶回路の内容はリセットされることはない。
【0116】
なおこの場合、異常値検出回路5Bをシフトレジスタ4の1段目から9段目までの全ての論理積を求める演算回路とすると、次の被監視クロック1の入力時には、既に監視クロック2の分周結果は“0”となるため何も動作しない。
【0117】
またこのとき、異常判定回路6にはシフトレジスタ4の負出力(すなわち”0”)が与えられるため何も動作せず、前値の正常または異常状態を保持している。
【0118】
これに対して、被監視クロック1の入力によりシフトレジスタ4の8段目まで“0”が入力された場合を考える。このとき、前サイクルにおける異常判定回路5の正常判定の反転値が異常判定回路6の正常値検出回路6A1に与えられているため、すなわち正常値検出回路6A1はディセーブル状態にあるため、正常値検出回路6A2のみが被監視クロックの1サイクル分“1”となり、SRフリップフロップ6Cをセットして“1”とする。
【0119】
すなわち、監視クロック2の分周出力が“0”間に被監視クロック1が8個存在する場合を正常とする正常値検出回路6A2が動作して、被監視クロック1が正常であることをSRフリップフロップ6Cにセットする。このとき、異常判定回路5は何も動作せず、前値を保持する。
【0120】
その後の動作は第1の実施形態と同様である。
【0121】
(c)異常時
異常の場合は第1の実施形態と同様の動作であるが、正常値検出回路5A1の記憶回路は正常であった前値を保持することになる。
【0122】
尚、最悪の場合、異常を検出後、監視クロックの3.5周期の間に正常な被監視クロックが入力されないと正常な状態へは復帰しない。
【0123】
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、第1の実施形態の構成に正常値検出結果の保持回路を新たに設けたことにより、監視クロックと監視クロックが非同期で、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数で割り切れない場合においてもクロック断の検出を含むクロック異常の検出を1サイクル単位で検出可能とできる。
【0124】
(D)他の実施形態
上述の第2の実施形態においては、監視クロックの分周結果を各シフトレジスタのリセット入力として説明したが、要は、ロード入力又はイネーブル入力と同じである。
【0125】
上述の第2の実施形態においては、正常値検出回路及び異常値検出回路をエッジ検出回路として説明したが、第1の実施形態の場合と同様に、論理積回路で構成することもできる。
【0126】
上述の第3の実施形態においては、正常値の記憶回路を正常値検出回路5A1に設けたが、他の正常値検出回路に設ける構成としても良い。
【0127】
上述の第1〜第3の実施形態においては、被監視クロックをシフトレジスタのシフトクロックに用いると共に、監視クロックの分周出力で監視区間を切り替える場合について述べたが、被監視クロックと監視クロックの当該関係を入れ替えた構成としても良い。
【0128】
上述の第1〜第3の実施形態においては、被監視クロックと監視クロックとが非同期で、かつ、被監視クロックの周波数が監視クロックの周波数よりも高いものとして説明を行ったが、被監視クロックと監視クロックは同期していても構わないし、互いの周波数の関係もどのような関係であっても構わない。
【0129】
【発明の効果】
(A)上述のように請求項1に記載の発明によれば、被監視クロックの異常の検出にシフトレジスタを使用し、監視クロックの被監視クロックによるサンプリング結果である、シフトレジスタの各段の出力結果を基に被監視クロックが正常か異常かの判定を行うようにしたことにより、監視すべき変化点を少なくできる。かくして、クロック異常監視回路のゲート規模の小型化と低消費電力化を実現できる。
【0130】
(B)上述のように請求項2に記載の発明によれば、被監視クロックの異常の検出にシフトレジスタを使用し、監視クロックの被監視クロックによるサンプリング結果である、シフトレジスタの各段の出力結果を基に被監視クロックが正常か異常かの判定を行うようにしたことにより、監視すべき変化点を少なくできる。かくして、クロック異常監視回路のゲート規模の小型化と低消費電力化を実現できる。
【0131】
(C)上述の請求項3に記載の発明にように、請求項1又は請求項2に記載の発明の監視クロックと被監視クロックの関係を入れ替えるたとしても、請求項1又は請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0132】
(D)上述の請求項4に記載の発明のように、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の発明におけるクロック異常検出回路の異常判定回路として、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路を備えるようにすれば、最も基本的な回路構成を実現することができる。
【0133】
(E)上述の請求項5に記載の発明のように、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の発明におけるクロック異常検出回路の異常判定回路の一つとして、正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する複数の正常値検出回路と、当該複数の正常値検出回路の一方の結果を記憶する記憶手段と、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備え、また当該異常判定回路を除く他の異常判定回路として、正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出するものであって、一つの異常判定回路に設けられている記憶手段の記憶結果を基に一つの異常判定回路とは異なる条件の検出を目的とするもののみが選択的に動作される複数の正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備えるようにすれば、正常な状態が複数存在する場合にも対応し得る回路構成を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロック異常検出回路の第1の実施形態例を示す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施形態例の動作内容を示すタイミングチャートである。
【図3】クロック異常検出回路の第2の実施形態例を示す機能ブロック図である。
【図4】第2の実施形態例の動作内容を示すタイミングチャートである。
【図5】クロック異常検出回路の第3の実施形態例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…被監視クロック、2…監視クロック、3…分周回路、4…シフトレジスタ、5、6…異常判定回路、5A、5A1、5A2、6A、6A1、6A2…正常値検出回路、5B、6B…異常値検出回路、5C、6C…SRフリップフロップ、5D、6D…Dフリップフロップ、5E、6E、8…論理和回路、7…クロック反転素子、9…アラーム。

Claims (5)

  1. 監視クロックを使用して、被監視クロックの異常検出を実行するクロック異常検出回路において、
    監視クロックを分周し出力する分周回路と、
    上記分周回路から入力される分周後の監視クロックを、被監視クロックをシフトクロックに用いてシフトさせるシフトレジスタと、
    それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視区間として相補的に動作し、各監視区間において、上記シフトレジスタの各段に現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又は正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監視クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入力を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に異常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、
    上記複数の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路と
    を備えることを特徴とするクロック異常検出回路。
  2. 監視クロックを使用して、被監視クロックの異常検出を実行するクロック異常検出回路において、
    監視クロックを分周し出力する分周回路と、
    それぞれ上記分周回路から入力される分周後の監視クロックをロード又はイネーブル入力に用い、1又は0の固定入力を、被監視クロックをシフトクロックに用いてシフトさせる複数のシフトレジスタと、
    それぞれ分周後の監視クロックの1周期を監視区間として相補的に動作し、各監視区間において、上記複数のシフトレジスタのうち対応するシフトレジスタの各段に現れる出力状態から被監視クロックの入力断の発生又は正常入力を超えるクロック入力の発生を監視し、被監視クロックの入力断から正常入力の検出までと、正常入力を超えるクロック入力から正常入力の検出までの間に異常信号の出力を行う複数の異常判定回路と、
    上記複数の異常判定回路の判定結果の論理和を演算する演算回路と
    を備えることを特徴とするクロック異常検出回路。
  3. 請求項1又は2に記載のクロック異常検出回路において、
    上記監視クロックと上記被監視クロックの関係を入れ替える
    ことを特徴とするクロック異常検出回路。
  4. 請求項1、2又は3に記載のクロック異常検出回路において、上記異常判定回路に、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備える
    ことを特徴とするクロック異常検出回路。
  5. 請求項1、2又は3に記載のクロック異常検出回路において、上記異常判定回路の一つに、正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出する複数の正常値検出回路と、当該複数の正常値検出回路の一方の結果を記憶する記憶手段と、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備え、
    当該異常判定回路を除く他の上記異常判定回路に、正常とみなす条件をそれぞれ異にする、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常な出力状態を検出するものであって、上記一つの異常判定回路に設けられている記憶手段の記憶結果を基に上記一つの異常判定回路とは異なる条件の検出を目的とするもののみが選択的に動作される複数の正常値検出回路と、シフトレジスタの各段に現れる出力状態から正常入力を超える異常なクロック入力を検出する異常値検出回路とを備える
    ことを特徴とするクロック異常検出回路。
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