JP2606458Y2 - 信号レベル監視回路 - Google Patents
信号レベル監視回路Info
- Publication number
- JP2606458Y2 JP2606458Y2 JP1993057520U JP5752093U JP2606458Y2 JP 2606458 Y2 JP2606458 Y2 JP 2606458Y2 JP 1993057520 U JP1993057520 U JP 1993057520U JP 5752093 U JP5752093 U JP 5752093U JP 2606458 Y2 JP2606458 Y2 JP 2606458Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input signal
- active
- input
- signal
- circuit
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器内のロジック
回路に入力される信号レベルが“H”または“L”にな
った時にその検出信号を出力する信号レベル監視回路に
関する。
回路に入力される信号レベルが“H”または“L”にな
った時にその検出信号を出力する信号レベル監視回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号レベルを監視する回路として
は、信号レベルをサンプリングクロックにより複数回サ
ンプリングし、その信号レベルがサンプリングした回数
だけ連続して一致しているかどうかでその入力信号のレ
ベルを検出していた。図5は、従来の信号レベル監視回
路のタイミングチャートを示している。信号レベルが
で“H”になると、そのデータがサンプリングクロック
によって複数回(この例では2回)サンプリングされ、
その結果が全て“H”であれば入力信号は“H”である
と判定する。
は、信号レベルをサンプリングクロックにより複数回サ
ンプリングし、その信号レベルがサンプリングした回数
だけ連続して一致しているかどうかでその入力信号のレ
ベルを検出していた。図5は、従来の信号レベル監視回
路のタイミングチャートを示している。信号レベルが
で“H”になると、そのデータがサンプリングクロック
によって複数回(この例では2回)サンプリングされ、
その結果が全て“H”であれば入力信号は“H”である
と判定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、図5の右側に示すように、信号レベルが,
,のように発生した場合、たとえば、サンプリング
周期ごとに偶然ノイズが2回以上入力した場合、この従
来の信号レベル監視回路では、連続するサンプリングタ
イミングにおいて入力信号のレベルが全て“H”となる
ために正しい入力信号が入ったものと誤判定をしてしま
う問題がある。
方法では、図5の右側に示すように、信号レベルが,
,のように発生した場合、たとえば、サンプリング
周期ごとに偶然ノイズが2回以上入力した場合、この従
来の信号レベル監視回路では、連続するサンプリングタ
イミングにおいて入力信号のレベルが全て“H”となる
ために正しい入力信号が入ったものと誤判定をしてしま
う問題がある。
【0004】本考案の目的は、信号レベルが“H”の長
さも“L”の長さも監視することにより、入力信号があ
らかじめ設定した時間以上同じレベルである場合にのみ
正常な信号レベルと判定する信号レベル監視回路を提供
することにある。
さも“L”の長さも監視することにより、入力信号があ
らかじめ設定した時間以上同じレベルである場合にのみ
正常な信号レベルと判定する信号レベル監視回路を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は、本考案に係る信
号レベル監視回路の構成図である。
号レベル監視回路の構成図である。
【0006】入力信号をサンプリングするためのクロッ
クパルスCKは第1の分周回路1および第2の分周回路
2に入力し、第1の分周回路1の出力はフリップフロッ
プ3のダイレクトセット端子に入力し、第2の分周回路
2の出力はフリップフロップ3のダイレクトリセット端
子に入力する。また第1の分周回路1および第2の分周
回路のリセット端子には、それぞれ、入力信号INとそ
の反転信号がリセット信号として入力する。第1の分周
回路1と第2の分周回路2の分周比率は同じである。
クパルスCKは第1の分周回路1および第2の分周回路
2に入力し、第1の分周回路1の出力はフリップフロッ
プ3のダイレクトセット端子に入力し、第2の分周回路
2の出力はフリップフロップ3のダイレクトリセット端
子に入力する。また第1の分周回路1および第2の分周
回路のリセット端子には、それぞれ、入力信号INとそ
の反転信号がリセット信号として入力する。第1の分周
回路1と第2の分周回路2の分周比率は同じである。
【0007】
【作用】上記の構成において、いま、入力信号INが
“H”の時をアクティブな状態とする。入力信号INが
“L”、すなわちノンアクティブの時には第1の分周回
路1がリセット状態にあり、第2の分周回路2がクロッ
クパルスCKをカウントし続ける。この状態で、入力信
号INが“H”、すなわちアクティブな状態になると、
第1の分周回路1が分周を開始する。第1の分周回路1
が一定時間クロックパルスCKをカウントすると、その
出力によりフリップフロップ3をセットする。この時に
は第2の分周回路2はリセット状態である。そして、入
力信号INが“H”から“L”になり、その状態が維持
されると今度は、第1の分周回路1がリセットされ、第
2の分周回路2がクロックパルスCKをカウントするか
ら、入力信号INが第2の分周回路2の出力が出るまで
“L”を保つとフリップフロップ3がリセットされて出
力が“L”に落ちる。
“H”の時をアクティブな状態とする。入力信号INが
“L”、すなわちノンアクティブの時には第1の分周回
路1がリセット状態にあり、第2の分周回路2がクロッ
クパルスCKをカウントし続ける。この状態で、入力信
号INが“H”、すなわちアクティブな状態になると、
第1の分周回路1が分周を開始する。第1の分周回路1
が一定時間クロックパルスCKをカウントすると、その
出力によりフリップフロップ3をセットする。この時に
は第2の分周回路2はリセット状態である。そして、入
力信号INが“H”から“L”になり、その状態が維持
されると今度は、第1の分周回路1がリセットされ、第
2の分周回路2がクロックパルスCKをカウントするか
ら、入力信号INが第2の分周回路2の出力が出るまで
“L”を保つとフリップフロップ3がリセットされて出
力が“L”に落ちる。
【0008】以上の動作により、入力信号INにノイズ
等が乗らない場合にはINのレベルに応じてフリップフ
ロップ3の出力も“H”または“L”に変化するが、例
えば、入力信号INが“H”を維持している状態で、ノ
イズ等によってINが“L”に落ちると、第1の分周回
路1が直ちにリセットされ、第2の分周回路2がカウン
トを開始するが、INが再び“H”に戻ると、第2の分
周回路2が直ちにリセットされ、その出力がフリップフ
ロップ3の端子Rに出ない。フリップフロップ3は、第
2の分周回路2から出力が出ない限りそれまでの状態を
保っているために、結局、入力INにノイズ等、時間の
短い信号が入力してもそれによって出力は影響を受けな
いことになる。
等が乗らない場合にはINのレベルに応じてフリップフ
ロップ3の出力も“H”または“L”に変化するが、例
えば、入力信号INが“H”を維持している状態で、ノ
イズ等によってINが“L”に落ちると、第1の分周回
路1が直ちにリセットされ、第2の分周回路2がカウン
トを開始するが、INが再び“H”に戻ると、第2の分
周回路2が直ちにリセットされ、その出力がフリップフ
ロップ3の端子Rに出ない。フリップフロップ3は、第
2の分周回路2から出力が出ない限りそれまでの状態を
保っているために、結局、入力INにノイズ等、時間の
短い信号が入力してもそれによって出力は影響を受けな
いことになる。
【0009】なお、第1の分周回路1と第2の分周回路
2の分周比率が同じであることにより、入力信号がアク
ティブであるときとノンアクティブであるときの監視特
性が同じになる。
2の分周比率が同じであることにより、入力信号がアク
ティブであるときとノンアクティブであるときの監視特
性が同じになる。
【0010】
【実施例】図2は、本考案の実施例の回路図を示してい
る。
る。
【0011】本実施例においては、第1の分周回路1
を、DフリップフロップFF1をT型フリップフロップ
接続にして、これを2段接続し、さらに、その2段目の
FF1の出力を第3段のD型フリップフロップFF1の
クロック入力端子に接続して構成される。第3段目のF
F1のD端子を“H”レベルに固定しているのは、その
FF1がトグル動作をしないようにするためである。
を、DフリップフロップFF1をT型フリップフロップ
接続にして、これを2段接続し、さらに、その2段目の
FF1の出力を第3段のD型フリップフロップFF1の
クロック入力端子に接続して構成される。第3段目のF
F1のD端子を“H”レベルに固定しているのは、その
FF1がトグル動作をしないようにするためである。
【0012】第2のフリップフロップ回路2も上記第1
の分周回路1と同様に、3つのD型フリップフロップF
F1で構成されている。そして、入力信号INは第1の
分周回路1の各フリップフロップのリセット端子に接続
され、INの反転信号は第2の分周回路2の各FF1の
リセット端子に接続されている。
の分周回路1と同様に、3つのD型フリップフロップF
F1で構成されている。そして、入力信号INは第1の
分周回路1の各フリップフロップのリセット端子に接続
され、INの反転信号は第2の分周回路2の各FF1の
リセット端子に接続されている。
【0013】図3は、上記図2に示す信号レベル監視回
路のタイミングチャートを示している。
路のタイミングチャートを示している。
【0014】入力信号INがノンアクティブ状態
(“L”)の時は、第1の分周回路1の各FF1の出力
であるEP1,EP2はトグル動作せず、3段目FF1
の出力ESはノンアクティブ状態を保つ。一方、第2の
分周回路2の各FF1の出力EN1,EN2はトグル動
作し、3段目FF1の出力ERはアクティブ状態とな
り、FF2をリセットしてQ0が“L”となっている。
(“L”)の時は、第1の分周回路1の各FF1の出力
であるEP1,EP2はトグル動作せず、3段目FF1
の出力ESはノンアクティブ状態を保つ。一方、第2の
分周回路2の各FF1の出力EN1,EN2はトグル動
作し、3段目FF1の出力ERはアクティブ状態とな
り、FF2をリセットしてQ0が“L”となっている。
【0015】において、INが“H”、すなわちアク
ティブになると、今度は、EP1,EP2がトグル動作
を始め、の時点でESがアクティブとなって、Q0が
“H”になる。この時は、第2の分周回路2の各FF1
はリセットされるために、ERは“H”のノンアクティ
ブ状態である。の時点まで、EP1,EP2はトグル
動作を続け、ESはアクティブ状態を保持する。
ティブになると、今度は、EP1,EP2がトグル動作
を始め、の時点でESがアクティブとなって、Q0が
“H”になる。この時は、第2の分周回路2の各FF1
はリセットされるために、ERは“H”のノンアクティ
ブ状態である。の時点まで、EP1,EP2はトグル
動作を続け、ESはアクティブ状態を保持する。
【0016】一方、からの間に、入力信号INがa
〜cに示すように3回“L”へ変化するが、各“L”の
間において第2の分周回路2のER出力をアクティブと
するのに必要な時間だけ第2の分周回路2の各FF1出
力のトグル動作がない。すなわち、本実施例では、FF
1を3段にしているために、クロックパルスCKが4発
出ることによってERがアクティブとなるが、a〜cの
期間では、CKが最大3発であるためにERをアクティ
ブとすることができない。したがって、になると、第
2の分周回路2の各FF1が直ちにリセットされるため
に、からの間の入力信号の変化はQ0に表れないこ
とになる。
〜cに示すように3回“L”へ変化するが、各“L”の
間において第2の分周回路2のER出力をアクティブと
するのに必要な時間だけ第2の分周回路2の各FF1出
力のトグル動作がない。すなわち、本実施例では、FF
1を3段にしているために、クロックパルスCKが4発
出ることによってERがアクティブとなるが、a〜cの
期間では、CKが最大3発であるためにERをアクティ
ブとすることができない。したがって、になると、第
2の分周回路2の各FF1が直ちにリセットされるため
に、からの間の入力信号の変化はQ0に表れないこ
とになる。
【0017】図4は、入力信号INが“H”から“L”
に変化した場合のタイミングチャートを示しているが、
図3と比較して、入力信号INのレベルおよび出力Q0
のレベルが図3と逆になるだけで基本的な動作は同じで
ある。
に変化した場合のタイミングチャートを示しているが、
図3と比較して、入力信号INのレベルおよび出力Q0
のレベルが図3と逆になるだけで基本的な動作は同じで
ある。
【0018】なお、実施例においては、第1の分周回路
1および第2の分周回路2のそれぞれのフリップフロッ
プを3段としているが、この段数は任意であってよい。
段数を多くすれば排除できる信号の長さを長くすること
ができるとともに、クロック周波数も上げれば排除する
信号の長さの設定精度を上げることができる。
1および第2の分周回路2のそれぞれのフリップフロッ
プを3段としているが、この段数は任意であってよい。
段数を多くすれば排除できる信号の長さを長くすること
ができるとともに、クロック周波数も上げれば排除する
信号の長さの設定精度を上げることができる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、分周回路を2つ設け
て、それぞれにおいて入力信号のアクティブレベルとノ
ンアクティブレベルを監視するようにしているために、
ノイズ等の誤った信号をサンプリングして誤判定するこ
とがなく、信頼度の高い入力信号のレベル監視を行うこ
とができる。
て、それぞれにおいて入力信号のアクティブレベルとノ
ンアクティブレベルを監視するようにしているために、
ノイズ等の誤った信号をサンプリングして誤判定するこ
とがなく、信頼度の高い入力信号のレベル監視を行うこ
とができる。
【図1】本考案に係る信号レベル監視回路の構成図を示
す。
す。
【図2】本考案の実施例の回路図を示す。
【図3】上記信号レベル監視回路のタイミングチャート
を示す。
を示す。
【図4】上記信号レベル監視回路のタイミングチャート
を示す。
を示す。
【図5】従来の信号レベル監視回路のタイミングチャー
トを示す。
トを示す。
1−第1の分周回路 2−第2の分周回路 3−フリップフロップ CK−入力クロックパルス IN−入力信号
Claims (2)
- 【請求項1】入力信号がノンアクティブの時リセット端
子に入力されることによってリセットされ、入力信号が
アクティブの時入力クロックパルスを分周する第1の分
周回路と、 入力信号がアクティブの時リセット端子に入力されるこ
とによってリセットされ、入力信号がノンアクティブの
時入力クロックパルスを分周する第2の分周回路と、 前記第1の分周回路のアクティブ出力でセットして入力
信号のアクティブ検出レベルを出力し、前記第2の分周
回路のアクティブ出力でリセットして入力信号のノンア
クティブ検出レベルを出力する回路と、を備えてなる信
号レベル監視回路。 - 【請求項2】前記第1の分周回路をおよび第2の分周回
路の分周比が同一であることを特徴とする、請求項1記
載の信号レベル監視回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993057520U JP2606458Y2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 信号レベル監視回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993057520U JP2606458Y2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 信号レベル監視回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729931U JPH0729931U (ja) | 1995-06-02 |
JP2606458Y2 true JP2606458Y2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13058017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993057520U Expired - Lifetime JP2606458Y2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 信号レベル監視回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606458Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP1993057520U patent/JP2606458Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0729931U (ja) | 1995-06-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901 Year of fee payment: 9 |